地下鉄駅務業務に係る受託事業者の決定について

平成27年3月31日
地下鉄駅務業務に係る受託事業者の決定について
地下鉄東山線、名港線及び桜通線の一部駅における駅務業務の委託ついて、
受託事業者を決定いたしましたのでお知らせいたします。
1.契約の相手方
(1)東山線
縁エキスパート株式会社
(2)名港線・桜通線
日本通運株式会社 名古屋支店
2.選定した理由
委託する主な業務は、列車の運転に直接関わる業務を除く駅務業務で、
本契約における事業者選定においては、安全輸送に携わる業務であること、
現金(公金)を取り扱う業務であることから、各事業者の法令順守、適正
な業務遂行体制など、価格以外の事業者の能力を評価する必要があるため、
公募型プロポーザルを実施しました。
事業者から提出された企画提案書等を、学識経験者から選任する「地下
鉄駅務業務委託事業者評価委員」が評価し、交通局がその評価を基に決定
しました。
その結果は以下のとおりであり、1位の者と契約を締結します。
各提案者の順位と点数
(1)東山線
1位
縁エキスパート株式会社
2位
株式会社セノン
(2)名港線・桜通線
1位
日本通運株式会社
78.51点
77.67点
81.17点
3.委託対象駅(12駅)
(1)東山線<5駅>
八田駅、中村公園駅、中村日赤駅、本陣駅、亀島駅
(2)名港線・桜通線<7駅>
日比野駅、六番町駅、港区役所駅、築地口駅、鳴子北駅、相生山駅、神沢駅
4.契約期間
(1)東山線
平成28年4月1日から平成33年3月31日まで(5年間)
(2)名港線・桜通線
平成28年4月1日から平成38年3月31日まで(10年間)
ただし、各年度の委託契約にかかる予算が、名古屋市議会の議決を経るこ
とを条件とします。
《参考》
1 駅務業務の委託
委託駅は、乗客数の多い駅、列車の運転に関する業務を行う終端駅・ポイ
ント(転てつ器)設置駅は対象とせず、それ以外の駅を対象として決定して
います。
交通局では、平成21年度から平成28年度を計画期間とする「市営交通
事業経営健全化計画」において、人件費の抜本的な効率化施策の一つとして
「地下鉄駅務業務の委託」を導入し、計画期間中に駅務業務の20%を目途
に実施することとしており、平成23年3月から駅務業務の約10%に相当
する名港線4駅、桜通線3駅において地下鉄駅務業務委託を開始しました。
今回経営健全化計画の達成に向けて、平成28年4月から残りの10%程度
を委託するものです。
2 地下鉄駅務業務委託事業者評価委員(五十音順 敬称略)
名古屋大学大学院 環境学研究科 准教授
加藤 博和
税理士
冨田 久仁子
弁護士
林
肇