講演資料(3)

内陸地域の生活を支える石油輸送
石油基地(内陸部)
福島県
(郡山)
長野県
(南松本)
群馬県
(倉賀野)
栃木県
(宇都宮)
(備蓄タンク)
鉄道の輸送量(シェア)
長野県・・・
群馬県・・・
栃木県・・・
山梨県・・・
三重県から
(四日市、塩浜)
千葉
山梨県
川崎
(竜王)
(浜五井、甲子)
(浮島町)
(平成24年度)
201万kℓ ( 81.3
189万kℓ ( 94.9
141万kℓ ( 64.6
38万kℓ ( 46.7
%
%
%
%
)
)
)
)
(参考)
福島県・・・ 88万kℓ ( 22.3 % )
岩手県・・・ 45万kℓ ( 25.7 % )
横浜
(根岸)
元売会社製油所(臨海部)
○ 100km以上でローリーに優る競争力
(価格、労働力、交通事情等)
○ とくに安全面での高い信頼性
○ 地域のライフラインとして大きく貢献
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北海道などからの農産品の安定的供給に貢献
道外向け発送の農産品の鉄道シェアは大変高く、とくに、
関東・関西地区への生鮮食料品の安定的供給に不可欠な
ライフラインとなっています。
北海道発の主要農産品の輸送シェア (対道外)
青函トンネル
その他
26%
たまねぎ
鉄道
74%
出荷量
37万トン/年
うち鉄道 27万トン/年
その他
56%
馬鈴薯
出荷量
鉄道
44%
青函トンネルを通る列車本数
貨物 51 本/日 (68%)
旅客 24 本/日 (32%)
31万トン/年
うち鉄道 14万トン/年
注1) 北海道農政部「農畜産物及び加工食品の移出実態調査結果報告書 」による
注2) 上記数値は主要農業団体の集計による平成22年データ
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鉄道の強みを発揮する静脈物流
(千トン)
自治体廃棄物輸送量
350
鉄道での静脈物流は安全・確実であり、資源
のリサイクル活用に不可欠な広域輸送として
大きく期待されています。
300
250
200
150
100
全国各自治体や企業から排
出される廃乾電池等をリサ
イクル処理工場まで輸送
50
0
H1 5 H1 6 H1 7 H1 8 H1 9 H2 0 H2 1 H2 2 H2 3 H2 4
室蘭市
「PCB特別措置法」に基づく高濃度PCBの
処理工場向け輸送(平成20年7月開始)
北斗市
「PCB特別措置法」に基づく低濃度PCBの
処理工場向け輸送(平成24年5月開始)
大館市
小坂町
都市部の自治体から排出される
下水道汚泥、焼却灰等をセメン
ト工場でリサイクル、再資源化
宇部市
福岡県苅田町
焼却灰(溶融飛灰)を
非鉄精錬業者まで輸送 大牟田市
しレアメタルを回収
(山元還元)
津久見市
岡山県
美咲町
富山市
北見市
北海道内の自治体から排出さ
れる廃棄物をセメント工場で
リサイクル再資源化
都市部の自治体から排出される
焼却灰を秋田県の製錬会社の処
理場まで輸送
いわき市
川崎市
「クリーン川崎号」
一般ゴミや粗大ゴミ等を臨海部の処
理センターまで専用列車で輸送
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国際物流への挑戦(SEA&RAILサービス)
○ 国際物流の外部環境は経済成長が著しい東アジアを中心に一変しており、大きな飛躍が見込める成長分野
○ 国が推進する「アジア・ゲートウェイ構想」(東アジアとの高速国際一貫輸送の展開)にも貢献
国際航路の例
12フィートコンテナによる
SEA&RAILサービス
特性
小ロット
COSCO
(上海~大阪)
オリエントフェリー
青島~下関 (週2便)
H15.12~
青島
上海下関フェリー
下関~太倉(蘇州)(週2便)
H24.8~
蘇州太倉
上海スーパーエクスプレス
(上海~博多)
カメリアライン
(博多~釜山)
内容積 約19㎡
積載荷重 5トン
長錦商船(SINOKOR)
馬山~下関 (週6便)
H15.5~
ソウル
儀旺ICD
RAIL-SEA-RAIL
釜山鎮~儀旺ICD
(週7便)H19.3~ 釜山 釜山鎮
馬山
東京
COSCO
上海~東京(週2便)
H20.9~
国際物流 輸送実績
TEU
25,000
20,000
博多 門司
パンスターライン
釜山~大阪(週5便)
H20.8~
COSCO
上海~大阪(週2便)
H19.5~
高速性
フリクエンシー
カメリアライン
釜山~博多 (週6便)
H16.7~
関釜フェリー
釜山~下関 (週7便)
S46.2~
神戸
下関
大阪
上海
上海スーパーエクスプレス
上海~博多(週2便)
H15.12~
定時性
15,000
10,000
(凡例)
コンテナ船航路
フェリー・
RORO船航路
5,000
0
※ 「SEA&RAILサービス」から一歩進めて、 COSCO、韓国鉄道公社との「RAIL-SEA-RAILサービス」を開始。
H20
H21
H22
H23
H24
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鉄道貨物輸送の特性
○ 中長距離・大量性・定時性
○ 物資別ピストン輸送 (石油、石灰石、レール等)
一日あたりの貨物列車走行距離
鉄道の平均輸送距離
貨物列車の輸送能力
約 200,000km
(地球 約5周分)
コンテナ
約 910km
車
約 160km
扱
1編成あたり 650トン (26両編成)
~ 貨物列車1編成で、10t トラック65台分の輸送に相当 ~
日本で最も長い距離を走る列車
札幌貨物ターミナル ⇔ 福岡貨物ターミナル 間
~ 2,130Kmを37時間で結んでいます ~ 平成24年度繁忙期積載率:99.8%
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JR貨物が全国に運んでいる物資
車 扱
コ ンテナ
家電・情報機器 エコ関連物資
48万トン(2%) 45万トン(2%)
自動車部品
93万トン(5%)
紙・パルプ等
301万トン(15%)
化学薬品
140万トン(7%)
他工業品
165万トン(8%)
2,051万トン
食料工業品
310万トン(15%)
化学工業品
194万トン(9%)
その他
359万トン(18%)
宅配便等
206万トン(10%)
農産品・青果物
185万トン(9%)
平成24年度
石油
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JR貨物が進めてきた輸送システム改善
• スピーディーなE&S着発線荷役方式
• IT化による情報管理(RFIDタグ、GPSの採用)
• 新型列車による高速化
• コンテナ貨車の低床化、積載重量増、高速化
• 大型コンテナ(40f,31f)の活用
• LNG等タンクコンテナの活用
• ニーズに対応した各種コンテナ(冷凍、冷蔵、産業廃棄物、
PCB)
• 鉄マクラギや新たな舗装技術の導入によるコスト削減
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