(労職版)2014.12.26④

全国労災職業病部会
新
聞
版
12 月 26 日(金)
〔 号
外
〕
高知・阿部訴訟
酷薄な厚労官僚
回答拒否
国民との約束を破棄!人としての心を持たぬ仕打ち
~7年8ヶ月も待った阿部さんに良い正月を迎えさせることを拒む~
高知農林支部がたたかってきた阿部訴訟(振動障害労災不支給処分とりけし訴訟)は、
16 日の高知地裁勝利判決をうけて、この間に全国各地から「控訴阻止」「自庁とりけし」
を求めて、各労働局への要請やFAX攻勢にとりくんできました。
そして、昨日 25 日に実施した厚生労働省本省交渉においては、「7年8ヶ月も筆舌にし
がたい苦しいたたかいを経て、ようやく勝利判決をとった阿部さんを、これ以上苦しめる
な」「もはや、国・労働行政には、まっとうな反論するうえで一部の理もないほどに、判
決で誤りを断罪されている」「阿部さんに、一日も早く解決の報告をして、安心した正月
をおくらせろ」と強く迫りました。
当初は、「現在、協議中」「聞き置くだけ」と不遜な態度をとっていた厚労官僚は、私
たちの前に「明日の夕方に電話をいただければ、協議結果を知らせます」と回答しました。
しかし、本日、午後5時に当該組織である高知農林支部より回答を求めたところ、件の
担当官は「現在も協議中」と回答を事実上拒みました。
控訴期限は、もはや1月5日の一日を残すのみであり、彼らは冬季休暇中に集まって協
議をすることは「今まで、なかった」と述べていました。
もはや、彼らにとっての断罪判決に対し、潔きよく非を認めて控訴を断念するか、あく
まで道理なき控訴と云う愚を犯すのか、その結論は決まっているはずです。
今更、彼らは、何を隠し立てする必要性があるというのでしょうか?
阿部さんに良い正月を迎えることを拒む人としての心を持たぬ仕打ちといわざるを得ま
せん。私たちとの約束を破棄した酷薄な厚労官僚を許す訳にはいきません
新年5日に大規模な攻勢を再開することを強く呼びかけます。