平成26年産春植えばれいしょの作付面積、 収穫量及び

平 成 27年 2 月 10日 公 表
平成26年産春植えばれいしょの作付面積、
収穫量及び出荷量
-
春植えばれいしょの収穫量は、前年産に比べて2%増加
-
【調査結果の概要】
1
全国
(1)
(2)
作付面積は7万5,500haで、前年産に比べて1,400ha(2%)減少した。
収穫量は240万9,000t、出荷量は201万9,000tで、前年産に比べてそれぞれ4万9,000t
(2%)、5万6,000t(3%)増加した。
2 北海道
(1) 作付面積は5万1,500haで、前年産に比べて900ha(2%)減少した。
(2) 収穫量は191万6,000t、出荷量は171万5,000tで、前年産に比べてそれぞれ4万t
(2%)、4万7,000t(3%)増加した。
図1
春植えばれいしょの作付面積及び収穫量の推移
80
(
)
作 60
付
面
積 40
20
236.0
240.9
193.8
187.6
191.6
78.0
78.3
76.9
75.5
25.0
24.9
24.4
24.0
54.1
53.1
53.4
52.4
51.5
平成22
年 産
23
24
25
26
(北海道) 184.3
175.3
79.6
作付面積
(都府県)
25.4
250
収
穫
200 量
)
(千ha)
100
244.7
(
収穫量(全国)
233.9
223.7
(万t)
300
150
(北海道)
0
注:数値は四捨五入しているため、合計値と内訳の計が一致しない場合がある。
○ 今回公表する調査結果は、平成26年12月9日に公表した『平成26年産春植えばれいしょの作付面積、
収穫量及び出荷量(都府県)』に北海道の数値を加えた全国の作付面積、収穫量及び出荷量である。
この統計調査結果の統計表は、政府統計の総合窓口(e-Stat)の「統計データ新着情報」で御覧いただけます。
【 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do 】
- 1 -
◎
調査結果の主な利活用
・ 野菜を安定的に供給するための生産数量目標の策定及びその達成に向け
た各種対策の推進のための資料
・ 農業災害補償法(昭和22年法律第185号)に基づく共済事業の適正な運営
のための資料
◎
累年データ
春植えばれいしょの作付面積、10a当たり収量、収穫量及び出荷量の推移
1
区
分
全国
作付面積
2
10a当たり
収 量
ha
収 穫 量
㎏
出 荷 量
t
北海道
10a当たり
収 量
作付面積
t
ha
収 穫 量
㎏
出 荷 量
t
t
平成17年産
84,000
3,230
2,712,000
2,215,000
55,700
3,860
2,150,000
1,918,000
平成18年産
83,600
3,100
2,590,000
2,104,000
55,700
3,630
2,022,000
1,794,000
平成19年産
84,500
3,350
2,828,000
2,340,000
56,900
3,940
2,242,000
2,008,000
平成20年産
82,000
3,290
2,697,000
2,218,000
55,200
3,860
2,131,000
1,899,000
平成21年産
80,300
3,000
2,412,000
1,967,000
54,400
3,480
1,893,000
1,673,000
平成22年産
79,600
2,810
2,237,000
1,824,000
54,100
3,240
1,753,000
1,549,000
平成23年産
78,000
3,000
2,339,000
1,925,000
53,100
3,470
1,843,000
1,634,000
平成24年産
78,300
3,130
2,447,000
2,021,000
53,400
3,630
1,938,000
1,716,000
平成25年産
76,900
3,070
2,360,000
1,963,000
52,400
3,580
1,876,000
1,668,000
26(概数)
75,500
3,190
2,409,000
2,019,000
51,500
3,720
1,916,000
1,715,000
資料:農林水産省統計部『野菜生産出荷統計』
◎
関連データ
1
ばれいしょの用途別消費量割合
(平成25年産(概数))
2
ばれいしょ(生食用)の卸売数量
及び卸売価格の推移
(円/kg)
平成25年
(%)
200
その他
16.3
9.2
150
18.2
10.6
(万t)
50
23.9
5
(
でん粉用
34.2
44.0
80.2
生食用
28.6
0
4
卸
売 3
数
量
2
)
20
平成26年
6
60
40
100
平
成
25
年
平
成
26
年
1
13.9
0
0
全国
北海道
4月
都府県
資料:農林水産省生産局『いも・でん粉に関する資料』
注:1 でん粉用は北海道のみである。
2 その他は種子用及び飼料用等である。
卸
売
価
格
)
80
加工食品用
20.9
(
100
5
6
7
8
9
10
資料:農林水産省統計部『青果物卸売市場調査報告』
注:数値は概数である。
- 2 -
【調査結果】
1
全国
図2
(1)
作付面積は7万5,500haで、前年産に比
べて1,400ha(2%)減少した。
(2)
10a当たり収量は3,190㎏で、前年産に
比べて4%上回った。
(3)
収穫量は240万9,000t、出荷量は201万
9,000tで、前年産に比べてそれぞれ4万
9,000t(2%)、5万6,000t(3%)増
加した。
(4)
2
鹿児島
8万1,500t
(3%)
長崎
8万3,800t
(3%)
都道府県別にみた収穫量割合は、北海道
が80%、長崎県及び鹿児島県が3%とな
っており、この3道県で全国の約9割を
占めている。
北海道
191万6,000t
(80%)
図3
春植えばれいしょの作付面積、収穫量
及び出荷量の推移(北海道)
作付面積は5万1,500haで、前年産に比
べて900ha(2%)減少した。
(
(2)
その他
32万7,700t
(14%)
収穫量
240万9,000t
(100%)
北海道
(1)
平成26年産春植えばれいしょの
都道府県別収穫量
収穫量
184.3
175.3
10a当たり収量は3,720kgで、前年産に
比べて4%上回った。
193.8
187.6
171.6
166.8
163.4
154.9
収穫量は191万6,000t、出荷量は171万
5,000tで、前年産に比べてそれぞれ
4万t(2%)、4万7,000t(3%)増
加した。
出荷量
(千ha)
60
54.1
)
(3)
(
(万t)
200
収
穫
171.5 180 量
・
160 出
荷
140 量
51.5
191.6
53.1
53.4
52.4
23
24
25
50
作
付 40
面
30
積
20
)
作
付
面
積
10
0
平成22
年 産
表
品
26
平成26年産春植えばれいしょの作付面積、10a当たり収量、収穫量及び出荷量(全国)
目
作
面
付
積
10a当たり
収
量
ha
対
収 穫 量
kg
t
出 荷 量
t
作
面
前
付
積
年
10a当たり
収 量
%
%
産
比
収 穫 量
%
出 荷 量
%
(参考)
対平均
収量比
%
春植えばれいしょ
75,500
3,190
2,409,000
2,019,000
98
104
102
103
103
う ち
51,500
3,720
1,916,000
1,715,000
98
104
102
103
103
注:
北 海 道
「(参考)対平均収量比」とは、10a当たり平均収量(原則として直近7か年のうち、最高及び最低を除いた5か年の平均値)に
対する当年産の10a当たり収量の比率である。
- 3 -
【統
計
表】
平成26年産春植えばれいしょの作付面積、10a当たり収量、収穫量及び出荷量
国
10a当たり
・
作 付 面積
収 量
都 道 府 県
対
全
ha
全
㎏
収 穫 量
t
出 荷 量
t
作
面
前
年
産
比
(参 考)
付 10 a 当 た り
対 平 均
収 穫 量 出 荷 量
量
積 収
収 量 比
%
%
%
%
%
国
75,500
3,190
2,409,000
2,019,000
98
104
102
103
103
北
海
道
51,500
3,720
1,916,000
1,715,000
98
104
102
103
103
都
府
県
24,000
2,050
492,700
304,100
98
103
102
103
103
森
手
城
田
形
島
城
木
馬
玉
葉
京
川
潟
山
川
井
梨
野
阜
岡
知
重
賀
都
阪
庫
良
山
取
根
山
島
口
島
川
媛
知
岡
賀
崎
本
分
崎
島
縄
845
395
565
617
225
1,140
1,500
582
397
749
1,260
256
428
666
127
291
337
315
1,140
282
599
275
182
142
219
70
348
168
64
…
172
224
373
162
115
…
210
…
302
140
2,830
572
111
515
3,720
…
2,130
1,790
1,530
1,650
1,830
1,780
2,820
1,850
2,060
1,770
2,330
1,840
1,890
1,830
1,650
1,360
1,230
1,010
2,140
1,250
2,450
1,210
1,580
955
1,030
1,140
1,050
1,170
1,120
…
1,470
1,180
1,470
1,350
1,500
…
1,190
…
1,460
2,280
2,960
2,250
1,380
2,640
2,190
…
18,000
7,070
8,640
10,200
4,120
20,300
42,300
10,800
8,180
13,300
29,400
4,710
8,090
12,200
2,100
3,960
4,150
3,180
24,400
3,530
14,700
3,330
2,880
1,360
2,260
798
3,650
1,970
717
…
2,530
2,640
5,480
2,190
1,730
…
2,500
…
4,410
3,190
83,800
12,900
1,530
13,600
81,500
…
13,000
1,100
1,230
2,150
548
2,660
34,900
3,120
1,960
4,140
24,400
2,820
4,920
2,710
243
615
511
1,240
1,980
1,270
12,200
2,080
1,960
166
1,090
495
760
719
252
…
451
451
1,240
728
900
…
574
…
1,320
2,230
72,800
9,060
588
12,600
74,500
…
96
99
99
97
94
97
102
99
98
99
98
94
98
99
101
99
100
100
99
98
98
97
101
90
101
99
98
99
98
nc
99
95
99
96
96
nc
98
nc
96
99
98
95
97
108
97
nc
101
96
107
108
126
101
99
102
106
101
103
98
92
102
102
107
100
104
106
102
106
103
106
104
113
103
106
116
110
nc
100
98
102
101
97
nc
87
nc
100
108
103
104
108
101
107
nc
97
94
106
105
119
99
101
102
103
100
101
93
91
101
103
106
100
104
106
101
104
100
107
93
115
101
104
115
109
nc
99
93
101
97
93
nc
85
nc
96
106
101
98
104
109
104
nc
97
119
116
107
126
103
101
101
104
106
101
101
104
102
117
120
104
103
113
114
104
101
113
79
127
96
103
116
109
nc
100
79
106
99
97
nc
82
nc
116
107
101
99
110
110
106
nc
98
90
86
104
94
97
100
102
99
98
100
91
84
98
93
101
100
75
102
89
102
93
109
95
98
97
92
98
105
nc
99
86
105
95
91
nc
89
nc
99
115
106
109
97
106
108
nc
青
岩
宮
秋
山
福
茨
栃
群
埼
千
東
神
新
富
石
福
山
長
岐
静
愛
三
滋
京
大
兵
奈
和
鳥
島
岡
広
山
徳
香
愛
高
福
佐
長
熊
大
宮
鹿
沖
注:1
2
奈
歌
児
都府県の数値については、平成26年12月9日に公表したものである。
「(参考)対平均収量比」とは、10a当たり平均収量(原則として直近7か年のうち、最高及び最低を除いた5か年の平均値)に
対する当年産の10a当たり収量の比率である。
- 4 -
【調査の概要】
1
調査の目的
本調査は、作物統計調査の作況調査(野菜調査)として実施したものであり、春植えばれいしょの作付
面積、収穫量、出荷量等の現状とその動向を明らかにし、食料・農業・農村基本計画における野菜を安定
的に供給するための生産数量目標の策定及びその達成に向けた生産対策、需給調整・流通改善対策の推進、
農業災害補償法に基づく共済事業の適正な運営等のための資料を整備することを目的としている。
2 調査の対象
(1) 調査の範囲
全ての都道府県を調査対象とする全国調査(直近では平成25年産)を3年ごとに実施しており、中間
年にあっては、全国調査年における出荷量の全国値のおおむね80%を占めるまでの上位都道府県、野菜
指定産地の面積要件を満たす区域を含む都道府県、畑作物共済事業を実施する都道府県及び特定野菜等
供給産地育成価格差補給事業を実施する都道府県を調査対象(主産県)としている。
(2) 調査対象の選定
調査の対象は、春植えばれいしょの集出荷を行っている農協等並びに野菜生産出荷安定法(昭和41年
法律第103号)第10条第1項に規定する登録生産者(関係団体調査)及び標本経営体(標本経営体調査)
としており、その選定については、以下のとおりとした。
ア 関係団体調査(全数調査)
調査対象となる全ての関係団体とした。
イ 標本経営体調査(標本調査)
2010年世界農林業センサスにおいて、調査対象品目を販売目的で作付けした農林業経営体から無作
為に抽出(母集団名簿の作付面積を昇順に並べ替え、標本数に応じて等間隔に抽出する方法(系統抽
出法)により抽出)をした。
(3) 調査対象数
関係団体調査
有 効
有 効
団体数
回収数
回収率
①
②
③=②/①
団体
春植 えば れい しょ
716
団体
663
母 集 団
経営体数
④
%
92.6
標本経営体調査
有 効
標本数
抽出率
回収数
⑤
⑥=⑤/④
⑦
経営体
91,683
経 営体
5,132
%
5.6
経営体
2,609
注:
「有効回収数」は、回収があったもののうち、当年産において作付けがなかった標本経営体等を除いた数である。
3 調査事項
(1) 関係団体調査
作付面積及び出荷量
(2) 標本経営体調査
作付面積、収穫量及び出荷量
4 調査期日等
(1) 調査期日
収穫・出荷終了時
(2) 季節区分
春植えばれいしょの主たる収穫・出荷期間は次のとおりである。
品 目
主たる 収穫 出荷期 間
春植 えばれ いし ょ(都 府県)
平成 26 年 4 月 ~ 8 月
春植 えばれ いし ょ(北 海道)
平成 26 年 9 月 ~ 10 月
- 5 -
有 効
回収率
⑧=⑦/⑤
%
50.8
5
調査・集計方法
作付面積は、関係団体に対する往復郵送調査及び巡回・見積りにより得られた結果を集計している。
収穫量及び出荷量は、関係団体及び標本経営体に対する往復郵送調査結果により算出した10a当たり収
量を必要に応じて巡回・情報収集結果により補完し、これに作付面積を乗じて算出している。この場合の
各都道府県ごとの10a当たり収量は、関係団体取扱数量割合(当該都府県合計の出荷量に対する関係団体
の取扱数量割合)がおおむね80%以上の場合は関係団体に対する往復郵送調査結果(標本経営体に対する
往復郵送調査結果による自家消費等の量を勘案して出荷量から推計した収穫量を用いて算出)を、おお
むね80%未満の場合は標本経営体に対する往復郵送調査結果を採用している。
6
全国値の推計方法
本年産調査は主産県調査年に当たることから、全国調査を行った平成25年産の調査結果に基づき、次に
より推計した。
全国値
7
=
平成25年産の全国値×当年産の調査対象都道府県値の合計値
平成25年産における当年産の調査対象都道府県値の合計値
目標精度
本調査において、目標精度は設定していない。
8 用語の解説
(1) 作付面積とは、は種又は植付けをしたもののうち、発芽し、又は定着した延べ面積をいう。
(2) 収穫量とは、収穫したもののうち、生食用又は加工用として流通する基準を満たすもの及び種子用又
は飼料用として販売したものの重量をいう。
(3) 出荷量とは、収穫量から生産者が自家消費した量、生産物を贈与した量、収穫後の減耗量及び種子用
又は飼料用として販売した量を差し引いた重量をいう。
なお、野菜需給均衡総合推進対策事業や都道府県等が独自に実施した需給調整事業により産地廃棄さ
れた量は、収穫量に含めるが出荷量には含めていない。
(4) 統計表の「(参考)対平均収量比」とは、10a当たり平均収量(直近7か年のうち、最高及び最低を
除いた5か年の平均値)に対する当年産の10a当たり収量の比率である。
9 統計表の見方等
(1) 統計数値については、下記の方法によって四捨五入しており、合計値と内訳の計が一致しない場合が
ある。
原
数
四捨五入する桁(下から)
例
(2)
7桁
(100万以上)
6桁
(10万)
3桁
5桁
(万)
2桁
4桁
(1,000)
3桁以下
(100以下)
1桁
四捨五入
しない
四捨五入する前(原数)
1,234,567
123,456
12,345
1,234
123
四捨五入した数値(統計数値)
1,235,000
123,500
12,300
1,230
123
この統計表で使用した記号は、次のとおりである。
「…」:事実不詳又は調査を欠くもの
「nc」:計算不能
10
その他
この資料の数値は概数値である。確定した詳細な数値はホームページに掲載(平成27年12月予定)する
とともに、その後刊行する『平成26年産野菜生産出荷統計』に掲載する。
なお、確定した詳細な数値をホームページに掲載した後の正誤情報はホームページでお知らせする。
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【ホームページ掲載案内】
○
各種農林水産統計調査結果は、農林水産省ホームページ中の統計情報で御覧いただけます。
【 http://www.maff.go.jp/j/tokei/ 】
この結果の分野別分類は「作付面積・生産量、被害、家畜の頭数など」、品目別分類は「野菜」に分
類しています。
【関連リンク】
野菜関係ページ:農林水産省>組織・政策>生産>園芸作物(野菜・果樹・花き)>野菜のページ
http://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/
お問合せ先
◎本統計調査結果について
農林水産省 大臣官房統計部
生産流通消費統計課 園芸統計班
電 話:(代表)03-3502-8111 内線3680
(直通)03-6744-2044
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F A X:
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内線3589
平成27年2月1日現在で、2015年農林業センサスを実施します。
○農林業経営体調査(平成26年12月中旬~平成27年2月末)
○農山村地域調査(平成27年4~6月末)
円滑な調査の実施に向けて、ご協力をお願いします。
農林業センサスホームページURL:http://www.maff.go.jp/j/tokei/census/afc
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