新庁舎及び新更埴体育館等建設基本計画 パブリックコメント

「千曲市新庁舎及び新更埴体育館等建設基本計画(案)
」に対する意見募集結果
○提案者数 5名
○提案件数 11件
―貴重なご意見ありがとうございました―
○提出された意見の内容及びそれに対する市の考え方は次のとおりです。
№
意見の内容(要旨)
1
1.岩手県紫波町のオガールプロジェクトを参考
に、コンセプトを明確にして人が継続して集ま
る仕組みを考えていただきたい。
意見に対する市の考え方
1.ご意見として承ります。
2.新体育館については市外・県外からの合宿等の 2.今後、計画を進める中で合宿のみならず、
地域利用者やイベント等の利用者、また体育
利用者を大事にした計画としていただきたい。
館を利用されない方々など、幅広い意見に配
建て替えにあたり、県外の利用実績がある方へ
慮し検討していきます。
の案内・意見聴取を実施する等が考えられます。
2
1.建設地近くの千曲川(杭瀬下)は大雨による
水位の上昇を幾度も経験しています。防災拠点
としての市庁舎の機能が十分発揮できるよう、
防災対策が必要だと思います。
2.民間の企業では、各部署間のコミュニケー
ションを円滑にするため、机の配置など配慮し
ています。これからの行政に求められる役割の
中には、担当部署だけでは対応できない複合的
な課題が多々出てくるのではないかと思いま
す。それぞれの部署間のコミュニケーションが
活発に行われるようなシステムが必要だと思い
ます。
3
1.大雨による浸水対策はもとより、災害発生
時は、市役所に災害対策本部が設置されるた
め、市役所本体の機能が失われてはなりませ
ん。地震・浸水・土砂災害等総合的に判断し、
安全性に優れた庁舎を計画します。
2.新庁舎は多様化する市民ニーズや時代に対
応した機能的な庁舎としなければなりませ
ん。様々な課題に対応できるよう、市民と職
員や職員間のコミュニケーションを大切に
した窓口空間や執務空間を計画します。
3.庁舎の構造種別について、解体時のコストも
比較項目に入れた方が良いと思います。森林県
の市庁舎として、木造も検討して頂きたいと思
います。
3.ご意見として承ります。
4.新体育館について、十分な検討がされたのか
疑問です。庁舎建設については市民への周知に
努められたと思いますが、体育館については、
地域体育館として、現在の倍の 6,200 ㎡、観客
席 2,000 席の体育館が千曲市に必要なのでしょ
うか。大きな体育館は長野市等の隣接市の施設
を広域的に活用すればよろしいのではないか。
または、スポーツ施設の整っている戸倉の体育
館を充実させるのが得策ではないか。費用対効
果を慎重に検討してもらいたい。
4.現在の体育館は地域体育館として、また合
宿等の利用などで利用率が非常に高い状況
です。新庁舎建設を契機に老朽化した体育館
も一体的に整備するわけですが、機能や規
模、建設費等については、市全体の体育施設
の状況や、費用対効果を重視し計画します。
5.現市庁舎、体育館、勤労青少年ホームは早稲
田大学の故吉阪隆正氏の研究室の設計です。千
曲市の中の現代建築では貴重な建物です。今後
保存、活用に向けて配慮して頂きたいと思いま
す。
5.ご意見として承ります。
1.新庁舎・新更埴体育館が一体のものとして建設
され、共用できるものは共用することにより、
両施設の機能が発揮できると考えます。
・エントランスや交流スペース、トイレや会議
1.新庁舎と新体育館が連携し、設備や機能の
一部を共有化することは、空間の有効利用が
図れます。しかし同時に、市役所は市民の個
人情報を管理していることから、セキュリテ
室を共用する。
4
5
ィ対策に万全を期さなければなりません。共
有化についてはこれらを総合的に考えてい
く必要があります。
2.市民が使いやすい体育館にしていただきたい。
・固定観客席を廃止し可動観客席にすることで
フロアサイズの拡大を図る。
2.新体育館の機能や規模は、現代に合致した
・拡大したフロアにバスケットコート 3 面、ハ
機能回復を図ると共にまちづくりなどの視
ンドボールコート 2 面を配置する。
点から多目的に利用できる機能の検討を行
・バドミントンコートをできるだけ多く配置し、
う必要があります。今後、市全体の体育施設
3 分割して使用できるようにする。
の状況や新体育館の利用予測、果たす役割や
建設費用・費用対効果を十分に勘案し、基本
計画を基に適切な規模の新体育館を検討し
ます。
新庁舎及び新更埴体育館の計画では、新庁舎
基本計画では、新庁舎及び新更埴体育館の
は中高層建て、新体育館は現在の 1.7 倍と伺って
想定規模や概算事業費を算定しましたが、今
おります。ある、証券会社の千曲市の人口増減
後設計段階で詳細な検討を行うことで面積
予想では、現在 6 万強の人口が 2040 年度で 5 万
等は変動する可能性があります。特に今後、
人を切ると予想されています。将来の少子高齢
東京オリンピック関連施設の整備や東日本
化を考えると、大規模な施設は子供達に余分な
大震災復興事業の本格化などで、建設工事の
負担をかけるだけです。ある団体では新体育館
高騰が予想されることから、両施設とも市が
の収容人員を 4 千人規模と要望しているとお
求める機能や品質を確保しながら、費用対効
聞きしていますが、人口比率に合わない施設と
果・維持管理経費等を考慮し、コスト削減の
考えます。将来の人口減を考慮し両施設の面積・
可能性について調査検討してまいります。将
建設費用及び維持管理費を考慮しないといけな
来の世代に負担を残さぬよう、今後の財政見
いと考えます。現在だけを考えていては駄目だ
通しや市民ニーズ等を考慮しながらシンプ
と思いますが、いかがでしょうか。
ルで効率的な施設を計画します。
現在、日本バスケットボールの統合問題が起
こっています。その中で、トップリーグの条件
として、収容人数の 5000 人という案が浮上して
います。
現状、
ウォリアーズの集客数は平均 2000
人も満たない中で、5000 人入るアリーナは不要
とは思いますが、この先、5000 人という条件が
成立した場合、千曲市に条件を満たすアリーナ
が無ければ、ウォリアーズは、ホームタウンを
離れざるを得ない状況になると思われます。庁
舎と合わせて今やるしかないと思われます。魅
力あるアリーナができることによって、各種イ
ベントを企画することができ、市外から多くの
集客が見込まれると思います。今一度、集客数
の検討をお願い致します。庁舎もアリーナも歴
史に残る素晴らしいものが出来上がることを期
待しております。
新体育館に求められる機能は多様化して
おり、スポーツを通じたまちづくりや観光振
興・各種イベントなどの視点から、多目的に
利用できる施設を検討する必要があります。
また、新庁舎と一体的に建設することによ
り、災害時の拠点施設・避難施設としての機
能向上が期待されています。今後、市全体の
体育施設の果たす役割や新体育館の建設費
用・費用対効果や維持管理経費などを考慮
し、基本計画を基に魅力ある施設となるよう
検討します。