ジェンダーと開発(PDF/564KB)

9. 指標例及び代表的教訓(ジェンダーと開発)
本レファレンスに記載の中心課題(代表的事例)と優先開発課題
中心課題(代表的事例)
優先開発課題
①中心課題(代表的事例)「女性の生計向上・雇用機会の拡大(カン
Ⅰ女性の経済的エンパワメントの推進
ボジア ジェンダー主流化プロジェクト(フェーズ2))」
②中心課題(代表的事例)「女性の生計向上・雇用機会の拡大(アフ
Ⅰ女性の経済的エンパワメントの推進
ガニスタン女性の貧困削減プロジェクト)」
③中心課題(代表的事例)「紛争や災害、暴力や人身取引被害からの
女性の保護と社会復帰・自立支援(タイ・ミャンマー・ベトナム人身 Ⅱ 女性の安全保障・人権の推進
取引対策)」
④中心課題(代表的事例)「女性の健康と教育の推進(助産能力強化
Ⅲ 女性の健康と教育の向上
を通じた母子保健改善)」
⑤中心課題(代表的事例)「女性の健康と教育の推進(プライマリー
Ⅲ 女性の健康と教育の向上
ヘルスケア)」
⑥中心課題(代表的事例)「ジェンダー平等を推進する政策と制度の
整備と組織能力の向上(ナイジェリア女性の生活向上のための女性セ Ⅴ ジェンダー平等なガバナンスの推進
ンター活性化支援プロジェクト)」
⑦中心課題(代表的事例)「ジェンダー平等を推進する政策と制度の
整備と組織能力の向上(ネパールジェンダー主流化及び社会的包摂促 Ⅴ ジェンダー平等なガバナンスの推進
進プロジェクト)」
(注1)「ジェンダーと開発」では、開発課題体系全体図の「中間サブ目標」は使用せず、ジェンダー平等・貧困削減室作成のポジショ
ンペーパーにある「優先開発課題」を使用している。
(注2)「ジェンダーと開発」分野では、所謂ジェンダーPrincipal案件は数が少なく、他セクターと違って上位目標、プロ目、指標を類
型化・標準化できるほどの事例はないため、「モデル」ではなく、「中心課題(代表的な事例)」とする。
74
技術協力プロジェクト/開発課題別の標準的指標例及び代表的教訓(ジェンダーと開発)
①中心課題(代表的事例)「女性の生計向上・雇用機会の拡大(カンボジア ジェンダー主流化プロジェクト(フェーズ2))」
開発戦略目標
開発戦略目標
中間目標
協力プログラム
が対応する開発課題
レベル
プログラム目標レベルの指標
相手国政府の
セクター・地域開発計画における
目標年・指標
との関連性
優先開発課題
個別のプロジェクトで解
決すべき課題レベル
上位目標・プロジェクト目標と指標例
~により
(アウトプット)
~を図り
(アウトカム)
~に寄与する
(インパクト)
指標作成の方法・方針
代表的な教訓
指標の設定に
当たっての考え方、留意点やポイント
当該「中間サブ目標」に対応するプロジェクト実施の際
に、必ず活用・反映すべき教訓・リスクを、
1)計画段階
2)マネジメント
の視点から記載。
指標の例
女性の社会
参画とリー
ダーシップ
の推進
ジェンダー平等関連指標 Ⅰ女性の経
①GII(Gender Inequality 済的エンパワ
Index、UNDP)
メントの推進
②GGGI(Global Gender
Gap Index、World
Economic Forum)
(モデル事例)
女性省の女性の経済的エンパワーメントに関
するジェンダー主流化を促進するため、連携省
庁との連絡調整機能を強化することにより、
(アウトプット)
女性省の調整により、連携省庁が女性の経済
的エンパワーメントを促進する事業を効果的に
実施する体制が整うことを図り、
(アウトカム)
女性の経済的エンパワーメントが促進されるこ
とに寄与する。
(インパクト)
ジェンダーは、当該社会の人々の意識や
文化伝統、慣習によって無意識のうちに
規定されていることが多いため、各種政
策、制度、組織もその影響を受けている
ことが多く、また影響を受けていることに
当事者が気づかないことも多い。政策、
制度、組織をジェンダーにより敏感で、
ジェンダー平等に貢献し得るものに変革
していくための取り組みが必要である。
(「課題別指針 ジェンダーと開発」P21よ
り)
(指標例)
1.上位目標の指標例
・事業施策の対象となった女性の社会経済状
況(収入、雇用へのアクセス、法的地位など)
の改善
2.プロジェクト目標の指標例
・連携省庁により実施された女性の経済的エン
パワーメント促進事業の数
・実施された事業の裨益者の数(男女)
75
事業目標例(プロジェクトのイメージ)
レファレンスプロジェクト
参照すべきグッドプラク
ティスを有するプロジェク
ト情報
女性省(中央および州レベル)の女性の経済的
エンパワーメントに関するジェンダー主流化を
促進するための連携省庁との連絡調整機能強
化を図り、女性の経済的エンパワーメントを促
進するために、中央レベルの連携省庁のジェン
ダー主流化のための能力と機能強化を図り、
パイロット事業の実施を通じて、州レベルの女
性の経済的エンパワーメントを促進するジェン
ダー視点に立った事業実施の能力と機能が強
化されることにより、
ジェンダー主流化メカニズムの強化を通じて、
女性省の調整により、連携省庁が女性の経済
的エンパワーメントを促進する事業を効果的に
実施する体制が整うことを図り、
女性省との協力により連携省庁が形成する
ジェンダー視点に立った施策や事業を通じて、
女性の経済的エンパワーメントが促進されるこ
とに寄与する。
3.カンボジア
ジェンダー主流化
プロジェクト(フェー
ズ2)(協力期間:
2010年 9月~
2015年 9月)
技術協力プロジェクト/開発課題別の標準的指標例及び代表的教訓(ジェンダーと開発)
②中心課題(代表的事例)「女性の生計向上・雇用機会の拡大(アフガニスタン女性の貧困削減プロジェクト)」
開発戦略目標
開発戦略目標
中間目標
協力プログラム
が対応する開発課題
レベル
プログラム目標レベルの指標
相手国政府の
セクター・地域開発計画における
目標年・指標
との関連性
優先開発課題
個別のプロジェクトで解決
すべき課題レベル
上位目標・プロジェクト目標と指標例
~により
(アウトプット)
~を図り
(アウトカム)
~に寄与する
(インパクト)
指標作成の方法・方針
代表的な教訓
指標の設定に
当たっての考え方、留意点やポイント
当該「中間サブ目標」に対応するプロジェクト実施の際
に、必ず活用・反映すべき教訓・リスクを、
1)計画段階
2)マネジメント
の視点から記載。
指標の例
女性の社会
参画とリー
ダーシップ
の推進
ジェンダー平等関連指標 Ⅰ女性の経済 (モデル事例)
①GII(Gender Inequality 的エンパワメン パイロット事業に関するOJT(研修、セミナー、
Index、UNDP)
トの推進
ワークショップを含む)を通じ、女性課題省とし
②GGGI(Global Gender
ての役割遂行のために必要な基礎的な知識・
Gap Index、World
技術が改善することにより、
Economic Forum)
(アウトプット)
女性課題省(経済開発局・女性の貧困削減作
業部会)の最貧困女性の経済状況を改善する
ための行政能力が強化されることを図り、
(アウトカム)
●○国の最貧困層の女性の経済状況が改善
されることに寄与する。
(インパクト)
ジェンダーは、当該社会の人々の意識や
文化伝統、慣習によって無意識のうちに
規定されていることが多いため、各種政
策、制度、組織もその影響を受けている
ことが多く、また影響を受けていることに
当事者が気づかないことも多い。政策、
制度、組織をジェンダーにより敏感で、
ジェンダー平等に貢献し得るものに変革
していくための取り組みが必要である。
(「課題別指針 ジェンダーと開発」P21よ
り)
事業目標例(プロジェクトのイメージ)
パイロット事業に関するOJT(研修、セミナー、
ワークショップを含む)を通じ、女性のための国
家活動計画(NAPWA; National Action Plan for
the Women of Afghanistan)において求められ
ている女性課題省としての役割遂行のために
必要な基礎的な知識・技術が改善し、女性課題
省内および関係省庁や国家プログラムとのネッ
トワークが強化され、女性課題省が最貧困層
の女性(CPW; Chronically Poor Women)の経済
状況の改善のための普及啓発活動を増加さ
せ、女性課題省が活動から得られる教訓や達
成度、リソース情報、課題、他機関との連携な
どを記録・更新することを通じて組織的な経験
を改善させることにより、
女性課題省(経済開発局・女性の貧困削減作
業部会)の最貧困女性の経済状況を改善する
ための行政能力が強化されることを図り、
パイロットプロジェクトで採用している関 アフガニスタン国家開発戦略(ANDS;
連省庁・機関によるセクター横断的な連 Afghanistan National Development Strategy)
携実施マネジメント手法は、対象者へ広 及び女性のための国家活動計画(NAPWA、
範かつ多様な技術や知識を提供するとと 2005-2015)に掲げられている目標の達成に向
もに、さまざまなプラスのインパクトを生 けて、アフガニスタンの最貧困層の女性の経済
み出している。さらに、実施にかかわる関 状況が改善されることに寄与する。
係者に対して、相互に有する行政サービ
スや技術内容の理解を促進している。し
かしその半面、研修活動や定期会合へ
の参加に要する時間が長いことが課題と
なっている。
(右記レファレンスプロジェクト3.より)
(指標例)
1.上位目標の指標例
1.ジェンダー開発指標(GDI)
2.ジェンダーエンパワーメント指標(GEI)
2.プロジェクト目標の指標例
1.女性課題省の活動のうち、最貧困層の女性
のための事業実施促進のための活動の数が
X%増加する 。
以下の活動が全て以下のとおり増加する。
(1)女性課題省年間報告書及びその他報告書
数 A%
(2)他省庁及び国家プログラムの関係者との
打ち合わせ回数 B%
(3)実施したモニタリング回数 C%
(4)(女性課題省との連携に合意することを明
示した)MoUの締結された数 D%
(5)実施モニタリング報告書の数 E%
2.プロジェクトで開発した行政能力の評価基準
(AからD段階まで設定)に基づき、女性課題省
(女性課題省経済開発局及び女性課題省内に
設置された女性の貧困削減作業部会の行政
能力を定期的に判定し、プロジェクト終了時点
に判定が「A」となる。
76
レファレンスプロジェクト
参照すべきグッドプラク
ティスを有するプロジェク
ト情報
1.アフガニスタン
女性の貧困削減プ
ロジェクト(協力期
間:2009年 1月~
2013年 1月)
技術協力プロジェクト/開発課題別の標準的指標例及び代表的教訓(ジェンダーと開発)
③中心課題(代表的事例)「紛争や災害、暴力や人身取引被害からの女性の保護と社会復帰・自立支援(タイ・ミャンマー人身取引対策)」
開発戦略目標
中間目標
プログラム目標レベルの指標
優先開発課題
協力プログラ
ム
相手国政府の
個別のプロジェク
開発戦略目標 が対応する セクター・地域開発計画における目標年・ トで解決すべき課
開発課題レ
指標との関連性
題レベル
ベル
女性の社会
参画とリー
ダーシップ
の推進
ジェンダー平等関連指標
①GII(Gender Inequality
Index、UNDP)
②GGGI(Global Gender
Gap Index、World
Economic Forum)
上位目標・プロジェクト目標と指標例
~により
(アウトプット)
~を図り
(アウトカム)
~に寄与する
(インパクト)
指標の例
指標作成の方法・方針
代表的な教訓
事業目標例(プロジェクトのイメージ)
当該「中間サブ目標」に対応するプロジェクト実施の際に、必
指標の設定に
ず活用・反映すべき教訓・リスクを、
当たっての考え方、留意点や 1)計画段階
ポイント
2)マネジメント
の視点から記載。
Ⅱ 女性の (モデル事例)
安全保障・ 人身取引被害者保護・自立支援のために多
人権の推進 分野協働チーム(MDT: Multi-Disciplinary
Team)の機能(調整・管理・実施・能力開
発)が強化されることにより、
(アウトプット)
○●国政府がMDT を通じて人身取引被害
者に対する効果的な保護・自立支援を実施
することを図り、
(アウトカム)
○●国政府が人身取引被害者保護・自立支
援のためのMDTアプローチを○●国内のパ
イロット県以外の県で普及させることに寄
与する。
(インパクト)
レファレンスプロジェクト
参照すべきグッドプラク
ティスを有するプロジェク
ト情報
女性グループをターゲットにする協力にお
いて、女性だけにアプローチするのではな
く、意思決定者や指導者層に適切にアプ
ローチし、男女の相互関係性の改善も視野
に入れた活動を実施することが肝要であ
る。
また、女性を均一なカテゴリーとしてとらえ
るのでなく、女性の間の階級や貧富の差に
も着目して十分な分析を行うことも重要であ
る。
(「課題別指針 ジェンダーと開発」P24)
人身取引被害者保護・自立支援のために中央の多分
野協働チーム(MDT: Multi-Disciplinary Team)の機能
(調整・管理・実施・能力開発)が強化され、人身取引
被害者保護・自立支援のために地方MDTの機能(調
整・管理・実施・能力開発)が強化され、人身取引被害
者保護・自立支援のためのMDTアプローチに関わる
教訓が、関連諸国間で共有されることにより、
中央MDTとプロジェクト対象県MDTの人身取引被害
者の効果的な保護・自立支援(アプローチ)が促進さ
れることを図り、
MDTの効果的な保護・自立支援(アプローチ)がプロ
ジェクトサイト以外の県に普及されることに寄与する。
4. タイ人身取引被
害者保護・自立支
援促進プロジェク
ト(協力期間:
2009年 3月~
2014年 3月)
法、労働、社会福祉、医療サービスなどさま
ざまな分野にかかわる政府諸機関内にお
いて、
人身取引に特化した部署(局・課)が設立さ
れることは、各機関の人身取引対策へのコ
ミットメントを得るために有効である。
(右記レファレンスプロジェクト4.より)
人身取引被害者の保護・自立支援に携わる人材の能
力が向上し、人身取引被害者の保護・自立支援のた
めのパイロット活動が計画・実施され、人身取引被害
者の保護・自立支援に携わる人材が実務に活用でき
るツール及び情報が整備・共有されることにより、
人身取引被害者支援に携わる対象地域の関係者に
よる人身取引被害者の保護・自立支援にむけた支援
が改善されることを図り、
人身取引被害者が、プロジェクトによって改善された
人身取引被害者の保護・自立に関する支援を受けら
れることに寄与する。
35.ミャンマー 人
身取引被害者自
立支援のための
能力向上プロジェ
クト(協力期間:
2012年 6月~
2015年6月)
中央レベルおよびターゲット省内の関係機関の間で
人身取引対策ホットライン運営に係る協力体制が構
築され、人身取引対策ホットラインの運営システムが
整備され、オペレーションセンター、コネクティングユ
ニットおよび関係機関スタッフのカウンセリング、ケー
スマネージメント、リファーラル能力が強化され、ター
ゲット省において、人身取引および人身取引対策ホッ
トラインに関する人々の知識・認識が向上することに
より、
中央政府レベルおよびターゲット省において人身取引
被害者予防および被害者支援を目的としたホットライ
ンの運営体制が整備されることを図り、
人身取引予防および被害者保護のためのホットライン
に係る連携体制がターゲット省以外の地域において
整備されることに寄与する。
17.ベトナム 人身
取引対策ホットラ
インにかかる体制
整備プロジェクト
(協力期間:2012
年 7月~ 2015年
7月)
(指標例)
1.上位目標の指標例
・MDTの効果的な保護・自立支援(アプ
ローチ)が導入される県の数
2.プロジェクト目標の指標例
1.MDT のサービスを受けた国内での○
●国人及び非○●国人人身取引被害者の満
足度
2.MDT のサービスを受けた海外から帰
国した○●国人及び非○●国人人身取引被
害者の満足度
3.MDT のサービスを受けた○●国内の
外国人人身取引被害者の満足度
4.MDT 実施ガイドラインに沿った活動
を行った割合
77
技術協力プロジェクト/開発課題別の標準的指標例及び代表的教訓(ジェンダーと開発)
④中心課題(代表的事例)「女性の健康と教育の推進(助産能力強化を通じた母子保健改善)」
開発戦略目標
開発戦略目標
中間目標
プログラム目標レベルの指標 優先開発課題
協力プログラム
相手国政府の
個別のプロジェ
が対応する開発 セクター・地域開発計画にお クトで解決すべ
課題レベル
ける目標年・指標との関連性 き課題レベル
上位目標・プロジェクト目標と指標例
~により
(アウトプット)
~を図り
(アウトカム)
~に寄与する
(インパクト)
指標の例
女性の社会参
画とリーダー
シップの推進
ジェンダー平等関連指標
①GII(Gender Inequality
Index、UNDP)
②GGGI(Global Gender
Gap Index、World
Economic Forum)
指標作成の方法・方針
代表的な教訓
事業目標例(プロジェクトのイメージ)
当該「中間サブ目標」に対応するプロジェクト実施の際
指標の設定に
に、必ず活用・反映すべき教訓・リスクを、
当たっての考え方、留意点 1)計画段階
やポイント
2)マネジメント
の視点から記載。
Ⅲ 女性の健 (モデル事例)
康と教育の 助産師の卒前・卒後研修に携わる助産トレーナー
向上
の能力が強化されることにより、
女性グループをターゲットにする協力におい
て、女性だけにアプローチするのではなく、意
思決定者や指導者層に適切にアプローチし、
男女の相互関係性の改善も視野に入れた活動
(アウトプット)
を実施することが肝要である。
根拠に基づいた質の高い助産ケア(注)の提供が (注)「WHO Care in
可能となる助産トレーニングシステムが強化され Normal Birth」と「WHO また、女性を均一なカテゴリーとしてとらえるの
Reproductive Health
でなく、女性の間の階級や貧富の差にも着目し
ることを図り、
Library」にて奨励されて て十分な分析を行うことも重要である。
(アウトカム)
いる現在の最適なケア (「課題別指針 ジェンダーと開発」P24)
助産師が提供する妊産婦と新生児ケアの利用と を意味する。
アクセスが向上することに寄与する。
(インパクト)
(指標例)
1.上位目標の指標例
・妊産婦健診(2回受診)の割合
・医療従事者の介助による分娩率
・産後健診(1回受診)の受診率
・保健施設での分娩率
WHO の「Care in Normal Birth: a practical
guide」の指標を用いて、質の高い助産ケアを定
量的に測るアプローチは他のプロジェクトでの
汎用性が期待される。
(右記レファレンスプロジェクト7.より)
2.プロジェクト目標の指標例
・根拠に基づいた助産サービスに関する知識を持
つ助産師や助産学生の数
・根拠に基づいたケアを提供する助産師の割合
78
レファレンスプロジェクト
参照すべきグッドプラク
ティスを有するプロジェクト
情報
助産師の卒前・卒後研修に携わる助産トレーナーの
能力が国立母子保健センター(NMCHC) 及びモデ
ル地域(4州)において強化され、助産の卒前・卒後
研修に関する研修マネジメントが、コンポンチャム州
において強化され、助産の卒前・卒後研修に関する
トレーニング環境が、NMCHC及びモデル地域にお
いて改善され、助産能力強化に関するコミュニケー
ションと連携が、NMCHC及びモデル地域と他地域
間で強化され、モデル地域での助産能力強化に関
する課題と教訓が明らかになり、国レベルの戦略や
プログラムに反映されることにより、
根拠に基づいた質の高い助産ケアの提供が可能と
なる助産トレーニングシステムが強化されることを図
り、
助産師が提供する妊産婦と新生児ケアの利用とア
クセスが向上することに寄与する。
7.カンボジア 助産能
力強化を通じた母子保
健改善プロジェクト(協
力期間: 2010年 3月
~ 2015年 2月)
技術協力プロジェクト/開発課題別の標準的指標例及び代表的教訓(ジェンダーと開発)
⑤中心課題(代表的事例)「女性の健康と教育の推進(プライマリーヘルスケア)」
開発戦略目標
開発戦略目標
中間目標
プログラム目標レベルの指標
中間サブ目標
協力プログラム
相手国政府の
個別のプロジェクトで
が対応する開発 セクター・地域開発計画における目標年・指標と 解決すべき課題レベ
課題レベル
の関連性
ル
上位目標・プロジェクト目標と指標例
~により
(アウトプット)
~を図り
(アウトカム)
~に寄与する
(インパクト)
指標作成の方法・方針
代表的な教訓
事業目標例(プロジェクトのイメージ)
当該「中間サブ目標」に対応するプロジェクト実施の際に、必ず活用・反映すべき教
指標の設定に
訓・リスクを、
当たっての考え方、留意点 1)計画段階
やポイント
2)マネジメント
の視点から記載。
レファレンスプロジェクト
参照すべきグッドプラクティス
を有するプロジェクト情報
指標の例
女性の社会
参画とリー
ダーシップ
の推進
ジェンダー平等関連指標
①GII(Gender Inequality
Index、UNDP)
②GGGI(Global Gender
Gap Index、World
Economic Forum)
女性グループをターゲットにする協力において、女性だけに
アプローチするのではなく、意思決定者や指導者層に適切
にアプローチし、男女の相互関係性の改善も視野に入れた
活動を実施することが肝要である。
また、女性を均一なカテゴリーとしてとらえるのでなく、女性
の間の階級や貧富の差にも着目して十分な分析を行うこと
も重要である。
(「課題別指針 ジェンダーと開発」P24)
Ⅲ 女性の健 (モデル事例)
康と教育の向 一次医療施設の人材の知識・技能が
向上することにより、
上
(アウトプット)
一次医療施設が提供する産前健診、
産後健診、新生児ケアの質が向上す
ることを図り、
(アウトカム)
妊産婦・新生児死亡数が削減される
ことに寄与する。
(インパクト)
(指標例)
1.上位目標の指標例
1. 妊産婦死亡数がXXからYYまで低
下する。
2. 新生児死亡数がXXからYYまで低
下する。
3.周産期死亡数がXXからYYまで低
下する。
2.プロジェクト目標の指標例
1.国家ガイドラインに従って血液スク
リーニングを受けた妊婦がYY%に達
する。
2.正常分娩後24時間から72時間以内
に医療従事者から家庭で産後健診を
受診した女性がYY%に達する。
3.正常分娩後24時間から72時間以内
に医療従事者から家庭で新生児ケア
を受診した新生児がYY%に達する。
4.産後健診で家族計画の指導を受け
た女性がYY%に達する。
5.新生児の危険サインについて情報
を受けた女性がYY%に達する。
79
一次医療施設と地域保健ユニット(UNAP)の人材
の知識・技能が向上し、地域保健サービス局及び
県保健事務所の一次医療施設とUNAPに対する
モニタリング・指導能力が強化され、 地域病院・県
病院・郡病院とUNAP間のリファラル及びカウン
ターリファラルが改善し、妊産婦・新生児死亡に関
わる監査とフィードバックが改善することにより、
一次医療施設及びUNAPが提供する産前健診、
産後健診、新生児ケアの質が向上することを図
り、
第三保健地域において妊産婦・新生児死亡数が
削減されることに寄与する。
15.ドミニカ共和国
第三保健地域母と
子のプライマリーヘ
ルスケアプロジェクト
(協力期間: 2013年
5月~2017年5月)
5S-KAIZEN-TQMアプローチをディストリクト病院
に適用することにより、
施設における基礎的産科ケア・緊急産科・新生児
ケアを中心とした継続ケア実施能力が強化される
ことを図り、
施設における妊産婦・周産期の死亡数削減に寄
与する。
16.ブルンジ 妊産
婦・新生児ケア人材
の能力強化プロジェ
クト(協力期間:
2013年 8月~ 2017
年 8月)
プロジェクト対象地区の保健の人材が妊婦ならび
に乳幼児のケアに十分な技術力・解決能力を持つ
ことにより、
プロジェクト対象地区で妊婦と乳幼児の健康リス
クが軽減されることを図り、
ポトシ県で母子の健康が改善することに寄与す
る。
18.ボリビア ポトシ
県母子保健ネット
ワーク強化プロジェ
クト(協力期間:2013
年 5月~ 2017年 5
月)
技術協力プロジェクト/開発課題別の標準的指標例及び代表的教訓(ジェンダーと開発)
⑥中心課題(代表的事例)「ジェンダー平等を推進する政策と制度の整備と組織能力の向上(ナイジェリア女性の生活向上のための女性センター活性化支援プロジェクト)」
開発戦略目標
開発戦略目標
中間目標
プログラム目標レベルの指標
優先開発課題
協力プログラム
相手国政府の
個別のプロジェクト
が対応する開 セクター・地域開発計画における目標年・指 で解決すべき課題
発課題レベル
標との関連性
レベル
上位目標・プロジェクト目標と指標例
~により
(アウトプット)
~を図り
(アウトカム)
~に寄与する
(インパクト)
指標作成の方法・方針
代表的な教訓
指標の設定に
当たっての考え方、留意点やポイント
当該「中間サブ目標」に対応するプロジェクト実施の際に、必ず活用・反映すべき教訓・リスクを、
1)計画段階
2)マネジメント
の視点から記載。
事業目標例(プロジェクトのイメージ)
レファレンスプロジェクト
参照すべきグッドプラクティスを有す
るプロジェクト情報
指標の例
女性の社
会参画と
リーダー
シップの
推進
ジェンダー平等関連指標
①GII(Gender
Inequality Index、
UNDP)
②GGGI(Global
Gender Gap Index、
World Economic
Forum)
V ジェン
ダー平等
なガバナ
ンスの推
進
(モデル事例)
対象州の女性センター(WDC)が
活性化されることにより、
(アウトプット)
州レベルでWDC活性化モデルが拡
大することを図り、
(アウトカム)
WDC活性化モデルがより広範に拡
大されることに寄与する。
(インパクト)
(標準的指標例)
1.上位目標の指標例
1. 新たにWDC活性化モデルの採用に
着手した州数がプロジェクト目標の○
●州以上になる
2. 対象WDCのXX%の女性が、 5側面
のエンパワーメト指標のうち、少なくと
も3 側面が改善される
3. 改訂版ガイドランに採用されたグッ
ドプラクティス及び教訓の数が XX件
集まる
2.プロジェクト目標の指標例
(基本)
1.新たにWDC活性化モデルの採用に
着手した州の数が○●州以上にな
る。
2. 対象州において改訂版ガイドランを
活用して運営しているWDCがXX 箇所
になる。
WDCの活性化はサービスの質・コ 女性グループをターゲットにする協力において、女性だけにアプ 対象州の女性センター(WDC)が活性化され(活 5.ナイジェリア 女性の
ミュニティーからの肯定的認識・マネ ローチするのではなく、意思決定者や指導者層に適切にアプ
性化はサービスの質・コミュニティーからの肯定 生活向上のための女性
ジメントの3点から定義される。
ローチし、男女の相互関係性の改善も視野に入れた活動を実施 的認識・マネジメントの3点から定義される)、収 センター活性化支援プロ
することが肝要である。
集されたグッドプラクティスに基づいて、女性セン ジェクト(フェーズ2)(協
また、女性を均一なカテゴリーとしてとらえるのでなく、女性の間 ター活性化ガイドライン案が作成され、プロジェク 力期間: 2011年 2月 ~
の階級や貧富の差にも着目して十分な分析を行うことも重要で トのカウンターパートの能力が向上することによ
2015年
2月)
ある。
り、
(「課題別指針 ジェンダーと開発」P24)
対象州におけるWDC活性化を通じて連邦レベル
でWDC活性化モデルが拡大することを図り、
WDC活性化モデルが連邦及び州レベルでより広
範に拡大されることに寄与する。
5側面の女性のエンパワーメント指
標とは、女性のエンパワーメントを5
側面(①社会的、②身体的、③経済
的、④心理的、⑤政治的)で、段階
的に捉える。
・エンパワメントのためのアプローチの選択
エンパワメントは経済、社会、政治、身体、精神など異なる側面
からとらえることができる。そのため、女性やある特定のグルー
プのエンパワメントを目的とするプロジェクトにおいては、どの側
面のエンパワメントが対象グループに最も必要とされているかを
分析し、そのための最も適切なアプローチを検討することが重要
である。
(右記レファレンスプロジェクト6.より)
・現地通訳の利用
研修対象者だったハウサ語圏のカノ州の女性センター長(Head
of Centre:HOC)や講師は必ずしも英語が得意ではなかった。
そのため、最終年次の研修は現地語通訳をつけて実施した。も
しプロジェクトの初期より通訳をつけれていれば、より大きな研修
効果が期待で
きたと考えられる。そのため、本プロジェクトのように、地域独特
の言語を使用する地域で研修を行う場合は、現地通訳の使用を
検討することが重要である。
(右記レファレンスプロジェクト6.より)
80
対象地区の女性開発センター(WDC)が活性化
し、 収集されたグッドプラクティスに基づいて、女
性センター活性化ガイドライン案が作成され、プ
ロジェクトのカウンターパートの能力が向上するこ
とにより、
プロジェクトの経験に基づき、WDC 活性化とマネ
ジメントのための効果的なGuiding Framework
が、連邦女性省の付属機関である国立女性開発
センター(NCWD)によって作成されることを図り、
WDCが機能することを通じて、ナイジェリアのコ
ミュニティレベル、世帯レベルで女性のエンパワメ
ントが向上することに寄与する。
6.ナイジェリア 女性の
生活向上のための女性
センター活性化支援プロ
ジェクト(協力期間:
2007年 1月~ 2010年 1
月)
技術協力プロジェクト/開発課題別の標準的指標例及び代表的教訓(ジェンダーと開発)
⑦中心課題(代表的事例)「ジェンダー平等を推進する政策と制度の整備と組織能力の向上(ネパールジェンダー主流化及び社会的包摂促進プロジェクト)」
開発戦略目標 中間目標
開発戦略目標
協力プログラム
が対応する開発
課題レベル
プログラム目標レベルの指標
相手国政府の
セクター・地域開発計画における目標年・指標
との関連性
優先開発課題
個別のプロジェクトで解決すべ
き課題レベル
上位目標・プロジェクト目標と指標例
~により
(アウトプット)
~を図り
(アウトカム)
~に寄与する
(インパクト)
指標作成の方法・方針
指標の設定に
当たっての考え方、留意点やポイント
指標の例
女性の社会
参画とリー
ダーシップ
の推進
ジェンダー平等関連指標
Ⅴ ジェンダー
①GII(Gender Inequality Index、UNDP) 平等なガバナ
②GGGI(Global Gender Gap Index、World ンスの推進
Economic Forum)
(モデル事例)
中央政府及び対象2郡の関係者のジェン
ダー主流化・社会的包摂(GM/SI)への理
解と認識が強化されることにより、
(アウトプット)
ジェンダー主流化・社会的包摂(GM/SI)
視点に立った政策・施策が中央レベルお
よび対象2郡において実施されることを
図り、
(アウトカム)
○●国においてジェンダー主流化・社会
的包摂(GM/SI)視点に立った政策・施策
が中央および地方レベルで広く実施され
ることに寄与する。
(インパクト)
代表的な教訓
当該「中間サブ目標」に対応するプロジェクト実施の際
に、必ず活用・反映すべき教訓・リスクを、
1)計画段階
2)マネジメント
の視点から記載。
ジェンダーは、当該社会の人々の意
識や文化伝統、慣習によって無意識
のうちに規定されていることが多いた
め、各種政策、制度、組織もその影響
を受けていることが多く、また影響を
受けていることに当事者が気づかな
いことも多い。政策、制度、組織をジェ
ンダーにより敏感で、ジェンダー平等
に貢献し得るものに変革していくため
の取り組みが必要である。
(「課題別指針 ジェンダーと開発」
P21より)
(指標例)
1.上位目標の指標例
201X 年までに、GM/SI 視点に立った政
策・施策が○●郡で実施される。
2.プロジェクト目標の指標例
1.GM/SI 視点に立った政策・施策の数
がプロジェクト開始時(ベースライン)と比
較して、プロジェクト終了時までに中央で
XX%および対象2郡でYY%向上する。
2.GM/SI関連予算の割合が、プロジェク
ト開始時(ベースライン)と比較して、プロ
ジェクト終了時までに対象2郡において
少なくともXX%向上する。
3.すべての開発プログラム・プロジェクト
から女性および排除されたグループへの
直接的な便益の割合が、プロジェクト開
始時(ベースライン)と比較して、プロジェ
クト終了時までに対象2郡において少なく
ともXX%向上する。
81
事業目標例(プロジェクトのイメージ)
レファレンスプロジェクト
参照すべきグッドプラクティス
を有するプロジェクト情報
中央政府及び対象2郡の関係
者のジェンダー主流化・社会的
包摂(GM/SI)への理解と認識
が強化されることにより、
ジェンダー主流化・社会的包摂
(GM/SI)視点に立った政策・施
策が中央レベルおよび対象2
郡において実施されることを図
り、
ネパール国においてジェンダー
主流化・社会的包摂(GM/SI)
視点に立った政策・施策が中央
および地方レベルで開発され
実施されることに寄与する。
2.ネパール ジェン
ダー主流化及び社
会的包摂促進プロ
ジェクト(協力期間:
2009年2月~2014
年1月)