第 45 回ヒューマンサイエンス総合研究セミナー 「がんの多様性に応じた

平成 26 年度 厚生労働科学研究委託費 創薬基盤推進研究事業
第 45 回ヒューマンサイエンス総合研究セミナー
「がんの多様性に応じた研究・治療 -創薬のパラダイムシフト-」
主催:公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団
ヒューマンサイエンス振興財団では、創薬をキーワードとして、これまで多くのセミ
ナーなどを開催して来ています。今や2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡
くなる時代ですから、がんの克服に向けて治療薬についても多くの研究がなされてきま
した。しかし、がん治療薬は、進行がんの進行抑制や手術の後の再発防止等に使われる
ことがほとんどで、手術療法のようにがんを治す治療法ではありませんでした。
しかしながら、分子標的薬の登場で、がん細胞を選択的に攻撃する安全性の高い治療
薬が現実的なものとなってきました。さらに、つい最近、免疫チェックポイント阻害剤
が、難治性がんのメラノーマに対して有意に生存期間を延ばし、世界に先駆けて本年 7
月 4 日に日本で承認されました。この機序は、がん形成過程で免疫抵抗性・抑制性を獲
得したがん細胞の免疫抑制機序を解除し、免疫反応の惹起を起こさせたためと考えられ
ています。今まで必ずしもうまくいっていなかったがんの免疫療法に対するまさにパラ
ダイムシフトと言えます。
ワーキンググループで議論した結果、がん治療を困難にしている最大の理由は、がん
細胞(組織)の不均一性(多様性)にあるのではないかと考えられました。そこで、今
回は、がんの多様性に対応した治療・研究に焦点をあて、そこからがん創薬の何らかの
ヒントを掴んでもらうためのセミナーを企画しました。すなわち、上記のがんの免疫療
法(チェックポイント阻害剤、CAR 療法)はもとより、がん細胞の遺伝子異常をターゲ
ットとした分子標的薬、癌細胞の多様性を説明できるがん幹細胞、さらに解糖系以外に
がん細胞が選択する代謝異常について、それぞれの分野で我が国のトップでご活躍の先
生を、講師としてお招きすることができました。
医薬品産業のがん治療薬の創薬研究者・研究企画担当者、アカデミア、さらには関係
研究所の各位の皆様には、是非この機会に積極的にご参加賜り、ともに活発に議論する
ことにより、がん創薬にパラダイムシフトを起こしていただきたく、ここにご案内申し
上げます。
以上
日
時: 平成 27 年 1 月 13 日(火曜日)9:50~17:20 予定
場
所: 砂防会館別館 1 階 シェーンバッハ・サボー(東京 平河町)
定
員: 250 名
受講申込: 添付の受講申込書に所定の事項をご記入の上、財団事務局までファックスに
て(03-5823-0363)迄、申し込んで下さい。あるいは、氏名(フリガナ)
、勤
務先・所属、申込区分、住所(電話・FAX)を明記の上、E メールにて
([email protected])宛お申し込み下さい。申し込みを受け付けま
したら、参加証をお送り致しますので、当日受付にご提出下さい。
申込締切: 平成 27 年 1 月 8 日(木)
(但し、定員になり次第締め切らせて頂きますので、ご了承下さい)
参 加 費:
無料
留意事項: ・質問に際して、ご所属・お名前は言わなくて結構ですので、積極的な質問を
お願いします。
・講師の先生には最新の情報を自由にお話いただくようお願いしていますので、
無許可の写真撮影、録音は禁止とさせていただきます。
・スライドコピーは作成せず、講演要旨集のみ当日配布いたします。
連 絡 先: 公益財団法人財団法人ヒューマンサイエンス振興財団
〒101-0032
東京都千代田区岩本町2-11-1
ハーブ神田ビル4F
担当者:山下 剛一
電話:03-5823-0361
FAX:03-5823-0363
ホームページアドレス: http://www.jhsf.or.jp (セミナー案内掲載)
交
通: 東京メトロ永田町駅(有楽町線・半蔵門線・南北線)4 番出口より徒歩 1 分
東京メトロ赤坂見附駅(銀座線・丸ノ内線)より徒歩 8 分
地
図: