診 class 20mg/body/5ml 畦は .3

1
9
4
新潟 医学会雑誌
第1
2
3巻
3 外科療法 を行 った頭頚部粘表皮癌の治療成績
新垣
普 ・三上
俊彦 ・金丸
祥乎
船山
昭典 ・新素
養意 ・小用
茸滞
享子 ・牽藤
力 ・杯
陽平
孝文*
新 潟 大学 大 学 院 医 術学 総 合 研 究 科
口腔生命科学専攻 顎顔 面再建学講座
組織再建 口腔外科学分野
同
顎顔 面放射線学分野 *
粘表皮癌 は 腺 様嚢胞癌 に次 いで 多 い 唾液腺悪性
第 4号
平成 2
1年 (
2
0
0
9
)4月
年間制御 されている.
〔
症例 2〕3回の GKで計 18カ所の転移巣 を治
療 した太細胞肺癌.縦隔 リンパ 節や副腎への転移
0カ月後完
もあったが,化学療法 も奏功 し,8年 1
全寛解 .
〔
症例 3〕2回の GKを施行 した胃癌の脳転移.
初回 よ り 5年 9カ月後腰痛 は完全に消失 し照射部
に白質障害 も認めない.
〕肺腺癌の小脳転牲 3回(
)
)
捕.
l
i
l
.
術 と仝
〔
症例 4
ら構成 され る.治療法は他の唾液腺悪性魔境 と同
脳照射 後の再 発で,延髄 に接す る魔境 も認めたが,
2回 目の GK後 3年 10カ月の現在 も腺癌再 発 な
様 に外科療法が主体 とされている.
く,山登 りも楽 しめている.
腫壕 で,組織学的には粘液細胞 と扇平上皮細胞か
過去 36年間に治療 を行 った頭頭部粘表皮癌 21
脳転移 に対す る GK治療 は,原発巣 に対す る積
症例 (
男性 1
0例,女性 11例)の治療成績 につい
極的な治療 を進めて行 く上で も,治療期間が短 く,
て検討 した.原発部位 は頬粘膜 6例,口蓋 4例,
負担 が少 ないこと,複数回治療 も可能で あること
歯 肉 園槽部 3例,舌,口底,咽頭 がそれぞれ 2例
など有利 な点が多い.
0例,T3,T4が
であった.T分類 は,T15例,T21
それぞれ 3例 で,臨床 的に頚部転移 を認めた もの
は 6例であった.治療法は外科療法以外に,放射
線併用療法が 8例,また,最近の症例 では化学療
法の併用 も行われていた.
原発巣再発 3例,後発転移 3例,遠隔転移 が 2
例 に認め られ,切除断端陽性例 に多かった.組織
学的頭部転移 は 9例あ り,複数個の転移例 が多か
5 癌性髄膜炎に対する髄注化学療法
高橋
英明 .五十嵐 憂患 ・吉田
誠
・
県立がんセ ンタ-新潟病院脳神経 外科
癌性髄 膜炎に対 して QOLの向上 を目的 に pa
巨
l
i
a
も
豆
veな髄注化学療法 を試みたので報告す る.
20
06年 5円か ら2008年 4月まで,細胞診 にて
った.原病死 は 6例 に認め られた.21症例 の 5年,
癌性髄膜 炎の診断がな され た 23例 を対象 と した.
1
0年,20年生存率はそれぞれ 7
1%,71%,57%
原発 は乳癌 1
5例,肺癌 3例,上 部消化管 3例,そ
で あった.
の他 2例 であった.治療 方針 として,治療前髄液
assVが証 明 され たの ち,
検 査 に よ り細 胞 診 cl
Met
hot
r
e
xa
t
e20mg,Ay
a-C i5m軌 Pr
edoni
ne
L
l あきらめない癌治療 ・転移性脳腫痔 に対する
20mg/body/5
mlを腰椎 穿刺 にて 3回施 行 した.
髄液の細胞数 と蛋白濃度 を評価 した.3回の髄注
佐藤
光弥 ・森井
研 ・長谷川霧士
五十川瑞穂 *
北 日本脳神経外科病院脳神経 外科
新潟 大学脳研究所脳神経外科 *
当院で ガ ンマナイフ
(
GK)治療 を開始 して 10
年 が経過 した.1,
797例 の転移性脳腫壕の経験 か
化学療法 が行 えた完遂群 は,11例 拍8%)で あ
った.脱 落群 1
2例 の MS
Tは 4週 で,完 遂群 の
MS
Tは 15週 (
8週-46週)で あった.髄液細胞
数 は,初回 1
8
9か ら,1
39,7
8,7
6と減少 し,髄液
蛋白は 360,28
6,23
4,1
6
6,1
80と推移 した.髄液
蛋白が 200以下で臨床症状 としての頭痛,畷畦は
ら確証 を得 た GKの威 力 につ いて,4例 を望示 し
見 られな くな り,在宅可能 となる例 が多か った.3
て報告す る.
回の短期間髄注化学療法では髄液細胞診陰性化は
〔
症例
1
〕肺腺癌の小脳転移で同一部位 に 2回の
GKを施行.病変部 に 2度の小 出血 を認めたが 10
認め られ ない ものの,症状緩和 は得 られ一時的な
が ら在宅 ケア可能 とす ることがで きた.