誰もが使いこなすゲノム編集時代の幕開けへ

ライフテクノロジーズ情報誌 NEXT 8 月号
2014 / August / No.26
NEXT Interview
誰 も が 使 い こな す ゲノム 編 集 時 代 の 幕 開 け へ
鍵 は 、技 術 の 使 い 分 けと新 た な 基 盤 技 術 の 開 発
山本 卓 氏(広島大学大学院理学研究科 数理分子生命理学専攻 生命理学講座 教授)
P. 04
P. 05
TRA-1-60 Alexa Fluor® Conjugate Kit for Live Cell Imaging
P. 09
QuantStudio ® 3Dデジタル PCRシステム
CD44 Alexa Fluor® 488 Conjugate Kit for Live Cell Imaging
P. 10
Lipofectamine ® 3000 Transfection Kit
Pluripotent Stem Cell Immunocytochemistry Kit
P. 13
EVOS ® FL Auto Imaging System with Onstage Incubator
3-Germ Layer Immunocytochemistry Kit
P. 14
Attune ® NxT Acoustic Focusing Cytometer
PSC Cardiomyocyte Differentiation Kit( prototype )
P. 15
StemPro ®-34 SFM
P. 07
GeneArt ® Elements™ Vector Construction
P. 08
Ion Chef™ システム & Ion Reporter™ ソフトウェア
Invitrogen™
Next_26.indd 1
Vybrant ® DyeCycle™ 、FxCycle™ 試薬
LIVE/DEAD ® Fixable Dead Cell Stain キット
P. 06
Applied Biosystems®
P. 18
Gibco®
Molecular Probes®
Western Dot ® 二次抗体
Novex®
Ambion®
Ion Torrent™
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NEXT Interview
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02
誰 も が 使 い こな す
ゲノム 編 集 時 代 の 幕 開 け へ
鍵 は 、技 術 の 使 い 分 けと新 た な 基 盤 技 術 の 開 発
山本 卓 氏( 広島大学大学院理学研究科 数理分子生命理学専攻 生命理学講座 教授)
2013 年 1 月、作成が容易なゲノム編集技術として CRISPR/Casシステムが登場、
ゲノム編集技術の一般化が大きく加速します。
広島大学の山本卓氏は、2008 年からZFN ※ 1 を使ったゲノム編集技術にいち早く取り組み、
続く第二世代の TALEN ※ 2 の改良を手掛けつつコンソーシアムを立ち上げ、
多くの研究者の技術利用を強力にサポートしてきました。
ゲノム編集に精通する山本氏に、この技術を使いこなすための重要なポイントや今後の展開を伺いました。
使いやすく、効率の良い
くい きま せ ん でした が 、Z F N で 培った 経
導 入 効 率で遺 伝 子を改 変することを報 告
ゲノム編集技術の開発
験やアッセイ系を活 用し、TA L E N の 系を
しました 。
「 なるべく多くの 研 究 者 が 使 え
半 年で立ち上げました」と山 本 氏 。時を置
るように、技 術 開 発に取り組 みました 。ま
2010 年 、第 二 世 代 のゲノム編 集 技 術とし
か ず 、TA L E N の D N A 結 合 モジュー ル の
た研究者有志に声をかけて『ゲノム編集コ
て TA L E N が 報 告 さ れた 頃 、山 本 氏 の 研
アミノ酸 配 列 を 改 変し、培 養 細 胞 に お け
ンソーシアム 』を立 ち 上 げました 。人 工ヌ
究 室 では 、Z F N の 実 験を進 めて いました 。 る活 性 評 価を行うことで 高 い 活 性を持 つ
クレアー ゼ( TA L E N )の 作 製 および 様 々
「 そ の 時 、苦 労しな がら Z F N の 実 験 を 進
P l a t i n u m TA L E N を開 発 、効 率 的に作
な 生 物 で の ゲノム編 集 利 用 の 支 援 、情 報
めていた大 学 院 生が TA L E N の 方が格 段
製 するシステムとして P l a t i n u m G a t e
提 供を行うことによって、日本 のゲノム編
と使 い や す そうだと言うの を 聞 き 、早 速
system を独自に確立します。そしてカエ
集のレベ ルアップを図るためです」と山本
試すことにしました。最 初はなかなかうま
ルやラットにおいて 50% 以 上 の 高 い 変 異
氏は語ります。
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開発
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インタビュアー: ライフテクノロジーズサイエンスコミュニケーター 橋本裕子
03
ゲノム編集技術との出会い
テム の 登 場 を「これからは P C R 法 のよう
に 、ゲノム 編 集 も 多くの ラボ で 日 常 的 に
長年の研究テーマは、発生に関する遺伝子
使われる技 術になるだろう」と予 想します。
の転写調節機構。
「大量の同調胚を採取で
Z F N や TA L E N は 、D N A 結 合 部 位とヌク
きる棘皮動物のウニなどをモデルにして発
レア ー ゼからなる融 合 タンパク質 ですが 、
生という現象を定量的に捉えたい。そのた
CRISPR/Cas システムでは RNA が標的
めに数 理 的アプローチで発 生 過 程におけ
配列を認識します。RNA 誘導型ヌクレアー
る遺 伝 子 発 現 の 調 節 機 構を調 べたりして
ゼなので、ガイド役の RNA を作り変えれば
いました」と山本氏。
「しかし10 年くらい前
標的ごとに融合タンパク質を作る必要がな
は、発生過程をスナップショット的に解析す
く、複数の遺伝子を一度に改変することも
るのが精いっぱい。進展するイメージング
できます。山本氏の研究室でも 7 つのガイ
技術を利用し、生きたままの透明のウニ胚
ドRNA を 1 つのベクターに組み込むシステ
の 遺 伝 子 発 現をリア ルタイムに追 跡でき
ムを開 発しました。
「 短 時 間で比 較 的 容 易
ないか、機能に影響を与えずに標的遺伝子
に作成でき、同時に複数の遺伝子破壊もで
に 1 コピーだけレポーター遺伝子を入れる
きることから、基礎研究ばかりでなく、網羅
方 法がないか、と常々考えていました。そ
的な遺 伝 子 破 壊や潜 伏 中 のプロウイルス
ん な 時 、Z F N という技 術を知り、これしか
の不活化など、医学研究への応用も広がっ
ないと思い、早速大学院生に試してもらう
ゲノム編集を利用し、生きたままのウニ胚で遺伝子発現を可視化
ZFN で GFP 遺伝子をETS1 遺伝子座にノックインし、受精 30 時間
後のウニ胚。下の蛍光画像の真ん中は非特異的な蛍光、周辺に見
える複数の小さな緑のドットがETS1 遺伝子を発現中の細胞。上は
明視野写真。Proc Natl Acad Sci USA, 109: 10915-10920,
2012
て い る」とそ の 影 響 の 大 きさを 語ります 。 組み合わせ、薬物代謝関連遺伝子を一気に
ことにしたのです」。しかし、いざ始めてみ
「ただしCRISPR/Cas システムでは、ガイ
ると手間と高度な技術が必要なことがわか
ド R N A が 認 識 するの は 片 方 の D N A 鎖 の
れ以外にも農水産関係や藻類をはじめとす
ります。ZFN による塩基の認識機構は 1 モ
み。オフターゲットのリスクを考慮する必要
るバイオエネルギー開発など、CRISPR/
があるので、ゲノムが未解読だったり、ゲノ
Cas システムと同様、その可能性は計り知
しかも複数のモジュール
ジュールで 3 塩基、
を連結すると干渉しあい、各モジュー ルの
特異性が変化してしまいます。様々な組み
合わせを試すために、ジンクフィンガー の
ランダムライブラリーをゼロから作り上げ
るなど、大学院生とともに試行錯誤を繰り
ムサイズが大きな生物の場合は、改変個所
れません。これから世界中で様々なチャレ
を確 認できな いかもしれず 注 意が必 要で
ンジが始まりますが、やはり大事なのは、ゲ
す。さらに認識個所付近には 3 塩基の PAM
ノム編集のような基盤技術の開発だと思い
配列が必要という制約があるので、遺伝子
ます」と山本氏は語ります。
の調節部位を特異的に狙う場合など、細や
返したそうです。
「 2 年ほどかかりましたが、 かなゲノム編集には向かないかもしれませ
ん」とアドバイスします。
その努力が実って 2010 年にノックアウト、2
年後には念願のレポーター遺伝子のノック
インを報告しました。個体レベルで ZFN を
使ったノックインの 成 功 例は、世 界 的にも
数えるほどしかありません」と山本氏は貴
重な研究について語ります。
第三世代の
ゲノム編集技術の衝撃
Z F N 、TA L E N とゲノム 編 集 技 術 を 素 早
く使 い こなし、多くの 共 同 研 究 を 推 進し
てきた 山 本 氏 。彼 は C R I S P R / C a s シス
若い研究者の方へ
「生命現象の解明には精緻なゲノム改変は
それぞれの特徴を知り、
必要不可欠で、ゲノム編集はそのための有
さらに強力に研究を進める
効な技術になります。ゲノム編集技術の開
発は、米国、中国、韓国を中心に進められて
「これに対して TA L E N のヌクレアー ゼ の
いて日本は遅れをとっていますが、海外の
Fok1 は、二量体化して始めて二重鎖 DNA
編集ツールの開発や改変技術開発は、必ず
を切断します。そのためオフターゲットのリ
しも現場の研究と直結していないように感
スクが低く、ヒトへの応用が期待されるES
じています。国内での技術開発体制を構築
細胞や iPS 細胞でのゲノム編集に適してい
し、ライフサイエンス研究に役立つ全く新
そうです。特に私が注目しているのは、エピ
しいゲノム編集技術を一緒に開発したいで
ゲノム編集。DNA 認識部位であるTALE は、 すね」と山本氏は若い研究者へエールを送
ヌクレアーゼだけでなく、別の機能ドメイン
ります。
とも融合できます。ゲノムを修飾する様々
※ 1 ZFN:zinc-finger nuclease
な酵素と融合させればゲノム配列はそのま
まで、修飾部分のみを自在に変化させるこ
※ 2 TALEN:transcriptional activator-like effecter
nuclease
とができるはずです。例えば、がんになりに
山本 卓(やまもと たかし)
くいエピゲノム修飾を導入することで新し
1989 年広島大学理学部生物学科動物学専攻卒業
い治療への道も開けるかもしれません。ま
た広い領域へ多数の遺伝子を導入すること
にも興味があります。例えば人工染色体と
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導入できれば、創薬にも貢献しそうです。そ
後、同大大学院理学研究科動物学専攻。博士(理学)。
1992 年熊本大学理学部助手、2002 年広島大学大
学院理学研究科講師、2003 年助教授を経て、2004
年同大学教授に就任。現在へ至る。
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Gibco®
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04
多能性幹細胞研究に最適な試薬と培地のベストマッチ!Gibco ® と M
iPS 細胞は再生研究の要であり、リプログラミングや多能性細胞としてのキャラクタリゼーションの確認は、
その後の研究の基盤ともなるステップです。また未分化状態の確認や、効率的な分化は、これからの再生研究の発展に欠かせません。
この度、Gibco ® の細胞培養における豊富な経験とMolecular Probes ® の高精度な細胞イメージング技術を結集し、
多能性幹細胞研究のキーステップに便利な 4 種類の製品を開発しました。
一連の再生研究を再現性良く進めるためには、信頼のキットで各ステップを確認しつつ推進することをお勧めします。
このような作業により、無駄な実験が省け、最終的な効率向上へつながります。
多能性幹細胞を生きたままで高感度に検出!
NEW!
■ TRA-1-60 Alexa Fluor Conjugate Kit for Live Cell Imaging
■ CD44 Alexa Fluor ® 488 Conjugate Kit for Live Cell Imaging
®
ヒト多能性幹細胞マーカー TRA-1-60 や CD44 を
特異的に検出するキットです。※ CD44 のキットはマウス
でも使えます。
●生細胞の健康さを維持できるFluoroBrite™ 培地
●光シグナルを最大化するAlexa 修飾抗体
● 37 ℃、30 分のインキュベート後、培地洗浄だけの
シンプルなプロトコール
●扱いやすいアジ化ナトリウム不含のキット
TRA-1-60 Alexa Fluor ® 594 Conjugate Kitを用いた iPS 細胞の生細胞イメージング
Gibco ® iPSCs( Cat. No. A18945 )をマウス胚フィーダー細胞層上で培養後、AlexaFluor ®標識した繊維芽細胞マーカー CD44 の抗体
と多能性幹細胞マーカー TRA-1-60 の抗体と反応。FluoroBrite™ DMEM(製品番号 A1896701 )へ培地交換後、EVOS ® FLシステム
( AMF4300 )でイメージングしました。
製品名
サイズ
製品番号
価格
TRA-1-60 Alexa Fluor® 488 Conjugate Kit for Live Cell Imaging
50回分( 8ウェルチャンバースライド)
A25618
¥40,000
TRA-1-60 Alexa Fluor® 555 Conjugate Kit for Live Cell Imaging
50回分( 8ウェルチャンバースライド)
A24879
¥40,000
TRA-1-60 Alexa Fluor® 594 Conjugate Kit for Live Cell Imaging
50回分( 8ウェルチャンバースライド)
A24882
¥40,000
CD44 Alexa Fluor® 488 Conjugate Kit for Live Cell Imaging
50回分( 8ウェルチャンバースライド)
A25528
¥40,000
最適化された多能性幹細胞マーカー 2 重染色キット
NEW!
■ Pluripotent Stem Cell Immunocytochemistry Kit
ヒト 多 能 性 幹 細 胞 の キャラクタリゼ ー ションに重
要な 4 種 のタンパク質( OCT4, SOX2, SSEA4,
TRA-1-60 )を検出します。
● O C T 4 + S S E A 4 + D A P I 、S O X 2 + T R A - 1 -
60+DAPI のマルチプレックス検出が可能
●フィーダー細胞の有無に関係なく使用できます
●洗浄ステップはたったの一回。時間節約だけでな
く、細胞の損失を回避します。
( 1 次抗体と 2 次抗
体のインキュベーション後のみ)
4 種類のマーカーを蛍光染色した iPS 細胞
CD34+ 臍 帯 血 由 来 の iPS 細 胞( Gibco ® Human Episomal iPSC Line, Cat. No. A18945 )を Essential 8™ 培 地( Cat.
No.A1517001 )およびビトロネクチン( Cat.No.A14700 )でフィーダーフリー培養後、PSC 4-Marker ICC Kitで染色しました(左:OCT4
とSSEA4 、右:SOX2とTRA-1-60 )。
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製品名
サイズ
製品番号
価格
Pluripotent Stem Cell 4-Marker Immunocytochemistry Kit
10回分( 8ウェルチャンバースライド)
A24881
¥74,000
Pluripotent Stem Cell Immunocytochemistry Kit( SOX2, TRA-1-60 ) 10 回分( 8ウェルチャンバースライド)
A25525
¥48,000
Pluripotent Stem Cell Immunocytochemistry Kit( OCT4, SSEA4 )
A25526
¥48,000
10 回分( 8ウェルチャンバースライド)
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Molecular Probes®
05
co ® とMolecular Probes ® が、再生研究を加速します。
TRA-1-60 Alexa Fluor® Conjugate Kit for Live Cell Imaging
CD44 Alexa Fluor® 488 Conjugate Kit for Live Cell Imaging
ドナー細胞選定
3-Germ Layer Immunocytochemistry Kit
リプログラミング
iPS 細胞培養
分化
PSC Cardiomyocyte Differentiation Kit( prototype )
Pluripotent Stem Cell Immunocytochemistry Kit
ヒト多能性幹細胞の 3 胚葉分化能解析に最適!
NEW!
■ 3-Germ Layer Immunocytochemistry Kit
ヒト多能性幹細胞から自然に分化した胚様体を 3 胚葉に
特徴的なマーカーで検出します。
●明るく光安定性の高い Alexa Fluor ®で修飾した抗体
でヒト多能性幹細胞( hPSC )の未分化状態をチェック
※ 外 胚 葉:β I I I チュー ブリン( T U J 1 )、中 胚 葉:平 滑 筋 ア ク チ ン
( SMA )、内胚葉:α-フェトプロテイン( AFP )の各抗体で検出
● 洗 浄ステップはたった一 回 。時 間 節 約だけでなく、細
胞損失を回避します。
( 1 次抗体と 2 次抗体のインキュ
ベーション後のみ)
3-Germ LayerICC Kit で染色した H9 由来細胞
Geltrex ®( A1569601 )でコートした96ウェルプレート上でKnockOut™ Serum Replacement( 10828028 )とDMEM/F12 培地
中で17 ∼ 20日間ランダムに分化させたH9 由来の胚葉体を3-Germ Layer ICC Kitで染色しました(左: SMAとAFP 、中: TUJ1と
AFP 、右:TUJ1とSMAとAFP )。
製品名
サイズ
製品番号
価格
3-Germ Layer Immunocytochemistry Kit
20 回分( 8ウェルチャンバースライド)
A25538
¥74,000
わずか 8 日間で、多能性幹細胞を高品質な拍動心筋へ
NEW!
■ PSC Cardiomyocyte Differentiation Kit( prototype )
多能性幹細胞から心筋細胞分化へのワークフロー
ヒト多能性幹細胞を心筋細胞へ分化させるキットです。
血清や動物性由来成分を含まない 3 種類の培地から
多能性幹細胞
の培養 / 増殖
構成されています。
●短期間で心筋細胞を産生: わずか 8 日間で心筋細
Essential 8™ Medium
(A1517001)
0-2日
中胚葉への
コミットメント
Medium A
2-4日
心臓中胚葉への
誘導
Medium B
4-14日
心筋細胞への
成熟
Medium
胞を産生、15 日以上維持できます。
Human Cardiomyocyte ICC
kit(A25973)
分化 10日目の心筋細胞の
染色画像
●質の高い心筋細胞: TNNT2, Nkx2.5, MYH6,
緑:TNNT2
α-actinin 等主要な心筋マーカーを発現します。
ピンク:Nkx2.5
●手間を省いた設計: 融解・希釈不要な 1×培地。温
めたらすぐに使用できます。
キーマーカーに
よる分化確認
青:DAPI
PSC Cardiomyocyte Differentiation Kit
製品名
サイズ
製品番号
PSC Cardiomyocyte Differentiation Kit( prototype )
1 キット
A25042-SA
¥39,800
価格
500ml
A25037-DJ
¥11,000
構成品 : Cardiomyocyte Differentiation Media A( prototype )100ml
Cardiomyocyte Differentiation Media B( prototype )100ml
Cardiomyocyte Maintenance Media A( prototype )500ml
Cardiomyocyte Maintenance Medium( prototype )
※製品名に記載しているプロトタイプという意味は、cGMP 規制下で安定性テストを実施中という意味です。
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Gibco®
page
06
User's Voice
松 浦 勝 久 氏( 東 京 女 子 医 科 大 学 先 端 生 命 医 科 学 研 究 所
准教授)
ヒト iPS 細胞の三次元高密度浮遊培養で再生医療の推進へ
細胞凝集塊は StemPro ® -34 SFM 培地で安定に培養
ヒト iPS 細胞の再生医療や創薬スクリーニングへの応用には大量培養が必要となりますが、一般的なシャーレでの二次元培養には限界
があります。東京女子医科大学の松浦勝久氏らは、iPS 細胞を量産する技術として、高密度の三次元浮遊攪拌培養リアクターの開発を
進めています。
場合、100ml の培養液中での約 2 週間の
組織全体に酸素や栄養を行き渡らせる血
分化誘導後、約 1×10 8 個の心筋細胞を得
管も一緒に移植する必要があります。同じ
ることができます」と語ります。
大学の研究グループが血管付きの筋組織
大量培養技術を支える
ことに成功しています。
「将来的には、細胞
を作製し、シート状の細胞を多層化させる
StemPro ® -34 SFM
シート間に血 管 床を挟 み 込 み 、動 静 脈 血
「 iPS 細胞を安定的に浮遊培養するために
は、凝集塊を作る細胞同士の接着性を維
持することが鍵となります。しかも分化に
細胞へのストレスを軽減した
三次元浮遊撹拌培養法
伴い、細胞間の接着性は変化する可能性
があります。私たちのグループでは、2011
年ごろよりStemPro -34 SFM を使い
®
「 試 行 錯 誤 を 繰り返し、攪 拌 装 置 の 大 き
始めましたが、他の培地と比べて凝集塊を
な羽を緩やかに回転させることで、200−
安定化でき、分化後の心筋細胞が機能す
300µm の細胞塊を浮遊させたまま、培地
ることも確認できました」と松浦氏。分化
を均一化できるようになりました。一定の
誘 導 後 の 細 胞 塊は、一 度 酵 素でバラバラ
速さで撹拌している間は、ほとんど物理的
にしてからシート状に形を整え、移植技術
ストレスなく、浮いたままで細胞は増殖を
へつなげていくとのこと。細胞の量産化に、
続けます」と松浦氏。
「この条件の下で生
StemPro ® -34 SFM が貢献しているよう
体内の発生過程と同じように、適切なタイ
です。
ミングで特異的な分化誘導因子を加えて
管や膵臓の細胞を効率的に分化させるこ
機能を有する、
より厚みのあるヒト組織へ
とができます。例えば心 筋 へ 分 化させる
たとえば 移 植 用 の 心 筋 組 織 を 作 る場 合 、
いくことで、大量の iPS 細胞から心筋や血
管をつなぎとめた組織をヒトiPS 細胞から
作ることを目指しています。心臓という臓
器は、均 一 な 心 筋 細 胞からできているの
ではなく、血 管や接 着 性が高 い 繊 維 芽 細
胞など複数の種類の細胞がバランスよく
配置されて初めてその機能を発揮します。
生体内できちんと機能する組織を、できる
限り生体外で構築して移植するという、組
織工学的なアプローチで再生医療の実現
へ迫りたい」と松浦氏は語ります。
松浦氏らが開発中の高密度三次元浮遊攪拌培養リアクター
高い増殖能を提供する無血清培地
■ StemPro ® -34 SFM
ヒト造血細胞用に開発された無血清培地です。IMDM+20%FBS など、従来の培地よりすぐれた細胞増殖能を発
揮します。骨髄、末梢血、または新生児臍帯血から造血細胞を培養したり、増殖能の高い浮遊細胞などに広く使わ
れています。正常ヒト骨髄について性能テスト済みなので、安心してお使いいただけます。
また複数のドナー臍帯血由来の CD34+ 細胞を含むキットも提供しています。このキットには、凍結細胞の融解時
に使用する栄養サプリメントも含まれています。
製品名
サイズ
製品番号
StemPro ®-34 SFM( 1X )
500 ml
10639-011
StemPro ®CD34+ Cell Kit
1キット
A14059
価格
¥27,300
¥132,000
構成品:StemPro ®CD34+ cells( 0.5X10 6cells )、StemPro ®-34 SFM( 1X )
StemPro®-34 Nutrient Supplement( 40X )
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Invitrogen™
07
思い思いのベクターを、人工遺伝子合成技術で構築
■ GeneArt ® Elements™ Vector Construction
NEW!
人工遺伝子技術によるお客様のオリジナルベクター構築 サービス
です。GeneArt ® オンラインオーダーシステムに登 録されている
400 種類以上の GeneArt ® Elements™ DNA パーツ(プロモー
ターや精製タグ、制限酵素認識サイトなど)や、任意配列を組み合わ
せながらシステムの中で欲しいベクターを設計します。設計したベ
クターはそのまま GeneArt ® オンラインオーダーシステム上で発
注できます。
[特長]
● 設計の手間を省略: 登録済みパーツを選択し、方向性や挿入個所
を指定しながらデザイン
● ベクター入手が困難な生物種を研究されているお客様に最適
● 余分な配列を入れない、ミニマムベクターの構築
参考納期:合成困難な配列領域を含まない場合およそ 5kbp で 5 週間∼
参考価格:ベクターの全長( bp )× 88 円∼ ※
※一部の特別なパーツを含んだり、複雑なアセンブリ法を採用する場合には、
追加料金が発生します。具体的な価格はオンラインオーダーシステム www.
lifetechnologies.com/genesynthesis でご確認いただくか、弊社オー
ダーサポート [email protected] までお問い合わせください。
▶ ベクターのカスタマイズ設計が簡単!
GeneArt ®オンラインオーダーシステムは、直観的に操作できる画面構成なので、ベクター構築を簡便に行えます。
リポジトリからパーツを選択し、設計中のベクターへ挿入したり方向性変更やパーツの削除も容易です。
しかも 24 時間お客様のパソコンから、いつでもログインして設計、見積、発注できます。この便利なシステムをぜひご利用ください。
オンラインオーダー画面の一例
お客様の任意の
新しい配列も
挿入できます
ベクター
設計スペース
リポジトリには
400 種類以上の
パーツが登録
ドラッグ &
ドロップで設計中の
ベクターへ挿入
GeneArt ®オンラインオーダーはこちらから → www.lifetechnologies.com/genesynthesis
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Ion Torrent™
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08
前処理とデータ解析をアップグレードして、NGS を快適に!
■ Ion Chef™ システム & Ion Reporter™ ソフトウェア
▶ 次世代システムのワークフロー
次世代シーケンスを始めたいけど、前処理やデータ解析に不安を感じていませんか? Ion Torrent™ システムなら前処理を自動化でき、
専門家がいなくても結果を出せる使いやすいデータ解析環境を準備しています。
前処理
Ion Chef™ システム
シーケンス
データ解析
Ion PGM™ シーケンサ
Ion Proton™ シーケンサ
Ion Reporter™ ソフトウェア
Ion Chef™ システム
Ion Reporter™ ソフトウェア
次世代シーケンサ用のライブラリーを作製後ライブラリーと
次世代シーケンサのラン終了後、サーバー内のデータを Ion
半導体チップをセットすれば、半導体チップを自動で準備し
R e p o r t e r ™ ソフトウェアに転 送 。目 的 のワークフローを
Web 上のアプリケーションで選び、簡単な設定をするだけで、
ます。同時に2 チップ準備できるので、半導体シーケンサを 1
日に続けて 2 ランできます。
誰でも次世代シーケンサのデータ解析ができ、結果を確認
できます。
[特長]
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15 分のハンズオンだけの簡単操作
2 ラン分のチップ準備が完全自動化
Ion Torren™ 半導体シーケンサに対応
Ion PGM™ シーケンサ
Ion Proton™ シーケンサ
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NGS 専用ワークフローを用意
DNA 変異解析、アノテーション
コピー数 / 染色体異数性解析
16Sメタゲノム解析
● サーバー型とクラウド型( 100GB まで無料)の 2 タイプの
●
解析環境を提供
Next_26.indd 8
▶まずはビデオで使いやすさをチェック!
▶まずはビデオで使い勝手をチェック!
http://youtu.be/qpsd93d2mcc
http://youtu.be/BmitoBr4t2o
製品名
サイズ
製品番号
Ion Chef™ システム
一式
4484177
¥5,700,000
価格
Ion Reporter™ ローカルサーバーシステム
一式
IRSERVER-01
¥6,600,000
Ion Reporter™ ソフトウェア(クラウド型)
100GBまで
無料
14/07/24 13:51
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Applied Biosystems®
09
デジタル PCR で、正確な NGS ライブラリーの定量を
■ QuantStudio ® 3D デジタル PCR システム
次世代シーケンサのワークフローの中で、テンプレート調製前の精密なライブラリー定量
は重要なステップです。ライブラリーの量が多すぎても少なすぎても、シーケンシングの読
み取りデータ総量が減り、システム全体の処理能力が低下します。QuantStudio ® 3D デ
ジタル PCR システムは、Ion Torrent™ NGS ライブラリー定量のためにデザインされた
TaqMan ® Assay を使い、簡単で正確な定量を行います。
● 標準曲線やリファレンスサンプルが不要なので、少ないサンプル数でも効率よく定量します。
● 専用の TaqMan ® Assay が、再現性高く、高精度の定量を可能にします。
● 密封されたチップベースのデジタル PCR なので、
他の核酸のコンタミネーションリスクを最小限に抑えます。
● コストパフォーマンスに優れたシステムと消耗品により、全体のコスト節約を提案します。
▶ QuantStudio ® 3D デジタル PCR システムを含む NGS ライブラリー定量ワークフロー
ライブラリー作成
ライブラリー
定量
[ポイント!]
テンプレート調整
シーケンス
データ解析
ライブラリー濃度は、デジタル PCR のレンジに入る
ように希釈します。一般的には、1X TE で 1:200,000
に希釈したライブラリーをサンプルとして 2µl 使用し
ます。
※ QuantStudio ® 3D チップには20,000 個のウェルがあり、1ウェ
ルあたり平均 0.1∼ 1.7コピーになるように調製します。この範囲に
入らない場合は、希釈率を調節します。
▶ Ion Torrent™ NGSライブラリー定量のための TaqMan ® Assay
フォワードプライマー
QuantStudio ® 3D デジタル PCR システム
TaqMan ® プローブ
リバースプライマー
Ion PGM™ システム、または Ion Proton™ システム用のライブラリーにおけるP1 アダプターからA アダプ
ターにわたるようにプライマーがデザインされています。そのため両方のアダプター配列を含むフラグメント
国内導入台数
100 台突破記念
キャンペーン
▶ 従来のリアルタイム PCRと
高い相関を確認
デジタル PCRとリアルタイム PCR の相関関係
サイズの異なる複数のライブラリーをデジタル PCR(縦軸)とリア
ルタイムPCR(横軸)で定量した結果を右に示します。
dPCR で測定した濃度( nM )
のみを特異的に検出、定量します。
発 売 以 来 、大 変ご好 評 を い た だ き 、国 内
の 導 入 台 数 が 1 0 0 台 を 突 破しま す 。こ
れ を 記 念 し て 、キ ャン ペ ー ン 期 間 中 に
シ ス テ ム をご 購 入 い た だ い た お 客 様 に 、
QuantStudio ® 3D デジタル PCR システ
ム特製グッズをプレゼントします。
[プレゼント期間]
2014 年 12 月26 日弊社受注分まで
qPCR で測定した濃度( nM )
製品名
サイズ
製品番号
QuantStudio ® 3D デジタル PCR システム GeneAmp ® PCRシステム9700 付き
一式
QS3D-GA
¥5,900,000
価格
QuantStudio ® 3D デジタル PCR システム ProFlex™ PCRシステム付き
一式
QS3D-PF
¥5,900,000
TaqMan ® Gene Expression Assays, Inventoried
250 反応
4331182
¥29,800
IonTorrent™ Library Quantification Assay( Assay ID: Ac04347676_a1)
ご注文にはオンラインオーダーシステムへの事前登録が必要です。詳細は弊社ウェブサイトをご覧ください。→ www.lifetechnologies.com/taqman-order
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Invitrogen™
page
これまでの試薬とは一線を画すトランスフェクションを
■ Lipofectamine ® 3000 Transfection Kit
10
NEW!
[特長]
● 優れたパフォーマンス ── 導入困難な細胞から一般的な細胞まで、高い導入効率を実現
● 細胞生存率の向上 ── 細胞に優しく、低毒性
● 高い汎用性 ── 1 つの試薬で DNA 、RNA 、co-transfectionに対応
本年初めの発売以来、すでに多くの研究者の方々から貴重な情報をいただきました。
今後数回シリーズで、本製品のユーザーボイスや実験条件をご紹介します。
次はあなたの細胞でも試してみませんか? これまでとは違うアプローチを可能にするパフォーマンスを実感できるはずです。
林 謙一郎 氏(大阪大学医学系研究科医学専攻 准教授)
上皮間葉転換に関わる MRTF-A/B の細胞内局在メカニズムを探る
User's Report / vol.01
Lipofectamin ® 3000 を使い、効率よく血管内皮細胞で発現
大阪大学の林謙一郎氏は、平滑筋細胞分化のマスター遺伝子であるmyocardin( Mycd )と
そのファミリーであるMRTF-A/B の細胞内局在制御の相違やその機能について研究中です。
昨年より開始した血管内皮細胞におけるMRTF-A/B の局在制御解析が Lipofectamin ® 3000 を用いて
効率良く遺伝子導入が可能になったことで、さらに研究の進展が加速したと語ります。
アクチンダイナミズムとMRTF-A/B の細胞内局在
▼
「 転 写 補 助 因 子 M y c d が 恒 常 的 に 核 に 局 在 す る の に 対し、
MRTF-A/B は細胞質に局在し、Rho シグナル依存性に一過的に
核移行します。このことから細胞形態に影響するアクチンダイナミ
クスとMRTF-A/B の細胞内局在は関連しています」と林氏。さら
に「 MRTF-A/B が過剰に機能活性化すると上皮細胞は筋上皮細胞
(筋線維芽細胞)に形質転換します。この現象を上皮間葉転換と呼
んでいます。この結果、コラーゲンなどの細胞外基質を過剰産生し
て組織の線維化を惹起させたり、運動能が亢進することでがん細
胞の転移・浸潤が促進されます。また、動脈硬化巣では血管平滑筋
細胞の本来の機能を欠失した脱分化平滑筋細胞の増殖及び運動能
の亢進にも MRTF-A の過剰発現が関わっています。この結果、血
ところが昨年から始めた血管内皮細胞へのトランスフェクションで
つまずいてしまいます。
「 Lipofectamin ® 2000 を始め、複数の会
社の 4 、5 種類の試薬を使ったり、条件を変えたりしたものの遺伝子
導入がうまくいきませんでした。他の研究者に聞いても、血管内皮
細胞へのトランスフェクションは難しいと言われ、半ば諦めかけて
いました」と林氏。そんな時、新しい Lipofectamin ® 3000 を使っ
てみたそうです。
「 6 割ほどの効率でトランスフェクションに成功し
ました。細胞へのダメージもほとんどなく、血管内皮細胞における
細胞内局在をしっかり確認できました。MRTF-A/B は分子量が大
きなタンパク質であり、細胞内局在のダイナミックな変化と細胞機
能との相関は非常に面白い知見に満ちています」と目を輝かせま
す。すでに論文も投稿直前とのこと。一気に加速した研究の詳細が
楽しみです。
管が閉塞する方向へ進むことが知られています」とMRTF-A/B の
多彩な機能について語ります。
[実験メモ]
細胞種: 血管内皮細胞(初代細胞を購入後、継代 3 ∼ 4 回目で使用)
難しかった血管内皮細胞への
トランスフェクションに成功
プロトコル:マニュアル通り
▼
目的:タンパク質発現と細胞内局在確認
そんな林氏の研究で鍵となるのが、
トランスフェクションにより細
導入効率: 60-70%
細胞コンフルエンシー: 30-40%
胞 内で強 制 発 現させた M R T F - A / B の 細 胞 内 局 在 の 観 察でした。
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User's Report / vol.02
大西伸幸氏(慶應義塾大学 医学部先端医科学研究所 遺伝子制御研究部門 特任助教)
悪性脳腫瘍治療の方法論確立に向けたマウス発がんモデルの構築
Lipofectamine ® 3000 で再現性・導入効率・作業効率が大幅アップ
現在も効果的な治療が確立されていない悪性脳腫瘍。これまでの研究はヒトがん細胞株をマウス脳に移植する手法で行われてきました。
それに対し、慶應義塾大学医学部の大西伸幸氏らは、より正常に近い細胞を移植し、脳内でのがん化プロセスを調べる
マウス脳腫瘍モデルの開発を進めています。新しい研究アプローチでこの難病に挑む大西氏(写真左)にお話を伺いました。
脳腫瘍モデルの構築
脳内のがん化に関わる責任分子の特定を目指して
▼
▼
近 年 大 西 氏らのグ ル ープはヒト悪 性 脳 腫 瘍において高 頻 度に異
「がん遺伝子を導入した iCSC は、培養時は正常な細胞という認識
常がみられる Ink4a/Arf 遺伝子欠損マウスの神経幹細胞に H-Ras
です。この細胞を脳に移植すると、周囲の細胞との相互作用でがん
V12 遺伝子を導入し、マウス脳内に移植することでマウス脳腫瘍モ
化が起こると考えています。今後はヒトiCSC をヌードマウス脳内に
デルを構築しました。
「現在様々ながん遺伝子を導入した神経幹細
移植し、がんの発症に関わる遺伝子やシグナル伝達の変化を解析し
胞を作 製 中です。例えば Myc は学 部 生 の 松 田 紘 典さん( 写 真 右 )
ていけば、この仕組みが詳細に分かってくるはずです」と大西氏。正
が進めています。また単一の遺伝子を誘導的に発現させることで
常細胞が脳内でがん化していく瞬間を、現行犯でとらえられる日も
がん化を引き起こすものも含まれています。このようながん遺伝
近いかもしれません。
子を導入した細胞を私たちは人工がん幹細胞( induced Cancer
「様々な遺伝子
Stem Cells; iCSCs )と呼んでいます」と大西氏。
を導入した iCSCsによって脳内で細胞がどのようにがん化していく
[実験メモ]
他社製品 F
か、その仕組みを明らかにしたい」と語ります。
細胞種: 神経幹細胞
トランスポゾンへの導入と
Lipofactamine ® 3000 の使用で研究を加速
プロトコル:マニュアル通り
細胞コンフルエンシー: 60-70%
目的:タンパク質発現と
移植後のがん化
Lipofectamine ®3000
▼
これまで遺伝子導入効率が高いレトロウイルスを使い、正常細胞
にがん遺伝子を導入してきた大西氏。しかし導入時の細胞へのダ
図 1. 導入効率の比較
24 時 間 後 の 導 入 効 率をクサビラオレン
メージが避けられず、別 の 方 法を試すことに。
「レトロウイルス作
ジの 発 色で比 較 。上は他 社 製 品 F 、下は
製 細 胞 の 培 養 時に使 用する血 清は神 経 幹 細 胞を分 化させてしま
Lipofectamine ®3000 の結果。
うので、ウィルス感 染 時に残 存 血 清を極 力 減らす努 力をしてきま
した。しかしトランスポゾンへ 直 接 導 入すれば血 清 の 混 入を排 除
MFI
でき、細胞樹立の時間も短縮できると考えました。しかし問題は導
入試薬。最初に使った試薬は導入効率が低く使えませんでしたが、
Lipofectamine ® 3000 を試したところ、導入効率も細胞あたりの
発現量も向上しました(図1、2 )。さらにこの発現細胞を選択マー
Fold
カーで濃縮後、レトロウイルス作製細胞と比較すると、驚いたことに
今回の導入法の方が細胞あたりの発現量も高かったんです(図 3 )」。
さらに実際にマウスへ移植したところ、
「レトロウイルスを使用した
場合は腫瘍ができるまで 2 か月弱ほどかかり、死亡する日数にもば
他社製品 F
Lipofectamine ®
3000
図 2. 遺伝子発現量の比較
図 3. 遺伝子発現量の比較
遺伝子導入 6 日後の細胞あたりの発現
レトロウイルスによる導入(オレンジ)と
らつきがありましたが、今回の導入法では 2 週間ほどで同じ日に5 頭
量を蛍光量で比較。測定は、Attune ®
Lipofectamin ®3000を用いたトランス
中 5 頭すべてのマウスが発症し、死亡するという結果を最初の実験
Acoustic Focusing Cytometer で
ポゾン直接導入法(他社 PiggyBac 使用)
行った。
(赤)の比較。測定は図 2と同じシステム。
で得ました」と大きく加速した研究について話します。
製品名
サイズ
製品番号
Lipofectamine ® 3000 Transfection Kit
0.1 ml
L3000001
¥9,000
Lipofectamine ® 3000 Transfection Kit
0.75 ml
L3000008
¥64,500
Lipofectamine ® 3000 Transfection Kit
1.5 ml
L3000015
¥97,000
Lipofectamine ® 3000 Transfection Kit
1.5 ml × 5
L3000075
¥430,000
Lipofectamine ® 3000 Transfection Kit
15 ml
L3000150
¥720,000
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価格
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Life Technologies™
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12
Technical Review
E VO S ® F L A u t o イメー ジングシステ ム による
傷 の 治 癒 過 程 にお け る 細 胞 分 裂とそ の 移 動 の 観 察
70 時間にわたる創傷治癒アッセイを新生児ヒト皮膚繊維芽( HDFn )細胞( Gibco ®プライマリー細胞)で観察しました。
EVOS ® FL AutoイメージングシステムにOnstage Incubatorを接続し、Molecular Probes ®の試薬で細胞を検出しました。
その結果、細胞が分裂を繰り返し、傷を埋める形で移動することを確認しました。
また受傷後すぐ、あるいは治癒進行中の 24 時間および 48 時間目に傷全体のタイリング画像を作成し、
EVOS ® FL Autoイメージングシステムの計測機能により、傷全体の面積を正確に測定しました。
[方法]
細胞培養条件: HDFn 細胞を 6- ウェルプレート( 35mm )に撒
いてコンフルエントになるまで培養し、1µM CellTracker™
Red CMTPX でラベルしました。細胞層へのひっかき傷は 20µl
のピペットチップでつけました。
タイムラプス撮影: EVOS ® Onstage Incubator を EVOS ®
F L A u t o イメージングシステムに設 置し、1 0 x 対 物レンズと
Texas Red チャンネルで撮影しました。システムのタイムラプ
ス機能で、2 時間毎に70 時間画像を取得しました(図 1 )。
タイリングおよびスティッチングスキャン: 傷全体の撮影は、4x
対物レンズで行い、システムのスキャン機能を用いて、受傷直後
と24 時間後、48 時間後に行いました(図 2 )。傷全体の面積は測
定機能を使用して計算しました。
図 1. 受傷後の HDFn 細胞のタイムラプス画像
※ HDFn 細胞が分裂して、傷の部分への移動するタイムラプス動画を下記サイトからご覧いただけます。
www.lifetechnologies.com/evosflautogallery
[結果および考察]
コンフルエントに達したシート状の HDFn 細胞に大きなひっかき
傷が確認できます(図 1A 、図 2B )。図 2 は、一連の画像( 4x 対物レ
ンズ使用)をタイリングおよびスティッチングすることで、1 枚の
画像として表示しています。これにより傷全体を解析したり、測
定しました。
EVOS ® FL Autoイメージングシステムの測定機能を使用し、受
傷直後の面積は 1.82 x10 7 µm 2でした(図 2A )。その後、時間の
経過とともに、傷の両側の残った細胞が分裂し、傷を埋める形で
移動しました(図 1B から1H 、図 2C )。最終的には 新しい健康な
細胞で傷全体がほぼ覆われました(図 1Ⅰ、図 2D )。
さらに EVOS ® FL Auto イメージングシステムのタイムラプス
撮影や、イメージタイリング機能、イメージスティッチング機能を
使うことで、薬剤処理の有無といった条件を変えて、創傷治癒の
図 2. より広節な傷をタイリングにより表示した画像
現象を効果的に解析することもできます。
の面積を計算したり、傷の治癒の進行を観察しました。
製品名
サイズ
製品番号
Human Dermal Fibroblasts, neonatal( HDFn )
1バイアル
C-004-5C
Human Epidermal Melanocytes, neonatal, lightly pigmented donor,( HEMn-LP ) 1バイアル
C-002-5C
¥69,300
C34552
¥59,600
CellTracker™ Red CMTPX Dye
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4x 対物レンズを使用して、24 枚の一連の画像を撮影後、スティッチングにより合成。創傷領域
20 × 50µg
Medium 106
500 ml
M106500
Low Serum Growth Supplement( LSGS )
10 ml
S00310
価格
¥50,500
¥9,500
¥12,400
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Life Technologies™
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限りなくシンプルな生細胞イメージング & タイムラプスを実現 !
■ EVOS ® FL Auto Imaging System with Onstage Incubator
EVOS ® FL Auto Imaging System
● タッチスクリーンで、スマートフォンのような直観的な操作性
LED 光源で、起動から観察までをスピーディーに
●
● 画像の貼り合わせやつなぎ合せが簡単 & キレイです
EVOS ® Onstage Incubator
● 温度、湿度、CO 2 濃度、O 2 濃度を正確に制御
● EVOS ® FL Auto Imaging System 専用で設置・取り付けが簡単
● 充実した Molecular Probes ® 蛍光試薬との
最強コンビネーションを発揮
製品名
Ⓡ
EVOS FL Auto System
対物レンズ
Light Cube
4XPh, 10XFl, 20XFl, 40XFl
GFP,RFP,DAPI
メカニカル XYステージ
電動
カメラ
価格
モノクロ & カラー
¥6,800,000
※上記は組み合わせの 1 例です。用途にあわせて多数のアクセサリーからカスタマイズできます。
製品名
サイズ
製品番号
EVOS ® Onstage Incubator
1式
AMC1000
価格
¥1,690,000
※ EVOS Ⓡ FL Auto System 専用です。他のシステムではお使いいただけません。
おめでとう
若手研究者応援プロジェクト
ございます!
「ライフテクノロジーズジャパン賞」
今村公紀 氏( 京都大学霊長類研究所 分子生理研究部門 遺伝子情報分野 助教) 京都大学霊長類研究所の今村公紀氏(写真右)が「第 18 回リバネ
せたばかりなので、本助成は私にとって非常に大きなサポートと
ス研究費ライフテクノロジーズジャパン賞」を受賞しました。研究
なります」と語ります。大学院時代は、奈良先端科学技術大学院大
課題は、
「 iPS 細胞を利用した霊長類進化生物学」。マーモセット、
学と京都大学再生医科学研究所で山中伸弥氏の研究室に所属し、
ニホンザル、チンパンジーなど様々な霊長類から iPS 細胞を樹立
し、医学研究だけでなく「進化」を軸に基礎研究への貢献を目指
iPS 細胞誕生の瞬間にも立ち会ったとか。その後慶應義塾大学へ
移動し、霊長類におけるiPS 細胞研究の重要性を認識したそうで
すという内容です。昨年 12 月に移動した研究所で大学院生の北
す。今年の夏には、
「霊長類への展開へ向けた幹細胞・生殖細胞・
島龍之介氏(写真左)と共同研究を進めています。
「ヒトに近い霊
エピゲノム研究」という研究会をオーガナイズします。マウスから
長類から iPS 細胞を樹立することで、一つめはそれぞれの細胞の
霊長類へ、再生医療への新たなアプローチが加速します。EVOS ®
特性の違いからヒトとサルの進化を細胞レベルで解き明かすこと、
FLoid ® Cell Imaging Station の貸与と研究費助成が、これか
二つめは医療応用のために、霊長類の iPS 細胞について基礎研究
らの今村氏の研究に少しでもお役に立つことを願っています。
を充実させること」と今後の抱負を語ります。
研 究 会 の 情 報 はこちらから → h t t p : / / w w w. p r i . k yo t o - u .
今村氏は今回の受賞について、
「独立した研究グループを発足さ
ac.jp/research/meetings/2014mt-j.html
EVOS の使いやすさをご体験ください !
EVOS ®シリーズは、蛍光顕微鏡を含め全部で 5 機種。
すべて使いやすいシステムです !
お申し込みはこちらから → www.lifetechnologies.com/EVOS
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Applied Biosystems®
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14
2014年
秋
研究を加速する! 次世代フローサイトメーター
DEBUT!
■ Attune ® NxT Acoustic Focusing Cytometer
Love it!
Use it!
See it!
Acoustic Focusing(音響技術)を利用し、高
▶ 蛍光検出は最大 14 色まで
まずは web から
www.lifetechnologies.com/attune-jp
いフローレートで高精度に測定します。しかも
1~4 本のレーザーを選択できます。
レーザーとカラーオプションの幅が広がり、驚
▶ Acoustic Focusing(音響技術)を利用
異的なスピードでレアイベントを検出。アナラ
データ精度を全く犠牲にせず、短い解析時間で測定
イザートップクラスのパフォーマンスが体感で
できます。
▶ 独自開発の使いやすいソフトウェア
きます。
直感的に操作でき、未経験者からベテランユーザー
まで満足いく使い心地です
▶ ラボに適したサイズ
実験ベンチにピッタリ収まるサイズ。スペースを有
効に使えます。40cm×58cm×43cm( H×W×D )
[ リアルラボ ]@ライフテクノロジーズジャパン株式会社
最先端の機器で DNA を調べ、
何の肉かを鑑定しよう!
6 月初めの日曜日、日本科学未来館(東京・お台場)の
クラブ Miraikanメンバー 20 名が、弊社共催の特別
実験教室に参加しました。内容は 3 種類の肉の小さ
な切れ端から、PCR 法を使って何の肉かを調べると
いうもの。一人ひとりが自分で選んだサンプルの解
析に挑みました。リアルタイム PCR の説明を真剣に
聞いたり、試薬をマイクロピペッターで加えたり、研
究者と同じ実験器具や機械を使い、実験ノートにしっ
かり記録する姿が印象的でした。
この日は、私たち社員もグローバルボランティアデ
イの一環として参加。テクニカルサポートや営業、人
事など様々な職種のスタッフが、未来館スタッフと
共に実 験をサポートしました。ピペットの 使 い 方や、
機器の説明など、本当に楽しく新鮮な一日でした!
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Molecular Probes®
15
生細胞、固定細胞で正確な細胞周期解析を!
■ Vybrant ® DyeCycle™ 、FxCycle™ 試薬
フローサイトメーター専用
↓ G0/G1 のピーク
● 正確:生細胞における細胞周期解析
● 安全:低い細胞毒性のため、セルソーティングを始め、
生細胞を用いた実験に最適
↓ G2/M の
S 期 ピーク
● フレキシブル:通常のレーザーに対応する複数の色素が
利用できます。
レーザー
蛍光( nm )
アッセイ数
製品番号
UV
461
-
H3570
Hoechst 33342
価格
¥17,000
Vybrant ® DyeCycle™ Violet Stain
405
437
200
V35003
¥41,200
Vybrant ® DyeCycle™ Green Stain
488 、532
534
200
V35004
¥41,200
Vybrant ® DyeCycle™ Orange Stain
488 、532 、561
563
200
V35005
¥41,200
488 、633
686
400
V10273
¥61,800
405
461
500
F10347
¥60,000
488 、532
617
200
F10797
¥18,000
Vybrant ® DyeCycle™ Ruby Stain
FxCycle™ Violet
固定細胞用
Jurkat 生細胞を Vybrant ® DyeCycle™
Violet Stain で染色した際、の DNA 含量
の分布を示しています。G0/G1 および G2/
M のピークが S 期によって隔てられていま
す。405nm(紫色)励起光と 440/40nm
のバンドパスフィルターを使用しました。
製品名
生細胞用
Vybrant ® DyeCycle™ Violet Stain
を使用した細胞周期解析
FxCycle™ PI/RNase Staining Solution
FxCycle™ Far Red
SYTOX ® AADvanced™ Dead Cell Stain kit
633
658
500
F10348
¥60,000
488 、532 、561
647
100
S10349
¥18,000
固定も OK! 細胞の生死判定試薬
■ LIVE/DEAD ® Fixable Dead Cell Stain キット
フローサイトメーター専用
原理
● 固定可能:染色は固定後も保持されるので生死を
LIVE/DEAD ® Fixable Dead Cell Stain キットは、反応性の蛍光色
簡便な解析と細胞胞内の抗原で解析可能
素が細胞タンパク質のアミノ基と反応する性質を利用しています。この
反応では、生細胞と死細胞の蛍光強度の違いが 50 倍以上になるので、
● シンプル:ほとんどすべての染色
これら2 つの集団を同時に区別できます。
もしくは抗原解析プロトコールが使用できます
さらに色素がタンパク質に共有結合するため、細胞内のイムノフェノタ
● 高い柔軟性:UV 、405nm 、488nm 、633nmレーザーに
対応する8 色から選択可能
イピングや病原体不活性化のために一般に使用されるホルムアルデヒ
ドによる固定後も生死の識別が可能です。
死細胞
生細胞
生細胞と死細胞を明確に区別できます
生細胞
死細胞
付属のプロトコールに従い、生細胞・死細胞
が混在する Jurkat 細胞に本キットを使用
しました。染色反応後、細胞を 3.7% ホルム
アルデヒドで固定し、405nm 励起でフロー
サイトメトリーで分析しました。生細胞集団
と死細胞集団を容易に区別できました。
製品名
色 素は細 胞 膜を透 過できな
反 応 性 色 素がダメージを受けた膜
い ので、細 胞 表 面 のタンパク
を透過し、細胞内部および外部のタ
質 の み が 色 素と反 応し、弱く
ンパク質が染色される結果、より強
染色されます。
く染色されます
レーザー
蛍光( nm )
アッセイ数
製品番号
価格
LIVE/DEAD ® Fixable Blue Dead Cell Stain Kit
UV
450
200
L23105
¥48,000
LIVE/DEAD ® Fixable Aqua Dead Cell Stain Kit
405
526
200
L34957
¥48,000
LIVE/DEAD ® Fixable Violet Dead Cell Stain Kit
405
451
200
L34955
¥48,000
LIVE/DEAD ® Fixable Yellow Dead Cell Stain Kit
405
575
200
L34959
¥48,000
LIVE/DEAD ® Fixable Green Dead Cell Stain Kit
488
520
200
L23101
¥48,000
LIVE/DEAD ® Fixable Red Dead Cell Stain Kit
488
615
200
L23102
¥48,000
LIVE/DEAD ® Fixable Far Red Dead Cell Stain Kit
633/635
665
200
L10120
¥48,000
LIVE/DEAD ® Fixable Near-IR Dead Cell Stain Kit
633/635
775
200
L10119
¥48,000
LIVE/DEAD ® Fixable Dead Cell Stain Sampler Kit
すべて
すべて
各 40
L34960
¥55,000
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Molecular Probes®
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16
Technical Review
The New ProLong® Diamond and SlowFade® Diamond Antifade Mou
さらに高 性 能 の 退 色 防 止 効 果 を持 つ 封 入 剤 へ
Scott Sweeney( Staff Scientist at Thermo Fisher Scientific )
専門はナノ粒子合成とその機能化研究。現在、アメリカ本社で細胞解析のための新しい蛍光プローブと退色防止剤を開発中。
イメージングのワークフローにおいてしばしば見落とされがちですが、
は、蛍光色素分子の光化学的な破壊のことです。イメージングの最中
固定細胞や組織の最適な蛍光イメージングでは、適切な封入剤の選択
や周辺光へさらされたときに蛍光シグナルの減少となって表れ、画像
が重要であり、欠くことのできない要素です。ProLong ® Diamond 、
の質に大きな影響を及ぼすだけでなく、シグナルの定量や少量のター
S l o w Fa d e D i a m o n d および I m a g e - i T N o n - a q u e o u s
Mountant をはじめとする、ライフテクノロジーズの封入剤のポート
フォリオは、従来のあらゆる色素や、高品質色素、Qdot ® プローブや蛍
ゲットのイメージングが困難になります。ProLong ® Diamond お
®
®
光タンパク質に優れた適合性を示し、最高レベルの画像品質と圧倒的
なシグナルの保存性を提供します。
よび SlowFade ® Diamond 封入剤は、従来の色素( FITC, Texas
Red ® , Cy ® 5 など)や、蛍光タンパク質( EmGFP, TagRFP など)や、
高品質色素( Alexa Fluor ® 488, Alexa Fluor ® 594 など)を含め、
一般的に使用されている蛍光色素分子の不可逆的な光退色を防ぐた
めに開発されました(図 1 、2 )。光退色を防止する卓越した性能に加え、
ProLong ® Diamond および SlowFade ® Diamond 封入剤は、光
これらの封入剤は大変優れた初期蛍光強度とシグナル対バックグラン
退色を抑える上で最高の性能を発揮し、蛍光イメージングにおいて優
ド比を提供し、目的のターゲットが少量でもイメージングを可能にしま
れたシグナルとシグナル対バックグラウンド比を提供します。光退色と
す。ProLong ® Diamond は、高倍率の油浸対物レンズでのイメージ
━━ ProLong® Diamond
図 1. 共焦点顕微鏡で取得した、FITC 、Alexa
━━ ProLong® Gold
Fluor ® 594 、EmGFP の経時的なシグナル損
━━ 他社V製品(硬化性)
失を示す光退色曲線
━━ PBS/Glycerol(1:1)
━━ PBS
上段は硬化性封入剤、下段は非硬化性封入剤
の 結 果です。ProLong ® Diamond および
SlowFade ® Diamond 封入剤は、あらゆる種
類の蛍光色素分子に対して最大の退色防止性
能を発揮します。
━━ SlowFade® Diamond
━━ SlowFade® Gold
━━ 他社V製品(非硬化性)
━━ PBS/Glycerol(1:1)
━━ PBS
図 2. 60 秒毎のタイムラプス撮影画像 固 定した H e L a 細 胞 を F I T C - p h a l l o i d i n
( F 4 3 2 )で 標 識 後 、P ro L o n g ® D i a m o n d 、
ProLong ® Gold および 50% PBS/Glycerol
でマウント。標準的な 100ワットの水銀アークラ
ンプで連続照射、20x 対物レンズを用いて 12 秒
間隔で撮影しました。
ProLong ® 封入剤の使用により、光退色に対す
る耐性の向上が示されました。
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Molecular Probes®
17
NEW!
ade Mountants for Fluorescence Microscopy
へ
ングに理想的な屈折率( 1.47 )をもつ硬化性の封入剤です。シグナ
硬化性封入剤
ル強度をほとんど損なうことなく、顕微鏡観察用サンプルを長期
非硬化性封入剤
ProLong®
Diamond
ProLong®
Gold
他社
V製品
DAPI
92%
89%
Hoechst
97%
95%
EmGFP
94%
AF488
アを用いてきちんと密封すれば、SlowFade ® Diamond でマウン
トされたサンプルは数週間保存することが可能です。
間(数週間から数か月)保存するのに適しています。SlowFade
Slowfade®
Gold
V製品
90%
92%
93%
93%
89%
100%
97%
91%
37%
86%
94%
52%
94%
95%
84%
93%
98%
84%
85%
FITC
90%
84%
88%
93%
85%
89%
BODIPY FL
98%
72%
53%
98%
87%
88%
AF546
100%
100%
100%
100%
100%
100%
®
Diamond は非硬化性の封入剤で、迅速にイメージングを行うサン
プルや、イメージングの後でさらに他の実験のためにサンプルを
取り外す必要がある場合などに適しています。ワックスやマニキュ
他社
Slowfade®
Diamond
AF555
95%
93%
90%
94%
92%
90%
TagRFP
72%
31%
56%
93%
45%
79%
mCherry
72%
63%
70%
72%
71%
72%
TRITC
82%
76%
85%
95%
77%
74%
ことは 避 ける必 要 が あります。Q d o t ® プローブ の みを使 用 する
Cy3
83%
79%
78%
84%
77%
72%
場合には、溶剤ベースの硬化性封入剤である Image-iT ® Non-
AF568
90%
71%
86%
94%
80%
94%
aqueous Mountant が適しています。マウントする前にサンプル
AF594
99%
96%
94%
99%
94%
93%
Texas Red
92%
93%
87%
96%
92%
89%
TO-PRO
87%
90%
92%
98%
78%
95%
AF647
93%
98%
0%
95%
90%
0%
Cy5
100%
100%
94%
96%
100%
90%
ただしProLong ® Diamond や SlowFade ® Diamond 封入剤、
あるいは退 色 防 止 性 の あるそ の 他 の あらゆる封 入 剤は、Qdot ®
プローブの 蛍 光を抑 制してしまうため、これらを一 緒に使 用する
の脱水を必要とするイメージングワークフローでの使用にも理想
的です。この製品は、油浸対物レンズの屈折率に非常に近い屈折率
( 1.49 )をもつことから、高解像度イメージングを行う際の優れた
選択肢となります。素早く硬化する封入剤であるため、マウントし
表 1. 褪色防止性能の比較詳細
てから1 時間以内でイメージングが行えます。
共焦点顕微鏡 15スキャン後、最初の蛍光強度と比較し、パーセントで評価しました。もっとも高性能の試
薬の数値のカラムを青で示しました。幅広い蛍光波長において、ProLong ® DiamondとSlowFade ®
Diamond 封入剤の退色防止効果が高いことが示されました。
あらゆるイメージングワークフローにおいて、ライフテクノロジー
ズの P ro L o n g ® D i a m o n d 、S low Fa d e ® D i a m o n d および
Image-iT ® Non-aqueous Mountants をご使用いただくこ
とで、最高品質の画像を取得することができ、蛍光色素、Qdot ® プ
ローブや蛍光タンパク質のスペクトル全体において、画像から最も
意味のあるデータを導くことができます。
図 3. 様々な細胞における代表的画像
( A )染色したHeLa 細胞をSlowFade ® Diamondでマウント
詳細はこちらをご参照ください。
www.lifetechnologies.com/antifades
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( B )ProLong ® DiamondでマウントしたiPS 細胞
( C )Qdot ® Probe で染色したHUVEC 細胞を
Image-iT ® Non-aqueous Mounting Mediumでマウント 製品名
サイズ
製品番号
価格
ProLong ® Diamond Antifade Mountant
1 × 2ml
P36965
¥6,000
ProLong ® Diamond Antifade Mountant with DAPI
1 × 2ml
P36966
¥7,000
ProLong ® Diamond Antifade Mountant
5 × 2ml
P36961
¥26,200
ProLong ® Diamond Antifade Mountant with DAPI
5 × 2ml
P36962
¥27,500
SlowFade ® Diamond Antifade Mountant
1 × 2ml
S36967
¥6,000
SlowFade ® Diamond Antifade Mountant with DAPI
1 × 2ml
S36968
¥7,000
SlowFade ® Diamond Antifade Mountant
5 × 2ml
S36963
¥22,600
SlowFade ® Diamond Antifade Mountant with DAPI
5 × 2ml
S36964
¥24,400
Image-iT ® Non-aqueous Mountant
5 × 2 ml
I36969 ¥9,500
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Molecular Probes®
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18
ウェスタンブロットで複数の種類のタンパク質を同時検出!
■ Western Dot ®二次抗体
NEW!
異 なる蛍 光 で 標 識した二 次 抗 体を組 み 合 わ せ て 使うことで 、
複数の種類のタンパク質を同一メンブレンで同時に検出でき
ます。リプロービングやストリッピングなどの面倒な作業を省
き、二次抗体添加後、別途検出試薬を加える必要もありませ
ん。手間とコストを削減し、各種の蛍光検出機器と組み合わせ、
新しい Western 検出の道が開けます。
図 1. WesternDot ® 二次抗体を用いて目的タンパク質とローディングコント
ロールを同時検出
[特長]
Jurkat 細胞抽出液をバックグラウンドとして、組換え AKT タンパク質の希釈系
列を総タンパク質量 5µg に固定してロードしました。ブロットは、マウス抗 AKT 抗
体およびウサギ抗 GAPDH 抗体で処理後、WesternDot ® 655 ヤギ抗マウスコ
ンジュゲート(画面上では緑色の疑似カラー)および WesternDot ® 800 ヤギ抗
ウサギコンジュゲート(赤色の疑似カラー)と反応後、GE Healthcare FLA9000 イメージャーで画像化しました。
● 複数のタンパクを同一メンブレン上で同時に検出
● リプロービング、ストリッピング不要
●
ECL 法と同等の高感度検出
図 2. Qdot ® 二次抗体コンジュゲートによる3 種類のタンパク質の同時検出 未 刺 激 の A 4 3 1 細 胞(レーン 2 - 5 )および h E G F で刺 激した A 4 3 1 細 胞(レーン
6–9 )から得られたライセートの希釈系列( 20-3µg タンパク質)を含むサンプル
を電気泳動後、タンパク質を膜へトランスファーしました。ウェスタンブロットは、
マウス抗 EGFR 抗体およびウサギ抗リン酸化 EGFR 抗体、チキン抗 GAPDH 抗
体で処理後、
( A )WesternDot ® 800 ヤギ抗マウス抗体(青の疑似カラー)、
(B)
( C )WesternDot ®
WesternDot ® 605 ヤギ抗ウサギ抗体(赤の疑似カラー)、
6 5 5 ヤ ギ 抗 チキン抗 体( 緑 の 疑 似カラー )の 各コンジュゲートで検 出しました。
( D )A ∼ C の重ね合わせ画像。赤と青がマージすると紫に見えています。レーン 1
は MagicMark™ XP Western Protein Standard(製品番号 LC5603 )を泳
動、読み取りは GE Healthcare LAS-4000 ゲルイメージャーで行いました。
製品名
製品番号
製品名
製品番号
製品名
製品番号
WesternDot ® 585 donkey anti-mouse
W10800
WesternDot ® 625 donkey anti-mouse
W10805
WesternDot ® 655 donkey anti-mouse
W10810
WesternDot ® 585 donkey anti-rabbit
W10801
WesternDot ® 625 donkey anti-rabbit
W10806
WesternDot ® 655 donkey anti-rabbit
W10811
WesternDot ® 585 donkey anti-goat
W10802
WesternDot ® 625 donkey anti-goat
W10807
WesternDot ® 655 donkey anti-goat
W10812
WesternDot ® 585 goat anti-mouse
W10803
WesternDot ® 625 goat anti-mouse
W10808
WesternDot ® 655 goat anti-mouse
W10813
WesternDot ® 585 goat anti-rabbit
W10804
WesternDot ® 625 goat anti-rabbit
W10809
WesternDot ® 655 goat anti-rabbit
W10814
WesternDot ® 800 goat anti-mouse
W10815
WesternDot ® 800 goat anti-rabbit
W10816
サイズはすべて[ 500µl, 25 回分]、価格は ¥18,000 です。
Easy!
Fast!
Clear!
ウェスタン解析を支える強力なトータルワークフロー
ウェスタンブロッティングの 3 ステップの手間を極力省き、データ品質を改善する高性能ツールと技術です。
ルーチンワークのウェスタン解析を効率的に行うことで、他の実験に集中できます。
Separate
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Transfer
Western Dot ®はここで使用
Detection
[クリアなタンパク質分離]
[わずか 7 分で転写完了]
[抗体反応を自動化]
■ Bolt ® プレキャストゲル & 泳動槽
■ iBlot ® 2ドライブロッティングシステム
■ iBind™ Western System
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Life Technologies™
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い つ 行 く ? どうす る ? 海 外 留 学
Title
Name
アイデアと情熱で勝負!
若いうちに、
海外でラボを立ち上 げよう。
藤田恭之 氏( 北海道大学遺伝子病制御研究所分子腫瘍分野
Number
08
教授)
「正常な細胞に周りを取り囲まれたら、素行の悪いがん細胞は
きな成果を出して一流のジャーナルに論文を出すこと。それ
仲間外れにされるのでは?」大学院生時代にふとひらめいたア
がボスの方針です。そのためにはオリジナリティの高い研究
イデアから、正常細胞とがん細胞の相互作用を「細胞競合」と
をしないと話になりません。ポスドクという、先が見えない不
いう切り口で新たな分野で切り拓く藤田恭之氏。独創的な研究
安の中で、人生で一番つらい時期でした」と振り返ります。そ
を進めるバイタリティは、海外でポスドク(博士研究員)として
れでも「ポスドク同士で飲みに行き、ボスの愚痴をこぼしたり、
過ごした 5 年間、PI( 主任研究者)として研究室を率いた 8 年間
幅広い分野の研究を語り合うことで視野が広がり、今でも交
の得難い経験の中で培われたと語ります。
流 の あるたくさん の 友 人ができました」とも語ります。最 初
は苦労した研究も、Hakai(破壊)と名づけた新しいタンパク
大学院生時代にひらめいたアイデア
医学部卒業後、病院勤務を経験。
「 3 年ほどでしたが、がん患
者さんを助けたいという思 いを強くしました」と藤 田 氏 。そ
質の論文が Nature Cell Biology に掲載されるなど、着実
に業績を上げていきます。
ゼロからラボを立ち上げる
の 後 、進 学した 大 学 院 で 冒 頭 の ア イ デ ア が ひら め きま す 。 転 機は偶 然 訪れます。
「 夜 、電 気 泳 動をしている間に暇つぶ
「 実 験 の 後 片 付 けをしな い 同 級 生 を 注 意した 時 、そ ん なに
気になるならあなたが片 付ければい いと逆キレされたんで
す。頭を冷やそうと一人トイレへ入り、ふと『 彼は研究室のが
んだ 』とつぶやいた瞬間、がん細胞が人間社会と同じように
しにと手にとった Nature 誌のたまたま開いたページに PI 募
集 の 記 事がありました」。80 人 の 応 募 者から 2 人に絞られる
厳しい審査を突破して、35 歳でロンドン大学 MRC 研究所に
着任。一番苦労したのは「ヒューマンマネジメント」だと断言
周囲の正常な細胞から排除される様子が目に浮かびました」。 します。文化や働くことに対する意識や考え方も違う海外の
しかし当時は、分子の流れに沿ってがん化のメカニズムを研
大学院生やポスドクをまとめ上げ、成果を出し続けていくた
究する時代。そのアイデアを試す機会はなかなか巡ってきま
せんでした。
めには「 画 一 的な教 育ではなく、一 人ひとりに合った教 育が
必要」ということを痛感します。そして国籍の異なることを楽
一流のジャーナルに載るような研究しか
しむ活気あるラボを作り上げていきます。
きちんと研究を軌道に乗せ、8 年間温めてきた大学院時代の
意味がない !?
アイデアを試 す時が来ます。
「もっとも信 頼 するポスドクの
研究者キャリアは、
ドイツのベルリンでポスドクとしてスター
キャサリンと8 か月かけて実験系を組み立て、細胞の挙動を
ト。15 人ものポスドクがひしめく大 所 帯 の 研 究 室です。ボス
のバルター・ビルヒマイヤー博士は「 1 年でこの中の 1 人か 2
人が成 功すれば、それで十 分 」とパーティーで公 言するよう
な厳しい環境。
「小さな成功よりも、5 年に 1 度でいいから大
タイムラプスで観察しました。その結果には本当に興奮しま
したね。がん細胞が、正常上皮細胞の集団からはじき出され
ていく様子が記録されていたからです」
(藤田氏)。
海外で研究する人へのメッセージ
「若いときから、独立を目指して欲しい。ポスドクとして留学
するだけでも成 長 できますが、海 外 で P I になると全く別 の
世界が広がります。実力だけの世界で、ゼロからラボを立ち
上げ、人を育てた経 験は大きな自信につながります」とアド
バイスします。
1 9 6 5 年 生まれ。京 都 大 学 医 学 部 卒 業 。病 院 勤 務 、アフリカでの 医 師ボランティアを経 験
2005 年、ロンドンの研究室で
2008 年極真空手英国選手権大会
(型の部優勝)
Next_26.indd 19
後、医学博士を取得。1997 年よりドイツ・ベ ルリンでポスドク、2002 年より英ロンドン大学
MRC 研究所グループリーダー。2010 年より現職。
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INFORMATION
2014 / August / No.26
「 NEXT FORUM 2014 」開催のご案内
今年も東京六本木のニコファーレスタジオで「 NEXT フォーラム
日時:10 月 24 日金曜日 18 時より(予定)
2014 」を開催します。テーマは「生命の根源に迫る最先端テクノロ
出演者: 山本 卓 氏(広島大学大学院理学研究科 教授)
ジー」。ゲノム編集・再生医療研究など、最前線で活躍する研究者の
谷口英樹 氏(横浜市立大学大学院医学研究科 教授)、他
講演とパネルディスカッションをニコニコ動画でリアルタイムに配
信します。そして研究者川柳コンテストや表彰式も実施予定。内容
「 NEXT フォーラム 2014 」特設サイト:
www.lifetechnologies.com/amazingscience は、随時更新します。特設サイトでご確認ください。
ボスの言 う
「 最 近 ど う ? 」は
KT1374 様
「 結 果 ま だ ? 」 今 年 も やります! 川 柳 in the ラボ 2014
昨年大きな反響を呼んだ「研究者川柳」。ライフサイエンス研究者が一日の大半を過ごす研
究室のできごとを川柳に託してみませんか?「研究メンバーとの衝撃的な出会い」、
「涙なし
では語れない日々」、
「思わずキュンとした瞬間」、そして「堂々の感激的実験結果」まで。多く
の方から、波乱万丈な川柳をお持ちしています。募集開始は、9 月上旬の予定。川柳は、上記
「 NEXT FORUM 2014 」特設サイトから受け付けます。
抽選で
QUOカード
プレゼント !
NEXT 8 月号はいかがでしたか ?
特集は、今最もホットな「ゲノム編集」を使いこなす山本卓氏。この技術の浸透へ向けた技術開発や若い方へのメッセージを伺いました。
新製品情報も、幹細胞研究やイメージングを効率化する製品が目白押し。そして人気の留学記は英国で 8 年間の PI(主任研究者)を経験
した藤田恭之氏。ユニークなアイデアと情熱に溢れた研究生活を語ります。読後はアンケートにご協力ください。抽選で 10 名様に Quo
カード( 2000 円分)をプレゼントします。
バックナンバーや抜粋記事もご覧いただけます。→ URL: www.lifetechnologies.com/nextforum
photographs: ryouichi morikawa(p.02-03)
art direction & design: masami furuta(opportune design)
販売店
公式 Facebook ページ&Twitterもチェック! facebook.com/LifeTechnologiesJapan
@LifetechJPN
● 記載価格は 2014 年 8 月現在の価格です。● 消費税は含まれていません。● 価格は予告なしに変更する場合がありますので
あらかじめご了承ください。● 最新の価格および在庫数は、弊社ホームページ右上の
“製品価格と在庫の検索”
でご確認いた
だけます。● 研究用にのみ使用できます。● 診断目的およびその手続き上での使用は出来ません。● 記載の社名および製品
名は、弊社または各社の商標または登録商標です。● 販売条件はこちらをご覧ください。www.lifetechnologies.com/TC
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大阪:〒564-0052
東京都港区芝浦 4-2-8
大阪府吹田市広芝町 10-28
TEL.03( 6832 )9300 FAX.03( 6832 )9580
TEL.06( 6389 )1201 FAX.06( 6389 )1206
ウェブサイト: www.lifetechnologies.com
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