知ってほしい、考えてほしいお酒のこと

知ってほしい、考えてほしいお酒のこと
分かりやすい医療の話
Medical Lecture
Doctor
今 月のドクター
指宿医師会 竹元 隆英
問い合わせ先 指宿医師会 ☎㉞2820
造会社があり、おいしいお酒を
ります。指宿市は日本に誇る酒
で、古くから伝わる文化でもあ
ざまな場面で登場する大切な物
お酒は新年会や忘年会、結婚
披露宴など私たちの生活のさま
心身の健康障害を引き起こし
習慣病)
、がんなどの慢性的な
症や、糖尿病や高血圧(生活
ル不能になるアルコール依存
ル コ ー ル 耐 性 )、 コ ン ト ロ ー
より飲む量がだんだん増え
(ア
毎日のように飲酒することに
に死亡事故になる可能性が高
また、交通事故になったとき
も罰則が決められています。
同乗者や車・お酒の提供者に
分や罰則があるだけではなく、
や懲役、罰金という厳しい処
転をした本人に免許取り消し
ともあります。飲酒運転は運
提供してくれるお店もたくさん
くなり、被害者はもちろん家
せん。そのため、飲酒による心
引き起こすことが少なくありま
なると急性アルコール中毒、
に多く飲酒して酔いがひどく
②暴飲・ドカ飲み 深
・ 酒 たまにしか飲まなくても一晩
ことが分かっており、特に妊
酒は胎児や乳児に影響がある
他にも、妊娠中や授乳中の飲
な人生が待っています。その
週は顔や体の奇形
会問題を起こす危険性が高ま
性アルコール症候群」になる
や脳の障害がみられる「胎児
症や脳の萎縮(縮む)を引き
いう短期間でアルコール依存
年の飲酒は、数カ月~数年と
うことはありえません。未成
「少しくらいなら良い」とい
いですからその影響は大きく、
れ法律で禁止されているくら
で禁止されています。それぞ
故)は道路交通法という法律
やすい社会を作っていきましょ
人々の苦しみを共感し、回復し
ょう。そして健康障害を受けた
酒と上手に付き合っていきまし
切な飲酒」をしないように、お
報を身に付けて①~③の「不適
に、まずお酒の正しい知識や情
ません。これらを予防するため
害を受けている方が少なくあり
鹿児島県は、県民一人当たり
の飲酒量が日本一多く、健康障
要です。
危険性が高まるため禁酒が必
ります。
③飲んではいけない条件での飲酒
歳未満の飲酒は未成年飲酒
起こし、男性なら性機能の障
う。
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広報いぶすき 4月号
①過剰な習慣飲酒
あって恵まれたまちです。
ます。
身の障害を予防する対策を国に
けんか、暴力、虐待など飲酒
娠4週~
族など周囲の人たちにも悲惨
対して義務付ける「アルコール
による健康被害だけでなく社
「不適切な飲酒」は健
しかし、
康問題だけではなく社会問題を
健康障害対策基本法」が昨年6
月に施行されました。
「不適切な飲酒」とは3つの
タイプがあります。
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害、女性なら無月経になるこ
の飲酒(およびそれによる事
禁止法、自動車などの運転時
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