ダイナミック平衡機能測定装置 MPS-3100シリーズ イクイテスト

承認番号 21900BZX00767000
**2014年12月24日改訂(第3版)
*2012年6月8日改訂(第2版)
機械器具(24)知覚検査又は運動機能検査用器具
管理医療機器 平衡機能検査システム 17242002
ダイナミック平衡機能測定装置 MPS-3100シリーズ イクイテスト
(MPS-3101/MPS-3102)
原 理
禁忌・禁止
英文マニュアルの
「APPENDIX」
の項をご参照ください。
適用対象
(患者)
使用目的、効能または効果
•真っ直ぐ立てない患者
(被検者)
•支持なしで2、
3分以上立てない患者
(被検者)
•開眼起立時バランスを失う患者
(被検者)
使用目的
動的な状態での人間の平衡保持の能力を測定します。
併用医療機器
[相互作用の項参照]
操作方法または使用方法等
•高圧酸素患者治療装置内での使用
•可燃性麻酔ガスおよび高濃度酸素雰囲気内での使用
詳細は別途用意されている操作マニュアルを参照してください。
1. 各構成機器を接続して、
システムの電源をオンにします。
電源
がオンになると、
自動的にイクイテストのプログラムが起動し
ます。
また、
起動台が測定開始前の位置まで動きます。
形状・構造および原理等
イクイテストシステムは、
医学の専門家が平衡機能障害を正確に
判断するための補助的な役割をする装置です。コンピュータライ
ズド動的体平衡
(CDP:Computerized Dynamic Posturography)
と呼ばれる技術を使い、
さまざまな複雑な条件のもとで被検者が
バランスを維持しようとする能力を解析します。
[注]
システムの電源をオン/オフするときには、
起立台の上と
前景の周辺に誰もいないことを必ず確認してください。
シ
ステムに電源が供給されると、
起立台と前景が急速に立ち
上がります。
2. 患者情報画面で、
必要な患者情報を入力します。
本装置による検査には以下の2種類があります。
•感覚統合機能テスト(SOT:Sensory Organization Test)
•動作調整機能テスト(MCT:Motor Control Test)
(ADT:Adaptation Test)
3. 被検者に安全装具を装着させます。
[注]
測定を行う際には、
被検者に必ず安全装具を装着させてく
ださい。万一の転倒を考えて、
安全装具はしっかりと固定
してください。
ただし、
固定しすぎて安全装具が患者の動
きを妨げることがないようにしてください。
イクイテスト本体
4. 被検者を前景に向かって起立台の上に立たせ、
足の位置を決め
ます。
前景
コンピュータシステム
安全バー
5. 被検者に装着した安全装具に安全ベルトをつなぎます。その
後、
安全ベルトの長さを被検者に合わせて調節します。
6. 測定を開始します。
[注]
検査者は測定中被検者に触れないでください。
少しでも触
れるとデータに影響を与えます。
起立台
構 成
品 名
イクイテスト
本体
コンピュータ
システム
1
ビジュアルサラウンド
1
安全バー
1
パーソナルコンピュータ
IBM PC-AT相当品
1
<感覚統合機能テスト>
(SOT:Sensory Organization Test)
前景や起立台の傾斜、
視覚の条件
(開眼/閉眼)
の組合わせを変
えて被検者の反応を測定・記録します。
<動作調整機能テスト>
(MCT:Motor Control Test)
(ADT:Adaptation Test)
起立台を水平移動・傾斜させることにより、
動作調整のための
自然な身体応答を測定します。
水平変動時の左右の体重配分、
反応のスピード
(潜時)
、
発生した力の大きさ、
傾斜変動時の身
体動揺の適応性を測定します。
キーボード
1
7. 測定を終了します。
被検者を起立台からおろして安全装具を取り外します。
モニタ
1
8. 測定結果の表示や印刷を行います。
プリンタ
1
ソフトウェア
1
コンピュータラック
付属品
個 数
プラットホーム
1
一式
備考:構成品および付属品は単体で輸入する場合があります。
MPS-3102の取扱説明書を必ずご参照ください。
0654-002233C
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使用上の注意
使用注意
(次の患者には慎重に適用すること)
•関節や整形外科的な疾患がある患者
(被検者)
•鎮静剤、睡眠薬、
かぜ薬、
アスピリン、
またはめまいを抑える薬剤
を服用している患者
(被検者)
•生命を維持するための薬剤
(インスリン、
血圧や心臓系など)
や発
作を抑える薬剤を服用している患者
(被検者)
重要な基本的注意
装置本体
•電源コードは必ず、
付属品の3ピンプラグ付き電源コードを使用
してください。
[他の電源コードを使用した場合、
患者
(被検者)
お
よび操作者が電撃を受けることがあります。
]
•システムの電源をオン/オフするときには、
起立台の上と前景の
周辺に誰もいないことを必ず確認してください。
システムに電源
が供給されると、
起立台と前景が急速に立ち上がります。
測定時
•測定を行う際には、被検者に必ず安全装具を装着させてくださ
い。万一の転倒を考えて、安全装具はしっかりと固定してくださ
い。ただし、
固定しすぎて安全装具が患者の動きを妨げることが
ないようにしてください。
相互作用
(併用禁忌・禁止:併用しないこと)
医療機器の名称等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
高圧酸素患者治療装置
使用禁止
爆発または火災を
起こすことがある
可燃性麻酔ガスおよび
高濃度酸素雰囲気内で
の使用
使用禁止
爆発または火災を
起こすことがある
相互作用
(併用注意:併用に注意すること)
周辺機器
•本装置に各種の周辺機器を接続する場合は、
必ず当社指定の装置
を定められた方法により接続して使用してください。
[指定外の
機器を接続すると、
漏れ電流により患者
(被検者)
および操作者が
電撃を受けることがあります。
]
•機器の接続や取外しは、必ず、それぞれの電源をオフにし、電源
コードをACコンセントから抜いた状態で行ってください。
[電源
がオンの状態や電源コードが接続された状態で、
機器の接続や取
外しを行うと、
電撃を受けることがあります。
]
•複数のME機器を併用するときは、
機器間に電位差が生じないよ
うに等電位接続をしてください。
[筐体間にわずかでも電位差が
あると、
患者
(被検者)
および操作者が電撃を受けることがありま
す。
]
貯蔵・保管方法および使用期間等
使用環境条件
温度範囲
湿度範囲
気圧範囲
10~40℃
30~80%(結露なきこと)
700~1060hPa
保存環境条件
温度範囲
湿度範囲
気圧範囲
-20~65℃
10~80%(結露なきこと)
700~1060hPa
耐用期間
5年
(外国製造業者データの自己認証による)
包 装
1台単位で梱包
製造販売
製造業者
*/** 外国製造業者
東京都新宿区西落合1-31-4 〒161-8560
(03)
5996-8000
( 代表) Fax
( 03)
5996-8091
日本光電富岡株式会社
Natus Medical Incorporated
(アメリカ合衆国)
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