霧島酒造がArcserve UDPを導入したバックアップ実測値を大公開

【Arcserve UDP 導入効果レポート】
焼酎メーカー「霧島酒造」の IT システム環境の
バックアップ運用を実測データで紐解く
ZDNet Japan Special
1. はじめに
2. バックアップシステムの導入企業について
2.1. 企業プロフィール
2.2. これまでの経緯
3. 長期改善計画と課題
3.1. バックアップの長期改善計画
3.2. 解決すべき 5 つの課題
3.3. 従来システムの構成図
4. 課題を解決したソリューション
4.1. Arcserve Unified Data Protection の導入
4.2. 新システムの構成図
5. Arcserve UDP の導入効果
5.1. WEB ベースの統合管理コンソールで運用工数を削減
5.2.「仮想スタンバイ」で災害対策を強化
5.3. バックアップデータの削減
5.4. フルバックアップ、増分バックアップ時間の短縮
5.5. リカバリ時間の短縮
5.6. 復旧ポイントサーバ(RPS)のハードウェア再利用
5.7. その他の効果
6. 今後の計画・予定
7. おわりに
1. はじめに
老舗酒造メーカー、霧島酒造株式会社は焼酎開発、店舗
販売、ネット販売、業務など多様な目的のサーバを擁してい
る。同社は 2012 年、事業 継 続性の向上、バックアップ速
度の向上を目的に、それまで利用してきたバックアップ/レ
プリケーションシステムを見直し、Arcserve シリーズへリ
プレースを実 施した。2014 年 7 月には 新製 品「Arcserve
UDP」の発売と同時に従 来の Arcserve 製品をアップデー
トし、バックアップスピードの向上と劇的なデータ容量の削
減を実現した。本レポートでは、データ容量、サーバスペック、
2.2. これまでの経緯
速 度など実測データと共にバックアップ運用の効果と実情
を紐解いていく。
霧島酒造では、業務効率化と生産性向上を目指し、IT を
積極的に活用している。事業 継 続性向上を目的とした災害
2. バックアップシステムの導入企業
について
復旧対策(ディザスタリカバリ)やデータ保護の施策にもい
ち早く着手。2009 年にはこれまでテープで行ってきたバッ
クアップ業務を止め、ディスクバックアップを実行するイメー
2.1. 企業プロフィール
ジバックアップソフトと、重複排除やレプリケーション機能
を備えたストレージアプライアンスを導入して、データ保護
霧島酒造株 式会社は、1916 年(大正 5 年)に宮崎県都
体制の強化に取り組んできた。
城市で創業した老舗酒造メーカー。本格焼酎メーカーとして
は、国内トップシェア(2014 年 8 月・帝国データバンク調べ)
しかし、ストレージアプライアンスの重複排除機能は期
を誇る。南九州産のサツマイモ「黄金千貫」、工場そばから
待していた効果が得られず、ストレージの更新時期に合わせ
湧き出る「霧島裂罅水」を原料とする「白霧島(旧 霧島)」
「黒
てバックアップの仕組みを段階的に見直すことにした。複数
霧島」は、本格芋焼酎の有名ブランドとして全国に名が知ら
のバックアップソリューションを比較検討した結果、第一ス
れている。ちなみに乙類焼酎を本格焼酎の名称にすること
テップとして Arcserve Japan のイメージバックアップソフ
を提案したのは同社であり、1962 年(昭和 37 年)の大蔵
ト「Arcserve D2D」 と「Arcserve Replication」 の 導 入
省令で法的にも本格焼酎が正式な呼称になった。1998 年
を決めた。バックアップ環境の構築・運用の使い勝手の良
には工場敷地内に醸造施設、文化施設、イベント・スポーツ
さと機能面、そしてコスト面を総合的に評価しての採用だっ
施設、レストラン、ショップなどを併設したガーデンパーク「霧
た。
島ファクトリーガーデン」をオープン。都城随一の人気観光
詳しくは、導入事例をぜひご覧ください。
スポットとして親しまれている。 http://www.arcserve.com/jp/lpg/success-story
なお、本レポートの執 筆にあたっては、霧島酒造株式会
3. 長期改善計画と課題
社 管理本部 システム管理課の渡辺 清氏(課長代理)、およ
び堀之内 茂幸氏(係長)に話を伺った。
3.1. バックアップの長期改善計画
霧島酒造では、2013 年 4 月に Arcserve シリーズによ
るバックアップの運用を開始した。第一ステップでは、販売
管理システム、生産管理システムなど 10 台のサーバのデー
タを Windows Storage Server の NAS へ バックアップ
1
し、さらに遠隔地のデータセンターへレプリケーションする
③ 増加するバックアップデータ容量の削減
というものだった。そして、長期改善計画では、バックアッ
霧島酒造の本社システムで扱うデータ量は、日々増加の一
プ対象サーバを 10 台から 30 台へと拡大し、災害対策の強
途をたどっている。それに伴い、レプリケーションによってデー
化も考えられていた。
タセンターへ転送するバックアップデータがネットワークへ
与える負荷も増え続けていた。ネットワークの負荷を軽減す
3.2. 解決すべき 5 つの課題
るためにも、転送データ容量を削減することが急務だった。
その長期改善計画では、以下の 5 つの課題が残存していた。
④ バックアップ対象サーバの拡大
将来的にバックアップ対象を 10 台から 30 台へ増やす計
① 複数ツールによる管理体制
画があり、それだけバックアップ時間とレプリケーションの
日々のバックアップ運 用を Arcserve D2D、災害対策の
データ転送時間がかかることになる。バックアップとレプリ
ためのレプリケーションを Arcserve Replication という異
ケーションが規定時間内に完了せずに本社システムの稼働
なるソフトウェアで行っていた。両ソフトウェアは連携して
に悪影響を与えるといったことが起きないようにするために
利用することができていたものの、管理画面は異なるため、
も、バックアップとレプリケーションにかかるトータル時間
状況を確認するにはそれぞれの製品画面を開く必要があっ
を短縮することが求められていた。
た。そのため、バックアップ/レプリケーションの稼動は把
握していたが日々の進捗はほとんど見れていないという状況
⑤ ハードウェアの再利用とコスト最適化
だった。
2012 年に実施した仮想環境への移行(P to V)により、
資産償却前の物理サーバに余剰が発生していた。使用して
② 災害対策のステップアップ
いない物理サーバを再利用してコスト最適化を図ることを目
霧島酒造は、本社システムの災害対策サイトとして複数の
的にバックアップやレプリケーションに必要なサーバをこれ
データセンターを用意し、万全の体制を整えている。ただし、
らのサーバで賄えるかどうかも検討の際のポイントだった。
異拠点にデータをレプリケーションするだけでは誰かがその
3.3. 従来システムの構成図
転送したバックアップデータを使ってサーバを復旧する必要
があり、またサーバ再構築など業務再開までに時間を要す
るという課題があった。そこで同社では、事業継続計画の
Arcserve D2D、 お よ び Arcserve Replication に よる
次のステップとして、災害発生時にデータセンター側で同じ
バックアップ/レプリケーションシステムの構成は、下図の
システムを仮想マシンとして立ち上げる、仮想スタンバイサー
とおり。
バの構築を計画していた。
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4. 課題を解決したソリューション
き継ぐだけで設定ができた。2014 年 7 月には、Arcserve
4.1. Arcserve Unified Data Protection
の検証と導入
4.2. 新システムの構成図
霧島酒造 がバックアップ運 用の第二ステップに取り組も
新しいシステムのバックアップ対象は、本社サーバ室で稼
うとしてい た 2014 年 6 月、Arcserve シリーズの 最 新 製
働する販売管理システム、生産管理システム、レストラン予
品「Arcserve Unified Data Protection (UDP)」 が 発 表
約システムなどの物理サーバと仮想サーバ、およびクラウド
さ れ た。同製 品は、Arcserve D2D をベースに Arcserve
サービス事業者の IaaS 上にある仮想サーバ。エージェント
Replication と フ ァイル バック ア ップ ソ フト の Arcserve
プログラムはアップデートモジュールを適用するだけで対応
Backup の 3 製品を統合したバックアップ/ リカバリソリュー
し、一部のサーバは Arcserve UDP でサポートされたエー
ションだ。
ジェントレス機能を使っている。
同社ではすぐに Arcserve UDP の無償トライアル版を取
また、遠隔地のデータセンターにレプリケーション先として
り寄せ、アップデートを前提とした検証作業を開始。
の復旧ポイントサーバ(※)を用意するとともに、事業継続を
UDP へのアップデートを完了させた。
実現するために一部のサーバを対象に仮想スタンバイサーバを
Arcserve D2D と Arcserve Replication で 構 築した従
用意した。
来のバックアップ/レプリケーションの仕組みがそのまま実
行できることなど動作検証を約 1 カ月かけて実施した。バッ
バックアップ時間の短縮とバックアップデータ容量の削減
クアップジョブはデータ保護プラン(以下、プラン)として
によって、従 来は 10 台であった バックアップ対 象を約 30
新たに作り直す必要があったが、特に難しい部分はなく、ド
台に増やしても短時間で終わるバックアップシステムが構築
キュメントを参考にしながら設定していたジョブの内容を引
された。
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5. Arcserve UDP の導入効果
がどのくらい圧縮できているのか、ディスク容量をどのくら
Arcserve UDP を導入したことによって、これまでは把
ければなりませんでした。それが Arcserve UDP では、バッ
握することが難しかったさまざまな効果が可視化されること
クアップイメージの状態を可視化するダッシュボードが用意
になった。霧島酒造のご厚意により、その具体的な数値を
され、バックアップ/レプリケーションを一元的に管理でき
公開していただいた。
ます。保存先のストレージの状況がすぐにわかるので、ディ
い使っているのかということは、ストレージを直接参照しな
スクの増強など今後のストレージ拡張を計画的に実施する
5.1. WEB ベースの統合管理コンソールで運
用工数を削減
ことも可能になります。これらのメリットから、Arcserve
UDP をすぐ導入しようということになりました」
(渡辺氏)
という。
Arcserve UDP は、バックアップからバックアップデータ
の転送まで 1 つの画面で管理ができ、バックアップの運用
Arcserve UDP のダッシュボードはバックアップ運用の
を可視化するダッシュボードが提供されている。物理サーバ、
向上をトータル的にサポートするために設計されている。
仮 想 サ ー バ(Microsoft Hyper-V、VMware vSphere、
Citrix)、Windows、Linux のバックアップを統合的に管理
霧島酒造では、対象サーバごとにあらかじめ設定した「増
でき、さらにレプリケーションのデータ転送も単一の管理画
分バックアップ + レプリケート」
「増分バックアップ ( エージェ
面で行える。
ントレス)」
「増分バックアップ + レプリケート + 仮想スタン
バイ」「増分バックアップ - Linux バックアップ」といったプ
霧島酒造では、異なる製品画面の確認がなくなっただけ
ランを割り当てて、一つの管理コンソールからバックアップ
でなく、 「Arcserve D2D では、バックアップしたイメージ
運用を行っている。
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5.2.「仮想スタンバイ」で災害対策を強化
要はなく、物理サーバの環境をデータセンターの仮想サーバ
上に展開できる。この機能は前述 3-1 ②で導入予定であっ
Arcserve UDP は、災害発生時にデータセンター側で本
た Arcserve D2D のオプション製品の機能だが Arcserve
番機と同じサーバを仮想マシンとして立ち上げる仮想スタン
UDP では標準機能として搭載されたため、ライセンスコス
バイ機能を備えている。一般的なの HA クラスタシステムの
トの削減にも繋がった。
ように同一スペックの物理サーバをスタンバイさせておく必
5.3. バックアップデータの削減
の削減効果は 84.4%に達している。その後は増分ブロック
のみを重複排除ならびに圧縮してバックアップするため非常
に少ないデータ量となる。
Arcserve UDP には、ディスク上の変更・追 加されたブ
ロックのみを抽出して増分バックアップする機能、独自の
アルゴリズムに基づくバックアップデータの重複排除機能、
霧島酒造で保 存しているバックアップイメージは、本社
データ転送時におけるネットワークの負荷を軽減する転送
サーバ室の復旧ポイントサーバに 7 世代(1 週間分)、レプ
データ圧縮機能や帯域制御機能などが搭載されており、バッ
リケーション先であるデータセンターには 3 世代分だとい
クアップとレプリケーションのデータ容量を大幅に削減し、
う。保持する世代数を変えることができるため、同一サイズ
ネットワーク負荷を軽減することが可能になっている。
のストレージを用意する必要が無くなり、ディスク容量の削
減にもつながっている。
バックアップ対象サーバのうち、Windows Server 2008
R2 上で Oracle Database が稼働する販売管理システムに
は初回バックアップ時に 267.17GB のデータが保管されて
いた。
フルバックアップ時に Arcserve UDP によって実行され
た重複排除率は 37.13%。この時点で 167.96GB の容量に
まで減っている。さらに、圧縮機能により 75.19%も削減。
本社サーバ室にある復旧ポイントサーバへのバックアップ容
量は 41.66GB になり、重複排除と圧縮によってデータ容量
5
5.4. フルバックアップ、増分バックアップ時
間の短縮
5.6. 復旧ポイントサーバ
(RPS)のハードウェア
再利用
最初に実行したフルバックアップは、1 時間 43 分 9 秒
Arcserve UDP を導入するにあたり、管理コンソールを
で終えている。復旧ポイントサーバに保管された 41.66GB
含む復旧ポイントサーバを構築する必要がある。復旧ポイ
を遠隔地のデータセンターに転送するのにかかった時間は、
ントサーバ (RPS) は、バックアップデータの 保管、重複 排
わずか 12 分 48 秒だった。Arcserve シリーズを導入する前、
除の実行および管理、マージなど効率的なバックアップを
他社のイメージバックアップソフトとストレージを利用して
実現する重要な役割を果たすため、高性能のハードウェア
いたときは、フルバックアップに約 4 時間もかかっていたと
が求められるのではないか、という懸念が生じるかもしれ
いうから、半分以下の時間に短縮できたことになる。
ないが、霧島酒造では仮想化統合によって使用しなくなった
物理サーバを RPS に転用することでまかなった。また充分
翌日からは更新されたデータのみを増分としてバックアッ
な検証をした結果、前述した重複排除 / 圧縮によって 80 ~
プ。当然、増分データの容量によってバックアップ/レプリ
85%ものバックアップデータの削減を実現できたことで一
ケーションにかかる時間は変わってくるが、例えばフルバッ
見すると高いスペックではないサーバでも推奨範囲となり、
クアップの 翌日に発 生した 983.81MB の 増 分 データにか
充分に動作している。全バックアップ対象サーバをスムーズ
かったバックアップ時間はわずか2 分28 秒、レプリケーショ
にバックアップできることが確認できた。
ンの転送時間は 8 分 56 秒だった。
なお、復旧ポイントサーバのメモリなどのサイジングや注
また運用中に別途取得したフルバックアップにかかった時
意点については Arcserve 社が開催しているセミナーで詳し
間は重複排除の効果によりおよそ 30 分強だった。
く紹介している。
5.5. リカバリ時間の短縮
また、5.1. のダッシュボードによりディスク増強など今後
のストレージ拡張が計画的に実施できる点も、コスト最適
化に寄与している。
バックアップしたデータを別のサーバにリカバリする作業
も何度か実施している。Arcserve UDP では、ディスク障
5.7. その他の効果
害の発生によってイメージを丸ごとリカバリした場合、およ
そ 30 分という短い時間で復旧することができたという。
Arcserve UDP の優れた重複排除機能と圧縮機能は、ス
なお、霧島酒造ではほとんどのバックアップ対象がアプリ
トレージリソースの効率的な利用によるコスト削減効果をも
ケーションサーバであることからイメージ全体のリカバリが
たらすとともに、データ容量の増大化に伴うストレージ拡張
主な復旧方法だというが、Arcserve UDP のファイル単位
計画を立てやすくした。また、バックアップ時間の短縮によっ
でリカバリできる機能には、スタッフからのリストア要求に
て、情報システム担当者のオペレーションと管理の負荷も大
すばやく対応できるとして評価されている。
幅に軽減された。
復旧ポイントサーバ(RPS)のハードウェアスペック
Arcserve社 推奨
霧島酒造
導入サーバ
CPU
2.7GHz 4 論理プロセッサ以上のIntel Xeon/Core/Atom ファミリ
メモリ
・重複排除機能を有効にした場合 : バックアップ対象容量1TBあたり8GB~10GB
・ Unified Data Protection Server 用 4GB以上
12GB
ディスク容量
・Recovery Point Server 単体の場合 : 3GB 以上
・Unified Data Protection Server と混在の場合 : 7GB 以上
230GB
※ 詳細はWEBサイトから「動作要件」をご覧ください。 https://arcserve.zendesk.com/hc/ja
6
ー
7. おわりに
直接的なコスト負担となる Arcserve UDP のライセンス
体系についても、霧島酒造では高く評価している。
本レポートの執筆にあたりご協力いただいた霧島酒造株
Arcserve UDP には、サーバ単位とソケット単位のライ
式会社 管理本部 システム管理課の渡辺 清氏(課長代理)、
センスのほかに、容量単位のキャパシティライセンスが用意
堀之内 茂幸氏(係長)に、それぞれコメントをいただいて
されている。今後、仮 想化によってサーバ数 が増えていっ
いる。
たとしても、キャパシ ティライセンスを利用すればコスト
負 担増を最小化することが 可能。従 来の Arcserve D2D、
「バックアップ/レプリケーションの 仕組みを構築するに
Arcserve Replication とライセンスコストは同じだが、バッ
は、経営陣の理 解が必須です。当社では情報システム部門
クアップ対象の範囲が広がったため、実質的にコストダウ
の施策を経営陣に理解・信頼してもらえているため、私たち
ンにつながった。
は責任感を持って事業継続とデータ保護に取り組むことが
できています」
(渡辺 清氏)
6. 今後の計画・予定
「Arcserve UDP は、マニュアルを見ることもなく簡単に
霧島酒造では今後、必要な場所に復旧ポイントサーバを
運用できる使いやすさが魅力です。重複排除と圧縮が高速、
設置してレプリケーションの効率化を図る予定。また、現時
かつ仮想環境も含めて確実にリカバリできるなど、機能面も
点では一部のサーバの利用にとどまっている仮想スタンバイ
申し分ありません。ストレージは従来の仕組みで利用してい
の拡充計画もある。
た iSCSI 接続しているので、再度大型なストレージを購入
すること無くすんでいるため、結果的にコストダウンにもつ
ながっています」
(堀之内 茂幸氏)
お問い合わせ
Arcserve Japan
株式会社ネットワールド
お問い合わせ窓口 Arcserve ジャパン ダイレクト
お問い合わせ
[email protected]
[email protected]
http://www.arcserve.com/jp/lpg/customer-care
http://www.networld.co.jp
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