省エネ基準 届出の手引き (住宅編)

H25基準対応
省エネ基準
届出の手引き
(住宅編)
外皮基準の計算方法が変わり,新たに住宅(戸建,
共同住宅等)の設備の基準として「一次エネルギー
住宅等
基
「
ギ
消費量基準」ができました。
Ⅰ 新しい外皮基準について
Ⅱ 一次エネルギー消費量基準について
旭川市都市建築部建築指導課
(H26.1月)
Ⅰ 新しい外皮基準について
■外皮基準について
年間暖冷房負荷基準は廃止となりましたが,その他は従来同様に性能基準と仕様基準
のいずれかを選択することができます。
※新基準の詳細な解説は日本サステナブル建築協会のホームページ
(http://lowenergy.jsbc.or.jp/top/index.html#category5)
の「住宅の改正省エネルギー基準の建築主の判断基準と設計・施工指針の解説」もしく
は,建築環境・省エネルギー機構刊行の書籍等を参照願います。
■新しい性能基準(外皮平均熱貫流率(UA値))について
従来の熱損失係数(Q値)基準が,外皮平均熱貫流率(UA値)基準へと変わりました。
基本的な計算方法は今までのQ値計算(QPEX等を使用したもの)と変わりませんが,主に
以下の点が変更になりました。
(1)従来のQ値は総熱損失量を床面積で除した値であったのに対し,UA値は総熱損失量を
外皮全体の表面積で除した値としています。
それに伴い基準値も変わりますが基準レベルは従来とほぼ同じ(H11レベル)です。
それに伴い基準値も変わりますが基準レベルは従来とほぼ同じ(H11レベル)です
旭川の基準値 Q値:1.6 → UA値:0.46
(2)従来のQ値計算では,共同住宅等の隣接する住戸との界壁,界床の熱の移動は無い
ものとしていましたが,UA値計算においては,界壁,界床は温度差係数0.05(旭川1地
域)として,その面の熱損失量に0.05を乗じた値を加算することとなりました。
(3)方位係数が,細分化(8方位)されました。
( )基礎 土間の熱貫流率の算出法が変わりました
(4)基礎,土間の熱貫流率の算出法が変わりました。
(5)庇等の有無にかかわらず取得日射量の補正が必要となりました。
(6)小規模住宅における熱損失係数基準値の補正が無くなりました。
※UA値の計算プログラム(EXCELファイル)は,住宅性能評価・表示協会,建築研究所の
ホームページよりダウンロードすることができます。
住宅性能評価・表示協会: http://www.hyoukakyoukai.or.jp/teitanso/index.php
建築研究所 http://www.kenken.go.jp/becc/index.html
建築研究所:
h //
k k
/b / d h l
■新しい性能基準(UA値)の計算例について
次ページ以降に住宅性能評価・表示協会のプログラムを使用した計算例を示します。
■新しい仕様基準(部位別の熱貫流率,断熱材の熱抵抗値基準)について
基本的な内容に いては従来通りですが 以下の点が変更になりました
基本的な内容については従来通りですが,以下の点が変更になりました。
(1)過半の床が外気に接している住戸,又は外皮全体に占める開口部の割合が戸建住宅
で0.11,共同住宅で0.09以上の場合は仕様基準が適用できなくなりました。
(2)仕様基準の開口部の基準値は,開口部比率の区分に応じた数値となりました。
UA値計算例1
この計算例は木造2階建共同住宅の東側
1階住戸を想定しています
1階住戸を想定しています。
黄色枠内に入力します。
黄色枠外は別シートに入力した数値の計
算結果が自動で表示されます。
基準値以下であれば「適
合」と表示されます。
UA値計算例2
必要な方位のシートの黄
色枠部に入力します。
熱貫流率,日射熱取得率
は任意の別紙で計算した
値,物性値等を入力しま
す。
GL+400mm以上の基礎は
外壁として加算します。
庇の補正を計算しない場
合は「デフォルト値使用」
にチェックします。
UA値計算例3
内壁(隣戸との界壁)について
は熱損失に温度差係数0.05を
乗じた値を加算します。
UA値計算例4
内床(上階住戸との界床)につ
いては熱損失に温度差係数
0.05を乗じた値を加算します。
UA値計算例5
基礎高(H1)は上限0.4mと
し GL+0 4m以上の基礎
し,GL+0.4m以上の基礎
は別途,各方位の計算
シートに外壁として入力し
ます。
Ⅱ 一次エネルギー消費量基準について
■一次エネルギー消費量基準について
■
次エネルギ 消費量基準について
・ 新たに戸建住宅及び共同住宅等の住戸についても設備の基準が適用となります。
・ 暖冷房,換気,給湯,照明,発電(太陽光)といった設備全体の省エネ性能の指標とな
る「一次エネルギー消費量」が基準値を満たすことが必要となります。
※一次エネルギー消費量基準の詳細な解説は,
建築研究所ホームページ(http://www.kenken.go.jp/becc/index.html)
の「一次エネルギー消費量算定用WEBプログラム解説(住宅編)」を参照願います。
「
ギ
費 算定
プ グ
解説 住宅編
参
■一次エネルギー消費量の算出
・ 一次エネルギー消費量については、独立行政法人建築研究所のホームページ上の
Webプログラムを利用して算出することができます。
図面,カタログ等をもとに HOME」, 暖冷房」, 換気」, 給湯」, 照明」, 発電」のそ
・ 図面,カタログ等をもとに「HOME」,「暖冷房」,「換気」,「給湯」,「照明」,「発電」のそ
れぞれのページに必要な情報を入力(主にラジオボタンによる選択)した上,「計算」ボタ
ンをクリックすると自動計算され,基準適合の可否の確認及び届出書に添付する計算
書の出力が可能となっています。
■一次エネルギー消費量の計算例について
次ページ以降にWebプログラムを使用した一次エネルギー消費量の計算例を示します。
プ グ
ギ
WEBプログラム入力例1
建築研究所ホームページの「一次エネルギー消費量算定用WEBプログラム
(
(住宅用)を使用する」をクリックするとこの画面が表示されます。
)
これらをクリックして開いたページに必要な情報を入
力します。(主にラジオボタンによる選択)
※入力例は次ページ以降を参照。
WEBプログラム入力例2
上の「暖冷房」タブをクリックするとこの画面が表示されます。
ここに表示される該当する全てのページに入力します。
それぞれ該当する項目にチェックします。
効率,機器性能等の入力欄には,仕様書,カタログ等
にて確認 計算した数値を入力します。
にて確認,計算した数値を入力します。
<重要>
入力内容が確認できる図面等資料を添付願います。
WEBプログラム入力例3
上の「給湯」タブをクリックするとこの画面が表示されます。
それぞれ該当する項目にチェックします。
効率,機器性能等の入力欄には,仕様書,カタログ等
にて確認,計算した数値を入力します。
全てのページに入力後,「計算」をクリックすると自動的に一次エネルギー
消費量の設計値と基準値が計算されます。
<重要>
入力内容が確認できる図面等資料を添付願います
入力内容が確認できる図面等資料を添付願います。
WEBプログラム入力例4
入力,自動計算後に「HOME」をクリックするとこのように入力した概要が表
示され,設計一次エネルギー消費量が基準一次エネルギー消費量(省エネ
基準及び低炭素基準)に適合しているかどうかを数値及びグラフで確認する
ことができます。
「様式」をクリックすると入力,計算された詳細な情報が出力されます。
省エネ届出には出力された様式を添付願います。
※出力される様式については,次ページ参照。
WEBプログラム計算結果出力1-1
「様式」をクリックすると表示される画面から「省エネルギー基準(PDF)」を選
択するとこの様式がPDFで出力されます。
※省エネ届出にはこの様式を添付願います。
次ページに続く
WEBプログラム計算結果出力1-2
WEBプログラム計算結果出力2
「様式」をクリックすると表示される画面から「[参考]一次エネルギー消費量の
計算結果について(PDF)」を選択するとこの様式がPDFで出力されます。
対象建築物の省エネ性能が視覚的にわかりやすいラベルで表示されます。
対象建築物の省エネ性能が視覚的にわかりやすいラベルで表示されます
※省エネ届出にはこの様式を添付する必要はありません。