Be Ambitious!!

Be
Ambitious!!
3年次 進路指導部
平成26年5月12日 発行
NO.4
全統マーク模試終了!!(5月10・11日)
1.マークミスはしてはいけない!!
○クラス、名前、受験科目のマーク、数学のマークのやり方などを間違えている人がいました。
マークミスをしてしまうと、せっかく解答したものがすべてダメになってしまいます。自己採点
も含めて、まずは正しく受験することを強く意識して下さい。
2.模擬試験を徹底的に復習して、同様の問題が出たら、必ずできるようにしておくこ
と!!
○成績が伸びない人の一つ傾向として、あらゆる参考書や問題集に手をだしているが、力が身についてい
ないということがあります。また、参考書を持つことは決して悪いことではありません。むしろ意欲
的な行為といってもいいですが、基礎ができていないのに難易度の高い参考書を勉強している人
がいます。いついかなる時も基礎・基本を大切にして下さい。
○模擬試験は各社が近年の出題傾向を踏まえ、知恵を絞って出題しているものです。また、君たち
はお金を支払って受験しているものです。その模擬試験を有効活用しない手はありません。
○解き直しをすること。しかも一度きりにするのではなく、時間が経過して再び解き直しをすると、またでき
なくなっていることがあります。これを繰り返すのです。
○解説をじっくり読むこと。間違った問題は勿論のこと、正解した問題の解説もしっかりと読みこなし
をし、その問題が何を意図していたのかということをしっかりと把握すること。
○先生方のところに行こう!!
問題や解説について分からないところ、疑問があるところ(まずは自分がしっかり読んだ上で)
はそのままにしないで、教科担任の先生方のところに行こう!! 授業でも勿論ですが、「わから
ないことをわからないままにしておく」のが最悪なことです。難しいことではありません。簡単なこと
です。どんどん職員室に来て下さい。また、問題や解説の質問だけでなく、「伸びない」「もっと伸ばし
たい」と感じているのなら、アドバイスをもらったらどうでしょう。あなたにとってそれが大きな後押しにな
ることでしょう。
○模擬試験の徹底的な復習ができれば、受験で大崩れすることはないはずです。受験勉強の大切な方法の
1つとして、模擬試験の復習ということを強く意識して下さい。
3.やっぱりすべては授業から!!
○君たちも、もう十分認識してくれていると思いますが、模擬試験を受験して痛感して欲しいこと
は、「すべては授業から」ということです。当然、授業に真摯に臨めない状況で問題を解けるはず
はなく、いかに授業に集中し、聞き漏らさないかということです。物事の筋道、順序を間違えず
学習に取り組んで下さい。
4.問題講評・・・各科目で、今回の模擬試験問題の講評をして頂きました。よく読んで、
復習・これからの勉強に役立てて下さい。
○国語(森先生)
第1問「評論文」は標準的な問題。構成に気を配り・論点を探りながら読み進める。読解力を
高めるには、日頃から語彙力の鍛錬をすること。評論文によく出るいわゆる評論語の知識や漢字
の練習が必要。現代文は当然、現代を語っているのだが、物事には縦横(時空)のつながりが必
ずある。中世(前近代)→近代→現代(脱近代)の変遷は現代を考えるのには重要な観点と認識
しておこう。
問2~問5は傍線部に関わる読解問題。選択肢に惑わされない読解力と消去法で解答を導く。問
6の論理展開問題は頻出。意味段落を作りながら整理して読む訓練と、文章要約の訓練で対策でき
る。
第2問「小説」も標準的な問題であった。登場人物の関係や場面設定、エピソードも捉えやす
い小説である。ただし、主人公静吾の視点から描かれているため、個々の人物像や心情に関わる設
-1-
問(問2~問5)には、本文の叙述を丁寧に読み込むことと、読み手の主観的な“思い込み読み”
をしないことが肝要。問6の表現に関する問題は消去法で。
第3問「古文」は読みやすい平易な古文であった。センター古文は、平安時代が極端に少なく、
多くは聞いたこともないようなマイナー出典から出題される傾向が強い(が、今年度のセンター本
試験は久々に『源氏物語』が出題されたが)。だからこそ確固たる読み方・解き方を身につけるこ
とが肝要。重要単語と古文常識は覚えておくこと。古文の解く順番は、問1・問3・問4・問5・
問6・問2が定番。問2の文法問題は、基本的な文法をしっかり身につけていれば確実に得点でき
る。特に識別、助動詞、敬語は要訓練。問2はもちろんできましたね。
第4問「漢文」は基本的な知識で読める平易な文であった。設問も定番であった。漢文は、“漢
字”“句形”“用字”“返り点”など知識で解くことのできる問題が現代文や古文より多いので、し
っかりと基本事項の体得を!説明問題は、知識だけではもちろん選択肢から解答を見つけるのは難
しい。文脈判断・読解型の問題なので、傍線部の近くにあるヒントを見つける。そして、説明問題
はすべて選択肢と本文との内容合致問題であるので、消去法が正解を見極める決め手となる。
センター試験は、設問の傾向がほぼ決まっているので、多くの問題に慣れていくことが得点力
をつけるコツとなる。また、選択問題なので、消去法の訓練も重要。そして、問題文の字数も多い
ので、時間配分(漢文 15 分→古文 20 分→小説 20 分→評論 25 分)に注意し、慣れること。センタ
ー試験まであと250日。それまでより多くの問題に当たって、力をつけていって欲しい。
○日本史 B(淺井先生)
今回の模試は全部で5問、原始古代を中心に鎌倉・室町の中世史まで出題されています。難易
度は教科書レベルの基本・標準問題がほとんどでした。出題形式は、正誤問題 25 題、用語穴埋め 8
題、年代順を問うもの 3 題、そのうち史料に関わるもの 2 題、地図・写真に関わるものは 3 題であ
った。やはり正誤を問うものが中心で、こうした問題は用語の丸暗記だけでは対応しきれない場
合があります。歴史の流れを理解することは勿論、工夫も必要です。例えば鎌倉時代主要な執権
は順番や事蹟を正確に抑えてあるかなどです。授業で繰り返し整理されたはずです。今回はそれ
ができていれば、第 5 問の問 4 などは即答です。とにかくすきま時間を利用して教科書や確認テ
スト・ゼミナールを繰り返し学習して、基本をしっかりおさえることを心がけて下さい。時間は
作り出すものです。
○世界史 B(吉田彰先生)
今回の出題は、昨年の夏休み以前に学習したところからがほとんどでした。忘れているのは仕
方がありません。でも、教科書やノートのどこを見ればいいのかは、大丈夫ですよね。模擬試験
の復習をしっかりしておいてください。6月の進研マーク模試も、同じような範囲から出題され
るはずです。古代については各国史ノートで復習しておくこと。
○地理 B(八鍬先生)
1 世界の気候に関する問題。問1:大陸別の気候区面積の割合。非常に重要事項で、統計資料
p 21 ④を参照。問3:各都市は各気候区に属する代表的な都市であり、憶えることを薦める。問
6:成帯土壌の分布を憶えること。
2 世界の自然地形に関する問題。基本的な問題だが、表現により理解しづらい問題もあるので、
不正解の場合はよく解説を読むこと。
3 世界の農業に関する問題。問2:農産物の原産地については、できる限り憶えるようにしよ
う。特に三大穀物やプランテーション農業作物(主産地と原産地が異なるもの)などは重要。問4
:オーストラリアのスノーウィーマウンテンズ計画のこと。問6:「緑の革命」は東南アジア。
4 村落と都市に関する問題。問1・2・3は基本的な問題。ハンブルクはエルベ川エスチュア
リーのドイツ最大の貿易港である。イスラム教都市は「迷路型都市」が多い。問4は国内における
都市の大きさが分からない限り難問である。問6:良問。この手の問題はセンター試験では本当に
よく出題される。広域中心都市・大都市圏郊外都市・地方都市などとの比較が一般的である。
5 モンスーンアジアの地誌に関する問題。問1:まず「赤道」を図中に引けば、「C」が南半
球で Aw だと分かるはず。問2は難問。不正解での気にせず、解説を読め。問 3 には引っかかるな
よ。スリランカの多数派は、上座部仏教を信仰するシンハリ族だ。問6:インドの輸出品にはダ
イヤモンドが特徴だ。後は消去法でパキスタンは分かるはず。
6 南米に関する問題。自然、民族構成、エネルギー・鉱産資源、農業に関する基本的な問題。
問6は内訳が分からなくとも、輸出額でも判断がつくはず。
※不正解の所は、徹底して復習せよ!分からないところは、聞きにおい
で!!
○倫理政経(小豆澤先生)
倫理は読解力が必要。国語に一生懸命取り組むことが、実は倫理の点数アップに繋がる。あと
は、思想家のキーワードをよく拾っておくこと。全範囲終了しているので、復習が重要です。政
治経済はまだ授業が始まったばかりだから、授業で出てきたものは正解できるようにしよう。例
えば今回の問題でいえば、マーク番号 21・22のような、既習問題は落としてはならない。
政経は模試を授業が追いかけることになるので、まずはしっかり授業に取り組むこと。
-2-
○数学(成田先生)
数学の受験心得です。今後の模試は、センター試験を受験するつもりで受験すること。
①数ⅠA・数ⅡBの問題は、問題冊子の中頃から始まります。慌てて最初の数Ⅰ・数Ⅱから解か
ない。
②選択問題については、数ⅠAは(確率・整数・図形)より2題を、数ⅡBは(数列・ベクトル
・統計)より2題を選択します。特に、数ⅠAで3題を解答すると採点不能となるので要注意。
③数学の試験は、各60分です。時間配分を考えて解くことも、模試でイメージする。
④マークシートは鉛筆使用(解答の際はシャープペンシル可)となるので、マークの時間も考慮
する。
⑤確率・図形・数列・ベクトルなど、「・・・を求めよう」のように解法を指示しながら正解を導
く問題が多く出題されます。問題の指示に従って考えることで正解できます。問題文をよく読
んで、内容を理解するこ
とが大切。
⑥新課程では、数Ⅰのデータ処理(必須)、数Aの整数(選択)が新出されます。今回できなかっ
た人は、過去問での出題がないので学習が不足気味になります。よく復習しておくこと。
以上、今回正解できなかった問題は必ず解き直ししておく。過去の模試問題にも取り組みまし
ょう。
○物理・物理基礎(瀧澤先生)
2年次に実施された模試の問題に比べて難易度が上がり、得点率を下げた者が多かったのでは
ないかと思う。しかし、授業でも扱うような「平易な問題」がほとんどであり、この程度の問題
を、速く正確に解かなければ入試では勝負にならない。まずは、できた問題も含めて解説を読み、
解き直しをしっかりやってほしい。
○化学・化学基礎(三栖先生)
【化学基礎】この問題を30分で解くとすれば「確かな知識」と「素早い・かしこい計算」が求め
られますね。ほとんどが2年次で学習済みのものばかりです。まずは教科書を隅から
隅まで「しつこく・くりかえし」読み込んで知識を確実にする。それを「ベストフィ
ット」「リード Light ノート」で確認していくことです。特に、教科書の図の意味を
イメージできるか?ということが大切です。「化学は暗記」といわれていますが、そ
れは追い込みの時期にあてはまるのであって、今は「暗記」より「理解」の時期です。
文系の人は、化学の授業が週1回しかありません。教科書を終えていないので、まず
は授業でそこは解決しましょう。化学に触れる時間も少ないですので、演習量がかな
り少ないことが予想されます。出題範囲がせまくなったとはいえ、この点は、先輩方
とは大きく違う点です。だから、授業だけでなく、自分から理科の勉強に関わること
です。決して「あとまわし」にせず、こつこつとこなしてください。そして、職員室
にどんどん足を運びましょう。そうすることが、化学とは関係のないように思われる
英数国の伸びにもつながります。それはあとになってわかります。
第1問
問1&問2 いずれも教科書に載っていることです。すみずみまでチェックしましょう。
問3
これはちょっと難しい。組成式の意味がわかれば(化学研究で勉強した人はわかる。
原子数の比=モル比)問題なしのはず。
問4
電子式が正確に書けるかどうかできまります。電子配置と電子式の関係をチェック。
問5&問6 イオン結合と金属結合 そして、その結晶の違いを区別できるかどうか。教科書で確
認です。
第2問
問1 同位体の存在比の計算。授業で扱っているはずです。
問2 濃度の問題。
「薄める前の溶けている量(mol) = 薄めた後の溶けている量(mol)」がポイント。
薄めたときに何 mol あるかを求めるといいでしょう。そして、「モル濃度(mol/L)×体積(L)
= 溶けている量(mol) 」でしたね。
問3 化学反応式をつかった計算では「係数の比=モル比」に注目しましょう。
問4 酸・塩基の知識問題。①電離度を知っているか ②中和のときの計算式を知っているか ③
溶液中の H+と OH -の関係について ④薄めたときの pH はだんだん 7 に近づくこと ⑤「弱
酸の塩+強酸」の反応を知っているか。⑤以外は教科書で対応できます。
+
-
問5 中和の反応式と計算の問題。基本は(酸からの H のモル)=(塩基からの OH のモル)で
す。そこに価数が加わります。だから、個々の酸や塩基の化学式と価数の関係を確認です。
問6 酸化還元の定義の問題。学習したばかりで、これはできてほしい。
問7 酸化剤・還元剤の問題。1・2組で化学基礎のみの人は、まだ学習していないのでできなく
ても仕方がありません。
-3-
【化学】 今の段階で解けるとすれば、第1問 → 問1と問2
第3問 → 問1と問2 くらいです。
ここはしっかり復習してください。どんどん勉強していった人はある程度は解けたでしょうが、あ
とは(第1問の問3~問5・第2問全部・第3問の問3~問4・第4問全部)どう考えても無理で
しょう。授業でやっていないのですから。まあ、解説を読んでおいて「ふ~ん、こんなことを勉強
するんだ」と知っておいてくれればいいと思います。模試や教科書に対応する順序で授業を進めて
いる訳ではないので仕方がありません。ここは割り切ってください。3年で学習した部分が模試に
「少し」追いつくのは秋の全統記述模試やベネッセ・駿台記述模試くらいからでしょうか。それまで
は判定結果はおそらく「化学のせい」で、いいものは全く出ません。生徒の皆さん・担任の先生・
進路指導部の先生・おとうさん・おかあさん、ごめんなさい。あらかじめ謝っておきます。でも、
最後にはちゃんと、そして確実に追いつきます。入試までには間に合いますのでご心配なく。これ
からの勉強ですが、まずは「基礎・基本は授業と教科書にあり」です。使用している「化学基礎」
「化
学」の教科書は、発展的な部分の記述はないけれど、基礎・基本はバッチリです。やさしい記述だ
からといってバカにせずに隅から隅までていねいに、そして繰り返し読み尽くしてください。手を
動かして理解に努めてしてください。手を動かさずに目で追うのだけはやめてください。そして、
基本問題(
「ベストフィット」
「セミナー化学基礎+化学 基本問題編」
「リード Light ノート」授業
のプリントなど)でしっかり定着させてください。10月いっぱいまでは基礎固めですよ。そして、
必ず記述にこだわった勉強をしてください。それが、センター試験へ向けての力になるからです。
マーク向けの勉強なんて必要ありません!ついでに今回の「化学基礎」の問題にも触れておくこと
です。そして、次が大切。掲げた目標はぜったいに下げるなよ!一度下げたら、もう下げ続けるし
かないのです。それであなたはいいのですか?
第1問
問1 水素結合は「化学基礎」の教科書にもあります。すみずみまで読みましょう。遷移元素も当
然教科書にあります。
問2 結晶の性質の違いをきちんと区別できるかどうかです。これも「化学基礎」の教科書にあり
ます。
第3問
問1 ダニエル電池はやさしいはず。電池の基本を復習しよう。イオン化傾向の大きい金属のほうが
負極でしたね。負極では酸化反応がおこりましたね。酸化反応の定義とは… つまり、酸化還
元とイオン化傾向もがっつり復習だ。
問2 電気分解の基本問題。電気分解では①陽極・陰極での反応と反応式が書けるか ②電子が何
mol 流れるか の2点が大きなポイント。かなり前に相当学習したはずですが、もうすっかり
忘れているかも?
○生物・生物基礎(榊原先生)
【生物基礎】第1問〜第3問、どれも知識としては授業で勉強した内容です。まったく恐れること
は有りませんね。とにかく、まずは教科書を完璧に読み込むことと、平行して『リー
ドα』で演習をしよう。なお、第2問の問5のような「考察問題」攻略のための第1
歩も、しっかりとした教科書の内容理解にあることを忘れないように。
【生 物】どの問題もよく練られた良問と言えますが、きっと皆にはかなり難しく感じたに違い
ありません。センター試験での『生物』がどのくらいのレベルで出されるのか私にも
つかめませんが、まずは知識を固める努力が何より必要です。ボリュームが有るので、
前期からコツコツ取り組むことが必要です。さて、第1問の「細胞骨格と細胞間結合」
は新設のテーマなので重要ポイントです。B の考察問題は、時間をかけて絶対やって
みよう。第2問「呼吸」の内容は、典型的な問題なので問題演習でつかもう。第3問
は、まだできなくて OK。第4問、第5問の B は難しいと思うが、十分な時間をかけ
てしっかり復習してみよう。
○英語(片岡先生)
第1問は標準的な問題。日頃から単語を覚える際や発音があやふやなときには必ず辞書で確認
しておくこと。第2問はネクステや Power Frame の問題を何度も解きなおして完全に自分のもの
にしておく必要あり。第3問 B は今までの練習には出てこなかった種類の問題であるが、すばや
く文の流れや要旨をとらえることで解答できる。第4問からは解答するために本文を何度も読ん
でいる余裕はないのであらかじめ設問に目を通しておき、解答の根拠となる文や図表の数字など
を素早く見つけ出せるように工夫することが大切である。
頑張れ北広生!!
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