理工学 No.179

No.179
慶應義塾大学
松下記念理工学図書館
Jun.2014
理工学
メディアセンター
ニュース
Information and Media Center
for Science and Technology
Newsletter
特集 理工学部創立75年
6月14日(土)、理工学部創立75年記念式典が日吉キャンパスにて挙行されます。
これを祝して、さまざまなイベントが日吉・矢上の両キャンパスで開催されます。
今月号は75年を祝した特別紙面をお届けします。
写真で辿る理工学部の歴史
メディアセンターでは、記念展示第2期として「写真で辿る理工学部の歴史」を行いま
す。藤原工業大学創立の経緯や、その後の理工学部の歴史を写真で振り返るとともに、
75年記念史編纂のために卒業生の方々から寄せられた、当時の入学許可通知、時間
割、慶大工学部新聞等の貴重な資料を展示します。是非、お立ち寄りください。
今月の1枚:
慶應義塾大学理工学部75年史
【期間】 2014年5月26日(月) - 6月30日(月)
【場所】 理工学メディアセンター創想館1階
写真は5月に刊行された『慶應義塾
大学理工学部75年史』です。理工学
部の前身である藤原工業大学は、義
塾に寄附され、間もなく戦争で校舎を
ほぼ失いました。その後の苦難の足跡を
辿り、現在まで発展してきた過程を知
ることは、未来への道標となるでしょう。
殊に、藤原工大の教育理念である
1.基礎に重点をおいた工学教育
2.人間性の確立を目指す教養教育
3.国際交流などに役立つ語学教育
は、優れた人材を輩出してきた理工学
部にとって、今でも変わらぬ礎となってい
ます。 メディアセンターは編纂事務局
を担当し、3年の歳月をかけて完成しま
した。塾生や若手の教職員はぜひご覧
いただき、創立100年に向けて発展へ
の道を切り開いてほし いと思い ます。
刊行後はメディアセンターに展示されま
すので、ぜひ手に取ってお読みください。
Contents
1
写真で辿る理工学部の歴史
P.
創立75年記念講演会
P.
教員著作をご寄贈ください
P.
慶應義塾関連図書
P.
S&P Capital IQ 新規導入
P.
2
文献管理ツールセミナー開催中
P.
2
1
2
2
創立75年記念講演会
「理工学部75年を振り返る-記念史の編纂から-」
理工学部創立75年記念事業のひとつとして、『慶應義塾大学理工学部75
年史』が刊行されました。その内容は、第二次世界大戦による戦災から始ま
り、戦後の新制大学発足時の小金井キャンパスへの移転、矢上キャンパス開
設に伴う日吉への復帰、そして工学部から理工学部への変貌、さらには学部・
大学院の大改革と、いわば激動の75年間を俯瞰しています。この歴史には、
教職員の労苦や在学生の辛苦だけでなく、卒業生や産業界からの支援などが
畳み込まれ、また同時に、その時々の社会からの影響も歴史の中に刻み込ま
れてきました。まさに、理工学部の歴史を知ることは、第二次世界大戦の戦後
の社会情勢、そして現代社会を知ることといえます。
現在の教職員や学生が、理工学部創立100年に向けた新たな歴史づくりに参画し、卒業生がそ
れを見守ってくださるなか、「道標」の役目を少しでも担うべく、3年間を費やして記念史の編纂作業が
進められました。編集後記に記されているように、理工学部75年の命運のすべてが、小泉信三塾長
(当時)の「藤原工大を義塾に寄附する意思が藤原氏にあれば、今がもっとも適当な時期である」、谷
村豊太郎初代学部長の「すぐに役立つ教育はすぐに役に立たなくなる(基礎に重点をおいた工学教
育)」、丹羽重光第3代学部長の「学会に重きをなす」と「小金井の地に留まるならば、工学部は潰し
てもよい」という言葉によって決したといえます。
「歴史を語らずして将来を語ることはできず」、あるいは「歴史を知らずして新たな歴史を作ることはで
きず」といわれています。理工学部創立100年に向けた新たなメッセージを我々自らが発するために
も、これら先人の言葉の重みを我々の心に深く刻み込むことが不可欠です。
メディアセンターでは、理工学部同窓会とともに、編纂委員長である相吉教授の思いを語っていただ
く講演会を以下のとおり共催することになりました。講演会はどなたでもご参加いただけますので、みな
さまお誘いあわせの上、ご来場ください。多くの方のご参加をお待ちしています。
【講演者】 相吉 英太郎(物理情報工学科教授)
【日 時】 2014年6月14日(土) 14:00ー15:00
【会 場】 マルチメディアルーム(矢上キャンパス創想館地下2階)
【主 催】 理工学部創立75年記念事業委員会
【共 催】 理工学部同窓会・理工学メディアセンター
※事前のお申し込みは不要です。直接会場までお越しください。
Page. 1
コレクション
S-Circle企画準備中!
コレクション
慶應義塾関連図書
教員著作をご寄贈ください
今 年 度 もS-Circleで は 様 々 な
企画を準備中です。
毎年好評を博しているサイエンス
カフェはもちろんのこと、ものづくり
ワークショップやビブリオバトルといっ
たイベントも計画しています。皆様
のご参加を心よりお待ちしていま
す。
その他にも、理工学部75年を記
念した企画やウェブサイトを活用し
たコラム等、スタッフのアイデアを結
集させて取り組んでいます。
詳細はウェブサイト、ポスター、tw
itterでお知らせします。ご期待くだ
さい。
S
理工学部創立75年を機会に、本館1階慶應
義塾関連図書内に「教員著作コレクション」を創
設します。コレクションは、ご寄贈いただいた図書を
元に構築しますので、ご自身の著作、あるいは過
去に所属されていた教員の著作をお持ちの方は、
ぜひご寄贈いただきますようお願いいたします。
【対象著作】
・理工学部(矢上・日吉)に所属歴のある教員
(原則として、専任の教授、准教授、講師)による
図書。
・教員が主たる著作者となる共著、および翻訳書
も含む。
・事(辞)典、電子書籍は対象としない。
本館1階リザーブ図書コーナーの裏側に、慶應
義塾関係図書のコーナーがあるのをご存知です
か?
慶應義塾や理工学部に関連した資料のほか、
福澤諭吉の『学問のすゝめ』や『福翁自伝』なども
置いています。創立75年を記念して、今後、ここ
に理工学部教員の著作も集めることにしています。
慶應のことをもっと知りたいなと思ったら、立ち寄っ
てみてください。
メールマガジンの登録受付中!
【寄贈受付・お問合せ】
テクニカルサービス担当 内線:40314
新サービス、データベースや電子
ジャーナル、各種セミナーやイベント
などのお知らせをお届けします。
こ ち ら のQRコ ー ド
か、理 工 学 メ デ ィ
アセンターWEBサ
イトの申込フォーム
よりお申し込み下
さい。
(対象:慶應義塾大学在籍者)
セミナー
S&P Capital IQ 新規導入
文献管理ツールセミナー開催中
Standard & Poor's 社が提供する金融情報
データベース Capital IQ を新規契約しました。上
場・未上場企業・PEファンド等約350万社の財務
データ、株式・債券市場日次データ、M&Aなどの
取引情報等のデータのほか、業績予想や比較の
ための各種マクロデータもダウンロードができます。
理工学メディアセンター機関リポジトリ
ΣStarでは理工学部の研究・教
育成果のうち、電子化され、著作
者の許諾が得られたものを公開し
ています。学位論文・プレプリント・
リサーチレポート・その他教材など、
登録のご相談は理工学メディアセ
ンターまでお寄せください。(理工
学メディアセンターWebサイトのバ
ナーからΣStarに移動できます)
利用を希望される矢上キャンパス所属の方は、
以下のメールを
へお送りください。
件名:Capital IQ利用申請
本文:1.所属 2.身分(学年) 3.氏名 4.電話
番号 5.keioドメインのメールアドレス
※ご記入いただいたkeioドメインのメールアドレスに
返信します。
開館時間
平日
データベース
… 8:45 - 21:30
土曜日 … 8:45 - 20:00
※地階自習室は閉館後-24:00まで
日曜・祝日 … 休館
【対 象 ツ ー ル】 ①Mendeley ②RefWorks
③EndNoteX7(Desktop版)からひとつを選択
【内容】 ツールの概要、 データベースやPDFから
の文献のデータの取り込み、PDF管理、Wordで
の引用・参考文献の挿入(1ツール 60分)
使ってみたいツールを1つ決めて、3名以上でお申
込みください。どのツールが自分に合うか分からない
方は、お気軽にご相談ください。
【お申込み・お問合せ】 レファレンスカウンター
電話:045-566-1477 内線:40307
WEB: http://www.scitech.lib.keio.ac.jp/
search/seminar.html
Calendar & Event
< Jun.2014 >
※日曜日は地階自習室のみ
Mon
13:00 - 20:00開室(要事前申請)
26
発行
はじめて文献管理ツールを使う人向けに、基本
的な使い方を実習形式で案内するセミナーを
6/20(金)までの期間限定で開催します。
Tue
27
Wed
28
Thu
29
Fri
30
Sat
2
3
4
5
6
7
8
電子版は、ΣStarからご利用ください。
休館
自習室のみ利用可
13:00-20:00
9
10
11
12
13
14
15
理工学部創立
75年記念式典
TEL: 045-566-1477
FAX: 045-560-1360
E-mail:
Web:http://www.scitech.lib.keio.ac.jp/
Twitter:https://twitter.com/scitechmckeio
休館
自習室のみ利用可
13:00-20:00
慶應義塾大学理工学メディアセンター
〒223-8522 横浜市港北区日吉3-14-1
Sun
1
31
16
17
18
19
20
21
24
25
26
27
22
休館
自習室のみ利用可
13:00-20:00
文献管理ツールセミナー
最終日
23/30
休館
自習室のみ利用可
13:00-20:00
28
29
休館
自習室のみ利用可
13:00-20:00
Page. 2