portfolio

SARA DESIGN WORKS
さらのしごと
遠藤 直史
京都精華大学 デザイン学部 ビジュアルデザイン学科 グラフィックデザインコース 卒業
Endo Tadafumi
クライアントの抱えている問題や課題は様々です。我々はデザインでそれを解決するのが仕事ですがなかなか一筋縄ではいきません。それでも「おっ!さすが!」と言ってもらえるように日々情報を集め、
難しい課題も皆で協力しながら解決していきます。クライアント、営業担当、印刷会社、製本工場など大勢の人と関わりながらチームとして一つのものを作り上げていく、それがこの仕事の面白いところです。
01
オーダーカーテン 見本帳
398ページ
見本帳は数年間使われるので表紙には頑丈な素材を使い、
表面加工などを行ないます。
ターゲット層に合わせカジュアルでキャッチーなカラーを使い、
様々なウィンドウスタイルをわかりやすく掲載しています。
02
壁装材 見本帳
壁に貼付ける装飾タイル材のカタログです。
空間のアクセントとして使われています。
内面のページは本物の生地が貼られ、施工イメージ写真、商品情報などを掲載しています。
一冊の本としてまとまって見えるよう、デザインの方向性がぶれないように気をつけながら作成していきます。
実際の商品を撮影し表紙にしました。
< 見本帳 >
< アクセサリーカタログ >
< POP >
高級感のある雰囲気を醸し出すよう工夫しています。
< STYLE&PRICEブック > < リーフレット >
サンプルブックの形態はメーカーやブランドによって様々です。掲載商品やターゲットなどの情報を集め、ニーズを満たしているか
常に検証しながら作り上げていきます。
小冊子の内面です。施工イメージ写真とキャッチコピーでシンプルにまとめました。
住澤 みかげ
神戸芸術工科大学 デザイン学部 ビジュアルデザイン学科 卒業
Sumizawa Mikage
入社1年目からデザイナーも営業担当者と共にお客様との打合せに参加し、提案できる環境はさらの大きな魅力だと思います。お客様から直接ご意見をいただく中で学ぶことも多く、喜んでもらうには?、求められていることは?
と考えてデザインができることは学生の頃との大きな違いだと感じています。これからもお客様を喜ばせることに真剣に取り組み、チャレンジできる環境を最大限活用していきたいです。
01
インテリアメーカー イメージ PV
会社の歴史や技術と共に商品を紹介する動画です。
ショールームで使われています。
02
ラグ カタログ
57ページ
企業の歴史やコンセプトを伝えるカットから始まり、
どんちょう
カーテン・カーペット・緞帳の紹介へと移ります。
使用した素材は全て画像で、スクロールで雰囲気よくみせています。
使用写真は全部で76カット、7分間のムービーです。
高級ラグから自由で使いやすいユニット式ラグまで、
機能豊かな商品のカタログです。
内面では、ラグの機能性を
わかりやすく紹介しています。
イラストも全て書き下ろしました。
1
2
手仕事の美しさ、
企業コンセプトを
見せます。
5
上質なラグの質感と、高級感をイメージ
した表紙です。表紙に使ったラグの撮影も
行ないました。
各商品の施工イメージ紹介です。
左はカーテンの紹介になります。
03
3
4
商品の歴史を伝えます。
6
どんちょう
各商品の
タイトルページです。
7
どんちょう
インテリアメーカー ホームページ
メーカーの企業ホームページです。トップページ
だけでなく、商品紹介ページやデジタルカタログの
画面など総合的にデザインしています。
緞帳製作の様子です。
緞帳の納入事例の紹介です。
WEBトップページ
トップページは初めて来た方にもわかりやすく、目的
のページにたどり着けることが重要なので、スッキリ
とした見やすいレイアウトにまとめました。
動画を作成する際に大切なのが絵コンテです。
伝えたいことを明確に表現できるように、お客様と
事前にしっかりと打ち合わせをして詰めておくことが重要です。
施工例紹介ページ
全商品の施工イメージ写真がダウン
ロード出来るようになっています。
サンプルブック紹介ページ
サンプルブックのデザインに合わせて、
ブランドページやバナー、アイコン
等もデザインもしていきます。
中川 遼
京都市立芸術大学 美術学部 版画専攻 卒業
Nakagawa Haruka
サンプルブックって何?というところから始まりました。使用するソフトも基本的なデザインの仕方も手探り状態。一つデザインを考える度に知らないことばかりでへこむこともありますが
学ぶこともたくさんあります。クライアントだけでなく、社内のチーム、その他多くの人々がサンプルブック作りに携わる中で、思いを共有しデザインできることにやりがいを感じています。
01
セミオーダーカーテン カタログ
95ページ
新生活を始める人をターゲットとした、ホームユースの
セミオーダーカーテンカタログです。
02
インデックスページ。
これから始まる楽しい生活を
イメージした文章と画像で構成しました。
建材 カタログ
43ページ
表紙案の印刷試作です。
シルバーフォイルの上から印刷、
シルク印刷等様々な技法で試しました。
アジア地区限定で使用される建材のカタログです。
決定したデザインでは、
マーブル模様の上から透明の
UVインクで印刷しました。
シンプルでナチュラルな
雰囲気を出すため、ボール紙に
シルバーの箔押しをしました。
ナチュラルやモダン等、
全7カテゴリーが収録されています。
実際の生地は貼らずに全ての商品を撮影しました。
内面は生地サイズも大きく、シンプルなデザインです。
ターゲット層に合わせ、作成したイラストです。
雑誌のようにページを次から次へと
めくりたくなるカタログにしたいという想いから、
カテゴリーテイストに合わせて、全ページの
デザインを変えました。
商品開発時のイメージを、
迫力ある写真で表現しました。
全体的に高級感のある印象に
まとめています。
長井 絢美
東京造形大学 造形学部 グラフィックデザイン専攻 卒業
Nagai Ayami
1冊のサンプルブックを完成させるのは本当に体力がいりますが、お客様に喜んでいただけると疲れがぱーっと吹き飛びます。それに、グラフィックデザインだけでおさまらないのがSARAの仕事です。
コピーを考えたり映像を作ったり…あれもこれも出来るようになりたい、そうならなきゃ!と思ううちに、色々なスキルが身についていくのが他にはない面白さだと思います。
01
オーダーカーテン カタログ
318ページ
ホテルなどの施設からホームユースまで、高級オーダーカーテンを集めたブックです。
新商品の柄を全面に
あしらった表紙です。柄には
エンボス加工を施して立体感
をプラスしました。
02
海外市場向けテキスタイル リーフレット
総扉はぼんやりと背景が透けるユポ紙を使用し、
コンセプトである「日本のに住まう、日本らしさ、心づかい」を
表現しました。
規格外・18面
巻頭のタイトル部分。ゆったりとしたデザインに合わせて、
柔らかい印象のA1明朝のフォントを選びました。
さまざまなプリーツ加工を掲載したリーフレットです。海外でのプレゼンテーションでもパッと見て
興味を持って貰えるように、ほとんどビジュアルのみで構成しました。
片面が9面ずつの全18面。
紙の最大サイズを越えるので、真ん中で貼り合わせています。生地の種類別に色分けをして、
種類が多くてもまとまりよく見えるようにしました。ページを折り返すことで表紙がわりになっています。
価格や生地の情報が載るサンプルブックは、見やすさも重要です。
文字の大きさ、レイアウトにも気を配ります。
手に持って本のようにも見ることが出来るように、隣合うページの
一体感が出るように構成しました。
‌
フォントは筆のはらい
のようなディテールを
持つTrajan Proを使い
ました。
「日本らしさ」
をベタな表現にならず
に感じさせることがで
きます。
仕事は面白くない
好きなときに好きなことを好きなだけ、
そんな趣味の世界と違って、
仕事には納期や内容、
クオリティ、
コスト、それ以外にも達成するべきたくさんの目標、ゴールがある。好きなときに休んで、気が向
いたら勉強して、という学生時代(そうでない人には失礼!)と違って、毎朝8時に会社に行き、
答えのない課題に対してああでもない、こうでもないと取り組む試行錯誤の連続。渾身のアイデア
を上司にあっさり否定されたり、かと思えば同期のライバルが急に大きな仕事を担当することになっ
て傍らで焦ったり。圧倒的にうまくいかないことが多いのが実際の仕事。とはいえ、アルバイトとは違っ
て、そう簡単に仕事は変えられない。やっぱり転職するデメリットも大きいから。
だから、今日も明日も明後日も、またこの会社に来て、朝から晩まで、悩み続ける。いざ自分で手
を上げてチャレンジしては失敗して怒られ、その反省から手を上げるのをやめたらまたさらに怒ら
れる。給料はそんなに上がるわけでもないし、たまの休みも仕事で足りないスキルを補うために勉
強したり、情報収集したり、急ぎの仕事で潰れたり。アホな自分が悪いのか、わからずやの上司が
悪いのか、無茶な注文をするクライアントが悪いのか、そもそもこんな会社に入ったのが間違いな
のか。
でも、私たちはそれが当たり前なんだと思う。
何も努力しなくて、
ご褒美をもらっても全然うれしくない。
そう考えれば、うまくいかないことが多ければ多いほど、うまくいったときの喜びは大きいはずだ。
思えば、今までもそうやって生きてきた。面白くない先に、面白さがある。嵐の中にラピュタはある。
そう信じて、今日もこの嵐の中に飛び込もう。