所内報377号(2014年1月)

Nippon Steel &
Sumitomo Metal Corporation
OITA WORKS
昨年4月の所長就任以降、
﹃自分の身は自分で守る﹄
﹃確実で
丁寧な作業をする﹄この2つを実現するため、
﹁防具・保護具
の完全着装﹂
、
﹁タイムリーで確実なTBMの実施﹂
、
﹁可動設
備立入時の不可動処置の徹底﹂の3つの事項について特にお
願いしてきました。また、これらを確実に行うため、
﹁入構者
全員の危険体感研修更新受講﹂
、
﹁危険予知訓練の受講﹂
、
﹁作
業者全員を対象にした技能評価﹂
、
﹁工事責任者・工事連絡者・
作業指揮者の所統一基準による認定審査﹂などを実行してい
ただきました。技能評価により、できる作業、できない作業
を明確化するとともに、職場でその情報を共有化し、できな
い作業は絶対にやらせない仕組みを構築しました。また、工
事責任者などの認定審査は、自分だけでなく部下の命を守る
資質があるかどうかの判断となるものであり、不足点につい
ては再教育を実施する体制も整えました。
しかし残念ながら、昨年は1件の死亡災害を含め、多くの
災害を発生させてしまいました。特に昨年夏の熱中症による
死亡災害を踏まえ、従来からの始業前体調管理や水分塩分補
給対策などに加えて、暑熱作業環境の定量的な把握と、それ
に基づく連続作業時間・休憩時間の設定、工事関係者用に臨
時の空調付休憩所を設置するなどの対策を進めてきました。
また、昨年の災害が行動前の危険予知不足や基本動作がで
きていないことに起因するものが多数を占めていたことから、
今年も危険体感研修や危険予知訓練を継続し、
﹁確実で丁寧な
作業﹂を徹底するための取り組みを推進していきます。管理
者の皆さんは、現場の緊張を維持し、危険感度を高めるため、
現場パトロールの継続をお願いします。
2014年も安全方針は、
﹃まず安全!基本行動遵守と三つ
の 作 法 で 築 く 安 全 職 場﹄と し、3 つ の 重 点 施 策 を 掲 げ ま す。
1つ目は、
﹃行動前の危険予知で、安全基本行動ができる﹁人
づくり﹂
﹄
、2 つ目は﹃風通しの良い元気で、規律ある﹁職場
づくり﹂
﹄
、
3つ目は﹃災害リスクの徹底排除で、
安全・安心な﹁も
のづくり﹂
﹄です。
自分の身は自分で守るという強い気持ち、共に働く仲間を
思いやる心を大切にし、大分製鐵所ファミリー全員参加で安
全・健康な職場づくりを目指しましょう。
3.常に世界最高の技術とものづくりの力を追求します。
4.変化を先取りし、自らの変革に努め、さらなる進歩を目指して挑戦します。
私たちはこれらの指針に則り、世界を舞台に、常に正々堂々と行動します。
5.人を育て活かし、活力溢れるグループを築きます。
所長
芝尾 信二
新年あけましておめでとうございます。皆さまにおかれま
しては清々しい新年をお迎えのことと思います。年初にあた
り所長として運営方針及び重点取り組み課題についてお話し
したいと思います。
まず、昨年を振り返りますと日本経済は所謂アベノミクス
をはじめとした経済対策効果などにより堅調に推移し、持続
的成長も期待できる状況になりつつあります。一方、世界に
目を転ずると、一時期の危機的状況ではないものの欧州の停
滞、また中国などの新興国経済の減速、好調だったアセアン
経済もやや減速となるなど、日本と米国を除いては必ずしも
良好ではありません。加えて世界の鉄鋼需給においては、中
国鉄鋼メーカーの過剰生産による鋼材需給の軟化が継続、さ
ら に 数 カ 所 の 大 型 一 貫 製 鉄 所 の 建 設 も 進 行 し て お り、需 給
ギャップのさらなる拡大も懸念され、厳しい事業環境が継続
する見通しです。
この様な中、当社は、世界を相手に技術先進性とコスト競
争 力 を 通 じ て グ ロ ー バ ル に 事 業 を 展 開 し、
﹁総 合 力 世 界 ナ ン
バーワンの鉄鋼メーカー﹂を目指して参りますが、我々大分
製鐵所の果たすべき役割は、高位安定生産・出荷を確実に実
行し、総合力世界ナンバーワン鉄鋼メーカーに相応しい競争
力のある製鉄所を実現することです。そのためには、安全・
環境・防災などの生産活動の基盤を盤石なものとし、製鉄所
ファミリー全員が一体となって目標に向かっていくことが必
要です。本年2014年の運営方針は引き続き、
﹃製鉄所ファ
ミリーの総力結集 目指せ﹁001﹂大分!﹄とし、
真の﹃
﹁0
01﹂大分﹄の実現に向けて取り組む1年としたいと思います。
以下、具体的な取り組みについて述べていきます。
製鉄所ファミリーの総力結集 目指せ「001」大分!
2.環境・防災・地域との共生︵
﹁001﹂大分︶
次に、環境・防災・地域との共生についてです。環境・防
災のトラブル・事故ゼロの実現は、市街地に隣接する都市型
製鉄所である当所の重要な課題です。
環境については、環境方針で掲げている﹃環境リスクマネ
ジメントの推進﹄
、
﹃環境に強い人づくり﹄
、
﹃地球環境に優し
い鉄づくり﹄
、
﹃地域との共生﹄の4点が大分製鐵所にとって
不変のテーマです。本年も、降下煤じん対策と排水対策を中
心とした環境対策に継続して取り組み、地域の皆さまとの共
2.社会に役立つ製品・サービスを提供し、お客様とともに発展します。
377
2014
1 月
http://www.nssmc.com/works/oita/index.html/
OITA
1.安全︵
﹁001﹂大分︶
まずは安全についてです。
新日鐵住金グループにおいて、安全と健康は、全てに優先
する最も大切な価値であり、製鉄所を支える基盤であります。
1.信用・信頼を大切にするグループであり続けます。
〔目指す〕
創造・先進・成長 自らを磨き、高い目標と情熱を持ち、チャレンジを続けます。
〔大切にする〕
自律・現場・本質 ルールと約束を守り、現場現物をもとに、本質を追究します。
〔働きかける〕
対話・協働・伝承 対話と協働による相互信頼を築き、心と技を次代につなぎます。
社員行動指針
経営理念
No.
2014年 大分製鐵所運営方針
基本理念
新日鐵住金グループは、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、優れた製品・サービスの提供を通じて、社会の発展に貢献します。
大分技術研究部40周年祝賀会
クリーンアップ大分/工程業務部
日産商談会
<2013年度上期(2013年4月∼ 2013年9月)>
★出銑量・出鋼量半期新記録達成
★熱延スラブ処理量半期新記録達成
★コイル出荷量半期新記録達成
★小径注一歩留半期新記録達成
新日鐵住金グループ第2回技能トライアスロン大会(大分開催)
駅伝・ジョギング大会
(総合優勝:製鋼工場A、2位:製鋼工場B、3位:コークスA)
21日 所内JK大会(ものづくり)
23日 クリーンアップ大分/厚板部
30日 クリーンアップ大分/薄板部
12月
4日 ストップ温暖化ノーマイカーデー実施
14日 クリーンアップ大分/設備部②
<2012年度(2012年4月∼ 2013年3月)>
★出銑量年度新記録達成
★プラスチック処理量年度新記録達成
★出鋼量年度新記録達成
★厚板製品枚数年度新記録達成
★コイル全体出荷量年度新記録達成
★輸出厚板出荷量年度新記録達成
★熱延スラブ処理量年度新記録達成
ストップ温暖化ノーマイカーデー実施
所内消防競技会
第1回新日鐵住金グループJK大会
クリーンアップ大分/生産技術部・品質管理部
<2013年3月>
★高炉コークス比月間新記録達成
★熱延スラブ処理量月間新記録達成
★中径電縫鋼管工場輸出出荷量月間新記録達成
所内JK大会(安全)
友野社長兼COOご来所
第2回全社技能電計競技大会大分予選を開催
∼記録ラッシュを振り返る∼
安全誓願式
第9回大分技能トライアスロン大会
所総合地震訓練
クリーンアップ大分/製銑部②
クリーンアップ大分/大分県大分土木事務所と合同開催
新記録
クリーンアップ大分/製銑部①
環境講演会(東京農業大学/後藤逸男教授)
所内綱引き大会
(Ⅰ部優勝:日鐵物流大分、Ⅱ部優勝:日物ジャンピングN)
19日 防災講演会(釜石市水道事業所/山田守所長)
3月
20日 新日鐵住金大分吹奏楽団 定期演奏会
21日 所内JK大会(ものづくり総合)
25日 危険体感センター竣工式
29日 吾郷前所長離任式
4月
1日 芝尾所長就任式
所運営方針、環境、品質、JK‐MP、能力開発方針スタート
新入社員61人入社
6日 クリーンアップ大分/製鋼部
7日 新日鉄住金ふれあい祭り・第38回城東春まつり
17日 合同慰霊祭
5月
11日 クリーンアップ大分/設備部①
13日 宗岡会長兼CEO・友野社長兼COOご来所(光地区)
13日 森の地蔵尊春季例大祭開催
25日 ミニバレーボール大会
(Ⅰ部優勝:製鋼工場A、Ⅱ部優勝:日鉄住金物流大分)
6月
1日 学卒新入社員15人入所
5日 ストップ温暖化ノーマイカーデー実施
8日
12日
7月
1日
2日
5日
6日
20日
8月
8日
20日
29日
9月
4日
5日
13日
14日
10月
11日
12日
19日
11月
7日
16日
4日
23日
2月
16日
2013年 安全・防災・衛生方針スタート
年末年始「2.0」運動展開
安全誓願式、初荷式などの新年行事
第3回人材育成フェアー開催
1月
1日
「製鉄所ファミリーの総力を結集し、目指せ 001 大分!」を振り返る
回顧2013
生を図る製鉄所として、さらなる改善を早 ︵2︶品質
急に実行していきます。
次に品質についてです。昨年はコンプライアンス遵守と品質リ
防災については、初動対応力の強化、防
スクの徹底排除による盤石な品質保証体制の構築と、海外J Ⅴや
災管理教育、訓練の充実化などに努めてき
分譲先を含めたお客さままでの一貫品質管理強化を推進してきた
ましたが、防災事故1件に加え、防災事故
結果、一昨年と比較してお客さまへの異材流出は確実に減少しま
に繋がり兼ねないトラブルは依然として発
した。
生しています。本年も、防災方針を﹃万全 しかしながら、我々が目標とする異材ゼロは未だ達成できてい
の初動とリスク管理で高めよう
防災現場
ません。業務設計やシステムの不備、チェック漏れやルール・手
力!﹄とし、引き続き初動対応訓練、防災
順が守られていないなど、スタッフ・ラインのそれぞれに課題を
管理の教育などを図るとともに、発生した事例を自職場に置き換
有しています。非定常作業時も想定した万全な業務・システムの
えた未然防止対応力の向上を図ります。また従来から繰り返し行っ
設計をしっかりと実行するとともに、対話活動やスモールミーティ
ている地震・津波避難訓練に加え、昨年から夜間避難訓練もスター
ングを活用し、異材発生の芽を摘む活動も継続して取り組んでい
トしました。今年も継続して、人命最優先の防災基盤づくりを目
きましょう。当然のことながら、事業を継続する上で、市場・顧
指し、ハード・ソフト両面での取り組みを充実化していきます。
客の信頼を確保・強化することは必須であり、ベース品質やデリ
我々がこの大分の地で事業を継続・発展できるのも、地域の皆
バリー対応力の改善といった基礎的な競争力の向上に加え、当所
さまからの信用・信頼があってこそです。地域と共に発展してい
の技術先進性を遺憾無く発揮した新商品の開発など、要求の多様
く大分製鐵所であり続けるためにも、コンプライアンス遵守とリ
化・厳格化への対応力をさらに強化することが必要です。
﹃信頼と
スク管理の徹底、そしてさらなるレベルアップに向けた活動を継
満足を追求し
実現しよう﹁00 1﹂品質づくり﹄を本年の品質
続的に実行し、地域との共生、信頼を得るべく努力していきましょ
方針とし、これまで取り組んできた活動をより一層強化し、品質
う。
競争力向上を図っていきましょう。
3.世界第一級の製鉄所の実現に向けて ︵
﹁001﹂大分︶
︵3︶人づくり
世界第一級の製鉄所実現に向け4つのことを申し上げます。
第3番目として、
人づくりについてです。世代交代期到来に向け、
︵1︶高位安定生産と競争力強化
すでに4年前からO㿌J Yサクセション20 15 に取り組んでい
全社のトップランナー方式による各所の改善活動により、コス
ますが、加えて昨年から全員対象の技能評価もスタートし、人材
ト競争力や技術諸元の全社のレベルは着実に上がってきています。 育成の基盤は着実にしっかりしたものになってきています。今後
大分製鐵所がトップランナーとしての役割を果たし、海外メーカー
を支える若手への技術・技能伝承を引き続き進めるとともに、技
との競争に勝ち抜いていくためには、さらなるコスト競争力の強
能評価に基づき、構内で働く全員のレベルアップを図っていきま
化が必要です。そのためにも、まずは高位安定生産・出荷の体制
しょう。
を盤石なものとしていく必要があります。昨年は暦年で初の粗鋼 また、大分製鐵所の直協一体となったJ K活動を今後も継続発
1千万トン達成や、熱延の稼働率向上などこれまでの努力が実を
展させ、
J Kによる人づくり、職場づくりを進め、活力溢れる製鉄
結び、確実に成果を出してきました。しかし、稼働後約 年を経
所を築いていきましょう。
過した設備で高位安定生産を継続するには、これまでの基準にと らわれない判断・対応が必要となります。日々設備と操業の小さ ︵4︶協力会社との連携
な変化に気を配り、情報を正確に把握・分析し、適切な対応を図 最後に、協力会社の皆さまとの連携は製鉄所の円滑な運営に欠
るよう心掛け、盤石な高位安定生産・出荷体制の構築に向け一層
かすことはできません。本年も協力会社の皆さまとの対話を丁寧
の努力をお願いします。あわせて、足下課題であるコークス増産、 に実施し、直協一体で安全・安定操業に向けて取り組んでいきます。
高炉操業安定をベースとした低コークス比の追求、歩留向上など
の取り組みを着実に前進させるとともに、2014年中期計画の
4.終わりに
完遂により競合他社を凌駕するコスト競争力の確保を目指してい ﹁苦しい時は上り坂﹂と言いますが、足下の我々の取り組みは、
きます。本年も鉄源工程のみならず、熱延、厚板、鋼管、熱押、輸送・ 先の見えない上り坂ではなく、明確な目標に向かった上り坂です。
出荷の全ライン及び整備・設備部門、また管理部門を含む全ての
製鉄所ファミリーの総力を結集して、
﹃
﹁00 1﹂大分﹄の実現に
部門において、目標を達成すべく取り組んでいきましょう。
向け一歩一歩着実に前進していきたいと思います。
40
❷
OITA 1 月
❸
OITA 1 月
2014 年
各種方針
所運営方針
【重点課題】
1.安全・健康最優先の徹底実践
2.コンプライアンス遵守とリスク管理の徹底による信用・信頼の確立
3.高位安定生産・出荷の実現と最強コスト競争力の構築
4.お客さまからの圧倒的な信頼・満足の確保
5.直協一体となった活力溢れる製鉄所、人づくり、職場づくり
安全衛生方針 「まず安全!基本行動遵守と三つの作法で築く安全職場」
品質方針 「信頼と満足を追求し 実現しよう『001』品質づくり」
0:コンプライアンス違反ゼロ 0:品質トラブルゼロ 1:世界第一級の品質づくり
【重点目標】
安全:死亡災害・重篤災害 ゼロ
:総合休業災害度数率 0.10 以下、強度率 0.10 以下
【重点課題】
1.行動前の危険予知で、安全基本行動ができる「人づくり」
1)行動前にちょっと待て!危険予知訓練を徹底的に実施して現場で実践
危険体感研修・危険予知訓練による安全感性の向上
2)基本とルールを守り、確実で丁寧な作業の徹底
作業内容に応じた適切な安全衛生保護具の正しい装着の徹底
タイムリーで確実な TBM と安全ポイントの相互確認の実施
可動設備内に立ち入る際や可動体・回転体を扱う際の「不可動処置」の徹底
2.風通しの良い元気で規律ある「職場づくり」
1)やまびこ運動(大きな声で挨拶、指差呼称確認、相互注意)の徹底実践
2)遵守すべき職場規律(しつけや作法)の徹底実践
3)世代交代が進展する中で、技能評価に基づいた現場力の底上げ
3.災害リスクの徹底排除で、安全・安心な「ものづくり」
1)職場リスクの洗い出しとハード・ソフト対策の完遂
4.活力ある職場を目指し、心身の健康づくりと職場環境の快適化
1)はつらつ健康運動を通じた自主自律の健康づくりの組織的推進
運動機能測定結果に基づく転倒防止のための体力維持と筋力アップの実践
2)個人と職場ぐるみのメンタルヘルス活動の推進
3)熱中症対策と粉じん、騒音、分煙等の作業・職場環境改善の計画的推進
環境方針
「地域との共生にたゆまぬ努力を続け、
『水と緑と太陽の製鉄所』づくりを目指します」
【基本方針】
1.環境リスクマネジメントの推進
1)法・協定等の厳格な順守を実現
2)境界の降下ばいじん量改善
3)高生産に対応した環境負荷対策の構築
2.環境に強い人づくり
1)環境リスク管理強化に向けた所内教育の充実
2)環境マネジメントシステムでの仕組み・対応力を強化
3.地球環境に優しい鉄づくり
1)省エネルギーの推進
2)ゼロエミッションへの挑戦
3)廃プラスチックリサイクルによる社会貢献
4)緑化の推進と草刈りの改善
4.地域との共生
1)地域と共に歩み、信頼される製鉄所づくり
2)製鉄所情報の発信と積極的な地域貢献
3)地域とのコミュニケーション継続
防災方針 「万全の初動とリスク管理で高めよう 防災現場力!」
【重点目標】
防災事故 ゼロ
【重点課題】
1.重大事故防止の防災管理強化
1)通報・連絡・初期消火の訓練強化
2)重大事故要因(電気、油脂類、堆積物、ガス)排除活動の計画的推進
2.南海トラフ地震・津波・全停電に備えた防災対応力強化
1)夜間帯を含めた構内全従事者の避難訓練実施
2)全停電時の設備稼働確認の実施
3)耐震補強設備対策の計画的推進
3.防災に強い人づくり
1)防災研修会による防災事故・トラブル発生事例の共有化
2)防災教育(危険物・高圧ガスの取扱責任者・保安監督者、
工事用火気管理等)
の推進
【重点課題】
1.コンプライアンス遵守と品質リスク徹底排除による盤石な品質保証の構築
規格・契約事項の厳格な遵守とモニタリングによる定期的実行
異材・大量欠陥・重大クレーム等品質リスク抽出と [ 標準化・システム・設備 ]
対策の推進
イジワルテスト等品質トラブル検出感度維持・向上に向けた取り組み実践
2.一貫品質管理強化と品質 PDCA による品質競争力向上
所内・所間・お客さまと連携した一貫での品質管理強化と傾向管理に基づ
く品質レベルの維持・向上
品質 PDCA の実践による品質管理技術向上
3.お客さま第一主義を基軸とする「品質・納期・開発」強化
品質・納期対応力強化によるお客さま要求への確実な対応
お客さまと一体となった商品開発・ソリューション提案強化
4.標準化と対話による人づくり・風土づくり
標準化時のルール・基準の根拠明確化による技術・技能の伝承
階層別対話・教育活動による品質意識の向上
JK・MP 方針
【JK 活動基本方針】
プロセスを大切にした JK 活動推進を継続するとともに、全員参加による継続的な
JK 活動を通じてサークル員が満足感を享受できる活動を目指し、人材育成を基本に「盤
石な安全体質」「圧倒的品質コスト競争力」を持った製鉄所づくりに貢献する。
「JK 活動重点施策」
1.プロセスを大切にした対話と全員参加の JK 活動による、人づくりと組織力
の強化
2.直協 一体の JK 活動による盤石な安全体質づくりと、品質・コスト競争力基
盤の強化
【MP 活動基本方針】
「現場を基軸とした草の根活動」として、自らの手で自分達の設備を復元維持す
ることで、設備知識の向上、安定稼働、MyPlant 意識の醸成、誇りをもって働け
る職場づくりに向けて MP 活動を推進する。
「MP 活動重点施策」
1.継続、進化する MP 活動で目指そう「001」大分
2.MP 草の根活動で築こう明るく安全で働きやすい職場
能力開発方針
「新日鐵住金グループ企業理念、社員行動指針を実践できる人づくり」
∼『対話』を基軸に『継続』と『実践』の育成活動∼
1.O‐JY サクセション 2015 の最終年として、技術・技能伝承の進捗と見える
化のさらなる推進
1)育成3点セット(配置計画・技能マップ・育成計画)の整備完結
2)継承者・伝承者・上司による個人育成計画をベースにした育成対話の確
実な実行
3)育成活動の強化による定量的な技能評価※1 と育成進捗の見える化
4)新日鐵住金学園 STEPⅡに則った確実なネット化教育(ネット化計画書・
評価基準)の実施
5)若手班長後継者の計画的な育成推進
2.全社育成体系に則った若手育成の強化と直協連携の推進
1)全社標準研修の確実な実行(班長候補者研修、ベテラン層研修※2)
2)新日鐵住金学園の STEPⅠ、STEPⅢカリキュラムの充実
3)整備技能教育と専門技術講座の浸透と円滑な運営
4)直・協での職場育成交流の継続推進による活動の共有化を図る
3.人材育成を支援する活動および施策の充実
1)主任班長キャラバン、育成ペア激励訪問、職場間交流支援の継続
2)職場育成活動進捗に応じた対話促進助成金制度の継続
3)ベテラン・再雇用者による「育成戦力」の取り組み横展開と活動強化
4)直協連携による「第5回人材育成フェアー」の開催(最終回)
5)八幡・小倉との3所交流の推進…班長ステップアップ研修の共同開催など
※1 全員を対象に年 /1 回の技能評価実施 ※2 階層別(40 歳・50 歳)の具体的な研修
❹
OITA 1 月
副所長
小野山 修平
ご安全に!明けましておめ
でとうございます。
新 会 社 1 年 目 の 昨 年 は 、出
銑・出鋼・熱延スラブ処理量等
の多くの生産新記録やコスト
改善を達成することができま
し た 。所 内 各 位 の 努 力 に 御 礼
を申し上げます。
し か し 、安 全 面 に お い て は
課題を残しました。﹁世の中に
有るのは危険︵行動を含む︶だ
け で 、危 険 を 全 て 排 除 で き て
初めて安全な状態になる。﹂と
言われます。私は、日頃から小
さ な こ と を 疎 か に せ ず 、設 備
の 維 持 管 理 や 6 S・ル ー ル 厳
守等の地道な基本行動をきっ
ち り 行 う こ と が 、災 害 の 芽 を
摘む最も大切な活動だと思っ
ています。年初にあたり、今一
度 、安 全 活 動 と は 徹 底 し た 危
険排除活動であることを再認
識し、
﹁自分の身は自分で守
る﹂という﹁原則・基本﹂に立ち
返 り 、徹 底 す る こ と で 安 全 実
力 の 維 持・向 上 を 目 指 し ま
しょう。
生 産 面 で は 、経 済 環 境 は 上
向 く 兆 し を 見 せ て お り 、オ リ
ン ピ ッ ク 効 果 も 相 ま っ て 、当
面は昨年以上の高位安定生産
を 求 め ら れ ま す 。昨 年 の 反 省
点 は キ ッ チ リ 反 省 し 、さ ら な
る 高 品 位・高 位 安 定 生 産 を 目
指 し て 、職 場 ご と の 課 題 を 明
確化して一歩ずつ改善を進め
ていきましょう。
今年も安全でやりがいを
持 っ て 働 い て い た だ け る﹁ 明
るく楽しく働ける職場づく
り﹂を目指して、皆さんと一緒
に 努 力 を 続 け て 参 り ま す 。ご
安全に!
幹 部 年 頭 挨 拶
総務部長
永吉 敬洋
皆 さ ん 、ご 安 全 に ! そ し て
明けましておめでとうござい
ます。
昨年も高位安定生産を継続
し て い た だ き 、2 0 1 3 年 の
粗鋼生産はついに1 千万トン
超 を 達 成 し ま し た 。こ れ は 構
内で働く全員の努力の成果で
あり、深く感謝致します。一方
安全では重大災害を含む4 件
の休業災害、 件を超える不
休・軽 処 置 災 害 と い ま だ 課 題
の残る年でした。
今年も全社から高位安定生
産の継続と競争力のさらなる
強 化 が 期 待 さ れ て い ま す 。し
か し 、そ れ 自 体 が 目 的 と な っ
て は い け ま せ ん 。ス ポ ー ツ で
も 、勝 と う と す る 気 持 ち に 囚
わ れ ず 、勝 つ た め に 何 を す べ
きか考え真摯に実行すること
が勝利への近道と言われてい
ます。私たちも、確実で丁寧な
作 業 に よ る 安 全 確 保 、手 順 変
更 時 の T B M 実 施 、操 業 の 小
さ な 変 化 を 見 逃 さ ず 対 応 、こ
れらを一つ一つ着実に実行し
て い く 先 に こ そ 、高 位 安 定 生
産達成や競争力のさらなる強
化があると思います。
大分には経験豊富で立派な
ベテランやはつらつ元気な若
手 が 沢 山 い ま す 。構 内 で 働 く
全員が同じ思いで一歩一歩共
に 歩 め ば 、必 ず や 大 き な 力 に
な り ま す 。そ れ を 目 指 し て 共
に 頑 張 り ま し ょ う 。本 年 も 事
故災害、ゼロで行こう!
50
皆さん、ご安全に!
松尾 慎二
ゼロで行こう!
た い と 思 い ま す 。本 年 は 1 年
皆さんとともに解決していき
防災の課題を一つ一つ丁寧に
強 化 を 進 め ま す 。安 全・環 境・
低減と異常発生時の初動体制
き ま す 。環 境・防 災 は 、リ ス ク
りを重点施策として進めてい
排除で、安全・安心なものづく
場 づ く り 、災 害 リ ス ク の 徹 底
通しの良い元気で規律ある職
人づくり、やまびこ運動で、風
知 で 、安 全 基 本 行 動 が で き る
と 思 い ま す 。行 動 前 の 危 険 予
をさらに進化させていきたい
した。20 14 年は、この活動
補修他を推進していただきま
用 原 付 ゼ ロ 化 、腐 食 踏 み 抜 き
一 基 準 に よ る 認 定 審 査 、業 務
事 責 任 者・作 業 指 揮 者 の 所 統
者 の 技 能 認 定 制 度 の 導 入 、工
研 修10 0 % 更 新 受 講 や 作 業
て 、安 全 錬 成 塾 で の 危 険 体 感
全体質強化の取り組みとし
発 生 し ま し た 。皆 さ ん に は 安
いないことによる災害も多く
足・安 全 の 基 本 行 動 が で き て
し 、重 篤 な 災 害 や 危 険 予 知 不
体 質 強 化 を 行 い ま し た 。し か
ガ ン に 、人・職 場・設 備 の 安 全
法 で 築 く 安 全 職 場 ﹂を ス ロ ー
全!基本行動遵守と三つの作
ご ざ い ま す 。昨 年 は﹁ ま ず 安
新年明けましておめでとう
安全環境防災部長
関野 孝志
品質管理部長
江尻 満
皆さん、ご安全に!
ご 安 全 に ! 皆 さ ん 、明 け ま
しておめでとうございます。
新年明けましておめでとう
ございます。本年も、気持ちを 昨年は、﹃信頼と満足を追求
し 、実 現 し よ う﹁ 0 0 1 ﹂品 質
新たに﹁安全最優先・災害事故
づくり﹄を品質方針に掲げ、熱
ゼロ﹂に取り組みます。
延・厚 板・鋼 管・形 鋼 商 品 の 品
昨 年 よ り 、ア ベ ノ ミ ク ス の
質 競 争 力 向 上 を 目 指 し 、全 所
効果や東京オリンピック開催
一丸となり品質活動に取り組
決 定 に よ り 、内 需 に 確 実 な 回
ん で 参 り ま し た 。皆 さ ん の 地
復感を感じています。特に、接
道 な 活 動 に よ り 、一 昨 年 に 比
しているお客さまの表情が明
べ 、お 客 さ ま へ の 異 材 流 出 は
減 少 し た も の の 、我 々 が 目 標
るくなったことを実感します
とする異材流出﹃ゼロ﹄は達成
し 、素 材 で あ る﹁ 鉄 ﹂へ の 期 待
す る こ と が で き ず 、重 大 品 質
の 高 ま り を 感 じ ま す 。最 前 線
トラブルやお客さまでの品質
でお客さまと接する工程業務
不 具 合 も 散 見 さ れ 、盤 石 な 品
部 と し て 、数 量・納 期・品 質 な
質基盤を構築するまでには至
どを通じた信頼関係強化の絶
りませんでした。
好 の チ ャ ン ス と 捉 え て 、出 荷
今 年 は 、国 内 景 気 の 穏 や か
を基軸とした業務運営をより
な回復が予測される一方で、
一 層 強 化 し て い き ま す 。信 頼
海外鉄鋼メーカーの生産能力
を 築 く に は 、長 い 時 間 の 積 み
増強や海外における保護貿易
の 動 き の 拡 大 に よ り 、国 内 外
重 ね が 必 要 で す 。安 定 生 産 を
の鉄鋼メーカーとの競争が激
基 に 、社 内 外 の 大 分 製 鐵 所 へ
化することが予測されるた
の期待にしっかり応える1 年
め 、大 分 製 品 の 基 本 品 質 力 向
にしていきたいと思います。
上とお客さまが求める商品を
各 製 造 部 で は 、昨 年 よ り 新
タイムリーに供給することに
記録を狙うペースでの生産が
より、お客さまから﹃是非大分
続いています。当部としては、
材 を 使 い た い ! ﹄と 言 っ て い
各部をまたがる原料入荷から
ただけるようになりたいと思
製 造・出 荷 ま で の 最 適 生 産 の
います。そのためには、お客さ
コーディネートと共に、輸送・
まが安心してご使用いただけ
る 、ば ら つ き の 少 な い 使 い 易
購 買・ス ラ グ 関 連 業 務 を 通 じ
い品質とお客さまの商品価値
て、所全体の一貫最適化・競争
を向上させる商品メニューと
力強化をさらに追求します。
提 案 力 の 充 実 が 必 要 で す 。お
安全で丁寧な仕事をベース
客さまに喜ばれる製品づくり
として、何でも話し、声を掛け
の た め に 、大 分 製 鐵 所 で 働 く
合い、助け合うことで、今年も
皆 さ ん と 一 緒 に 、明 る く 活 気
明るい1 年にしたいと思いま
の あ る 、そ し て 常 に 挑 戦 し 続
す。
共に頑張りましょう!
ける品質づくりを進めましょ
う。
工程業務部長
波多野 康彦
皆さん、
ご安全に。
明けましておめでとうござ
います。
本 年 も 製 銑 部 の﹁ 安 全 ﹂﹁ 安
定 ﹂﹁ コ ス ト 競 争 力 ﹂向 上 に 向
け 、皆 さ ん と と も に 努 力 し て
参りたいと思います。
昨 年 の 製 銑 部 は 、高 出 銑 比
操 業 を 継 続 し 、上 半 期 出 銑 量
新 記 録 更 新 な ど 、皆 さ ん の 努
力が花開いた年であったと思
います。一方、設備安定稼働に
ついては、焼結クーラー、コー
クス原料搬送ベルトなどで大
きな休損トラブルを発生させ
るなど課題の残る一年でし
た 。ま た 、安 全 面 で も 休 業・不
休など今一歩の年として反省
が必要な年でもありました。
今 年 は 、昨 年 の 課 題 点 を 分
析し、課題を整理して、一つ一
つ愚直に解決していくスター
トの年にしていきたいと考え
ています。
現 場 の 皆 さ ん に は 、課 題 の
整 理 、解 決 に 向 け た 行 動 の 進
捗 管 理 な ど 、従 来 に も 増 し た
細かなお願いをすることにな
る と 思 い ま す が 、製 銑 フ ァ ミ
リ ー の 力 を 結 集 し 、目 標 を 達
成 す る よ う 、ご 協 力 お 願 い 致
します。
の6 0 0
世 界 で は 、 POSCO
0 ㎥ 高 炉 、現 代 製 鉄 の 3 基 目
の 大 型 高 炉 火 入 れ な ど 、競 争
がさらに激化していきます。
決めた目標を確実に達成し、
﹁00 1 大分﹂を皆の力で達成
していきましょう。
製銑部長
OITA 1 月
❺
薄板部長
池上 伸介
厚板部長
野見山 裕治
光鋼管部長
奥田 博文
ご ご 安 全 に 。昨 年 は 厳 し く 変
皆さん、
明けましておめでと 大分ファミリーの皆さん、
安 全 に 。昨 年 を 振 り 返 り ま す
化の大きい環境ではありまし
うございます。
直協薄板ファミ
と 、マ ー ケ ッ ト 環 境 が 大 き く
た が 、ま さ に 〝 人 間 は 考 え る
リーの皆さんの昨年の努力と
モードチェンジし、
その変化に
葦である〟との著名な言葉の
活躍に感謝するとともに所内
対応するための安定操業、
製造
ご と く 、よ く 考 え て 繋 が っ た
実力の安定化をさらに進化さ
関係者のご支援にお礼申し上
せることの重要性を感じる1
活 動 が で き ま し た 。歩 留 基 軸
げます。
薄板部は昨年もフル生
年でした。
この状況は今年も継
のコスト競争力向上や前工程
産が続き、
活気のある運営とな
続される見込みで、
大きなチャ
と繋がった一貫最適化活動及
ンスとなります。
りました。
他所との技術交流を
び尼崎ミルとの連携強化等、
活発に行い製造実力の向上を 大分の主力の造船分野で求
められる鋼材の高品質化、
デリ
光鋼管部隊としては大変良い
図るとともに、
工場・技術・協力
バリー対応力の強化、
さらには
1 年 に で き ま し た 。今 年 は
会社・整備の薄板ファミリーが
東アジア各地域での新鋭ミル
も っ と 繋 が り 、た く さ ん の 笑
の稼動により、今、お客さまが
従来にもまして一体となり、
品
顔と出会える1年にするた
求めている課題に的確に対応
質向上、生産安定化、コスト改
できる実力を備えることが極
め 、次 の 二 つ を 引 き 続 き 全 員
善等の諸課題に取り組み、
多く
めて重要となります。
本年も昨
で 頑 張 り た い と 思 い ま す 。一
年に引き続き安全安定操業を
の新記録を達成し大きな成果
つ目は全ての活動を元気な挨
ゼロ番地とし、
製造実力のさら
を発揮しました
︵熱延生産新記
拶 か ら ス タ ー ト し 、元 気 で 活
なる向上とコスト改善を最優
録6 28 千トン/月︶。また薄
先課題として業務を進める必
力 溢 れ る 現 場 の 確 立 で す 。見
要があります。
昨年よりも本年
板の販売環境にも明るい兆し
学、来訪者の方々に﹁気持ちの
を、本年よりも来年を、右肩あ
が見え始め、
フル生産の中での
い い 挨 拶 で す ね ﹂と 言 っ て い
がりでステップアップし続け
生産安定化を図ったことで収
た だ け れ ば 成 果 有 り で す 。一
る
た
め
に
も
、
所
内
外
関
係
部
門
が
益を拡大することができまし
人一人がより良くするために
ベクトルを合わせた密な連携
とさらなる風通しが不可欠で
考 え 、フ ァ ミ リ ー と し て 繋 が
た。
す。現場、スタッフの各職場ご
れ ば 元 気 は 倍 増 で き ま す 。も
一方、
安全は課題を残した1
との業務目標とスケジュール
う一つはお客さまとの繋がり
年でした。
薄板部の安全基本方
を明確にし、
成果最大化に向け
強 化 で す 。当 工 場 は 操 業 開 始
全員が努力をし、
前進させてい
針である
﹁自分の身は自分で守
きましょう。
以 来 、半 世 紀 以 上 に わ た り パ
る、
同僚を思いやり相互注意す
厚板部では昨年と同様に
イプと形鋼づくりを続けてく
る、基本ルールを遵守する、リ
〝努力は実る〟を合言葉にし、
る こ と が で き ま し た 。非 常 に
スクを抽出し根絶する﹂
ことに
これまで培った現場力・技術力
有 難 く 、お 客 さ ま と 繋 が り 共
を大きく進化させ、
お客さまの
真摯に取り組み、
今年こそ完全
生産性、商品価値、コスト改善
にものづくりをしてきた成果
無災害を達成したいと思いま
に貢献できる鋼材を工場一丸
に 他 な り ま せ ん 。過 去 か ら 積
す。
薄板部運営の基本的な考え
と な り 、製 造 し て い き た い と
み上げた力に新たな技術を吹
思っております。
そのためにも
は昨年に引き続き、﹁安全で健
き込み、品質を鍛えあげ、ます
現場をよく観察し、
いかなる場
康に働ける職場づくり、
世界の
面に遭遇しても絶対に安全最
ます喜んでいただける製品を
お客さまに満足いただける品
優先の行動ができる体質づく
提供し続けていきたいと思い
り、
雰囲気づくりを積極的に実
質の商品を、世界一の生産性・
ま す 。お 客 さ ま と の 往 来 の 絶
施していきます。
これまで以上
最強コストで製造する﹂です。
え な い 工 場 が 目 標 で す 。今 年
に対話を重視し、
悩みを共有化
今年も宜しくお願い致します。
はもっと考える葦になりた
し、皆さんと協力をして安全で
ご安全に!
明るい職場づくりを継続し、
明
い!今年もご安全に!
るく楽しく仕事をしていきま
しょう。
設備部長
小森 俊也
内原 正人
ご 安 全 に 。新 年 を 新 た な 気 ご 安 全 に。昨 年 は 大 分 技 術
持ちで迎えられたことと思い
研究部にとって創立 周年と
ます。
い う 節 目 の 年 で あ り、一 方
今 年 も ま ず 安 全 で す 。昨 年
で、経 営 統 合 に よ り 研 究 者 の
は 、整 備 系 作 業 者 の 方 々 全 員
技術交流が本格化した年でし
に個人ごとの技能評価を行っ
た。歴 史 を 感 じ る と と も に、
て も ら い 、そ の 運 用 を 開 始 し
新しい時代の始まりを実感す
ま し た 。上 司 と の 対 話 を 通 し
る年でした。研究開発では﹁総
て 、自 分 の 実 力 を 把 握 す る こ
力 結 集、総 力 発 揮!グ ロ ー バ
と で 、技 能 向 上 へ の ツ ー ル と
ル市場で勝ち抜くための先進
しても活用していただきたい
技 術 開 発!﹂を ス ロ ー ガ ン に
と 思 い ま す 。昨 年 か ら 強 化 し
取 り 組 ん で 参 り ま し た。実 適
ている作業終了時のミーティ
用された技術や将来に繋がる
ン グ 、一 日 の 作 業 を 仲 間 で 振
知 見 等、結 果 を 出 す こ と が で
り 返 っ て 、良 か っ た こ と や 気
き た と 思 い ま す が、そ れ に 満
になったことを管理者と共有
足 す る こ と な く、今 年 も 研 究
化して改善へ繋いでいきたい
開発に邁進して参ります。
と思います。
今 年 の 抱 負 と し て、三 つ 述
設備の安定稼働への取り組
べ さ せ て い た だ き ま す。一 つ
み は 、こ れ ま で 故 障 の 多 か っ
は、先 を 見 る こ と。大 分 製 鐵
た設備への重点点検を強化し
所を取り巻く将来の外部環境
て き ま し た 。そ の 成 果 の 一 つ
変 化 を 想 定 し て、競 争 に 勝 つ
として圧延工程での設備故障
た め の 研 究 開 発 を 行 い ま す。
時間は年々減少してきまし
二 つ 目 は、今 を 見 る こ と。
た 。一 方 で 、鉄 源 工 程 、エ ネ ル
日々生じる目の前の課題にも
ギ ー 設 備 は 、大 き な 設 備 ト ラ
柔軟かつスピーディに対応し
ブルになる前に処置をする予
ま す。三 つ め は、熱 い 心 で
防保全に力を入れた活動を始
す。常 に 熱 意 を 持 っ て、現 場
め ま し た 。日 常 の 監 視 と 異 常
現物を見て原理原則を追求
をとらえる目を強化してきた
し、課 題 解 決 に 取 り 組 み ま
活 動 が 、今 年 は 必 ず 安 定 稼 働
す。
へ繋がるものと思います。
今年も大分技研は一丸とな
設 備 エ ン ジ ニ ア リ ン グ 、設
り、ま た、関 係 者 の 皆 さ ま と
備 技 術 開 発 、エ ネ ル ギ ー 安 定
連 携 し、総 力 を 結 集 し て、
供給へも直協の総合力を結集
﹁コ ス ト 競 争 力 世 界 No.1
﹂、
し 、ス ピ ー ド 感 の あ る 業 務 を
﹁高 品 質 や 高 機 能 商 品 と ソ
展開していきたいと思いま
リューションの提供でお客さ
す 。元 気 な 職 場 づ く り と 丁 寧
ま 評 価 世 界 No.1
﹂の 実 現 に 貢
な 仕 事 を 行 い 、﹁ 0 0 1 大 分 ﹂
献できるよう取り組んで参り
をみんなの力で実現していき
ま す。本 年 も 宜 し く お 願 い 致
ましょう。
します。
大分技術研究部長
40
製鋼部長
大塚 良朗
ご 安 全 に!
明けましてお
め で と う ご ざ い ま す。昨 年 の
年産一千万トン規模の高位安
定 生 産 の 実 行 に 対 し て、現 場
の 皆 さ ん は も と よ り、計 画・
保全等で汗を流していただい
た方々に心から感謝申し上げ
ます。
ものづくり現場の原点はい
つ の 時 代 も 安 全 と 健 康 で す。
昨 年 の 痛 恨 の7・0 7 以 降、
職 場 環 境 を 把 握 す る、よ り 良
くする活動を進めてきまし
た 。製 鋼 部 は 3 割 を 超 え る 若
い力が現場で活躍していま
す 。次 世 代 を 担 う 彼 ら が 持 つ
可能性の基礎に安全を据え
て、
﹁チ ョ ッ ト 待 っ て 危 険 予
知 ﹂が 当 た り 前 に で き る 安 全
集団づくりに向け全員で邁進
し て い き ま す。安 全 確 認 な し
に作業や工事に着手すること
が 一 番 危 な い、を 3 6 5 日 肝
に 銘 じ て、協 力 会 社 の 皆 さ ん
と製鋼グループ一枚岩となっ
て一段高い安全安定操業を継
続していきましょう。
新日鐵住金としての最初の
中 期 の 区 切 り の 年 で す。グ
ローバル化の波は年々高まっ
て い ま す し、そ の 市 場 で 我 々
の 持 つ 品 質・コ ス ト パ フ ォ ー
マンスが試される年でもあり
ま す。停 滞 す る 訳 に は い き ま
せ ん。一 歩 先 ゆ く 改 善・開 発
に絶えず挑戦していくマイン
ドが先人からいただいた大分
製 鋼 魂 だ と 思 い ま す。時 間 軸
を念頭にスピード感をもって
取り組みます。
明るく元気に気合いを入れ
て、そ し て 慎 重 さ も 忘 れ ず
に、1 千 万 ト ン 工 場 の 製 造 実
力を皆で育てていきましょ
う。
幹部の皆さまに昨年の振り返りと新年への決意を語って
いただきました。
20
ラヨン工場事務所
33
SUS 社で活躍されている、
当所出身のお二人
今 回 は、当 社 の グ ロ ー バ ル 戦 略 に 欠 か す
こ と の で き な い 海 外 J V︵ Joint Venture
︶
を紹介します。
介 海外JVについて
紹
ま
さ
国内鉄鋼需要の伸張が期待しづらい一方
で、新 興 国 を 中 心 と し た 海 外 の 鉄 鋼 需 要 は
依 然 拡 大 を 続 け て い ま す。当 社 は﹃グ ロ ー
バ ル 戦 略 の 推 進﹄を 中 期 経 営 計 画 に 掲 げ て
お り、海 外 J V は 伸 び ゆ く 海 外 需 要 捕 捉 の
一翼を担っている重要な戦力です。
今 号 で は、海 外 J V に つ い て の 理 解 を 深
め て い た だ く と と も に、当 所 と 最 も 関 係 の
深 い S U S︵ Siam United Steel
︶社 を ご 紹
介します。
ています。
SUS社の本社はタイのバンコク市に、工場はラヨン
県に位置しており、本社と工場を合わせて約85 0 人の
方たちが働いています。工場の敷地面積は約 ㎡と当所
の 約 1 / ほ ど の 広 さ で、年 間
約100 万トンの冷延鋼板を製
造 し て い ま す。海 外 J V の 特 徴
と し て、出 資 し て い る 企 業 か ら
社 員 が 派 遣 さ れ る こ と も あ り、
当所の出身で現在SUS社で活
躍されている方たちもいます。
SUS社で製造している冷延
鋼 板 は、自 動 車 用 部 品 や 建 築 用
部 材、フ ル ー ツ や ツ ナ 用 の 缶 な
ど を 製 造 す る、タ イ 現 地 の お 客
さ ま に 販 売 し て い ま す。当 所 か
らは、その冷延鋼板用の材料︵原
板︶と し て、非 常 に 多 く の ホ ッ ト コ イ ル を 出 荷 し て お
り、当所にとって重要なお客さまです。
2013年に当社は、今後も拡大が見込まれるタイの
自 動 車 需 要 を 捕 捉 す る た め に、新 規 の 海 外 J V と な る
NSGT社︵ Nippon Steel& Sumikin Galvanizing
︵ Thailand
︶︶
を立ち上げました。NSGT社は、SUS社の冷延鋼板
を使用してめっき鋼板を製造しており、現地の自動車用
部品メーカー向けにハイテンなどの高級鋼を納めていま
す。
今後も拡大を続ける海外の鉄鋼需要を捕捉するため
に、当 社 は 輸 出 向 け の 数 量 拡 大 に 留 ま ら ず、
SUS社 の
ような海外J Vによる新たな製造加工拠点の立ち上げも
継続して進めていきます。海外J Vの各メーカーが現地
で活躍できるよう、当所は高品質な原板を安定的に供給
す る こ と で、当 社 の グ ロ ー
バル化に貢献していきたい
と考えています。
岩崎さん
片井さん
客
お
︿海外JVについて﹀
JVとは複数の企業が共同で行う︵出資する︶事業の
ことです。海外進出などを単独の企業で行うと、経営に
おいてさまざまなリスクを抱えることになるため、複数
の企業が共同で取り組むことでお互いの弱点を補い、リ
スク分散と事業成功の確度向上を図ることができます。
当社も海外鉄鋼需要の拡大に対応するために、今後経
済発展が予想される国々で、JVによる製造加工拠点を
立ち上げることで海外進出を進めています。特に﹁自動
車向けなどの高級鋼﹂﹁資源エネルギー﹂
﹁鉄道・建築土
木などのインフラ関連﹂といった分野について、海外に
おける製造加工拠点を拡大することで、当社がグローバ
ルに供給できる体制の構築に取り組んでいます。
当社はこれまで、JVにより全世界で約 の製造加工
拠点を立ち上げてきました。今回ご紹介するSUS社も
当社が展開している海外JVの1つであり、タイの中で
多くのお客さまのある地域に入り込み、現地の需要捕捉
に取り組んでいます。
当 所 は、S U S の 他 に も B N A や T E N I G A L と
いった海外JV、特に自動車鋼板メーカーに対してその
製造材料︵原板︶となるホットコイルを出荷し、当社の
グローバルな供給体制の維持・拡大に寄与しています。
︿SUS社について﹀
SUS社は、1995 年にタイに設立された冷延鋼板
を製造・販売する会社です。当社はSUS社の株式を約
%保有︵出資︶しており、残り株式は他の鉄鋼メーカー
や商社が保有するという、共同出資︵JV︶の形を取っ
55
海外JVの現地での円滑な活動には、ホットコイル原板の品質安定化が求められます。そのために、品質のトレ
ンド管理を行い、所内PDCAに展開しています。
また、年2回のミーティングを通じて、品質課題・方針を共有化し、SUSと連携して取り組んでいます。5年間
のSUS勤務で積み重ねた経験・知識を活かし、今後もさらなる連携強化と品質安定化に注力していきます。
熱延管理室
中村主幹
40
新日鐵住金は言わずと知れた「も
のづくり企業」ですが、ものづく
原料課
り企業の原動力はやはり、「現場
斉藤 英樹
力」
。この思いは入社後、二十年以
上経った今も変わっていません。
私達現役は先人達が築き上げてきた高レベルの技
術・技能に現世代の広い視野と高い志を加え、鉄
鋼業界トップランナーの位置付けを確固たるもの
にし、次世代に繋いでいく「義務」があります。
今後も直協含めた現場の声をタイムリーに反映で
きる風通しの良い職場づくりに努め、自らも既成
概念にとらわれず、現状に満足せず新しいことに
チャレンジしていきます。先人達に恥じることな
い「強い現場力の維持・継続」
。真価を問われるの
はこれからです。持ち場立場でしっかりと考え、
行動していきましょう。
現場に寄り添い職場の状況を
しっかり把握する中で、人を育
プロセス技術室
て活力溢れる職場を維持・向上
八並 英樹
させていくことが私の役割です。
何事に対しても決めつけや慣習
等、先入観を持つと見えるものも見えなくなり、
職場や個人の変化に気付けません。また、公平感
を持って一人一人と接し、各個人のちょっとした
変化や成長を感じるためにも、常にニュートラル
で人に接していく必要があると考えています。さ
らに、変化や言葉に出てきたものは、しっかり改
善し応えることが信頼関係に繋がります。現場の
本質をしっかり見極め、人が育つ活力ある職場風
土づくりに邁進していきます。
「話をしたくなる様にイイ男になり
ます」これが私の
My 行動指針です。
連鋳鋼片課
対
話
の
重
要
性
は
誰もが声高に叫
田嶋 博文
び、風通し・共通認識・相互信頼と
続きますがこれが難しい。対話は指
示伝達や報告ではなく、顔色を見て感情を含めた
意思疎通だと私は思います。相手の状況を見て…
相手の立場を考えて…これが若者の声なき声で上
司には聞こえない。人は信頼できる人、敬愛する
人には本音が出ますし、心を開くので相手の意思
を受け入れる。つまり、率先垂範ブレずに矢面に
立てば対話も協働も伝承も相手が受け入れてくれ
るので、多少窮屈でたまにはズルをしたい誘惑に
駆られることもあったりしますが、イイ男、男前
になる努力を今も続けています。
〔目指す〕 創造・先進・成長
〔大切にする〕 自律・現場・本質
〔働きかける〕対話・協働・伝承
❻
OITA 1 月
係長会 My 行動指針
昨年4月に新会社の社員行動指針が制定され、朝の唱和、ロッカーや鐵人WillへのMy行動指針記入など、所内でも新しい行動指針の定着が進ん
が制定され 朝の唱和 ロ カ や鐵人Will のM 行動指針記入など 所内
できました。今号では、係長会の皆さんにMy行動指針の中で、ご自身が最も大切にするものについてお書きいただきました。
❼
i n f o r m a t i o n
OITA 1 月
設備部
相棒
∼直協連携∼
「協力会社連携室」の発足以来、さまざまな直協連携施策を推進してきました。今年度も引き続
き切っても切れない『相棒』を紹介していきます。今号では、製銑原料整備課と㈱スガテック大分
支店殿を紹介します。
製銑原料整備課の紹介
製銑原料整備課の仕事内容
我々製銑整備室製銑原料整備課には、総勢32人が在籍しています。
製銑原料整備機械係、電気計装係の2係体制の下、チャレンジ精神と明る
さで職場を引っ張っていく若手と、厳しい指導の中にも優しさを忘れない中
堅・ ベテランが融合し、助け合いの精神で日々の職務に励んでいます。
我々の使命は安全最優先をベースに設備安定稼働とコスト削減を達成する
ことであり、コークス整備課、高炉整備課とともに大分製鐵所製銑工程の保
全を支える製銑整備室の一翼を担っています。
製銑原料整備課は製鉄所の原料供給を担う製銑原料工場と連携を取りながら、
シーバースからコークス・高炉送りラインに至る広大な範囲に存在する多機能か
つ多数の設備(特にベルトコンベア設備は所内の6割程度を担当)の保全計画を
立案し、点検及び補修業務を運営・実行しています。
今回紹介する株式会社スガテック大分支店殿は設備保全における点検、工事を
担当していただいています。なかでも出向受入による人材交流は直協の強い絆を
作りだす重要な活動となっています。
コークスサブセンター玄関前
㈱スガテック大分支店の紹介
操業の特徴
我々の使命は、設備の安定稼働であり、設備故障や工事
品質不良は即、減産に繋がるため、昼夜を問わない突発対
応力と工程管理や工事品質確保というチェック機能を充実
させ、工事ピ−ク時の支店内応援体制も整えながら安全最
優先職場の構築に努めています。
㈱スガテック大分支店整備部原料整備課は、総
勢49人の体制で原料設備の機械系補修を主に担当
する原料整備係と所内全般で原料輸送を担うベル
トコンベアの点検・補修を業務とするベルト整備
係からなります。所内全般のベルトコンベアの補
修や、製銑エリア原燃料受入工程のアンロ−ダ−
ヤ−ド移動機といった各設備の整備保全業務に従
事し、機動力・動員力を十分発揮しながら、主管
の製銑原料整備課殿のご指導のもと、良きパ−ト
ナ−関係を維持できるように安全・安定操業に向
けて日夜頑張っています。
人材交流による直協の連携
私どもの職場もご多分に漏れず、世代交代という大きな課題を抱えています。技術の伝承・若
手の育成を早急に推し進める必要性から、実作業ではベテランとコンビを組んでのOJTや各種研
修への参加・資格取得に取り組んでいます。製銑原料整備課殿には、出向という形で若手の育成
にご協力をいただいております。これまで3人がお世話になっていますが、当社に戻っても工事
責任者として製銑原料整備課殿で学んだ設備保全や操業知識を活かして、協力会社としての立ち
場で設備の安定化に微力ながらでもお手伝いできたらと考えている次第です。
஠২ȁܿෝ ΠρͼͺΑυϋఱٛ
ご安全に!私は、3月に今大会への参加を決め挑戦しまし
た。中途入社であり、現職での経験は2年のため、技術・技能
的に無謀な決断とは思いましたが、技能向上ができればとの
思いでチャレンジしました。4月の課内選考、7月の所内大会
を経て、全社大会の代表となりました。
工事職の私は、仕上げ作業・鉄工作業ともにほとんど経験
が無く、特にヤスリ作業は研修時の数日程度でしたが、仕上げ
部門1位を獲得できたことは大きな自信に繋がりました。そし
て、共に練習をしてきた若手の一生懸命な姿勢を見て、自身も
頑張れ、切磋琢磨できたことが一番の収穫でした。職場の仲
間には、練習に専念できるように一丸
となってバックアップしていただいた
ことに本当に感謝しています。
今後は今大会で得た技術・技能を
実作業で活かし、若手に伝承できる
よう頑張っていきたいと思います。
中央整備室
山根 拓
日鉄住金テックスエンジ
小野 勝
リクレーマー旋回体補修工事
11月7日(木)、当所機械・電気保全センターにて新日鐵住金グルー
プ第2回技能トライアスロン大会が開催された。統合後、2回目とな
る今大会は過去最多の16製鉄所から27人が参加し、「仕上げ」
「工事」
「鉄
工」の3種目で競い合った。
ご安全に!所内大会後の8月中旬から約3ヶ月練習し
てきました。練習開始以降、運営委員や過去の出場者か
ら、具体的で明確なアドバイス・ご指導をいただきまし
た。自分では考えつかないやり方で、ただただ驚くばかり
でしたが、練習の成果が出て、時間と精度が良くなってき
ました。
上手くいかない日も沢山ありましたが、負けたくないと
ライバル視していた山根さんが声を掛けてくれたり、励ま
してくれたからこそ頑張れたと感謝しています。
残り1ヶ月を過ぎた頃、一段と緊張が高まり、
「本当に今の実力で大丈夫か」
「地
元開催でのプレッシャー…」など、不安は増すばかりでした。ただ大会1週間前に
は、
「もう今更頑張っても仕方ない」と気持ちが楽になり、良い緊張感の中、大会を
楽しもうと思いました。そして本番、全力を出し尽くした結果は4位でした。正直な
ところ後悔と本番での弱さに「ガッカリ」しました。と同時に、指導していただいた
方々に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。結果をしっかり受け止め、今後の作業
や新入社員の教育等に役立てていこうと思います。
大会関係者の皆さまには心から感謝しています。本当にありがとうございました。
Q 今大会で苦労したことは何ですか?
機械・電気保全センターの限られたスペース
で、競技会場を設営する必要があったことです。
各職種(仕上げ・工事・鉄工)の担当者がアイデ
アを出し合い、選手がスムーズに競技進行できる
かを何度も話し合って、設営しました。本番では、
計画通りに進行した点や反省点が明確になり、今
後、この経験を活かしさらによい大会にしていき
たいと思います。
選手・大会実行委員と幹部の記念写真
原料ヤードベルト取替工事
面で苦労されたと思います。当日はほどよい緊張感
の中、競技がスタートし、選手は練習して身につけ
た技能を安全最優先で精一杯発揮してくれました。
それに負けまいと運営委員は、厳しく真撃な眼差し
で選手を見つめ競技採点を行いました。競技時間内
で選手がゴールできるか固唾を飲んで見守る中、一
人・二人と笑顔が増えていき、最後は選手・運営委
員・見学者、全員が笑顔で「お疲れさま」と声を掛
け合っていました。その姿は、とても素晴らしいと
肌で感じられた瞬間でした。大会を無事に終えるこ
Q 今大会の感想は?
とができたのも、ご協力いただいた皆さまのお陰で
新日鐵住金全16所の方に参加いただきました。 す。ありがとうございました。
選手・運営委員ともに初参加の方が多く、色々な
工事部門責任者
三浦 寛典
i n f o r m a t i o n
OITA 1 月
❽
“健康習慣”始めませんか?始める・拡げる、健康づくり
健康 topics
「1年の計は元旦にあり!」皆さん健康管理のためにどのようなことを実践していらっしゃいますか?人それぞれ十人十色の健康管理の方法があると思います。
今回の健康topicsでは実際に減量と禁煙に成功した方の事例をご紹介致します。あなたもヘルシーライフに取り組んでみませんか?
連鋳鋼片整備課 村松 鉄也
熱押・特殊管課 米川 一男
Q:禁煙を始めようと思ったきっかけはなんですか?
彼女との結婚を考えた時に、たばこの値段が上がったため、経
済的に厳しくなるし、子供ができた時に子供の健康面を考えた
ら、たばこは吸わない方がいいと思ったので禁煙をし始めました。
Q:どんな方法で禁煙をされましたか?
特に何もやりませんでしたが、吸いたいと思っても吸えないと
自分で思うようにしました。絶対に吸わないと思う気持ちが一番
大事だと思いました。
Q:一番辛かった事はなんですか?
特に飲み会の時は他の人が吸っているのを見て相当吸いたくなりました。また、禁煙を
始めてすぐは何回か夢で自分がたばこを吸っている夢を見ました。
Q:禁煙をしてよかったことはなんですか?
最近は分煙をしている店等が多くなっていますが、たばこを吸わないので気にしなくて良
くなりました。また1日1箱吸うと月約15000円かかるため、その分自分で使えるお金が増え
ました。
Point!
ライフイベントは禁煙のきっかけになりますね。ここからが
頑張りどころです。自分自身・家族のメリットにもなる禁煙!
みなさんも「きっかけ」を見つけてチャレンジしましょう!
Q:減量を始めようと思ったきっかけはなんですか?
10年間、体重71㎏、腹囲82㎝程度(身長177㎝)でし
たが2年前位から除々に体重が増え始め、作業着(Lサ
イズ)のズボンの一番上のボタンが止められなくなり
マズいなと思っていたところ、2012年の夏頃から急に
太って、その年の12月の健康診断で体重74.9㎏、腹囲
88㎝となり、特定保健指導の対象となったため。
Befor
After
Q:どんな方法で減量をされましたか?
体重72㎏、腹囲81㎝を目標に行動計画を考えました。
1)食事のエネルギーを一日当たり113kcal減らす。
2)運動の継続(ウォーキングは週4日、1時間を15年間継続中)
3)体重、歩数をグラフにして結果が分かるようにしました。
具体的には、大きかった茶碗のサイズを普通茶碗にし、毎食、野菜から最初に食べ始
める。麺類、パン類は食べないことにしました。ただ、それではストレスが溜まるので
時々は、我慢せずに食べました。
その結果、今年8月の測定では、体重66.6㎏、腹囲79.5㎝まで減量できました。
Point!
目標の実現は素晴らしい結果です!日常生活の中での工夫
は、具体的ですぐに真似できそうな内容ばかりです。みなさん
も実現可能な「ちょっとした工夫」を始めてみませんか?
職場では、仲間のちょっとした変化に気付き、相談に
こころの健康相談窓口
【大分地区】安全衛生室/佐藤保健師(内線:2478) 乗っていただける方々が右のバッチを付けています。
【光 地 区 】安全衛生室/中水保健師(内線:2406) お気軽にご相談下さい。
こころが元気になる
職場づくり推進チーム
NEWS
NEWS
所内ジョギング・駅伝大会を開催!
2013 年 11 月1日付
組織改正について
■大分製鐵所 安全環境防災部防災管理室と
環境管理室の統合について
環境・防災管理業務を一元化し、災害・事故
のミニマム化に向けたさらなる日常管理強化及
び地域・行政対応の一元化を図ることを目的と
して、安全環境防災部防災管理室と環境管理室
を統合し、「環境防災室」とする。
11月16日、大分銀行ドームにて第34回新日鉄住金グループ所内ジョギング・駅伝大会を開催し
た。当日は晴天に恵まれ、全108チーム(オープン参加を含む)、小学生11チームが参加し、熱戦
を繰り広げた。
また、今年も光地区から3チーム、三菱重工業㈱長崎造船所殿から2チーム、㈱メタルワン長
崎支店殿、㈱九州スチールセンター殿にご参加いただき、大会を大いに盛り上
げていただいた。
今大会は、製鋼工場の1位・2位独占に終わったが、来年この最強チームを
下すチームが現れるのか、ますますの盛り上がりに期待したい。
結果は以下の通り。
≪A 部≫優勝:製鋼工場A 準優勝:製鋼工場B
≪B 部≫優勝:NSST A 準優勝:上組A
≪C 部≫優勝:K‐Rev 準優勝:中央整備B
≪D 部≫優勝:日鉄住金テックスエンジ 準優勝:東海プラント
≪小学校≫優勝:大分中央陸上クラブ 準優勝:滝尾陸上A
NEWS
(改正前)
(改正後)
安全環境防災部
安全環境防災部
安全衛生室
安全衛生室
11月10日、大分職業訓練センターで「平成25年度大分県知事賞(技能
顕功賞)」の表彰が行われ、当所の北 守さん(第2高炉課)が受賞した。
技能顕功賞とは、極めて優れた技術を有し、工夫改善活動や後進の育
成に取り組み、県産業の発展に寄与した者に与えられる賞。
北さんは、創意工夫功労者賞の受賞やコス切り改善での当所所長賞受
賞経験、特許取得、後進の指導・育成等が認められ今回の受賞に繋がっ
た。長年の継続的な取り組みが評価されたものであり、今後も当所所員
からの受賞者選出を期待したい。
①
防災管理室
環境防災室
②
環境管理室
大分県知事賞(技能顕功賞)を当所初受賞!
①防災管理機能
②環境管理機能
退職者の皆さま、お元気でご活躍下さい!
☆文体お知らせ☆
綱引き大会
11月30 日・12 月31日付で退職
(定年・移籍)
された皆さんです。
◇開催日
2014年2月15日(土)
◇場 所
明野体育館
プラスチックリサイクル室
㈱製鉄鉱業大分
熱延精整課
機械整備課
電気計装整備課
熱延精整課
購買室
環境防災室
佐藤 由乃彦
石井 敏水
伊藤 光男
井上 栄一
小田 良雄
小野 一雄
甲斐 ノブコ
釘宮 貞二
製銑原料整備課
熱延課
機械整備課
熱延課
日鉄住金テックスエンジ㈱
熱延精整課
連鋳鋼片整備課
工事監理課
田中 幸男
谷藤 親好
辻 正昭
半崎 俊彦
松岡 律雄
薬師寺 英明
矢取 晴人
湯之谷 智明
発行責任者 総務室長 介川 康弘 SAIKI PRINTED ※無断転載禁止
中央が北さん本人
<お詫びと訂正>
2013年10月号7ページに掲載の友野社長
ご来所記事、8ページに掲載の退職者紹介記
事に誤記がありました。
謹んでお詫びさせていただくとともに、下
記のように訂正させていただきます。
(7ページ訂正)
熱延工場にて、操作室でオペレーターの作
業を確認
(8ページ訂正)
9月30日付で退職された皆さんです。
古紙配合率100%の
大豆インクを使用しています。
再生紙を使用しています。