ネットde記帳 操作研修マニュアル

商工会の記帳サポート付きだから
初めての方でも安心!
目 次
1.ネットdeシリーズとは・・・・・・・・・2
8-3.仕訳入力① ・・・・・・・・・42
2.ネットdeシリーズ 機能一覧・・・・・・3
仕訳入力② ・・・・・・・・・43
3.主要処理スペック/動作環境 ・ ・・・・・4
8-4.出納帳入力 ・・・・・・・・・44
4.ネットdeシリーズの起動・・・・・・・・5
8-5.売掛帳・買掛帳入力・・・・・・45
5.ログイン(認証)~メニュー ・・・・・・6
8-6.付箋機能① ・・・・・・・・・46
6.事業所の登録
付箋機能② ・・・・・・・・・47
6-1.基本情報設定-事業所情報・・・・7
8-7.伝票確認(仕訳帳)・・・・・・48
6-2.会計基本情報登録① ・・・・・・8
8-8.伝票照会・・・・・・・・・・・49
会計基本情報登録② ・・・・・・9
8-9.伝票検索・・・・・・・・・・・50
会計基本情報登録③ ・・・・・10
8-10.出納帳(現金・預金)・・・・51
会計基本情報登録④ ・・・・・11
8-11.売掛帳・買掛帳・・・・・・・52
会計基本情報登録⑤ ・・・・・12
8-12.不明勘定一覧・・・・・・・・53
6-3.主なメニュー画面
・・・・・13
8-13.総勘定元帳・・・・・・・・・54
8-14.補助元帳・・・・・・・・・・55
7.基本情報登録
8-15.合計残高試算表(BS/PL) ・・56
7-1.マスター類準備 ・・・・・・・14
7-2.勘定科目設定① ・・・・・・・15
9.固定資産・・・・・・・・・・・・・・ 57
勘定科目設定② ・・・・・・・16
勘定科目設定③ ・・・・・・・17
10.決算業務
7-3.補助科目設定① ・・・・・・・18
10-1.決算業務メニュー
・・・・・58
補助科目設定② ・・・・・・・19
10-2.決算整理仕訳入力・決算書 ・・59
補助科目設定③ ・・・・・・・20
10-3.青色申告所の作成の流れ ・・・61
補助科目設定④ ・・・・・・・21
10-4.消費税申告書の作成 ・・・・・62
7-4.開始残高登録① ・・・・・・・22
10-5.所得税申告書の作成 ・・・・・63
開始残高登録② ・・・・・・・23
10-6.月次・決算4票 ・・・・・・・66
7-5.摘要 ・・・・・・・・・・・・24
10-7.経営分析資料 ・・・・・・・・67
7-6.仕訳パターン ・・・・・・・・25
10-8.年次繰越処理
参考資料
・・・・・・・68
11.建設業
基本情報登録 利用者情報変更①・・・27
11-1.建設業について・・・・・・・69
利用者情報変更②・・・28
11-2.工事登録・・・・・・・・・・71
基本情報登録 会計単位設定・・・・・29
11-3.工事別残高登録・・・・・・・73
基本情報登録 部署設定・・・・・・・30
11-4.工事台帳・・・・・・・・・・74
基本情報登録 会計単位・部署の説明①
11-5.建設業の伝票入力・残高の確認
・・・・・・31
・・・75
基本情報登録 会計単位・部署の説明②
・・・・・・32
8.日常業務
8-1.日常業務メニュー ・・・・・・・33
8-2.伝票入力① ・・・・・・・・・・34
伝票入力② ・・・・・・・・・・35
伝票入力③ ・・・・・・・・・・36
伝票入力④ ・・・・・・・・・・37
伝票入力⑤ ・・・・・・・・・・38
伝票入力⑥ ・・・・・・・・・・39
伝票入力⑦ ・・・・・・・・・・40
伝票入力⑧ ・・・・・・・・・・41
1
1.ネットde会計/青色申告eco京都ver.とは
ネットde会計/青色申告eco京都ver.は、インターネット上で出納帳や伝票
入力から、試算表などの集計、決算報告書の作成までを行うことができる
会計クラウドサービスです。
■商工会の記帳サポートを受けながら、自分で記帳をしたい
■事務所だけでなく、自宅からも使いたい
■会計事務所とデータを一元管理したい
■MacからもWindowsからも利用したい
こんなお客様に最適です。
利用者
府内商工会
分からないことは、いつでも
オンライン上で地元商工会の
担当者に質問できる。
事業所からの質問を
オンライン上で確認
し、記帳相談や申告
支援を行う。
会計データは厳重なセキュリテイ体制のデータセンターで保管
利用者の会計データは、データセンターにて毎日バックアップ
税法改正等に伴うバージョンアップもデータセンターで実施するので、利用者側での作業は不要
2
2 .ネットde会計/青色申告eco 機能一覧
ネットde会計/青色申告eco京都ver.には、以下の機能が有ります。
日常業務
入力
帳簿出力
印刷
決算
出納帳入力(現金・預金)
決算
売掛帳・買掛帳入力
年次更新処理
伝票入力(単一仕訳入力)
青色申告決算書(個人事業主)
仕訳入力(複合仕訳入力)
所得税申告書(個人事業主)
付箋管理
消費税申告書
仕訳パターン登録
摘要パターン登録
e-Tax連動データ作成(個人)
※消費税申告データは対象外
伝票検索
決算報告書(法人)
固定資産登録
決算報告書表示設定(法人)
総勘定元帳
変動理由の入力(法人)
補助元帳
達人用電子申告データ作成(法人)
出納帳
基本情報登録
売掛帳・買掛帳
事業所
データ
仕訳帳
固定資産台帳
集計分析
期末整理表・期末整理仕訳
各種設定
合計残高試算表
事業所情報の編集
利用者情報の編集
勘定科目の追加・変更
補助科目の追加・変更
補助科目合計残高表
表示順設定
不明勘定一覧
会計単位設定
月次締め処理
部署設定
消費税課税区分別集計表
印刷条件設定
消費税集計表
一括印刷科目設定
消費税明細表
会計基本情報登録
月次分析
勘定科目変換-不動産対応-
年次経営分析
Eco機能
その他
Eco機能
実際消費量登録
連携
サービス
ジャパンネット銀行
取引明細照会機能
建設業
対応機能
工事登録
3期比較
工事別残高登録
換算係数設定
工事台帳
比較基準値設定
年間推移
3
3 .主要処理スペック/動作環境
主要な処理スペックと、動作環境は以下の通りです。
<主要処理スペック>
項
目
条
総勘定科目数
最大
総勘定科目コード
補助元帳科目数
件
等
1,000
英数字
3桁~6桁
1科目辺り9,999
部門設定数
最大
部門コード
英数字1桁~3桁
入力形式
1,000
伝票入力、仕訳入力、出納帳仕訳入力
金額取扱範囲(伝票)
-1,000億~1兆(未満)
金額取扱範囲(残高)
-1兆~10兆(未満)
仕訳件数
10万仕訳/年間
1伝票当りの行数
40行
摘要コード
英数字1~3桁
工事番号
英数字1~3桁
<推奨環境>
OS
Microsoft Windows
Mac OS
X
ブラウザ
XP、Vista、Win7
10.6~10.7
Internet Explorer 7.0~9.0
または
Google Chrome 18.0
Safari 5.1
項目
利用環境
ディスプレイ
解像度 1024 × 768
必要なソフト
Adobe社
Adobe Reader(Acrobat Reader) V7.0以上推奨
※ 帳票印刷時に必要
4
4 .起動方法
「ネットde会計/青色申告eco京都ver.」を起動する方法。
(1) パソコンのデスクトップ画面からインターネットブラウザを起動します。利用できる
ブラウザは前ページ記載の「推奨環境」をご確認ください。
(2) アドレス欄に以下のURLを入力し
Enter
キーを押します。
https://asp.kyoto-fsci.or.jp/index.html
なお、京都府商工会連合会のトップページのバナーからも起動できます。
(3) 「ネットde会計/青色申告eco京都ver.」のトップ画面が表示されます。
※ この画面は「お気に入り」に登録しておかれることをお奨めいたします。
※「お気に入り登録」は、トップページ以外(認証画面以降)を登録しないで下さい。
5
5.ログイン(認証)~メニュー
ログインからメニュー画面への遷移を示
しています。
ID及びパスワードについては、商品に添
付されているID表にてご確認下さい。
「ログイン」ボタンをクリック
してログインします。
認証画面が表示されたら、
ID(ふたつ)とパスワー
ドを入力して認証をク
リックします。
認証に成功すると、メニュー
画面が表示されます。
システムの 利
用が終わりまし
たら必ずこのメ
ニュー画面まで
戻って、終了ボ
タンをクリック
して終了してく
ださい。
※
終了ボタンを使わずにシステムを終了した場合等に、次回ログイン(認証)時に下記のようなエラー
メッセージが表示されます。この場合は画面左下の[ログアウト]でシステムを正常に終了させた後、
再度パスワードを入力の上、認証を行ってください。
6
6-1.基本情報設定-事業所情報
では、各種設定メニューから、事業所情報変更を開いてみましょう。
事業所情報変更メニューでは、登録されている事業所の情報を確認、変更ができます。
?マークをクリックすると、
ヘルプ画面が表示されます。
スクロールすることによって全画面を
閲覧することが可能です。
7
6-2.会計基本情報登録①
本サービスの利用を始めるにあたっては、会計に関する情報を
この「会計基本情報メニュー」で最初に設定する必要が有ります。
※
会計基本情報は伝票や残高を入力すると、後からの変更が出来なくなります。
お間違えの無い様、注意して設定を行って下さい。
最初に、全体図(操作フロー
図)が表示されます。
残高及び仕訳が入力されていな
い段階であれば、会計期間、勘
定科目体系、消費税の設定を変
更することができます。
をクリックすると、画面が移ります。
①会計期間登録
会計期間の期首日を入力してく
ださい。期末日は自動的にセッ
トされます。
期中開始の場合でも、期中開始
日ではなく、期首日を入力して
下さい。
をクリックすると確認画面が表示されます。
をクリックしてください。
内容を確認して、良ければ
8
6-2.会計基本情報登録②
②科目体系設定
6つの勘定科目体系からの
選択ができます。
※ ネ ッ ト de 青 色 申 告 の 方 は
個人事業主用の2つが表示
されます。
「詳細内容」をクリック
すると、各科目体系の科
目一覧が表示できます。
をクリックすると確認画面が表示されます。
をクリックしてください。
内容を確認して、良ければ
個人体系★推 奨★
個人事業用の科目が用意されています。初めての方はこの体系をお薦めします。
法人体系★推 奨★
法人企業用の科目が用意されています。
3桁コード(簡易版)
事業規模の小さな企業、または商取引が現金取引中心の場合にお奨めの体系
です。
3桁コード(通常版)
簡易版よりも詳細な勘定科目が用意されています。
4桁コード
外貨預金・自己株式・本店・支店勘定等、特殊な勘定科目が用意されています。
事業規模が大きく勘定科目の設定が多い場合にお奨めの体系です。
3桁コード(個人)
個人経営規模のお客様にお奨めのコードです。
9
6-2.会計基本情報登録③
③消費税情報設定
消費税の設定を選択します。
をクリックすると確認画面が表示されます。
をクリックしてください。
内容を確認して、良ければ
設定を変更する場合は、
をクリックして、指示に従って設定してください。
消費税の設定について
会計基本情報で登録する消費税情報によって、勘定科目に設定される消費税区分、仕
訳入力時に選択できる消費税区分の種類が決まります。
(1)業者区分
課税業者または免税業者を選択してください。免税業者選択の時、仕訳入力で消費税
区分は対象外に固定されます。
(2)経理処理方式
①税込経理
仕訳伝票入力時に、税込金額を入力します。
勘定科目の消費税区分が表示されるとともに、税計算区分に「込み」と表示
されます。画面上消費税額が自動計算され表示されますが、仮受消費税や
仮払消費税は自動仕訳されません。売上や仕入、経費の科目残高は、入力した
消費税込みの金額で計算されます。
10
6-2.会計基本情報登録④
②税抜経理
仕訳伝票入力時に、入力した金額と税計算区分の組み合わせで消費税額、
税抜金額が計算されます。
勘定科目の消費税区分が表示されるとともに、税計算区分に「内」と表示
されます。税計算区分が「内」のときは、税を含んだ金額を入力します。
最初から税抜金額を入力した場合は、「外」とすると入力金額をもとに
税率を乗じた消費税額が計算されます。
「内」「外」いずれの場合でも画面上で消費税額が自動計算され、消費税
区分に応じて仮受消費税、仮払消費税が自動仕訳されます。
売上や仕入、経費の科目残高は、入力した金額ではなく税抜金額で計算され
ます。
また、勘定科目で設定されている消費税区分や自動計算された消費税額は、
画面上で変更することが可能です。
(3)課税方式
①原則課税(本則課税)
仕訳伝票登録時に、仕入と共通仕入を分けて消費税区分を選択できるように
なります。
②簡易課税
仕訳伝票登録時に、業務別の消費税区分を選択できるようになります。
勘定科目に設定する消費税区分の初期値のため、主たる業務を選択して下さい。
(4)消費税端数処理方式
消費税を計算する際、1円未満の端数が発生したときの処理を、切り上げ・
四捨五入・切り捨てから選択できます。
(5)消費税設定の変更
年次繰越を行い、新年度の仕訳伝票を1枚も入力していない状態のとき、
消費税設定の変更ができます。例えば、免税業者から簡易課税業者に設定変更
した場合、仕訳伝票登録画面で消費税区分が表示され、消費税額が計算される
ようになります。
また、勘定科目の消費税設定の初期値や、仕訳パターンについても設定変更が
されます。消費税設定変更を行っても、過年度仕訳の消費税区分や消費税額に
影響はありません。
11
6-2.会計基本情報登録⑤
※消費税設定変更時における注意事項
・勘定科目の消費税区分は、新しく設定した消費税情報に合わせて変更されます。
・簡易課税用の売上5%-~五は、原則課税にした場合、
全て売上5%になります。
・簡易課税に変更した場合は、選択した業種に従って、
売上5%-~五になります。
・利用者が新たに追加した勘定科目の消費税区分は、予め「対象外」で登録されて
います。必要に応じ「勘定科目設定」で、消費税区分を変更してください。
※仕訳パターン
・新しく設定した消費税情報に応じて、登録されている仕訳パターンの消費税計算
区分、消費税区分は自動的に変更されます。
なお、消費税の業者区分、経理処理方式を変更した場合、消費税計算区分は
以下のように自動変更されます。
旧設定
新設定
旧消費税計算区分
新消費税計算区分
課税
免税
「税込」「内税」「外税」
「対象外」
税抜
税込
「内税」「外税」
「税込」
税込
税抜
「税込」
「内税」
・消費税が発生している仕訳パターンについては、計上金額から自動的に
消費税額を再計算します。
・課税→免税へ変更した場合・・・消費税額は0となります。
・税抜→税込へ変更した場合・・・本体金額+消費税額が計上金額と
なります。
(消費税額は変更されません)
・税込→税抜へ変更した場合・・・計上金額を元に、内税計算されます。
12
6-3.主なメニュー画面
本サービスの各機能は、一般的な事業所のおいての日常業務の流れにそって構成して
います。主なメニューは以下の通りです。
導入
入力
帳簿出力・印刷
集計・分析
決算
各種設定
次項より、各業務の操作方法を説明します。
13
7-1.基本情報登録 マスター類準備
伝票入力を開始する前に、マスター類の設定を行います。
勘定科目設定:勘定科目の追加、設定変更ができます。
補助科目設定:補助科目の追加、設定変更ができます。
補助科目に、銀行名など名称をつけることができます。
開始残高登録:勘定科目の期首残高又は期中残高を登録して下さい。
また、期中発生額の登録もできます。
補助科目残高登録:補助科目の期首残高又は期中残高を登録して下さい。
摘要パターン登録:よく使う摘要のパターンを登録できます。
仕訳パターン登録:伝票入力、仕訳入力、出納帳入力で
よく使う仕訳パターンが登録できます。
事業所情報変更:事業所情報(所在地など)の変更ができます。
利用者情報変更:管理者情報の変更、担当者情報の追加、変更ができます。
一括印刷科目設定:一括印刷帳票のうち、科目別内訳書、簡易財務診断の
各表に使用する勘定科目を設定できます。
勘定科目表示設定:勘定科目の合計試算表における表示順を設定できます。
会計単位設定:利益管理が可能な会計単位の設定ができます。
(会計単位がひとつの場合は必要ありません)
部署設定:損益管理が可能な部署の設定ができます。
部署をグループ化することができます。
(部署がひとつの場合は必要ありません)
印刷条件設定:帳票印刷に関する各種設定ができます。
工事別残高登録:工事別に建設業科目の残高を登録できます。
工事登録:請負工事の情報を登録できます。
登録されている工事情報の修正・削除ができます。
14
7-2.基本情報登録 勘定科目設定①
勘定科目設定について
・会計基本情報登録で選択された勘定科目体系にそった初期設定が表示されます。
・勘定科目の追加は通常科目のみ可能です。
・仕訳伝票や勘定科目残高が登録済の科目では、勘定科目名称などは変更可能
ですが、貸借区分などを変更することは出来ません。
・不明勘定科目・仮受消費税・仮払消費税・諸口などは、設定変更を行う事は
できません。
・補助科目分類を設定することで、補助科目と関連付けられます。
・勘定科目コード順以外の任意順序を指定することが出来ます。合計残高試算表
に表示される順番は勘定科目表示設定で設定、及び変更を行います。
クリックすると勘定科目
追加画面に移ります。
クリックすると設定
内容変更画面に移り
ます。
集計科目はピンク色
の行で表示されてい
ます。
使用しない科目はチェックを外します。
(科目を削除することはできません。)
すでに残高が発生している科目のチェックは外せません。
15
7-2.基本情報登録 勘定科目設定②
勘定科目追加画面/勘定科目内容変更画面
現金・預金科目の指定は、現金、預金出納入力
にて利用できる勘定科目として設定します。
売掛金・買掛金科目の指定は、売掛金・買掛金
入力にて利用できる勘定科目として設定します。
新規科目を追加した場合は、続けて勘定科
目の表示順を設定する画面が表示されます。
追加した勘定科目は登録した集計先科目の
上に表示されます。
表示順を変更する方法はご利用ブラウザに
より異なります。
【ご利用ブラウザ】
◆
Internet Explorer9以上
◆
Google Chrome
◆
Safari
移動させる勘定科目をクリックし、表示さ
せたい場所の勘定科目の間までドラッグし
ます。右上の【登録】をクリックします。
◆
Internet Explorer8以下
移動させる勘定科目をクリックすると表示
順変更画面が開きます。移動したい場所の
一つ上の勘定科目を選択し【移動する】を
クリックします。
右上の【登録】をクリックします。
※表示順を変更する際、販売管理費(経費)のときは、雑費より前に設定しないと
月次分析・年次経営分析に表示ができません。
16
7-2.基本情報登録 勘定科目設定③
勘定科目毎に消費税の設定を変更できます。
例
原則課税で登録した場合
「変更画面へ」をクリック
勘定科目の初期設定で、
原則課税の消費税区分
が設定されています。
勘定科目に設定する消費税
区分を原則課税の消費税区
分から選択できます。
仕訳毎にも消費税の設定を変更できます。
伝票入力時に設定する消費税
区分を原則課税の消費税区分
から選択できます。
17
7-3.基本情報登録 補助科目設定①
補助科目設定について
勘定科目に設定されている補助科目分類に、補助科目を設定する事ができます。
補助科目分類と補助科目は親子関係にありますが、あくまで別のコードです。
例)補助科目分類コード10:預金分類
補助科目コード001:赤坂銀行○○支店
002:ビッツ銀行○○支店
003:うずまき信用金庫○○支店
補助科目分類コード20:得意先分類
補助科目コード001:赤坂株式会社
002:有限会社セミナー
003:日本商事株式会社
補助科目分類を削除する場合、勘定科目設定において補助科目分類をすべて使用しな
いように変更してから、補助残高設定にて削除対象補助科目の残高を0円に修正し、
削除を行って下さい。
補助科目コードは英数字15桁以内で任意に設定できますが、「999」に限り、設
定できません。(本サービスでは、999:その他として予約されています。)
◆ポイント◆
例えば、複数有る預金科目に「補助分類10:預金分類」を設定すると、補助科目
(例の場合は銀行名)ごとに各預金残高をそれぞれ管理する事ができます。
例)勘定科目コード 112:当座預金 113:普通預金 115:定期預金
補助分類コード
10:預金分類
補助科目コード 001:赤坂銀行○○支店
002:ビッツ銀行○○支店
003:うずまき信用金庫○○支店
補助科
目分類
10
勘定科目
補助科目
112:当座預金
113:普通預金
115:定期預金
001:赤坂銀行○○支店
100,000
0
4000
002:ビッツ銀行○○支店
50,000
2000
5000
003:うずまき信用金庫○○支店
70,000
3000
6000
18
7-3.基本情報登録 補助科目設定②
補助科目設定を選択すると、補助分類の一覧が表示され、新たな補助分類の登録、
既存の補助分類の変更をすることができます。
PDF出力では、登録されている
補助科目を補助分類ごとに出力
できます。
新たな補助分類を
追加するときは、
ここに入力し、登
録してください。
補助分類の名称、
コードを変更する
場合は、□をク
リックしてくださ
い。上段に表示さ
れますので、修正
の上、登録します。
「内容設定画面へ」をクリックす
ると、補助分類ごとに、補助科目
を設定する画面に移り、一覧が表
示されます。
新たな補助科目を
追加するときは、
ここに入力し、登
録してください。
補助科目の名称、
コード、消費税区分
を変更する場合は、
□をクリックしてく
ださい。上段に表示
されますので、修正
の上、登録します。
19
7-3.基本情報登録 補助科目設定③
補助科目分類、補助科目の登録が終わったら、勘定科目設定で、補助分類と勘定科
目を関連付けします。勘定科目設定画面から、右側にある「変更画面へ」を選択し
ます。
勘定科目設定画面へ
勘定科目ごとに、補助科目分類を選択して、利
用する補助科目を設定できます。
◆既に仕訳のある勘定科目に補助科目分類を設
定すると
999
その他
という補助科目が適用されます。
◆既に仕訳のある勘定科目に補助科目分類を設
定し、後から補助科目分類を変更したい場合
勘定科目についている補助科目を全て
999
その他
に変更していただくと、勘定科目設定の補助科
目分類を変更することが可能になります。
登録が完了すると、伝票入力画面で、補助科目が選択できるようになります。
(例)出納帳入力画面
伝票入力画面で、勘定科目入力後、補助科
目欄で、F1キーを押下すると、設定され
ている補助科目の一覧が表示されますので、
選択の上、入力できます。
また、コードでの直接入力も可能です。
F1キーで表示されます
20
7-3.基本情報登録 補助科目設定④
◆消費税の設定を補助科目単位で設定する事ができます。
補助科目設定画面で変更を行う事で、設定した消費税が伝票入力時に反映
されます。
(初期状態は勘定科目と同じ消費税区分に設定されています。)
変更したい補助科目を選択した後
選択したい消費税区分を選んで設定を
勘定科目に設定されている消費税区分の
行ってください。
情報が表示されています。
補助科目単位で、消費税の設定を行うと
消費税区分に設定した内容が表示されます。
(空欄は勘定科目と同じ消費税区分)
補助科目に設定した消費税区分で
伝票登録が行えます。
21
7-4.基本情報登録 開始残高登録①
各勘定科目の残高を登録します。
◆期首からネットde会計/青色申告eco京都ver.を使用する場合
→
期首残高を登録します。
◆期中からネットde会計/青色申告eco京都ver.を使用する場合
→
期首残高と、期首月~使用開始前月までの借方・貸方発生金額を登録します。
開始残高登録で、利用
開始月を選択して、表
示をクリックします。
期首月を選択した場合
期中月を選択した場合
期首残高の入力欄が
表示されます。
期首残高に加えて、
利用開始前月までの
発生金額の入力欄が
表示されます。
タブを選択するとPL
科目の入力欄に切り
替わります。
入力が終わりましたら、
で貸借のバランスを確認してください。
バランスを確認の上、登録することをお勧めします。
22
7-4.基本情報登録 開始残高登録②
勘定科目の残高登録の後、補助科目の残高登録を行います。
◆補助分類が設定されている勘定
科目一覧が表示されます。
◆開始残高登録がされている勘定科目
のみ、□が表示されます。
□をクリックすると、補助科目の残高
登録画面になります。
期首利用開始
期中利用開始
初期状態では、勘定科目の開始残高登録で登録した合計金額が「999その他」に表示されています。
各補助科目に残高全額を振り分けると、999その他は自動的に0になります。合計金額と各補助科
目の残高合計に差額がある場合、「999その他」に自動的に登録されます。
23
7-5.基本情報登録 摘要
(1)摘要パターン登録
摘要パターン登録では、勘定科目毎に、摘要内容と摘要コードを登録する
ことで、伝票入力時に摘要のコード入力が可能になります。
また摘要と勘定科目を関連づけすることで、摘要の検索を容易にします。
設定項目は以下の通りです。
摘要コード/摘要/フリガナ
勘定科目の選択、摘要コード・
摘要・フリガナを入力して、登
録します。
摘要を登録すると、伝票入
力画面の摘要欄で、F1キー
を押下で、摘要を検索・選
択することができるように
なります。
また、直接、コード入力を
することもできます。
(例は伝票入力画面)
F1キーで表示されます
24
7-6.基本情報登録 仕訳パターン
本サービスでは、日々の売上、毎月支払う経費など、頻繁に使用する仕訳を
パターン登録することで、入力作業を簡略化できます。
仕訳パターン登録の項目は以下の通りです。(※は入力必須項目)
パターンコード※/パターン名称/勘定科目/補助科目/摘要/金額/
内税外税区分/消費税区分
登録済のパターンは、PDF出
力で確認することもできます。
「決算」のチェック
ボックスにチェック
が入っていると決算
整理仕訳の仕訳パ
ターンとして登録さ
れます。
最後に登録します。
25
7-6.基本情報登録 仕訳パターン
・各伝票入力画面においては、仕訳パターンは以下のように使用します。
・パターンコードはパターン欄でF1キー(画面ボタン、またはキーボード)を押下
することによって検索できます。
また、出納帳入力ではPマークを押下することによって検索できます。
登録された仕訳パ
ターンは伝票入力・
仕訳入力・出納帳入
力の各画面で呼び出
すことができ、仕訳
を効率的に入力する
ことが可能です。
26
(参考)基本情報登録 利用者情報変更①
利用者情報変更メニューでは、設定された利用者の情報を確認・変更できます。
また、個々の利用者の権限を設定することができます。
選択欄にある□をクリックすると、
個々のユーザーの情報が、利用者情報
欄に表示されます。
必要に応じて修正し、変更ボ
タンをクリックします。
確認画面が表示されますので、
内容を確認していただき、問題
なければ、OKをクリックして
登録してください。
27
(参考)基本情報登録 利用者情報変更②
管理者は、個々の担当者の権限を設定できます。
権限レベル欄にある「担当者」を
クリックすると、個々の担当者の
権限設定状況が、表示されます。
その担当者の業務に応じて、必要な権限に
チェックを入れ、登録ボタンをクリックし
ます。
確認画面が表示されますので、
内容を確認していただき、問
題なければ、OKをクリックし
て登録してください。
28
(参考)基本情報登録 会計単位設定
支店などで独立した帳簿組織を持ち、全ての取引を各帳簿組織に会計記録を行う場合に使用します。
本社及び支店などで、会計単位に分けて、仕訳データを処理することができます。
残高登録、伝票登録、合計残高試算表などの照会は、会計単位ごとになります。
決算整理仕訳は、各会計単位での入力となります。
任意の会計単位コードと会計単位名称を
入力して、登録します。
会計単位が追加されます。
29
(参考)基本情報登録 部署設定
会計単位に対して部署を設定することができ、部署ごとの伝票入力を行えます。
部署をまとめるグループ部署を設定できますが、グループ部署による伝票入力は行えません。
損益計算書、総勘定元帳などついては、部署、グループ部署による照会が行えます。
部署を作る、会計単位を選択します。
任意の部署コード、部署名称、部署
名称カナを入力して、登録します。
グループ部署を作る場合は、
チェックを入れ、登録しま
す。
グループ化する部署が既に
登録されている場合は、選
択画面に遷移できます。
グループ化する部署が未登
録の場合は、登録後にグ
ループ化を行います。
部署が追加されます。
30
(参考)基本情報登録 会計単位、部署の説明①
以下の例で会計単位、部署について説明します。
<会計単位、部署の設定を行わない場合>
・・・各部署における計上額が全社として集計されます。
東京本社
札幌支店
営業部
営業部
営業1課
営業2課
営業1課
営業2課
売上
売上
売上
売上
500
300
700
200
全社売上
1700の集計
<会計単位のみ設定の場合>
・・・各部署における計上額が会計単位、全社にて、それぞれ集計されます。
東京本社
札幌支店
営業部
営業部
会計単位
営業1課
営業2課
営業1課
営業2課
売上
売上
売上
売上
500
300
700
200
東京本社
800
札幌支店 900
全社売上
31
1700の集計
(参考)基本情報登録 会計単位、部署の説明②
<会計単位、部署を設定する場合>
東京本社
会計単位
札幌支店
営業1課
営業2課
営業1課
営業2課
売上
売上
売上
売上
500
300
700
200
東京本社
各部署の計上額が各部署、
会計単位、全社にて、それ
ぞれ集計されます。
800
札幌支店
部署
900
営業1課
500
営業1課
700
営業2課
300
営業2課
200
全社売上
1700の集計
<会計単位、グループ部署、部署を設定する場合>
※
札幌支店は別にあるものとする
会計単位
東京本社
グループ部署
営業2部
営業1部
営業1課
営業2課
営業1課
営業2課
売上
売上
売上
売上
500
300
700
200
部署
東京本社 1700
各部署の計上額が各部署、
グループ部署、会計単位、
全社にて、それぞれ集計さ
れます。
営業1部
800
営業2部
900
営業1課
500
営業1課
700
営業1課
300
営業1課
200
全社売上
32
xxxxの集計
8-1.日常業務 メニュー
日常業務の流れ~伝票入力
(1)仕訳の入力
①貸借が一科目ずつの取引の入力・・・・・・・・・伝票入力
②複数の科目にわたる取引の入力・・・・・・・・・仕訳入力
③現金・預金の入出金に関する取引の入力・・・・・出納帳入力(現金・預金)
④売掛金・買掛金に関する取引の入力・・・・・・・売掛金・買掛金入力
(2)入力した仕訳のチェック
① 現金・預金の入出金に関する取引の出力・・・・・・出納帳(現金・預金)
② 入力した伝票の出力・・・・・・・・・・・・・・・仕訳帳
③ 伝票を検索する・・・・・・・・・・・・・・・・・伝票検索
④ 売掛金・買掛金に関する取引の出力・・・・・・・・売掛帳・買掛帳
日常業務の流れ~帳票出力
(3)入力仕訳の完成と月次帳票の保管
① まだ確定されていない取引(不明勘定
997)を
調べて確定する・・・・・・・・・・・・・・・・・・不明勘定一覧
② 総勘定元帳を出力してチェックを行う・・・・・・・・総勘定元帳
③ 補助勘定元帳を出力してチェックを行う・・・・・・・補助元帳
④ チェックがOKなら、合計残高試算表を出力・・・・・合計残高試算表
⑤ 月次の締め処理を行う・・・・・・・・・・・・・・・月次締め指示
33
8-2.日常業務 伝票入力①
伝票の入力について、まずは伝票入力を説明します。
入力メニューから、伝票入力を選択します。
機能概要
入金、出金伝票(借方、貸方が現金科目固定)と貸借1行ずつの振替伝票が登録できます。
出納帳入力、仕訳入力で登録した伝票(貸借1行の伝票のみ)も修正、削除できます。
処理年月など
選択エリア
登録済
伝票表示エリア
伝票入力エリア
処理年月を選択して、
一覧表示をクリック
すると、右のように
登録済の伝票が表示
されます。
ここに伝票を
打っていきます。
34
8-2.日常業務 伝票入力②
各ボタンなどの説明をします。
年度の選択を
消費税の設定が表示
されます
行います。
入力月を選択します。
月次、決算整理を
選択した年月の入力
済の伝票を一覧表示
します。
選択します。
付箋を貼る時に
使用します
入出金区分の選択
欄になっています。
1:入金
パターンコードを入力して仕訳
パターンを呼び出します。
2:出金
3:振替
入力欄はEnterキーですべて移動できます。
◆ファンクションキーの使い方◆
F1
(検索)
⇒ パターン欄、勘定科目、補助科目、部署欄、摘要欄で押すと、
コード検索画面が表示されます。
「複写」
⇒ 選択され表示されている伝票を複写し、新規伝票とします。
F4
(削除)
⇒ 選択され表示されている伝票を、削除することが出来ます。
F5
(クリア)
⇒ 選択している行の内容が消去されます。
F9
(複合)
⇒ 仕訳入力画面を表示します。
F10(パターン登録)⇒
パターン登録画面を起動します。
「検索修正」
⇒ 伝票の検索修正指示画面を表示します。
「一括修正削除」
⇒ 伝票の一括修正削除画面を表示します。
35
8-2.日常業務 伝票入力③
(1)新規伝票入力
① 新規伝票入力(入金)
現金売上が10,500円(税込み)を例として、説明します。
画面上部の区分、処理年月などを選択後、処理年月の伝票を一覧表示します。
起動時は新規モードで、伝票番号は自動的にセットされていますので、伝票種別欄で
入金を表す「1」を入力し、Enterキーを押します。
借方に現金が自動的にセットされ、固定されます。ここで固定される現金は、勘定科目
設定で、「現金」を指定した科目のうち、コード順で最初の科目になります。
固定されます
Enterキー操作で、(年月)日、相手方勘定科目、補助科目、金額などを入力して、
消費税の項目まで入力を行うと下の画面になります。
尚、消費税は、区分の変更、金額の変更を行うことができます。
勘定科目の入力は、ローマ字とコード(数字)入力が可能です。
売上高を入力する場合、ローマ字入力の場合は科目欄に(uriage)と入力すると、(uriage)
から始まる勘定科目が、コード入力の場合は(5)と入力すると、(5)から始まる勘定科目
が表示されますので、キーボード上の↑↓で探すことができます。
また勘定科目を探したい場合は、各項目で、F1キーを押すと、候補が表示されます。
画面上段の左側の検索枠は、
ローマ字、コードに加え、
カタカナでも検索が可能です。
勘定科目が見つかりましたら、
選んだ項目でEnterキーを
押すか、ダブルクリックに
より選択、入力されます。
36
8-2.日常業務 伝票入力④
消費税欄から、Enterキーを押すと、入力が完了し、登録され、中央の伝票表示エリアに
表示されます。
② 新規伝票入力(出金)
同様に買掛金10,500円を支払ったという例で、説明します。
引き続きの入力の場合は、入出にカーソルがあるので、出金を表す「2」を入力します。
今度は貸方が固定されます。
固定されます
同様に、カーソルの移動に合わせて、借方に必要事項、最後に金額と消費税(修正の必要
があれば)を入力します。
Enterキーを押すと、登録され、伝票表示エリアに表示されます。
37
8-2.日常業務 伝票入力⑤
③ 新規伝票入力(振替)
次に、10,500円(税込み)で掛売したという例で、説明します。
入出に振替を表す「3」を入力します。借方、貸方ともに入力できる状態になります。
年月日以降を入力してみましょう。下記の表示になります。
Enterキーを押すと登録され、伝票表示エリアに表示されます。
38
8-2.日常業務 伝票入力⑥
④ 新規伝票入力(登録してある伝票を複写して利用する)
現金売上が同じように10,500円あり、先ほど入力した伝票を使って、登録します。
該当の伝票の行をクリックすると、黄色になり、伝票入力エリアに表示されます。
変更モード(伝票の修正)になっているので、複写ボタンをクリックします。
データはそのままで、新規モードになります。年月日、金額などを修正します。
消費税欄から、Enterキーを押すと、登録されます。
39
8-2.日常業務 伝票入力⑦
(2)伝票修正
① 伝票修正(個別)
先ほど入力した、10,500円の現金売上が、105,000円だったという修正の説明をします。
まず、該当の伝票を選択します。黄色になり、入力エリアに反映されます。
変更モードになっていますので、金額に105,000円と修正します。
消費税欄から、Enterキーを押すと、登録されます。
40
8-2.日常業務 伝票入力⑧
② 伝票修正(検索修正)
画面下部の検索修正機能を使ってみましょう。「検索修正」をクリックします。
仕訳データ検索の画面で、検索する条件
を設定してOKすると、伝票表示エリア
に、検索された伝票が表示されます。
伝票修正(個別)と同様に、対象の伝票を
選択し、修正してください。
③ 伝票修正(一括修正)
画面下部の一括修正機能を使ってみましょう。「一括修正削除」をクリックします。
仕訳データ一括修正削除の画面で、修正
を選択し、年月、伝票番号を指定するこ
とにより、対象の伝票を、指定の年月に
変更することが可能です。
また、月次で入力した伝票を、決算整理
にすることも可能です。
同様に、削除する機能もあります。
41
8-3.日常業務 仕訳入力①
仕訳入力を説明します。伝票入力の入力画面では、登録済伝票が表示されましたが、
仕訳入力では、表示画面がひとつの仕訳になります。借方か貸方の両方あるいは、
片方が、複数科目必要な仕訳を入力することができます。
各仕訳はひとつずつ登録します。
画面の表示上は4行ですが、最大40行まで
入力できます。
勘定科目ごとに、ひとつずつの枠を入力して
いってください。
次項に入力例があります。
1つの仕訳入力をするごとに、
「登録」をクリック。
勘定科目・補助
科目・部署・摘
要コードの各欄
でF1キー押下
すると、各項目
の選択画面が表
示されます。
(直接入力も可
能)
各ファンクションキーで様々な操作が
行えます。(画面を参照ください)
仕訳パターン
として登録し
ておきたいと
きにはF10パ
ターン登録ボ
タンを押すと
仕訳パターン
登録の画面が
起動します。
42
8-3.日常業務 仕訳入力②
仕訳入力例です。ここでは、210,000円の売上があり、100,000円を現金で受
取り、110,000が掛売上となった場合です。
① 対象期間の年月が表示されますの
で日付けの入力を行います。
拡
大
②
勘定科目はローマ字検索で選択するか、直接コードを入力します。
勘定科目名称は自動的に表示されます。Enterキーで次の項目に移動します。
消費税対象科目の場合は、消費税欄が自動的にセットされます。
③ 補助科目がある場合は、補助科目欄に移動しましますので、同様に入力
します。
④摘要を入力します。勘定科目、
補助科目と同様に、F1検索、
コード入力するか、直接文字入
力します。
Enterキーで次の科目に移動し
ます。
⑤金額を入力します。消費税対象の場合は、消費税の金
額も自動的に計算、表示されます。消費税の金額は、手
入力で修正することも可能です。Enterキーで移動しま
す。
同様の操作で、各勘定科目ごとの入力が完了しましたら、借方合計、貸方合計欄の金額が合っている
ことを確認して登録します。合っていない場合は、合計欄が赤い数字で表示されます。
43
8-4.日常業務 出納帳入力
出納帳(現金・預金)の入力方法を、現金出納帳の入力画面で説明します。
預金出納帳の入力も同様です。
年度・勘定科目・補助科目・会計単位を選択
し、「一覧表示」クリック。
1行がひとつの伝票になります。
該当月の出納帳が表示さ
れます。
各ファンクションキーで様々な操作が
行えます。(画面を参照ください)
「一番下へ」ボタンを押すと、
空白行に移動します。
・勘定科目・補助科目・部
署・摘要の入力欄でF1
キー押下すると、各項目の
選択画面が表示されます。
・パターンでF1キーを押
下すると、勘定科目に該当
するパターンのみ表示され
ます。
入力欄はTabキー、Enterキーで移動できます。但
し、Enterキーの場合は、金額以外の項目で、何も
入力しないと、直前の仕訳がコピーされます。
44
8-5.日常業務 売掛帳・買掛帳入力
売掛帳・買掛帳の入力方法を、売掛帳の入力画面で説明します。
買掛帳の入力も同様です。
年度・補助科目・会計単位を選択します。
勘定科目は、売掛金か買掛金のいずれかを
選択します。
1行がひとつの伝票になります。
「一番下へ」ボタンを押すと、
空白行に移動します。
各ファンクションキーで様々な操作が
行えます。(画面を参照ください)
基本的な操作は出納帳入力と同
じです。
掛売りが発生した場合は
「売上額」に売掛金を
回収した場合は「回収額」に
金額を入力します。
一般的に、掛売をした場合の相手科目は「売上」に、
45
売掛金を回収した場合の相手科目は「現金」または
「普通預金」になります。
45
8-6.日常業務 付箋機能①
伝票入力時に、仕訳単位で付箋メモを残すことができます。
付箋の貼られた仕訳は各帳票で一目で確認できますので、他の担当の方も、後か
ら簡単に確認することができます。
出納帳入力(現金・預金)
各伝票の右端にある付箋ボタンをクリック
してください。
付箋メモが画面上に表示されます。
誰から誰へ、質問内容を記
入して、登録します。
登録すると、付箋マークが
指定した色で表示されます。
質問は何色、回答は何色、
または、担当者ごとに色を
変えてわかりやすくするこ
とができます。
仕訳入力時
付箋ボタンをクリックしてください。
機能は同様です。
伝票入力時
→で示した、付箋ボタンを
クリックしてください。
機能は同様です。
46
8-6.日常業務 付箋機能②
付箋の付いている仕訳を帳票画面で確認します。付箋が付いている勘定科目や仕訳
などに、下記の印が表示されます。また、伝票検索画面で、付箋の付いている伝票
を検索することができます。例は合計残高試算表です。
勘定科目ごとに、付箋の付いている
伝票があると赤く表示されます。
赤の□をクリックすると、補助科目
が設定されている勘定科目の場合、
補助科目合計残高表へ移動。
さらに、□をクリックすると
補助元帳へ移動。
付箋マークが表示さ
れます。
□をクリックす
ると、伝票入力
画面へ移動しま
す。
47
8-7.日常業務 伝票確認(仕訳帳)
条件を指定して、表示ボタンをクリックします。
下の画面のように、該当の仕訳が一覧表示されます。
PDF出力をクリックすると、帳票として、印刷、保存が
できます。
CSV出力をクリックすると、CSVファイルとして出力
され、Excelなどで、表示し、編集できます。
印刷・保存
ボタンがあ
ります。
CSV出力画面
PDF出力画面
48
8-8.日常業務 伝票照会
各帳票から伝票を照会し、確認・修正することができます。
合計残高試算表で、内容
確認したい勘定科目行の
□をクリックします。
(この例では「現金」)
現金の総勘定元帳が開き
ます。確認したい仕訳の
□をクリックします。
該当伝票の入力画面が
開きます。ここで確
認・修正ができます。
49
8-9.日常業務 伝票検索
伝票検索メニューから、条件を設定して、検索ボタンを押すと、条件に合致する伝票が
表示されます。
条件を設定して、検索ボタンをクリックします。
条件は必要な部分だけの設定で構いませんが、
対象範囲が広くなると検索に時間がかかります。
50
8-10.日常業務 出納帳(現金・預金)
現金出納帳・預金出納帳のメニューから、科目、対象年月などを選択して、
表示を押すと、現金出納帳、預金出納帳の画面が表示されます。
PDF出力ボタンをクリックすると、下の画面となり、印刷・保存することができます。
条件を設定し、表示ボタンをクリッ
クすると、対象の出納帳が表示され
ます。
PDF出力ボタ
ンをクリック
すると、下の
画面になり、
帳票として印
刷・保存がで
きます。
51
8-11.日常業務 売掛帳・買掛帳
メニューの【帳簿出力・印刷】より、【売掛帳・買掛帳】をクリックします。
科目、対象年月などを選択して、表示を押すと、売掛帳・買掛帳の画面が表示されます。
売掛帳・買掛帳では、取引先ごとの未回収額・お支払予定額を確認することが可能です。
条件を設定し、表示ボタンをクリックすると、
対象の伝票が表示されます。
PDF出力ボタン
をクリックする
と、下の画面に
なり、帳票とし
て印刷・保存が
可能です。
52
8-12.日常業務 不明勘定一覧
伝票入力時に勘定科目が分からない場合、科目コード「997不明勘定」として、一時的に
入力することができます。勘定科目が分かった時点で、修正する必要がありますので、
不明勘定一覧のメニューがあります。不明勘定一覧から、表示を押すと、不明勘定で
登録されている取引が表示されます。○で示した□をクリックすると、伝票修正画面と
なりますので、勘定科目が分かった時点で修正できます。
変更モードで表示されますので、不明勘定科
目を、修正して登録してください。
必要に応じて、
摘要も修正し
てください。
53
8-13.日常業務 総勘定元帳
総勘定元帳のメニューから、勘定科目などを選択して、表示を押すと、総勘定元帳の
画面が表示されます。PDF出力ボタンをクリックすると、下の画面となり、
印刷・保存することができます。
条件を設定し、表示ボタンをクリックすると、
対象の総勘定元帳が表示されます。
PDF出力ボタ
ンをクリック
すると、下の
画面になり、
帳票として印
刷・保存がで
きます。
54
8-14.日常業務 補助元帳
補助元帳のメニューから、勘定科目、補助科目などを選択して、表示を押すと、
補助元帳の画面が表示されます。PDF出力ボタンをクリックすると、下の画面となり、
印刷・保存することができます。
条件を設定し、表示ボタンをクリックす
ると、対象の補助元帳が表示されます。
PDF出力ボタ
ンをクリック
すると、下の
画面になり、
帳票として印
刷・保存がで
きます。
55
8-15.日常業務 合計残高試算表(BS/PL)
合計残高試算表のメニューから、年度、期間などを選択して、表示を押すと、
貸借対照表、損益計算書の画面が表示されます。PDF出力ボタンをクリックすると、
下の画面となり、印刷・保存することができます。
条件を設定し、
表示ボタンを
クリックする
と、対象の合
計残高試算表
が表示されま
す。
PDF出力ボタ
ンをクリック
すると、下の
画面になり、
帳票として印
刷・保存がで
きます。
表示順設定で【合計残高試算
表に表示する】にチェックを
入れていない勘定科目に残高
が発生している場合はアラー
ト画面が表示されます。
56
9.固定資産
本サービスでは、固定資産を管理し青色申告決算書に減価償却状況を出力します。
◆固定資産管理でできること
①固定資産の取得・除売却の情報を登録できます。
②当年度における各固定資産の減価償却状況を表示・出力できます。
③減価償却情報を青色申告決算書の該当欄に自動的に出力できます。
④固定資産の当年度増減一覧を表示・出力できます。
固定資産メニューから、固定資産台帳をクリックします。
固定資産台帳では、固定資産の取得価額、
簿価、当年度の減価償却状況等が一覧表示
されます。
固定資産台帳の各資産のチェッ
クボックスまたは、固定資産取
得のボタンをクリックすると、
各固定資産の詳細を入力または、
修正できる画面が表示されます。
青色申告決算書の3ページへ、固定資産
台帳に登録した固定資産の減価償却状況が
自動出力されます。
57
10-1.決算業務 メニュー
決算業務の流れ
(1)決算整理仕訳入力
① 期末整理表の出力 _________________________________ 期末整理表
② 決算整理仕訳の入力
決算整理仕訳入力
(2)決算書の作成及び出力
●個人事業主の場合
① 青色申告決算書の作成に必要なデータの入力
青色申告書作成準備処理
② 青色申告書の印刷(事業所より指定)
青色申告決算書作成
●法人の場合
① 決算書の表示設定___________________________________決算書表示設定
② 当期利益処分案・当期損失処理案の入力、
他必要なデータ入力
③ 決算報告書の出力
・貸借対照表の印刷
_________決算報告書(法人)
・損益計算書の印刷
・製造原価報告書の印刷
・販売費・一般管理費内訳表
・利益処分計算書の印刷
(3)年次繰越処理
① 1年間の伝票を集計し、翌期へ資産勘定の繰越しを行う
__年次繰越処理
② 同時に次の処理が行われます。
・法人の時、「繰越利益金」と「繰越利益剰余金」が、翌期の「繰越利益金」に繰越されます。
・個人の時、「事業主借」「事業主貸」「控除前所得」が、翌期の「元入金」に
繰越されます。
※システムの会計年度が翌年度となり、これ以降は前年度分の伝票が
修正不可能となります。(=本更新の場合)
※年次繰越処理の「仮更新」では、期末残高の翌年度期首への繰越のみ実行されます。
会計年度は元の年度のままですので、元の年度の仕訳編集も可能です。
(翌年度の仕訳入力も可能)
58
10-2.決算業務 決算整理仕訳入力
決算書作成
必要な決算整理仕訳を登録します。
期末整理表で全勘定科目の残高を確認します。
(個人事業主)
青色申告決算書準
備処理に進みます。
(法人)
決算書表示設定に
進みます。
画面の指示に従い、準備処
理を進めてください。
決算報告書 出力
青色申告決算書 出力
決算書報告書表示設定で表示区分
を【表示しない】にチェックを入
れている勘定科目に残高が発生し
ている場合はアラート画面が表示
されます。
59
10-2 ②.決算業務 決算整理仕訳入力
決算書作成
決算報告書出力をクリックすると【変動理由の内訳入力】が表示されます。
入力が完了したら、下にある【PDF出力】【CSV出力】をクリックします。
PDF出力ボタンをクリックす
ると、下の画面になり、帳票
として印刷・保存ができます。
CSV出力をクリックすると、
下の画面になり、表計算ソフト
に取込みが可能です。
60
10-3. 青色申告書の作成の流れ
青色申告書を作成する為に、準備処理として事業主情報等を登録する必要が有ります。
・準備処理は下記の流れで行います。
・★印が付いている入力欄は必須項目なので、入力しないと登録が行えません。
・各情報の登録が終了した後は、登録ボタンをクリックして下さい。
事業主情報
・青色申告決算書1枚目の事業主情報の欄に反映されます。
事業所登録に登録した内容が入力されていますので、
必要に応じて変更して下さい。
勘定科目設定
・青色申告決算書に記載する勘定科目に、対応する科目を設定します。
(期中に勘定科目の追加を行っている場合は必ずここで設定を行って下さい。)
・貸倒引当金繰入額の計算に記載される情報の入力欄です。
貸倒引当金
繰入額の計算
・本年分繰入限度額と本年分繰入額は自動計算されます。
・最下行に貸倒引当金繰入額の決算額が表示されているので、
それに一致するように入力する必要が有ります。
・従業員の氏名、従事月数、年齢、給料賃金、賞与、源泉徴収額を
給料賃金の内訳
入力します。
・専従者の氏名、従事月数、年齢、続柄、給料賃金、賞与、源泉徴収額を
専従者給与の内訳
入力します。
・青色申告決算書3枚目の「利子割引料の内訳」「地代家賃の内訳」
利子割引等の内訳
「税理士・弁護士等の報酬・料金の内訳」に記載する情報を
入力します。
特別控除額の計算
決算書作成
・青色申告決算書2枚目の「青色申告特別控除額の計算」に
記載する情報を入力します。必要に応じて入力を行って下さい。
・A4白紙、A3専用紙のどちらかを選択します。1~4ページのうち
印刷が不要なページがある場合はチェックを外して下さい。
61
10-4. 消費税申告書の作成
◆消費税申告書を作成する為に、「消費税申告書作成処理」という作業を行う必要があります。
・「決算業務」メニューの「消費税申告書」をクリックしたら続けて以下の操作をしてください。
①課税期間と申告種類を選択してください。
②課税期間と申告種類を選択したら
「消費税申告書作成処理」をクリックしてください。
●作成処理は下記の流れで行います。
・消費税申告書作成処理(納税情報)画面では、納税地の情報、
納税情報
事業所の情報、税理士の情報を登録します。
必要に応じて変更して下さい。
・消費税申告書作成処理(金融機関)画面では、消費税の還付が
金融機関情報
行われる場合の還付を受け取る銀行、郵便局について入力します。
・消費税申告書作成処理(付表)画面では、付表に出力する金額を
入力します。
付表
(原則課税の場合)
全項目入力可能です。
(簡易課税の場合)
貸倒回収に掛かる消費税額のみ入力可能です。
・消費税申告書作成処理(申告書情報)では、申告書に出力する金額、
申告者情報
付記事項などを入力します。
・「参考事項」で「積上処理」か「総額処理」か選択する事が出来ます。
申告書印刷
・消費税申告書と付表をPDF出力します。
・カラープリンタに対応しています。
62
10-5. 所得税申告書の作成
◆所得税申告書を作成する為に、「所得税申告書作成処理」という作業を行う必要が有ります。
・「決算業務」メニューの「所得税申告書作成処理」をクリックしたら以下の操作をしてください。
①事業主の生年月日を必ず入力してください。
※雑所得の計算などに使用されます。
②事業主の生年月日を入力したら
「所得税申告書作成処理」をクリックしてください。
●作成処理は下記の流れで行います。
●第一表
・営業等、農業、不動産、利子、配当、給与、雑の7種類の所得を
登録することができます。
・利子、配当、給与、雑は自動計算され、所得金額を表示します。
収入・所得
・画面上の7種類の所得金額を計算して、経常所得を求めます。
・登録ボタンをクリック後、損益通算画面で計算される損益通算画面で
計算される損益通算、及び雑損控除等画面で行われる控除額の計算が
行われます。
・譲渡、一時、山林、退職の4種類の所得を登録することができます。
損益通算
・山林、退職は損益通算用に設定します。分離課税用の第三表は出力さ
れません。
・画面上では、譲渡所得と一時所得の通算が行われます。
・登録ボタンをクリック後、収入・所得画面で計算した経常所得を含め
た損益通算、及び雑損控除等画面で行われる控除額の計算が行われます。
・雑損控除、医療費控除、寄付金控除の3種類の控除額を登録すること
ができます。
雑損控除等
・自動計算されますので、必要な金額を入力すれば控除額が表示されま
す。
63
10-5. 所得税申告書の作成
※60ページからの続き
各保険控除
・社会保険控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険料控除、損害保険料
控除の4種類の控除額を登録することができます。
・自動計算されますので、必要な金額を入力すれば控除額が表示されます。
・寡婦寡夫控除、勤労学生控除、配偶者(特別)控除、障害者控除、扶養控
除の5種類の控除額を登録することができます。
配偶者扶養控除
・自動計算されますので、必要な項目を入力すれば控除額が表示されます。
・控除額の計算に必要なので、生年月日は必ず設定してください。
・画面起動時に、課税される所得金額、税額、配当控除が自動計算されます。
税金の計算等
・申告書B第一表の税金の計算、その他、延納の届出の各項目を登録するこ
とができます。
●第二表
お近くの税務署へご確認のうえ、必要に応じてネットde会計/青色申告eco京都ver.でのご入力をお願いします。
「所得税申告書作成処理」での入力内容が実際の確定申告書のどの部分へ反映されるかを以下でご説明します。
・第二表の「所得の内訳(源泉徴収額)」
所得の内訳
「配当所得・雑所得(公的年金等以外)総合課税の譲渡所得・一時所得に
関する事項」に反映されます。
事業専従者
住民税・事業税
・第二表の「事業専従者に関する事項」、「特例適用条文等」に反映されます。
・第二表の「住民税・事業税に関する事項」に反映されます。
64
10-5. 所得税申告書の作成
・「納税情報」で入力した内容は第一表の左上にある「○○税務署長/○○年○○
月○○日」の欄に反映されます。
納税情報等
・「事業所」で入力した内容は第一表の上部の事業主情報の欄と、第二表の左上
の事業主情報の欄へ反映されます。
・「依頼税理士」で入力した内容は第二表右下の税理士情報の欄へ反映されます。
金融機関情報
・「金融機関情報」で入力した内容は第一表の「還付される税金の受取場所」に
反映されます。
①出力対象の会計年度を
②出力したい帳票を
選択してください。
選択してください。
所得税印刷
③希望の「種類」にチェックを入れると
第一表の「種類欄」に○が付きます。
④「所得税申告書印刷」を押せば
※「種類欄」は第一表の「事業主欄」と
PDFが出力されます。
「金額欄」の間にあります。
【所得税申告書の機能概要】
・出力するPDFは、所得税申告書B第一表、所得税申告書B第二表、損益の通算の計算書になります。
・収入金額、所得金額を登録した後、損益通算処理、控除額(雑損、医療費、寄付金)の再計算を行います。
・各年度の初期起動時、青色申告決算書から収入と所得を取得し、
営業等の収入金額と所得金額に設定します。
65
10-6.決算業務 月次・決算4票
月次・決算4票画面からは、貸借対照表、損益計算書、科目別内訳書、
月別損益推移一覧表が、月次及び決算月を指定して出力できます。
年度、月を指定して、PDF
出力をクリックすると、帳
票として、印刷、保存がで
きます。
(例)月別損益推移一覧表
※3月で指定した場合
66
10-7.決算業務 経営分析資料
経営分析資料メニューでは、経営計数分析表、比較貸借対照表、比較損益計算書、
月別売上実績表、経営分析レーダーチャート、損益分岐図表を出力できます。
年度、月を指定して、PDF
出力をクリックすると、帳
票として、印刷、保存がで
きます。
(例)経営計数分析表
67
10-8.決算業務 年次繰越処理
年次繰越処理は、 1年間の伝票を集計し、翌期へ資産勘定の繰越しを行う処理で、
下記のふたつがあります。
☆年次繰越処理には2種類あります。
①仮更新
・期末残高を翌期首残高に繰り越します。会計年度自体は更新されませんので、
現会計年度の仕訳の修正も行えます。
・仮更新は何度でも行えます。(元の年度の仕訳修正により期末残高が変わった
とき、再度仮更新を行えば翌期首残高も修正出来ます。)
②本更新
・期末残高を翌期首残高に繰り越します。
・会計年度が更新されます。前年度の仕訳データは修正出来なくなります。
☆残高の繰越を行うと
○個人:「元入金」+「控除前所得」+「事業主借」-「事業主貸」 ⇒ 翌期「元入金」
※ 「譲渡益」、「譲渡損」等は元入金に加減算されません。期末に残高がある場合
決算整理仕訳で「事業主借」、「事業主貸」等に振替えておいて下さい。
○法人:「繰越利益金」+「繰越利益剰余金」 ⇒
68
翌期「繰越利益金」
11-1.建設業について
◆建設業機能とは、仕訳伝票に「工事番号」をつけて入力することにより
工事別の原価管理を行う機能を指しています。また工事別の「工事台帳」や
「完成工事原価報告書」等の帳票を作成する事が出来ます。
1.お客様登録
利用する為には、会計基本情報登録の勘定科目体系を建設業で登録する必要が有ります。
初期設定時に、建設業で設定をして下さい。
2.機能
建設業事業者用の機能として、以下の機能があります。
・基本情報登録メニュー
工事登録
工事別残高登録
・日常業務メニュー
伝票入力、仕訳入力、出納帳入力にて工事番号入力
工事台帳
合計残高試算表(完成工事原価報告書)
決算報告書(完成工事原価報告書)
69
11-1.建設業について
◆建設業で使用する勘定科目と補助科目
建設業では、特定の勘定科目や補助科目を使用して
建設業
勘定科目
残高の入力や伝票の入力を行います。
完成工事未収入金
完成工事高
建設業
補助科目
未成工事受入金
区 分
補助科目名
分 類
直接費
間接費
完成工事原価
材料費
材料費
○
労務費
労務費
○
給料賃金
〃
○
退職金
〃
○
福利厚生費
〃
○
外注工賃
外注費
役員報酬
経
費
未成工事支出金
○
☆建設業対応の勘定科目
建設業では、上の勘定科目を使用し
て残高や伝票の登録を行います。これ
らの勘定科目は科目設定画面で変更す
る事が出来ません。
○
☆建設業対応の補助科目
サービス部品費
〃
○
リース料
〃
○
雑費
〃
○
事務費
〃
○
研修・研究費
〃
○
雇車費
〃
○
現場共通費
〃
○
設計費
〃
○
※工事別管理
仮設経費
〃
○
運搬費
〃
○
機械等経費
〃
○
残高や仕訳の入力時に工事番号を
選択し、建設業科目・補助科目を使
用して伝票を入力する事で工事別の
原価管理を行う事が出来ます。
補償費
〃
○
除却費
〃
○
修繕費
〃
○
消耗品費
〃
○
燃料費
〃
○
減価償却費
〃
○
電力費
〃
○
水道費
〃
○
70
建設業科目の内「未成工事支出金」
と「完成工事原価」は、左の共通した建
設業補助科目を常に使用します 。
これらの補助科目の内「直接費」に
該当する科目は削除することが出来ま
せん。科目名称の変更や追加登録は可
能です。
11-2.工事登録
◆建設業機能を利用して工事の管理を行う為には、まず最初に工事登録を行う事が必要です。
その為には工事登録画面より、管理する工事を登録して頂く必要が有ります。
既に登録して有る工事を検索
する事が出来ます。
各項目に検索条件を入力して
検索して下さい。
各工事の左にある、 □をクリッ
クする事で、工事内容の変更や
工事そのものを削除する事が出
来ます。
新規を選択すると、工事
登録画面に移ります。
○工事登録について
工事登録画面では新規の工事を登録する他に、既に登録されている工事の
検索・修正・削除も行う事が出来ます。
※検索条件
①完成工事区分・・・・「未成」「完成」「すべて」のいずれかを選択して下さい。
②工事番号・・・・・・検索したい工事の番号を範囲指定下さい。
③契約日・・・・・・・いつから、いつまでに契約した工事を検索するのか範囲指定して下さい。
④完成(予定)日・・・いつから、いつまでに完成した工事を検索するのか範囲指定して下さい。
・登録済の工事の一覧を印刷する時は「PDF出力」でPDFにして印刷して下さい。
・登録済の工事の内容を変更したい場合は、変更したい工事の左に有る□をクリックする事で
工事内容の変更や削除を行う画面に移ります。
71
11-2 工事登録
◆この画面で新規の工事登録や、登録済の工事の修正・削除を行います。
★印は必須入力の項目となっていますので、情報を入力し登録して下さい。
また既存の工事を修正する場合は会計単位と工事番号以外は修正可能です。
各項目を入力し、登録します。
(★事項は必須です)
<新規に工事を登録する場合>
新規に工事を登録する場合は、上記画面より必要な情報の登録を行って下さい。
★印は必須入力の項目となっていますので、必ず入力を行って下さい。
<工事が完成した場合>
工事が完成した場合は、完成工事区分の「完成」にチェックを入れ完成日を入力します。
またその時、完成工事原価振替を「する」に設定して登録をすると、未成工事支出金の残高を
完成工事原価へ自動振替します。
自動振替で発生した伝票を修正・削除するには、一旦完成している工事を未成に戻して下さい。
その上で、未成工事支出金の残高や伝票を修正して下さい。
工事完成後に追加で原価が発生した場合は、通常の仕訳入力で未成工事科目の伝票を登録した後
手入力で完成工事原価に振り替えて登録する事も出来ます。
※登録済の工事を削除するには、その工事の残高及び各月の発生額等全てゼロにして下さい。
※完成日の登録は、来期以降の日付入力は出来ません。
72
11-3.工事別残高登録
◆「開始残高登録」で未成工事支出金などの建設業科目に残高を登録し
「補助科目残高登録」で各建設業科目の補助科目残高を登録すると
工事別に残高登録が出来るようになります。
各補助科目に残高を入力し、登録します。
<工事別残高入力>
基本情報メニューの「工事別残高登録画面」から工事ごとの残高を登録します。
入力は工事番号別となりますので、先に工事登録がされている事が前提になります。
各科目の残高(期中開始の場合は当年度発生額も)を入力し登録します。
期首残高・・・・・該当する科目に残高が発生していれば入力が可能です。
当年度発生額・・・該当する科目に期中残高が発生している場合は入力が可能です。
※「開始残高登録」で登録した金額以上を工事別残高で登録することも出来ます。ただしその場合は
工事番号999「その他」の残高がマイナス調整されますので注意して下さい。
73
11-4.工事台帳
◆登録済の工事に関しては、工事台帳でPDF出力することが出来ます。
出力したい工事台帳の範囲を指定し、PDF出力のボタンをクリックすると出力出来ます。
PDF出力する工事が未成の場合、未成工事支出金欄は当月発生高を示し、工事が完成の場合は
未成工事支出金欄については、完成時に未成工事支出金から完成工事原価へと残高が振替られる
ので、完成月のみ表示されます。
※完成工事区分の「すべて」とは「未成」と「完成」の両方という意味であり、工事番号や
年度(西暦)には関係ありません。
工事台帳は
※建設業対応メニュー「工事台帳」
「工事台帳(残高)」と
を押して下さい。
「工事台帳(仕訳明細)」の
2種類が出力出来ます。
条件を指定して、PDF出力
①どちらか希望の台帳
をクリックして下さい
工事台帳(残高)
工事台帳(仕訳明細)
PDFで出力されます。
74
11-5.建設業の伝票入力・残高の確認
◆工事の登録が終りましたら、各工事に対して伝票を入力する事になります。
建設業に対応している事業所の場合、各伝票入力画面の「部署」登録欄が「工事」登録欄になります。
「工事」登録欄に工事登録で登録済の工事番号を入力すると、工事台帳の期中発生高に金額が
反映されます。
建設業科目(未成工事支出金・完成工事未収入金・未成工事受入金・完成工事高・完成工事原価)
の科目を伝票で入力する場合、補助科目の登録されている科目については
適切な補助科目を入力するようにして下さい。
伝票入力
赤枠部分に工事番号を入力します。
75
11-5.建設業の伝票入力・残高の確認
太枠部分に工事番号を入力します。
仕訳入力
出納帳入力
11-5.建設業の伝票入力・残高の確認
◆工事登録で「完成」の登録をした工事に関しては、合計残高試算表で完成工事原価報告書を
出力することが出来ます。
「部署・工事番号」欄に出力したい工事番号を入力すると出力出来ますが、
表示・出力されるのは損益計算書と完成工事原価報告書のみとなります。
(指定した工事に関する損益と工事原価のみを表示する為)
※工事登録で「未成」の工事に関しては、完成工事原価報告書を出力することは出来ません。
工事番号を入力してから
画面を表示して下さい。
77