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日本口腔インプラント学会
ジーシー研究員 ポスター発表
2013.9.13-15 @福岡国際会議場・福岡サンパレスホテル&ホール
いつもお世話になっております。
株式会社ジーシーです。
大好評を頂き,本誌『someTIMES』もシ
リーズ化され,弊社からの情報発信
ツールの一つとなっております。
今後も皆様からのご意見・ご要望にお
応えできる内容で発行していきたいと
考えております。
さて,シリーズ第4弾は,『日本口腔イン
プラント学会』にて,弊社研究員が日頃
の研究成果をまとめ上げ,ポスター発
表をさせて頂いた内容に焦点を当てた
いと思います。
本題に入る前に,今年の日本口腔イン
プラント学会について簡単にご報告さ
せて頂きます。
今回で43回目となる学術大会は,4,000
名を超える参加登録者があり,「より適
切で確実なインプラント治療へ」をメイ
ンテーマに掲げ,盛況の中,多彩な発
表がおこなわれました。
最終日は台風が接近し,空の便に大幅
な遅れが生じたのが印象に残っており
ます。
ジーシー研究員の発表内容は裏面に
ポスター発表
『高透光性ジルコニアにおけるチタン製アバットメント上での色調について』
EI
ST
弊社から発売されている高
透光性ジルコニア “Aadva
ZirconiaディスクEI”は,
従来型のSTにくらべ,透
過率が約5%向上している。
補綴物に強度を求めジルコニアを選択した
場合,従来タイプよりも審美性の向上が期
待できる。
“Aadva ZirconiaディスクEI”は明度が低く
なっており,チタンアバットメント上におい
ても色調再現性が高くなっております。
『骨髄間葉系幹細胞(MSC)を用いた骨増生治療法の検討』
難易度の高い水平性骨欠損の骨増生を目指し,
MSCを用いた細胞治療の検討を行った。新たに
考案した移植方法により,ラット頭蓋骨増生実
験で成績の安定化と5.5mmの骨増生に成功し
た。移植体は新生骨に置き換わり,骨髄形成も
見られた。今後は大型動物実験を経て実用化に
向けて検討を重ねる。将来的には患者への侵襲
の大きい自家骨移植の代替法としたい。
ジーシーではこのような研究もおこない,口
腔外科分野での新しい治療法の確立を目指し
ております。
『仮着材の物性評価』
弊社から発売されている仮着材,”フジTEMP”
は他の仮着材既存製品と比較し薄い被膜厚さを
示すため,適合の良い補綴装置に用いても浮き
上がりが起こりにくい。また、練和物がタレに
くく,余剰セメントの縁下への迷入も起こりに
くい。さらに中長期仮着用の既存製品と同等の
維持力を示すため、長期間におよぶ仮着にも耐
えうる耐久性が期待できる。
“フジTEMP”は薄い被膜厚さ,タレ難い,中
長期間の仮着に適した維持力を示す,といっ
たインプラント上部構造のセメント固定に適
した特性を有しております。
被膜厚さ (μ m)
0
10
20
30
40
90
120
フジTEMP
フリージノールテンポラリーパック
インプラント上部構造固定用仮着材
短期間仮着用カルボキシレートセメント
中長期間仮着用カルボキシレートセメント
タレ(mm)
0
フジTEMP
フリージノールテンポラリーパック
インプラント上部構造固定用仮着材
短期間仮着用カルボキシレートセメント
中長期間仮着用カルボキシレートセメント
30
60