ニティヤ・メーネン ローヒニー Rohini

映画俳優
監督
ローヒニー
Rohini
ニティヤ・メーネン
Nithya Menen
Profile
Profile
チェンナイに育つ。1976年に子役としてテルグ語映画デビュー。長じて80∼90
バンガロールに育つ。1998年に子役としてフランス映画でデビュー。長じて
年代にはマラヤーラム語映画、
タミル語映画を中心にヒロインとして活躍。総出
2005年にカンナダ語映画『午前7時』のヒロイン妹役で本格的に映画界入り。
演作は130本をこえる。同時に美声を生かしてアイシュワルヤ・ラーイなどトップ
以降テルグ、
タミル、
マラヤーラム、
カンナダの南インド4映画界でヒロインとして
女優の吹き替えもつとめる。エイズ啓発運動などの社会活動にも積極的に従
活躍。2011年テルグ語映画『こんな風に始まった』でナンディ賞最優秀女優
事、
その関係で短篇ドキュメンタリー映画を監督。2013年には初の商業映画
賞、2013年テルグ語映画『恋に落ちて恋に敗れ』
でフィルムフェア最優秀テル
『お父さんのヒゲ』
でメガホンをとると同時に、
自らも個性的脇役としてテルグ語
グ女優賞を受賞。正統派からオフビート作品まで幅広い芸域をこなす若手女
映画を中心に出演を続けている。
優として注目されている。
Filmography
Filmography
Ilamai Kaalangal(1983年タミル語)
:セカンドヒロイン
Parannu Parannu Parannu(1984年マラヤーラム語)
:ヒロイン
:ヒロイン
Ivide Thudangunnu(1984年マラヤーラム語)
Stri(1995年テルグ語)
:主演/国家映画賞特別部門賞
:ヒロイン吹き替え
Iruvar(1996年タミル語)
Virumaandi(2004年タミル語)
:脇役
Seven O Clock(2005年カンナダ語)
:セコンドヒロイン
Aakasha Gopuram(2008年マラヤーラム語)
:ヒロイン
:ヒロイン
Veppam(2011年タミル語)
Ala Modalaindi(2011年テルグ語)
:ヒロイン/ナンディ賞最優秀女優賞
:ヒロイン
Ishq(2012年テルグ語)
Ustad Hotel(2012年マラヤーラム語)
:ヒロイン
Ala Modalaindi(2011年テルグ語)
:脇役
:脇役
Ishq(2012年テルグ語)
Appavin Meesai(2013年テルグ語)
:監督
開催に向けて
Mynaa(2013年カンナダ語)
:ヒロイン
:
Gunde Jaari Gallanthayyinde(2013年テルグ語)
ヒロイン/フィルムフェア最優秀テルグ女優賞
主催者/赤井敏夫(神戸学院大学人文学部人文学科教授)
世界最大の映画大国であるインドでは60年代からヒーローを中心としたスターシステムの映像表現が定着し、数々のヒット作
を生み出してきた。女性を主人公とする映画は少数の芸術映画に限定され、一般観客が親しむ娯楽映画においては圧倒的
に男性優位の社会が成立している。
ヒーローが二十年以上にわたって君臨する一方でトップ・ヒロインといえどもその半分以
下の年数で引退を余儀なくされるのが通常である。監督をはじめ制作スタッフでも女性が果たす役割は大きく限定されてい
る。
そのような環境下で女性映画人はどのような戦略を採って
「女性性」の表現に携わっているのだろうか。今回のシンポジ
ウムでは現役映画人の中からベテランと新進気鋭の二人の女性映画人を招聘し、夫々の体験に基づいてその表現戦略を
語ってもらうことにした。映画にあってあくまで「見られる」対象であった女優が現実にはどのように映画を
「見ている」のか。
女性の視点から見たインド映画界の内実を知ることで、
インド映画理解のための新たな光を投じられることが期待される。