「キャピオックス遠心ポンプコントローラー SP-200」の付属品

2014 年 11 月 20 日作成(第 1 版)
医療機器承認番号
22600BZX00483
機械器具 07 内臓機能代用器
高度 体外循環装置用遠心ポンプ駆動装置(JMDN コード:70523000)
特管
「キャピオックス 遠 心ポンプコントローラー
SP-200」の付属品
(ドライブモーター)
No.
【警 告】
<使用方法>
(装置全般)
・ドライブモーターは磁石を使用しているため、金属や磁石等
を近づけないこと。[誤作動が生じることがある。]
【禁忌・禁止】
<使用方法>
・本システムは精密機器のため、床への落下、転倒、強くぶつ
けるなどによる衝撃が加えられた場合はそのまま使用しな
いこと。[本システムの外観に異常が認められない場合で
も、内部が破損し、流量精度や各種警報機能等の本システム
が有する機能や性能が得られない可能性があるため、点検確
認が必要である。]
・放射線機器、MRI の管理区域内及び高圧酸素療法室内へは持
ち込まないこと。当該環境に本システムを誤って持ち込んだ
場合は、以降、使用しないこと。[本システムはこれらの環
境での使用を想定していない。これらの環境に持ち込むこと
により、本システムの誤作動や破損及び経時的な劣化、又は
爆発の誘因となる可能性がある。]
・本システムは気密構造ではないので、活性ガス(消毒用ガス
も含む)使用、ネブライザー等の噴霧あるいは多湿等の環境
で使用、保管はしないこと。[本システム内部の電子部品に
影響を与え、損傷や経時劣化により、本システムが故障する
原因となる。]
・引火性のある環境では使用しないこと。[引火又は爆発の誘
因となる可能性がある。]
各部の名称
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マグネットカバー
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固定フック
3
遠心ポンプ装着面
4
スライドフック
5
6
モーター
ケーブル
7
プラグ
8
ポールクランプ
機能及び動作
ドライブモーター未使用時に
装着し、遠心ポンプ装着面を保
護する。
遠心ポンプのリブを保持し、固
定する。
遠心ポンプを固定する面。
フックがスライドすることに
よって遠心ポンプを着脱する。
遠心ポンプを回転させる。
※
コントローラー、又はバックア
ップコントローラーと接続す
る。
モーターをポールに固定する。
※周知であるため、機能及び動作の記載を省略する。
【使用目的、効能又は効果】
<使用目的>
本品はコントローラーと接続し、人工心肺用血液回路内の血液を
灌流させるディスポーザブル遠心ポンプを作動させるためのモー
ターである。
なお、キャピオックス遠心ポンプコントローラーSP-200 のコント
ローラーは主として人工心肺用血液回路内の血液を灌流させるデ
ィスポーザブル遠心ポンプを作動させるための駆動システムであ
る。
【操作方法又は使用方法等】
【形状・構造及び原理等】
(1)コントローラーにドライブモーターを接続する。
本品は次の機種のみで使用可能である。
(2)ドライブモーターに遠心ポンプを装着する。
詳細については取扱説明書を参照すること。
[適用機種]
・キャピオックス遠心ポンプコントローラーSP-200
<使用方法に関連する使用上の注意>
・キャピオックス遠心ポンプコントローラーSP-101
・ドライブモーターを外した際は、プラグにキャップをかぶせる
こと。[機器が損傷する可能性がある。]
<構造図(代表図)>
・ドライブモーター
(コード番号:ME-SP200M)
【使用上の注意】
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<重要な基本的注意>
5
・併用する医薬品及び医療機器の添付文書を確認後、使用するこ
4
と。
・本システムの使用前、及びしばらく使用せず再び使用するとき
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には、必ず使用前点検を実施し、正常にかつ安全に作動するこ
とを確認すること。異常が認められた場合には、本システムは
1
2
7
使用せず、点検、修理を依頼すること。[本システムが有する
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機能、性能が得られない可能性がある。](使用者による保守
点検事項参照)
・使用条件下であっても、急激な温度変化を避けて使用すること。
[装置内部での結露発生により、損傷や経時劣化が生じ、本シ
ステムが有する機能や性能が得られない可能性がある。]
取扱説明書を必ずご参照ください。
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・ドライブモーターのケーブルは、鉗子等で挟んだり、針等で刺
<有効期間・使用の期限>
したり、また、床等に這わせた場合にはキャスタ等で踏んだり
・指定の保守・点検を実施した場合の耐用期間:6 年(自己認証
しないこと。[ケーブル等が破損した場合、感電や火災の可能
による)
性がある。また本システムが有する機能や性能が得られない可
【保守・点検に係る事項】
能性がある。]
・本システムに血液が付着した場合は、感染防止のため手袋等を
・安全に使用するために、定期的に保守点検を実施すること。各
装着し水又はぬるま湯に浸してよくしぼった柔らかい布等で速
点検で異常が認められた場合は、直ちに使用を中止し、弊社担
やかに拭き取ること。[感染の可能性がある。]
当者まで連絡すること。
・本システムの分解、改造(表示部や可動部へのテープ留め等、
機能や性能を阻害する行為を含む)、修理をしないこと。[本
[保守・点検上の注意]
システムの故障や破損、装置性能の劣化を引き起こす可能性が
・使用前、使用後に本システムの清掃を行うこと。消毒を行う際
ある。]
は、滅菌器等は使用せず、消毒液を浸した柔らかい布等をよく
・ドライブモーターの遠心ポンプ装着面には衝撃を加えないこと。
しぼってから本体を軽く拭き、その後、水又はぬるま湯に浸し
[内部磁石が破損する可能性がある。]
てよくしぼった柔らかい布等で、消毒液を拭き取り、更に乾い
・コントローラー又はバックアップコントローラーにドライブモ
た柔らかい布等で水気をよく拭き取ること。なお、希釈率はそ
ーターを取り付ける前に、コネクタやプラグが損傷していない
の製品の添付文書の記載に従うこと。使用可能な消毒液(成分
か確認すること。コネクタピンが損傷していたり曲がっていた
名)例は以下のとおりである。
場合には、予備の装置と交換するとともに、その装置は使用し
クロルヘキシジングルコン酸塩/ベンザルコニウム塩化物
ないこと。[本システムが有する機能や性能が得られない可能
・本システムに血液が付着した場合は、感染防止のため手袋等を
性がある。]
装着し水又はぬるま湯に浸してよくしぼった柔らかい布等で速
・薬液等の滴下によってドライブモーターコネクタやプラグに薬
やかに拭き取ること。[感染の可能性がある。]
液等がかかってショートすることがあるので、プラグをコネク
・ドライブモーターの遠心ポンプ装着面に液体(血液や薬液等)
タに接続する際には接続部分がぬれていないことを確認するこ
が付着した場合は、速やかに汚れをよく拭き取るなどの清掃を
と。また薬液等のぬれを確認した場合、AC電源ケーブルを本
行うこと。[ドライブモーターの遠心ポンプ装着面に液体(血
システム及びAC100V コンセント(アース付)から抜いた状態、
液や薬液等)が固着していると、スライドフックが動かなくな
かつ電源を OFF した状態で速やかに乾いた柔らかい布等で拭き
ることがある。]
取ること。[本システムは防水構造ではなく、内部の電子部品
・清掃するときは、必ず本システムの電源を OFF し、ドライブモ
に影響を与え、装置故障の原因となる可能性がある。]
ーターのケーブルを抜いてから行うこと。[本システムの故障
・本システムは、振動、塵埃、噴霧、腐食性ガス等の発生する場
や感電等を起こす可能性がある。]
所や液体がかかる場所で使用しないこと。本システムに液体(血
・本システムを、流水や水没させての洗浄は行わないこと。[本
液や薬液等)がかかった場合は、乾いた柔らかい布等で水気を
システムは防水構造ではないため、破損、故障する可能性があ
よく拭き取ること。[本システムが有する機能や性能が得られ
る。]
ず、また故障の原因となる。]
・アルコールやシンナー等の有機溶剤やポビドンヨードでは拭か
・本システムを廃棄する際には、廃棄物の処理及び清掃に関する
ないこと。[有機溶剤や使用可能な消毒液以外を使用した場合、
法律(廃棄物処理法)に従って適切に処理すること。
本システムの破損や故障の原因となる。]
・固定フックにケーブル(ドライブモーター、流量/気泡センサ
・本システムは EOG 滅菌や高圧蒸気滅菌等にかけたり、消毒薬液
ー)やAC電源ケーブル等を掛けないこと。[固定フックが破
に浸さないこと。[本システムが故障する可能性がある。]
損する可能性がある。]
・本システムやアクセサリに麻酔剤等の薬剤を付着させないこと。
・遠心ポンプを使用しないときはドライブモーターの遠心ポンプ
[本システムやアクセサリが破損する可能性がある。]
装着面にマグネットカバーを着けておくこと。
・ドライヤー等を使用して乾燥させないこと。[本システムが破
損する可能性がある。]
【貯蔵・保管方法及び使用期間等】
・交換部品は指定部品以外使用しないこと。[本システムが有す
<貯蔵・保管方法>
る機能や性能が得られない可能性がある。]
・水ぬれに注意し、日光及び高温多湿を避けて保管すること。
保管条件:周囲温度:-20~45℃
[使用者による保守点検事項]
点検項目
点検時期
点検内容(概要)
使用前点検
使用前(毎回) 外観の点検
循環開始前 循環開始前(毎 モーター駆動の点検
点検
回)
※詳細については、取扱説明書の保守点検の項を参照すること。
相対湿度:10~95%RH(ただし、結露なきこと)
気
圧:70~106kPa
[保管上の注意]
・日光や紫外線照射下に長時間放置しないこと。[外装が変色、
変形、変質することがある。]
【包装】
・振動、塵埃、噴霧下、腐食性ガス等の多い場所に保管しないこ
・ドライブモーター
と。
1 台/箱
・気圧、温度、湿度、風通し、塩分、イオウ分を含んだ空気等に
【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等】
より悪影響の生じる可能性のある場所に保管しないこと。
・化学薬品の保管場所やガスの発生する場所に保管しないこと。
製造販売業者:テルモ株式会社
・ドライブモーターは磁石を使用しているため、ハードディスク
住
等の磁気媒体を近づけないこと。[磁気媒体が破損する可能性
所:東京都渋谷区幡ヶ谷 2 丁目 44 番 1 号
電 話 番 号:0120-12-8195
がある。]
・高温多湿下での保管は避けること。
製 造 業 者:テルモ株式会社
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テルモ・コールセンター
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ME_22600BZX00483_502_01
はテルモ(株)の商標です。テルモ、キャピオックスはテルモ(株)の登録商標です。
CDIはテルモカーディオバスキュラーシステムズコーポレーションの登録商標です。
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