学校だより 1月号 [944KB pdfファイル]

学校だより
1月号
平成27年1月7日
横浜市立上菅田小学校
校 長
縣
利一
新年あけましておめでとうございます
皆様におかれましては清々しく新年を迎えられたことと思います。今年も上菅田小学校は、子どもたちの成
長を願い学校と家庭と地域が協働で学校教育の充実を図っていく所存です。
さて、元日から雪が降り非常に寒い三が日となりました。都心においては 9 年ぶりということで、ますます
寒さが厳しくなり昨年のように雪で苦労するような予感もいたしますが、昔の人は元日からの降雪を吉兆とし
ていました。
古語で“年(とし)
”は「稲の実り」を意味します。
“雪”は「豊年の貢(ほうねんのみつぎ)」などと言わ
れ、新年に雪が降るのは、稲が豊かに実り豊作になる前兆と受け止められていたそうです。
おおとものやかもち
万葉集の中で、 大 伴 家 持 が次のように歌っています。
とよのとし
新しき 年の初めに
豊の年
しるすとならし
雪の降れるは
『新しい年の初めに、豊作の年の兆しを見せるらしい。雪がふりつもるのは。』
また、万葉集最後の歌でも次のように歌っています。
し
新しき 年の初めの 初春の
よごと
今日降る雪の いや重け吉事
『新しい年の始めの、初春の今日降る雪のように、良いことが積み重なりますように。』
(「因幡万葉歴史館」のホームページより)
「一年の計は元旦にあり」です。新しい年のスタートの日、元日に、初雪が見られたということで、今年も
素晴らしい年にしていきたいと心から思いました。すべての子どもたちが目標を立て、それに向かって努力す
る一年であってほしいと願っています。
閑話休題。私が教育の原点としている説話を紹介します。
その昔、ある王様が、人民のなかから最大の功労者を選んで表彰しようとした。その候補者として富豪
や医者、学者、実業家などの成功者たちが次々と宮殿に集められた。しかし、皆、甲乙がつけがたい。そ
して、最後に登場したのが白髪の女性であった。地味であるけれども、何ともいえない慈愛と知性の光
を発している人であった。王は周りに尋ねた。
「この人はいったい誰か?」
即座に答えが返ってきた。
「これまで候補に挙げられた、多くの功労者たちを育てた教師が、この人なのであります。」と
期せずして、集まった人々から大喝采が起こった。すると王は、自ら玉座をおりてこの無冠の教師に最
高の栄誉を捧げた。
というものであります。
教育の大切さ、深い使命について自身を振り返えるときの説話です。新年を迎えるに当たり、この説話のよ
うな教育者を目指した自身の原点を確かめると共に、上菅田小学校の子どもたちが、社会で活躍する時代が来
たとき、教育活動に携わった私たちが、胸を張ってこの子たちを育てたんだと言える上菅田小学校の教職員集
団でありたいと決意しております。今年もどうぞよろしくお願いします。
1月の生活目標
生活:礼儀正しくしましょう
(自分から進んであいさつしましょう)
給食:感謝の気持ちをこめて
食事をしましょう
保健:うがいや手洗いをしっかりやって
かぜを防ぎましょう
給食週間(23日~30日)
1月13日(火)~16日(金)まで「校内書き
初め展」として、各教室前に書き初めを掲示してい
ます。16日の授業参観のときにはぜひ一人ひと
りの力作をご覧ください。詳細はプリントをご覧
ください。鑑賞時間は午前9時より午後3時まで
です。
横浜市では給食が始められた日を記念して、各
学校で給食週間を設定し、食物や食に携わる人々
に感謝の気持ちをもったり、より良い食生活につ
いて考えたりします。23日は、日頃からお世話
になっているボランティアの方との「ふれあい招
待給食」を実施します。また、26日には栄養教
諭の話や集会を計画しています。
12月8日(月)~12日(金)に上小ふれあい美術館」を開催いたしました。
各学年の立体や平面の力作を展示しました。子どもたち一人ひとりの想いがこもり、素晴らしい作品ばかり
でした。
やまゆり級
カラフルロードを
つなげよう
4年
6年
3年
2年
1年
5年 糸のこのドライブ
青空のもと、新井小学校、笹山小学校、上菅田小学校の3校の5年生で区球技交流会を行いました。練習
期間は天候に恵まれず、十分な練習ができませんでしたが、当日は気持ちのよい青空のもと、全力でプレー
することができました。これを機に同じ地区で暮らす仲間としてますます交流を深めていきたいと思いま
す。
人権週間の取組として、5年生は保土ケ谷区オレンジロバの会のみなさんのご指導のもと認知症につ
いて学習をしました。認知症という病気は、年をとると誰にでも起こる可能性がある「脳」の病気で
す。子どもたちは、劇を見たり説明を聞いたりして理解を深めました。この学習を経て、認知症の方の
「サポーター」の証であるオレンジのリングを受け取り、地域を支える一員である意識を高めることが
できました。
わたしは病気にくわしくなかっ
たので、周りにそのような方が
いても声かけなどをすることが
できませんでした。今日の説明
を聞いて、わたしは自分にでき
ることは何かを考えることがで
きました。
認知症の方がいたら優しく声を
かけ、少しでも不安をなくして
あげたいです。学校や地域の方
★基礎知識の説明★
記憶がこぼれ落ちるのか・・・
★わかりやすい劇鑑賞★
否定しないで接すればいいんだ!
の協力も大事だと思いました。
~児童の感想より~