第54回 IT研究大会 プログラム

第54回
1月23日(金)
於
IT研究大会
三井生命
日程
本店(大手町野村ビル) 17Fホール
○ 午前の部(9:30~12:20)
司会
明治安田生命
飯村
元
君
君
開会の辞
IT委員長
渋谷
隆夫
理事長挨拶
理事長
浅野
紀久男君
IT関係優秀論文の表彰
理事長
浅野
紀久男君
IT研究会活動報告(10:00~15:40)
1. 保険募集や事務業務におけるビッグデータの利活用
(10:00~11:00)
1.0 単位<IT>
IT研究会第1グループ
司会
研究メンバー
太陽生命
小倉
公次
君
トーマツ
長瀬
正憲
君
メットライフ生命
籠谷
真人
君
三井生命
成田
寛之 君
三井住友海上火災
郡司
華央里 君
ニッセイ情報
大木
竜也 君
ニッセイ情報
池田
留唯
君
ニッセイ情報
竹山
光将 君
ニッセイ情報
平田
樹
君
プルデンシャル生命
山崎
雅洋 君
【要旨】
保険募集や事務業務では、これまでも様々な IT が利活用され、保険会社における経営課題が解決
されてきた。一方で近年、スマートフォンを代表とするモバイルデバイスの普及により大量かつ多種
多様なデータ(ビッグデータ)が日々発生しており、また、情報技術の進歩によってビッグデータを
容易に、かつ低コストで収集することが可能になってきている。これら生活スタイルの変化、技術革
新を背景に、保険会社が抱える経営課題の解決策として「ビッグデータの利活用」が注目されはじめ
ている。
我々第 1 グループは、昨今の保険業界の課題およびビッグデータ技術の最新動向を踏まえ、保険業
界におけるビッグデータの具体的な活用策を提案しつつ、活用策を実現するにあたっての課題につい
て考察する。
加えて、一般的に不足していると言われるビッグデータ活用人材について、特性や現状の課題を調
査したうえで、保険業界において求められるビッグデータ活用人材について提言する。
1
2.未来のスマートシティにおけるライフログと保険
1.0 単位<IT>
(11:20~12:20)
IT研究会第2グループ
司会
研究メンバー
アメリカンファミリー生命
全共連
富国生命
三井生命
プルデンシャル生命
岡村
隆之
君
第一生命情報システム
石亀
太郎
君
大澤 洋介 君
青栁 洋平 君
堀
綾那 君
松本 優也 君
ニッセイ情報
ニッセイ情報
ニッセイ情報
拝島 佳樹 君
矢島 亮輔 君
渡野邊 太智君
【要旨】
今日、急速なIT技術の進歩や携帯機器の普及に伴い、人々の行動、生活、健康状況に関する
情報等、いわゆるライフログの収集が容易になっている。また、IT技術を用いて人々が快適か
つ安全、便利な暮らしを実現したスマートシティと呼ばれる街づくりが注目されている。
我々第2グループでは、収集したライフログとスマートシティを組み合わせた保険業界への活
用方法を研究し、業界が抱えている課題の解決策について提案する。
○午後の部(13:20~17:30)
3.マイナンバーを活用した保険業界の未来
1.0 単位<IT>
(13:20~14:20)
IT研究会第3グループ
司会
研究メンバー
富国生命
富国生命
太陽生命
大同生命
アクサダイレクト生命
三井生命
東京海上日動
祐川
髙島
渋谷
宮本
岩本
片岡
太田
富国生命
目崎
克之
三菱 UFJ 信託
阿部
慶二郎君
ニッセイ情報
村上
直樹
明子
翔
俊輔
裕子
大輔
秀章
浩輔
君
君
君
君
君
君
君
ニッセイ情報
ニッセイ情報
ニッセイ情報
ニッセイ情報
朝日生命
第一生命情報システム
鍬田
田邊
松山
山﨑
馬場
上野
税・社会保障等のサービスを公平・公正に行うために平成28年よりマイナンバー制度
がスタートする。 国民1人ずつ、法人1社ずつに唯一無二の番号が新たに割り振られるこ
とで、各行政機関で管理している様々な情報を紐づけた新たなサービスが開始される。
制度導入当初は、国、地方公共団体等に個人番号の利用範囲が制限されているが、導入
3年後を目処に 民間分野での利活用の検討も行われる予定である。
我々第3グループでは、民間分野での利活用が可能となった未来を想定し、保険会社と
お客様双方にとってより良い社会の実現に向けて個人番号の利活用の可能性を検討した。
個人番号を利用することで保険をめぐる営業活動や事務がどう変わるのかを具体例を挙げ
2
君
篤志 君
実友紀君
公一 君
裕久 君
悠
君
誠英 君
【要旨】
ながら提案する。
君
4.多様な働き方の実現に向けたITの活用について
(14:40~15:40)
1.0 単位<IT>
IT研究会第4グループ
司会
研究メンバー
ニッセイ情報
住友生命
大同生命
富士火災
田中 裕亮
中村 洋平
田中 慎太郎
阪長 良太
君
君
君
君
大同生命
田渕
英裕
君
住友生命
石村
忠宏
君
ニッセイ情報
住友生命
大同生命
富士火災
小松 潤
國領 芳憲
清水 裕喜
山本 洋介
君
君
君
君
【要旨】
場所や時間にとらわれず働くことのできる環境を整備するワークスタイルの変革は、社員の多様化す
る働き方のニーズに応えるだけでなく、企業におけるコスト削減、業務効率の向上、ワークライフバランス
の実現などの課題に対する解決策としても実現が求められている。一方、保険業界ではセキュリティや
コミュニケーションの制約により、十分には浸透していないのが現状である。
我々第4グループでは、テレワーク、BYOD、仮想デスクトップ、セキュリティ認証などのITの活用に
より、「どこからでも」「あらゆるデバイスで」「安全に」社内と同じように働くことのできるオフィス環境構築
および新しいワークスタイルについて提案する。
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1.5 単位<その他>
特別講演 (16:00~17:30)
司会
「世界はどう動くのか
株式会社アシスト
全共連
宮臺
俊彦
君
~アングロサクソンのユーラシア戦略~」
代表取締役会長
ビル・トッテン
氏
【要旨】
地球の陸地面積の約 40%を占め、天然資源も豊富なヨーロッパとアジアを併せたユーラシア大陸
は、地政学上において何世紀にもわたり世界の中心であった。イギリスの政治家サー・ハルフォード・
ジョン・マッキンダーは 20 世紀初頭の世界情勢をとらえ、ユーラシアを「世界の島」と呼びこう説
いた:「東ヨーロッパを支配するものがハートランドを支配し、ハートランドを支配するものが世界
の島を支配し、世界の島を支配するものが世界を支配する」。
世界の島を支配したのはアングロサクソンだった。イギリスそしてアメリカは 200 年以上にわたり
ユーラシアを支配するための策略と戦争を続けてきた。この絶え間ない戦いは 4 つの期間に分けるこ
とができる。
第一期は、大英帝国とロシア帝国による中央アジアの覇権を巡る戦略的抗争と戦い。第二期は、第
一次世界大戦前から第二次世界大戦後まで。この間、英米はレーニンと、ヒトラーの両方を支援した。
それはソ連とドイツが戦争をして一方または両方共が弱体化するか、またはソ連とドイツが一緒また
は単独でユーラシアを支配できないようにするためだった。第三期は「冷戦」時代で、中国とソ連の
ユーラシア支配を阻止し、共産主義の教義を広められないようにするためだった。
そして第四期は現在である。アメリカはこれを「新世界秩序」と呼び、アメリカ優位を達成するた
めの「全領域における優越(支配)
」という戦略思想を計画している。
しかしこの第四期は、多くの人が考えるよりも早く終焉すると私はみている。それは人々が 1991
年に、大国と信じていたソ連が突然崩壊することを想像できなかったのと同じで、ほとんどの人はア
メリカが今日、どれほど不安定で脆弱なのか理解していないからである。講演ではこれらの歴史につ
いて論じ、日本がとっている現在の道筋がいかに近視眼的で危険か、その理由はなぜか、そして日本
がどのような道をとるべきかを提示したい。
【プロフィール】
1969 年、米国の大手ソフトウェア会社の一社員として市場調査のために初来日したビル・トッテ
ン氏。日本こそパッケージ・ソフトウェア販売の有望な市場であると確信、幹部に進言したものの受
け入れられず、退社して自ら汎用パッケージ・ソフトウェア「ASI-ST」の販売権を手にいれ、1972
年、資本金 100 万円、トッテン氏を含む社員 6 名で、その製品名にちなんだ日本初のパッケージ・
ソフトウェア販売専門会社「アシスト」を設立、代表取締役社長就任。2012 年より代表取締役会長。
創業以来、日本企業で働く人々を情報技術を通じて「アシスト」することを使命に掲げパッケージ・
ソフトウェアを販売していたトッテン氏が日本市場を閉鎖的と する米国からの指摘に対して、アメ
リカの日本叩きは敗者の喧噪だと主張する『日本は悪くない』を上梓したのが 1990 年。これ以降主
に日米問題を中心とした 10 冊を超す著書を出版し、講演活動なども行っている。
京都に在住、趣味は読書と菜園。
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技術グループによる展示
三井生命
本店(大手町野村ビル) 17F
1 月 23 日(金)9:00~16:00
「Web 顧客体験管理ソリューション TeaLeaf のご紹介」
日本IBM株式会社
Web やモバイルの普及により、インターネットでの情報収集や購買活動は、多くの人にとってごく
日常的なものとなりました。一方、Web サイトで時間をかけて情報を検索・収集したり、ブランドや
商品を選択・購入しようとする中で、満足のいく体験を得られず、その結果、商品購入等の目的を達
成できないということも頻繁に見られます。これは、企業にとって機会損失であるばかりでなく、問
合せや苦情対応の負荷やコスト増の原因となることもあります。
日々山積する業務の中で、Web サイトや Web システムのどこに問題があり、どう優先順位をつけて
必要な対応策を講じていくのかは、難しい課題です。しかしそのようなユーザー体験向上への取組は
欠かせないものです。
「IBM Tealeaf」は、Web サイト内の「どこ」に問題があるのか、
「なぜ」お客様が離脱してしまっ
たかなど、オンライン上での行動と離脱原因の解明をサポートします。その影響度の定量化、および
問題対応策の優先順位付けにより、Web サイトにおける ROI の効果的な改善を支援します。
IBM の展示ブースでは、IBM TeaLeaf を、デモンストレーションを交えてご紹介いたします。
「企業価値を高めるための BI ソリューションのご紹介」
株式会社日立製作所
めまぐるしく変化する現代社会において、企業が継続的に成長していくためには、様々なデータを
多角的に分析・利活用することが必要不可欠になってきています。このようなデータの分析・利活用
を行なうためには、ユーザ部門にとって使いやすいIT環境が必要です。
今回ご紹介する「インメモリ型 BI プラットフォーム QlikView」は、変化し続けるデータを自在に
分析し、可視化し、企業価値を高めるための BI(ビジネス・インテリジェンス)ソリューションで
す。QlikView を活用した保険会社におけるデータ分析業務について、デモンストレーションを交え
てご紹介いたします。
「新時代のライフプランニング&マーケティングツールのご紹介」
富士通株式会社
最近のニュースや社会の変化は複雑になり、社会保障制度や税制も分かりにくいものになってきて
います。そこで、サイバースペース上の仮想社会に自分の“分身”を生活させてみてはいかがでしょ
うか。
富士通の展示ブースでは、金融業界における新しい時代の個人向けワンストップ人生設計サービス
&金融マーケティングツール「シミュライズ」をご紹介します。
様々な人生計画を持った分身達が、最新ニュースを受け取ったりフェイスブック等のSNSを利用
したりする中で、人生に関わる様々なイベントや身の回りの金融事象等に遭遇します。そこで見せる
多様な反応を観察することで、お客様には自身の未来への影響をより深く理解していただく一方、保
険会社様には自社商品がお客様にどう受け止められるか確認していただける様子を、デモンストレー
ションを交えてご案内いたします。
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○晩餐会(18:30~20:00)
於 アーバンネット大手町ビル B1
DAY・NITE(デイ・ナイト)大手町店
司会
三井住友海上
津浦
由美子
君
IT研究大会会場
1月23日(金)
三井生命
本店(大手町野村ビル) 17F ホール
千代田区大手町 2-1-1
TEL 03-6831-8000
1月23日(金)
(晩餐会)アーバンネット大手町ビル B1 DAY・NITE(デイ・ナイト)
千代田区大手町 2-2-2
TEL 03-5255-1414
【諸連絡】
○継続教育単位について
・継続教育要綱に基づき、IT研究大会の研究グループ発表・特別講演の受講は、正会員の継続教育
の対象です。
・プログラムにおける
〇.〇単位<○○>
は、継続教育単位数および分野を表します。
○正会員の出席確認について
・来年度の継続教育制度改正に向けて、今年度より正会員を対象に当日会場で出席確認を行います。
・「午前の部」「午後の部」それぞれで出席確認を行います。
・途中からご来場される方は、ご来場時に出席確認を行いますので、早めのご来場をお願いいたしま
す。
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