平成25年12月事故概要

平成26年12月の目標「電気事故“ゼロ”」
平成26年11月に発生した電気事故は以下の
とおりでした。
○感電・アーク等による死亡事故・・・0件
○感電・アーク等による負傷事故・・・1件
○主要電気工作物の破損・・・2件
○電気火災・・・0件
○波及事故・・・3件(前年度比-8)
(お知らせ)
平成26年度自家用電気工作物設置者及
び電気主任技術者セミナーの開催が決定致
しました。奮ってご参加お願い致します。
*下記URLは、詳細情報へのリンクです。
http://www.safety-kanto.meti.go.jp/denki/seminar/20141118seminaannai.html
鳥獣接触による波及事故の防止
最近、冷え込む季節になって参りまし
た。
ネズミ等が暖を求め、キュービクルに侵
入する可能性がございます。波及事故
を未然に防ぐために
作業者の過失
(9%)
①ケーブル引込口・引出口
②キュービクル通気孔
を確認し、より一層電気保安にご尽力
いただきますようお願い致します。
平成25年12月の事故事例について
鳥獣接触による波及事故
ネズミ接触箇所
ケーブルの経年劣化による波及事故
事故点
1号柱
【概要】
キュービクルの二次側配線の引出口に穴が開いており、そこ
からネズミが侵入し、LBS一次側のヒューズ間に接触、相間短
絡、地絡を引き起こした。DGR及びSOの動作ターゲットは表示
されていたが、短絡による過電流でUGSが破損したため、波及
事故に至った。
【対策】
・点検時は、キュービクルに小動物が侵入できるような穴がな
いか十分に確認し、穴が開いている場合はすみやかに補修を
行う。
・LBSに防護板を取り付け、小動物が充電部に接触しないよう
対策する。
ピンホールの状況
【概要】
敷設後、約30年経過した引込ケーブルが経年劣化(水ト
リー)により絶縁破壊を起こした。この事業場には、PASが設置
されていなかったため、波及事故に至った。
【対策】
・長年使用している機器は故障するリスクが高く、点検時には
普段より注意深く異常の有無を確認する。また、必要に応じて
設置者に対し波及事故のリスクを説明し、交換工事を要望する。