車室内部品-揮発性有機化合物(VOC)

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J I S 原 案
J A S O 案
テクニカルペーパ案
審議報告書
制
改
定
正
小改正※:1~5 項のみ記載
1.規格番号・規格名称
JASO M 903
自動車部品―車室内部品―揮発性有機化合物(VOC)放散測定方法
2.適用範囲(スコープ)
この規格は,様々な大きさのサンプリングバッグを用いて自動車室内に使用されている部品から気中へ放
散する揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の測定方法について規定す
る。
3.審議経過
分科会:
車室内空気質 分科会 活動期間: 2014年 4月 ~ 2014年 10月( 7回開催)
分科会長: 松永 和彦(いすゞ自動車)
幹事:
吉見 英樹 (トヨタ自動車)
部
会:
環境
部会審議
2014年
11月
規格委員会審議:2015年
1月
4.制定・改正の目的
現在,日本国内のメーカは,大形バックを用いた車室内部品のVOC計測を行っている。 近年,中国が車
室内部品に対して大形バックを用いて行う測定法をQC/T(中華人民共和国自動車業界標準)化する動きがあ
るため,これに対抗してJASOを制定し,国際規格としてIS化提案を行う。
5.制定・改正の主眼点(ポイント)
各メーカが実施している車室内部品の大型バッグによる測定法を共有化した規格とすることで,新たな試
験や評価が不要となるため,早期に規格作成を行う。
6.制定・改正の期待効果(ベネフィット)
中国のQC/Tが先行して制定されると,現在日本の企業個別に行なっている測定法で評価した値を使えな
くなり,これまで,蓄積したVOC低減に関するノウハウ,データが使えなくなり多大な損失を生じる可能
性がある.先行して既に各社で実施している方法を共有化しJASO規格を作成することで,国内企業のノウ
ハウ,データを生かすことが出来る。
7.制定・改正の緊急性・必要性
中国での規格が2016年1月の規格化予定。
8.規格の構成(本文,附属書(規定),附属書(参考),解説等)
1)本文:1 適用範囲,2 引用規格,3 用語及び定義,4 原理,5 器具及びガス,6 試験条件,7
試験条件の検証,8 試験方法,9 分析方法,10 サンプリングバッグ値の算出,11 報告書
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2)附属書A,附属書B(参考)
3)解説
9.98協定/58協定との関連
無し
10.その他関連する法規
(1) 関連国際法規
ISO 16000-3
ISO 16000-6
ISO 16017-1
(2) 関連国内法規
JIS A 1962 室内空気中のホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物の定量―ポンプサンプリング
JIS A 1965 室内及び放散試験チャンバー内空気中揮発性有機化合物の Tenax TA® 吸着剤を用いたポンプ
サンプリング,加熱脱離及び MS/FID を用いたガスクロマトグラフィーによる定量
JIS A 1966 室内空気中の揮発性有機化合物(VOC)の吸着捕集/加熱脱離/キャピラリーガスクロマトグラ
フ法によるサンプリング及び分析―ポンプサンプリング
11.関連する規格
(1) JISの場合:対応国際規格番号・整合性コード(IDT, MOD, NEQ)
(2) 国内規格:JIS, JASO 他,業界規格等
JASO M902
(3) 外国規格:DIN, SAEなど
(4)国際規格:(1)以外のISO, IEC
ISO 12219-2
12.関連分野との連携・協業 (自工会,部工会,車工会,及び規格協会以外の団体等)
なし
13.審議中の問題点/課題
a) 試験条件
自動車メーカ各社が独自に部品VOC測定方法を作成した経緯から,サンプリングバッグサイズ,試験温度,
試験片サイズ,充てん窒素量などは各社の試験条件がそれぞれ異なっている。今回の目的が各車両におけ
る車室内使用部品のVOC発生量把握としていることから統一する試験条件は必要最小限とした。なお,サ
ンプリングバッグサイズについては,部品毎に大きさが異なることや車両搭載場所のブロック毎での発生
量把握等目的に応じた使用方法があるため,あえて限定せず20 L~2000 Lとかなり幅を持たせた設定と
した。また,加熱温度,バッグガス充填量やガス捕集量についてはそれぞれ設定したが,「受渡当事者間
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で取り決めてもよい」こととした。
b) JASO M 902と本規格との関係
当初,JASO M 902との統一も検討されたが,試験対象やバッグ加熱温度等が異なることから,JSAE内
での検討の結果,別規格での制定とした。
14.国際提案(規格/基準)の可能性
ISO12219-10として提案する。
15.規格の要旨/アブストラクト(500文字以内)
車室内VOCの基準達成や品質管理を実施するには,材料及び部品のVOC低減が必要である。現在,材料及び部
品の測定法は,材料測定主体の小形バッグ法のISO12219-2 (JASO M 902「自動車部品-内装材-揮発性有機
化合物(VOC)放散測定方法」),マイクロスケールチャンバー法のISO12219-3,部品測定主体の ISO12219-4,
ISO12219-5とある。しかしながら,部品VOC測定法に関してはチャンバー法が主流であるため,①一度に大量
のサンプルを短時間に測定可能(チャンバー法ではチャンバーの保有数以上の測定ができず,かつ洗浄工程が必要
で次の測定まで非常に時間がかかる) ②簡便な装置で測定可能のため,材料・部品製造国で場所の制約を受けず
に測定可能(チャンバーは高価で,欧米・東アジア等の測定場所の制約大)といったメリットがあるバッグ法によ
る部品VOC測定法の規格化を望む声が高まった。これに対し,JAMA,一般社団法人日本自動車部品工業会, J
SAEで話し合いを行った結果,将来の国際規格化を視野に自動車室内使用部品から放散するVOCの試験・測定方
法の統一化・標準化を図ることとした。
以上
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