同窓会長挨拶 会報発刊に寄せて

日本農業実践学園同窓会会報
同窓会長挨拶
日本農業実践学園同窓会長
加藤巳
同窓生の皆様方には、益々ご健勝のこととお
慶び申し上げます。また、平素から同窓会活動
にご理解、ご協力頂いておりますことに、厚く
御礼 申 し 上 げ ま す 。
HPh抗p://www.n吋 g04.com/
0ha の農地を、職
さて、現在の学園の運営状況ですが、皆様が
在校当時と同じように、五
員と学生が一丸とな っ て 、 米 ・ 野 菜 ・ 畜 産 物 等
を精一杯生産しております。しかし、ここ数年、
学 生数の減少等で、 非 常 に 厳 し い 学 園 運 営 を 強
いられております。学園運営には、経営努力と
いう事ばかりでなく、日本の農業が抱える構造
的な問題でもあると考えています。少子高齢化
による後継者不足もあるでしょう。農政の変化
TPP の参加問題等、非常に
による、政治に対する不信感もあると思います。
現在進行している
悩ましい状況であると思います。農業の所得水
ます。
者である親が自信を持って、自身が生活を捧げ
る事でしょう。そして何より深刻なのは、経営
法人として、日本農業の復興のために貢献して
可されました。新制度の下、より信頼性の高い
学校協会は、平成二十五年に公益法人として認
学園の運営母体である社団法人日本国民高等
た農業を勧めることが出来るのか?志を持って
いきたいと考えています。
準、労働時間等も後継者不足の一因になってい
いるのか?ということです。これも非常に悩ま
役割が何処にあるのか、良く分からなくなって
業生が参加してくれました。このような行事を
していただいております。昨年も約八十名の卒
学園の収穫祭には、毎年多くの卒業生に来校
きます。構造的な部分が多分にあるにせよ、今
通じて卒業生の皆様と学園の繋がりが広がれば
しいことです。このようになってくると、学園の
後も学生数の減少は続くのではないかと思われ
と念願しています。
的な自立が求められています。これを契機に、
大震災や固からの補助金打ち切り等で、財政
ます。同窓生の皆様にも、我が子を、また近隣
に農業を志す若者がおりましたら、是非学園を
推薦していただきますようお願い申し上げます。
いと考えています。中国の古典『易経』に、「窮
本学園の新たな発展につなげていかねばならな
は、同窓会もテントを設けて参加しております
すれば変ずる、変ずれば通ず」という言葉があ
また、毎年十一月二十三日の学園の収穫祭に
ので、是非来場いただき、当時を振り返り、旧
ります。「危機に陥ることは誰にもあるものです。
拶といたします。合掌
ご支援、ご協力に対し心から感謝申し上げご挨
最後に、・卒業生の皆様の、日頃からの暖かい
立を目指して遇進していきたいと考えています。
この言葉を杖として、さらなる復興と財政的自
自分の進むべき道が開かれる」というものです。
自分を信じ、努力を続ければ、必ず状況が変わり、
交を温めて頂けたら幸いです。
今後とも同窓会活動につきまして、ご指導ご
協力をお願いいたします。
会報発刊に寄せて
日本農業実践学園学園長
加藤達
最初に、この「同窓会会報」が、卒業生の皆
様と日本農業実践学園の粋を深め、相互交流の
場として、大きな役割を果たすことを念じてい
人
電話 029-259-2002
朝
平成 26 年 10 月吉日発行
日本農業実践学園同窓会会報
皆さんのご子息やお知り合いで、就農したい
方、農業法人へ勤めたい方、農業に関心のある
学園の収穫祭に、ご家族、同級生、お友達と
遊びにきませんか。お米、野菜、加工品等の生
方を紹介してください。
部を免除します。紹介者が入学された場合には
卒業生のご子息が入学した場合には経費の一
付金(準備型)が給付されます。
専修科・本科は、希望する人には青年就農給
就農、青年海外協力隊参加等になります。
への雇用就農が主で、その他に農家研修、新規
最近は非農家出身が多く、卒業後は農業法人
産品販売や模擬店で内原の味を楽しんでくだ
え」い。
模擬店をしませんか。希望す
十一月二十三日〈日曜日)九時 3
※卒業生で生産物の販売
る方は連絡願います。
※同窓会のテントにお立ち寄りください。同窓会役員グ
模擬店も出しています。
薄謝を差し上げます。
i ス。四月、
l ス。通信制高校と提
l ス。農業専門士取得。
Oj 五 O 歳代までの方々が学ん
大卒・社会人経験者。一年間コ
【専修科}
十月入学。二
でいます。
高校卒。二年間コ
{本科}
中学卒。三年間コ
【高等科】
携して、高校卒の資格取得可能。
※学園見学会を毎月行っています。また連絡し
ていただければ、随時見学できます。
農林水産省では「青年の就農意欲の喚起と就
農後の定着を図るため、就農前の研修期間(二
年間)及び経営が不安定な就農直後(五年以内)
の所得を確保する給付金を給付します」と『青
年就農給付金制度』を作りました。学園では『準
備型|都道府県が認める道府県農業大学校や先
に、最長二年間、年間百五十万円を給付します」
進農家・先進農業法人等で研修を受ける就農者
の指定を受けています。但し、以下の条件があり、
適さなければ返金ということになります。
就農すること。
・卒業後一年以内に独立・自営就農、又は雇用
・就農予定時の年齢が四五歳以下。
・給付期間の一・五倍(最低二年間)の期間、独立・
自営就農、又は雇用就農すること。
給付金については、入学後に説明会を聞き、希
l ムペ i ジを参照してください。
望する学生が申請することになります。詳細は
農林水産省のホ
2
日本農業実践学園同窓会会報
学園のホ
i ムベ!ジをご覧ください。学園の
様々な情報が掲載されています。同窓会のペー
ジに貴殿の情報を掲載しませんか。同窓会やク
ラス会の募集や報告 、 卒 業 生 の 生 産 物 や 加 工 品
武藤大悟(平成十六年度専修科卒業)
3 年半勤務。茨城県
2008
年に独立。
2006 年 4
の日本農業実践学園専修科在籍中に朝子さんと知り合う。
東京都出身。大学卒業後、種苗会社に
月より、ゆめファームやさと研修生。
群馬県の農業法人へ就職し、間もなく結婚。
朝子(平成十三年度研究科卒業)
大阪府出身。茨城県の大学を卒業後、各地で生協や介護職
や助手を務める。結婚後、石岡市で
3 人のお子さんを出産。
などを経験。その後、茨城県の日本農業実践学園んで学生
現在、石岡市で有機農業農家として活躍。
8期
現在、久松農園(土浦市)の農場長。
伏見友季(平成二十四年専修科卒業)
N
3
ー石岡市「夢をこえて」より抜粋|
ゆめファームやさと第
農業に携わる全国の女性で組織した、農林水
産省・農業女子プロジェクトのメンバーとして、
企業との連携で、新商品開発、サービス、情報
発信と大活躍中。その他に、いばらき食と農の
ポ l タルサイト「うまいもんどころ」掲載。
l ゆ」インタビュー記事掲載。そ
HK 「ニッポンのジレンマ」出演。求人転職サ
イト「とらば
の他にも多くのマスコミに取り上げられ、全国
の若手農業女性を代表する存在となっています。
天皇杯受賞
の受賞が、奥さんと共に決まりました。
杯に、平成二十六年度・畜産(肉用牛)部門で
農業経営者の最高の賞である農林水産祭天皇
(昭和四十七年専攻科卒業・茨城県常総市)
佐藤宏弥
祝
の販売広告、催し物案内、マスコミ掲載、叙勲
報告等々の情報をお寄せ下さい。
(文・
【昭和三十四年卒業生同窓会報告】
日本農業実践学園同窓会会報
学園の直売所は、学園で生産されたお米、野菜、
肉、加工品等を販売しています。お近くに来ら
れた時には是非お立ち寄りください。一部品物
は通信販売をしています。
高等学校協会が運営しています。そして協会は
本農業実践学園は、公社団法人本国民
【副会長】根本英男(昭五一・稲敷市)
会員の皆様による会費で運営しています。卒業
会長加藤朝巳(昭五三・常総市)
白岩優子(昭五三・西白河郡)
吉川俊郎(昭五三・稲敷市)
いただける方は、同封の振込用紙にて会費を納
援して下さるようお願い申し上げます。ご賛問
生の皆様に、是非会員となって学園の運営を支
目黒陽子(昭五三・水戸市)
{役員}柴崎道子(昭五二・川越市)
j 十八時
【営業時間】|お盆、正月は休業
月曜日 j 土曜日十一時
入して下さるようお願い致します。
000 円
平成二十六年十月永眠。
.中武八千代先生
炊事担当。旧校舎時代はパン焼指導
平成二十五年十月永眠。
-永瀬秋司先生
特典総会資料、協会機関誌、学園生産物
賛助会員年会費三
山本和子(昭五三・常総市)
寺田仁一(昭五四・つくばみらい市)
東峰孝夫(昭五四・鉾田市)
j 十六時
二割引
藤枝哲也(昭五四・神栖市)
0 ・ひたちなか市)
栄養・農産加工担当。寮監。茶道指導。
めていこうという趣旨で発行しました。初めて
検討して、卒業生同士、卒業生と学園の紳を強
この「同窓会会報」は、同窓会役去の方々が
0
日曜・祝祭日十一時
【イベント】
l ル
・ニコニコセ l ル毎月二十五日
・サマ l セ!ル、年末セ
益子孝一(昭五四・東白川郡)
桜井理恵(昭五五・かすみがうら市)
{通信販売】
お米、ジエラ
松田克子(昭五五・白河市)
l ト、しそドリンク
鶏の爆製(十二月限定)
佐藤正次郎(昭五八・久慈郡)
森作さと子(昭五八・行方市)
飛田憲男(昭六
0 ・いわき市)
男庭悦子(昭五九・行方市)
榛沢辰文(昭六
石田正子(昭六一・石岡市)
高橋和秀(平元・神栖市)
安永知広(平十一・川越市)
【監事】内山昇(平十四・水戸市)
大西俊英(平十七・水戸市)
【事務局】真下倫久・薗部美津子
の発行で学園からのお願い等が中心になってし
まいましたが、次回からは卒業生の話題を多く
取り上げていきたいと思いますので、皆様方か
らの情報をお待ちしております。
ー日本農業実践学園同窓会事務局|
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