(改正版)アルリア家四男は出来損ない

(改正版)アルリア家四男は出来損ない!?∼勘違いだらけの異世界転生∼
福寿草
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︻小説タイトル︼
︵改正版︶アルリア家四男は出来損ない!?∼勘違いだらけの異
世界転生∼
︻Nコード︼
N4030CC
︻作者名︼
福寿草
︻あらすじ︼
高3の夏、鉢植えに頭ぶつけて死んだ不幸な少年はいつの間にか
赤ちゃんになっていた。彼は魔法の四大家の一つに数えられるアル
リア家の四男として転生を果たした。
不幸な彼が実はチートなんて誰も知らない!?
だけど不気味なアルリア家四男は魔法を使えない!?感情がないし
出来損ない!?
﹁いや勘違⋮⋮﹂
村を救ったり改革したりチートになったり⋮
1
誤解ばかりまねく主人公と特別な秘密を持った従者やお転婆な村娘
やドジで世話焼きなピクシーなどと巻き起こす異世界勘違い系コメ
ディーが始まる
1−4が無事入力できました。ただ、記憶にあるものを頑張って繋
げましたが、前とは違う可能性があります。
★印のとこには作者がスマホで描いた落書き︵挿絵︶があります
2
1−1
アルリア家四男は転生してきたらしい︵前書き︶
バグって一話目が消えてしまいました。
内容は復原しましたが、前書きとうしろがきが消えてしまいました。
本当にスミマセン。
では、改めてどうぞ!
3
1−1
アルリア家四男は転生してきたらしい
高3の夏、俺の短い人生の幕は閉じた。
俺が死んだ理由はアニメや小説みたいに子供を助けようとしてトラ
ックにひかれたわけでもなければ、通り魔に刺されて死んだわけで
もない。
ただ単に通学途中に上から鉢植えが降ってきて、俺の頭に衝突した
だけだ。
頭にぶつかった瞬間はまるで重力が消えたかのように体が軽くなっ
た。
そして俺は死んだのだ。たぶん打ちどころが悪かったのだろう⋮⋮
俺が死んだなら母さんが一番悲しむだろうな。まだなんも親孝行し
てないや。
﹁死ぬ﹂ということはこの世に別れを告げることであり、すべてを
諦めることになるのだ。そう、夢も家族も友達も全て⋮
俺は勿論それがどれほど悲しいことか知っているはずだが、俺は泣
き叫ぼうともせず、すべてが終わったかのように何も考えられなく
ただ思考をやめた。
俺はどうもよく事故にみまわれた。そのたびに親や友達に迷惑をか
けた。
だから俺は迷惑をかけた人を幸せにしたかった。またそれが夢だっ
た。
もしかしたら都合が良すぎだとでもいうかもしれない。
それでも俺は叶えたいと思った。結局叶わなかったけどな。
4
それにしても頭が痛い。何とかならないのか⋮⋮
まるで底なし沼にはまったかのように闇は俺の思考を侵食し呑み込
む。ついさっきまで叱ってきた妹や優しかった両親のことが遥か昔
のことのように感じてきてしまう。視野までも闇に呑まれようとし
ている、怪物のお腹の中にでもいるような感じだ。外では何か言っ
てるようだけど意識が朦朧としてきてよく聞こえない。
そして彼は目を閉ざす。彼の目には何が見えるだろう。幼い頃の思
い出か、夢か、それとも遠く未来の話だろうか。今までの日々に別
れを告げるかのように紡ぎ出す。
母さん、父さんそれと夕緋、本当にごめんな⋮⋮⋮⋮
彼の言葉を聞いたものがいるか、口に出していたのか、それまた届
いたかなどは神のみぞ知る話なのかもしれない。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
﹁%#^*¥%”#﹂
優しいぬくもりの中、不思議な声が聴こえる。
それは生命の誕生への祝福を謳っているような不思議なメロディー
今はまだ眠る彼に目覚めの頃を知らせる声でもあるのかもしれない。
俺は目をゆっくり開け、外の世界を確認する。目を見開いているは
ずだが視野が狭くよく見えない。
俺は初めて自分が生きていることに気がついた。
何時の間にか意識があって呼吸していたのだ。
それはまるで思い出したかのように﹁ぱっ﹂と突然気がついたのだ。
今まで寝ていたのだろうか?やけに目覚めが悪いのだ。
5
そして気がついたのだ。事故の後遺症なのかわからないが体に力も
入らないのだ。一生寝たきりはやめてっそれぐらいなら死んだ方が
マシだーー!
何て俺は言えない。命があるということだけでも感謝するべきなの
だ。
死に損ないの俺だから思うことかもしれない。
そう言えば、さっきから思っていたのだけどここはどこなのだろう
か?
どこかのプレミアムルームみたいに派手でゴージャスだし布団やベ
ットも雲のように柔らかくて気持ちいい。
だけどそんなことあるはずがないのだ。だいたい死にかけた人がプ
レミアムルームのような所にいるはずがないではないか。
それに俺の家は裕福じゃないからプレミアムルームなんて取るお金
はないのだ。そう、俺の親に限ってそれはないのだ。
俺が子供の時、おこづかいはみんなの半分しかなかったし、家も小
さく俺と妹は自分の部屋を持っていたが、そのかわり母さんと父さ
んは居間で寝たのだ。そう思うと涙が出てきた。なんもしてやれな
かったんだ。
ぽろぽろと締め切らなかった蛇口かのようにそれはあふれてきた。
俺、こんなに涙脆いっけ?
感情にながされそうになり切り替えそうとして頭を動かそうと試す
が動かない。そういえば力が入らないのだった。
だが諦めきれなく意識をすべて手に集中させ何とかてをあげた。
どこかにありそうな感動的な場面かもしれないがそれどころではな
かったのだ。あげたその手は白くてふっくらとしていてしわくちゃ
だったのだ。
これももしかして後遺症!?病気か何かなのか!?
明らかに変わっている手に戸惑っていらずにはいれなかった。
6
いやいやいやちょまって、どう考えても俺のものじゃないし、どう
見ても赤ちゃんの手だよね。
﹃もう頭がいかれてるのだろうか﹄、﹃いや、もしかしたら前から
いかれてたのかもしれない﹄と思え始め慌てて記憶をたどるがそん
なことはなかったはずだ。だがしかし現状は変わらない。
見えるものは白くてぷっくりした手と赤色をベースとした豪華な部
屋。
俺が回りを確認していると﹁カチャッ﹂という音がして女の人が見
えてきた。
女の人はメイドのような格好をしていた。
﹁%#^*¥%”#﹂
えっなにこれ、サービス?
相変わらずよくわからないことばかりだが女の人が俺の知らない言
語で何かを言ったあと哺乳瓶で味の薄すぎるミルク︵?︶を飲ませ
てきた。
そして俺は唐突に眠気の襲われ状況がわからないまま俺は再び眠り
についた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
あの日から二ヶ月がすぎた。
結論からいうと、どうやら俺は異世界に転生していて赤ちゃんにな
7
っているようだ。
二ヶ月の間に俺はいろんなことがわかった。
この世界の言語は地球とは違っており、独自のものが存在していた。
だが、赤ちゃんの素晴らしい記憶力の前に立ちふさがることはでき
ない。
と言っても覚えたのは三週間ぐらい前の話だ。
この二ヶ月間俺はまだ両親をみていない。
みたのはお手伝いさんばかりだ。
どうもこの部屋は俺のものらしい。
見える範囲からいうとかなり広い。
タンスにはおもちゃや哺乳瓶、服などがしまってあった。
ほかにも、本の置かれた棚や意味不明な銅像、見るからに痛い肖像
画などいろいろある。
俺につかえてるお手伝いさんの髪の色がふつうじゃないし言語のと
ころで異世界だとは気がついていた。
あと自分の姿をみてみたい。
でも触ったりして確認出来る範囲でいうと、肌は白い、たぶん人間、
余計な脂肪がある、めちゃくちゃ弱々しい⋮あっ、いや今のなし。
うん、俺は強い!大丈夫、普通ぐらいには⋮弱くはないだろう、普
通でありたい⋮
うん、そんなことより、どうも俺はアルリア家の四男で名はリオー
ルというらしい。
だからリオール・アルリアと言うのだと思う。愛称はリオだ。
なかなかいい名前だと思う。それに前世の名前と愛称が同じだから
覚えやすい。これは偶然か?それとも必然か?
8
まぁそんなことはどうだっていい。
話を戻すどうもアルリア家は魔法の四大家らしい。
魔法があるとわかれば異世界生活も随分楽しめそうだ。
俺に厨二な時期はなかったが、かなり俺はオタクだった。
キモイああいう感じじゃない。
ただアニメやラノベが好きなだけだ。
友達だっていたし、さっきも言ったが痛い行動はとったことがない。
まぁ、友達に一人﹁ロッククライム!おおおォォ﹂とか言いながら
階段駆け上がるやつはいたがな。
正直言って見てて痛い、こっちが虚しいからやめてほしい。
そういうあいつはちゃんと暮らしてるだろうか⋮
そういえば、この世界はどうも一日二十七時間らしい。
そのほかは地球とだいたい同じだが、一年は三百七十日と決まって
いるらしい。
あと、魔法を使うからその分疲労も激しく寝る時間が長いようだ。
俺は使わないから関係ないがな。
でも赤ちゃんだからそんなに違わないけどな⋮
最近では生活にも随分慣れてきた。
頭も動くしからだも結構動ける。赤ちゃんとしては成長が早いみた
いだ。
座る練習を始めたが支えるものがないとまだできない。
もちろん子供として怪しまれるのでお手伝いさんたちの居ない間だ
けだ。
ただミルクとオムツだけはまだ慣れない。
でもいつか馴染むだろう⋮⋮
9
俺はいつか外の世界を見てみたいと思った。
そして今度こそは誰かを幸せにしたいと思った。
そんなわけで俺の生活は平凡だしなんのかわりもない。
そして今日も過ぎて行く。これからもそうであることを願おう。
10
1−1
アルリア家四男は転生してきたらしい︵後書き︶
感想には返信します。評価+お気に入りお願いします。
悪口がきてもそれが本当のことなら歓迎です。
11
1−2 アルリア家四男は魔法を習得するらしい︵前書き︶
感想多くて感動です。
話がごちゃごちゃです。
誤字脱字多いのでくれぐれも私のような人にはならないようにしま
しょう
12
1−2 アルリア家四男は魔法を習得するらしい
俺が転生した日から四ヶ月たった。
最近ようやくお座りとハイハイができるようになった。
普通ではありえない話だろう。
というわけで俺も赤ちゃん界のエリート入りだろうな!
なんて話は置いといて⋮⋮
この前いつもと違う人がやってきた。
誰かって?
⋮⋮⋮お兄さん︵自称︶です!
﹁どうでもいいよ!﹂って話ですね。
まぁ、この前兄︵自称︶が2人部屋に入ってきたぞ!
DNA鑑定してないし、証拠ないから自称ー
一人は何か中学生ぐらいの人いや豚だった。
こんなこと言ったら豚に怒られそうだ。
まぁそいつは金髪碧眼でまるまるふとっていて、いかにも貴族らし
いやつだった。
金髪碧眼にあわねぇー!と心の中で叫びながら無表情でなんとか帰
るのを待った。
正直言って見るだけで吐き気がする︵マーライオンになりそう⋮⋮︶
ような感じだった。
しかも俺みるたびにケチつけやがるんだぞ。
全然可愛くないとか。表情ないだとかとか⋮⋮
てか、オメエの方が可愛くないだろう。てかもうキモイし!
13
あと表情ないって言ってもね、下手に演技したらばれそうだし、無
理ですー。
言っておくが俺の演技力はこれっぽっちもないぞ。
ちなみに幼稚園のお遊戯会は木のやくだ!あと村人G
ゴキブリのGじゃないからな!
まぁこいつはどうでもいいから置いとくとしよう。
もう一人の兄は一言で表すと﹃リア充﹄うん。
深い茶色の髪に碧色の瞳で顔めっちゃイケメン!
さっきのとは大違いだよ。自分の顔がこっちの兄似なら俺いける!
ちなみに後ろにキラキラオーラでててもおかしくないぞ。
絶対こいつモテるやつだよ。
クラスに一人ぐらいいるじゃん、ハーレム作ってるやつ。
これだよ、これっ!
確か名前は⋮⋮⋮⋮⋮エイペルだ!
赤ちゃん言葉で自己紹介してて印象つよかった⋮⋮
そういえば、しばらく俺を観察したあとに連れてかれてたな。
これが最近の家事情だよ。
そういえば、両親にもまだあってないな。
忙しいのだろうか?いい親だと嬉しんだがな。
いや、産んでくれただけでもありがたいことだ。
あとけっこう前からだけど身体が妙にムズムズする⋮⋮
うぅぅぅうう⋮⋮⋮
ムズムズムズムズしててしょうがない!
14
でも最近ようやく収まり始めた。
マジで何だったんだ?
ガチャッ
メイドさんがようやく出て行った。
俺は今日作戦を実行する!
この時をまちかまえていたぜ!
何をかって?
このベットからおりるんだーー!
最近この部屋に本が増えた。
何冊かの分厚い本だ。
この世界の知識をもっと得るためにも本はかかせない。
それに何より暇だ。
マジ
毎日、食べて、飲んで、漏らして、寝るだけの日々だ。
赤ちゃん真剣しんどいわ。よく耐えられるな。
というわけで実行だー!
俺は静かにベットから降りる。
ベットから床の絨毯まで約七十センチ。俺の身長より少し高い。
でも大丈夫!
バタッ
なんて考えてる合間に落ちた。握力努力しろーーーー
でも何とか気づかれてない様だ。
じゃあさっさと⋮⋮
15
俺は足を引きずりながら微妙なハイハイでさっさと本をとって読も
うとしたが、ある問題に気づいた。
俺、この世界の字読めないじゃん!
これは何ともならない問題だ。
とりあえずおぼえなきゃいけないか。
そう思って俺は本を持ち帰った。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
あれから少したった。
ようやくだいたいのことが読めるようになった。
本が図鑑で言葉と文字とで繋ぎ合わせやすかったのがポイントかな?
そんなこんなでいよいよ本題だ。
本の内容に移ろうじゃないか。
この部屋にある本は六冊。
それぞれ、魔法辞典・初級、魔法辞典・中級、魔物図鑑、楽しいペ
ネティアの地理とあれこれ!と絵本二冊だ。
ちなみにペネティアはこの世界の名前らしい。
あとこれは特に分厚いので取り敢えず放置だ。
魔物図鑑と絵本は文字を覚える時にだいぶ読んだ。
魔物図鑑には魔物の種類と対処法、生息地等が書かれてて勉強にな
った。
絵本は普通の絵本で、一冊は典型的な王子さまとお姫様もので、も
う一冊は神話ていうか言い伝え的なのだ。
16
内容をかなり略すがように⋮
昔、この世界には邪神と美しい女神がいて、女神が最終的に悪神を
封印する話だ。
邪神はべテム、女神はそれぞれ
光源の女神:ポメロ
海洋の女神:カオテル
大地の女神:モルサリア
天空の女神:トアナ
である。てか光源だけ悲しくね。
せめて太陽とか、未来とか運命とかなかったの!?
まぁ、一般知識として覚えておこう。
次に本題に入ろう。
今日のめ・あ・ては、魔法をおぼえよう!っだ。
異世界きたならおぼえないとね。
そして俺は本を開いた。
開いた本は魔法辞典・初級だ。
魔法は体内にある魔力を用いる。
つまり、魔法は魔力を放出したり変化させたりする。
魔法を使うには詠唱が必要である。
詠唱は魔法ごとに違う。
魔法は火魔法、風魔法、水魔法、土魔法、雷魔法、光魔法、闇魔法、
治療魔法に別れている。
そして、魔法だけではないが、一定の条件をクリアするとスキルを
得ることができたりする。
なんかめんどそう⋮⋮
次のページは魔法の練習の仕方だった。
17
内容をようやくすると⋮⋮
ストーム
魔法を使うには全身の気を集中させるらしいから、それを集める練
習をしなさい。みたいなことだ。
そして最初の練習の呪文は﹁風よ、おきろ。疾風﹂
全身の気を集中させるって難しくね。てか最初から風って無理じゃ
ね。
俺は気を集めようと意識を高めた。
全身を一点に集中させ、一点に集中させ、一点一点一点⋮⋮⋮
そして風を放出するイメージし、呪文を言おうとした瞬間、小さな
そよ風が少しだけおきた。
・疾風を会得しました。
あれ?俺、まだ詠唱してないんだけど!?
何がなんだかわからないけど、イメージが大切だとはわかった。
てか、詠唱の意味なくね。
明日もまた練習しようときめたあと、目が眩んで俺は眠りについた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
一ヶ月がたった。
どうも前はあれだけで魔力が尽きたらしい。
詠唱はイメージがわりのものなのだと俺は思う。
攻撃魔法のイメージは三段階で、集める、イメージする、放出する。
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みたいな感じだ。
ファイヤーボウ
ーォ
ルーターボエ
ーア
ルカッター
魔力はどんどんあがるみたいで、最近では初級の魔法なら8個まで
使用可能だ。
なかなか楽しいと俺は思う。
ストーム
ちなみに今までで使えた魔法は、疾風、火弾、水弾、風刃、だけだ。
それ以外に魔法辞典・初級には自分の情報が示されかたが載ってた
それぞれの説明は、
火弾,火のたまをとばす。
水弾,水のたまをとばす。
風刃,風の刃をとばす。
魔法じゃないけど
情報,自分のスキルや情報がわかる。
だいたいは名前通りだ。
情報はスキルないから使いどころなさそう。
そういえばこれってイメージの問題でしょ?
なら氷とかできないの?最近蒸し暑いし。
試しにウォーターボールを固めてみることにした。
氷氷氷氷氷氷氷氷氷氷氷⋮⋮⋮⋮⋮
するとみるみる氷になっていった。
・氷魔法を制作しました。
19
・希少スキル︻想像者︼を獲得しました。
どうも俺はスキルを獲得したらしい。
ていうか氷魔法を制作って?
これでやっと使いどころがでてきたやつがある。
俺は情報を使って見ることにした。
魔法辞典に書いてあった透明な板をイメージしてみることにした。
透明、透明、透明、透明ーむむむむむ⋮⋮ガラス!
そして目の前に透明な、字の書かれた板が出現した。
名前:リオール・アルリア
ヒューマン
称号:アルリア家四男
種族:人間
魔力:500/1000
カンガエルモノ
魔法:火魔法、水魔法、風魔法、氷魔法︵固有魔法︶
技能:希少スキル︻想像者︼
通常スキル︻探知︼,︻鑑定︼
よくわからないものがついてるー
あ、やっぱり人間か、エルフとかでも面白そうなんだがな。
てか、通常スキル何時の間にか会得したんだよ!?
俺は俺の持ってるスキルの説明をみた。
想像者:魔法の作成、スキルの作成、思考加速
︵魔法の空き枠残り3、スキルの空き枠残り2︶
魔力が増えると枠も増えます。
新しい種類の魔法作成は枠を二つ使います。
20
希少スキルの作成は枠を二つ使います。
何気にチートだな!でも流石に作れないスキルや魔法はあるらしい。
でも強くね。ていうかスキルも魔法作りやすいな!
探知:気配の探知をする。
つまり人が近づくとビビッとくるような感じ。
通りで最近ばれないわけよ。
鑑定:鑑定する
説明短いな!もう少しぐらい書けなかったのかよ!?
そしてまた誰かが来るようなので俺はそれを閉じた。
21
1−2 アルリア家四男は魔法を習得するらしい︵後書き︶
お兄さん編まで書くつもりが届きませんでした。
オススメのヒロイン要素あったら教えてください!
こんな話がいいなんてのもいいです。
感想には返信します。評価+お気に入りお願いします。
誤字脱字等
×赤ちゃん会↓○赤ちゃん界
×つけあがる↓○つけやがる
×よういる↓○用いる︵もちいる︶
×乗ってた↓○載ってた
×見る↓○みる︵目などで何かを見ることでないため︶
×迫ろう↓○移ろう︵テレビ風はおかしいようで︶
平仮名が多いので漢字になおしたやつがあります。
悪い悪神。﹁頭痛で頭が痛い﹂と同じ使い方なのでただの邪神に。
スマッシュ エアカッター
疾風ですがたつまき的ものつくります。
風刀↓風刃
22
1−3 アルリア家四男と兄のターンらしい︵前書き︶
二話目で総合100こえたー!!
先週なぜ更新しなかったかって?
︳︶m
すみません、五月病にかかってたのと、忙しかっただけです。
皆さんには頭が上がりませんm︵︳
23
1−3 アルリア家四男と兄のターンらしい
いつもと同じ平凡な日です。
はいはい!いつもお馴染みのリオです。
全然馴染んでねーよって思だろうがそれは置いておこう。
取り敢えず最近も魔法の練習頑張ってます。
夏という季節があるかは知らんが、蒸し暑すぎるわー
てなわけで、氷作り絶賛進行中です。
ひんやりした冷気がただよって肌に触れる...
氷魔法最高だって思う瞬間だわー
そういえば、前回の続きになるが、氷魔法を制作するということに
ついて新しくわかったことがある。
氷魔法を制作したというのは新しく氷魔法という系統を体内に制作
したことになる。
氷魔法という系統を体内に制作するというのは、人体には初めから、
火、水、土、雷、風、光、闇そして治療の系統の容器的なものがあ
る。
習得するのは別だが使えないということはないらしい。
カンガエルモノ
逆に言えば、それ以外の器は持っていない。
そして想像者はその容器を作ったことになる。
つまり、俺は氷魔法の容器を制作したのだ。
どのような魔法をつくるかは俺次第なのだ。
そんなこと知らずにいろいろ作ってた俺っ!
というわけで、作ってしまったいろいろな魔法をご紹介!
24
アイスメイク
よく見る四角い氷を作り出す魔法、取り敢えず︻氷制作︼
暑いからよく作るやつ。
コールドエア
次、エアコン替わりの風と氷の応用魔法、︻冷気︼
エアコンのあまりの欲しさに作ったやつ。
ンプ
ラ
さらに次、作ったのか、それとも最初からあるのかしらんが、︻灯
火︼
光魔法でちいさな光作るやつ。
夜に使う、電球がわり。
アイスオブジェ
さらに次、暇だから作った氷の置物つくるやつ、︻氷装飾︼
一番頑張った奴はひと晩かけて作ったスフィンクスだ!
人が来たからこわしたがな!
作ったのはこれぐらいだな。
名前つけなくてもよくねっておもったやつマジ正論。
想像者のスキルでほかになんかつくらないのかとおもうだろうが、
何かあった時に備えて残しているのだ!
それに氷魔法にも飽きてないしな。
飽きたらそのうちつくろう。
ちなみに想像者は容器をつくるのに魔法枠を使うが、容器さえあれ
ば魔法はいくらでも作れるようだ。
さっきも説明したが、人はもとから、火、水、土、雷、風、光、闇
そして治療の系統の容器的なものがある。
だからその容器は作らなくてもいいのだ!
25
あと、魔力は3000になったぞ!
普通がわからないな。
子供でこれくらいあるのだから大人はもっとあるのか?
なら魔王がいたら無限なのか!?無限なのか!?
mjクソゲーじゃん!
そういえばメイドが僕の父の話をしていた。
どうやら3歳になる時に合うようだ。
家族...か、
思い出すは前世の話ー
ー前世俺は父さん、母さん、俺と妹の四人家族だった。
収入も安定してはいなかったし貧乏だったけど、ごくごく普通の家
族だった。
少し固い父さんと世話焼きな母さん。
反抗期真っ盛りの妹と不運な俺。
両親共に働いてるから妹の飯は俺が作る。
料理も家事も慣れれば楽しい。
小さかったころはよく﹁おにーちゃん﹂ってなついてたのが最近は.
..
もう最近じゃないな。
家族のことを考えてると涙が出てきた。
情けないな...
今度の家族も優しいといいな。
またみんなで......また...
26
夕焼け小焼けで日が暮れて、きらめく星空に移り変わる。
星が瞬き、月が照らす、少し不思議な出会いが始まりだす。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ーエイペル視点ー
ローラス
僕の名前はエイペル・L・アルリア。
アルリア家の長男さ。
僕には下に三人の弟と一人の妹がいるんだ。
上から、次男のメルス、長女のニコラ、三男のクリスラ、そして四
男のリオールだ。
次男のメルスはすっかり父上に似てしまい権利を使って荒れに荒れ
てしまった。
父上は家柄と前代の人が残した財産で好き勝手にやっている。
領地は荒れ、領民は貧困に苦しんでいるのを気にもせずに...
長女のニコラはおてんば過ぎてしょっちゅう使用人を困らせている。
ニコラはまだ九つだし救いようはあるだろう。
三男のクリスラはわがままでやんちゃだけど一番ましだろう。
いつまで続くかはまだわからないが...
四男のリオール、愛称はリオ。今年生まれたばかりの子だ。
父上や母上、メルスは出来損ないだの人形だの言うから、またして
27
もあーなのかと思ったが現実はおもいのほか優しかった。
少し前、一ヶ月ほど前に僕は会いにいった。
父上や母上は魔力爆発さえ起こらない出来損ないだから三歳になる
まであいにはいかないといっていたが。
魔力爆発は生後三ヶ月ぐらいには必ず起こるだろう現象だ、魔力が
少なすぎることを抜いて。
アルリア家は魔法の四大家だから毎回盛大に行われるはずだった。
そんなこともあって出来損ないと言われている。
そんなことを思いつつ部屋に入った。
赤を主とした部屋のベットに彼はいた。
雪のように白い肌に、美しい海を映したような色の瞳、薄いセピア
色の髪。
なんて美しいのだろう。
だけど表情の一つもない。そう、まるで人形のように。
しばらく話しかけても反応はなく、時間が来た。
確かに何も返してこない、でもきっと...
部屋から出るとメルスは
﹁くだらないことをしてる暇があるなら、仕事をしたら、兄上﹂
と罵った。
くだらない?意味がわからない。
どうして皆あんな扱いをするのだ。
28
彼には、リオにはまだ輝きがある!
とても美しく輝いている。
きっと誰よりも美しく素晴らしく育つだろう。
その日まで、僕は見守ろう。君が輝くその日まで⋮⋮
夕焼けが今日は妙に美しい。
まるで⋮
29
1−3 アルリア家四男と兄のターンらしい︵後書き︶
評価、お気に入り感想お願いします。
感想には返信します。
︳︶m
この前返信で兄を二人と書いてしまったが、三人です。
すみませんm︵︳
誤字脱字等
×取り合いず↓○取り敢えず
×合う↓○会う
×硬い↓○固い
なぜか言うからが重複
平仮名を漢字に・・・
父上や母上、メルスは出来損ないだの人形だの言うから、またして
もあーなのかと思ったが現実はおもいのほか優しかった。ってとこ
ろのあーは父親と次男を指してます。
30
1−4
アルリア家四男とパーティの準備らしい︵前書き︶
エラーでぶっ飛んだので書き直しました
前と内容が若干違うと思います
31
1−4
アルリア家四男とパーティの準備らしい
俺が転生してから約2年がたった。どうやらこの世界は、一日、2
6時間で、一年が367日でできており、12ヶ月にわかれる。
一日が27時間なのは、魔法を使うと、かなり体力を消費し、回復
に時間がかかるからなのらしい。
まぁ、俺は夜にしか行動できないから得なんだがな!
ちなみに12ヶ月は初めから、夢月、煌月、卯月、陽月、幸月、樹
月、碧月、武月、穂月、希月、空月、古月である。
俺は四月生まれらしいから、陽月生まれということなのだ。
なんだか暖かそうなイメージがするな。
そういえば最近もいろいろ魔法を習得したぞ!
まずは﹁結界﹂、透明な膜をはることができ、その上に乗ったり、
中でなんかやったり、人を閉じ込めることもできるぞ!ちなみに、
結界の中の音は外には漏れないぞ!
ブラスト
アイスメイ
次ー、﹁爆発﹂、名の通り、爆発します!勿論、結果内での実験で
すー
デン
次ー、魔力のそこを試そうと、フルパワーで放った氷魔法﹁氷裁罪
華﹂!あっという間に白の世界!下手したら俺の命が危ない技だぜ
!まぁそんなへまはしないがな。これも結界内の実験でしたー
ヒール
他には本に載ってた、﹁治療﹂なのとおりー
﹁尾行﹂光が相手のうしろについていき尾行するやつ。
それと、各種の弾や刃などだな。
カチャー
32
ドアが開き、メイドが一人入ってきた。
﹁リオ様、今日のご飯はパンとリムルのジャムですよ﹂
メイドの持つ皿の中には柔らかくふかした、パンと赤い木の実のジ
ャムがあった。
この世界には地球にあった生物の他に独自の生物が存在している。
これもこの2年でわかったことだ。
暫くして俺はご飯を食べ終えた。
﹁じゃあリオ様今日は絵本を読みましょう﹂
メイドは棚から一冊の絵本を取り出して言った。
だがその絵本は一週間前からずっと読んでるやつだった。もう物語
が暗記できそうだ。絶対聞きたくない!やだやだやだやだやだー
﹁やだ!﹂
﹁えっ﹂
あまりに聞きたくなかったため、思わず口に出してしまったではな
いか。何てことだ!2歳児がしゃべるなんて、しゃべるなんて...
普通だな。いやね、いろいろあってさ、気づいたらしゃべる機会逃
してて、困ってたんだよね。
﹁リオ様!本当にしゃべれるのですね!﹂
﹁あい﹂
33
﹁まぁ大変!旦那様に報告しなくては!っとその前にリオ様、何を
なさいたいのですか?﹂
﹁うーんとね、おはなしー﹂
﹁お話といわれましても...あっ、来年旦那様に会うことが決ま
りましたわ﹂
三歳で会うとは知っていたが、それまでは全く会わないとはな。す
ごく忙しいのだろうか?
そんなこんなで一日がすぎた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
俺が転生してから三年がたった。
今日が両親に会う日だ。
そう言えばこの前、髪を切ったぞ!その際に自分の姿を見たが、薄
ぶた
い茶色の髪に、蒼の眼、ぷっくりとした白い肌で結構格好よかった
ぞ!だが一歩踏み外せばあの、兄になりかねない。食生活には気を
つけないとな。
それと最近はメイドとも仲がよく、植物図鑑などいろいろな本を持
ってきてもらっている。
そして今から会いに行くのだが、流石貴族というわけか、正装でい
くようだ。俺の正装は白のブラウスに青のジャケット。そして半ズ
ボンとブーツだ。ジャケットには金の装飾もあり中々気にいってい
る。
﹁リオ様、お時間です。﹂
俺は期待を胸に輝く扉の向こうに足を踏み入れた。
34
35
1−4
アルリア家四男とパーティの準備らしい︵後書き︶
評価、お気に入り感想お願いします。
感想には返信します。
36
1−5 アルリア家四男の誕生会と幕間らしい︵前書き︶
すみません二話更新したかったのですが時間的に無理だったので、
今週中にもう一話更新します
プロローグはこの話でおわりです。
いつか日間が二百位以内入ったらイラスト付きで登場人物紹介書こ
うと思います。
37
1−5 アルリア家四男の誕生会と幕間らしい
ドアを開く。
煌くステンドガラスやシャンデリアにうつされた広い間。
そこに縦に置かれているきらびやかで長い机。
その周りにはいかにも高そうな豪華な壺や絵が飾られていた。
そう、パーティーと言うより会議のような間だった。
﹁さぁ、こちらです﹂
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
どれほど待ったのだろうか。
背中が痛い。子供にこんな待たせるのは悪いんじゃないのか?
その時、もうひとつのドアが開いた。
入ってきたのは太った貴族と化粧がこすぎる女。
いや、肥った豚と気持ち悪い女狐だった。
余りにもひどいためつい口がすべった。
人を外見で判断してはいけないと言うが、余りにもひどかった。
ぶた
まさかこいつらが親とか言うなよ。
後ろにエイペルと兄、ごっつい騎士が続いているあたり⋮まさかな.
..
38
﹁領主様ご一行のご入場です﹂
メイドや使いが一斉に礼をした。
ぶた
まさかこいつらが親だとはな。
いや、気持ち悪いほど貴族らしい姿だ。
俺の父らしきやつが一番大きな椅子に座り、残りも座っていく。
すると父らしきやつの椅子は﹁ボキッ﹂っと悲鳴を出して、足がひ
とつ折れた。
俺はやっとあの椅子の足が六本な意味がわかった。
椅子よ。お前の無念は受け取った。
﹁お前が我が息子か。噂通り気持ち悪いな!ふっ﹂
﹁まったくです﹂
父につづいて母も言った。
あとさ、小さい声で言ったつもりかわからんが聞こえてるぞ。おい!
てか、実の息子を気持ち悪いというのはどうかと思うが、お前らに
褒められても嬉しくないがな!
ていうか俺そんなキモい顔してるのか?
俺はけっこイイ思うんだがな。
﹁まぁお前が三歳になる事を祝ってやろう﹂
その言葉とともに俺の誕生会が始まった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
誕生会はあっけなく終わった。
39
オートブルのまずい料理を食べ、家族やその他からいろいろもらい、
一言も話さないで終わった。
そして父はある話を切り出してきた。
﹁そうだリオールよ。三年後お前に私の北端の領地をおまえにやろ
う﹂
﹁父様これは⋮!﹂
﹁エイペル!お前は黙れ﹂
﹁はい・・・﹂
そうこれは、なんともうまい話に聞こえるが、これは三歳児にする
ような話ではない。
だとすると可能性は二つだ。
一つ目、本当に俺から才能やらなんやらをみいだせた。
さっきも俺を気持ち悪いと言っていたし、これは多分ない。
俺は特に何もしてないし、なんも才能がない。
あるといえば前世のおかげで子供にしては頭がいいことと言葉の読
み書きだろうか。
二つ目、その北端の領地は壊滅直前で、俺が領主だから俺に罪をお
しつけるついでに厄介払いを行う。
多分これだな。
うん、絶対これだな!
もうこれ以外はありえないな。
これの場合、俺の生存率は五十以下だろう。
40
領地救って happy end !
なんてことは多分ないが、俺に断る権利はないだろうな。
﹁リオール、お前は言葉を理解できるのだろう。できるならさっさ
と答えろ﹂
﹁はい、おとうさま﹂
﹁そうだ、それで良いのだ!では我は帰るぞ﹂
ぞろぞろと皆帰っていく。
だが途中で何かトラブルが生じたのか分からないが立ち止まってい
る。
しばらくして最後尾にいた俺の父親が振り向いて言った。
﹁そうだ、リオールよ。今日からお前に剣と礼儀作法の稽古をつけ
よう。﹂
﹁はい﹂
﹁すぐさま手配しよ﹂
﹁かしこまりました﹂
さすがにすぐに死なれるのは困るからだろうか?
よくわからんが取り敢えず頑張って取り組むしかないな。
三年後、それはこれから始まる物語の幕開けになるだろう。
少し運の悪い転生者が少し頑張って、少し世界を変えるなんてこと
をまだ誰も知らない
41
エイペル
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
side
唐突なことだった。
﹁そうだリオールよ。三年後お前に私の北端の領地をおまえにやろ
う﹂
﹁父様これは⋮!﹂
父上はわけのわからないことを言い出した。
リオはまだ子供なのだぞ。
それに北端の領地といえば一番貧困なところじゃないか。
見捨てるというのか!?
父上は狂っている。
﹁エイペル!お前は黙れ﹂
﹁はい・・・﹂
これはおかしい。
だが僕には父上に逆らうことはできない。
父上は世界で六番目に権利を持っているのだ。
無理だ!かなわない・・・・・・
しばらくしてリオの誕生会が終わった。
42
このままではまずい。なんとかしなくては。
この子の未来への道を繋げなくては!
﹁父上。リオには剣術と礼儀作法を習ってもらったほうが良いです﹂
﹁ほう、なぜだ﹂
﹁万が一死なれては困りますし、授与式で失礼なことをやらかして
も困るでしょう﹂
﹁たしかにそうだな。よくやった﹂
﹁そうだ、リオールよ。今日からお前に剣と礼儀作法の稽古をつけ
よう。﹂
﹁はい﹂
﹁すぐさま手配しよ﹂
﹁かしこまりました﹂
これが僕にできる最善のことだった。
こうすればなんとか生き延びることができるかもしれん。
まだ希望はある。
僕はこれに頼るしかなかった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
あれから三年間、リオは真剣に稽古に取り組んだ。
43
礼儀作法は習ってわずか一週間で完璧に等しいくらいできるように
なった。
まるで天才、いや鬼才だ。
剣術も恐ろしく成長がはやい。
僕よりは上手いかも知れない。
そんなこと考えてはいけない。これでも剣術は学年六位だ。
だがもちろん父上はそんなことは知らない。
教えようとしても断るばかりだ。
聞く耳ぐらいあるだろうに...
でもあれほどの剣術なら一人でも大丈夫だろう。
そしてとうとうこの日が来た。
﹁これより授与式を始めーる!﹂
44
1−5 アルリア家四男の誕生会と幕間らしい︵後書き︶
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宣伝デース
友達の書いてる小説︵透明スカイ︶良かったらみてくださいー
45
2−1 絶望と涙に満ちていても・・・︵前書き︶
昔話は平仮名を多く使ってます。
読みにくいかもしれません。
サブタイトルの形式はプロローグ以降は変わります。
アルリア家ry・・・方式もでてくることがあります。
46
2−1 絶望と涙に満ちていても・・・
これから少しだけ昔話をしよう。
少し昔のお話を。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
むかしのことです。ある村には一人の女の子がうまれました。
うつくしいぎんいろのかみとやわらかくて白いはだ、うすい水色の
ひとみをしていて村人みんなにかわいがられました。
女の子はおどり子をしていたははおやがぐうぜんできた子だったの
です。
それでもみんなは女の子をかわいがったのでした。
二年たって女の子はひといちばいつよく、やさしくそだちました。
じぶんより年上の子どもたちといっしょにけんのけいこをならいは
じめました。
つかえる人の少ないこふうのけんじゅつやぶじゅつもつかえるよう
になりました。
でもある日のことでした。
村にまじゅうがおそってきました。
人々はにげました。
でも女の子とははおやはにげおくれてしまいました。
まじゅうは女の子とははおやをおそいました。
ははおやは女の子をかばってしにました。
女の子きょうふとかなしさにつつまれました。
47
女の子はめざめてしまいました。
まっかな目になってしまいました。
ちにおちていたたちをひろいあげ、まじゅうをきりました。
きって、きって、きりまくりました。
村は女の子の目とおなじあかいろにそまりました。
村のみんなはそれをみると女の子をばけものだといいました。
まっかな目のばけものがまじゅうをよんだのだといいました。
その日から女の子のあつかいはとてもひどくなりました。
たくさんいじめられて、いみきらわれました。
女の子はくじけませんでした。
たくさんはたらいてもっとつよくなろうとがんばりました。
ある日、女の子がけいこをおえてそとにでるとみんなしんでいまし
た。
おおきなオークがたっていました。
オークはのこりのひともどんどんころしていきました。
女の子は思いました。
オークをたおせたらみんなまたなかよくしてくれるかもしれいなと・
・・
女の子はまたたたかいました。
ずーとたたかいました。
あかい目になってたたかいました。
女の子はぼろぼろになってかちました。
村にもどると女の子はみんなにいじめられました。
おまえのせいでみんなしんだのだと。
48
村には女の子のいばしょはとっくにありませんでした。
ははおやののこしたたちをもってさりました。
女の子は雨の日も風の日も一人で歩きました。
女の子はひとをしんじることができなくなりました。
ぜつぼうにあふれたせかいで一人あるきつづけました
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
﹁いらない・・・﹂
淡くも艶やかな月の光がてらす森の中でただ一人たたずんていた。
プラチナブロンドの長い髪と赤い瞳が全てをうつしている。
﹁ガルルゥゥ・・・﹂
自分の四倍はあるだろう銀狼に怯えもしないでただ単に太刀をかざ
す。
銀狼が地を蹴ると同時に太刀を振るう。
﹁はぁああああー﹂
銀狼の首が次の瞬間に落ちた。
幼き少女は絶望にあふれた赤い目で月を見る。
この世界はもうとっくに救いようなんてなかったんだ。
汚れてしまった心に夢なんてなくて、これからも続く明日に希望な
んてない。
嘘で出来た偽りの世界なんていらない。
49
倒せるはずなんてない化物に少女はまたただ太刀をかざす。
もしかしたら彼女は本物の化物になってしまったのかもしれない。
夜は長い。彼女はまたただ戦う。
彼女はまだ知らない。
これから出会うだろう彼のことを。
彼女の人生を大きく変えた小さな奇跡を。
幕が開ける。長い物語の最初の幕が・・・
50
2−1 絶望と涙に満ちていても・・・︵後書き︶
評価、お気に入りください
感想くれたら返信します
おねがいしまぁぁああす!
新しく発売された時の番人ほしいですね。
51
2−2 三年間と北端の領地︵前書き︶
本当にすみません
手をけがしたりいろいろあり伸びましたすみません
今度に更新スピードは相変わらず遅いもののもう一本書きます
乙女ゲームものか、またまたファンタジーものか
どちらがいいですかね
52
2−2 三年間と北端の領地
﹁我、リオール・アルリアは今日よりマーメルとその周辺の領地を
譲り受け、領主になることを宣言する﹂
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
授与式と呼ばれるものがやっと終わった。
今日は俺、リオール・アルリアの六歳の誕生日でもあるが、北端の
領地を譲り受ける日だ。
三年前のあの日からみっちり稽古をやらされた。
剣術、体術、礼儀作法、歴史それから計算。
でも魔法だけは教えてもらえなかった。
一人称も僕に直された。
もちろん外面だけだがな。
剣術と体術は特にはかどった。
俺の先生いや騎士団長ぐらいは倒せるようになった。
この家は魔法特攻だから弱いのだろうか?
でも俺は六歳児なのだからいいほうなのかもしれない。
稽古の余り時間は読書に費やしている。
この家にはかなりでかい書庫がある。
魔法書から図鑑、生物や魔物についてまとめた専門書なんかもある。
そういえば意外にこの家は大きいようだ。
三階建てで三つにわかれてる。
半分ぐらいは出入り禁止のやつだがな。
家の外は出られないから今日が初めてだ。
53
そういやステータスはまだだったな。
名前:リオール・アルリア
ヒューマン
称号:アルリア家四男、マーメル領の領主
種族:人間
魔力:15000/15000
魔法:火魔法、水魔法、風魔法、氷魔法︵固有魔法︶、光魔法、闇
魔法、土魔法、治療魔法
技能:希少スキル︻想像者︼
通常スキル︻探知︼,︻鑑定︼,︻隠蔽︼,︻剣術︼,︻体術︼,
︻槍術︼
まっ、魔力の変化は少ないが技は増えてるぞ。
魔法の練習時間が全然ないからあんま変化ないぞ。
あと闇魔法は重力魔法や空間魔法とかあわせて闇魔法というらしい。
一応習得したのは中級で載ってた︻影縛り︼
グラビティフォース
名前のとおりの技。使いどころは取り敢えずない。
エニグマスペース
あとは上級で︻重力変化︼
これも上と同じ。
最後に俺が作った︻謎空間︼
ヒール
アスピリン
フリューゲル
まぁ、異空間だすやつだ。俺は入ったことないが、荷物入れるのに
は便利だ。
ほかの魔法として治療の上級種︻上級治療︼
あとは上級の風魔法と光魔法の混合でやっと出来た︻飛翼︼
メイデン
ウォーターシールド
なんと光の羽が肩のところらへんに浮くんだぞ!しかも飛べる。ま
さにファンタジーだ!
ほかにもいばらが生えてくる︻荊棘︼や防御で使えそうな︻水壁︼
やそのたもろもろ。
54
氷魔法はほぼ完成?だから取り敢えず放置。
通常スキルは稽古で習ったやつ。
槍術できんのって思うだろうが、なんと私は覚えたのだっははは!
流石に弱いがな・・・
そんなこんなで転生から五年。
現在進行形で馬車に揺られています。
馬車でマーメルというところに行くらしいが、座り心地悪すぎだろ!
てか、ここで寝るのか!?きついわー
旅は従者一人と行くのだが、少なくないか!?
二週間もかかるらしんだぞ!
まぁ、扱いが酷いことぐらいは承知のもとだがひどいな。
食料も少ないし⋮
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
・・・っとなんやかんやいいながらもマーメル周辺に到着ー
なんていうかマーメルって農村ていうか町は海と森と山に囲まれて
て、いかにも大自然って中にある。
だから旅の人も少ないし、商隊ていう商人の集まりもあんまり通ら
ないらしい。
俺としては大満足だがな!
山には資源がねむってるかもしれないし、森はいい訓練地になりそ
うだし、海は新鮮な魚が捕れるし。
また、俺の夢に一歩近づいたな!
55
﹁・・オ様、リオ様、聞いてますか﹂
﹁っあ、はい!すみません﹂
ローリエ
﹁あの、この先はリオ様の領地でもある大森林ですので私はここで・
・・﹂
﹁村まで﹁無理です!ここ、魔物いますし、大半はB+ですし﹂え
っ・・・﹂
﹁という訳で、さらばです!﹂
・・・って、えっ!
B+ってやばいよ!とてもやばいよ!
E、E+、C−、C、C+、B−、B、B+、A−、A、A+、
魔物にはランクがついており、下からー
ー
S・・・である。
ちなみにB+の魔物は冒険者50人ぐらいで一匹倒せる強さだ。
いやさ、無理だよね。死亡フラグ立ちまくりじゃん!
いやね、魔法とさ剣術とかがさ少しだけ出来る俺にできると思う?
まぁね、もう後には引けないけどさ・・・
森無理だし、空飛んで行ってみる?速ければ良さそうだし・・・う
ん。
という訳で、俺は飛翼を発動させ出来るだけ速く飛んだ。
家の外でこれを使うのは初めてだ。
飛び始めてから何分かたつ頃に事件が起きた。
56
魔物による攻撃だ。というより襲撃だ。
真っ白な羽をまとった狼?らしきものが群がってきた。
・白瑛狼
ランク・A
北にある魔物の聖地にだけ生息する
正銀狼の上級種
いやね、あらわれてもらっても困るんだけどね。
Aだぞ!無理があるよね。
囲まれてるから逃げられないし・・・
いっそ死んだふりでもしてみるか?
俺の頭脳は高速に回転するも解決策がみあたらない。
ただ一つ、打破という選択肢を抜いて。
ブラスト
ならやってみるしかないか!
俺は空を蹴り︻爆発︼を放った。
白瑛狼は不意をつかれたようで、半数は地に落ちた。
んん?
弱くね?
仲間が死んだ︵?︶ことに気がついて、のこりの白瑛狼は大きく悲
鳴をあげるかのように咆吼した。
戦闘開始のサインだ。
57
2−2 三年間と北端の領地︵後書き︶
お気に入り、評価、感想、文句、誤字脱字・・・
なんでもください!
58
2−3 最近、死亡フラグが多い気がします。
仲間が死んだ︵?︶ことに気がついて、のこりの白瑛狼は大きく悲
鳴をあげるかのように咆吼した。
戦闘開始のサインだ。
エアカッター
白瑛狼は一気に駆け出し素早く風刃を放った。
ストーム
かなりの数だったため驚いたものの、難なく交わしてみせた。
その隙に別の白瑛狼は疾風を作り終わっていた。
瞬時に反応したものの腕に少しかすってしまった。
かすった部分から血が出てきている。
ヒール
めっちゃ痛い!
俺は手に治療をしながら剣を抜いた。
俺の剣は細長いレイピアってやつだ。
軽いのと素早い、そして折れにくいのを理由に選んだやつだ。
俺の柄によくあっている。
ちなみに一個の青い魔法石と銀の鎖で装飾されてる。
去年の誕生日に兄のエイペルからもらったものだ。
俺の家族で唯一気にしてくれるやつだ。
いつかは礼に何かをあげよう。
白瑛狼を俺は殺すつもりはあんまりないんだけど痛いのはやだから
ね。
いや先に殺したの俺だけど・・・大量虐殺︵?︶したの俺だけど⋮
うん・・・
﹁﹁﹁ガルルゥゥウウ﹂﹂﹂
59
また三匹の
白瑛狼
が襲い掛かって来た。
今度は魔法ではなくその鋭い牙や爪による攻撃だ。
罪悪感が渦巻く中、せめてのお詫びとして苦しまないように一瞬で
斬った。
その返り血が﹁ドベッ﹂っと服についた。
せっかく新調したというのに...
新しく買った黒をベースとした服だ。
千
、
なぜか家からの待遇が悪い俺だが、お金は有り余っているためにあ
る程度は自由に使えた。
現在、俺の所持金は金貨五枚だ。
ちなみにこの世界のお金はー
、百万となっている。
百、
ー小銅貨、銅貨、白銀貨、銀貨、金貨、星貨となっている。
、十万
小銅貨は大体日本円にして十円と考えて、そこから
万
聖貨という一億を表すたいそれたものがあるらしいが、そんなもの
を俺が見られるはずなんてなくて形や色はしらん。
星貨は金貨に銀で縁取りをされていて、変な星の模様が刻まれてい
る。
そのほかの貨幣は知っている通りだ。
ブラスト
そんな解説をしてる暇もないほど、頻繁に攻撃してくる。
アイスメイデン
俺はほとんどを避けて、たまに爆発をうっているが、そろそろ慣れ
てきてしまったようだ。
アイスランス
じゃあ、フィナーレとしよう。
俺は氷槍の応用技で氷魔法では二番目に強い氷裁罪華を使うことに
した。
60
﹁俺も生きなきゃいけないんだ、ごめんな。﹃氷裁罪華﹄﹂
﹁ガルッ!?﹂
大きな魔法陣が空に開いた。
白瑛狼
にささり森へ落ちていく。
はそれに飛び向かったが、その時にはもう加速し準備が終
そして、空に二重に円を書くように無数の氷の槍が出現し回り出し
た。
白瑛狼
わっていた。
﹁フィナーレだ﹂
無数の槍が雨かのように降り
真っ白な毛が血によって赤く染められていくのをみるのと少し悲し
く思えた。
そう言えばラノベやゲームではよくあるが素材として売れるだろう
か。
ふと俺は思いついた。
現在の所持金はさっきも言ったが、金貨五枚だ。
半分以上は俺の貯金である。
﹁貯金かよ﹂とはつっこまないでほしい。
いや、だってもらえなかったんだもん!しょうがないしー
金貨五枚とはいえどもできることは限られている。
必要品と食料を買ったあとは、開拓のためにでも入れるつもりだ。
金貨五枚ではあまり開拓できないし、お金は必要だ。
申し訳ないがもらわせてもらうぞ。
俺は森の中にとりに入った。
61
さっき落ちた白瑛狼を探していると何かが﹁探知﹂にひっかかった。
白瑛狼だろうか。
俺はそこにいってみることにした。
なんだ?
白っぽい何かがあるがよく見えない。
近づこうとした瞬間、それが飛んできた。
避けようとするが間に合わない。何て速さだ!
生き残りがいたとはっ!
冷たい何かが喉にあたっている。
それは一本の刀、いや太刀だった。
﹁誰だ...!?﹂
プラチナブロンドの少女、いや、美少女は言った。
まだ幼いが凛々しく美しい声だ。
でも声のトーンが低く、どこか寂しいように感じる...
顔立ちは非常に整っており、白くて柔らかそうな肌に、ふんわりと
した腰まで届く銀色の髪、アクアマリンのごとく蒼く透き通った目。
すべてが美しい。
﹁かわいい﹂とよりは﹁美しい﹂が似合うだろう。
ただ、服も血で汚れ、体にもいくつもの傷がある。
ちゃんとした服を着せ、傷もなかったらどれほど美しいだろうか。
のろのろと目の前の美少女を分析しているが一番肝心なところを忘
れている。
そう、俺は今、死亡フラグに直面しているのだ。
62
彼女の身長をも越える長い刀が俺の喉にあたっているのだ。
さっきの反射速度からみて、逃げてもたぶん追い付かれるだろう。
歳はたぶん同じだが体術は相手の方が上だと思う。
さっきの狼sなんかより余程危険だ。
この危険を回避するためにもなんとか話さなくては...
俺は少し混乱してたが取り敢えず口をなんとか開いた。
﹁ハーイ...俺!アヤシイモノジャナイデース...﹂
やばいめっちゃしくじった!
明らかにさっきのより怪しまれてるよ。
さっきより刀に力が入ってるし...
、いや落
ていうかなんでどこかの外国人が喋るようなカタコト言葉なの!
しかもなんで﹃俺﹄ってとこだけ大丈夫なわけ!?
混乱がさらに増す中、﹁スウッ﹂
っと、喉にあたっていたひんやりしたものがなくなった
ちたのだ。
何が起きたのかと、その先を見てみると、さっきの少女が倒れてい
た。
少女は音をたてない癖があるようで、さっきもだが音を殺して動い
ていた。
﹁えっ、ああぁあ、もう!﹂
俺は衝動にかられ少女を抱き上げた。
さっきは気づかなかったが背中から大量の血が流れ出ていた。
アスピリン
目も虚ろになりかけており、呼吸も弱くなってきている。
俺は上級治療をかなりの魔力でかけた。
63
なんだよ!
怪我してるのなら強がるなよ!
傷は塞がってはいくものの、かなり深いようで流血が止まらない。
このままじゃやばい...
俺はもとから治療魔法は苦手で、無駄になる魔力が多い。
それに治療魔法自体も擦り傷ぐらいをなおすのが普通らしい。
俺は上級治療をかけながら魔法を新しく作りかえていく。
今までにない魔法、俺は久しぶりにあのスキルを思い出した。
カンガエルモノ
﹁想像者よ!俺の願いを叶えよ!﹂
自然に口がそう動いた。
まるで昔から知っていたかのように...
?枠を二つ使い新たに作りますか??
﹁ああ、もちろんだ!﹂
俺は暖かくやさしい、そうまるで母のもつようなものを思い浮かべ
た。
全てを包み込み癒し、なおす。
そんな魔法がほしい。
・聖魔法を制作しました。
手元の魔法陣が大きくなり光輝いた。
俺は唱える。
64
フェリチターレ
﹁光輝き、傷を癒せ!天使之光﹂
65
2−3 最近、死亡フラグが多い気がします。︵後書き︶
今までの部分に修正、訂正が加わりました。
歳は一歳を三歳に。また四年後から三年後に訂正され、新しいエピ
ソードもくわわっています。
ぜひ、読みなおしてみてください。
来週も訂正等が加わるので、来週にしてみても構いません。
文句、感想、お気に入り、評価。何でもください。
コメントの返信は遅れます。
気長に待ってくれると嬉しいです。
66
2−4
今日はやけに驚かれます★︵前書き︶
大変長らくお待たせしました。
本当にすみませんorz
絵があるので見たくない人は表示をOFFにしましょう
文中に出てくる料理方は作者が作ってるものなのでつかえます。
意外と美味しいですよ。
67
2−4
今日はやけに驚かれます★
俺が聖魔法を使うと優しく暖かい光が少女をふんわりと包んだ。
その情景を見て俺はとっさに思った。
これ、ジブリのあれににてね!
だが、ここにつっこむ人はいない。
少女の体の傷は癒えたものの放置していくこともできない。
仕方なく俺は少女をおぶることにした。
女の子一人おぶれないほど俺は弱くない。
これでも鍛えてるつもりだ。
これ、予想以上におもい
俺はそろそろ行こうと思ったがあることを忘れていた。
あの大刀どうすんの?
大刀を持ち上げてみてやっとわかるが、
わ。
どれくらいおもいかって?
自分で考えな。
まぁ、2メートルぐらいの刀を想像してみ、軽いと思うか?
持てないことはないが少しスピードがおちるだろう。
これじゃつくのは夕方になるだろうな。
俺は走り出した。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
走り出してから数時間がたつ。
少女は未だに目が覚めない。
それほど疲れがたまっていたのろう。
68
アスピリン
一時間ごとに休憩をとっている。
その時に上級治療をかけているため、体の傷もきれいさっぱり消え
たはずだ。
一応言っておくが、俺はロリコンではないからな!
それに歳は同じだから大丈夫だ!
そういえば途中であの狼を見つけたぞ。
解体して素材は異空間にしまい、少しだけ肉は焼いて食べて、残り
も異空間にしまった。
狼の肉は固いが不味くはなかった。
この世界の食べ物は正直言うと滅茶苦茶不味い。
パンはボロボロだし、料理の味は不味いし固いし...
離乳食がマジで一番美味しいかもしれない。
だが領主になれば独り暮らしだ!
料理を好き放題作れるのだ!
料理人の道も悪くないかもしれないな。
そう思い走っていると大きなレンガの外壁が見えてきた。
マー
大森林の先にあ
そしてそこには大きな字でこう掘られている...
る町
メル
と。
その壁はざっと30メートルほど高い。
さらに壁には小さな扉と鈴がおかれていた。
69
これで呼ぶのか?
俺は取り敢えずならしてみることにした。
ここが俺の新しい家か...
ふと俺はおもう。
きっとここでたくさんのことを見て、たくさんの体験をして、たく
さんの人と出会うだろう。
そんな日だからなのか、それともそんな日でもなのか空は青くて、
雲は白くて、太陽が煌めく。
﹁そして今日も平凡だ!﹂
俺はゆっくりと開いていく扉の先に足を運んだ。
﹁大森林の先の村、マーメルにようこそいらっしゃいました﹂
扉をくぐるとたくさんの人が一斉に頭を下げた。
村人であろう人の服はものすごくぼろく体も骨がみえるぐらいまで
痩せ細ったものまでいた。
村の建物もぼろぼろで、土も痩せていた。
そして村人は顔をあげて俺を見るなりあり得ないものでもあるかの
ように驚いた。
たしかに血まみれの少年が血まみれの少女と大刀をかかえていたら
怖いけどね。
死んでないからね!
そして村人の中から一人の老人が出てきてた。
﹁すみませぬがどちら様でしょうか﹂
70
老人は頭を下げながら言う。
なんかすごく悪い気がしてくるし早く終わらせよう。
﹁えっと、おr...僕はこういうものです﹂
俺はポケットから金色飾りがついてる文字のきざまれた紫の宝石の
ネックレスみたいなものを取り出した。
これは領主であることを示すものらしい。
そして俺が村人がおかしいのに気づいたときには村人すでに固まっ
ていた。
俺、なんかやらかしたか?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
しばらくして気を戻した村人は何かをこそこそ話しだし、最終的に
領章を確認し、本物だと判断された。
そして老人が代表者として出てきた。
どうもこの老人は偉い人か何からしい。
﹁これはこれはリオール様、領主様とは知らず大変失礼いたしまし
た﹂
﹁いえいえ、こちらこそ。ところでこの村に私が暫く住まえる家な
どございませんか?旅の友が少し怪我しておりまして﹂
そうだ、俺は家が必要だ。
家をたてられなくはないが、家具を揃えたりたてたりと時間が必要
だ。ダメなら野宿になるがこの少女が心配だ。
71
﹁リオール様は先代のお屋敷に住まうことになっております。ふる
びていますが、この村は見ての通り、山と森、さらに海に囲まれて
おり商隊も一ヶ月に一度しか来ません。それに重税もかかっており
建て直しができる状態ではございません。ご了承ください﹂
﹁﹁﹁ご了承ください﹂﹂﹂
老人に続き村人たちも頭を下げた。
この村の惨状を見れば大体は悟っていたが、説明してくれたのはあ
りがたい。
あと家があることもありがたい。
俺は取り敢えず考えた策で応じることにした。
﹁暫く、村が改善されるまでの間、自分たちで生活環境を整え、治
安もまもるのであれば、税金は無くそうと思います﹂
﹁﹁﹁!!!﹂﹂﹂
﹁正気でございますか?﹂
俺の言葉に老人だけは冷静であった。
﹁ああ、税とはもとは生活環境の改善、公共施設の設置、治安の維
持のためのお金です。でもこの村はそれ以前の問題です。なのでま
ずは村を整えてからのほうがいいのです﹂
﹁しかし、﹁僕は大丈夫です。食料もありますし、家ももらえまし
たし﹂...ではご厚意に甘えさせていただきます﹂
﹁ありがとうございます﹂
72
﹁ありがとうございます﹂
村人が各々に感謝の言葉をいってくる。
さらには泣き出す人までいた。
なんだか心が暖かくなる。
﹁静粛に!リオール様が困っておられます。では、紹介させていた
だきます。私はこの村の村長を勤めておる、ドミニフ・イヴともう
します。こちらは娘のベルです﹂
﹁こんにちは、ベルよ。本当はモアにお屋敷までつれていってもら
うつもりだったんだけど何処かに行っちゃったのよ。あっ、モアっ
ていうのは私のバカ娘のことね﹂
﹁はい、よろしくお願いします。ところで僕の家はどちらでしょう
か。つれもいるので﹂
﹁そうねっ、ごめんなさい。リオール様のいえはあの赤い屋根のお
屋敷よ。大きいからよく見えるわ﹂
ベルさんは指差しながらそういった。
その先には他の家より頭が一つほど高い立派な屋敷があった。
﹁あれですね。ではいって参ります﹂
﹁私がつれていく﹁大丈夫です﹂...﹂
俺は村長から鍵をもらい屋敷のあるほうに走り出した。
73
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
この村は確かに重税にくるしんでいたようだ。
ボロボロのとこが多いし所々に小さなつちぼこがある。
お墓なのだろう。
それともこの村で育ててる作物は
カルシュが約三十%
カルシュとは日本でいう甜菜だ。
この世界と日本では名称が違うのは普通のことだ。
例としてじゃがいもをあげてみよう。
日本でじゃがいもがそう呼ばれるようになったのはただの聞き間違
いだ。
昔、外国から輸入したときにこれはになかとたずねて、ジャカルタ
のいもといわれ勝手に勘違いしただけなのだ。
ジャカルタという国がこの世界にないからもちろんじゃがいも何て
名前にはならないのだ。
そうそう、続きだ。
続けて多いのは約二十%カロトでさっきも話したじゃがいもだ。
そして人参ならぬニジン、とうもろこしならぬモロコウ、そして名
が普通の小麦が残りを示している。キビトウは特に少ない。
そして多いカルシュとカロトはクズいもとよばれる。
カルシュが砂糖になるなど知らないし、カロトも料理方を知らない
から使えない。さらに芽に毒があるから長持ちもしない。まさにク
ズいもだが俺は料理方を知っているから宝の山だ。
そんなことを考え走っていると突然声をかけられた。
﹁どこの貴族かわからないけど、私を追って求婚しにきたのね!そ
74
うなにです!私がモアなのです﹂
セミロングの韓紅色の髪をヒロインによくあるようなツーサイドア
ップにした女の子が敬礼のポーズでたっていた。
﹁違います。道、急いでるので﹂
また行こうとするとモアが呼び止めた。
﹁あなた誰なのです!名前ぐらいなのってよ!﹂
﹁これは失礼。お...あー、僕はセオルド・アルリアが息子、ア
ルリア家四男。リオール・アルリアです。あっ、この村?領?の領
主です﹂
<i123073|12656>
にっこりと微笑み別れを告げ、俺はまた早々と走り出した。
そういえば村長の孫もモアという名前だった気がする。
サボっていたが、こういうことは行って置いた方が人生経験も豊富
になるとあとに言っておこう。
そんなことより今はこの子の方が重要だ。
おぶっている女の子をちらっと見てまた前を向く。
おぶってからかなり時間が立つがあまりに動かないものだから死体
かと思ってしまったこともあるが息はちゃんとしているようだ。
俺が子供だからいいけど、もし俺が大人だったら誘拐犯にしか見え
なかっただろう。さらに服が血で濡れているとか絶対牢屋行きだろ
う。
一応いっておくが俺は前世も今世も犯罪に手を染めたことはないか
らな。あと、ロリコンでもない。仮に恋をしたにしても俺も子供だ
からセーフだ。まさに﹁見た目は子供、頭脳は大人﹂だ。
75
あの名探偵だけの特許だとおもったら大違いだ。というか灰○もそ
うだよな。中国とかでは大ブレイクしているが見てる人ってそんな
いないよね。とか言いながらも妹と見ていたのだ。
っとそんなことよりモアに出会う前に戻るが、税をなくしてくれた
お礼に村のおばあちゃんにカルシュとカロトをいっぱい分けてもら
った。
もちろん申し訳ないから家から持ち出してきた塩を一袋わけた。
塩はどうやら高級品らしいから使えるだろう。
他にも、小麦粉、ハム、パセリ、チーズ、バター、コショウ、牛乳、
パン、たまごとかいろいろ持ってきた。俺も家の人だから問題はな
い。ちなみにパンは俺作の柔らかいやつだ。あとは森でひろった薬
草とかキノコとか木ノ実とかだろう。鑑定で毒がないことはすべて
確認済みだ。何個か食べたら笑ってしまうワライダケがあるが大丈
夫だろう。
そんな風に食材のことを考えていると家の前についた。
温かみのある赤い屋根の二階建ての家だ。庭は雑草が長くのびてし
まっているけど切れば綺麗になるだろう。
金色のベルがついた扉を村長からもらった鍵で開けた。
カラン、カラン
心地よい音を金色のベルが奏でた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
家の中はほこりがつもっていて、あきらかに長年使われていなかっ
た。
家具は白色を主張としていて綺麗だった。
ちなみに俺の好きな色は白と黒と赤である。
銀髪の少女を二階にある部屋のベットに寝かせ、俺は掃除の用意を
はじめた。
この家の一回はキッチン、ダイニングルーム、リビングと客室らし
76
きところがあった。ダイニングルームとリビングはくっついていて
かなり広々としている。
階段を上がって二回には個室が5つありそのうちの一つは特に広く、
ベランダに出てみると外の景色が綺麗に見える。
今は辺鄙にある何もない村だけど、いつかは来たことを自慢したく
なるほど綺麗な村いや都市にしたい。俺はそう思った。
外を眺めるのもいいけどもうすぐ日がくれる。ほこりまみれの寝る
のもやだから早く掃除しよう。
取り敢えず二階の中で倉庫みたいに扱われている部屋にあった掃除
用具や使えそうなものを取り出す。部屋は一応自分の部屋︵今決め
た︶と少女が寝てる部屋を箒ではいて、キッチンやダイニング、リ
エアカッター
ビングを片付けて行く。途中で気がついたけど魔法でやると凄い早
く終わった。庭の草も風刃でサクッと切ってだいぶ綺麗になった。
魔法でやったといえどもかなり疲れた。まだまだやることがあるけ
れどお腹が空いたので夕飯を食べてからやることにする。
それではリオールの簡単クッキングです。
今日の夕飯はポテトグラタンです。
です。
材料:じゃがいも︵カロト︶、ハム、パン、塩コショウ、バター、
牛乳、パセリ、チーズ、小麦粉
まずはじゃがいもを薄切りにして、ハムとパンは小さく切っておく。
じゃがいもは芽が出てないか注意しよう。
そして鍋でじゃがいもを柔らかくなるまで茹でる。
茹でてる間にフライパンらしきものでバターを溶かしハムと小麦粉
を弱火で炒める。そして牛乳や塩コショウをいれる。
であろう
しっかり混ざったら味を調節して水をきったじゃがいもをいれる。
じゃがいもも混ざったら、切ったパンをしいたグラタン皿にいれて
エニグマスペース
薄く焦げめがつくまで窯で焼く。約10から20分ぐらいだろう。
ちなみに4つ作ってある。謎空間にいれておけばいつでも食べられ
77
るし少ないより多い方がいいともいう。
しばらくたってグラタンのいい匂いがしはめた。
すると、二階から、足音が聞こえてきて、どんどんどんどんちかづ
いてくる⋮⋮
キャーッまさにホラーだよ!
いや、ただ単にあの少女が目を覚まして階段おりてるだけなんだけ
どね。少女が一階についたかと思えば、突然床にへたり込み大きな
声で叫んだ。
﹁お腹すきましたーーー!﹂
どうやら今日の食卓は賑わいそうです。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
約20分ぐらい立って焦げ目がついてきたのでそろそろいいだらう。
それにこれ以上待たせるとご近所迷惑になりかねない。
俺は食器でカチャカチャやっている少女の方を見て﹁はぁー﹂とた
め息をついた。
グラタンはちょっと焼き目がついていてちょうど良く、それだけで
はものたりなさそうなのでパンとサラダも追加した。
ちなみに仕上げにバジルをする潰したのをかけるのだ。
そして目の前の少女はすごい勢いでグラタンやパンを頬張って行く。
﹁さりふぉどは*#%もsりま¥&へんで%^*た﹂
口いっぱいに頬張りながらしゃべていてなんと言っているかよくわ
からない。めっちゃ気になるどーしよう。あーもうっ
78
﹁しゃべるかどちらかにしなさい﹂
﹁じゃあ食べます!あっ、おかわりお願いしまーす﹂
一瞬もためらいを見せなく﹁食べる﹂とえらんだ。花より団子こう
いうことか。ていうかもうパン6つたべてるよね。まだ食べるの!
?
とおもいながらも謎空間からパンをだしていく。
﹁はい﹂
﹁あっどーも、あと森で切掛ちゃって本当にすみません﹂
﹁いや別にいいけど、俺がリオール・アルリア。気軽にリオって呼
べばいいよ﹂
﹁いえ、そーいうわけには︵もぐ︶&¥ませんリオ様。あっ私フウ
っていいますー﹂
﹁だからしゃべるか食べるかどちらかにしなさい﹂
﹁はーい、あっリオ様食べないならそれ、もらっていいですか?﹂
﹁お前もう3皿食べただろう!﹂
そうこいつは今度食べるつもりのやつをすべて食べてしまったのだ。
カップラーメンよりお手軽で健康な俺の保存食⋮⋮
﹁にしても美味いですね﹂
79
﹃美味しい﹄と言われるのは作る側として嬉しいのだが⋮⋮
そういいながら俺のグラタンに手を延ばしていたので﹁ビシッ﹂と
頭をチョップした。何というか、こいつはめっちゃ残念な美人だ。
一緒に食べただけだけどわかる、残念すぎる。
﹁いてっ、もうリオ様なにするんですかー﹂
﹁いてっじゃないよ!これは俺のだ!ていうかノリかるいな。そん
な簡単に人に名前なのって、食べていいのか?毒でも入ってるかも
しれないぞ﹂
﹁えー、いいじゃないですかー、減るものじゃないですし﹁いや減
るよ﹂まぁそんなちまちましてたらきらわれますよ。﹁お前がズボ
ラ何だろ⋮⋮﹂あと、かるいっていいますけど、そんなかるくない
ですよ。出会った当初のことを憶えるてますよね。それに今こうし
てるのは助けてくれたしいい人だってことがわかったからですよ﹂
﹁何でそう思うんだ?﹂
﹁勘ですよ、結構あたるんですよー!それにリオ様、殺気放ってな
いですし。生物ってだいたい、わずかながらに殺気放っているんで
すよ。目には常に宿っているんですよ。なのにリオ様は今、全くな
い。とんだお人よしです。﹂
何かと重たいことを﹁すごいでしょー﹂とみせびらかしているかの
ように堂々と言う。本当に馬鹿なのかと思うかもしれないがそうで
はない。もし俺にそれが感じられるのだったら、とうの昔に引きこ
もってるか、人間不信になっていただろう。
そんな世界で生きられるフウは本当にすごい、そしてそれを感づか
80
れないように振舞う。本当に大人びている。普通の娘じゃあり得な
いだろう。
﹁そっか、それはどうもありがとう﹂
﹁あはは、こちらこそ!あとこの家にすましてください﹂
﹁はぁ?えっ?ごめん、なんて言った?耳が悪くて﹂
今、あり得ないことが聞こえたが気のせいだ。この歳でもう耳が悪
いのか。耳鼻科行こっ
﹁ですから、家広いですし住ましてください。今日からリオ様の忠
実な従者です﹂
﹁⋮⋮⋮⋮?﹂
今なんか付け足されなかった?んっ?なんか不気味なことばが聞こ
えた気がする。いや聞こえた、もう気のせいで済ませられない。好
奇心は猫をも殺す。好奇心じゃないけど⋮⋮
固まった俺のことなんて知らずフウはどんどん勝って話を進ませる。
﹁無言は肯定ってききましたし﹁えっ﹂okってことですね!﹁い
や⋮⋮えっ﹂やったーわーい﹂
﹁いやいやいや、いいなんて言ってないよ!俺何も言ってないよ!﹂
﹁知りません。前言撤回はなしです﹂
﹁だから言ってないって、話聞け!﹂
81
こうしてフウは見事にリオの従者になったとさ。
めでたしめでたし。
いやいやいや全然めでたくないよ。
82
2−4
今日はやけに驚かれます★︵後書き︶
感想、お気に入り、評価、なんでもください。
コメントは来週中に返します。
活動報告には旅行記⋮風邪と花粉症についてとどらま﹁白衣の美女
とふとながあし︵意訳︶﹂についてなんかも載せます。
因みに作者の好物がグラタンです。
83
2−5交渉開始、いえ戦争開始です。★︵前書き︶
予定より少し遅れてしまいすみません。
イラスト付きでなのでみたくない人は表示をOFFに
84
2−5交渉開始、いえ戦争開始です。★
フウが従者になって数日がたった。
まぁ、結論から
何があったかちまちま説明するのも面倒臭いし、フウがいろいろや
らかしていすぎてもうわからなくなってきたから
いうとフウは頭のいい﹃バカ﹄なのだ。本当にフウは何でもできる。
生活に役立つ知識として九九とかいろいろ教えたが、大抵一日や二
日で憶えた。そう、つまり天才、いや鬼才なのだ。だけど、いつも
通りヘラヘラしているのは変わらない。一瞬でも目を離すと何かを
やらかしていて、いつも楽観的で前向きすぎる、それが彼女﹃フウ﹄
なのだ。
でも、この前俺が使っていた礼儀作法の本を見せてからは少しはま
しになっている。だがやはり、心の中では何を考えてるか全くわか
らないやつだ。
ちなみに服はボロいし着ていたやつしかなかった模様だから俺は村
人から糸などを借り俺のきたことのないを裁てなおして服を作った。
フウ曰く一番のお気に入りは黒のキャミソールと肩より下のブラウ
ス、黒のショートパンツと村人からもらったニーハイソックスと履
いたことのない黒のパンプスだ。ちなみに服や靴はやたら多くあっ
たが着る機会のない服や靴は百を越えるだろう。
まぁフウのことはおいといて、この村の話をしよう。
税がなくなってるから少しは改善されたようだが、今だに人々は貧
明々後日にくるのだ。こ
困で苦しんでいる。そしてそれを解消する近時の機会といえば月一
回の商隊だろう。そしてその商隊が丁度
から
土地の調
の村から一番近い街にいくにはかなり時間がかかる。そして今はそ
んなことをしてる時間もなく毎日、村の立て直し
査・改良、フウの世話などやることがいっぱいなのだ。だから今は
行けない。しかしこの村にはたくさんの食べ物がいる。改良にお金
がいる。この世界を知るために知識がいる。それらは街で得ること
85
が必要なものだ。そしてそれらは商隊でも手に入るだろう。この村
に来る商隊はたった一つ、三年前に立てられ急成長をしている︽ミ
ッシェル商会︾のとこだけだ。この商会を開いてるのは名前の通り
で﹃ミッシェル﹄という人だ。そしてその人は商会の会長であると
同時にS級冒険者でもあるという。だから大森林も通ることができ
迷うかもしれないけど魔物はたいして強くなか
るのだと村長がいっていた。
というか大森林、
ったよね。普通にいけるでしょ。まぁ噂でなんかあるのかもしれな
いけど。
まぁ兎に角すごい人だそうだ。
そして今始まろうとしているのは﹃交渉﹄というなの戦争なのだ。
大きな商会を立てられるほどの腕前はあるだろう。だけどこっちも
策を考えることが必要だ。ファンタジー小説で一
前世の記憶があるのだ。村の未来もかかってる。負けてたまるか!
だから一生懸命
番よくあるやつだと、カルシュ︵甜菜︶で砂糖作ってその知識を売
るとかそういうものだろう。ちょうど良く甜菜もあり、作り方もわ
かり、砂糖も高価であり儲かるだろ。だが、断る!あっ、言って見
たかったんだー
まぁ、セリフのことはおいといて甜菜の話に戻ろう。
もしその情報が金貨500枚で売れたとしよう。だが売れたらこの
話はすぐに拡散されてしまい俺の利益は金貨500枚だけだ。しか
し、もし情報を売らずに甜菜でできた砂糖を売るとしよう。これだ
と毎月お金が得られる。一月金貨20枚なら二年で情報と同じ価格
になる。でも来年も売り続けられる。しかし一度に得られるお金が
少ないし作るのも大変だ。俺が今作り終えている分は小さな壺が二
つと少し。さらにそのうち一つの壺は村にあげていて、壺にいれて
いない分は俺が使っている。つまり一壺しか残ってないのだ。今か
ら作ってもあと一壺か二壺が精一杯だろう。これを売っても大した
お金にはならない。だから砂糖は置いておこうと思う。じゃあ何で
稼ぐのかというと、﹃ゲーム﹄だ。この世界の貴族の楽しみはとて
86
も少ないというらしい。そのためゲームの知識を売ってみようと思
う。そして俺が売ろうと思っているのは﹃チェス﹄だ。貴族向けで
俺が前世に少し嗜んでいたものである。
ルールは結構簡単であるが頭を使い、時間を使う遊びだ。貴族の暇
を潰すには丁度良いだろう。この遊びが流行るのならなぜ甜菜のよ
うに自分で売らないのかと思うかもしれないが。、俺がチェスの駒
とかいろいろ作って売るより知識を売った方がずっと効率がいいの
だ。さらに、前金とチェスで売れたお金の一割があれば安定するだ
ろう。まぁこれはできればの話だ。だけど交渉を有利に進めるには
どうしたらいいのだろうか?
バカッカン
俺が悩んでいるとキッチンから大きな爆発音が聞こえてきた。
ダークマター
急いで行ってみるとフウが皿を持っていてその中に黒いスライスを
煮たような暗黒物質が入っていた。
﹁おい、なんだそれは﹂
﹁シチューです﹂
少し目をそらしながらフウは言った。
この暗黒物質がシチューに見えるのはフウだけだろう。
﹁確かにドロドロしているし、野菜を切った痕跡もあるから入って
いるだろう。だがどうして爆発音が聞こえたんだ!?というかなぜ
煮るだけで爆発する!?てか、何いれた!?﹂
﹁いつもリオ様がいれてるやつだけですよーあとは強いて言うなら
愛情ですかねっ﹂
87
﹁そうか、お前の愛が毒々しいのはよくわかった﹂
俺はそういいながらシチューとフウがいうものに鑑定をかける。
ちなみに鑑定は生物ならなんでも分析することができる。ただし自
分ののみ情報を使うのだ。フウのはまだ見ていないし、今度見てみ
よう。
まぁ許可をとってからだがな。
それはさておき結果は期待を裏切らない答えが出た。
名称:暗黒物質
説明
突然変異が起きできた暗黒物質。食べたものはランダムで麻痺、嘔
吐、下痢、死亡の症状がでる。
﹁﹁⋮⋮⋮⋮﹂﹂
﹁リオ様、料理って難しいですね﹂
﹁取り敢えずお前は料理をするな﹂
﹁⋮⋮はーい﹂
フウは少し不満げに頬を膨らましながらショボショボとキッチンか
ら出て行く。
まぁ、それがたとえ暗黒物質だろうと一応料理をしてくれたのだし
感謝しなくてはいけないだろう。
﹁⋮⋮べっこう飴、作るけど食べる?﹂
88
﹁食べまーす!﹂
俺はキッチンから顔を出してリビングにいるフウにいうと元気な声
が返ってきた。
たかが飴でこんなに喜ぶことはないだろう。まぁ、たかが飴されど
飴だな。もしフウのうしろに尻尾なんてついていたら千切れるほど
に振っていそうだ。
ちなみにフウを動物に例えるなら犬か狼だろう。外見は﹁凛﹂とし
ているが、内面は忠犬ハチ公みたな感じだ。狼のかわを被ったハチ
系女子というやつだろうか。
まぁどこにもそんな分類はありませんがリオの想像上あるのでしょ
う。
というか狼のかわを被った犬で良かったのではないだろうか。
犬か狼かはどうでもいいとして俺はさっと鍋を出してべっこう飴を
作る用意を始めた。
べっこう飴は材料も少なければ、作り方も簡単であるが、火加減の
注意が必要だし、綺麗な形にするのも難しい。まぁ俺は昔からよく
作ってたから一応できる。
できたべっこう飴は透き通っていて綺麗だった。
これを交渉のおまけとしてあげ、高感度を上げられないだろうか?
ちなみに大量にできたもの内、フウが半分をとっていった。少し虫
歯にならないか心配だ。一応、食べたらしっかりうがいをさせては
いる。
﹁リオ様、︵もぐ︶今日は土地改良のために︵もぐ︶調べに行くの
じゃないんですかー︵もぐ︶﹂
﹁そうだったな、今行く﹂
89
フウは記憶力がいいから、いろいろ覚えていてくれる。
まぁ、それを思い出すかどうかは気分や状況次第だそうだ。
それと、フウがものを食べながら喋る癖はまだ治らないようだな。
俺は外へと出かける準備を始めた。
リーン
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
リン
村の外から鈴の音が聴こえる。
今日は雲一つない快晴。日が立つのも早く今日は商隊のくる日。
そしてこの鈴の音は戦争開始の合図だ。戦争はもう始まっている。
重々しい音をたてながら錆びかけた大きな鉄の扉がゆくっりひらき、
馬車などが入ってくる。そして商隊の最前列には16歳ぐらいの少
女が二人たっていた。
そして、そのうち一人が近づいて俺に言った
俺は勘で気づいた。きっとこの人が⋮⋮
﹁はじめまして、私はミッシェル商会会長、ミッシェル・アンシェ
リークと申します。以後お見知り置きを﹂
90
2−5交渉開始、いえ戦争開始です。★︵後書き︶
お気に入り、評価、コメント、誤字脱字報告等よろしくお願いしま
す。
あとキャラが多くてぶれてきたのもいるので交渉が終わる頃にキャ
ラ整理をします。
一応登場人物として最新に編入しておきます。
<i129023|12656>
誤字脱字︵訂正済み︶
シチューのとこでモが増えているので消してます。
正直⇒症状
金貨のところにて、0が抜けてて2枚でしたが20枚です。
91
2−6
チェスと従者と魔導書と︵前書き︶
今回は長いです。5000字ぐらいですかね?
ではどうぞ
92
2−6
チェスと従者と魔導書と
﹁はじめまして、私はミッシェル商会会長、ミッシェル・アンシェ
リークと申します。以後お見知り置きを﹂
﹁こちらこそ﹂
俺は軽く礼をした。
ときいろ
ミッシェルという少女はどこか儚で広がった淡く桜色のかかった亜
麻色の髪も鴇色の瞳もその性格を表しているようだ。ひらひらと舞
うマントはまるで羽かのように見えてくる。掴みどころのなさそう
な姿だが、商会をも気づきあげたのだ!何を考えているかわからな
い。
そしてミッシェルの後ろにもう一人。ふさふさの猫耳のついた白藤
色の長い髪と透き通った金色の瞳をもつ獣人の美少女。異世界初の
もふもふなのだ!だが、俺は犬より猫より両生類派なのだ!
おっほん、まぁ話を戻そう。服は鈴がじゃらじゃらついていている。
さらに首輪がついているから多分奴隷かなにかだろう。まぁそうで
ない場合は本人の趣味ということになるが、そうでないでいてほし
い。この二人以外にもたくさんの人がいるが、この二人はこの商談
の重要人物だろう。あきらかにオーラがちがうのだ。
暫く村長と彼女らが話し合って結果、家で俺と商談をすることにな
った。ちなみにくるのはミッシェルさんと猫耳の少女だけだ。ほの
人は村人と交渉を先にやっているらしい。俺の持ち金はすべて村人
に託している。一応、俺と話し合って決めたものを買ったらあとは
自由にするように言っている。そんなことしてお前どうするの?と
か思うだろう。確かに今の俺は無一文だ。交渉決裂とかされたらた
ぶんやばいだろう。その時は狼の毛皮と砂糖なんかを売ればどうに
93
かなるだろう。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ミッシェルらと商談をすべく俺の家にきた。一応、客室︵仮︶にし
たがこれでいいのだろうか?ちなみにフウには警備をしてもらって
いる。俺は礼儀作法についてはある程度知っているものの、こうい
うことには体験がない。粗相はしていないか心配だ。
ミッシェルらも席につき、いよいよ商談だ。
﹁じゃあ、改めて自己紹介をするわ。ミッシェル・アンシェリーク
よ。
ペット
ミッシェル商会の会長をさせていただいてるわ。まだまだ経験が薄
いけどよろしくね。こっちは奴隷のナンシーよ﹂
﹁ペットじゃないわっ!﹂
﹁えっ、奴隷でしょ﹂
﹁奴隷だけど一応従者だよ!?てか、ペットってな!?人権どうし
たの!?﹂
﹁貴方は人権何てありません∼ぷえ∼﹂
﹁ぷえ∼じゃないわ!﹂
ミッシェルさんが自己紹介しながらボケて、猫耳美少女こと、ナン
シーさんがつっこむ。いいコンビなのだろう。
﹁うちの子がごめんね∼﹂
94
私はナンシー。見ての通り猫の獣人。﹁エセよ﹂
﹁こっちのセリフだよ!あっ!本当、ごめんね。こいつ、いつもこ
んな感じだから、
エセじゃないから﹂
じゅうしゃ
俺の前に透明な画面が現れた。ナンシーさんが︽情報︾で見せてく
れたのだろう。
名前:ナンシー
称号:ミッシェルの奴隷、すごい猫、超越した猫、A級冒険者、ミ
セリアンスロピィ
ッシェル商会副会長、
種族:獣人︵猫︶
魔力:5000/32000
︻−−−︼略
︻−−−︼
魔法:闇魔法上級、雷魔法上級、風魔法上級、治療魔法上級、光魔
︻−−−︼
法中級、火魔法中級、水魔法中級、土魔法中級
技能:希少スキル
︻−−−︼,
通常スキル︻体術︼,︻鑑定︼,︻剣術︼,︻槍術︼,
,
確かに獣人であるようだ。所々の表示が見えない所があるがこれは
何なのだろう。昔、本に記載されていた気がするものの今一度思い
出せない。それを察したようで、ナンシーが画面を閉じて説明をは
じめた。
﹁所々にみえないとこがあるでしょ。それは私が非公開にしている
ところなの。だから普通の人には見えないの。まぁ特定のスキルを
持っている人は別ね。他にも特定のスキルで偽る、﹁はーい、私﹂
⋮なんてこともできるんだよ﹂
﹁へー﹂
95
ナンシーさんが丁寧に説明してくれたおかげで、何となく理解する
ことが出来た。
にしても、偽るスキルは使えそうだ。
﹁さっき、リオール君のも覗かせてもらったけど、ショクなほどに
魔力高いね。あと希少スキルも面白そうね∼﹂
﹁そうですか?って、えっ?勝ってに見ていんですか?﹂
﹁そりゃ、見てはいけない⋮何てルールはないし、見てる人が殆ど
だよ。戦うときの作戦をたてるのにも使われるしね﹂
﹁そーそー、ナンシーの言う通り。礼儀とか気にしてられないよ∼﹂
ミッシェルの言ってることは確かなことだ。今までは他人のを見た
こともないし、そもそも知らなかったのだが、確かに戦いで気にし
ていたら負ける、いや、殺されるだろう。此処はそんなに甘くない。
一歩間違えれば命取りになる。此処は日本じゃないし俺の常識は通
じないのだ。
﹁教えていただき、ありがとうございます。僕も改めてになります
が、リオール・アルリアと言います。気軽にリオと呼んでいただい
て構いません。まだまだわからない所が多いですが、どうぞよろし
くお願いします﹂
リオ
﹁うんうん、じゃあリオ君!よろしくね。あと、そんなに畏まらな
くていいよ。じゃあ、雑談も程々にして、本題に移ろっか∼
君、商談があるんでしょ?﹂
96
少し目を細めてミッシェルさんが言った。
どうやら商人モードだ。
﹁そうですね。僕から持ちかける商談は一つだけ。皆さんはこの世
界に楽しみがかけていると思いませんか?﹂
﹁そうね∼、農民は働き、貴族は食べるか、寝るか、あとは悪趣味
なことしたり⋮他に学者なら、ひたすら勉強かな。私にとっての楽
しみは戦うことと商談をすることだけど確か∼につまらないね﹂
ミッシェルさんはのんびりとした口調でこの国の現状を語り、ナン
シーさんも﹃うんうん﹄と言うように首を縦にふる。
﹁まぁ、ある人にはあると思いますが、僕はこの国に楽しみがかけ
ナンシーもそう思うでしょ?﹂
ると思います。だから僕から一つゲームを提供させていただきます﹂
﹁へぇー、面白そうだね∼
笑うように微笑んで話す姿はとても楽しそうだ。本当にこの人は商
談が好きなのだろう。リオはそう思った。
﹁そうね、ずっと思ってたけどとても6歳児がいうことではないけ
ど、面白そうね﹂
﹁それはそれは興味を示していただきありがとうございます。です
が﹁ただ﹂とはいきません。それ相当の価値はあると思います﹂
俺は土魔法で作ったチェスを目の前に置き言った。
﹁そうよね、そうよね。そんなうまい話はないわよね。じゃあその
97
じゃっ、それで幾
話、買わせていただくわ。﹁えっ、もう決めるの!?﹂ええ、今
買わなきゃ損をするわ。私の勘が言っている∼
らなの?﹂
﹁話が速くて助かります。じゃあ、そうですね金貨300枚と売っ
てでた利益の1パーセントでどうですか?﹂
﹁えっそれは!﹂
﹁いいよー!ただし、そのゲームが面白かったらだからね。あとそ
れは情報の所有権の金額だよね。わかるよね﹂
﹁はい、わかりますよ。では説明を始めます。このゲームは︽チェ
ス︾といいまして⋮⋮⋮
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
チェスの説明を大まかにし終えたがどうだろうか。
一応覚えている限りのことを説明したのだがこれに金貨300枚以
上もの利益をもたらすことができるのか。そんなこと俺にはわから
ない。多分ぎろぎりだろう。
﹁そっか、チェスね。面白いわ!その商談のったわ!あと、久々に
楽しかったから特別に教えてあげる。金貨300枚は少ないわ。相
当価値はざっと金貨600枚よ。あとそのチェスセットをいれてね。
商品化をするのに必須だわ。それから私は今一気に500枚金貨を
あげるのが限界だわ。だからその分いいものをあげる。それでいい
かしら?﹂
98
﹁ええ、もとは300枚なのです。500枚まで増やしてくださっ
た上にものがもらえるなど頭が上がりません﹂
﹁そう、じゃあ交渉成功ね。今から私のスキル﹁契約﹂を使うわ。
これはさっきの約束を守ってもらうためのものよ。いい?﹂
﹁はい、どうぞ﹂
﹁我、ミッシェル・アンシェリークの名の下に契約を結ぶ。
1.チェスの情報の所有権をミッシェル・アンシェリーク
のものとする。
以上の価値を持つ品を引き渡す。
2.そしてその代価として、金貨500枚、利益の1パー
セント、そして
金貨100枚
﹂
3.以上の約束は絶対重視とする。
コントラクト
誓約
ミッシェルが言い終えると同時に、ミッシェルとリオの体が少し光
お腹空いた∼!糖分∼﹂
った。これで契約は成立したのだ。
﹁はぁー、つかれた∼
﹁こら、はしたないから辞めなさい!ミッシェル﹂
どうやら︻契約︼は魔力を非常に要するようで、終わると同時に一
気に力が抜けた。ミッシェルは疲れたぐらいだが、俺はというと魔
力が半分以上なくなった。簡単にいうと長距離走のあとぐらいだる
い。
﹁無理よ∼、だってこれ最上級のやつだもん﹁なら使うなよ!﹂だ
99
って金貨500枚と魔導具はかなりの出費なんだもん!﹂
子供が駄々をこねるように愚痴をこぼす。これが素なのだろうか。
というか疲れた。お腹空いた。お菓子でもだそう。ついでにフウも
エニグマスペース
呼ぶことにした。
俺は謎空間からべっこう飴やサンドイッチ、菓子パンなどを出しな
がらフウを呼ぶ。
﹁フウー、お菓子とパンあるから紅茶持ってきて。少しなら食べて
いいから﹂
ドドドドドドドドン⋮⋮バンッ
いきなり足音がしたかと思いきや、扉があいた。ああ、あいつだ。
﹁リオ様、おかしはくだ﹁客の前だぞ﹂﹂
フウが言い終わる前に思いっきりスライディングキックをスネにか
フウ
ました。フウは地面にうずくまっていたが手あったティーポットと
カップの入ったお盆があったが大丈夫だろう。うちの従者は有能だ
からな。ただしバカではあるが。
どこにフウを蹴る気力があったのかは謎だが、見事に期待を裏切る
ことなく、紅茶は大丈夫だった。
﹁痛いじゃないですかー﹂
﹁こいつはフウで一応従者です?﹁何で﹃?﹄つけたの!?﹂これ
は俺の作ったパンとお菓子です。良かったらどうぞ﹂
俺はフウを無視しつつ、紅茶を入れたりして客をもてなしていく。
ナンシーさんにつっこまれたが、?は自分でもよくわからないから
100
である。
一応フウに情報をかけてみる。
名前:フウ・メイデス
︻尾行︼
称号:リオールの従者、しゃべると残念、残念な美人、戦闘狂、殺
戮兵器、
種族:−−−
魔力:5000/12000
︻戦姫︼
ヴァルキリー
魔法:治療魔法中級、火魔法中級、水魔法中級
技能:希少スキル
通常スキル︻体術︼,︻刀術︼,︻剣術︼,︻槍術︼,
称号はほんと普通だが、フウに苗字があったことは知らなかった。
あと、魔力は若干低いが、それは最近習い始めたばかりだからしょ
うがないだろう。まぁそれでも、もう治療と火と水は中級だがな。
そして一つ気になるとすれば種族だろうか?フウは情報を知らない。
なのになぜ?
多分フウは無自覚に制限をかけたのだろう。見せたくないのならそ
れでいいのだがな。
ッ
リオ君は素だと俺なんだね。﹁あっ﹂いんだ
俺がそんなことを考えている間にミッシェルさんが再び喋りだす。
﹁あっ、ありがと∼
よ∼
それとこれはお菓子?きらきらだね∼あっ割れるんだ!意外﹂
﹁思うところそこなの!?従者の子とか思うところ他にないの
むぐ﹁ほらこれ美味しいでしょ?﹂うん、まぁ⋮⋮﹂
リオは
いろいろいうナンシーにの口に割れたべっこう飴をつっこみ、自分
は新しい飴をとる。仲が良いのか悪いのか。謎の関係だな
101
思いつつ、自分もサンドイッチを食べ始める。
さっきまで地面にうずくまっていたフウもいつの間にかリオの隣で
食べ始めているのだった。
﹁にしても、リオ様、商談成功ですか?多分そうでしょうけど﹂
っと思いつつ俺はフウに返事をし、何
﹁まぁな。そういえば、ミッシェルさんは何で商人になったんです
か?﹂
俺は切り替えるのはやいな
となく話題をつくる。でもこれは確かに疑問だった。ミッシェルさ
んなら冒険者だけでも十分だろう。なのになぜ商人をするのだろう
か。
﹁そうね、まぁーさっきも言ったように商談が好きってのもあるし、
オルトロス
昔、貧乏だったのが最初に目指そうと思った理由だけど、決心した
のは少しあとかな?ねぇリオ君は﹃晩華の書﹂って知ってる?﹂
﹁いえ﹂
﹁まぁ魔導書なんだけどね、なかなか無いんだよ。だから探すため
に商人やってるんだ﹂
﹁そうなんですか。でも何でいるんですか?﹂
それをきいた途端ミッシェルさんの顔は険しくなったが、すぐに戻
った。
俺は地雷を踏んだのだろうと、そう思った。でもミッシェルさんは
怒る気もなく、まるで愛おしいものを見るような優しさに満ちた顔
で話し始めたのだ。
102
﹁そこか∼まぁそうだよね。じゃあ特別に昔話をしてあげよう!﹂
リオは知らない。これがどれほど壮絶な話か。
リオは知らない。あの優しい顔の意味を。
これから話されるのは遠い昔の優しく悲しい話。
さぁ、幕開けだ。
103
2−6
チェスと従者と魔導書と︵後書き︶
ブックマーク、感想、評価、誤字脱字報告など
何でもどうぞ。
104
2−7
晩華の書より、思い出を込めて︵前書き︶
データぶっ飛び修復にてまどいました。
一応、情報系は得意です。友達が監視されてたのにばれずにハッキ
ングしたことがあるんです。すごいですね。というか犯罪か?
少し暗いお話です。
105
2−7
晩華の書より、思い出を込めて
﹁これは、ずっとずっと昔の話。
私は昔、名の無い貴族の娘だったの。父親と母親と三人で暮らして
たわ。最初は良かったの、お金はあまりなかったけど、それでも楽
しかったのよ。両親と手をつないだ帰り道。雨上がりに数えた虹の
色。みんなで作った夕ご飯。すべてが懐かしい思い出よ﹂
ミッシェルが語った話はリオの憧れた家族の姿だった。リオにはな
かった平凡な家族の話だった。
﹁でもね、そんな私の生活は長くは続かなかったわ。私の両親が事
故で死んだの。魔物に襲われたのよ、この世界ではよくある話でし
ょ。これが4歳までの私よ﹂
幸せだった話から一転。まるで前の話を対比させるようだった。
この世界は理不尽で不平等であっけない。そんなことは知っている
はずなのに。
話を聞いていたリオすら悲しい気分になった。
﹁まぁ、大丈夫よ。そんな暗い雰囲気はやめてよね。別に大したこ
とはないんだから。それに昔話だよ。これは風のように聞き流しち
ゃえばいいのよ﹂
﹁すみません﹂
そう、一番辛いのはミッシェルさんなのだ。俺は何となくできいて
しまったことを後悔した。しかし、こんな暗い話の中でもミッシェ
ルさんは相変わらずのんびりとしたような顔だった。それは悲しみ
106
を隠しているのか、そうではないのか。それこそリオは知りえない
話だ。
﹁まぁ、聞いて。その後、私はお金もたいしてなかったし、ひきと
られることもなかったから修道院に入ったの。そしてそこでナンシ
ー達と出会ったのよ﹂
隣に居たナンシーを引き寄せてそう言った。その時、ミッシェルは
そこにいた全ての人がわかるほどキラキラしていた
最高に嬉しそうな笑顔だった。優しくて、暖かくて美しい笑顔だっ
た。
そう、それは
のだ。
﹁修道院はね、聖母さんも、修道女のみんなも優しかったのよ。そ
う、ここからよ。修道院にはね、私とナンシー以外にもう一人、ア
ルバっていう少年がいたの。同い年でやんちゃで毒舌で表裏が激し
くて、ドSでとにかく最悪なやつなの。なんていうか腐れ縁で付き
合いが長いけど、本当に出会った頃からうざかったわ﹂
ミッシェルさんはアルバという人を最悪だとかと言いつつも、その
姿はとても楽しそうで嬉しそうだ。
﹁私達三人は常にいろんなことで競ってたの。勉強は博学だった聖
母さんや修道女の人たちから教えてもらい。武術や剣術は騎士団の
練習を覗いて覚えて、みんなでチャンバラしたわ。時には飛び、時
には転がり、時には泥まみれになり。まぁそんなこんなだったわ。
歴史や文学、剣術はいつもアルバが勝って、計算や小金稼ぎ、体術
は私の勝ち。礼儀作法とか、掃除とか、あと雑用、料理、庭の手入
れとかはナンシーがずば抜けてたわね。﹁それ褒めてるの!?﹂え
え?因みに魔法はみんな同じぐらいよ﹂
107
﹁なぜ疑問形!?﹂
暗いはずの話が何故かだんだん明るく聞こえてくる。これはミッシ
ェルさんやナンシーさんのおかげだろう。日本ならいいお笑いのコ
ンビができると思う。
﹁そして私たちが12の春。修道院はとじることになったの。だか
ら私達はそれぞれ引き取られたわ。私は商人の家に、アルバとナン
シーそれぞれ貴族と平民の家に引き取られたわ。アルバの引き取り
先の家と私の引き取り先の家は友好的な関係だったからその後もよ
く一緒に遊んだりしてたけど、ナンシーには会えなかったの﹂
﹁じゃあ何で今、一緒にいるんですか?﹂
あどけない笑顔でフウは聞いた。
そこはアウトだ。言っちゃいけない。リオはそう思う。
﹁まぁ、今から話すわ。引き取られた後、私は丁度学びたかった商
業について深く勉強し、剣術や体術、魔法も覚え2年後14歳から
新しい父親と一緒に商人として働いたわ。まぁ、あちこち飛び回る
という仕事の関係もあり、私は同じぐらいの頃冒険者にもなったの。
アルバも丁度その年、貴族が性に合わないようで、家出して配達員、
通称﹃鳩﹄なったわ。そしてナンシーは奴隷落ち。酷い話ね。まぁ
偶然か必然か、私に買われたのよ。一応、ナンシーを買った時には
すでに金貨180枚ぐらいあったわ。でもこいつのせいで殆どなく
なったけどね﹂
さらっと言っているが金貨180枚はかなり多い。いや異常なのだ。
それと、思ったがミッシェルさんってIQが半端なく高いんじゃね。
ていうかこれで魔法に体術プラスされるとかチートじゃん。
108
オルトロス
まぁそんな話は置いといて、本題である晩華の書はどうしたのだろ
う。
﹁今、リオくん。昔話はいいから、本題話せ、とか思わなかった?﹂
︵ギクッ︶
﹁まぁ確かに、話してる私も思ったんだけどね。でも、これ一応関
係してるからね。ていうかこんなことを7歳ぐらいの子に話す話じ
ゃないんだけどね﹂
﹁まぁ領主なんで、あと俺、6歳ですよ﹂
﹁私もー!﹂
﹁いや、ツッコムとこそこじゃないからね。リオくん世間知らずに
も程があるよ。ていうか、何でそれが普通みたいに話になってるの
?私が可笑しいの!?﹂
何か世間知らずって言われたけど、世間知らずなのって俺よりフウ
の方じゃない?リオは一人そう思う。
﹁ええ、ナンシーは可笑しいわ。﹁可笑しくないから、違うからね﹂
まぁ余談はさておき本題に入ろうか。さっきから名前が出てるけど
私の腐れ縁で幼馴染のアルバ。最悪な野郎ね。私はあいつに借りが
あるの。あいつは腕の良い﹃鳩﹄だったわ。昔から身につけた技能
と天性の才能で約1年足らずで世界に名が広まったわ。どんなとこ
にだって手紙を届ける。たとえそれが世界のはてであろうと⋮⋮な
ーんてんね。買いかぶりすぎよ。噂って怖いわね。
まぁ、そんなあいつの話。ある日のこと、あいつはいつも通り手紙
109
を届けるの。そこまではどうだって良い。問題は帰り道。どこが狂
ったのか知らないけど、あいつは何と龍の洞窟の前を通ったの。バ
カだよね。
当然、龍にばれたわ。それから龍と戦って不幸中の幸いか助かった
のよ。ただし呪いをかけられたの。永遠に体が思う通りに動けなく
なる呪いをね。どうせならカエルにでもなれば良かったのにね。当
然あいつ﹃鳩﹄を辞めたわ、動けないもの。今なんて魔導具に頼り
っきり。だからしょうがなく私が治す術を旅のついでに探してあげ
てるわけ、借りもあるしね。晩華の書にはね、あらゆる呪いの解除
方が載ってるのよ﹂
﹁⋮⋮﹂
ミッシェルの話に暫く沈黙が続いた。
何とも言えない辛い話だ。いつも元気なフウもしゃべらない。
きっとミッシェルさんにとってアルバという人はとても大切だった
のだろう。
﹁何かごめんね、せっかく美味しいお菓子を食べていたのにね。ね
っ、魔導具あげる約束だったよね。今持ってくるから﹂
少し苦笑いをして出ていった。
辛いのはミッシェルさんなのに俺らが暗い顔をしてどうする。
地雷は絶対に避けなくては、少し暗い雰囲気が晴れるように俺は話
題を作る。
﹁ナンシーさん、魔導具ってどんなのがあるんですか﹂
﹁知らないのっ!ってえーとね、いろいろあるわよ例えば⋮⋮
110
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
俺が話を作るとすぐにナンシーさんも乗っかり、ミッシェルさんが
帰ってくる頃にはすっかり暗い空気はなくなっていた。
﹁じゃあ、魔導具のお披露目と選択と行こうか∼﹂
﹁いえーい﹂
﹁好きなの3つ、一番高いやつ3つだと金貨300枚相当。全ての
センスはリオくんとフウちゃんに任せるね∼えいっ﹂
ミッシェルさんは色とりどりの魔導具を取り出した。
よくわからない象の顔がついたヘルメット、いかにも貴族が使って
そうな宝剣、いまいちよくわからない四角い箱、綺麗な髪飾りに赤
色の宝石の埋め込まれたネックレス、ほかにも魔術書?や胡散臭そ
うなドラゴン像などいろいろ。
ミッシェルさんはどうやって持ってきたのだろうか謎だが取り敢え
ず選ぶとしよう。
111
2−7
晩華の書より、思い出を込めて︵後書き︶
登場人物増えましたね。アルバさん。彼の名前、何かとかけている
んけど、わかりますか?この物語に出てきてますよ。
お気に入り、評価、メッセージ、感想何でもください。
ちなみ質問あったんですけど、ミッシェル、ナンシー、アルバの三
人は皆今年で18ですよ。
112
2−8
ゆーあーまいふぁびゅらすばるれ︵前書き︶
お久しぶり、福寿草です。
1−4の消失などいろいろありましたが無事投下できました。
今回でのんびりな日常編は一旦終了です
それと、末永い目で見て下されば幸いです
113
2−8
ゆーあーまいふぁびゅらすばるれ
机の上には、変な象の顔がついたヘルメット、いかにも貴族が使っ
てそうな宝剣、いまいちよくわからない四角い箱、綺麗な髪飾りに
赤色の宝石の埋め込まれたネックレス、ほかにも魔術書?や胡散臭
そうなドラゴン像などいろいろおかれている。
俺は取り敢えず、いろいろ装飾された魔導書を手にとり鑑定した。
パンドラ
・幽夢の書
著者は不明だが、かなり昔にかかれた魔導書である。
内容は主に幻惑系の魔法や、古代に廃棄された魔法とされる。
第一危険書類である
﹁それね、鑑定したと思うけど、第一危険書類だから封印されてる
のよねー!でもー、その本に認められるなら読めると思うよ﹂
ミッシェルさんは付け加えるように言ったけど超いわくつきじゃん。
てか読めない可能性があるのかよ!
そんなことを思いながらも、気になっていたことを聞くことにした。
﹁あの、﹃第一危険書類﹄って何ですか?﹂
明らかに怪しい。危険書類にかわりないが、一応きいておく。
﹁えとね、簡単に言うとー、トップシークレット的な?危険書類ッ
てあるけどー、本に危険とか殆どないしーまぁ、政府が知られたく
ないと思った内容が記述されてる本ねー﹂
何それ気になる!!
114
好奇心は時に猫をも殺すと言うが、なんかめっちゃ気になる。
ていうかそんなもの処分すればいいのに。
﹁今さ、処分すればいいとか思ったー?﹂
ギクッ
この人はエスパーかなんか!どっちかというと、魔法だと思うけど。
そんな間にもミッシェルさんは続けて言う。
﹁その顔は当たりかな?まぁ、確かにその通り!処分で.き.れ.
ば.いいわよねー﹂
﹁どういうことですか﹂
フウがきく。できればいい?どういうことだ?
﹁できないのよ。第一危険書類とまでなると、かなりすごい学者が
書いてるわ。その場合、何かしらしかけがあるのよ。燃えないとか
ー、魔法で守られてるとか!この本の場合は管理人かしらー?﹂
﹁管理人って、手元離れてしまえばどうにもなりませんよ﹂
﹁ちがうわよー本に住んでるの﹂
﹁何それメルヘン!﹂
﹁多分ちょっとちがうよリオ君﹂
ここでナンシーも話にまざる。
115
﹁そう、ちがうわねーというかナンシーいたの!?あまりに影が薄
くて気がつかなかったわ!﹂
﹁いたよ!フウちゃんとお茶してたよ﹂
﹁フウちゃんはずっといるわよー﹂
﹁私だけいないみたいにいわないで!?﹂
﹁まぁ、﹁無視すんな﹂本にすんでるっていうのは、その本に封印
されているというかやどってるのよ。妖精や守護獣とかがねー﹂
﹁それで守っているんで...んすか?﹂
フウが口にスプーンをくわえながら言う。
俺が何度注意してもこいつの食べながらしゃべる癖はなおらない。
いやさ、食うのあとでもいいよね!
﹁そう、リオくんならこの本読めると思うわ。どうー?﹂
﹁ここまで聞いといて買わないのもなんですし、かいますよ﹂
﹁はい、お買い上げありがとうどざいまーす!残りの二品はなにに
するー?﹂
﹁じゃあ、そこの赤い石のネックレスと髪飾りください﹂
﹁今度は選ぶのはやいのね?というか髪飾りは女物よー?﹂
﹁ああ、いいんです!フウにあげるので、いそうろうとは言えいろ
116
いろ手伝ってくれますし、うちの従者は有能なんでまだまだ働いて
もらわないとですから﹂
﹁リオさま、大好きですー!ウグッッ﹂
フウがリオにとびつこうとし、リオが蹴りを入れる。
でも、なんだかんだでフウはリオの自慢の従者なのだ。
能天気で天真爛漫、何時だって無邪気、それがフウなのだ。
﹁リオ君は優しいのね﹁はい﹂フウちゃんはリオ君大好きだもんね
ー﹂
﹁リオ様を傷つけるものは誰であろうと許しませんから﹂
とびっきりの笑顔でフウは言う。
﹁リオ君も大変ね﹂
﹁ええお互い苦労しそうですね﹂
﹁﹁だけど、あれでこそなんだよね︵ですよね︶﹂﹂
﹁﹁ん?﹂﹂
ミッシェルとフウが首をかしげる。それに思わずリオとナンシーは
ため息をついてしまう。
天才はいつだってどこか変わっている。それが凡才にないものなの
かもしれないとナンシーは静かに思う。
﹁じゃあ、商談もおわったし、私とナンシーはもう帰るねー。他に
117
もなんかある?﹂
﹁あっ、できれば村の建て直しとかできればいいと思っています。
残りの必要なものは村の人に頼んだので平気です。でも商会でやる
仕事じゃないですよね...﹂
﹁いいえ平気よ!ミッシェル商会はなんだって引き受けるわ。じゃ
また今度、建設の時にねーそれとお菓子美味しかったわ﹂
ミッシェルは何ももっていなかった手から手品のように飴をだして
食べながら帰った。
﹁なんだか、不思議な人でしたね﹂
﹁お前が言うか!?お前が﹂
﹁えー、一番不思議なのはリオ様だと思いますが﹂
﹁なんか言ったか?﹂
フウが何か小声で言ったがいまいちよく聞こえなかった。
ただ、その時フウが遠く先を見ているような目だったのははっきり
と覚えている。まるで最初出会ったときかのように。
だけどすぐにフウはまた能天気な笑顔に戻った。
﹁いいえ何でもありませんよ!それよりリオ様ネックレスつけてく
ださいよ﹂
﹁それよりって﹂
118
﹁リオ様はやくー﹂
少しせかすようにフウは言った。
ネックレスも髪飾りも今のフウにはすこし大きくて、それでいてす
ごく似合っていた。
﹁えへへ似合いますー?﹂
フウはクルリっと回ってみる。
いつもは食っているか、寝ているか、遊んでいるか、刀をふってい
るかの四択だが今の姿を見るとリオはフウも一人の女の子なんだな
と改めて思った。少しだけ微笑ましいような不思議な気分になった。
﹁はいはい似合ってますよーあと夕飯にするけど何がいいー?﹂
﹁グラタンー!﹂
いや、前言撤回。やはりこいつはいつも通りだ。
これでこそ彼女は彼女で、フウで、俺の自慢の従者なのだ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
そして本の中でも。
﹁ふふ、リオ・アルリアとフウ・メイデスか。運命に従わない少年
わたくし
に血塗られた少女。姫様?私も物語に加わって差し上げるべきです
かね?もちろんやりたいようにやりますよ。なので私もそろそろ動
きますね。すべては姫様のために﹂
暗闇のなか一人祈りをささげる。
119
120
2−8
ゆーあーまいふぁびゅらすばるれ︵後書き︶
お気に入り、評価、感想などください。
描いてキャラがいましたらコメントしてくだされば、描くかもです。
みたいシーンやストーリーでも構いません
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PDF小説ネット発足にあたって
http://ncode.syosetu.com/n4030cc/
(改正版)アルリア家四男は出来損ない!?∼勘違いだらけの異世界転生∼
2015年1月10日20時04分発行
ット発の縦書き小説を思う存分、堪能してください。
たんのう
公開できるようにしたのがこのPDF小説ネットです。インターネ
うとしています。そんな中、誰もが簡単にPDF形式の小説を作成、
など一部を除きインターネット関連=横書きという考えが定着しよ
行し、最近では横書きの書籍も誕生しており、既存書籍の電子出版
小説家になろうの子サイトとして誕生しました。ケータイ小説が流
ビ対応の縦書き小説をインターネット上で配布するという目的の基、
PDF小説ネット︵現、タテ書き小説ネット︶は2007年、ル
この小説の詳細については以下のURLをご覧ください。
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