2014 年度後期 化学反応論 第12回「溶液反応の解析」復習問題 学籍

2014 年度後期 化学反応論 第12回「溶液反応の解析」復習問題
学籍番号___________ 氏名___________
1. 次の溶液では、どのような溶媒・溶質間相互作用が働いているか。なるべく詳しく説明し
なさい。
(1) NaCl(溶質)+H2O(溶媒)
(2) ナフタレン(溶質)+エタノール(溶媒)
(3) フェノール(溶質)+アセトン(溶媒)
2. 次の中からプロトン性極性溶媒を選びなさい。
CH3CHO
CH3 CH CH3
OH
CH3CH2
O
C OCH2CH3
O
H C N CH3
H
O
N
CH3
N
3. DBU(1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-ウンデカ-7-エン、右図)は、非極性溶媒
に溶ける塩基として知られている。(1) この物質が非極性溶媒に溶ける理由
N
を説明しなさい。(2) DBU のカルボン酸塩 (RCOO–・DBUH+)は、CH3I と
N
の SN2 反応でメチルエステル RCOOCH3 を生成する。この反応はベンゼン
中では室温で進行するが、アセトニトリル中では加熱が必要である。理由を説明しなさい。
4. ある拡散律速反応を水とエチレングリコールの混合溶媒中で行ったところ、エチレングリ
コールの割合が増えるにつれ反応が遅くなった。理由を説明しなさい。
(ヒント:水、エチ
レングリコールの 20℃における粘度はそれぞれ 1.0, 23.5 cP [センチポアズ] である。)