「レポルト」最新号

Feature
特 集
新年のごあいさつ
西宮商工会議所 会頭 辰馬 章夫
新年おめでとうござい
ます。会員並びに市内事業
所の皆様におかれまして
は、新しい年を健やかにお
迎えのこととお慶び申し
上げます。
さて、昨年を振り返りま
すと、広島の豪雨災害をは
じめ、御嶽山の噴火、長野
県白馬村の地震災害など
自然災害の多い年でありました。一方、経済に目
を向けますと、アベノミクスによる経済政策の効
果があらわれはじめ、景気は回復基調にありまし
たが、4月の消費税率の引き上げ、円安、エネル
ギーコストの増大、原材料費の高騰や人材不足な
どによりGDPが2四半期連続でマイナス成長と
なりました。このため政府は新年度に予定してい
た消費税率10%への引き上げを1年半延長する
こととし、国民に信を問うため年末に衆議院議員
総選挙が実施され、その結果引き続き自民党と公
明党による連立政権が国政を担うこととなりま
した。今後はアベノミクスの成長戦略を速やかに
実施し、再び景気を浮揚させ、そのことを国民一
人ひとりが実感できるようになることを期待し
たいと思います。
また、昨年、
「小規模基本法」
「小規模支援法」が
成立しました。
「小規模基本法」は、小規模企業の
「成長発展」に加え、技術やノウハウの向上、安定
的な雇用の維持等を含む「事業の持続的発展」を
基本原則に位置付けており、今後、基本的施策が
講じられ具体的な取り組みが進められます。一
方、
「小規模支援法」では、商工会議所が小規模企
業支援の「中核」と位置付けられました。そして、
経営者とともに伴走しながら、小規模企業の「発
達」と「改善」の支援を行い、そのための「経営発達
支援計画」を作成して、国の認定を受けることに
なります。この結果、これまで以上に商工会議所
の役割が増してまいります。当所としましても、
小規模事業者の課題に寄り添って支援する「経営
発達支援計画」を作成し、国の認定を受け、西宮
市や地域の金融機関、他の公的機関等と連携し、
個々の企業の支援のみならず地域活性化につな
がる面的支援を強力に進めてまいります。
西宮市に目を向けますと4月に市長選挙が実
施され、新たに今村市長が誕生し市政の舵取りを
されることになりました。昨年11月に開催され
た産業政策懇談会において、今村市長から産業施
策全般にわたって棚卸をするとの発言がありま
したが、当所からは見直し作業は市と当所が合同
で行うことが合理的であるとし、その旨申し入れ
をさせていただきました。
当所においても、
「輝く人づくり、ものづくり、
まちづくり」を推進するため、4つの委員会(総務
企画・地域力強化・企業力強化・組織力強化委
員会)を立ち上げ、役員・議員の皆様に参画いた
だき、事業活動の検討と新たな提案について議論
を重ねていただきました。その内容は、総務企画
委員会では「緊急時における西宮商工会議所の事
業継続(BCP)の内容の検討および策定」、地域力
強化委員会では「輝くまちづくりを進めるため、
地域経済を元気にする事業活動の検討と新たな
提案」、企業力強化委員会では「輝くものづくりを
進めるため、中小・小規模企業を元気にする事業
活動の検討と新たな提案」、組織強化委員会では
「輝くひとづくりを進めるため、当所の組織基盤
を強化する事業活動の検討と新たな提案」につい
てであり、こうした議論を取りまとめ10月に答
申書として提出いただきました。今後はこの答申
を踏まえ、新年度から具体的な事業展開に取り組
んでまいります。
さて、今年は、阪神・淡路大震災から20年の年
であります。震災から10年の年に、私たちは復興
への取り組みを末永く後世まで語り伝えるべく
復興記念誌を発刊するとともに、記念石碑を西宮
商工会館玄関横に設置しました。この石碑には、
10年の節目を機会にますます産業が盛んになる
ようにという思いから『興起』
( 勢いを盛んにし
て、ものに感じて励み立つの意)とい文字を刻ん
だところであります。今年、震災から20年を迎え
るにあたり、改めて復興に懸命に取り組んできた
ことに思いをはせるとともに、未来に向けた歩み
とするため記念事業を実施いたします。
今年の干支は未年です。羊は群れをなして行動
するため、家族の安泰や平和をもたらす縁起物と
されています。本年が会員事業所の皆様方にとり
まして、希望に満ちた年となりますようお祈り申
し上げますとともに西宮商工会議所の発展に向
けて一層のご協力とご支援をお願いし、新春のご
挨拶とさせていただきます。
西宮商工会議所
January 2015 Report
1
特 集
Feature
年頭所感
明けましておめでとうご
ざいます。
平 成27年 の 新 春 を 迎 え、
謹んでお慶び申しあげます。
日本商工会議所の会頭に
就任して、2回目の新年を迎
えました。就任以来、被災地
も含めた各地の商工会議所、
女性会、青年部、会員各企業
等、多くの関係者と意見を交
換し、数多くの課題について
議論を重ねてきました。
人口減などにより存立の
危機に直面している地域や、
円安がコストアップに直結して苦しむ中小企業を目の
当たりにしました。同時に、明確な将来ビジョンを描
き活力を生み出している地域や、イノベーションに果
敢に挑戦し成功している中小企業にも接することがで
き、強い感銘を受けました。いずれの場面においても、
商工会議所が地域の大きな期待に応えるべく、積極果
敢にリーダーシップを発揮しており、その任務の大切
さを実感いたしました。
わが国経済は、多くの経済指標が改善を示すなど、
全体としては明らかに回復の道をたどっており、20年
続いたデフレを脱却しつつあります。私は、アベノミ
クスの本質は需要創造政策だったと思います。大規模
な金融緩和、財政支出、民間活動の活性化により、需要
が増加し、需給ギャップは大きく改善されました。
マインド転換局面にある今こそ、資本蓄積、労働力、
トータル生産性の3要素を向上させ、中長期的な経済
成長を確実なものにしなければなりません。やるべき
課題は既に明らかですので、本年は、官民ともに覚悟
をもって、その解決に向けて実行・断行するときです。
政府には、安定政権でなければ実行できない痛みを
伴う政策を断行し、日本の明るい未来への確かな道筋
を示して欲しいと思います。社会保障給付の重点化・
効率化は待ったなしであり、成長戦略は論ずる段階は
過ぎ、実行あるのみです。一層の規制改革によるイノ
ベーションの喚起、国際的な立地競争力の強化、低廉
で安定したエネルギーの確保、人口減少の歯止めと地
方創生などの山積する諸課題に対する適切な政策が、
間断なく実行されることを期待します。
我々民間企業は、デフレマインドからの転換をチャ
ンスと捉え、リスクをとりながら事業展開し、事業収
益を次の設備投資や賃金増に結び付けなければなり
ません。経済の好循環を実現する原動力として、これ
までの貯蓄主体から本来の投資主体に転換し、積極的
に行動することが求められているのです。
日本は、GDPに占める輸出比率が2012年実績で
13.4%と、先進国では9.9%の米国に次いで低い国で
す。GDPの6割を占める個人消費が日本の成長をけ
ん引、つまり日本はこれまで内需主導で成長してきた
国なのです。
しかし、今後の人口減少トレンドを考えると、内需
の伸びは、ありとあらゆる努力をしても、せいぜい1
∼2%程度と多くを望めず、企業の成長のためにはど
うしても外需を積極的に取り入れることが必要です。
現状、売上高輸出比率が2%台の中小企業も、14%程
度の大企業も、さらなるグローバル化の余地は大であ
り、新興国の需要等を積極的に捉えていくことが求め
られます。
海外現地生産という選択肢もありますが、我が国の
人的資源や技術力の高さといった強みに加え、円安メ
リットも活かしながら、国内設備投資により供給能力
を高め、輸出競争力を強化することも重要な戦略で
す。円安は、中小企業にとっては恩恵をフルに享受で
きるものではなく、むしろ原材料コスト増につながり
ます。しかしながら、現在の円安はしばらく定着する
2
Report 2015 January
西宮商工会議所
日本商工会議所 会頭 三村 明夫
と覚悟せざるを得ません。何とか円安をメリットにつ
なげられるように知恵を絞らなくてはなりません。い
くつかの中小企業が、生産拠点を海外から日本に戻し
た、あるいは戻す計画だという話も聞いております。
もちろん、そのための環境整備として、TPPの締結、
主要国とのEPA締結、法人税の減税なども急務です
ので、政府等に積極的に働きかけてまいります。
このように我が国は、デフレマインドから脱却し、
成長に向けた施策を実行することが急がれますが、二
つの大きな構造的課題にも直面しています。一つは、
「人口急減と超高齢化の加速化」
、もう一つは
「地方疲
弊の深刻化」
です。
私は、経済財政諮問会議のもとに設置された
「選択す
る未来」
委員会の委員長として、50年後の日本の未来像
と2020年までに取り組むべき課題をまとめ、昨年11月
に報告書を公表しました。
本報告の第一の目的は危機感の共有です。政府、地
方自治体、民間企業、大学等の学術機関、市民など、あ
らゆる関係者が直面する人口急減、地方消滅の危機感
を共有化し、一体的な取り組みを推進すべきことを提
言しました。第二は、希望の持てる日本の未来は選択
することができる、そのためには、我々は未来ではな
く今取り組まなければならない課題に直面している
ことから、その解決の方向性を提示することでした。
選択する未来委員会で提言した
「50年後に1億人
程度の安定した人口構造を保持すること」が、政府の
「骨太の方針」
に盛り込まれました。その実現のために
は、少子化対策支出の倍増、生産性の飛躍的向上、男
性の働き方改革など、ありとあらゆる対策を総動員す
る必要があります。各地の商工会議所が取り組んでい
る婚活イベントなども直接的な効果の期待できる重
要な取り組みですので、是非積極的に推進していただ
きたいと思います。
地方創生は大変困難な課題です。何しろ30年に亘る
少子化、20年に及ぶデフレが地方の疲弊をもたらした
わけで、簡単に解決できるものではありません。地方
には、観光、農林水産業、地方大学など、まだ十分に活
用しきれていない資源があります。こうした資源を如
何にうまく地域の活性化に結び付けていくか、そして
それを如何に若者の働く場につなげていくかが創生の
鍵です。まさに、商工会議所が重点的に取り組んでい
る
「地域の再生」
と直結する課題であります。
全国約1800の市区町村には1800の処方箋がある
はずです。地方創生は、その地方が自ら知恵を絞り、
解決策を生み出す、すなわち当該地方の主体性、創意
と熱意なくして成しえません。それゆえに、中立的な
立場で多くの関係者をまとめ上げる強みを持つ商工
会議所への期待は非常に大きくなっています。地方創
生においても、各会議所が強いリーダーシップを発揮
していただきたいと思います。
また、震災復興の加速化に向けては、全国514商工
会議所の絆をもとに実施している
「遊休機械無償マッ
チング支援プロジェクト」や
「販路回復・拡大」などの
活動を精力的に継続しなければなりません。一日も早
い本格復興に向けて、現地が必要としている施策を丁
寧に取りまとめ、政府などへ提言してまいります。
我々商工会議所が、自治体の首長や地域住民などあ
らゆる関係者とともに危機感を共有化した上で、知恵を
絞り、実行する力を発揮すれば、現下の危機は乗り越え
られるはずです。514商工会議所のネットワーク力など
自らの強みに改めて自信を持ち、中小・小規模企業の活
力強化や地域再生に積極果敢に邁進すれば、地域から日
本の底力を上げる大きな原動力となります。
本年は戦後70年という節目の年でもあります。日
本の新たな再出発に向けて、大いなる気概と自信と明
るさを持ち、
「実行あるのみ」を合言葉に、前に向かっ
て動き出しましょう。皆さまの一層のご支援とご協力
を心からお願い申しあげます。
Feature
安全安心と元気の創造
兵庫県知事
新年あけましておめで
とうございます。
今年は、阪神・淡路大震
災から20年の節目を迎え
ます。未曾有の災害から得
た経験と教訓を発信し続
けるとともに、復興を成し
遂げてきた兵庫の力を、未
来 に 向 かって、世 界 に 向
かって、一層力強く発揮する好機の年としよう
ではありませんか。
昨年末、国政の新たな体制が固まりました。
人口減少の克服や東京一極集中の是正など地方
創生の動きの本格化に向けて、今こそ、地方が
主導する国づくりを進めるべき時です。兵庫の
多様性を生かし、個性ある地域の発展に全力を
尽くしていきましょう。
第一は、安全安心の確保。
地震、津波対策のほか、昨年8月の豪雨災害
を踏まえた風水害への備えを強化します。また、
2025年問題を見据えた福祉・介護・医療の充
実や、子どもや高齢者など社会弱者対策を進め
地域社会での暮らしの安心を確保します。
第二は、活力ある地域経済。
グローバル市場でも存在感を示すオンリーワ
ン企業の育成や、産業としての農業の振興、ブ
ランド化を進めます。子育て環境の充実とあわ
せ、女性、若者、高齢者、障害者など多様な人材
の社会参加を促し、人口減少社会の活性化をめ
ざします。
第三は、地域の元気の創造。
山陰海岸ジオパークなど多彩な地域資源を
活用した広域観光圏の形成や、交通ネットワー
ク等社会基盤の整備、淡路花博2015花みどり
フェアの開催などにより、地域活性化と内外と
の交流拡大を図ります。
ふるさとへの愛着と20年間の復興の歩みを
基盤に、柔軟な発想と地域主導の行動で直面す
る課題に挑み、兵庫の新時代を切り拓いていき
ましょう。
地震乗り越え 未来をめざす
ふるさと兵庫 新しき創造
特 集
晴るの言祝ぎに代えて
西宮市長 今村 岳司
あけましておめでとう
ございます。
今年は、ごあんないのと
お り、阪 神 大 震 災 か ら20
年目の年になります。私は
西宮で被災し、実家を全焼
し ま し た。学 生 だった20
年前の私は、奮闘する公務
員のすがたに感銘を受け、
政治の道を志しました。
「震災の記憶」といえば、失ったことばかりを
語りがちです。しかし、生きて残ったからこそ
言えることではありますが、あの震災を乗り越
えられた私たちに乗り越えられない障害などあ
るでしょうか。失ったことを悔やむばかりでは
なく、悲惨な災害を乗り越えた矜恃と逞しさ、
全国からの篤い支援への感謝をこそ記憶に遺す
べきだと思っています。むしろ、生きて残った
からこそ、その生への感謝をあらたにすべきだ
と思っています。
さて、私は、昨年5月の市長就任以降、全身全
霊を賭けて市政改革に邁進してまいりました。
西宮市も変わるとの大きな期待をいただいてお
り、身の引き締まる思いです。しかし、性急な改
革は、必ず揺り戻しがきます。結論ありきの強
引な推進は、必ず論理的な齟齬を生じます。確
実な改革を成功させるために、堅実な改革を進
めていこうと思っています。まずは、今年度は
落ち着いて、あたらしい政策推進のための情報
収集やロジックの整理、組織の把握などをして
いました。来年度からは、組織体制も整えて、い
よいよ本格的な市政改革を始めてまいりたいと
思います。
産業分野でも、これまでの事業を漫然と継続
するのではなく、ほんとうに効果のあった戦略
的な事業だったのか、目的を達成するために最
適な事業と言えるか、などについて、抜本的な
見直しをおこない、真に西宮にとって意味のあ
る産業振興施策の再構築に取りかかってまいり
ます。
むつき立ち 春の来たらば かくしこそ
梅ををきつつ 楽しき終へめ
晴るの言祝ぎに代えて
西宮商工会議所
January 2015 Report
3
Monthly あ・ら・かると
西宮市への平成27年度予算要望
11月21日、西宮市との第2回産業政策懇談会
が、西宮市からは今村市長をはじめ幹部職員が、
当所からは辰馬会頭、宮内・古野・蓮沼・八木
副会頭並びに澤田地域力・上田企業力・太田組
織力強化の各委員長が出席し開催された。
最初に、当所役議員に対するアンケート、各委
員会等で出された意見を集約した4テーマ11項
目についてまとめた「西宮市の施策並びに平成
27年度予算に関する要望書」が、辰馬会頭から今
村市長に手渡された。
その後の産業政策についての意見交換が行わ
れ、その中で、今村市長より
「市の産業施策全般の
棚卸を行う旨、また、ゼロベースで考えていくた
め、一旦休止を行う事業も生じる」
などの発言があ
り、事業検討については、市と当所が合同で行うこ
とが合理的であるとし、その旨申し入れを行った。
11月正副会頭会議および
第598回常議員会開催
11月25日、11月正副会頭会議、第598回常議
員会が開催された。報告事項、協議事項は以下の
とおりで異議なく承認された。
[ 報告事項 ]
1.10・11月行事実施報告、12月行事予定
2.10月中小企業相談所事業状況
3.兵庫県自治賞の決定
4.平成26年度西宮市優良事業所顕彰
受賞企業の決定
5.所務報告
①建設業部会報告
(建設関係予算・業務執行
関係要望)
②議員懇親会 12月22日17:30∼
③賀詞交歓会 平成27年1月7日
10:00∼ノボテル甲子園
6.日商・近商連・兵商連の活動報告
7.その他
①「西宮ビジネスマッチングフェア2014」に
ついて
[ 協議事項 ]
1.当所顕彰規定等による顕彰
2.会員入退会の承認
3.その他
4
Report 2015 January
西宮商工会議所
「第55回オール西宮珠算競技大会」
~子どもたちの真剣な表情~
「第55回オール西宮珠算競技大会」
( 西宮市な
ど後援)が、西宮商工会館で11月9日に開催され
た。西宮市内の小中学生を中心に90名が参加し、
日ごろの珠算の鍛錬の成果を競い合った。西宮
商工会議所が主催し、西宮珠算振興会が共催。小
学校低学年、高学年、中高・一般の部に分かれ、
総合(掛け算、割り算、見取り算、暗算)と種目別
の読上げ暗算、読上げ算の、計3競技を行った。
保護者らが見守る中、競技開始の合図とともに
子どもたちは一斉に問題に取り組み、会場には
そろばんをはじく音が響いていた。
市内企業の魅力を大学生等に
伝える取り組み
①西宮企業就職面接会
11月19日、ノボテル甲子園において、市内企
業への就職を希望する大学生等を対象に西宮企
業就職面接会が開催され、西宮企業就職応援サ
イト「サクラナビ」に掲載している事業所を中心
に、大学生等の人材獲得を目指す求人企業11社
が出展した。求職者は75名であった。
Monthly あ・ら・かると
求職者向けに各社5分の企業プレゼンテー
ションを行った後、各社個別ブースに分かれて
面接・採用選考を行った。求職者は企業プレゼ
ンテーションを参考に、関心のある企業の出展
ブースへ訪問し、各社採用担当者との面接に臨
んだ。
参加企業からは「採用したい優秀な大学生と面
接できた」
「最終面接へと進めたい大学生が数名
いる」との声を多くいただいた。
②市内経営者とにしのみや学生ビジネス
アイデアコンテスト参加大学生との懇談会
11月19日、ノボテル甲子園において、ビジネ
ス提案を行った大学生14名と市内企業経営者7
名との懇談会を行った。
大学のまち西宮の特性を活かした産学官の取
り組みとして、3回目を迎える「にしのみや学生
ビジネスアイデアコンテスト」であるが、本年は、
市内企業経営者の呼び掛けにより、一次審査を
通過した10組の学生と意見交換する場が設けら
れた。企業経営者は、自社のビジネスに活かせな
いか、学生達にアイデアの着眼点等を熱心に聞
いていた。
③大学生1dayインターンシップ
域企業で働く魅力などを伝えた。参加大学生か
らは「地域企業への就職を検討したい」
「若手社員
の働き方に共感できた」との声があった。
また、参加学生から希望者を募り、学生記者と
して各社社長へのインタビューを行った(取材記
事は西宮企業就職応援サイト「サクラナビ」にて
掲載予定)。
各社の代表者から、これから就職活動を始める
大学生に対し、熱のこもったエールが送られた。
平成26年度西宮商工会議所
議員クラブ 鹿児島秋季研修旅行
11月9日、10日に当所議員クラブによる鹿児
島秋季研修旅行が開催された。
これは毎年行われる秋季ゴルフ大会の代わり
として、2日間の研修旅行として実施された。
初日は、鹿児島空港に到着後、2班にわかれ、
ゴルフ組は かごしま空港36カントリークラブ
に、観光組は 仙厳園 のほか 知覧特攻平和会館
などに向かった。
夕方より宿泊先である 指宿いわさきホテル
で合流し、懇親会では初日の話題で終始笑い声
の絶えないものとなった。
2日目は全員で いぶすきゴルフクラブ に移
動し、ゴルフ大会が開催された。各賞の発表は移
動のバス内で行われ、優勝の池上哲治氏(㈱コー
ナン・メディカル)とともに、2位、3位など各
賞の発表も行われた。その他の参加者もショッ
トなどゴルフ談議に大いに盛り上がり、議員ク
ラブのメンバーの結束が強まるものとなった。
12月2日、西 宮 市 内 に て、大 学 生1dayイ ン
ターンシップが開催され、加藤産業株式会社・
株式会社ウエダ・株式会社リヴァックスの3社
が、地域企業に関心を有する大学生15名を受け
入れた。
各社にて、担当者による各業界・各社の概要
説明、施設見学、若手社員との座談会等を行い、
地域経済への貢献や新規事業への取り組み、地
西宮商工会議所
January 2015 Report
5
Monthly あ・ら・かると
青年部活動(10 月~11月)
平成26年度は、10月∼11月にかけて、青年部の
事業活動が活況を呈した。そこで、10月∼11月ま
での青年部の活動について、レポートする。
【 イベントへの出店 】
10月4日∼10月5日開催の「西宮酒ぐらルネ
サンスと食フェア」及び10月25日開催の「にし
のみや市民祭り」に、青年部ブースを出店し、飲
食物の販売等を行った。開催日は、天候にも恵ま
れ、当ブースには、大勢のお客様が押し寄せた。
特に、
「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」では、
ブース前に長蛇の列ができ、過去最高の来客数
を記録した。
会議所関係
者以外の一般
の 方 々に も、
西宮商工会議
所青年部の存
在を充分にア
ピールできた。
【 11月例会 】
11月10日、ノボテル甲子園にて、11月例会が
開催された。今回は、
「自衛隊の現場の声を聴こ
う」と銘打ち、陸上自衛隊中部方面隊第三師団第
36連隊長の近藤力也氏を講師として招き、50名
が参加した。
内容は、近藤氏が経験したオウムサリン事件や
東日本大震災等への災害派遣、ゴラン高原PKO
派遣等の経験談やエピソードが中心であった。
特に、オウムサリン事件や東日本大震災等の災
害の状況が生々しく語られ、参加者も興味深く
聞き入っていた。
このような特殊な体験談を当事者から直接聞
く機会が得られ、貴重な時間となった。
【 阪神7市1町 】
12月3日、青年部阪神7市1町協議会が開催
された。当活動は、阪神間の7市1町の商工会議
所・商工会の青年部が集ま
り、各会の枠を超えた活動
を行うものである。
今年度の実施内容は、各商
工会議所・商工会の青年部メ
ンバーの事業所を紹介する携
帯アプリケーションの作成で
ある。このアプリケーション
は、
「はないち」
と名付けられ、
近日中に公開予定である。
【 その他 】
今年度は、今回紹介させて頂いた事業以外で
も、例会5回、交流会・イベント6回を含む、数
多くの事業を行った。また、今後も「研修会」や「卒
業式」等の事業が予定されており、青年部の事業
活動はますます活発になっていく。
INFO AVENUE
Info アベニュー
個人住民税の納税について
個人住民税は、県民税と市町民税をあわせて市町が課税し、徴収する税です。給与所得者と65
歳以上の年金受給者は、給与や年金から特別徴収され、それ以外の方は、市町から送付される納
税通知書により、原則として年4回に分けて納めていただきます。
給与所得者等以外の方の第4期分の納期限は、2月2日(月)
(市町により納期限が異なる場合
があります。)ですので、最寄りの銀行などの金融機関で納めましょう。
東日本大震災の教訓を踏まえた緊急防災・減災事業を推進するため、平
成26年度から平成35年度までの個人住民税の均等割の税率が年額1,000
円(県民税500円、市町村民税500円)引き上げられます。
兵庫県・市町
兵庫県の最低賃金額改正のお知らせ
時間額:
776円
(平成 26 年 10 月1日発効)
6
Report 2015 January
西宮商工会議所
★兵庫県内の事業場で働くすべての労働者に
ついて、
この兵庫県最低賃金が適用されます。
兵庫労働局
COLUMN ‡コ ラ ム‡
明日からできる売れるIT活用(第2回 売れるページの作り方を知ろう!)
1.はじめに
前号掲載の「集客できるIT活用」第1回目は、
3人のお客様について説明し、
「接客→追客→集
客」の手順で取り込むことが重要であることを解
説した。接客が重要なことを把握した上で、次は
どのようにすれば売れるページになるのかが重
要になってきます。第2回目の今号「集客できる
IT活用」は売れるページの作り方を3つの視点
から説明する。ほとんどがすぐに実践できる内
容であるため、今号を読み終わった時に是非行
動して、成果に繋げていただければ幸いである。
2.見た瞬間にお客様の心を鷲掴みする方法
ホームページに訪れるお客様は何かしらの課
題や悩みを持っており、それを解決したいと考
えている。お客様が訪れた時に最初に目にする
部分をファーストビューと言うが、ここでホー
ムページに訪れた瞬間お客様に対して、
「あなた
が求めている悩みや課題を解決できる答えがこ
こにありますよ!」と画像とキャッチコピーで伝
えることで、すぐにお客様が帰らない仕組みを
整えることが重要である。
A:Advantage(独自性)
競合他社や既製品など、商品・サービスの違い
を3つほどの特徴に集約して伝えることで差別
化ポイントを伝えることが目的。
F:Features(機能)
商品・サービスの価格や種類、申し込み方法
など顧客にアクションしてもらうことが目的。
人の思考パターンは、ファーストビューで興
味を持っても必ず次に疑うものである。だから
こそ2段階目で証拠として、お客様の声や累計実
績などの訴え安心してもらうことがポイントに
なり得る。ここまできて、はじめて商品のウリや
特徴などに安心して情報に耳を傾けてくれる。
そして最後に購入を促す、これが売れるページ
の作り方である。
4.目線を意識したデザイン
【 図2:Zレイアウトの参考例 】
【 図1:ファーストビューの参考例 】
3.
「BEAFの法則」で売れるページ作り
人は物を購入する場合、必ず思考する。例えば、
購入後の期待する効果を考え、代替商品との比
較検討によるメリットとデメリットの検討など
である。購入するまでの人の思考プロセスに合
わせて情報を発信することが売れるページのコ
ツで、それを実現する仕組みが以下の「BEAFの
法則」になる。
B:Benefit(便益)
先に説明したファーストビューのことで、お客
様に価値を伝えて興味を喚起することが目的。
E:Evidence(証拠)
顧客に安心・信頼を伝えるために利用者の声や実
績をPRして顧客に安心感を伝えることが目的。
人の目線は左から右、右から左下、左下から右
下と"Z"に動く人が多いので、その目線に合わせ
て伝えたい情報をレイアウトすると、見やすさ
や訴求力が高まる。上図のように、左から右にか
けてキャッチコピーで訴え、左下で顔を出して
安心感、右下でお店のウリを伝えるBEAFの法
則に基づいてレイアウトされている。
いかがでしょうか?売れるページを一言で表
すと、お客様の心理状態に合わせて適切にアプ
ローチすることである。来訪されたお客様の課
題や悩みが解決できるとすぐに伝えられていま
すか?または今ここで買う、利用してもらう理
由、ワクワクしてもらえるような価値は伝えら
れていますか?
まずは今日お話した3つのポイントを意識し
て、皆さんのホームページ、ネットショップを見
直すことをおすすめする。最後となる3回目で
は、集客のためIT活用術について説明する。
中野IT活用診断士事務所 中野 雅公
西宮商工会議所
January 2015 Report
7
西宮ビジネスマッチングフェア 2014
11月27日、ノボテル甲子園において西宮ビジネスマッチングフェア2014が開催された。西宮市
内の商工業者をはじめ、市外の商工業者や一般市民の参加も見られ、来場総数400名の大規模な催
しとなり盛況のうちに終わった。以下、実施した各プログラムについて振り返る。
①基調講演
BSジャパンニュースキャスター山川龍雄氏に
よる
「中小・ベンチャー勝ち残りのヒント」と題
した講演があった。講演では、様々な企業の成功
体験と著名な社長の名言や、山川氏の視点から分
析した勝ち残りのヒントが紹介された。中小企業
で最も問題視されている人材難について
「獲得よ
り離職を減らす」
「
、大企業にない良さを出す」
「
、早
いうちの事業承継」と分かりやすくアドバイスさ
れ、聴衆の心をつかんだ。
がら知らなかったお店が発見でき、ぜひ店舗に
足を運んでみたい」
という声が聞かれた。また、一
店逸品事業に参加したいという事業者が、早速事
務局に問い合わせする様子も伺えた。商談や展示
が並ぶ催しの中で和みを与える空間を提供した。
②逆商談会
百貨店、専門店、量販店のバイヤー8社に対し、
西宮を中心とした小売業者(サプライヤー)が自
社のこだわりのある美味しい食品、魅力的な雑
貨を制限時間一杯にアピールした。バイヤーか
らは「地元西宮ならではの商品を知ることができ
た」、
「多くの商品に触れることができ、今後前向
きに検討したい」などの声が聞かれた。サプライ
ヤーからも「バイヤーと知り合える貴重な機会を
得ることができた」
「次回開催があればぜひ参加
したい」との声が多く聞かれ満足度の高い催しと
なった。
⑥ミニセミナー
株式会社ミチバタ・ジャパン・リミテッドの
道端俊彦氏、山田哲也写真事務所の山田哲也氏
のスペシャリスト2名が、それぞれの専門分野
で講演を行った。
道端氏はネット活用の自身の成功事例を元に
SNSを交えた最新のITトレンドを紹介した。
山田氏は大企業の社長や業界著名人の撮影時
に聞いた話と自身の見解を織り交ぜながら、楽
しく軽快な語りを展開された。
③西宮の未来へ向けた経営革新企業展示会
経営革新計画の認定を受けた西宮市内の16事
業所により機械装置や加工品、最終製品等が展
示された。製造業はコア技術を軸に開発と改良
を積み重ねた技術力の高い製品を、飲食業とサー
ビス業もコア技術を軸に独自の手法やサービス
を加えたメニューを開発し、来場者の関心を集
めた。出展者からは「新しい協業パートナーとつ
ながる機会を持てた」、
「参加者の声を聞くこと
で客観的に自社製品の強みを再認識した」などの
声が聞かれた。
④一店逸品事業展示会
西宮色(にしのみやから∼)参加事業者による
試食、サンプル品の展示などが行われた。来場者
からは、
「おいしいことはもとより、地元にいな
8
Report 2015 January
西宮商工会議所
⑤中小企業支援制度説明会
商工会議所に入会後間もない事業者を対象に中
小企業の良きパートナー、アドバイザーとして有
効に活用できる様、各種支援制度の説明を行った。
⑦経営相談会
士業をはじめとする外部支援機関と西宮商工
会議所が相談コーナーを設け、経営に関する相
談を受け付けた。
⑧異業種大交流会
商工会議所の会員同士を結ぶ催しとして、大
交流会が行われた。宮内副会頭の挨拶にはじま
り来賓の方のご挨拶、乾杯により盛大に行われ
た。日頃よりつきあいのある事業所同士の交流、
久々の再会、そして新規会員にとっては初の交
流機会の場となり、人脈づくりに励む様子がう
かがえた。ミニプレゼンテーションのコーナー
もあり、選ばれた事業者は、自慢の商品やサービ
スを存分にPRした。
最後は辰馬会頭が
「負 け な い 体 制 づ く り
が 大 切」と 厳 し い 状 況
に立たされながらも前
向きに明るく取り組む
大切さを熱く語り、3
本締めで締めくくった。
様々な催しが行われた西宮ビジネスマッチン
グフェア2014は、盛況の内に幕を閉じた。
something fun
西村ゆかり
酒斟 わらしべ
アロマトリートメント
(レインドロップ)
90分8000円⇒6000円
お昼は手打ち蕎麦を
お楽しみいただけます。
夕方からは野菜・魚・肉等の素材を
生かした料理をお出ししています。
Ūᙱܷࠊൟ˟᫾
᧵ᅕᙱܷ
ѨԏǯȪȋȃǯŪ
ȕǡȟȪȸŪ
ȞȸȈ
ᨑǯȪȋȃǯŪ
わらしべ
グループで食事会に、また友人との宴会などコース料理や
鍋のコースのご予約もお待ちしています。
★2Fではバーを営んでますのでお食事の後はカラオケで楽しむのもOK!
住 所/西宮市与古道町3−16 マ・シャンブル1F
電 話/0798−35−9977
URL/http://homepage3.nifty.com/syushin-warashibe/
定休日/日曜日・月曜日・祭日
駐車場/有り(2台)
住 所/西宮市東町2−5
電 話/090−4647−3268
URL/http://ameblo.jp/somethingfun2013/
E-mail/[email protected]
営業時間/9:00∼20:00 定休日/不定期
駐車場/無し
ローソン
楽読
阪急神
オリジナル黒豆バーグ
及びその他加工品
8%引
お野菜
10%引
▲
西宮北口スクール
LiPC
(リップシー)
▲
サンディ
西宮北口店
アクタ
西宮東館
アクタ
西 宮 西館
阪急今津線
楽読
西宮北口スクール
元・銀行員スペシャリスト事務管理
ブログ・Facebookサポート・アメブロカスタマイズ
中小企業・個人事業主・起業家さんサポート業務。
面倒なパソコン作業・事務作業を代行いたします。
アロマトリートメント(レインドロップ)
・レイキヒーリング
戸線
西宮北口駅
情報処理力、仕事の効率を高め
御社の発展をお手伝いします。
速読と英語の
こだわり農作物と
オリジナル加工品の販売
新幹線
体験セミナー3000円を1000円に致します。
住 所/西宮市長田町1−20
電 話/0800−888−2500
(本部コールセンター 平日9:00∼20:00)
URL/http://www.sokudoku-nishinomiya.com/
E-mail/[email protected]
営業時間/9:30∼21:00 定休日/不定休 駐車場/無し
中津浜線
ホームページ
からのご予約で
門戸厄神駅
楽読西宮北口スクール
ĸIJ
œIJ
ō Ū őń
住 所/西宮市下大市東町33−25−102
電 話・FAX/0798−51−8800
URL/http://www.cb-unit.com
E-mail/[email protected]
営業日/火曜日・金曜日 営業時間/10:00∼18:00
駐車場/無し
西宮商工会議所
January 2015 Report
9
INFO AVENUE
Info アベニュー
~であい、ふれあい、会員づくり~ 会 員 募 集キャンペーン実 施 中
西宮商工会議所では、組織の充実と強化を図り、より信頼される会議所となるため現在、
「会員増強運動」
を実施していま
す。趣旨をご理解いただき、ご入会下さいました事業所の皆様には誌上を借りまして、厚くお礼を申し上げます。
西宮商工会議所 TEL. 0798−33−1131
新入会員紹介
事
業
一層のご繁栄を祈念いたします。
所
名
所
在
※平成26年10月に入会された会員様で、掲載を希望された会員様のみ掲載しています。
地
電
話
業 種 ・ HP ア ド レ ス
豚骨ラーメン店
麺屋 桜息吹
西宮市室川町5−25
0798-72-3993
ユキノヒデザイン
西宮市浜甲子園
090-9160-3118
チラシ名刺等広告制作
0798-77-2332
主に大型時計を修理
時計修理 アトリエ吉田
http://www.facebook.com/sakuraibuki.japan
www.yukinohi.com
http://www.yoshida-atl.com/
いごっそう2号店
西宮市甲子園口2−24−27
0798-66-5335
昔ながらのパン屋
㈲西宮介護保険ヘルパー
福祉会
西宮市浜甲子園1−8−4
0798-48-0027
利用者に寄り添った介護
LocoApps
西宮市甲風園
080-1511-4493
ソフトウェア開発業
和生堂鍼灸整骨院
西宮市江上町2−12
0798-36-7050
鍼灸・整骨
観音堂ナース
西宮市常磐町2−22
090-2110-6576
施術、ヨガ、ヘナ、ダイエット指導
http://www.loco-apps.com
西宮商工会議所 1 月行事予定
7日
水
賀詞交歓会
ノボテル甲子園
8日
木
西宮酒造家十日会 平成27年十日会新年会
酒蔵通り煉瓦館
9日
金
青年部 第10回役員会
西宮商工会館
14 日
水
先輩社員育成コース
西宮商工会館
15 日
木
労務個別相談会
西宮商工会館
20 日
火
定例融資個別相談会
西宮商工会館
23 日
金
管理職候補養成コース(第1回)
西宮商工会館
23 日
金
青年部 臨時総会
西宮商工会館
24 日
土
西宮経営者塾
西宮商工会館
26 日
月
正副会頭会議、第599回常議員会
西宮商工会館
26 日
月
マネジメント力強化コース(第1回)
西宮商工会館
30 日
金
管理職候補養成コース(第2回)
西宮商工会館
31 日
土
西宮経営者塾
西宮商工会館
兵 庫 県 技 術 士 会 専 門 技 術 相 談 室のご案 内
平成 27 年1月の技術相談は、次の予定で技術士が担当いたします。
日
時
担当技術士
部
門
無料
専 門 分 野 等
1月 8 日 ( 木 )
13:30∼ 17:00
渡辺 拓也
建 設
総合技術監理
都市緑化の技術的実践的見識、和洋造園の設計施工並びに維持管理、
ワイルドフラワー(野花)による緑花工法、花と緑のまちづくり支援、
都市の特殊空間(屋上や壁面等)緑化
1月15 日 ( 木 )
13:30∼ 17:00
細谷 陽三
金
属
鉄鉱石資源および鉄鉱石焼結鉱製造技術、鉄鋼製錬技術、省エネルギー
技術、環境対策技術 ( ダイオキシン、NOx、ダスト処理など )、二酸
化炭素削減、技術開発支援、特許出願支援
1月22 日 ( 木 )
13:30∼ 17:00
秋末 徹
繊
維
各種繊維材料および繊維集合体の生産技術、合成樹脂製品の生産技
術、工場管理技術(品質保証、効率化、省エネルギー、公害防止等)
1月 29日 ( 木 )
13:30∼ 17:00
藤井 敬之
化
学
黒鉛炭素材料・セラミックス・無機化学製品などの研究・開発・生産技術、
商品化戦略、販売戦略、産業調査
■補助金等支援制度に関する無料相談■ 技術開発等に必要な資金の補助や融資等の公的助成制度の特徴、適用や申請手続き等
お問合せ先 西宮商工会議所 TEL.0798−33−1
1
3
1 西宮商工会議所
January 2015 Report
11
商工会議所
LOBO
2014 年 11 月調査結果の概要
業況DIは、回復の弱さが続く。先行きも
一段のコスト増で慎重な見方広がる
11 月の全産業合計の業況DIは、▲ 26.0 と、
前月から▲ 1.5 ポイント悪化し、足踏み状況にあ
るものの、
「好転」から「不変」への変化も影響
していることに留意が必要。業種を問わず、円安
に伴うコスト増による収益圧迫が足かせとなり、
中小企業の景況感は弱さが続く。加えて、製造業
では、足元の需要が鈍く、取引先の在庫調整によ
る受注の伸び悩みを指摘する声が聞かれる。また、
個人消費は、高付加価値の商品・サービスの需要
は底堅いものの、家計負担が増す中で、消費者の
節約志向も強まっており、回復に力強さを欠く。
先 行 き に つ い て は 、 先 行 き 見 通 し D I が
▲ 25.2(今月比+ 0.8 ポイント)と、ほぼ横ば
いを見込む。冬の賞与増に伴う個人消費の持ち直
しや、在庫調整の一巡による生産増への期待はあ
るものの、急激な円安進行に伴う一段のコスト増
への警戒感や、消費者の生活防衛意識の高まり、
足元の設備投資の弱さなどへの不安が伺え、中小
企業においては、先行きに対して慎重な見方が広
がっている。
売上面では、全産業合計の売上DIは▲ 15.4
と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設
業、卸売業でほぼ横ばい、サービス業で悪化、そ
の他の2業種で改善した。
採算面では、全産業合計の採算DIは▲ 24.2
と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設
業、サービス業で改善、小売業でほぼ横ばい、そ
の他の2業種で悪化した。
資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは
前月からほぼ横ばい。産業別にみると、
▲ 15.7 と、
建設業、サービス業でほぼ横ばい、小売業で改善、
その他の2業種で悪化した。
仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは
前月から改善。ただし、
「悪化」
から「不
▲ 48.7 と、
変」への変化が主因であり、実体はほぼ横ばい。
産業別にみると、小売業で悪化、その他の4業種
で改善した。
従 業 員 面 で は、 全 産 業 合 計 の 従 業 員 D I は
12.0 と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、
製造業、卸売業は人手不足感が弱まり、サービス
業は人手不足感が強まった。その他の2業種はほ
ぼ横ばい。
12
Report 2015 January
西宮商工会議所
建
設
業
●「 人 手 不 足 や 人 件 費 の 上 昇 に よ り 、一 部 の 工 事
で延期や中止が発生」
(一般工事業)
●「 リ フ ォ ー ム の 引 き 合 い が 徐 々 に 出 始 め た ほ
か 、年 度 内 に は 、1 0 月 の 台 風 に 係 る 復 旧 工 事
の発注が見込まれる」
(一般工事業)
●「 年 末 に か け て 修 繕 ・補 修 工 事 の 受 注 が あ っ
た も の の 、年 明 け 以 降 の 見 通 し が 全 く 立 た な
い」
(建築工事業)
製
造
業
●「 受 注 が 伸 び 悩 ん で い る た め 、生 産 調 整 に よ り
在 庫 の 消 化を図っている」
(衣料品製造業)
●「 高 級 家 具 の 売 れ 行 き が 堅 調 。他 方 で 、円 安 進
行により海 外 産 の 原 木 の 価 格 が 上 昇して おり、
対策が急務」
(家具製造業)
●「自 動 車 メーカ ー からの 国 内 向 け の 受 注 が 低 調
な も の の 、産 業 機 械 向 け が 補 い 、売 上 は 伸 び て
いる」
(鋼管製造業)
卸
売
業
●「円 安 の 影 響 も あって 、食 品 メ ーカ ー か ら 国 産
豚 肉 の 引 き 合 い が 増 加 。他 方 で 、飲 食 店 か ら の
受注は減少」
(畜産物卸売業)
●「仕 入 価 格 の 上 昇 に 対 応 す る た め、採 算 の 合 う
案件に受注を絞っている」
( 冷凍食品等卸売業)
●「 急 激 な円 安に 伴う輸 入 品の 価 格 上 昇に 転 嫁 が
追い 付 かない 」
( 園 芸 用品 卸 売 業 )
小
売
業
●「衣料品は苦戦しているものの、外国人観光客の利
用が伸びており、
売上はほぼ前年並み」
( 百貨店)
●「消費者の低価格志向が顕著になっているが、品質
などにこだわる傾向もみられる」
( 総合スーパー)
●「ショッピ ン グ セ ン タ ー や ネ ット 販 売 と の 競 争
が 激しく、売 上 が 減 少 」
(商店街)
サ ー ビ ス 業
●「 受 注 は 伸 び て い る が 、コ ス ト ダ ウ ン 要 請 が 強
い た め 、採 算 面 の 改 善 が 遅 れ て い る 」
(ソフト
ウェア業)
●「 来 客 数 が 減 少 し て い る ほ か 、忘 年 会 予 約 の 出
足 も 鈍 く 、業 況 は 厳 し い 」
(飲食店)
●「電力料金の上昇に加え、食料品の仕入コストも
増大しており、収益圧迫が続いている」
( 旅館業)
D
I値(景況判断指数)
について
DI値は、業況・売上・採算などの各項目についての、判断
の状況を表す。ゼロを基準として、プラスの値で景気の上向き
傾向を表す回答の割合が多いことを示し、マイナスの値で景気
の下向き傾向を表す回答の割合が多いことを示す。
したがって、売上高などの実数値の上昇率を示すものではな
く、強気・弱気などの景況感の相対的な広がりを意味する。
D
I=
(増加・好転などの回答割合)
-
(減少・悪化などの回答割合)
業況・採算:(好転)
-
(悪化)売上:(増加)
-
(減少)