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西東京稲門 会俳句 サ ロン 第 六十 三 回
平成 二十 七年 四月十日 金
百千鳥 花 から花 へはやすなり
いくさ 場 の堀 にた ゆた ふ花筏
気 の抜けた烏 の声 や春 の昼
花筏出 会 いと別 れ縞模様
花 冷 や車 座 の輪 の縮 みたり
菜 の花 や揺 れて子供 のかく れんぼ
一句さ へ詠 めず呻 吟 山笑 ふ
春 風 の老 猫 のたり廊 渡 る
初蝶 や色 とり どり のランド セ ル
晩春 や 八十路 の爺 の耕運機
青 錆びし 明治 の午砲 や花 の昼
外濠 の桜見 ゆるも いくたび か
高杉 風至
木 下 石蕗
小嶋長 閑
石井唯夫
金子まさ お
松 谷富 彦
石井 三舟
小滝條 路
三枝 博
河村洋 子
藤 田貞夫
松 尾良 久
高橋 薫
)
老 いて尚 とき めき のあり初燕
梶原 松葉
( )
(
爪 の間 に染 み の残り てよもぎ餅
滑志 田流牧
春昼
きじ ば と の隔り にゐて花 の冷え
渡辺千恵
兼題
風吹き て辛夷 一片 地 にま ろぶ
五月 八日 金
鯉 の背 に運 ば れてをり 花筏
次回
筍
)
田無 おあしす
(
ほか計 五句
兼題
志賀
勉