技 術 資 料

テ ッ ク ワ ン ピースリー
技 術 資 料
目 次
Step-1
概 要
【金物工法】とは
『柱勝』と『梁勝』
主な接合方法
テックワンP3 工具など
主な接合部材
適用範囲
【接合金物】と建築基準法
ドリフトピンの“引き寄せ”について
Step-2
製品図
TEC-ONE P3
登梁受金物:GUD
水平斜梁金物:BAP
和室バリアフリー:GDS-10BF
土台継手金物:GJ-10
ホゾパイプ:GP-95/95(+)
ホールダウンパイプ:HDP-10/10(+)/15/20
ホゾパイプ:GP-140
柱持たせパイプ:HMP-140
柱継ぎパイプ:HDP-CC
ホゾパイプ:GP-190/235
柱持たせパイプ:HMP-260
パイプ柱脚金物:HDCⅢ
スリット柱頭柱脚金物:PBC-27・40
スリット柱脚金物:PBH-63
隅木受金物:KP/TP/TP(+)
接合具
ホールダウンワッシャー:HDW
ボルトの長さについて
Step-3
施 工
接合金物の取り付け
基礎・建方
施工1 ~基礎~ PBH-63用アンカーボルトについて
HDCⅢ用アンカーボルトについて
アンカーボルトの配置と接合形態
アンカーボルトの配置例
施工2 ~土台敷~
HDCⅢカップの取り付け
施工3 ~1階柱・通し柱~
施工4 ~2階床梁~
Step-4
接合耐力 他
各金物接合耐力
アンカーボルト部の仕様によるパイプ金物短期基準引張耐力
【アンカーボルトの許容耐力検定 チェックリスト】
【告示1460】柱頭・柱脚 図解
禁止事項
1
2
4
6
8
10
11
12
14
16
19
20
24
30
36
39
40
42
46
47
51
52
54
56
60
62
63
67
69
71
72
73
90
91
92
93
95
97
99
101
103
111
112
120
123
124
135
Step-1
概 要
【 金 物 工 法 】 と は 、 在 来 軸 組 構 法 の 「仕 口 」(蟻 ・ 大 入 れ ・ ホ ゾ 等 )「継 手 」(鎌 等 )の 接 合 を
ボルト及びドリフトピンの“接合具”で緊結する『接合金物』に置き換えたものです。
一般的に在来軸組構法の仕口・継手部は、引き抜け防止のために補強金物を必要としま
すが、『接合金物』は“仕口”と“引き抜け防止”を兼用します。
小屋から土台まで、様々な『接合金物』で対応いたします。
■金物工法
固 定 ピ ン (ド リ フ ト ピ ン )を 打 ち 込 む こ と で 、 仕 口 部 分 の 接 合 力 が 発 生 し ま す 。
接合部には、必要耐力値以上の金物を選定してください。
【固定ピン】
【固定ピン】
■在来軸組構法
仕 口 ・継 手 部 に は 補 強 金 物 が 必 要 で す 。
補強金物を取り付けるまでは、安定性のない構造体です。
継手により梁の取り付け順序が制限されます。
※梁の大入れ仕口は、 通し柱を傾けて差入れる→
また、接合部の断面欠損が少ないことで、在来軸組構法の“通し柱と胴差の仕口”部、
補強金物を取り付けたくない柱の仕口等々、部分的にも使用されています。
注.同一箇所での在来仕口と接合金物仕口の併用はできません。
-2-
■金物工法では、梁材の継手はありません。
2 間 程 度 (3~ 4M )に 配 置 し た 『 勝 柱 』 間 に 、
梁を配置していきます。
この『勝柱』間で構成する
【金物工法】
四 角 形 を グ リ ッ ド (格 子 )と
呼び、6帖間や8帖間程の
一部屋が、基本となります。
継手による連続性がない
ことから、下図のように
グリッド単位で建方を進
めることで、狭小地にお
いては奥側から、大きな
建物は二方向から、と効
率よく作業を進めること
が可能となります。
グリッド
:勝柱
(グ リ ッ ド 柱 )
■在来構法において、大きな建物や複雑な
梁組の場合には、作業者の手待ちが
発生することがあります。
-3-
【在来軸組構法】
本 書 で は 、 梁 と 柱 の 取 り 合 い (仕 口 )に お い て 、 便 宜 的 に 『 柱 勝 (勝 柱 )』 、 『 梁 勝 』 と
云った表現を用います。
主に、
金物工法 :『柱勝』工法
在来軸組構法:『梁勝』工法
と大別し、『柱勝』とすることで、横架材の継手を行なわないことが特徴です。
『柱勝』…勝柱
梁の天端まで柱が伸びた状態。
主に部屋単位のグリッドを構成する四隅
の柱が、「勝柱」となります。
この「勝柱」と「勝柱」の間に梁を掛け
渡すため、梁の継手はありません。
建方前の勝柱への金物取り付けは、柱頭
部に梁受金物が取り付くほか、パイプ金
物が取り付く場合もあります。
『梁勝』
梁の上、下に柱が取り付いた状態。
梁勝の「管柱」「通し柱」の柱頭部には
金物は取り付けません。
パイプ金物、梁受金物などは、横架材に
取り付けます。
“柱持たせ”
小梁を受ける大梁のせいは、小梁せいの
同寸以上が基本ですが、『梁勝』の形で
“大きな小梁”を“小さな大梁”と柱で
受ける仕口が“柱持たせ”です。
“柱持たせ”は、梁の使用材積を減らす
ことができますが、小梁を受ける梁受金
物を取り付けるボルトが、大梁と柱に分
けられて取り付くため、現場での後施工
ボルトの取り付けが発生いたします。
また、高所作業には、十分注意願います。
-4-
『梁勝』
“柱持たせ”
『 柱 勝 (勝 柱 )』
(棟 木 勝 )
梁勝
柱勝
梁勝
(束 勝 )
柱勝
梁勝
柱勝
梁勝
柱勝
柱勝
(母 屋勝 )
梁勝
柱勝
梁勝
柱勝
梁勝
柱持たせ
柱勝
【軸組図】
-5-
先行ピン
〈大入れ〉
【 通 し 柱と 胴 差 】
梁受金物
テックワンP3
スリット
溝
スリット
〈大入れ蟻掛け〉
〈大入れ蟻掛け〉
【大梁と小梁】
梁受金物
テックワンP3
【 土 台仕 口 】
梁受金物
テックワンP3
-6-
〈鎌継ぎ〉
〈ホゾ〉
【 土 台継 手 】
土台継手金物
GJ-10
【柱・束】
パイプ金物
GP/HDPな ど
ワンスリット金 物
PBH-63な ど
※パイプ金物 柱継ぎ
HDP-CC/HDP-10限 定
-7-
◎ テ ッ ク ワ ン P 3 は 、 土 台 ~ 梁 ~ 棟 木 ま で の 横 架 材 (以 下 、 梁 )を 受 け る 梁 受 金 物 で す 。
種 類 は 、 TH-10/TH-18/TH-24/TH-33の 4種 類 。
◎ M 12ボ ル ト に て 、 柱 、 梁 に 取 り 付 き 、 φ 12ド リ フ ト ピ ン (以 下 、 ピ ン )に て 、 梁 を 緊 結
します。
◎床梁の並列、胴差等の交差のどちらも施工可能です。…交差取り付けは、右頁参照
※ 金 物 が 交 差 す る 場 合 、 ボ ル ト の 干 渉 を 防 ぐ た め に 、 金 物 を 天 地 反 転 (回 転 )さ せ て 使 用 し ま す 。
反 転 に よ り ボ ル ト 位 置 は 、 25㎜ 下 が り ま す 。 ( TH-10を 除 く 、 製 品 図 参 照 )
《ノーマル仕様》
《ダウン仕様》
回転
取り付けの基本形
金物交差時
ドリフトピンの配列
75㎜
【ボルト孔】
ボルトを通す部分
ボルトの間隔
70㎜
3°
スリットへの挿入を
スムーズに。
【アゴ】
70㎜
先行ピンを受ける部分
【ピン孔】
固定ピンを受ける部分
(ピン孔)
《ダウン仕様》時使用
3°
例:TH-24
40㎜
100㎜
-8-
《簡単施工》
接合金物を用いた仕口部の施工は、ボルト締め、ドリフトピン打ちが大半を占める
簡単施工です。
■例:柱と梁の接合(胴差の交差する通し柱)
1 .柱 に 梁 を 受 け る 梁 受 金 物 を 取 り 付 け る 。
《ノーマル仕様》《ダウン仕様》
①柱にボルトを通す。 ②通したボルトに
梁受金物を取り付ける。
③ボルトにナットを
締め付け固定する。
※金物が交差して取り付く場合、
各々をノーマル仕様とダウン
仕様にて取り付ける。
2 .梁 受 金 物 と 梁 を 接 合 す る 。
スリット
アゴ
①梁の端部に
先行ピンを打ち込む。
※落下防止のために、
必ず梁を吊り上げる
前に打ち込みます。 ②梁の取り付け
③梁の緊結…
梁の先行ピンを梁受金物の 先行ピンがアゴに掛かったら
固定ピンを打ち込む。
アゴ部分に掛ける。
-9-
【 M 12 ボ ル ト /ナ ッ ト 用 】
M 12ボ ル ト 専 用 《 マ グ ネ ッ ト ソ ケ ッ ト 》 ~ タ ツ ミ ・オ リ ジ ナ ル 製 品 ~
マグネット付ロングタイプなので、ナット落下の心配がいらず梁受金物の
ナット締め付けに最適です。
※ ボ ル ト ・ ナ ッ ト は 20~ 25N・mに て 締 め 付 け て く だ さ い 。
(パ ク ト ナ ッ ト の スプリングワッシャーが 平 ら に 閉 じ る 程 度 )
マグネットソケット
12.7角 用
アダプター
ゴムリング2本
鋼球
◎ 電 動 ド ラ イ バ ー (六 角 )に は ア ダ プ タ ー が 必 要 で す 。
アダプターを使用する際、マグネットソケットの
《電動インパクトレンチ》
鋼球が邪魔な場合には、マグネットソケットの
黒いゴムリング2本を外し、鋼球を取り外して、
ご使用ください。
【 ア ン カ ー ボ ル ト M 16用】
【 建 方用 】
《ソケット》
《各種レンチ》
【 M 16六角 穴 付 き ボ ル ト 用 】
(PBC-27・49用 )
《 六 角 レ ン チ 対 辺 14》
《金槌など》
《カケヤ》 《バールなど》
ドリフトピン打ち
梁納め
梁納め
※ ピ ン 抜 き に つ い て は 、 P107参 照 。
-10-
■横架材受け
【梁受金物:テックワンP3】
《 TH-10》
《 TH-18》
【土台継手金物】
《 TH-24》
《 TH-33》
《 GJ-10》
■柱仕口金物
【パイプ金物】
【スリット金物】
《 GP》
《 HDP》
ホゾパイプ
ホールダウンパイプ
《 HDC Ⅲ》
《 PBH-63》
■接合具
パクトナット
パクトナット
丸座金
《 ド リ フ ト ピ ン :DP》
(打込ピン)
《 M 12中 ボ ル ト :MB》
-11-
《 丸 座 軸 太 ボ ル ト :MZ》
■基本仕様
■構造
木造軸組工法…『建築基準法施行令 第三章 第三節 木造』に準拠すること。
■架構・接合形態
・ 土 台 、 張 り 出 し 部 な ど を 除 き 、 出 隅 柱 及 び グ リ ッ ド 柱 は 柱 勝 (勝 柱 )を 基 本 と す る 。
【推奨納まり図】
『柱勝』
『柱勝』
■ 樹 種 ・等 級 な ど
柱 、 横 架 材 に 用 い る 木 材 の 樹 種 ・等 級 は 、 テ ッ ク ワ ン 等 の 性 能 試 験 時 に 使 用 し た
材よりも強度等が低い材を使用した場合、耐力低下の可能性があります。
※ 〔 Step-4 接 合 耐 力 他 〕 P112~ 119記 載 “ ※ 試 験 時 の 使 用 木 材 ” を 参 照 。
■部材基本寸法
・ 柱 ・ 束 : □ 105㎜ 及 び □ 120㎜
・ 横 架 材 : 幅 105㎜ 及 び 幅 120㎜ 、 せ い (高 さ )105㎜ ~ 720㎜
せ い 450㎜ 以 上 は 、 仕 口 に 梁 受 金 物 を 2 段 に し て 使 用 。 … P83・ 84参 照
H105~ 150
H180/210
H240~ 300
H330~ 420
H450/480
H510/540
H570~ 630
H660~ 720
※ 大 引 、 甲 乙 梁 な ど は □ 90㎜ も 可 能 で す が 、 仕 口 せ ん 断 耐 力 は 2/3程 度 に 低 下 し ま す 。
P115の 耐 力 値 は 、 土 台 (受 梁 )側 の 下 部 を 支 え た 状 態 で 試 験 を 行 っ て い ま す 。
-12-
■接合具
接 合 金 物 を 取 り 付 け る ボ ル ト は 、 中 ボ ル ト (MB)M 12( ま た は 丸 座 軸 太 ボ ル ト (MZ)) を
使 用 し 、 座 金 は 厚 さ 4.5㎜ 、 直 径 45㎜ (ま た は 、 40㎜ 角 )以 上 を 使 用 の こ と 。
※ラグスクリュー、Zボルト等では
所定の耐力を保証できません。
・耐力壁の面材が座金に干渉する場合は、
面材を切り欠き釘を打ち増してください。
面材耐力壁
: N50等 釘 打 ち 増 し
@150
・座金部でのザボリ加工は接合部及び構造材の耐力低下の恐れがあります。
丸座軸太ボルトを使用した場合、大きな引抜力がかかる可能性のある時は
別途、ご検討ください。
丸 座 軸 太 ボ ル ト の ザ ボ リ 加 工 寸 法 は 、 深 さ 6㎜ 、 直 径 (φ )50㎜ と し ま す 。
『MB』
『 MZ』
[『 MBザ ボ リ 』 注 意 ]
※ MBの ザ ボ リ に よ る 断 面 欠 損 に 付 き ま し て は 、 耐 力 低 下 の 恐 れ が あ り ま す の で
適宜対応願います。
こ れ ら か ら 外 れ る 場 合 に は 、 設 計 者 の 判 断 ・責 任 の 元 に ご 使 用 願 い ま す 。
こ の ほ か 、 巻 末 の 〔 禁 止 ・ 注 意 事 項 〕 を 参 照 の 上 、 適 宜 設 計 ・施 工 願 い ま す 。
-13-
【 接 合 金 物 】 は 木 造 軸 組 工 法 の 「仕 口 」を 構 成 し 、 こ れ を 用 い た 建 物 は 、 一 般 的 な 軸 組 構
法 と 同 様 に 建 築 基 準 法 施 行 令 第 三 章 第 三 節 『 木 造 』 の 仕 様 規 定 (耐 力 壁 や 火 打 等 々 )を
満足させる必要があります。
施 行 令 第 47条 第 1項 に は 、 「 構 造 耐 力 上 主 要 な 部 分 で あ る 継 手 又 は 仕 口 は 、 … 国 土 交 通
大 臣 が 定 め る 構 造 方 法 に よ り … 緊 結 し な け れ ば な ら な い 。 ・・・ 」 と あ り 、 “ 大 臣 が 定
め る 構 造 方 法 ” と し て 、 “ 平 成 12年 建 設 省 告 示 第 1460号 ” が 規 定 さ れ て い ま す 。
“確認申請”の際、柱仕口金物等の名称は正確に表記してください。
建 築 基 準 法 等 で 要 求 さ れ る 応 力 に 応 じ た 接 合 耐 力 (金 物 耐 力 )を ご 使 用 く だ さ い 。
応 力 に 対 す る 検 定 例 は 、 『 木 造 軸 組 工 法 住 宅 の 許 容 応 力 度 設 計 ( 2008年 度 版 ) 』
( 財団法人 日本住宅・ 木材技術センター)
“ 2.4 水 平 力 に 対 す る 許 容 応 力 度 計 算 ” 及 び
“ 2.5 鉛 直 荷 重 と 局 部 荷 重 に 対 す る 許 容 応 力 度 計 算 ” を 参 考 願 い ま す 。
各 仕 口 (接 合 部 )に 加 わ る 力 の 種 類 は 次 の 通 り で す 。
■ 梁 仕 口… 耐 力 値 は 、 P112~ 117参 照
◎ 告 示 1460号 3の “ そ の 他 の 構 造 方 法 ”
:横架材端部に下向きに掛かるせん断力に対する耐力。
力 … 横 架 材 が 支 持 す る 鉛 直 荷 重 (固 定 /積 載 /積 雪 荷 重 ほ か )
次頁『複合応力の検討が必要になる条件』①参照
: 横 架 材 が 柱 か ら 水 平 方 向 に 外 れ よ う と す る (引 張 )力 に
対する耐力
力 … 横 架 材 が 受 け る 軸 方 向 力 (地 震 力 な ど )
「品 確 法 」住 宅 性 能 表 示 『 構 造 安 定 』 の 〈 接 合 部 倍 率 〉
:横架材端部に上向きに掛かるせん断力に対する耐力。
力 … 筋 か い の 突 き 上 げ な ど に よ る 上 向 き の 力 (地 震 力 な ど )
次頁『複合応力の検討が必要になる条件』②参照
せん断
せん断
引張
〔横架材〕
逆せん断
引張
逆せん断
【梁仕口の接合耐力】
-14-
■ 柱 仕 口… 耐 力 値 は 、 P118・119参 照
◎ 『 【 告 示 1460】 柱 頭 ・柱 脚 図 解 』 … P124~ 134参 照
:柱の柱脚及び柱頭の横架材との接合部で、鉛直方向へ外れ
よ う と す る (引 張 )力 に 対 す る 耐 力 。
引張
20
0内
外
引張
20
0内
外
引張
引張
20
VP2
GP-95
(は )
0内
0内
外
外
S-HD15
【補強金物と接合金物 対照例】
20
HDP-15
(と )
:下記『複合応力の検討が必要になる条件』③参照
『複合応力の検討が必要になる条件』
※『木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2008年度版)』参照
■梁端のせん断力と引張力を同時に受ける場合
~2.4.7 横架材接合部の引抜力の計算~(筋かい端部の金物が横架材に釘やビスで緊結されない場合)
②梁仕口:低減係数のための逆せん断力の算定。
~2.4.8 横架材接合部の許容引張耐力の検定~
①②梁仕口:引張とせん断の複合応力。
■ 柱 頭 ・柱 脚 が 、 せ ん 断 力 と 引 張 力 を 同 時 に 受 け る 場 合
~2.4.4 柱頭柱脚接合部の許容引張耐力の検定~(筋かい端部の金物が横架材に釘やビスで緊結されない場合)
③柱仕口:引張とせん断の複合応力。
せん断(梁)
水平力
①
引張(梁)
水平力
水平力
③
逆せん断(梁)
②
引張
引張
引張
せん断
せん断
引張
③
【柱頭柱脚仕口の接合耐力と複合応力】
-15-
引張
パ イ プ 金 物 及 び 梁 受 金 物 の “ 接 合 具 : ボ ル ト ・ド リ フ ト ピ ン ” が 貫 通 す る 孔 (以 下 、 接 合
具 孔 )は 、 接 合 具 を 通 し 易 い よ う に 、 接 合 具 径 よ り も “ 0.8~ 2㎜ ” 大 き く な っ て い ま す 。
よ っ て 、 構 造 材 に ド リ フ ト ピ ン を 打 ち 込 む 穴 (以 下 、 ピ ン 穴 )を 金 物 の 接 合 具 孔 心 距 離 で
加 工 し た 場 合 、 “ 0.8~ 2㎜ ” の “ ガ タ つ き ” が 生 じ ま す 。
この“ガタつき”は、接合部の耐力性能や躯体の精度に影響を与えます。
この“ガタつき”を防ぐため、構造材のピン穴位置の加工調整を行い、構造材同士を引
き付けるようにします。
この調整を“引き寄せ”と呼びます。
■ パ イ プ 金 物 の “ 引 き 寄 せ ” に つ い て … 例 . GP-95
GP-95の 接 合 具 孔 は 、 高 さ 14㎜ で 、 ド リ フ ト ピ ン 軸 径 φ 12と 、 2㎜ の 差 が あ り ま す 。
こ の 2㎜ に 調 整 寸 法 1㎜ を 加 え た 3㎜ を “ 引 き 寄 せ ” 寸 法 と し ま す 。
調 整 を 行 う の は 柱 で す 。 HMP-140等 の 柱 頭 用 パ イ プ 金 物 、 横 架 材 に は 行 い ま せ ん 。
※ HDP及 び HDCⅢの 孔 径 は 13㎜ の た め 、 “ 引 き 寄 せ ” 寸 法 は 、 2㎜ と し ま す 。
※パララムや硬い材料を使用した場合、引寄せにより材に割れが発生することがあり
ま す 。 こ の よ う な 場 合 に は 、 引 寄 せ 寸 法 を 0~ 1㎜ の 間 で 調 整 し て く だ さ い 。
50
孔 高 14
50
45
48( 47~ 48)
孔 高 14
【ガタつき】
〈誤ったピン穴加工寸法〉
横 架材 側
-16-
〈正しいピン穴加工寸法〉
■ 梁 受 金 物 の 引 き 寄 せ … 例 . TH-24
梁受金物は、ボルトにぶら下がって取り付きます。
テックワンシリーズにて横架材は、材端部の先行ピンで、梁受金物の【アゴ】にぶら
下がります。
横架材端部のピン穴加工は、これらのぶら下がりを考慮し、位置の寸法調整を行い、
横架材天端が階レベルより下がらない様にします。
また、梁受金物の固定ピンは、金物ピン穴心の水平方向に引き寄せ加工を行い、ガタ
つ か な い 様 に し ま す 。 横 架 材 で の 調 整 寸 法 は 0㎜ と し ま す 。
50
尚、テックワンシリーズを除く梁受金物は、【アゴ】でも固定ピン同様に引き寄せを
行 い ま す 。 こ の 際 も 、 調 整 寸 法 は 0㎜ と し ま す 。
【アゴ】
先行ピン
70
φ
13
0.5
固定ピン
【引き寄せ】
※構造材へのピン穴ボルト穴加工は、前述の通り、接合部の耐力性能や躯体の精度の
ほか施工性にまで影響を与えます。
次 章 〔 Step-2 製 品 図 〕 の 各 『 仕 口 加 工 寸 法 』 を 順 守 願 い ま す 。
-17-
-18-
Step-2
製品図
TH-10
材
100
厚
3.2mm厚
R 12
40
各種耐力
6.7
75
短 期 許 容 せ ん 断 接 合 耐 力 … 8.0kNな ど
25
( 詳 し く は P112~ 115参 照 )
3- φ 1 2 .8
2 0. 5
29
35 . 5
R 6 .5
使用用途
梁 仕 口 … 対 応 梁 せ い : 105~ 150
34
98 . 5
25
25
7.5
20
φ6
7 4 .5
( 大 引 仕 口 … □ 90以 上 )
2 5 .5
接合具
金物取り付け
…ボルト1本
釘 等 1 本 (土 台 を 除 く )
横架材取り付け…ドリフトピン2本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 13
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥上面∥
1 10
4
41
4
30
3 5 35
1 0 5~ 15 0
∥側面∥
←先行ピン
←
先
行
ピ
ン
50
←ピン穴
←ボルト穴
先
75
← … 釘 (木 ネジ等 )用
HDCⅢ 用 … →
※回転防止の為、
必ず施工してください。
50
ダウン用…→
柱
《ノーマル穴》
75
ノーマル用…→
《ダウン穴》
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-20-
行
ピ
ン
→
← … 釘 (木 ネジ等 )
※ 長 さ 4 0㎜ 程 度
TH-18
材 厚
100
3.2mm厚
40
R12
各種耐力
6.7
20
2-φ 12.8
R6.5
( 詳 し く は P112~ 115参 照 )
使用用途
梁 仕 口 … 対 応 梁 せ い : 180,210
14
45
135
70
短 期 許 容 せ ん 断 接 合 耐 力 … 24.3kNな ど
25
19 19
14
21.5
21.5
26
75
74.5
25.5
接合具
金物取り付け …ボルト2本
横架材取り付け…ドリフトピン3本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 13
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥上面∥
110
←
先
行
ピ
ン
70
70
柱
75
14
50
75
←先行ピン
先
70
180~ 210
45 40 45
∥側面∥
50
←ピン穴
←ボルト穴
4
41
4
30
《ノーマル穴》
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-21-
《ダウン穴》
行
ピ
ン
→
TH-24
材 厚
100
3.2mm厚
40
R12
各種耐力
6.7
( 詳 し く は P112~ 115参 照 )
26.5
3-φ 12.8
20
短 期 許 容 せ ん 断 接 合 耐 力 … 34.9kNな ど
25
19
75
使用用途
26
梁 仕 口 … 対 応 梁 せ い : 240~ 300
接合具
19
45
26.5
44
70
205
44
70
R6.5
74.5
金物取り付け …ボルト3本
25.5
横架材取り付け…ドリフトピン3本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 13
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥上面∥
110
50
∥側面∥
先
50
←ピン穴
←ボルト穴
4
41
4
30
←
70
70
70
70
240~ 300
←先行ピン
先
行
ピ
ン
70
75
柱
70
50
75
70
70
《ノーマル穴》
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-22-
《ダウン穴》
行
ピ
ン
→
TH-33
材 厚
100
3.2mm厚
40
R12
各種耐力
6.7
( 詳 し く は P112~ 115参 照 )
26.5
4-φ 12.8
20
短 期 許 容 せ ん 断 接 合 耐 力 … 41.5kNな ど
25
19
75
使用用途
44
70
R6.5
接合具
金物取り付け …ボルト4本
19
45
26.5
44
70
26
44
275
70
26
梁 仕 口 … 対 応 梁 せ い : 330~ 420
74.5
25.5
横架材取り付け…ドリフトピン4本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 13
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥上面∥
110
4
41
4
30
50
∥側面∥
←
先
行
ピ
ン
50
←ピン穴
←ボルト穴
先
70
70
柱
70
70
50
75
75
70
70
330~ 390
70
70
←先行ピン
70
70
70
70
《ノーマル穴》
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-23-
《ダウン穴》
行
ピ
ン
→
GUD-180
材 厚
128
40
3.2mm厚
68
各種耐力
短 期 許 容 せ ん 断 接 合 耐 力 … 10.4kNな ど
35 25
100
165
210
68
85.2
2-R7
使用用途
登 梁 受 … 対 応 梁 せ い : 180~ 210
対応勾配 :4~10寸
124.8
25
25
20
45
50
45
35 35 40
( 詳 し く は P116参 照 )
※ 4 寸 未 満 の 対 応 に つ い て は 、 P27・ 28参 照
接合具
35 25
金具取り付け …ボルト2本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 14
横架材取り付け…ドリフトピン3本
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
例 : 4寸 勾 配
ン
∥上面∥
行
ピ
130
←
先
行
ピ
ン
4
41
4
←
先
30
∥側面∥
10
4
70
先行ピン
↓
35 35
56
50
44 35
先行ピン
↓
69
35
35
69
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-24-
35 35
69
35
44 35
⊿7寸
69
⊿9寸
35
69
-2544 35
50
69
70
81
44 35
50
35 35
35 35
35
70
35
35
35 35
70
81
70
81
70
56
19 35
25
44 35
50
⊿5寸
70
69
100
35 35
35
56
44 35
50
69
35 35
70
81
【仕口加工寸法】
⊿ 6寸
35
35
35
69
⊿8寸
69
⊿ 10寸
69
69
35
69
35
69
35
座 金 : φ 45
GUD-240
材 厚
128
40
3.2mm厚
68
各種耐力
短 期 許 容 せ ん 断 接 合 耐 力 … 31.2kNな ど
35 25
155.2
登 梁 受 … 対 応 梁 せ い : 240~ 300程 度
対応勾配 :4~10寸
※ 4 寸 未 満 の 対 応 に つ い て は 、 P27・ 28参 照
124.8
100
235
35 50
2-R7
280
使用用途
45
50
25
25
25
20
45
45
50
45
( 詳 し く は P116参 照 )
接合具
金具取り付け …ボル3本
68
35 25
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 14
横架材取り付け…ドリフトピン4本
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
ン
例 : 4寸 勾 配
行
ピ
130
←
先
行
ピ
ン
4
41
4
←
先
30
∥側面∥
4
50
70
26
70
先行ピン
↓
50 35
56
50
24 50
先行ピン
↓
5
10
69
35
35
69
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-26-
50
50
35
69
35
-27-
24 50
5
69
35
69
35
69
70
70
26
81
50 35
24 50
50
24 50
5
5
35
26
⊿9寸
70
35
50
26
70
70
50
⊿7寸
70
35
69
70
69
50
50
35
100
5
81
50 35
70
70
70
70
26
56
50 35
26
56
50 35
24 50
50
24 50
50
5
5
⊿5寸
81
24 50
50
69
50 35
70
70
50
35
26
81
50 35
【仕口加工寸法】
⊿ 6寸
69
⊿8寸
69
⊿ 10寸
69
35
69
35
69
35
【 仕 口 加 工 寸 法 ※ 4寸 勾 配 以 下 】
45 35
70
45 40
70
65
5
20
15
35
70
55
50
⊿ 1.0寸 TH-18
50
⊿1.0寸 TH-10
社 内 試 験 デ ー タ P113・ 114参 照
75
75
75
75
14
14
70
70
45 35
65
45 40
5
20
15
35
70
55
50
⊿ 2.5寸 TH-18
50
⊿2.5寸 TH-10
75
75
75
14
75
14
70
70
45 35
65
75
45 40
5
20
15
35
70
55
50
⊿ 4.0寸 TH-18
50
⊿4.0寸 TH-10
75
75
14
75
14
-28-
75
-29-
70
70
70
70
70
70
70
70
70
50
50
⊿4.0寸 TH-24
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
50
50
⊿2.5寸 TH-24
70
70
70
70
75
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
70
50
50
⊿1.0寸 TH-24
⊿ 1.0寸 TH-33
75
75
75
⊿ 2.5寸 TH-33
75
75
75
75
⊿ 4.0寸 TH-33
75
75
75
BAP-180 30R
(30Lは 勝 手 違 い )
50
20
6.0mm厚
R
10
12
2-R16
30゚
L
材 厚
3
8
各種耐力
短 期 許 容 せ ん 断 接 合 耐 力 … 14.0kNな ど
25
20
( 詳 し く は P117参 照 )
使用用途
φ 14
40
水平角30度
接合具
40
40
70
R7
150
70
40
横 架 材 受 … 対 応 梁 せ い : 180
金物取り付け …ボルト2本
2-φ 13
横架材取り付け…ドリフトピン2本
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥上面∥
130
26
7
30
R
L
←先
50.5
∥側面∥
70
柱
50
70
←先行ピン→
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-30-
行ピン
←先行
ピン
BAP-180 45R
(45Lは 勝 手 違 い )
L
材 厚
50
20
6.0mm厚
R
12
45゚
各種耐力
10
3
8
短 期 許 容 せ ん 断 接 合 耐 力 … 14.5kNな ど
25
( 詳 し く は P117参 照 )
2-R16
20
使用用途
横 架 材 受 … 対 応 梁 せ い : 180
40
水平角45度
接合具
40
40
φ 14
150
70
70
40
R7
金物取り付け …ボルト2本
2-φ 13
横架材取り付け…ドリフトピン2本
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥上面∥
130
23
7
27
R
L
←先行ピン
50.5
∥側面∥
70
柱
50
70
←先行ピン→
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-31-
←先行ピン
BAP-180 60R
(60Lは 勝 手 違 い )
L
材 厚
50
20
6.0mm厚
R
各種耐力
12
3
60
゚
10
( 詳 し く は P117参 照 )
8
2-R16
短 期 許 容 せ ん 断 接 合 耐 力 … 15.6kNな ど
25
20
70
水平角60度
150
70
40
横 架 材 受 … 対 応 梁 せ い : 180
接合具
40
φ 14
40
40
R7
使用用途
金物取り付け …ボルト2本
2-φ 13
横架材取り付け…ドリフトピン2本
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥上面∥
130
22
7
27
27
R
L
先行ピ
∥側面∥
ン→
50.5
←先行
70
柱
50
70
←先行ピン→
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-32-
ピン
BAP-240 30R
(30Lは 勝 手 違 い )
50
20
6.0mm厚
R
10
12
3-R16
30゚
L
材 厚
3
8
各種耐力
短 期 許 容 せ ん 断 接 合 耐 力 … 23.9kNな ど
25
20
( 詳 し く は P117参 照 )
使用用途
220
接合具
70
70
2-φ 14
水平角30度
70
70
R7
40
40
横 架 材 受 … 対 応 梁 せ い : 240
40
金物取り付け …ボルト3本
40
横架材取り付け…ドリフトピン3本
3-φ 13
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥上面∥
130
26
7
30
R
L
←先
50.5
∥側面∥
70
70
柱
50
70
70
←先行ピン→
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-33-
行ピン
←先行
ピン
BAP-240 45R
(45Lは 勝 手 違 い )
L
材 厚
50
20
6.0mm厚
R
12
45゚
各種耐力
10
3
8
短 期 許 容 せ ん 断 接 合 耐 力 … 27.2kNな ど
25
( 詳 し く は P117参 照 )
3-R16
20
70
水平角45度
70
2-φ 14
横 架 材 受 … 対 応 梁 せ い : 240
40
40
R7
使用用途
220
70
接合具
70
40
金物取り付け …ボルト3本
40
横架材取り付け…ドリフトピン3本
3-φ 13
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥上面∥
130
23
7
27
R
L
←先行ピン
50.5
∥側面∥
70
70
柱
50
70
70
←先行ピン→
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-34-
←先行ピン
BAP-240 60R
(60Lは 勝 手 違 い )
L
材 厚
50
20
6.0mm厚
R
各種耐力
12
3
60
゚
10
( 詳 し く は P117参 照 )
8
3-R16
短 期 許 容 せ ん 断 接 合 耐 力 … 26.6kNな ど
25
20
使用用途
R7
2-φ 14
70
水平角60度
70
70
横 架 材 受 … 対 応 梁 せ い : 240
40
40
220
40
70
接合具
金物取り付け …ボルト3本
40
横架材取り付け…ドリフトピン3本
3-φ 13
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥上面∥
130
22
7
27
27
R
L
先行ピ
∥側面∥
ン→
50.5
←先行
70
70
柱
50
70
70
←先行ピン→
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-35-
ピン
GDS-10BF/120
材 厚
3.2mm厚
各種耐力
接合部性能試験未実施
48 20
30°
35 45 20
20
30
R7
20
100
10
20
20
(応 力 負 担 が 少 な い 箇 所 で の 使 用 想 定 )
R5
15 25
25
10 20 10
20
40
使用用途
大 引 受 … 対 応 梁 せ い : 105程 度
73
大 引 下 が り 48㎜
93
(土 台 と 基 礎 幅 の 差 、 片 側 15㎜ 程 度 )
接合具
金物取り付け …ボルト1本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 14
大引取り付け …ドリフトピン2本
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥上面∥
100
4
41
4
30
80
←先行ピン
20
105程 度
33
∥側面∥
49
20
基礎干渉部分の欠き取り
80
土台
48
120
48
80
105
土台
基礎幅
120
12.5
基礎幅
150
束
500以 内
5
500以 内
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-36-
束
GDS-10BF/150
材 質
3.2mm厚
各種耐力
接合部性能試験未実施
48 20
20
(応 力 負 担 が 少 な い 箇 所 で の 使 用 想 定 )
30°
30
R7
使用用途
20
9
20
71
100
10
20
R5
25
16 25
25
10 20 10
20
30
40
大 引 受 … 対 応 梁 せ い : 105程 度
63
大 引 下 が り 48㎜ ね こ 土 台 仕 様
93
(土 台 と 基 礎 幅 の 差 、 片 側 25㎜ 程 度 )
接合具
金物取り付け …ボルト1本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 14
大引取り付け …ドリフトピン2本
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥上面∥
100
4
41
4
30
80
←先行ピン
20
105程 度
33
∥側面∥
49
20
基礎干渉部分の欠き取り
ね こ 土 台 H=20以 上
48
80
105
土台
基礎幅
150
7.5
500以 内
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-37-
束
【基準床との納まり例】
床下がりの大引に関係する梁受金物は、床束を追加するなどして補強してください。
特に部屋の壁際に重い物を配置する場合は、注意願います。
80
50
例 : GP-95
48
釘等
75
40
ダウン孔仕様→
←ノーマル孔仕様
束
束
75
80
50
例 : HDP-15
48
釘等
75
40
ダウン孔仕様→
←ノーマル孔仕様
束
束
75
-38-
GJ-10
材 厚
3.2mm厚
40
各種耐力
186
65
56
耐力算定試験未実施
65
30°
20
25
70
R7
48
48
136
20
20
20 10 50
10
90
80
(応 力 負 担 が 少 な い 箇 所 で の 使 用 想 定 )
使用用途
25
土台継手
接合具
ドリフトピン4本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 14
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥上面∥
100
4
41
4
30
51
105・120程 度
∥側面∥
20
←先行ピン
49
20
←
※ ピ ン 穴 径 は φ 12
-39-
先
行
ピ
ン
GP-95
材 径・材 厚
φ 26.5- 2.3mm厚
φ 26.5
18
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 9.2kNな ど
131
( 詳 し く は P118参 照 )
使用用途
18
14
45
5
95
45
14
各種耐力
柱 仕 口 … 横 架 材 -柱
13
接合具
柱 …ドリフトピン1本
横架材…ドリフトピン 又は ボルト1本
【仕口加工寸法】
【 基 本 納 ま り 】( P87参 照 )
※ 48
50
横架材
上階柱
※ 48
柱頭部
パ イ プ 穴 φ 27
50
∥柱木口∥
※ 48
下階柱
50
横架材
(75)
(70)
柱脚部
※ 48… 堅 い 樹 種 は 、 48~ 47㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-40-
GP-95(+ )
材 径・材 厚
φ 26.5- 2.3mm厚
φ 26.5
各種耐力
18
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 9.0kNな ど
95
131
( 詳 し く は P118参 照 )
18
使用用途
真 壁 柱 の 仕 口 … 横 架 材 -柱
接合具
柱 …ドリフトピン1本
横架材…ドリフトピン 又は ボルト1本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 14
【仕口加工寸法】
【 基 本 納 ま り 】( P87参 照 )
※ 48
50
横架材
上階柱
※ 48
柱頭部
パ イ プ 穴 φ 27
50
∥柱木口∥
※ 48
下階柱
50
横架材
(75)
(70)
柱脚部
※ 48… 堅 い 樹 種 は 、 48~ 47㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-41-
HDP-10
材 径・材 厚
φ 21.7- 2.4mm厚
φ 21.7
各種耐力
18
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 10.6k Nな ど
使用用途
156
20
120
50
( 詳 し く は P118参 照 )
18
50
柱 仕 口 … 横 架 材 -柱
柱 継 手 … 柱 -柱
接合具
柱 …ドリフトピン1本
※柱と柱を継ぐ場合、下階柱はボルト。
横架材…ドリフトピン 又は ボルト1本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 13
【仕口加工寸法】
【 基 本 納 ま り 】( P87参 照 )
※ 72
50
横架材
上階柱
※ 72
柱頭部
パ イ プ 穴 φ 22
50
∥柱木口∥
※ 72
下階柱
50
横架材
(75)
(95)
柱脚部
※ 72… 堅 い 樹 種 は 、 72~ 71㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-42-
HDP-10(+ )
材 径・材 厚
φ 21.7- 2.4mm厚
φ 21.7
各種耐力
18
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 13.0k Nな ど
使用用途
156
20
120
50
( 詳 し く は P118参 照 )
18
50
柱 仕 口 … 横 架 材 -真 壁 柱
( 柱 継 手 … 柱 -柱 )
接合具
柱 …ドリフトピン1本
※柱と柱を継ぐ場合、下階柱はボルト。
横架材…ドリフトピン 又は ボルト1本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 13
【仕口加工寸法】
【 基 本 納 ま り 】( P87参 照 )
※ 72
50
横架材
上階柱
※ 72
柱頭部
パ イ プ 穴 φ 22
50
∥柱木口∥
※ 72
下階柱
50
横架材
(75)
(95)
柱脚部
※ 72… 堅 い 樹 種 は 、 72~ 71㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-43-
HDP-15
材 径・材 厚
φ 21.7- 2.8mm厚
φ 21.7
各種耐力
18
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 16.9k Nな ど
216
使用用途
柱 仕 口 … 横 架 材 -柱
18
30 50
180
50
100
( 詳 し く は P118参 照 )
接合具
柱 …ドリフトピン2本
横架材…①ドリフトピン2本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 13
②ドリフトピン1本+ボルト1本
【 基 本 納 ま り 】( P87参 照 )
※ 52
横架材
※ 102
50 30
【仕口加工寸法】
柱頭部
パ イ プ 穴 φ 22
∥木口∥
※ 52
※ 102
30 50
横架材
(105)
(125)
柱脚部
※ 52… 堅 い 樹 種 は 、 52~ 51㎜ に て 調 整 。
※ 102… 堅 い 樹 種 は 、 102~ 101㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-44-
HDP-20
材 径・材 厚
φ 21.7- 2.8mm厚
φ 21.7
各種耐力
18
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 23.4k Nな ど
( 詳 し く は P118参 照 )
266
柱 仕 口 … 横 架 材 -柱
30 50
230
100
150
使用用途
18
接合具
柱 …ドリフトピン2本
横架材…①ドリフトピン2本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 13
②ドリフトピン1本+ボルト1本
【 基 本 納 ま り 】( P87参 照 )
※ 102
横架材
※ 152
50 30
【仕口加工寸法】
柱頭部
パ イ プ 穴 φ 22
∥木口∥
※ 102
※ 152
30 50
横架材
(105)
(175)
柱脚部
※ 102… 堅 い 樹 種 は 、 102~ 101㎜ に て 調 整 。
※ 152… 堅 い 樹 種 は 、 152~ 151㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-45-
GP-140
材 径・材 厚
φ 26.5- 2.3mm厚
φ 26.5
各種耐力
176
( 詳 し く は P119参 照 )
使用用途
柱 仕 口 … 横 架 材 -柱
45
140
95
18
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 9.0kNな ど
18
横 架 材 に 取 り 付 く ボ ル ト と GP-95が 、
干 渉 す る 場 合 。 ( P94参 照 )
接合具
柱 …ドリフトピン1本
横架材…ボルト1本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 14
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
180
■ 類 似 納 ま り 例 : P56~ 58
TH-10(※ ) TH-18(※ ) TH-33(※ )
※ 83
※ (45以 上 )
(85)
(105)
横架材
60
※ (50以 上 )
■ 納 ま り 例 : 横 架 材 せ い 180㎜
180
柱頭部
パ イ プ 穴 φ 27
∥柱木口∥
※ ( )内 寸 法 を 厳 守 し 、 梁 受 金 物 を 取 り 付 け る
ボルトとパイプ本体が干渉しないこと。
※ 83… 堅 い 樹 種 は 、 83~ 82㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-46-
HMP-140
径・材 厚
φ 21.7- 2.4mm厚
φ 21.7
各種耐力
25
使用用途
柱 仕 口 : 柱 持 た せ … 横 架 材 -柱
45
176
( 詳 し く は P119参 照 )
140
45
18
25
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 12.4kNな ど
18
下柱柱頭部のピン位置が木口より
70㎜ 以 上 必 要 な 場 合 。
接合具
柱・横架材
…ドリフトピン、ボルトは取り合いによる
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 13
次頁参照
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
70
(113)
20
50
横架材
(75)
■ 納 ま り 例 : 大 梁 せ い 240㎜ 小 梁 せ い 330㎜
柱頭部
パ イ プ 穴 φ 22
∥柱木口∥
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-47-
∥ 梁 せ い105∥
TH-18
70 15 55 50
105
85
55 50
105
TH-10
70
70 15 55 50
105
TH-33
70 15 55 50
105
TH-24
∥ 梁 せ い120∥
両側に梁が取り付く場合、ドリフトピンが打ちにくくなる場合がありますので
ご注意ください。
TH-18
TH-10
45 25 45 25 50
120
70
70
50
120
《ダウン仕様》
TH-24
TH-33
《ダウン仕様》
70
25 45 25 45 25 50
120
25 45 25 45 25 50
120
《ダウン仕様》
-48-
両側に梁が取り付く場合、ドリフトピンが打ちにくくなる場合がありますので
ご注意ください。
50
45 40 30 25 45
150
30 25 45
150
85
∥ 梁 せ い180∥
TH-33
50
TH-24
50
TH-18
25 45 40 30 25 45
150
∥ 梁 せ い150∥
両側に梁が取り付く場合、ドリフトピンが打ちにくくなる場合がありますので
ご注意ください。
TH-18
TH-24
TH-33
75
75
25 45 35 35 25 45
180
70
180
60
80
45 35 35 25 45
180
《ダウン仕様》
50
《ダウン仕様》
∥ 梁 せ い210∥ …GP-95耐力 同 等
70
210
70
20
※ 50
※ 50
20
70
70
210
50
TH-33
50
TH-24
※ 寸 法 が 70㎜未 満 と な る 場 合 、 GP-95耐力 同 等
-49-
∥ 梁 せ い240∥
∥梁 せ い 270∥
TH-33
TH-33
70
70 15 55
20 50
70
70
240
70
270
70
75
50
《ダウン仕様》
∥ 梁 せ い300∥
∥梁 せ い 330∥
TH-33
70
75
70
70
40 25 45
70
330
70
300
70
70
50
50
TH-33
-50-
HDP-CC
径-材 厚
φ 21.7- 2.4mm厚
φ 21.7
各種耐力
( 詳 し く は P119参 照 )
使用用途
331
柱 継 手 … 柱 -柱
接合具
70
70
75
50
295
100
150
18
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 17.5kNな ど
18
上階柱…ドリフトピン2本
下階柱…ボルト、ドリフトピン(計4本)
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 13
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
※柱単独での接合は不可。
※ 102
(175)
50
上階柱
パ イ プ 穴 φ 22
75
70
70
(170)
50
∥柱木口∥
下階柱
※ 102… 堅 い 樹 種 は 、 102~ 101㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-51-
GP-190
材 径・材 厚
φ 26.5- 2.3mm厚
φ 26.5
各種耐力
18
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 7.6kNな ど
95
( 詳 し く は P119参 照 )
226
柱 仕 口 … 柱 -横 架 材 せ い 105貫 通 -柱
18
95
190
使用用途
接合具
柱 …ドリフトピン各1本
横架材…ドリフトピン 又は ボルト1本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 14
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
50
※ 48
(70)
柱脚部
(65)
40
105
55
横架材
柱頭部
パ イ プ 穴 φ 27
∥柱木口∥
※ 48… 堅 い 樹 種 は 、 48~ 47㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-52-
GP-235
材 径・材 厚
φ 26.5- 2.3mm厚
φ 26.5
各種耐力
18
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 9.7kNな ど
95
( 詳 し く は P119参 照 )
柱 仕 口 … 柱 -横 架 材 せ い 120貫 通 -柱
271
18
45
95
235
使用用途
接合具
柱 …ドリフトピン各1本
横架材…ドリフトピン 又は ボルト1本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 14
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
50
※ 48
(70)
柱脚部
(95)
70
120
70
横架材
柱頭部
パ イ プ 穴 φ 27
∥柱木口∥
※ 48… 堅 い 樹 種 は 、 48~ 47㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-53-
HMP-260
径・材 厚
φ 21.7- 2.4mm厚
φ 21.7
各種耐力
18
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 10.2kNな ど
70
( 詳 し く は P119参 照 )
使用用途
296
横 架 材 せ い : 105㎜ 及 び 120㎜
25
45
25
260
50
柱 仕 口 : 柱 持 た せ … 柱 -横 架 材 -柱
18
45
接合具
上階柱…ドリフトピン1本
横架材…取り合いによる
下階柱…取り合いによる
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 13
次頁参照
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
■ 納 ま り 例 : 横 架 材 せ い 105㎜ 〈 120㎜ 〉
105
〈 120〉
〈 95〉
(110)
横架材
105
〈 120〉
85
55 50
〈 70〉 〈 70〉
※ 72
(95)
柱脚部
柱頭部
パ イ プ 穴 φ 22
∥柱木口∥
※ 72… 堅 い 樹 種 は 、 72~ 71㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-54-
∥ 梁 せ い105∥
TH-10
70 15 55 50
105
85
55 50
105
※ 72
※ 72
※ 72は 、 HDPと 同 様 に
適宜調整して下さい。
TH-18
TH-33
70 15 55 50
105
70
70 15 55 50
105
※ 72
※ 72
TH-24
両側に梁が取り付く場合、ドリフトピンが打ちにくくなる場合がありますので
ご注意ください。
TH-10
TH-18
※ 72
※ 72は 、 HDPと 同 様 に
適宜調整して下さい。
70
45 25 45
75
120
70
50
120
《ダウン仕様》
※ 72
75
120
25 45 25 45
75
120
《ダウン仕様》
70
25 45 25 45
《ダウン仕様》
TH-33
※ 72
TH-24
-55-
※ 72
∥ 梁 せ い120∥
HDCⅢ -S105
φ 59
【 パ イ プ S】
φ22
4 .5
φ 2 1. 6
径・材 厚
パ イ プ : φ 21.6- 2.4mm厚
カ ッ プ : φ 59.0- 5.5mm厚
丸 座 : φ 59.0- 4.5mm厚
各種耐力
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 24.8kNな ど
18
( 詳 し く は P119参 照 )
使用用途
1 01
50
169
3-φ13
12 5
2 11
柱 受 … 柱 ・ 土 台 共 に : 105角
接 合 具 ((付 )は 付 属 品 )
【 カ ッ プ 105】
φ30
9 0. 5
柱取り付け…ドリフトピン2本
※高力ボルト(MBタイプ) L=125・140・150は別売
【仕口加工寸法】
【付属品一覧】
φ 46
6
23
偏心座金
パ イ プ 穴 φ 22
14.5
14.5
14.5 8. 5
φ13
カップとパイプの接合
… S45Cド リ フ ト ピ ン (付 )/M12高 力 ボ ル ト (付 )
10
20 . 5
1 0 0. 5
18
1 05
カ ッ プ 取 り 付 け … M16ア ン カ ー ボ ル ト
偏 心 座 金 (付 )+ ワ ッ シ ャ ー (付 )+ ナ ッ ト
17
∥柱木口∥
φ 32
2.6
ワッシャー
∥柱側面∥
φ 17
φ 35
12 5
13 24
25
※ 1 52
※ 1 02
( 1 75 )
MZ ボ ル ト ( 高 力 ホ ゙ ルト )
M1 2 ナッ ト (S 4 5C )
φ 12
ド リ フト ヒ ゚ン ( S4 5 C)
【基本納まり】
土 台 下 端 よ り 4 0~ 60 ㎜
∥土台側面∥
1 03
パイプS
∥ T H- 1 0が 取 り 付 か な い 場 合 ∥
土台
アンカーボルト埋込み
P1 0 1参 照
∥土台上面∥
φ
丸座(付属品)
φ 59 t= 4 .5
カ ッ プ 10 5
S4 5 Cト ゙ リフ ト ピ ン
10 3 ㎜ ( 付 属 品 )
60
M 16 ナ ッ ト
※ 102… 堅 い 樹 種 は 、 102~ 101㎜ に て 調 整 。
※ 152… 堅 い 樹 種 は 、 152~ 151㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-56-
ワッシャー(付属品)
偏 心 座 金 φ 46 t= 6 ( 付 属 品 )
M 1 6ア ン カ ー ボ ル ト
HDCⅢ -L105
φ 59
φ22
18
【 パ イ プ L】
4 .5
φ 2 1. 6
径・材 厚
パ イ プ : φ 21.6- 2.4mm厚
カ ッ プ : φ 59.0- 5.5mm厚
丸 座 : φ 59.0- 4.5mm厚
各種耐力
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 27.1kNな ど
50
( 詳 し く は P119参 照 )
使用用途
柱 受 … 柱 ・ 土 台 共 に : 105角
接 合 具 ((付 )は 付 属 品 )
12 5
1 01
2 61
50
219
4-φ13
【 カ ッ プ 105】
φ30
9 0. 5
柱取り付け…ドリフトピン3本
※高力ボルト(MBタイプ) L=125・140・150は別売
【仕口加工寸法】
【付属品一覧】
φ 46
6
23
偏心座金
パ イ プ 穴 φ 22
14.5
14.5
14.5 8. 5
φ13
カップとパイプの接合
… S45Cド リ フ ト ピ ン (付 )/M12高 力 ボ ル ト (付 )
10
20 . 5
1 0 0. 5
18
1 05
カ ッ プ 取 り 付 け … M16ア ン カ ー ボ ル ト
偏 心 座 金 (付 )+ ワ ッ シ ャ ー (付 )+ ナ ッ ト
17
∥柱木口∥
φ 32
2.6
ワッシャー
∥柱側面∥
φ 17
12 5
13 24
MZ ボ ル ト ( 高 力 ホ ゙ ルト )
M1 2 ナッ ト (S 4 5C )
※ 202
※ 1 52
※ 1 02
( 2 25 )
φ 35
φ 12
1 03
ド リ フト ヒ ゚ン ( S4 5 C)
25
【基本納まり】
土 台 下 端 よ り 4 0~ 60 ㎜
∥土台側面∥
∥ T H -1 0 が 取 り 付 く 場 合 ∥
パイプL
丸座(付属品)
φ 59 t= 4 .5
土台
アンカーボルト埋込み
P1 0 1参 照
∥土台上面∥
φ
カ ッ プ 10 5
60
高力ボルト(付属品)
12 5 ㎜ ( ナ ッ ト 付 き )
※ 102… 堅 い 樹 種 は 、 102~ 101㎜ に て 調 整 。
※ 152… 堅 い 樹 種 は 、 152~ 151㎜ に て 調 整 。
※ 202… 堅 い 樹 種 は 、 202~ 201㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-57-
M 16 ナ ッ ト
ワッシャー(付属品)
偏 心 座 金 φ 46 t= 6 ( 付 属 品 )
M 1 6ア ン カ ー ボ ル ト
HDCⅢ -S120
φ 59
【 パ イ プ S】
φ22
4 .5
φ 2 1. 6
径・材 厚
パ イ プ : φ 21.6- 2.4mm厚
カ ッ プ : φ 59.0- 5.5mm厚
丸 座 : φ 59.0- 4.5mm厚
各種耐力
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 24.8kNな ど
18
( 詳 し く は P119参 照 )
使用用途
1 01
50
169
3-φ13
12 5
2 11
柱 受 … 柱 ・ 土 台 共 に : 120角
接 合 具 ((付 )は 付 属 品 )
柱取り付け…ドリフトピン2本
※ MBボ ル ト L=125・ 140・ 150は 別 売
【仕口加工寸法】
【付属品一覧】
φ 46
6
23
偏心座金
パ イ プ 穴 φ 22
14.5
14.5
14.5 8. 5
【 カ ッ プ 120】
φ30
1 05 . 5
φ13
カップとパイプの接合
… S45Cド リ フ ト ピ ン (付 )/M12高 力 ボ ル ト (付 )
10
20 . 5
11 5 .5
18
12 0
カ ッ プ 取 り 付 け … M16ア ン カ ー ボ ル ト
偏 心 座 金 (付 )+ ワ ッ シ ャ ー (付 )+ ナ ッ ト
17
∥柱木口∥
φ 32
2.6
ワッシャー
∥柱側面∥
φ 17
φ 35
140
13 2 4
※ 1 52
φ 12
【基本納まり】
土 台 下 端 よ り 4 0~ 60 ㎜
( 最 長 7 5㎜ )
∥土台側面∥
118
ド リ フト ヒ ゚ン ( S4 5 C)
25
※ 1 02
( 1 75 )
MZ ボ ル ト ( 高 力 ホ ゙ ルト )
M1 2 ナッ ト (S 4 5C )
パイプS
∥ T H- 1 0が 取 り 付 か な い 場 合 ∥
土台
アンカーボルト埋込み
P1 0 1参 照
∥土台上面∥
φ
丸座(付属品)
φ 59 t= 4 .5
カ ッ プ 12 0
S4 5 Cト ゙ リフ ト ピ ン
11 8 ㎜ ( 付 属 品 )
60
M 16 ナ ッ ト
※ 102… 堅 い 樹 種 は 、 102~ 101㎜ に て 調 整 。
※ 152… 堅 い 樹 種 は 、 152~ 151㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-58-
ワッシャー(付属品)
偏 心 座 金 φ 46 t= 6 ( 付 属 品 )
M 1 6ア ン カ ー ボ ル ト
HDCⅢ -L120
φ 59
φ22
18
【 パ イ プ L】
4 .5
φ 2 1. 6
径・材 厚
パ イ プ : φ 21.6- 2.4mm厚
カ ッ プ : φ 59.0- 5.5mm厚
丸 座 : φ 59.0- 4.5mm厚
各種耐力
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 27.1kNな ど
50
( 詳 し く は P119参 照 )
使用用途
柱 受 … 柱 ・ 土 台 共 に : 120角
接 合 具 ((付 )は 付 属 品 )
12 5
1 01
2 61
50
219
4-φ13
柱取り付け…ドリフトピン3本
※ MBボ ル ト L=125・ 140・ 150は 別 売
【仕口加工寸法】
【付属品一覧】
φ 46
6
23
偏心座金
パ イ プ 穴 φ 22
14.5
14.5
14.5 8. 5
【 カ ッ プ 120】
φ30
1 05 . 5
φ13
カップとパイプの接合
… S45Cド リ フ ト ピ ン (付 )/M12高 力 ボ ル ト (付 )
10
20 . 5
11 5 .5
18
12 0
カ ッ プ 取 り 付 け … M16ア ン カ ー ボ ル ト
偏 心 座 金 (付 )+ ワ ッ シ ャ ー (付 )+ ナ ッ ト
17
∥柱木口∥
φ 32
2.6
ワッシャー
∥柱側面∥
φ 17
140
φ 12
118
ド リ フト ヒ ゚ン ( S4 5 C)
25
【基本納まり】
土 台 下 端 よ り 4 0~ 60 ㎜
( 最 長 7 5㎜ )
∥土台側面∥
パイプL
∥ T H -1 0 が 取 り 付 く 場 合 ∥
丸座(付属品)
φ 59 t= 4 .5
土台
アンカーボルト埋込み
P1 0 1参 照
∥土台上面∥
13 2 4
MZ ボ ル ト ( 高 力 ホ ゙ ルト )
M1 2 ナッ ト (S 4 5C )
※ 202
※ 1 52
※ 1 02
( 2 25 )
φ 35
φ
カ ッ プ 12 0
60
高力ボルト(付属品)
14 0 ㎜ ( ナ ッ ト 付 き )
※ 102… 堅 い 樹 種 は 、 102~ 101㎜ に て 調 整 。
※ 152… 堅 い 樹 種 は 、 152~ 151㎜ に て 調 整 。
※ 202… 堅 い 樹 種 は 、 202~ 201㎜ に て 調 整 。
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-59-
M 16 ナ ッ ト
ワッシャー(付属品)
偏 心 座 金 φ 46 t= 6 ( 付 属 品 )
M 1 6ア ン カ ー ボ ル ト
PBC-27・49《 T タイプ》
材 厚
3.2mm厚 ( ス リ ッ ト 部 )
各種耐力
26.25
26.25
26.25
26.25
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 27.7kNな ど
4-φ13
t=4.5
130
( 詳 し く は P119参 照 )
使用用途
柱 仕 口 … 柱 : 105角 以 上
25
25
70
100
60
30
t=3.2
22.5 22.5
接 合 具 ((付 )は 付 属 品 )
105
金 物 取 り 付 け … M 16六 角 穴 付 き ボ ル ト (付 )
∥上面図∥
パ イ プ ナ ッ ト φ 21.7(付 )
( STPG370: JIS G 3454)
105
52.5 52.5
22.5 22.5
2-φ26
《 T タイプ》 : M16六 角 ボ ル ト (付 )+座 金 (付 )
2-φ17
柱 取 り 付 け … S45Cド リ フ ト ピ ン (付 )
∥下面図∥
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥柱側面∥
柱
(付属品)
S45Cドリフトピン
71
101
135
105角柱:L=103㎜
120角柱:L=118㎜
(付属品)
M 16六 角 穴 付 き ボ ル ト
4
26.25
4
26.25
26.25
六角レンチ(対辺14)にて
締め付ける。
PBC-27・49
26.25
横架材
∥横架材上面∥
22.5
22.5
2-φ22
22.5
(付属品)
パイプナットφ 21.7
22.5
※ ピ ン 穴 径 は φ 12
(付属品)
座 金 9× 105× 105
■製品リスト
横架材材せい
180
210
240
270
300
330
360
390
《 T タイプ》
PBC-27T180
PBC-27T210
PBC-49T240
PBC-49T270
PBC-49T300
PBC-49T330
PBC-49T360
PBC-49T390
(付属品)
M 16六 角 ボ ル ト
-60-
PBC-27・49《 + タイプ》
材 厚
3.2mm厚 ( ス リ ッ ト 部 )
各種耐力
26.25
26.25
26.25
26.25
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 27.7kNな ど
4-φ13
t=4.5
130
( 詳 し く は P119参 照 )
使用用途
柱 仕 口 … 柱 : 105角 以 上
25
25
70
100
60
30
t=3.2
22.5 22.5
接 合 具 ((付 )は 付 属 品 )
105
金 物 取 り 付 け … M 16六 角 穴 付 き ボ ル ト (付 )
∥上面図∥
パ イ プ ナ ッ ト φ 21.7(付 )
( STPG370: JIS G 3454)
105
52.5 52.5
22.5 22.5
2-φ26
柱 取 り 付 け … S45Cド リ フ ト ピ ン (付 )
2-φ17
∥下面図∥
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥柱側面∥
柱
(付属品)
S45Cドリフトピン
71
101
135
105角柱:L=103㎜
120角柱:L=118㎜
(付属品)
M 16六 角 穴 付 き ボ ル ト
4
26.25
4
26.25
26.25
六角レンチ(対辺14)にて
締め付ける。
PBC-27・49
26.25
横架材
∥横架材上面∥
22.5
22.5
2-φ22
22.5
(付属品)
パイプナットφ 21.7
22.5
※ ピ ン 穴 径 は φ 12
■製品リスト
横架材材せい
180
210
240
270
300
330
360
390
《 + タイプ》
PBC-27+180
PBC-27+210
PBC-49+240
PBC-49+270
PBC-49+300
PBC-49+330
PBC-49+360
PBC-49+390
PBC-27・49
(付属品)
M 16六 角 ボ ル ト
-61-
PBH-63
26.25
材 厚
3.2mm厚 ( ス リ ッ ト 部 )
26.25
26.25
26.25
4-φ13
短 期 基 準 引 張 耐 力 … 63.4kNな ど
225
( 詳 し く は P119参 照 )
130
100
60
70
各種耐力
30
t=3.2
使用用途
95
95
柱 仕 口 … 柱 : 105角 以 上
t=4.5
25 35
接 合 具 ((付 )は 付 属 品 )
105
金 物 取 り 付 け … M 16ア ン カ ー ボ ル ト 2 本
ア ジ ャ ス タ ー 座 金 (付 )+ ワ ッ シ ャ ー (付 )
+ナット
105
35 25
52.5 52.5
t=12
∥上面図∥
2-φ28
柱 取 り 付 け … S45Cド リ フ ト ピ ン 4 本 (付 )
∥下面図∥
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
∥側面∥
柱
(付属品)
S45Cドリフトピン
71
101
135
105角柱:L=103㎜
120角柱:L=118㎜
4
26.25
4
26.25
26.25
26.25
∥ 基 礎 上 面 (ア ン カ ー ボ ル ト の 配 置 )∥
25
35
PBH-63
M 16六 角 ナ ッ ト
25
2-M16
35
ワッシャ-
(付属品)
ア ン カ ー ボ ル ト M 16
基 礎 天 端 よ り 40~ 70㎜
(付属品)
アジャスター座金
φ 46 t=6
アンカーボルト埋込み
P101参 照
基礎幅:150以上
※ ピ ン 穴 径 は φ 12
※金物直下の基礎パッキンは不要です。
-62-
KP
径-材 厚
φ 26.5- 2.3mm厚
φ 26.5
各種耐力
18
接合部性能試験未実施
95
131
(応 力 負 担 が 少 な い 箇 所 で の 使 用 想 定 )
18
使用用途
桁 部 ・ 母 屋 部 の 隅 木 (谷 木 )受 … 柱 -隅 木
小 屋 束 -隅 木
接合具
柱 …ボルト1本
隅 木…ドリフトピン1本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 14
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
【隅木】
面∥
(75)
50
45~ 47
(70)
∥
下
隅木
柱頭部
∥柱木口∥
パ イ プ 穴 φ 27
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-63-
TP
径-材 厚
φ 26.5- 2.3mm厚
6.0mm厚 ( 羽 部 )
6
各種耐力
接合部性能試験未実施
(応 力 負 担 が 少 な い 箇 所 で の 使 用 想 定 )
103.25
90
73.25
30
60
使用用途
150
53 15 12
棟 部 の 隅 木 (谷 木 )受 … 小 屋 束 -隅 木
接合具
70
90
42
φ 26.5
18
小屋束…ボルト1本
隅 木…ドリフトピン各1本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 14
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
【隅木】
面∥
73.25
(75)
50
40
∥
下
隅木
束頭部
∥束木口∥
パ イ プ 穴 φ 27
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-64-
TP(+ )
径-材 厚
φ 26.5- 2.3mm厚
6.0mm厚 ( 羽 部 )
6
各種耐力
耐力算定試験未実施
(応 力 負 担 が 少 な い 箇 所 で の 使 用 想 定 )
103.25
30
60 φ 26.5
使用用途
棟 部 の 隅 木 (谷 木 )受 … 小 屋 束 -隅 木
150
方形又は隅・谷木の交差部
接合具
70
90
42
53 15 12
90
18
小屋束…ドリフトピン 又は ボルト1本
隅 木…ドリフトピン各1本
※ 指 示 無 き 孔 径 は φ 14
【仕口加工寸法】
【基本納まり】
【隅木】
端∥
73.25
(75)
50
40
∥
下
隅木
束頭部
∥束木口∥
パ イ プ 穴 φ 27
※ ボ ル ト 及 び ピ ン 穴 径 は φ 12
-65-
《表面処理》
~ ス ト ロ ン ジ ン ク /J コ ー ト 処 理 ~ ( JIS D 0201)
ス ト ロ ン ジ ン ク は 、 塩 水 噴 霧 試 験 に お い て 2,000時 間 以 上 赤 錆 の 発 生 を 抑 え る
高耐食のめっき処理です。
■ 黒 色 ス ト ロ ン ジ ン ク ( Ep-Fe/Zn-Fe 5K)
亜 鉛 の 犠 牲 防 食 性 を 失 わ ず 、 白 錆 発 生 も 遅 い 為 に 、 亜 鉛 め っ き の 3~ 5倍 も の 防 錆
力を持ち、表層の黒色クロメート皮膜により自己修復性が高く傷からの錆発生を
強く抑制します。
■ ス ト ロ ン ジ ン ク J コ ー ト ( Ep-Fe/Zn-Fe 5C+Jコ ー ト )
ス ト ロ ン ジ ン ク + ク ロ メ ー ト 皮 膜 に 珪 酸 塩 皮 膜 (セ ラ ミ ッ ク )処 理 を 行 う 事 に よ り
白金色に輝く高い防錆効果を有します。
~ 新 溶 融 め っ き ~ ( 亜 鉛 -ア ル ミ ニ ウ ム 6%-マ グ ネ シ ウ ム 3%)
☆新溶融めっきの高耐食性
時間の経過とともに緻密で付着性の強い二層構造の保護皮膜をめっき表面に形成し
めっき層の腐食を抑制します。
☆切断端面部の防食機構
雨、結露等により切断端面の鋼素地露出部に赤錆発生、万が一雨等に長時間さらさ
れた場合でも、めっき層から溶け出した亜鉛、アルミニウム、マグネシウムにより
緻密なマグネシウム含有亜鉛系保護皮膜が端面部を覆い、これにより防食効果が
長時間持続します。
~ダクロタイズド処理~
処 理 液 に 浸 漬 し た の ち 、 焼 成 炉 で 約 300℃ で 加 熱 す る 事 に よ っ て 皮 膜 を 形 成 す る と
同時に強固な密着力を生じ自己犠牲保護作用などにより優れた耐食性を有します。
塩 水 噴 霧 試 験 に お い て 、 1,000~ 2,000時 間 の 耐 食 性 を 示 し ま す 。
-66-
材 質
SWRM8~ 10
φ 12
100,120,135,150,160,180,190
210,220,240,250,270,280,300
表面処理
クロメートめっき
使用用途
梁受金物の取り付け
材 質
SWRCH8~ 10
4.5
110,125,140
φ 12
φ 35
表面処理
クロメートめっき
使用用途
梁受金物の取り付け
ザ ボ リ 対 応 用 : ザ ボ リ 深 さ 6㎜
10
3
材 質
六 角 ナ ッ ト : SWRCH10
バ ネ 座 金 : SWRH72
表面処理
クロメートめっき
使用用途
MB及 び MZに 使 用 。
木痩せなどによる、ナットの緩み防止。
-67-
4.5
φ 45
4.5
40× 40
材 質
座 金 部 : SPHC
バ ネ 部 : SWRH57
表面処理
φ 45
3
4.5
40× 40
3
クロメートめっき
4.5
使用用途
梁受金物の取り付け
バネ無しはパクトナットと合わせて使用。
バネ付は六角ナットと合わせて使用。
材 質
引 張 強 さ 伸 線 後 400N/㎜ 2 以 上
φ 12.3
φ 12
85,95,103,118,145,160
材 幅 : 105㎜ … DP-103
表面処理
クロメート及び黒色クロメートめっき
使用用途
梁受金物と横架材、
柱 仕 口 金 物 と 柱 (束 ほ か )、
ほか金物全般と木構造材の取り付け
120㎜ … DP-118
-68-
HDW-M12
径ー材 厚
ナ ッ ト : φ 16
引 張 荷 重 ≒ 18.9kN
24
【 ナ ッ ト M 12】
HDW-N12
40
丸 座 金 : φ 67- 6.0mm厚
使用用途
パイプ金物が取り付く土台の
φ 16
φ 67
【 丸 座 金 M 12】
HDW-W12
φ 16.2
アンカーボルトへの固定
接合具
6
ア ン カ ー ボ ル ト M 12
【ザボリ加工寸法】
【基本納まり】
■土台上面にザボリを施す場合
20
∥上面∥
20
0
0
・ナット締め付けの際は、必ず、
六角ソケットをご使用ください。
不可
専 用 丸 座 金 φ 67
ホールダウンワッシャー M 12
∥断面∥
対
ザ ボ リ 径 : φ 70
辺
24
ザ ボ リ 深 さ : 10
6
3 1
ナ ッ ト M 12
丸 座 金 M 12
ア ン カ ー ボ ル ト M 12
φ 16~ 18
-69-
HDW-M16
径-材 厚
ナ ッ ト : φ 20
引 張 荷 重 ≒ 30kN
24
【 ナ ッ ト M 16】
HDW-N16
40
丸 座 金 : φ 67- 6.0mm厚
使用用途
パイプ金物が取り付く土台の
φ 20
φ 67
【 丸 座 金 M 16】
HDW-W16
φ 20.5
アンカーボルトへの固定
接合具
6
ア ン カ ー ボ ル ト M 16
【ザボリ加工寸法】
【基本納まり】
■土台上面にザボリを施す場合
∥上面∥
20
0
20
0
・ナット締め付けの際は、必ず、
六角ソケットをご使用ください。
不可
専 用 丸 座 金 φ 67
ホールダウンワッシャー M 16
∥断面∥
対
ザ ボ リ 径 : φ 70
辺
24
ザ ボ リ 深 さ : 10
6
3 1
ナ ッ ト M 16
丸 座 金 M 16
ア ン カ ー ボ ル ト M 16
φ 20~ 22
-70-
《ボルトの長さについて》
◎ボルト長は、取り付く材幅に金物・ナット・座金などの厚さを加えナットより
ね じ 山 余 長 : 2 山 程 度 (約 4 ㎜ )を 確 保 し て 下 さ い 。
※ナットには万一の木痩せ対策としてパクトナットを推奨いたします。
■ボルト長さ対照表
MB(中 ボ ル ト )仕 様
ボルト仕様
MZ(丸 座 軸 太 ボ ル ト )仕 様
取合い図
金具背合せ
材
幅
座金+金具
ザボリ6 ㎜ + 金 具
90
MB-120
MZ-110
105
MB-135
MZ-125
120
MB-150
MZ-140
座面高
P3:6.7㎜
材 幅 :W
4.5
座面高
P3:6.7㎜
材 幅 :W
ねじ山余長:2山程度
必要ボルト長さ
6
ねじ山余長:2山程度
必要ボルト長さ
MB
MZ
-71-
座面高
P3:6.7㎜
Step-3
施 工
構造材への金物取り付け及び先行ピン打ちは、建方作業に入る前に行います。
金 物 は 、 横 架 材 /勝 柱 ・通 し 柱 に 取 り 付 け 、 小 梁 ・大 引 /管 柱 に は 取 り 付 け ま せ ん 。
■横架材
・小梁などを受ける接合部に、梁受金物を取り付けます。
…①
・ 柱 と の 接 合 部 に 、 ホ ゾ パ イ プ な ど の 柱 仕 口 金 物 を 取 り 付 け ま す 。… ②
■柱は、梁との取り合い等により、下表の○印の金物を取り付けます。
隅木受
種 類
梁との取り合い 柱 頭 部 柱 継 ぎ
梁 勝
管 柱
柱 勝
梁 勝
通し柱
柱 勝
柱持たせ
梁 勝
梁受金物
柱仕口金物
図中例
無
有
×
○
○
×
×
○
③
④
⑤
無
有
○
○
○
×
×
○
⑥
⑦
⑧
-
①
柱頭部は、建方時に取り付け
⑨
先行ピンは、吊り上げ前に必ず打ち込む。
②
①
②
⑦
①
②
③
①
②
⑤
③
③
②
②
③
②
※柱脚金物は、基礎上に取り付けます。
-73-
⑧
⑥
⑨
⑧
③
③
⑦
⑤
③
③
③
④
③
③
③
③
③
⑧
⑤
⑤
③
③
③
③
-74-
《横架材への金物取り付け》
横架材には、前記・小梁などを受ける接合部に、梁受金物を取り付けます。 …①
・柱との接合部に、ホゾパイプなどの柱仕口金物を取り付けます。…②
が、複合的に組み合わされます。下表及び下図は、その組み合わせの代表例です。
図中例
A
B
C
D
E
F
先行ピン
梁 受 金 物 1ヶ
○
×
○
○
○
○
○
×
○
×
○
○
梁 受 金 物 2ヶ
上 階 柱 (束 )
下 階 柱 (束 )
×
×
×
×
×
×
○
×
×
×
○
×
×
×
○
○
○
○
A
先行ピンは、
吊り上げ前に必ず打ち込む
①【 梁 受 金 物 】
②【 柱 仕 口 金 物 】
B
●接合具
ボルト+ナット
+座金
D
●接合具
ドリフトピン
C
●接合具
ボルト+ナット
E
●接合具
ドリフトピン
F
●接合具
ボルト+ナット+座金
ドリフトピン
-75-
■ 金物取り付け例: A ■
● 梁 (横 架 材 )端 ス リ ッ ト 部 の ピ ン 穴 最 上 部 に 、 先 行 ピ ン (ド リ フ ト ピ ン )を 打 ち 込 む 。
梁は、梁受金物の上方から取り付けます。
スリットに梁受金物が挿入され、梁受金物のアゴ部に先行ピンが止まり、梁の天端
高さが決まります。
よって、先行ピンを最上部のピン穴以外に打ち込むと、
梁は正規の高さに施工でません。
また、打ち込み忘れた場合、梁が落下する
危険性があります。
先行ピンは、必ず、正しく取り付け
てください。
【先行ピン】
【スリット】
【ピン穴】
【 (ス リ ッ ト )溝 】
【スリット】
【 (ス リ ッ ト )溝 】
【梁受金物】
【スリット】
∥梁上面∥
【先行ピン】
【先行ピン】
∥梁側面∥
-76-
■ 金物取り付け例: F ■
①梁端スリット部のピン穴最上部
に 、 先 行 ピ ン (ド リ フ ト ピ ン )を
打ち込む。
【パイプ穴】
【ピン穴】
【先行ピン】
【ボルト穴】
【ピン穴】
【パイプ穴】
②接合金物を取り付ける。
先ず、ドリフトピンで留め付け
るパイプ金物から取り付ける。
パイプ金物をパイプ穴に挿入し
固 定 ピ ン (ド リ フ ト ピ ン )を 打 ち
込む。
【固定ピン】
【 パ イ プ 金 物 】 :GP-95
③次に、ボルトで留め付ける接合
金物を取り付ける。
梁受金物を留め付ける最上部の
ボルトは、パイプ金物も留め付
【 パ イ プ 金 物 】 :GP-95
けるので、先ず、パイプ金物を
パイプ穴に挿入する。
※挿入深さは、下図を参照。
HDP-10
GP-95
50
ラ イ ン (刻 印 )
横架材(梁)
-77-
ドリフトピン
(ボルト)
④次に、梁受金物とパイプ金物を
ボルトで留め付ける。
梁受金物の大きさが異なる場合
【 梁 受 金 物 】 :TH-24
基本的には、小さな梁受金物側
からボルトを差し込み、大きな
梁受金物側にナットを取り付け
【 梁 受 金 物 】 :TH-18
ることとする。
P89参 照
⑤ボルト頭を軽く押さえ、ナット
締めする。
締 め 付 け は 、 ナ ッ ト の スプリング
ワッシャーが 平 ら に な っ た ら 完 了 。
(ト ル ク :20~ 25N・m程 度 )
※必要以上に締め付けると、梁
受金物と梁が納まり難くなり
ます。
⑥金物及び接合具が、正しく取り
付いていることを確認し終了。
※梁の先行ピンが、梁受金物の
アゴ部に取り付くまでは、固
定ピン用の穴には、何も通さ
ないこと。
【固定ピン用穴】
-78-
《柱への梁受金物取り付け》
■梁受金物は、各“製品図”内【基本納まり】ほかにも記述した通り、柱に取り付く
梁受金物の取り合いにより、《ノーマル》と《ダウン》の取り付け方法があります。
《ノーマル》
《ダウン》
75
70
70
70
回転
70
50
製品名称等の刻印
《ノーマル》 と 《ダウン》
( TH-10は 製 品 図 参 照 )
《 ダ ウ ン 穴 》《 ノ ー マ ル 穴 》
基本的に、梁受金物が一方向に取り付く場合、《ノーマル》取り付けとなります。
梁 受 金 物 が 、 二 方 向 (交 差 )に 取 り 付 く 場 合 、 梁 受 金 物 を 取 り 付 け る ボ ル ト 同 志 が 、
干 渉 し な い 様 に 、 《 ノ ー マ ル 》 用 の ボ ル ト 穴 に 対 し て 25㎜ 下 が り の 《 ダ ウ ン 》 用 の
ボルト穴が必要となります。
便宜的に、《ノーマル》用のボルト穴→《ノーマル穴》
《ダウン》用のボルト穴 →《ダウン穴》
とします。
プ レ カ ッ ト 加 工 で は 、 伏 図 の X軸 方 向 、 Y軸 方 向 の ど ち ら か 一 方 が 、 《 ノ ー マ ル 穴 》
加工となり、もう一方が《ダウン穴》加工となります。
ただし、《ダウン穴》方向に取り付く梁受金物であっても、二方向に取り付かない
(一 方 向 )場 合 、 上 記 の 通 り 《 ノ ー マ ル 穴 》 加 工 が 基 本 と な り ま す 。
梁 受 金 物 例 : TH-24
1 .一 方 向 1 個
3 .二 方 向 (L 字 ) 4 .二 方 向 (T 字 ) 5 .二 方 向 (十 字 )
2 .一 方 向 2 個
Y
X
Y
《ノーマル》
70 70 50
《ノーマル》
X
X
Y
《ダウン》《ノーマル》
25
Y
X
70 70 75
Y
-79-
X
《ダウン》《ノーマル》
Y
X
《ダウン》《ノーマル》
■ 金物取り付け例:⑤■
【パイプ穴】
【 パ イ プ 金 物 】 :HDP-CC
【ボルト穴】
《ダウン穴》
【ボルト穴】
《ノーマル穴》
①柱頭部にパイプ金物が取り付く場合は、
柱頭部のパイプ穴にパイプ金物を挿入。
※挿入深さは、左下図を参照。
②先ず、挿入したパイプ金物と《ノーマル》に取り付
ける梁受金物をボルトで柱に留め付ける。
金物の取り付け高さを確認後、ナット締めする。
締 め 付 け は 、 ナ ッ ト の スプリングワッシャーが 平 ら に な っ た
ら 完 了 。 (ト ル ク :20~ 25N・m程 度 )
ボルトを必要以上に締め付けると、梁受金物と梁が
納 ま り 難 く な り ま す 。 … P89参 照
【 梁 受 金 物 】 :TH-33
【 梁 受 金 物 】 :TH-24
HDP-CC
HDP-10
75
50
ラ イ ン (刻 印 )
70
70
ボルト
③続けて、交差する梁受金物を留め付ける。
金物及び接合具が、正しく取り付いている
ことを確認し終了。
-80-
■ 金 物 取 り 付 け 例 : ⑨ HMP ■
柱 持 た せ パ イ プ :HMPの 施 工 方 法 は GP/HDPと 異 な り 、 梁 と 柱 の 双 方 を ボ ル ト で 接 合 し ま す 。
よって、【建て方前の金物取り付け】と【建て方】時に、接合具の取り付けを行います。
【 建 て 方 前 の 金 物 取 り 付 け 】例 . 大 梁 :H=150 小 梁 :H=330 パ イ プ :HMP-140
150
①
↑
HMP-140→
※ドリフトピンを用いる場合は、ボルト
HMP-140→
より先にドリフトピンを打ち込みます。
②
TH-33→ TH-33
↓
③
ボルトを締めすぎると梁受金物の下端が、
すぼまりますので、ご注意ください。
-81-
【建て方】
④
↓
※梁受金物が柱に干渉する場合は、梁受
金物を留め付けているボルトを緩め、
施工後、締め直してください。
⑤
↓
330
150
⑥
-82-
■ 梁 せ い 450㎜ 以 上 の 対 応 に つ い て ■
梁 せ い 450㎜ 以 上 は 、 下 記 4 タ イ プ の 『 金 物 2 段 使 い 』 と し て く だ さ い 。
短 期 許 容 せ ん 断 接 合 耐 力 及 び 試 験 時 使 用 木 材 は 、 P115を 参 照 く だ さ い 。
■ 梁せ い :450/480㎜ 〔 TH-33 + TH-10〕
50
50
75
70
70
70
【先行ピン】
35
120
105
70
70
70
【先行ピン】
■ 梁せ い :510/540㎜ 〔 TH-33 + TH-18〕
50
50
75
70
70
70
70
45 40
120
115
70
70
70
【先行ピン】
89
-83-
【先行ピン】
※ P83・ P84に 掲 載 の 納 ま り ( 柱 1本 に 対 し て 梁 仕 口 1ヵ 所 、 ボ ル ト ノ ー マ ル 仕 様 ) 以 外
については、構造の安全を判断いただきご使用ください。
■ 梁せ い :570/600/630㎜ 〔 TH-33 + TH-24〕
50
50
75
70
120
70
70
70
【先行ピン】
70
70
70
120
70
70
70
【先行ピン】
■ 梁せ い :660/690/720㎜ 〔 TH-33 + TH-33〕
75
50
50
120
70
70
70
120
70
70
70
70
70
70
120
70
70
70
【先行ピン】
-84-
【先行ピン】
《梁受金物の取り付け高さ》
柱 ・梁 に 取 り 付 け ら れ た 梁 受 金 物 テ ッ ク ワ ン P 3の 金 物 天 端 位 置 は 、 TH-10を 除 き 、
同じ高さに取り付きます。
梁天端
10
※ TH-10は 、 他 の 金 物 よ り
天 端 部 が 10㎜ 高 い 。 →
TH-10
※金物頂部は、
梁 天 端 よ り 5.5㎜ 下 が り
TH-18
※金物天端は、
梁 天 端 よ り 30.5㎜ 下 が り
TH-24
※金物天端は、
梁 天 端 よ り 30.5㎜ 下 が り
TH-33
50
※金物天端は、
梁 天 端 よ り 30.5㎜ 下 が り
■金物の交差部
《ノーマル》
《ダウン》
《正しい取り合い》
-85-
梁
天
端
■金物の取り付け間違いについて
梁受金物の取り付け高さが間違っていると、梁が正しく納まらないだけでなく、
仕口部分やピン穴部分の破損につながります。
70
50
※梁が浮いてしまう!
70
正
○
誤
○
75
《 ノ ー マ ル 取 り 付 け で 、 左 側 金 物 25㎜ 上 が り 》
70
※ 梁 が 下 がっ て し ま う !
70
正
○
誤
○
《 ダ ウ ン 取 り 付 け で 、 左 側 金 物 25㎜ 下 が り 》
《 25㎜ 上 が り 》
《 25㎜ 下 が り 》
-86-
25
25
25
25
■間違った金物の交差部例
《 25㎜ 上 が り 下 が り 》
パイプ金物を留め付けるドリフトピンの
納まり寸法は、右図のように横架材天端、
又 は 下 端 の 縁 か ら 50㎜ (HDP-15、 HDP-20は 、
横架材
50㎜ + 30㎜ )を 厳 守 し て く だ さ い 。
柱の木口端からの端距離※寸法は、
GP-95 : 45㎜
柱
の 各 寸 法 に 引 寄 せ 寸 法 (P16参 照 )を 加 え た
加工寸法とします。
横架材
端距離 ※
HDP-10: 70㎜
HDP-15: 50㎜ + 50㎜
HDP-20: 100㎜ + 50㎜
50 縁 距 離
《“パイプ金物”と“梁受金物”の取り合い》
柱
横 架 材 に 梁 受 金 物 と パ イ プ 金 物 を 取 り 付 け る 際 、 横 架 材 の “ せ い (高 さ )” に よ り 、
梁受金物を留め付けるボルトとパイプ金物が、干渉することがあります。
下図を参考に、梁せいのサイズアップなどで、対応願います。
■GP-95/HDP-10
OK
OK
OK
NG
OK
70
110
80
50
90
60
NG(干 渉 )
梁 せ い : 180
梁 受 金 物 : TH-18
210
TH-18
240
TH-24
270
TH-24
300
TH-24
330
TH-33
NG
OK
OK
OK
NG
■HDP-15/20
70
110
80
50
90
60
NG(干 渉 )
梁せい :
180
梁 受 金 物 : TH-18
210
240
270
300
330
TH-18
TH-24
TH-24
TH-24
TH-33
-87-
《ボルト締めの座金と横架材の干渉》
梁受金物が背中合わせに取り付く場合、金物を留め付けるボルトの座金と横架材が
干 渉 す る ( ス リ ッ ト の 溝 幅 41㎜ に 納 ま ら な い ) こ と が あ り ま す 。
こ の 様 な 場 合 、 角 座 金 W4.5× 40若 し く は 、 丸 座 軸 太 ボ ル ト (MZ)を 使 用 し て く だ さ い 。
梁 せ い の 小 さ い “ 梁 下 端 ” と 梁 直 下 の “ ボ ル ト 芯 ” と の 寸 法 差 が 10㎜ 以 上 の 場 合 に は
干渉しません。
〔 材 天 端 か ら の ボ ル ト 位 置 -10≧ 材 せ い … 干 渉 な し 〕
例 . 材 天 端 ~ 120㎜ - 10= 110㎜ < 梁 せ い 120㎜ … 干 渉 あ り
120
TH-10
41
45
41
φ
9.274
70
120
50
TH-18
干渉部分
丸座金
角座金
150
75
TH-10
70
TH-18
145
■ 干 渉 パ タ ーン…MZに 変更 ( 接 合 部 の 引 張 耐 力 は 、 低 減 す る こ と )
φ
φ
41
45
41
35
干渉部分
TH-18
70
215
75
TH-24
210
70
TH-18
70
70
190
50
TH-24
MZ
210
丸座金
TH-33
75
TH-24
TH-24
300
70
70
285
270
70
70
70
260
70
50
TH-33
-88-
《ボルト締めについて》
梁 受 金 物 を 取 り 付 け る 際 に は 、 締 め 付 け ト ル ク を 20~ 25N・mに て ボ ル ト 及 び ナ ッ ト を
締 め 付 け て 下 さ い 。 … 概 ね ナ ッ ト の スプリングワッシャーが 閉 じ る 程 度 。
下図のようにボルトを締め過ぎた場合、金物、座金が木材にめり込み、金物が斜めに
取り付いたり、木材に割れが発生する恐れがありますので注意願います。
リ
メ
リ
…
…
リ
メ
リ
メ
メ
■正しい取り付け方
① 金 物 を 下 方 へ 引 き 、 ナ ッ ト の スプリング
ワッシャーが 平 ら に な ら な い (閉 じ な い )
程度にボルトを取り付ける。
②金物が垂直に取り付いている事を
確認し、ボルトの本締めを行う。
-89-
~基礎・建方~
※ PBH-63は 、 土 台 敷 の
頃に取り付けます。
※ HDC Ⅲ は 、 土 台 と
一緒に取り付けます。
《 PBH-63用 ア ン カ ー ボ ル ト に つ い て 》
● ア ン カ ー ボ ル ト M 16の 納 ま り
25 35
2-M16 アンカーボルト
35 25
∥基礎上面∥
アンカーボルトの出
基 礎 天 端 よ り 40~ 70㎜
※基礎パッキンは
不要です。
アンカーボルト埋込み
長 さ 530㎜ 以 上
基礎幅:150以上
25
35
※表面処理されたアンカーボルトであっても、
かぶり厚さは、余裕を見てください。
主筋をダブル配筋とするなど、基礎の補強に努めてください。
-91-
35
25
《 HDCⅢ
用アンカーボルトについて》
● 基 礎 の 主 筋 と ア ン カ ー ボ ル ト M 16の 納 ま り
基 礎 配 筋 に て 主 筋 の 角 部 『 折 曲 げ 内 法 直 径 :D 』 は 必 ず 、 主 筋 径 :dの 3 倍 以 上 と し て
ください。
下 左 〔 基 礎 伏 図 〕 の よ う に 、 主 筋 D13を 通 り 芯 に 配 し た 場 合 で も HDC Ⅲ
のカップ底孔
φ 30に 納 ま り ま す 。
ま た 、 下 右 〔 拡 大 図 〕 の よ う に 折 曲 げ 内 法 直 径 を D =5 d(半 径 =2.5d)以 上 と す る こ と で 、
より納まり易くなります。
尚 、 M 16用 ナ ッ ト 締 め に 用 い る 【 偏 心 座 金 】 は 、 ア ン カ ー ボ ル ト の 施 工 誤 差 を 6㎜ 程 度
許容します。
【 丸 座 φ 59】
【 パ イ プ S】
M 12高 力 ボ ル ト (附 属 品 )
ま た は 、 S45Cドリフトピン(附 属 品 )
ね じ 山 の 出 : 土 台 下 端 ~ 50㎜ を 目 安
( 40~ 60㎜ )
∥土台上面∥
【 カ ッ プ 105】
【偏心座金】
ア ン カ ー ボ ル ト M 16
カ ッ プ 底 孔 φ 30
主 筋 例 :D13
HDCⅢ カ ッ プ 底
D =3 d
ア ン カ ー ボ ル ト M 16
〔基礎伏図〕
D =5 d
〔拡大図〕
-92-
《アンカーボルトの配置と接合形態》
パイプ金物の接合形態を土台と基礎の状況及びアンカーボルトの位置、仕様により、
以下の4タイプに区分します。
尚 、 接 合 形 態 に よ り 引 張 /せ ん 断 耐 力 は 異 な り ま す の で 、 ご 注 意 く だ さ い 。
【一般部B】
【一般部A】
【隅角部】
※一般部Bの200mm超えの
座金も兼ねています。
【隅柱】
基礎
【隅柱】
※基礎が通っておらず、
座金が片側しか
配置出来ない。
【一般部A】
土台
【一般部B】
【隅角部】
【隅角部】
引張が生じない柱
凡例
※土台横勝ち方向に対して、
基礎が通っておらず、
座金が片側しか
配置出来ない。
:柱
: パ イ プ 金 物 専 用 丸 座 金 (ホールダウンワッシャー)
:Zマーク角座金
【隅柱】
① 【 一 般 部 (中 柱 )A 】
引張の生じる柱が取り付く
1本の土台が、
アンカーボルトにて
20
0内
外
20
0内
【隅柱】
外
柱芯より両側に
200㎜ 内 外 : 200㎜ 内 外 で 、
( 誤 差 20㎜ 程 度 を 目 安 )
基礎に緊結されている。
※アンカーボルトの仕様は、
M 12
パイプ金物によって異なります。
( 図 例 : HDP-15)
-93-
不 可
② 【 一 般 部 (中 柱 )B 】 …5.3kN
引張の生じる柱が取り付く
20
※ 【 隅 柱 】 例 : HDP-20
0内
20
外
1本の土台が、
ア ン カ ー ボ ル ト M 12
角 座 金 W 4.5× 40に て
20
0超
0以
内
20
え
0超
え
柱芯より各々に
200㎜ 内 外 : 200㎜ 超 え で 、
基礎に緊結されている。
※ 上 記 “ 200㎜ 内 外 ” の ア ン カ ー
ボルト及び座金の仕様を
M 16
M 12
【隅柱】仕様とした場合は、
【隅柱】の引張耐力数値を
ご使用ください。
20
0以
③【隅柱】
20
内
0以
内
引張の生じる柱が取り付く
1本の土台が、アンカーボルトにて
柱芯より片側に
200㎜ 以 内 で 、
基礎に緊結されている。
※アンカーボルトの仕様は、
パイプ金物によって異なります。
M 16
( 図 例 : HDP-20)
ま た 、 ホールダウンワッシャー以 外 の 仕 様 は 、
耐力数値を設定していません。
④【隅角部】
引張の生じる柱が取り付く
20
0以
内
20
0以
内
土台と直交する土台が、
アンカーボルトにて
柱芯より
各 々 200㎜ 以 内 で 、
基礎に緊結されている。
※アンカーボルトの仕様は、
パイプ金物によって異なります。
( 図 例 : HDP-20)
M 16
[基 礎 な し : 人 通 口 な ど ]
ま た 、 ホールダウンワッシャー以 外 の 仕 様 は 、
耐力数値を設定していません。
-94-
《アンカーボルトの配置例》
PBH-63
GP-95
5.3kN
0
20
⑩
え
0超
20
20
0
⑤
0
20
①
⑥
HDC Ⅲ -S
⑨
④
HDP-20
20
0
HDP-20
隅 柱
仕口
20
0
HDP-10
20
0
20
0
③
①
①⑤
GJ-10
②
⑤
⑦
20
0
HDP-10
隅角部
0
20
20
0
T字 又 は 十 字 に 交 差 す る 場 合
HDP-20
隅角部
⑧
④
⑦
④
HDP-10
隅角部
HDP-15
0
20
20
0
0
20
0
20
※
20
0
0
20
上 図 は 、 各 柱 仕 口 金 物 ・土 台 継 手 金 物 等 と ア ン カ ー ボ ル ト の 関 係 を 示 す 一 例 で あ り 、
筋かい(
)の 配 置 と 各 柱 仕 口 金 物 (引 張 耐 力 )は 、 対 応 し て い ま せ ん 。
-95-
アンカーボルトと座金
アンカーボルト位置
例
土台端部
M 12: Z 角 座 金 W 4.5× 40
端 部 に 通 り 芯 よ り 200㎜ 程 度 に 配 置 。
①
土台継手
GJ-10
M 12: Z 角 座 金 W 4.5× 40
GJ-10(継 手 )部 は 、 応 力 の か か ら な い
部分に配置することとし、応力がかか
る 場 合 、 端 部 よ り 200㎜ 程 度 に 配 置 。
②
一般部
(中 柱 )A
M 12: Z 角 座 金 W 4.5× 40
M 12: ホールダウンワッシャー HDW φ 67
M 12: Z 角 座 金 W 6.0× 60× φ 14
柱 芯 よ り 200㎜ : 200㎜ 内 外 に 配 置 。
③
④
M 12: Z 角 座 金 W 4.5× 40
埋 め 込 み 長 さ : 250㎜ 以 上
柱 芯 よ り 200㎜ 内 外 で 1本 、 反 対 方 向 は
200mm超 え に 1本 配 置 。 (他 座 金 兼 用 可 )
短 期 基 準 引 張 耐 力 : 5.3kN 以 下
⑤
M 12: ホールダウンワッシャー HDW φ 67
柱 芯 よ り 200㎜ 以 内 。
GP-95/HDP-10
M 16: ホールダウンワッシャー HDW φ 67
柱 芯 よ り 200㎜ 以 内 。
HDP-20
M 12: Z 丸 座 金 RW6.0× 68× φ 14
M 16: Z 角 座 金 W 6.0× 54
M 16: Z 角 座 金 W 9.0× 80
M 16: ホールダウンワッシャー HDW φ 67
※埋め込み長さは、引張耐力に
応じた長さとする。
一般部
(中 柱 )B
隅 柱
⑥
※埋め込み長さは、引張耐力に
応じた長さとする。
隅角部
M 12: ホールダウンワッシャー HDW φ 67
柱 芯 よ り 各 200㎜ 以 内 。GP-95/HDP-10
⑦
M 16: ホールダウンワッシャー HDW φ 67
柱 芯 よ り 各 200㎜ 以 内 。HDP-20
⑧
通り芯に配置。
⑨
配 置 は 、 〔 Step-2 製 品 図 〕 参 照 。
⑩
※埋め込み長さは、引張耐力に
応じた長さとする。
アンカー型
HDC Ⅲ … M 16
埋め込み長さ
HDC Ⅲ -S
: 353㎜ 以 上
HDC Ⅲ -L… 27.1kN: 386㎜ 以 上
35.3kN: 502㎜ 以 上
PBH-63… M 16
埋 め 込 み 長 さ : 530㎜ 以 上
基 礎 幅 150㎜ 以 上 と し 、 島 型 基 礎 等 で
連続性のない場合は、適宜打増す。
※上記は接合金物に関する内容で、構造計算等によらない場合の仕様です。
こ の ほ か 、 構 造 計 算 及 び (財 )住 宅 金 融 普 及 協 会 「 木 造 住 宅 工 事 仕 様 書 」 等 に 準 じ た
仕様にて施工願います。
また、在来軸組構法用の補強金物を使用される場合も、同仕様書に準じてください。
尚、柱仕口金物と補強金物等を組み合わせても、耐力の合算はできません。
-96-
-97-
① 土 台 仕 口 ・ 継 手 部 (ス リ ッ ト )の 上 部 ピ ン 穴 に 先 行 ピ ン を 打 ち 込 み ま す 。
②土台にアンカーボルトの貫通穴を加工します。
③土台に金物を取り付けます…パイプ金物は、ドリフトピンにて留め付けます。
梁受金物は、ボルトにて留め付けます。
パイプ金物と梁受金物が取り合う場合、パイプ金物はボルトにて留め付けます。
※梁受金物の釘留めは、土台仕口:釘留めは不要
大引仕口:釘留めが必要(大引の回転防止)
※パイプ金物を取り付ける際には、右下図の“ライン”が目安となります。
④土台を基礎上に配置します。
継手には雄雌がありませんが、予め配置順序を検討してください。
土 台 継 手 金 物 :GJ-10を ス リ ッ ト 内 に 挿 入 し 、
固定ピンを打ち込みます。
①
⑤土台・大引仕口部のスリットは、
梁 受 金 物 :TH-10の 上 か ら 挿 入 し 、
固定ピンを打ち込みます。
①
←先行ピン
土
②
台
②
土
台
②
②
GP-95→
← GJ-10
①
②
④
釘→
← GP-95
← TH-10
←固定ピン
◎パイプ金物取り付け高さ
HDP-10
GP-95
ライン
50
③
③
⑤
ドリフトピン
(ボルト)
土台
-98-
ライン
《 HDCⅢ カ ッ プ の 取 り 付 け 》
■ ア ン カ ー ボ ル ト M 16の ナ ッ ト 取 り 付 け に 、 HDC Ⅲに同梱された紙レンチを用いた例。
ナットを締め付ける前に、付属品を必ず確認してください。
【 金 物 同 梱 (附 属 品 )】
金 物 : カ ッ プ /パ イ プ /丸 座
接 合 具 : M Z 高 力 ボ ル ト (ナ ッ ト 付 き )/S45Cドリフトピン… カ ッ プ と パ イ プ 接 合 用
偏 心 座 金 /ワ ッ シ ャ ー … ア ン カ ー ボ ル ト 緊 結 用
粘着テープ
上
【偏心座金】
φ 46 t=6
【ワッシャー】
部
紙レンチ
【カップ】
ナットを仮止めする際に
紙レンチ
ナットを仮止めする際に
下
ご使用下さい。
カップ穴
接合具孔
接合具穴
〔土台〕
部
【紙レンチ】
① 板 状 ( 105㎜ × 120㎜ ) に
同梱された紙レンチを
六角形の筒状に折り曲げ、
下部から六角ナットを
挿入しておく。
ア ン カ ー ボ ル ト M 16
②土台のカップ穴にカップを
挿入し、カップが動かない
様に、土台の接合具穴から
カップの接合具孔にドリフ
トピン等で仮固定。
③①の紙レンチのナットを
アンカーボルトのねじに
取り付ける。
偏心座金、ワッシャーを
M 12ボ ル ト 等 を 用 い て 、 ア
ンカーボルトに取り付け、
ナットの締め付けに
電動工具は、使用し
ないでください。
④紙レンチを回し、ナットが
⑤紙レンチを外す。
掛り始めたら、紙レンチを
2、3回程度回し、
⑥プラグレンチなどで締め
付けた後、ドリフトピン
等を外す。
-99-
《 HDCⅢ パ イ プ の 取 り 付 け 》
※パイプとカップの取り付けは、必ず付属品のドリフトピン又はボルトを使用してください。
■ 施 工 例 : HDC Ⅲ -S と 梁 受 金 物 TH-10
【丸座】
φ 59 t=6
【 パ イ プ S】
【MZ高力ボルト】
(附属品)
ピン孔
接合具孔
梁 受 金 物 :TH-10
【ナット】
(附属品)
①パイプをカップ上部から挿入しカップと
パイプの接合具孔に付属の高力ボルトを
TH-10が 取 り 付 く 方 向 へ 挿 入 す る 。
※ TH-10と 取 り 合 わ な い 場 合 に は 、
S45Cドリフトピン(附 属 品 )を 用 い ま す 。
②土台から突出した高力ボルトに
TH-10を 取 り 付 け 、 付 属 の ナ ッ ト で
締め付ける。
付属の丸座は、パイプ上部から
土台のカップ穴に納める。
※丸座は、柱を立てる前に必ず取り
付けてください。
ピン穴
ピン穴
ドリフトピン
〔柱〕
パイプ穴
③パイプのピン孔と柱仕口のピン穴向きを
合わせ、柱のパイプ穴へパイプを挿入。
-100-
④ドリフトピンをピン穴に打ち込み
取り付け完了。
※ドリフトピンは別途ご用意ください。
-101-
①土台の緊結:土台の矩手を確認し、アンカーボルトのナットを締め付け固定します。
②柱立て …例:パイプ金物
パイプ金物の上から柱を立てます。
柱を傾け、柱のパイプ穴を探ると位置合わせが簡単です。
柱と土台の面を合わせパイプのピン穴と柱のピン穴が合っていることを確認し、
固定ピンを打ち込みます。
柱 は 引 き 寄 せ 効 果 (P16参 照 )に よ り 、 し っ か り と 固 定 さ れ ま す 。
※ HDC Ⅲ の 取 り 付 け は 、 P56~ 59,99,100参 照
PBH-63の 取 り 付 け は 、 P62参 照
柱
土台
柱のパイプ穴を探る
←通し柱
柱を立てる
ピン穴の確認
固定ピンを打ち込む
←管柱
※ ホールダウンワッシャーの ナ ッ ト 締 め 付 け の 際 は 、
必ず、六角ソケットをご使用ください。
ナ ッ ト M 16
丸 座 金 M 16
不可
【隅角部の納まり】
-102-
-103-
《2階床梁の取り付け》
①梁には、《土台敷き》と同様に先行ピンを打ち込み、金物を取り付けておきます。
梁を吊り上げ、取り付ける梁受金物の天端に載せます。
②梁端部のスリットに梁受金物を挿入するように梁を落とし込みます。…次項参照
③梁仕口及び1階柱頭部のピン穴に固定ピンを打ち込み固定します。
③
③
①
管柱→
②
←通し柱
←管柱
←通し柱
-104-
《 梁 の 取 り 付 け -1 柱 -柱 間 》
スリット
梁
梁
梁
梁
①梁が金物に近づいたら水平に保ち、梁の両端部を金物天端に載せ
吊りワイヤーを若干緩め、梁のスリットから金物が見通せる事を
確認して、梁両端部から同時に手を放します。
②スリットに金物が納まったことを確認し、先行ピンがアゴ部に掛
かるまで、カケヤなどで軽く叩きます。
※梁の納まりが悪い場合は、加工及び金物の取り付け寸法等を
確認してください。
梁
先行ピン→
梁
※梁下柱のパイプ金具と梁のパイプ穴の位置は必ず合わせてください。
-105-
《 梁 の 取 り 付 け -2 梁 -梁 間 》
■ 施 工 が 進 む に つ れ 、 梁 -梁 間 に 梁 を 取 り 付 け
辛くなります。
この様な場合には、
梁 -梁 間 を 少 し で も
押し広げるように…
梁
①バールなどをスリットの溝部分に
差込みます。
スリット溝
①
梁上面
②金物の取り付いた梁を押し広げます。
③梁が金物の上に載ったら、スリットと金物の位置を合わせ、
カケヤなどで、軽く叩いて納めます。
梁
②
③
【 禁止 行 為 】
左図のように梁端部の一方を落し込んでし
まうと、もう一方の梁端部が梁を受ける材
(梁 ・柱 )に 乗 り 、 納 め に く く な り ま す 。
また、梁受金物に先行ピンが乗りきらず、
梁が落下する場合もあります。
必ず、両端部を水平に保ち、同時に納めて
ください。
梁が傾いたまま、カケヤなどで無理に叩く
と、梁及び金物が損傷する場合があります。
※梁を吊り上げる前に、先行ピンが打たれているか、必ず確認してください。
-106-
《ドリフトピン 打ち間違いの対処方法》
金 物 を 構 造 材 に 納 め る 前 に 、 固 定 用 ド リ フ ト ピ ン (以 下 、 固 定 ピ ン )を 打 ち 込 ん で し ま
うと、金物が固定ピンに干渉して金物が納まりません。
このような場合、固定ピンを抜き、金物を納め、逆方向から固定ピンを打ち直します。
ピ ン の ロ ー レ ッ ト (ギ ザ ギ ザ 部 )は 、 抜 け 防 止 に 重 要 で す 。
ピンを打ち込んだ方向からピンを打ち出すと、ピン穴が大きくなり、打ち直す際に
抜け防止の効果が低減してしまいます。
ピ ン を 抜 く 際 、 “ 棒 状 の 物 (φ 12以 下 )” で 、 ピ ン 先 か ら 金 槌 な ど で 叩 き だ し ま す 。
ピンを強く叩くと、勢いよく飛び出しますので、半分ほど抜いたら手を添えてピンを
受 け 止 め て く だ さ い 。 ・・・怪 我 の な い よ う に 注 意 願 い ま す 。
■例:柱からの固定ピン抜き
【ローレット】
干渉 【ピン先】
●ピンは反対方向から打ち直す
《ピンの抜き方》
《ピ ン の 打 ち 直 し 》
ボルト先端を削り落とす
※“棒状の物”の一例として、先端を
削ったボルトや鉄筋を用います。
Zマーク六角ボルトは軸径が細いの
で、ネジ部を切断すると便利です。
M 12中 ボ ル ト
ネジ部を切断
M 12 Z マ ー ク 六 角 ボ ル ト
-107-
-108-
-109-
-110-
Step-4
接合耐力 他
アゴ掛金具
P
3
・
ア
ゴ
掛
金
具
テックワン P3 許容耐力一覧表
製品名
短期許容せん断接合耐力(kN)
TH-10
8.0
TH-18
24.3
TH-24
34.9
TH-33
41.5
製品名
短期許容(逆)せん断接合耐力(kN)
TH-10
9.2
TH-18
20.9
TH-24
23.8
TH-33
41.7
接合形態
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
接合形態
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
製品名
短期基準引張耐力(kN)
存在接合部倍率
引張耐力÷5.3kN
TH-10
13.6
2.5
TH-18
27.1
5.1
TH-24
34.8
6.5
TH-33
40.3
7.6
接合形態
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
■表中の数値は(財)日本住宅・木材技術センター試験データ-による。
※試験時の使用木材
柱 材
横架材
寸法: 105×105
寸法: 105×105~330
樹種:スプルース同一等級構造用集成材 E95-F315
樹種:スプルース対称異等級構造用集成材 E105-F300
※表中“(準)許容せん断接合耐力”は、Sマーク(性能)認定((財)日本住宅・木材技術センター)取得時の“許容せん断耐力”を示す。
短期基準耐力を1とした場合、中短期0.8、中長期0.715、長期0.55
-112-
アゴ掛金具
テックワン P3 許容耐力一覧表(登り梁)
短期許容せん断接合耐力(kN)
P
3
・
ア
ゴ
掛
金
具
TH-10
7.1
1
.
0
寸
勾
配
製品名
短期基準引張耐力(kN)
存在接合部倍率
引張耐力÷5.3kN
TH-10
7.6
1.4
TH-18
14.7
2.7
TH-24
23.6
4.4
TH-33
23.3
4.3
(
製品名
接合形態
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
TH-18
14.7
TH-24
22.8
TH-33
40.7
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
接合形態
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
)
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
■表中の数値はタツミ社内試験データ-による。
アゴ掛金具
(
P
3
・
ア
ゴ
掛
金
具
)
2
.
5
寸
勾
配
テックワン P3 許容耐力一覧表(登り梁)
製品名
短期許容せん断接合耐力(kN)
接合形態
TH-10
7.3
柱・梁接合部
TH-18
17.1
TH-24
25.6
TH-33
36.6
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
製品名
短期基準引張耐力(kN)
存在接合部倍率
引張耐力÷5.3kN
TH-10
7.0
1.3
TH-18
16.2
3.0
TH-24
20.8
3.9
TH-33
22.3
4.2
接合形態
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
■表中の数値はタツミ社内試験データ-による。
短期基準耐力を1とした場合、中短期0.8、中長期0.715、長期0.55
-113-
アゴ掛金具
テックワン P3 許容耐力一覧表(登り梁)
短期許容せん断接合耐力(kN)
P
3
・
ア
ゴ
掛
金
具
TH-10
9.2
4
.
0
寸
勾
配
製品名
短期基準引張耐力(kN)
存在接合部倍率
引張耐力÷5.3kN
TH-10
7.6
1.4
TH-18
16.9
3.1
TH-24
19.7
3.7
TH-33
27.1
5.1
(
製品名
接合形態
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
TH-18
17.5
TH-24
27.2
TH-33
36.2
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
接合形態
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
)
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スギ゙KD)・梁(スギ集成材)
■表中の数値はタツミ社内試験データ-による。
※試験時の使用木材
柱 材
横架材
寸法: 105×105
寸法: 105×105~360
樹種:スギKD材
樹種:スギ対称異等級構造用集成材 E65-F225
短期基準耐力を1とした場合、中短期0.8、中長期0.715、長期0.55
※1.0寸、2.5寸、4.0寸勾配の登り梁にP3を使用した場合の社内試験を実施しました。
4.0寸勾配未満の登り梁を設計する場合に参考にしてください。
-114-
テックワン P3金物2段使い 許容耐力一覧表
アゴ掛金具
P
3
ア
金
ゴ
物
掛
2
金
段
具
使
い
製品名
短期許容せん断接合耐力(kN)
TH-33+TH-10
46.0
TH-33+TH-18
59.8
TH-33+TH-24
65.7
TH-33+TH-33
75.0
接合形態
柱・梁接合部
柱(杉)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(杉)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(杉)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(スプルース集成材)・梁(スギ集成材)
■表中の数値はハウスプラス確認検査㈱試験データ-による。
※試験時の使用木材
柱 材
寸法: 105×105
(※梁せい660㎜) 120×120
横架材
寸法: 105×450~660
樹種:スギKD材
樹種:スプルース同一等級構造用集成材 E95-F315
樹種:スギ対称異等級構造用集成材 E65-F225
短期基準耐力を1とした場合、中短期0.8、中長期0.715、長期0.55
アゴ掛金具
9
0
角
TH-10 大引90角(ボルト:MZ) 許容耐力表
製品名
短期許容せん断接合耐力(kN)
TH-10
6.0
接合形態
土台・大引接合部
土台・大引(スギKD材)
■表中の数値はタツミ社内試験データ-による。
※試験時の使用木材
土台材
大引材
寸法: 105×105
寸法: 90×90
樹種:スギKD材
樹種:スギKD材
短期基準耐力を1とした場合、中短期0.8、中長期0.715、長期0.55
-115-
GUD 許容耐力一覧表
登り梁受金具
製品名
短期許容せん断接合耐力(kN)
柱・梁接合部
4寸勾配
10.4
10寸勾配
16.3
4寸勾配
31.2(注)
10寸勾配
32.0(注)
柱(杉)・梁(米松)
GUD-180
柱・梁接合部
柱(杉)・梁(米松)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
GUD-240
製品名
登
り
梁
受
金
具
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
短期許容(逆)せん断接合耐力(kN)
接合形態
柱・梁接合部
4寸勾配
10.7
10寸勾配
15.1
4寸勾配
29.6(注)
10寸勾配
29.1(注)
柱(杉)・梁(米松)
GUD-180
柱・梁接合部
柱(杉)・梁(米松)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
GUD-240
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
短期基準引張耐力(kN)
(注)
存在接合部倍率
引張耐力÷5.3kN
4寸勾配
15.5
2.9
10寸勾配
20.7
3.9
4寸勾配
21.5
4.0
10寸勾配
25.6
4.8
製品名
接合形態
GUD-180
GUD-240
接合形態
柱・梁接合部
柱(杉)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(杉)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(杉)・梁(スギ集成材)
柱・梁接合部
柱(杉)・梁(スギ集成材)
■表中の数値は(財)建材試験センター試験データ-による。
※(注)の耐力値は(株)タツミでの社内試験による。
※試験時の使用木材
柱 材
横架材
柱 材
横架材
横架材
寸法:
寸法:
寸法:
寸法:
寸法:
105×105
105×180
105×105
105×240
105×180/240(引張試験)
樹種:スギKD材
樹種:米松KD材
樹種:スプルース同一等級構造用集成材 E95-F315
樹種:スプルース対称異等級構造用集成材 E120-F345
樹種:スギ対称異等級構造用集成材 E65-F225
短期基準耐力を1とした場合、中短期0.8、中長期0.715、長期0.55
-116-
水平斜め梁金具
製品名
BAP-180
水
平
斜
め
梁
金
具
BAP-240
短期許容せん断接合耐力(kN)
30
14.0
45
14.5
60
15.6
30
23.9
45
27.2
60
26.6
BAP-240
接合形態
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
短期基準引張耐力(kN)
存在接合部倍率
引張耐力÷5.3kN
30
13.4
2.5
45
19.1
3.6
60
22.2
4.1
30
19.4
3.6
45
22.8
4.3
60
25.9
4.8
製品名
BAP-180
BAP 許容耐力一覧表
接合形態
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
柱・梁接合部
柱・梁(スプルース集成材)
■表中の数値はタツミ社内試験データ-による。
※試験時の使用木材
柱 材
横架材
寸法: 105×105
寸法: 105×180/240
樹種:スプルース同一等級構造用集成材 E95-F315
樹種:スプルース対称異等級構造用集成材 E120-F345
短期基準耐力を1とした場合、中短期0.8、中長期0.715、長期0.55
-117-
柱脚 ・柱頭部
製品名
接合形態
中 柱
9.2
(1.7)
隅 柱
8.1
(1.5)
隅角部
6.6
(1.2)
柱頭
中 柱
9.2
(1.7)
9.2
柱脚
中 柱
9.0
(1.6)
9.2
隅 柱
8.1
(1.5)
隅角部
6.6
(6.6)
柱頭
中 柱
9.0
(1.6)
9.2
柱脚
中 柱
10.6
(2.0)
7.8
隅 柱
7.6
(1.4)
柱脚
GP-95
GP-95(+)
短期基準耐力(kN)
せん断
引 張 (N 値)
9.2
6.5
土台部
6.7
土台部
柱頭
隅角部
10.5
(1.5)
中 柱
10.6
(2.0)
7.8
11.6
(2.1)
5.2
中 柱
13.0
(2.4)
7.8
隅 柱
7.6
(1.4)
柱-柱 継ぎ
柱脚
6.7
土台部
HDP-10(+)
柱頭
隅角部
10.5
(1.5)
中 柱
13.0
(2.4)
7.8
11.6
(2.1)
5.2
16.9
(3.1)
9.3
柱-柱 継ぎ
柱脚
HDP-15
中 柱
柱頭
柱脚(※1)
中 柱
隅 柱
HDP-20
23.4~25.5 (4.4~4.8)
13.5
6.9
隅角部
17.5
(3.3)
中 柱
25.5
(4.8)
柱: スギKD
横架材: 米ツガKD
柱: スギKD
柱: スギKD
横架材: 米ツガKD
柱: スギKD
柱: スギKD
横架材: 米ツガKD
8.0
(2.5)
土台部
柱頭
柱: スギKD
横架材: 米ツガKD
6.5
土台部
HDP-10
試験時使用樹種
柱: スギKD
横架材: 米ツガKD
8.0
■表中の数値は(財)建材試験センター/ハウスプラス確認検査㈱試験データ-による。
※1…P122参照の事
-118-
柱脚 ・柱頭部
製品名
接合形態
HDP-CC
柱-柱 継ぎ
GP-140
柱頭
中 柱
梁H=210
HMP-140
柱頭
中 柱
GP-235
HMP-260
梁H=180
PBC-27・49
梁H=240
HDCⅢ-S
HDCⅢ-L
PBH-63
17.5
(3.3)
9.0
(1.6)
9.2
(1.7)
GP-95に準ずる※1
3.6
9.2
GP-95に準ずる※1
7.8
中 柱
7.6
(1.4)
中 柱
9.7
(1.8)
中 柱
10.2
(1.9)
梁貫通・
柱脚柱頭
中 柱
隅 柱
隅角部
27.7
(5.2)
-
49.1
(9.2)
-
24.8
(4.6)
土台部
中 柱
隅 柱
隅角部
土台部
土台部
中 柱
隅 柱
隅角部
中 柱
隅 柱
隅角部
HDP-10に準ずる※1
9.2
GP-95に準ずる※1
9.2
GP-95に準ずる※1
7.8
HDP-10に準ずる※1
(5.3)
27.1
(5.1)
37.0
(6.9)
39.6
(7.4)
柱: スギKD
横架材: スギ対称異等級構成集成材 E65-F225 梁H=120
GP-95に準ずる ※1
柱:
横架材:
柱:
横架材:
柱:
横架材:
柱:
横架材:
スギKD
スギ同一等級構成集成材 E65-F255 梁H=105
スギKD
スギ同一等級構成集成材 E65-F255 梁H=105
スギKD
スギ対称異等級構成集成材 E65-F225 梁H=120
スギKD
スギ同一等級構成集成材 E65-F255 梁H=105
柱: スプルース同一等級構成集成材 横架材: スプルース対称異等級構成集成材
E95-F315
E105-F300
柱: スギKD
3.2
28.5
柱: スギKD
9.2
(2.3)
梁貫通
H=105
梁貫通
H=120
梁貫通
H=105/120
試験時使用樹種
GP-95に準ずる※1
12.4
上記ほか
GP-190
短期基準耐力(kN)
せん断
引 張 (N 値)
柱: スプルース同一等級構成集成材 E95-F315
柱: スギKD
3.3
柱: スギ同一等級構成集成材 E65-F255
柱: スプルース同一等級構成集成材 E95-F315
柱: スプルース同一等級構成集成材 E95-F315
横架材: 基礎・柱接合
■表中の数値は(財)建材試験センター/ハウスプラス確認検査㈱試験データ-による。
63.4
-
(11.9)
※1.該耐力値は、タツミ社内データ等を基に設定。
※2.試験時使用材寸 柱 材:□105㎜。 横架材:幅=105㎜ せい=105㎜(梁H記載あるものは除く)。 含水率:20%以下。
※3.アンカーボルトの材料強度等にご注意ください。
※4.N値に換算する場合は 耐力値÷5.3(1960N×2.7m) を基本に算出。
-119-
《 アンカーボルト部の仕様によるパイプ金物短期基準引張耐力 》
柱の引張力は、パイプ金物→土台→アンカーボルトを介して基礎へと伝わります。
よって、アンカーボルトの仕様により柱脚部の引張耐力の性能が決定されます。
こ れ を 踏 ま え 、 “ 柱 -土 台 ” の 接 合 形 態 【 一 般 部 ( 中 柱 ) A 】 は 、 以 下 ① ~ ③ の 検 定 を
基 に 、 接 合 耐 力 に 応 じ た ア ン カ ー ボ ル ト /座 金 の 基 本 仕 様 を 設 定 し ま し た 。
尚 、 ア ン カ ー ボ ル ト の 配 置 は 、 『 ホールダウンワッシャー HDW』 の ザ ボ リ に よ る 土 台 の 断 面 欠 損 を
考 慮 し 、 試 験 時 よ り 狭 い “ 柱 芯 か ら 両 端 :200㎜ 内 外 (180~ 220㎜ 程 度 )” と し ま し た 。
ま た 、 【 一 般 部 B 】 の 短 期 引 張 耐 力 を 『 5.3kN』 と し て い ま す 。
柱 の 両 脇 に 配 置 さ れ る ア ン カ ー ボ ル ト の 間 隔 (距 離 )が 異 な る 場 合 、 間 隔 の 比 率 に 応 じ て
担う引張力は反比例することから、柱に近いアンカーボルトの負担は大きくなります。
ア ン カ ー ボ ル ト M 12の 最 小 引 張 耐 力 を 「6.4kN」(後 述 参 照 ) と し た 場 合 、 “ 告 示 1460” の
表 三 例 示 金 物 (は )=5.1kNが 最 も 近 い 値 で あ り 、 “ 土 台 の 曲 げ ” 検 定 等 の 省 略 を 考 慮 し 、
N値 :1→ 『 5.3kN』 と 設 定 し ま し た 。… ※ N値 の 1は 、 5.3kNで す が 、 (は )仕 口 は 、 5.1kNで す 。
【 一 般 部 B 】… 全 GP/HDP:5.3kN
【 一 般 部 A 】… 下 記 検 定 結 果 に よ る
200内 外
200内 外
( 180~ 220)( 180~ 220)
200内 外
200を 超 え る 場 合
本仕様から外れる場合は、適宜、計算等にてご確認願います。
※【隅角部】【隅柱】は、試験時の固定方法に準じた仕様となります。
■検定内容
① ア ン カ ー ボ ル ト 埋 込 み (定 着 )長 さ
ボ ル ト 周 長 × 定 着 長 さ × 付 着 応 力 度 =引 張 耐 力
33.59㎜ ×
250㎜ × 1.4N/mm 2 = 11.7kN
M 16 :
50.24㎜ ×
360㎜ × 1.4N/mm 2 = 25.3kN
■ ホールダウンワッシャー HDW-16と ア ン カ ー ボ ル ト A-60
M 16 HDW-M16: 50.24㎜ × ※ 450㎜ × 1.4N/mm 2 = 31.6kN
土台
※ 450㎜ … 土 台 高 さ :120㎜ 、 ね こ 土 台 高 さ :20㎜ と し 、
HDW(ザ ボ リ な し )の 出 :9㎜ を 加 え た 最 短 長 さ 。
土 台 高 さ :105㎜ 、 ね こ 土 台 な し 、 ザ ボ リ 有 は 、
埋 め 込 み 長 さ が 500㎜ 程 度 と な り ま す 。
注.必要に応じて、基礎コーン破壊の検定を行なってください。
-120-
M 16
(A-60)
φ 10.7
基礎
φ 16
360以 上
:
250以 上
M 12
M 12
(A-40)
②アンカーボルトの材料強度
参 考 資 料 : 『 JIS B 1051』 ボ ル ト 区 分 “ 4.6”
ボルト断面積×
保証荷重
=引 張 耐 力
M 12 :
0.843cm 2
× 22,500N/cm 2 = 18.9kN
M 16 :
1.57 cm 2
× 22,500N/cm 2 = 35.3kN
断面積A
( HDCⅢ -L スプルース集 成 材 仕 様 の 短 期 引 張 耐 力 は こ れ に 準 ず る )
ホ ー ル ダ ウ ン ワ ッ シ ャ ー HDW-M16
≒
30kN
③アンカーボルトの座金面積と土台の“めり込み”応力度
( 例 .“ め り 込 み 許 容 応 力 度 ” の 最 も 低 い ベ イ ツ ガ 及 び ス ギ 等 :4N/mm 2 )
座金の面積×めり込み許容応力度=引張耐力
M 12用 Z 角 座 金 W 4.5× 40 : 1,600mm 2 × 4N/mm 2 = 6.4kN
M 12用 Z 角 座 金 W 6.0× 60× φ 14: 3,600mm 2 × 4N/mm 2 = 14.4kN
M 12用 Z 丸 座 金 RW6.0× 68× φ 14: 3,631mm 2 × 4N/mm 2 = 14.5kN
M 16用 Z 角 座 金 W 6.0× 54 : 2,916mm 2 × 4N/mm 2 = 11.6kN
M 16用 Z 角 座 金 W 9.0× 80 : 6,400mm 2 × 4N/mm 2 = 25.6kN
M 12/M 16 ホールダウンワッシャー HDW φ 67: 3,145mm 2 × 4N/mm 2 = 12.5kN
基準強度 N/mm2
樹 種
めり込み許容応力度 N/mm2
9.0
9.0× 2/3=
からまつ、ひば、ひのき及びべいひ
7.8
7.8× 2/3=
つが、べいつが、もみ、えぞまつ、とどまつ、べにまつ、すぎ、べいすぎ及びスプルース
6.0
6.0× 2/3=
12.0
12.0× 2/3=
10.8
10.8× 2/3=
針 葉 樹 あかまつ、くろまつ及びべいまつ
広 葉 樹 かし
くり、なら、ぶな及びけやき
6.0
5.2
4.0
8.0
7.2
□ 角 座 金 W 6.0× 54
(欠 損 な し )
○ ホールダウンワッシャーφ 67
□ 角 座 金 W 4.5× 40
(欠 損 考 慮 )
(欠 損 な し )
注.Zマーク座金においては、アンカーボルト貫通用孔の欠損は含みませんが、
ホールダウンワッシャーは 、 M 16用 の 欠 損 φ 22を 最 大 値 と し て 検 定 を 行 な っ て い ま す 。
-121-
■各アンカーボルト仕様による1本当たりの許容耐力検定結果
アンカーボルト仕様
座 金
径
検定①
検定②
検定③
埋め込み長さ
材料強度
めり込み
11.7
18.9
W 4.5× 40
W 6.0× 60× φ 14
11.7 kN
18.9
14.4
RW6.0× 68× φ 14
11.7 kN
18.9
14.5
ホールダウンワッシャー HDW-M12
11.7 kN
18.9
12.5
M 12
W 6.0× 54
M 16
6.4 kN
25.3 kN
W 9.0× 80
ホールダウンワッシャー HDW-M16
11.6 kN
35.3
25.3
35.3
31.6
25.6
12.5 kN
(30)
注 . ア ン カ ー ボ ル ト の 埋 込 み 長 さ は 、 M 12… 250㎜ M 16… 360㎜ の 安 全 側 で 計 算 し て い ま す 。
■ パ イ プ 金 物 GP/HDP【 一 般 部 A 】 短 期 基 準 引 張 耐 力
以上より、『最も低い耐力×2本』をアンカーボルトの引張耐力とし、
M 12用 角 座 金 W 4.5× 40 : 6.4kN
角 座 金 W 6.0× 60× φ 14 : 11.7kN
× 2 = 12.8kN
× 2 = 23.4kN
丸 座 金 RW6.0× 68× φ 14 : 11.7kN
ホールダウンワッシャー HDW-M12 : 11.7kN
× 2 = 23.4kN
× 2 = 23.4kN
M 16用 角 座 金 W 6.0× 54 : 11.6kN
×
2 = 23.2kN
角 座 金 W 9.0× 80 : 25.3kN × 2 = 50.6kN
ホールダウンワッシャー HDW-M16 : 12.5kN
× 2 = 25.0kN
GP/HDPの 引 張 試 験 結 果 と 前 記 3 検 定 結 果 か ら 最 も 低 い 数 値 ( 耐 力 ) を 採 用 。
アンカーボルト仕様
GP-95
HDP-10
HDP-15
アンカーボルト径
M12
M 12
M 12
W 4.5× 40
W 4.5× 40
短期基準
引張耐力
9.2 kN
10.6 kN
16.9 kN
23.4 kN
25.5 kN
短期基準
引張耐力
9.2 kN
10.6 kN
16.9 kN
23.4 kN
25.0 kN
座 金
Zマーク
座 金
ホールダウン
ワッシャー
HDP-20
M 12
W6.0×60×φ14 W6.0×60×φ14
RW6.0×68×φ14 RW6.0×68×φ14
注 .HDCⅢ
の場合、③の検討は不要です。
-122-
M16
W9.0×80
【 ア ン カ ー ボ ル ト の 許 容 耐力 検 定 チ ェ ッ ク リ ス ト 】
検 定 ① ア ン カ ー ボ ル ト 埋 め 込 み (定 着 )長 さ
ボルト周長 × 定着長さ × 付着応力度 = 引張耐力
M 12 :
33.59㎜ ×
㎜ ×
1.4N/mm 2 =
kN
M 16 :
50.24㎜ ×
㎜ ×
1.4N/mm 2 =
kN
検定②アンカーボルトの材料強度
M 12 : 18.9kN
M 16 : 35.3kN
ホールダウンワッシャー HDW-M16使 用 時 : 30kN
検 定 ③ ア ン カ ー ボ ル ト の 座 金 面 積 と土 台 の “ め り 込 み ” 応 力 度
座金の面積×めり込み許容応力度= 引張耐力
M 12用 Z 角 座 金 W 4.5× 40 : 1,600mm 2 × N/mm 2 = kN
M 12用 Z 角 座 金 W 6.0× 60× φ 14: 3,600mm 2 × N/mm 2 =
kN
M 12用 Z 丸 座 金 RW6.0× 68× φ 14: 3,631mm 2 × N/mm 2 =
kN
M 16用 Z 角 座 金 W 6.0× 54 : 2,916mm 2 × N/mm 2 =
kN
M 16用 Z 角 座 金 W 9.0× 80 : 6,400mm 2 × N/mm 2 =
kN
M 12/M 16 ホールダウンワッシャー HDW φ 67: 3,145mm 2 × N/mm 2 =
kN
針葉樹
からまつ、ひば、ひのき及びべいひ
めり込み許容応力度
N/mm 2
あかまつ、くろまつ及びべいまつ
つが、べいつが、もみ、えぞまつ、とどまつ、べにまつ、すぎ、べいすぎ及びスプルース
広葉樹
かし
くり、なら、ぶな及びけやき
検定①
検定②
検定③
検定結果
埋め込み長さ
材料強度
めり込み
①②③の最も低い耐力
アンカーボルト仕様
径
座 金
6.0
5.2
4.0
8.0
7.2
W 4.5× 40
kN
W 6.0× 60× φ 14
kN
RW6.0× 68× φ 14
kN
kN
kN
kN
kN
kN
kN
ホールダウンワッシャーHDW-M12
kN
kN
kN
W 6.0× 54
kN
kN
kN
M 16 W 9.0× 80
kN
kN
kN
kN
kN
M 12
ホールダウンワッシャーHDW-M16
短期基準引張耐力
18.9 kN
35.3 kN
30 kN
kN
GP-95
HDP-10
HDP-15
HDP-20
9.2 kN
10.6 kN
16.9 kN
25.5 kN
ロ:検定結果(上表)×2
kN
kN
kN
kN
イ・ロにて低い耐力数値
kN
kN
kN
kN
イ:試験時 引張耐力
-123-
本 図 解 は 、 次 頁 “ 告 示 1460の 表 三 ” 及 び 『 N値 』 に 照 ら し 合 わ せ て ご 確 認 く だ さ い 。
尚 、 表 三 の 仕 口 (い )(ろ )及 び (ち )を 省 略 し た (は )~ (ぬ )を 掲 載 し て い ま す 。
※ “ N値 ” と “ 引 張 耐 力 ” 値 の 関 係 は 、 【 N × 5.3kN = 引 張 耐 力 】 と な り ま す 。
よ っ て 、 N値 5.6以 上 の 場 合 は 、 図 解 (ぬ )に 掲 載 さ れ た 金 物 を 選 定 く だ さ い 。
尚 、 (ぬ )各 金 物 の 最 大 耐 力 値 を 【 金 物 名 称 】 後 ()内 に 記 載 し て い ま す 。
-124-
【施行令】
(構造耐力上主要な部分である継手又は仕口)
第47条
構造耐力上主要な部分である継手又は仕口は、ボルト締、かすがい打、込み栓打その他の建設大臣が定める構造方法によりその部分の存在応力を
伝えるように緊結しなければならない。この場合において、横架材の丈が大きいこと、柱と鉄骨の横架材とが剛に接合していること等により
柱に構造耐力上支障のある局部応力が生ずるおそれがあるときは、当該柱を添木等によって補強しなければならない。
2 略
【 告 示 平 12建 告 第 1460号 】
木造の継手及び仕口の構造方法を定める件
建築基準法施行令(昭和25年政令第338号)第47条第1項の規定に基づき、木造の継手及び仕口の構造方法を次のように定める。
建築基準法施行令(以下「令」という。)第47条に規定する木造の継手及び仕口の構造方法は、次に定めるところによらなければならない。
ただし、令第82条第一号から第三号までに定める構造計算によって構造耐力上安全であることが確かめられた場合においては、この限りでない。
一
二
略
壁を設け又は筋かいを入れた軸組の柱の柱脚及び柱頭の仕口にあっては、軸組の種類と柱の配置に応じて、平家部分又は最上階の柱にあっては
次の表一に、その他の柱にあっては次の表二に、それぞれ掲げる表三(い)から(ぬ)までに定めるところによらなければならない。
ただし、当該仕口の周囲の軸組の種類及び配置を考慮して、柱頭又は柱脚に必要とされる引張力が、当該部分の引張耐力を超えないことが
確かめられた場合においては、この限りでない。
表一
出隅の柱
その他の軸組
木ずりその他これに類するものを柱及び間柱の片面又は両面に打ち付けた壁を設けた軸組
軸組の種類
表三(い)
表三(い)
厚さ1.5センチメートル以上幅9センチメートル以上の木材の筋かい又は径9ミリメートル以上の鉄筋の筋かいを
入れた軸組
筋かいの下部が取り付く柱
厚さ3センチメートル以上幅9センチメートル以上の木材の筋かいを入れた軸組
その他の柱
厚さ1.5センチメートル以上幅9センチメートル以上の木材の筋かいをたすき掛けに入れた軸組
又は径9ミリメートル以上の鉄筋の筋かいをたすき掛けに入れた軸組
表三(ろ)
表三(い)
表三(ろ)
表三(い)
筋かいの下部が取り付く柱
表三(は)
その他の柱
表三(ほ)
厚さ4.5センチメートル以上幅9センチメートル以上の木材の筋かいを入れた軸組
表三(に)
表三(ろ)
表三(に)
表三(ろ)
表三(ろ)
構造用合板等を昭和56年建設省告示第1100号別表第一(一)項又は(二)項に定める方法で打ち付けた壁を
設けた軸組
表三(ほ)
表三(ろ)
厚さ3センチメートル以上幅9センチメートル以上の木材の筋かいをたすき掛けに入れた軸組
表三(と)
表三(は)
厚さ4.5センチメートル以上幅9センチメートル以上の木材の筋かいをたすき掛けに入れた軸組
表三(と)
表三(に)
上階及び
当該階の柱が
共に出隅の
柱の場合
上階の柱が出隅の
柱であり、当該
階の柱が出隅の
柱でない場合
上階及び
当該階の柱が
共に出隅の
柱でない場合
木ずりその他これに類するものを柱及び間柱の片面又は両面に打ち付けた壁を設けた軸組
表三(い)
表三(い)
表三(い)
厚さ1.5センチメートル以上幅9センチメートル以上の木材の筋かい又は径9ミリメートル以上の
鉄筋の筋かいを入れた軸組
表三(ろ)
表三(い)
表三(い)
表二
軸組の種類
厚さ3センチメートル以上幅9センチメートル以上の木材の筋かいを入れた軸組
表三(に)
表三(ろ)
表三(い)
厚さ1.5センチメートル以上幅9センチメートル以上の木材の筋かいをたすき掛けに入れた軸組
又は径9ミリメートル以上の鉄筋の筋かいをたすき掛けに入れた軸組
表三(と)
表三(は)
表三(ろ)
厚さ4.5センチメートル以上幅9センチメートル以上の木材の筋かいを入れた軸組
表三(と)
表三(は)
表三(ろ)
構造用合板等を昭和56年建設省告示第1100号別表第一(一)項又は(二)項に定める方法で
打ち付けた壁を設けた軸組
表三(ち)
表三(へ)
表三(は)
厚さ3センチメートル以上幅9センチメートル以上の木材の筋かいをたすき掛けに入れた軸組
表三(り)
表三(と)
表三(に)
厚さ4.5センチメートル以上幅9センチメートル以上の木材の筋かいをたすき掛けに入れた軸組
表三(ぬ)
表三(ち)
表三(と)
表三
(い)
短ほぞ差し、かすがい打ち又はこれらと同等以上の接合方法としたもの
0.0以下
(ろ)
長ほぞ差し込み栓打ち若しくは厚さ2.3ミリメートルのL字型の鋼板添え板を、柱及び横架材に対してそれぞれ
長さ6.5センチメートルの太め鉄丸くぎを5本平打ちとしたもの又はこれらと同等以上の接合方法としたもの
0.65以下
(は)
厚さ2.3センチメートルのT字型の鋼板添え板を用い、柱及び横架材にそれぞれ長さ6.5センチメートルの
太め鉄丸くぎを5本平打ちしたもの若しくは厚さ2.3ミリメートルのV字型の鋼板添え板を用い、
柱及び横架材にそれぞれ長さ9センチメートルの太め鉄丸くぎを4本平打ちとし
たもの又はこれらと同等上の接合方法としたもの
1.0以下
(に)
厚さ3.2ミリメートルの鋼板添え板に径12ミリメートルのボルトを溶接した金物を用い、柱に対して径12ミリメートルの
ボルト締め、横架材に対して厚さ4.5ミリメートル、40ミリメートル角の角座金を介してナット締めをしたもの
若しくは厚さ3.2ミリメートルの鋼板添え板を用い、上下階の連続する柱に対してそれぞれ径12ミリメートルの
ボルト締めとしたもの又はこれらと同等以上の接合方法としたもの
1.4以下
(ほ)
厚さ3.2ミリメートルの鋼板添え板に径12ミリメートルのボルトを溶接した金物を用い、柱に対して径12ミリメートルの
ボルト締め及び長さ50ミリメートル、径4.5ミリメートルのスクリュー釘打ち、横架材に対して厚さ4.5ミリメートル、
40ミリメートル角の角座金を介してナット締めしたもの又は厚さ3.2ミリメートルの鋼板添え板を用い、
上下階の連続する柱に対してそれぞれ径12ミリメートルのボルト締め及び長さ50ミリメートル、径4.5ミリメートルの
スクリュー釘打ちとしたもの又はこれらと同等以上の接合方法としたもの
1.6以下
(へ)
厚さ3.2ミリメートルの鋼板添え板を用い、柱に対して径12ミリメートルのボルト2本、横架材、布基礎若しくは上下階の
連続する柱に対して当該鋼板添え板に止め付けた径16ミリメートルのボルトを介して
緊結したもの又はこれと同等以上の接合方法としたもの
1.8以下
(と)
厚さ3.2ミリメートルの鋼板添え板を用い、柱に対して径12ミリメートルのボルト3本、横架材(土台を除く。)、
布基礎若しくは上下階の連続する柱に対して当該鋼板添え板に止め付けた径16ミリメートルのボルトを介して
緊結したもの又はこれと同等以上の接合方法としたもの
2.8以下
(ち)
厚さ3.2ミリメートルの鋼板添え板を用い、柱に対して径12ミリメートルのボルト4本、横架材(土台を除く。)、
布基礎若しくは上下階の連続する柱に対して当該鋼板添え板に止め付けた径16ミリメートルのボルトを介して
緊結したもの又はこれと同等以上の接合方法としたもの
3.7以下
(り)
厚さ3.2ミリメートルの鋼板添え板を用い、柱に対して径12ミリメートルのボルト5本、横架材(土台を除く。)、
布基礎若しくは上下階の連続する柱に対して当該鋼板添え板に止め付けた径16ミリメートルのボルトを介して
緊結したもの又はこれと同等以上の接合方法としたもの
4.7以下
(ぬ)
(と)に掲げる仕口を2組用いたもの
5.6以下
-125-
N
値
告示表3
N値
(い)
(ろ)
(は)
(に)
(ほ)
(へ)
(と)
(ち)
(り)
(ぬ)
0
0.65
1.0
1.4
1.6
1.8
2.8
3.7
4.7
5.6
告示第1460号第二号表三(GP・HDP)柱頭柱脚中柱
柱(スギKD材)・横架材(米ツガKD材)
GP-95
GP-95(+)
HDP-10 HDP-10(+) HDP-15
○
×
○
×
HDP-20
○
○
○
○
×
×
×
△(※)
×
※P122参照の事
告示表3
N値
(い)
(ろ)
(は)
(に)
(ほ)
(へ)
(と)
(ち)
(り)
(ぬ)
0
0.65
1.0
1.4
1.6
1.8
2.8
3.7
4.7
5.6
告示第1460号第二号表三(GP・HDP)土台隅柱
柱(スギKD材)・横架材(米ツガKD材)
GP-95
GP-95(+)
HDP-10 HDP-10(+) HDP-15
○
○
○
○
×
×
×
×
HDP-20
○
×
※ホールダウンワッシャーを使用してください。
告示表3
N値
(い)
(ろ)
(は)
(に)
(ほ)
(へ)
(と)
(ち)
(り)
(ぬ)
0
0.65
1.0
1.4
1.6
1.8
2.8
3.7
4.7
5.6
告示第1460号第二号表三(GP・HDP)土台隅角部
柱(スギKD材)・横架材(米ツガKD材)
GP-95
GP-95(+)
HDP-10 HDP-10(+) HDP-15
○
×
HDP-20
○
○
○
○
×
×
×
×
※ホールダウンワッシャーを使用してください。
告示表3
N値
(い)
(ろ)
(は)
(に)
(ほ)
(へ)
(と)
(ち)
(り)
(ぬ)
0
0.65
1.0
1.4
1.6
1.8
2.8
3.7
4.7
5.6
告示第1460号第二号表三(他パイプ)柱頭
柱(スギKD材)・横架材(スギ集成材)
GP-140
GP-190
GP-235 HMP-140※ HMP-140
○
○
×
×
-126-
○
○
(梁成210の場合)
×
(梁成210の場合)
×
HMP-260
○
○
×
×
告示表3
N値
(い)
(ろ)
(は)
(に)
(ほ)
(へ)
(と)
(ち)
(り)
(ぬ)
0
0.65
1.0
1.4
1.6
1.8
2.8
3.7
4.7
5.6
告示表3
(い)
(ろ)
(は)
(に)
(ほ)
(へ)
(と)
(ち)
(り)
(ぬ)
告示表3
(い)
(ろ)
(は)
(に)
(ほ)
(へ)
(と)
(ち)
(り)
(ぬ)
告示表3
(い)
(ろ)
(は)
(に)
(ほ)
(へ)
(と)
(ち)
(り)
(ぬ)
告示第1460号第二号表三(柱継)
柱(スギKD材)
HDP-10
HDP-10(+)
HDP-CC
○
○
○
×
×
×
告示第1460号第二号表三(アンカー直結)
柱(スギKD材)
N値
HDCⅢ-S
HDCⅢ-L
0
0.65
1.0
1.4
○
1.6
○
1.8
2.8
3.7
4.7
×
5.6
×
告示第1460号第二号表三(アンカー直結)
柱(スプルース集成材)
N値
HDCⅢ-S
HDCⅢ-L
0
0.65
1.0
1.4
1.6
○
○
1.8
2.8
3.7
4.7
5.6
×
告示第1460号第二号表三(PBC)
柱・横架材(スプルース集成材)
N値
PBC-27
PBC-49
0
0.65
1.0
1.4
1.6
○
○
1.8
2.8
3.7
4.7
5.6
×
-127-
PBH-63
PBH-63
○
【 GP-95】
【 HDP-10】
桁
【 HMP-140】
桁
桁
※桁隅角部は、土台部隅柱及び隅角柱の耐力値を基に安全側となる仕様に統一しています。
【 GP-95】
20
【 HDP-10】
0内
20
外
20
0超
0内
【 HDP-15】
20
外
20
え
座金W4.5×40
座金W4.5×40
M12
20
え
0超
M12
【 HDP-20】
0内
外
座金W4.5×40
M12
20
0超
0内
【 GP-95】
外
20
0超
0
20
え
以
座金W4.5×40
ホールダウンワッシャーM12
M12
M12
-128-
内 200以
内
え
105
【 GP-190】
【 GP-95】
【 HDP-10】
20
0以
ホールダウンワッシャーM12
20
内
0以
内
ホールダウンワッシャーM12
M12
M12
-129-
【 GP-140】
【 HMP-140】
50(70未 満 )
210
120
【 GP-95】
120
【 GP-235】
【 GP-95】
20
0内
【 GP-95】
20
外
20
座金W4.5×40
M12
0内
0内
外
20
外
ホールダウンワッシャーM12
M12
-130-
0内
外
【 HMP-140】
【 HDP-10】
70以 上
【 HDP-10】
【 HMP-260】
【 HDP-20】
20
0以
内
105(120)
ホールダウンワッシャーM16
M16
【 HDP-10】
20
0内
【 HDP-10】
20
外
20
座金W4.5×40
0内
0内
【 HDP-10】
外
20
外
0内
0
20
外
以
ホールダウンワッシャーM12
ホールダウンワッシャーM12
M12
M12
M12
-131-
内 200以
内
【 HDP-15】
【 HDP-CC】
【HDC Ⅲ -S】
M16
【 HDP-15】
【 HDP-15】
20
0内
20
外
20
座金W6.0×60
0内
0内
【 HDP-20】
外
20
外
0内
0
20
外
以
内 200以
ホールダウンワッシャーM12
ホールダウンワッシャーM16
M12
M16
M16
-132-
内
【 PBC-27・49】 横 架 材 せ い 180,210㎜
180以 上
180以 上
【 HDP-20】
【HDC Ⅲ -L】
M16
【 HDP-20】
20
0内
【 HDP-20】
20
外
20
座金W9.0×80
M16
0内
0内
外
20
外
ホールダウンワッシャーM16
M16
-133-
0内
外
【HDC Ⅲ -L】 柱 :スプルース集 成 材 (35.3kN)
M16
柱 /横 架 材 :スプルース集 成 材
240以 上
240以 上
【 PBC-27・49】 (49.1kN)
柱 :スプルース集 成 材
【 PBH-63】 (63.4kN)
15
0以
上
M16
-134-
前述までの仕様に加え、以下禁止・注意事項を参考に
適切な設計・施工を行ってください。
正規・推奨
注 意 ・警 告
禁 止 ・不 可
①用途以外には、使用しないでください。
② 加 工 (変 造 ・ 改 造 )し な い で く だ さ い 。
③構造材に有害な欠き込み等は、行わないでください。
④接合部耐力の許容値を超える設計は、行わないでください。
⑤ 屋 外 (暴 露 )・ 高 温 多 湿 等 の 特 殊 な 使 用 環 境 下 で 使 用 し な い で く だ さ い 。
⑥ボルトやドリフトピンが、熱橋とならないように対処してください。
⑦ 金 物 及 び 接 合 具 は 鉄 製 で す 。 表 面 処 理 (め っ き 等 )が な く な る と 錆 び ま す 。
表面処理は、水掛かり、異種金属との接触等々、水分の影響を受け減少しますので、
上記2項目を含め、結露等の水分対策を講じてください。
⑧横架材と横架材の結合
土 台 以 外 の 横 架 材 を 途 中 で 継 ぐ こ と (継 手 )は 出 来 ま せ ん 。
⑨ 接 合 部 (仕 口 ・ 継 手 )の 加 工 寸 法 及 び 接 合 方 法 に は ご 注 意 く だ さ い 。
縁距離
〔 縁 距 離 は 足 り て い る が 、 材 天 端 ・下 端 が 揃 っ て い な い 〕
縁距離
縁距離
〔接合具が足りない・縁距離が足りない〕
-135-
⑩仕口加工において部材芯と加工芯を合わせること。
シ
木材と金物の芯がズレる場合、所定の接合耐力が得られないことがあります。
( □ 105㎜ 柱 を 基 本 と す る 建 物 に て □ 120㎜ 柱 の 芯 ズ ラ シ を 行 う 場 合 を 除 く 。 )
□120柱
仕口加工が、
芯ズレしている。
芯ズラシ←
→
□120柱
芯
ズ
ラ
柱面から梁側面が、
飛び出ている。
□105柱
□120柱
柱に複数の接合具が、
並列に取り付いている。
※構造材幅を規定以上とする場合、ドリフトピンは芯振り分けとし、バランスを
とるようにしてください。
12
0
12
0
⑪柱の継手…柱の中間で、継ぐことは出来ません。
必 ず 、 横 架 材 接 合 部 の 各 階 天 端 位 置 で 、 HDP-10ま た は 、 HDP-CCを 使 用 し て く だ さ い 。
この際、下柱との接合には、必ず、ボルトを用いてください。
-136-
⑫補強金物と接合金物を併用しても耐力合算はできません。
どちらか大きな耐力値を使用してください。
S-HD25:25kN + HDP-10:10.6kN = 35.6kN… NG
S-HD25 : 25.0kN… OK
⑬在来軸組工法に接合金物を用いる場合は、在来仕口と干渉しない部位、耐力上支障の
ない範囲で使用してください。
⑭筋かい金物ほか補強金物を使用する際には、金物、接合具が干渉しないことを確認し
て く だ さ い 。 (パ イ プ 金 物 に 打 ち 込 む ド リ フ ト ピ ン の 方 向 に ご 注 意 く だ さ い 。 )
-137-
⑮ 張 り 出 し (片 持 ち に な る )バ ル コ ニ ー や 、 オ ー バ ー ハ ン グ 部 の 接 合 は 、 張 り 出 す 梁 を
掛 渡 し (跳 ね 出 し )と し 、 梁 受 金 物 単 体 の 接 合 と し な い で く だ さ い 。
尚 、 梁 先 端 は 下 記 の 納 ま り (一 般 、 茶 臼 )の 様 に 木 口 同 志 の 接 合 と な る た め 、 通 常 の
耐力は確保出来ないと思われます。ご注意ください。
跳
ね
跳
出
し
梁
【一般】
ね
出
し
梁
【茶臼】
⑯ 接 合 金 物 に 同 梱 の “ 附 属 品 ” が あ る 場 合 は 、 〔 Step-2 製 品 図 〕 の 各 金 物 頁 に 記 載
してある【基本納まり】に則り、正しくご使用ください。
“附属品”を使用しない場合は、所定の耐力を保証できません。
※ 本 禁 止 (注 意 ・ 警 告 )事 項 の 施 工 、 構 造 材 等 の ア テ な ど の 不 良 等 々 に よ り 不 具 合 が 生
じた場合、当社では責任を負いかねます。
やむを得ず上記“禁止・注意”行為を行う場合は、設計者の責任においてしかるべき
補強等行うことをお勧めいたします。
-138-
-139-
見附工場 〒954-0111 新潟県見附市今町8-3-1
TEL.0058-66-5515(代) FAX.0258-66-7007
2014年02月版
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