(3月号)

今月の情報
①水稲・適期は種・適期植え付けおよび育苗管理について
②園芸 病害虫防除情報
③果樹(ナシ) 病害虫防除情報
注意とお願い
掲載されている農薬登録内容は掲載時点の登録内容です。
農薬を使用する際には、最新の登録内容をご確認ください。
JA全農ちば
平成27年3月
営農販売企画部
営農技術情報集のカラー版や、その他の営農情報は全農ちばHP内営農情報コーナーにて公開中!
全農ちばHP<http://www.cb.zennoh.or.jp/index2.html>
営農情報
平成27年3月
水稲・適期は種・適期植え付けおよび育苗管理について
JA全農ちば
営農販売企画部
種子の配布も始まり27年産の水稲作付けがいよいよスタートします。
気象庁の1ケ月予報(2月26日発表)によると、気温および降水量は平年並みかやや高く、
日照時間は平年並みかやや少ないと予想されています。育苗期間中、ハウス内および育苗箱周
辺の適切な温度管理を心掛けましょう。
また、早生品種や低温抵抗性の弱い品種のは種・植え付け時期の早限を越える前進化は、冷
害の危険性がありますので、適期は種・適期植え付けを生産者に対し再度、育苗管理の徹底を
お願い致します。ガッチリと良質な苗でスタートダッシュを決めましょう。
1.稚苗移植のは種・植え付け時期及び出穂期の早限
地
品
種 名
安房・東京湾岸南部
種
植え付け
出穂期
は
域
その他の全域
種
植え付け
は
出穂期
ふさおとめ
ふさこがね
コシヒカリ
3月20日 4月15日
3月25日 4月20日
ひとめぼれ
7月15日
7月15日
ふさのもち
総の舞
ヒメノモチ
4月 5日 4月25日
4月10日 5月 1日
ゆめかなえ
※稲作標準技術体系(千葉県・千葉県農林水産技術会議)より抜粋
(参考)
水稲は種・植え付け進捗状況
項目
は
種
植
付
け
4 月 14 日
4 月 21 日
4 月 28 日
5月7日
5 月 12 日
現在
現在
現在
現在
現在
3 月 28 日
3.2%
18.2%
61.2%
90.5%
96.2%
3 月 27 日
2.4%
13.3%
51.7%
88.2%
96.2%
始期
最盛期
開始期
平成 25 年
2 月 25 日
3 月 30 日
平成 26 年
3 月 12 日
3 月 30 日
年度
え
農作業安全ハウス建設・修復時の事故、ハシゴからの転落注意!食の安全安心農薬使用後は必ず記録簿へ記帳
※ 本資料の無断使用・複写・転載を禁じます JA全農ちば
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平成27年3月
2.種子消毒について
①目的
種子伝染性の病害である「ばか苗病」
・
「いもち病」
・
「細菌性苗立枯(もみ枯細菌病、苗立
枯細菌病、褐条病)」などの発生を防ぐために行います。
これらの種子伝染性病害の多くは、本田で発生した病原菌が種籾の周りや内部に侵入し、
翌年育苗箱などに発生するため、種子消毒は重要なポイントです。
②種子消毒剤及び使用方法
ヘルシードTフロアブルの 200 倍 24 時間浸漬
表1
種子消毒剤の希釈濃度及び種籾量
希釈濃度
種籾量
4kg
10kg
20kg
40kg
(1 袋)
(2.5 袋)
(5 袋)
(10 袋)
薬
量
40ml
100 ml(1 本)
200 ml(2 本)
400ml(4 本)
水
量
8㍑
20 ㍑
40 ㍑
80 ㍑
200 倍
3.浸種について
浸種は、配布される種籾の種類に係わらず発芽を揃えるため、積算水温 100℃を目安に(水
温 10℃で 10 日間)水に漬け、種子を十分に吸水させましょう。最近は収穫期が高温になるこ
とが多いため、休眠が深いことが懸念されます。浸種日数はしっかり取るようにしましょう。
浸種の最初の3日間は「種子消毒中」と位置づけ、効果を高めるため水交換はしないで、
4日目以降に水交換を行いましょう。
4.育苗箱に発生する苗立枯病の種類と病徴及び発生条件
病 原 菌
リゾープス菌
病
徴
発生条件
薬剤名
箱の表面全体に白~灰色のカビが 出 芽 時 の 高 温 (35 ℃ 以 ダコレート水和剤
ダコニール 1000
籾の周りに白~ピンク色のカ 播種後の低温及び乾燥 ダコレート水和剤
フザリウム菌
ビが生じる。
と過湿の繰り返し
タチガレエースM液剤
地際部に白カビが生じ、その後 出芽時の高温
ダコレート水和剤
トリコデルマ菌
青緑色カビに変わる。
(30℃前後)
ベンレート水和剤
クモの巣状のカビや白色菌核
リゾクトニア菌
高温・多湿
バリダシン液剤 5
ができる。
坪枯症状をおこす。萎凋し下葉
ピシウム菌
緑化期以降の低温
タチガレエースM液剤
から褐変枯死する。
※育苗箱で発生したカビに対応できる薬剤を選択、散布しましょう。
※農薬を使用する際はラベルを確認してください。
拡がる。
上)・多湿
農作業安全ハウス建設・修復時の事故、ハシゴからの転落注意!食の安全安心農薬使用後は必ず記録簿へ記帳
※ 本資料の無断使用・複写・転載を禁じます JA全農ちば
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リゾープス菌
平成27年3月
フザリウム菌
トリコデルマ菌
5.用土消毒
目 的:
育苗箱に発生する苗立枯病(カビ)や、細菌病の発生を予防するために行います。
用土消毒剤の使用上の注意点
①薬剤と育苗用土の混和は、播種7日前~播種直前に行う。
②薬剤の使用量をきちんと守る。
③混和は均一に行う。
④播種前の床土への灌水はタップリと行う。
⑤播種直後の覆土への灌水はしない。
使用薬剤及び使用方法
・「床土」への消毒は必要ありません。薬剤は「覆土」のみに行う。
・購入培土 20 リットルに対して「フタバロンA粉剤」を 100g混和し、覆土に使用する。
・床土への灌水と、播種後の覆土が少ないと「根上がり」しやすくなるので注意する。
以 上
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平成27年3月
園芸野菜 病害虫防除情報
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営農販売企画部
1
はじめに
3月になり、徐々に気温が上昇してきました。特にハウス栽培では苗・定植直後の株が蒸れ
すぎないよう、換気と温度管理に注意しましょう。露地ではベと病等の低温性の病害が発生す
る時期ですので、長雨前には防除を行いましょう。
2
ネギ[ベと病・さび病]
昨年は春先~5月までの天候不順のため
一部地域春ネギでベと病・さび病が多発しました。
特にべと病は感染から発病まで非常に短く、連日
夜間に圃場にモヤが出ると急激に蔓延します。
べと病の薬剤は収穫前日数が短く、かつ治療効果
のある薬剤が少ないので、多発してからでは対策が
限られます。予防効果の剤で早めに防除を始めて、
被害を低く抑えることが必要です。
○ネギ さび・べと病 防除薬剤
対象病害
薬剤名
アフェットフロアブル
さび病
アミスター20 フロアブル
ペンコゼブフロアブル
ランマンフロアブル
べと病
プロポーズ顆粒水和剤
レーバスフロアブル
3
希釈倍数
2000
2000
600
2000
1000
2000
さび病被害
使用時期
収穫前日
収穫 3 日前
収穫 14 日前
収穫 3 日前
収穫 14 日前
収穫 7 日前
さび病被害
使用回数
2 回以内
4 回以内
3 回以内
4 回以内
3 回以内
2 回以内
備考
予防
予防・治療
予防
予防
予防・治療
予防・治療
スイカ[うどんこ病、ハダニ類]
うどんこ病、ハダニ類は苗床からの持ち込みが多いです。
どちらも株元から発生し、特にうどんこ病は子葉の裏からも
発生するので、発生初期を逃さないように注意しましょう。
明らかな被害が出ている苗は避け、健全苗を定植しましょう。
効果の高いガッテン乳剤等は、ミツバチ導入前など、防除
主要時期に使用しましょう。その際に効果を高めるため、
初期防除でうどんこ病の密度を低く保つことが需要です。
うどんこ病被害
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営農情報
○スイカ うどんこ病
平成27年3月
初期防除剤
対象病害虫
薬剤名
希釈倍数
使用時期
使用回数
備考
ベルクートフロアブル
1000
収穫前日
4 回以内
予防
うどんこ病 トリフミン水和剤
3000~5000
収穫前日
5 回以内
予防・治療
パンチョTF顆粒水和剤
2000
収穫前日
2 回以内
予防・治療
※パンチョTF顆粒水和剤はトリフミンと同成分(トリフミゾール:3回以内)を含むので使用回数
に注意
○スイカ
ハダニ
防除薬剤
対象病害虫
ハダニ類
4
希釈倍
数
2000
1000
1000
薬剤名
バロックフロアブル
マイトコーネフロアブル
ダニサラバフロアブル
使用時期
使用回数
備考
収穫前日
収穫前日
収穫前日
2 回以内
1回
2 回以内
卵~幼虫対象
卵~成虫対象
卵~成虫対象
ニンジン(トンネル栽培)
〔ヒョウタンゾウムシ・黒葉枯病〕
ヒョウタンゾウムシ成虫・幼虫
黒葉枯れ病被害
①ヒョウタンゾウムシ
ヒョウタンゾウムシの多くは圃場外から侵入し、トンネル除去後に畝内へ入ってきます。ト
ンネル除去後に成虫防除としてコテツフロアブルの散布を行いましょう。しっかりとかからな
いと効果がでませんので、丁寧な散布を心がけ、防除時期が遅れないようにしましょう。
②黒葉枯病
トンネル開放以降、間引きが終了したら薬剤防除を開始しましょう。茎葉に病害の発生が見
られた場合は治療効果のある薬剤を使用しましょう。
○ニンジン
ヒョウタンゾウムシ
防除薬剤
対象病害虫
薬剤名
ヒョウタン
コテツフロアブル
ゾウムシ
○ニンジン
対象病害虫
黒葉枯病
黒葉枯病
希釈倍数
使用時期
使用回数
備考
2000
収穫前日
2 回以内
成虫防除剤
防除薬剤
薬剤名
アフェットフロアブル
ストロビーフロアブル
ロブラール水和剤
希釈倍数
使用時期
2000
収穫 7 日前
2000~3000 収穫 7 日前
1000~1500 収穫 14 日前
使用回数
3 回以内
3 回以内
4 回以内
備考
予防
予防・治療
予防・治療
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果樹(ナシ) 病害虫防除情報
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1
はじめに
梨開花時期の参考となる桜の開花予想は例年並みとなっております(日本気象協会 2月
26日発表)。梨も同様だと思われますが、3月中旬の気温が高くなった場合には、早期開花
も考えられますので、注意して下さい。
2
黒星病
防除適期はりん片脱落期直前(3月下旬)から交配終了後(4月中下旬)までです。
適期を逃さず防除して下さい。
りん片の脱落状態や、萌芽期を見逃さないよう、園内をよく観察しましょう。
(1)耕種的防除
①芽基部に発病が見られた場合は基部から切除してください。
秋防除(落葉処理や薬剤散布)の実施状況が悪いと、芽基部の発病が多くなります。
②黒星病が発生した落葉は伝染源になります。園内に残っている落葉等は土中に埋める
か園外に持ち出してください。(炭そ病対策としても有効ですので落葉処理は必ず
行ってください)
園周囲の落葉も片付けましょう
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平成27年3月
(2)薬剤防除(黒星病対策)
①りん片脱落期(3月下旬頃)
・デランフロアブル1000倍(収穫60日前まで/4回以内)
または トレノックスフロアブル500倍(収穫30日前まで/5回以内)
(デランフロアブルによるかぶれが心配な場合)
②りん片脱落終了後~開花直前(4月上旬~4月中旬)
・マネージDF6000倍 (収穫21日前まで/3回以内)
+ トレノックスフロアブル500倍 (収穫30日前まで/5回以内)
・混植園でのマネージDF散布タイミングは、開花の早い豊水や新高ではりん片脱落
終了後~開花直前です(黒星病に感染しやすい品種を中心に散布するため)
【臨機防除】開花中 長雨や気温の影響等で開花が長引く場合
+ トレノックスフロアブル500倍 (収穫30日前まで/5回以内)
(散布当日は受粉作業を行わない)
③交配終了後(4月下旬)
・スコア顆粒水和剤4000倍 (収穫14日前まで/3回以内)
+ トレノックスフロアブル500倍 (収穫30日前まで/5回以内)
3
アブラムシ類
脱皮した抜け殻
アブラムシ被害
ナシノアブラムシ
3月下旬以降アブラムシ類が飛来し、展葉期頃から葉がちぢれ、内側に巻くような被害が現
れます。
(1)薬剤防除
①りん片脱落終了後~開花直前(4月上旬~4月中旬)
ウララDF 2000倍(収穫14日前まで/2回以内)
②交配終了後(4月下旬)
バリアード顆粒水和剤 4000倍(収穫前日まで/3回以内)
(シンクイムシを同時防除する場合は2000倍で散布して下さい)
4
チョウ目害虫
ケムシ類等、チョウ目害虫の発生が見られた場合臨機防除を行いましょう
(1)薬剤防除
サムコルフロアブル 10
5000倍(収穫前日まで/3回以内)
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