摂南大学 平成27(2015)年度 教員免許状更新講習 講習一覧 必修領域 (教職についての省察並びに子どもの変化、教育政策の動向及び学校の内外における連携協力についての理解に関する事項) 学校に活かそう! 理論と実践 講習日: 講師: 平成27年8月6日(木)/平成27年8月7日(金) 吉田 佐治子(法学部/教職支援センター教授) 朝日 素明(経営学部/教職支援センター准教授) 大野 順子(理工学部/教職支援センター講師) 林 茂樹(大阪府立佐野工科高等学校指導教諭) 就任予定:経済学部/教職支援センター准教授 小山 裕樹(東京学芸大学教育学部非常勤講師、宇都宮大学教育学部非常勤講師) 就任予定:外国語学部/教職支援センター講師 木下 光二(鳴門教育大学大学院学校教育研究科教授) 藤原 伸彦(鳴門教育大学大学院学校教育研究科准教授) 林 弘伸(神戸市総合教育センター所長) 講習記号: 概要: 到達目標: 時間数: 加藤 洋二(大阪府立寝屋川支援学校教頭) 00 「教職についての省察」「子どもの変化についての理解」「教育政策の動向についての理解」「学校の内外 における連携協力についての理解」の4つの事項を中心に、学校教育の現場で求められる最新の知識・技能 を習得するとともに、現代の教育課題を理解し、学校の役割を再考することを目的とする。 「学校教育の現場で求められる最新の知識・技能を習得し、現代の教育課題を理解することができる 更に、これらのことを学校での教育に活かすための方策を考えることができる 12時間(1日6時間) 募集定員: 100名 受講料: 12,000円 備考: 筆記用具をご用意ください。 選択領域 (教科指導、生徒指導その他教育内容の充実に関する事項) ■ 英語関連 英米小説の歩き方−より面白く読むために− 講習日: 平成27年7月27日(月) 講師: 天野 貴史(外国語学部講師) 講習記号: 04 概要: 小説を読むのに「このように読まなければならない」という絶対のルールはないけれども、その一方で、作 者がしばしば用いる技法や概念を読者が知っておいて損はない。 この授業では、「書き出し」「題名」「信用できない語り手」「メタフィクション」「アポリア」などの 到達目標: 受講対象: キーワードを取り上げて、小説をより面白く読むための「技巧」を学ぶ。 キーワードを通じて「何を読むか」だけでなく「どう読むか」について関心を持ち、深く考えることができ る 中学校・高等学校教諭/主として英語 時間数: 6時間 募集定員: 20名 受講料: 6,000円 備考: 辞書、筆記用具をご用意ください。 現場に活かす英語学−文字の歴史から文法理論まで− 講習日: 平成27年7月28日(火) 講師: 住吉 誠(外国語学部准教授) 講習記号: 06 概要: 生徒は外国語である英語に関して様々な疑問を抱く。「D の小文字がなぜ d か」「go がなぜ went になる か」「turn up (現れる)と blow up (爆破させる)という熟語では、「出現」と「消失」の正反対の意味 になぜ同じ up を使うのか」などなど、英語を学ぶ際の疑問は尽きない。現場の教育に活かせる知識を、英 語史や英語学理論から学ぶ。 到達目標: 英語学の知見をわかりやすく教育の現場に還元できるようになる 受講対象: 中学校・高等学校教諭/主として英語 時間数: 6時間 募集定員: 20名 受講料: 6,000円 備考: 筆記用具をご用意ください。 小学校英語−実践と理論− 講習日: 平成27年7月29日(水) 講師: 齋藤 安以子(外国語学部教授) 講習記号: 07 概要: ●「初めての外国語を音から学ぶ」ことを教員自らが体験する。 ●意味ある目的のために外国語を「使える」ようになるための多様な学習活動を体験し、授業への取り入れ 方を学ぶ。 ●長期的な学習目標を達成するための授業計画を考える。 ●他校での実践例から学ぶ。 ●他教科・他学年との連携方法を考える。 ●他校種の教授法の応用を考える。 到達目標: 受講対象: ●中学校での学習につなげていくには何が必要か、検討する。 ●外国語としての英語を学び始める時期の音声中心の学習活動をいくつか学び、実践できるようになる ●授業の目的に合った学習活動を、自分のレパートリーの中から選べるようになる ●他の教員と協力して授業案を検討し、バリエーションを提案したり、試みたりできるようになる 小学校・中学校教諭/英語(外国語活動) 時間数: 6時間 募集定員: 20名 受講料: 6,000円 備考: 参加者自らが「小学生」のように学習活動を体験します。動きやすい服装でご参加ください。 ■ 理科関連 実験から知る生物学 講習日: 講師: 講習記号: 概要: 平成27年7月25日(土) 尾山 廣(理工学部教授) 西矢 芳昭(理工学部教授) 長田 武(理工学部講師) 01 簡単な実験をもとに、生物分野における身近な課題を直感的でわかりやすく伝える方法を紹介する。 タンパク質を主な成分とする酵素は、生体内の化学反応を促進させる生体触媒であり、生命活動の根幹とな るものである。生物には数千種類の酵素があり、それぞれが異なる化学反応に関与している。 この講座では、いくつかの「酵素」を題材にし、簡単な解説を受けながら、自身の手で基礎的な実験を行 い、生命現象の面白さを学ぶ。 到達目標: 酵素の取扱いができ、その働き説明できる 受講対象: 中学校・高等学校教諭/理科 時間数: 6時間 募集定員: 20名 受講料: 6,000円 備考: 白衣または作業着、筆記用具をご用意ください。 科学技術と社会を知るための簡単な実験 講習日: 講師: 平成27年7月27日(月) 森山 正和(理工学部教授) 奥野 竜平(理工学部教授) 池内 淳子(理工学部准教授) 講習記号: 03 概要: 本講習では、中・高等学校で学ぶ科学技術が、現代社会へどのようにつながっているのか簡単な理科実験を 通じて紹介する。 持続可能な社会を築くためのエネルギー貯蔵に不可欠な「電池のしくみ」、人と自然をつなげる「屋外の熱 環境」、熱の循環から環境を理解する「空気の対流」の3つのテーマを選んで、科学技術と社会がどのよう 到達目標: に関連しているのか学習し、簡単な実験で理解を深める。 社会で使われる身近な科学技術と環境のしくみを理解する 受講対象: 中学校・高等学校教諭/理科・工業・技術 時間数: 6時間 募集定員: 20名 受講料: 6,000円 備考: 白衣または作業着、筆記用具をご用意ください。 身近な自然現象でみる物理学実験 講習日: 講師: 平成27年7月28日(火) 神嶋 修(理工学部教授) 一色 美博(理工学部教授) 石田 裕子(理工学部准教授) 東谷 篤志(理工学部講師) 講習記号: 概要: 田中 賢太郎(理工学部講師) 05 身近な器具を用いて、さまざまな自然現象を示し、視覚を通して理解を促す卓上実験を紹介する。 講習は「重力と運動」「浮力」「圧力・温度・仕事とエネルギー」の3つのテーマを行い、各々、解説+実 験+ディスカッションで構成する。 専門分野でない方が受講しても、身の回りの自然現象を物理的に理解する思考を養う。一つの理解から次の 到達目標: 受講対象: 疑問へ発展することで、今後の教育に役立つ内容である。 身近な自然現象から科学に対する基礎的な考え方を理解することで、他者の知的好奇心を育む事が出来るよ うになる 中学校・高等学校教諭/理科・工業・技術 時間数: 6時間 募集定員: 20名 受講料: 6,000円 備考: 白衣または作業着、筆記用具をご用意ください。 ■ 社会科関連 日本史のなかの女性−前近代における女性の地位はどうだったのか− 講習日: 平成27年8月4日(火) 講師: 牧田 勲(法学部教授) 講習記号: 12 概要: 日本史教科書の中で女性の存在感は薄い。卑弥呼や北条政子などの例外はあるが、概してその時代の中で女 性の記述は多くない。 この講義ではこうした状況の中でどのようなアプローチを取れば歴史の中で女性の果たした役割を浮き上が らせることができるのか。その方途を探ることにしたい。 到達目標: 日本の女性史の流れを理解し、歴史を多面的に見る力を育む 受講対象: 中学校教諭/社会、高等学校教諭/地理歴史 時間数: 6時間 募集定員: 40名 受講料: 6,000円 備考: 筆記用具をご用意ください。 若者と仕事の経済学 講習日: 平成27年8月5日(水) 講師: 平野 泰朗(経済学部教授) 講習記号: 13 概要: 日本経済の長期的経済停滞が続く中、若者の仕事を取り巻く環境は大きく変わってきている。 2014 年度、若干、好転はしたものの、依然として厳しい基調が続く就職事情、非正規雇用の増大、いわゆ る「ブラック企業」問題、技能形成、グローバル人材形成への期待等々が改めて問われている。 そこで、本講義では、こうした若者と仕事の新たな関係を、経済学(詳しくは労働経済学)のツールを用い て分析していく。 到達目標: 若者の就職と労働の現状を理解できるようになる 受講対象: 小学校・中学校教諭/社会、高等学校教諭/公民 時間数: 6時間 募集定員: 60名 受講料: 6,000円 備考: 筆記用具をご用意ください。 ■ 技術科関連 ペーパークラフトによる機械要素の学習 講習日: 講師: 講習記号: 概要: 平成27年7月25日(土) 栢木 紀哉(経営学部准教授) 大橋 和正(岡山大学教育学部教授) 02 生活や産業の中で利用されている機械を構成する基礎となる歯車やカムなどの機械要素について、ペーパー クラフトによる作品の製作を通して、それぞれのはたらきや種類を考える。 講習では、企画、設計、製作、作品評価といった、ものづくりに求められる実践的な知識と技術を確認しな 到達目標: がら作品を作り上げることで、機械要素の組み合わせによってさまざまな動きが実現できることを学ぶ。 機械要素を組み合わせた動きのある作品の製作を通して、そのはたらきや種類について理解を深める 受講対象: 中学校教諭/技術家庭(技術分野) 時間数: 6時間 募集定員: 20名 受講料: 6,000円 備考: 筆記用具をご用意ください。 ■ 保健体育関連 タグラグビー指導法 講習日: 平成27年7月30日(木) 講師: 内部 昭彦(スポーツ振興センター助教) 講習記号: 08 概要: タグラグビーは、学習指導要領の解説ではサッカー、バスケットボールなどと同様にゴール型ゲームの一つ として位置づけられ、保健体育の教科指導だけでなく、経験や能力に関係せずに、スポーツを始めたばかり の小学生や、小・中・高等学校の特別活動などにも活用しやすいのが特徴である。 本講座では、単にスポーツとしての楽しみだけではなく、ルールの遵守、コミュニケーション能力、協調性 到達目標: なども同時に指導できるよう実技形式で紹介する。 ラグビーの文化を理解した上で、タグラグビーの授業づくり、及び審判を行う 受講対象: 小学校・中学校・高等学校教諭 時間数: 6時間 募集定員: 25名 受講料: 6,000円 備考: トレーニングウェア等運動できる着衣、筆記用具をご用意ください。 中学校武道必修化に関わる柔道の安全指導法 講習日: 平成27年7月31日(金) 講師: 横山 喬之(スポーツ振興センター講師) 講習記号: 09 概要: 到達目標: 受講対象: 平成24 年度より全国の中学校において、武道の必修化が実施された。武道の中でも特に柔道は指導が難し く、怪我や事故のないように指導することが求められる。 そこで、柔道の安全な指導や授業展開をメインとして、講義と実技によって講習を行う。 ●安全な柔道の指導法について理解を深める ●投技、受身についての理解を深める 中学校・高等学校教諭/主に保健体育 時間数: 6時間 募集定員: 30名 受講料: 6,000円 備考: 柔道衣(無い場合は、運動できる服装)、筆記用具をご用意ください。 教育現場に生かす健康科学 講習日: 平成27年8月3日(月) 講師: 藤林 真美(スポーツ振興センター講師) 講習記号: 11 概要: わが国では交通手段の発達や高度情報社会の進展、生活習慣やライフスタイルの変化が著しく、子どもを取 り巻く環境も大きく変化してきた。 運動やスポーツをする子どもの二極化も顕著であり、そのような現状を把握し、予防や対策を講じる必要が あるだろう。 本講座では、心身共に健康な生活を送るための基本である食事や睡眠、そして運動など健康一般について最 新の知見を盛り込んだ話題を提供する。また子どもに応用できるストレッチやヨガなど軽運動も実施する。 到達目標: 健康領域について、子どもを取り巻く現状の把握と対策について理解することができる 受講対象: 全校種教諭 時間数: 6時間 募集定員: 50名 受講料: 6,000円 備考: 筆記用具をご用意ください。 ■ キャリア教育関連 進路・職業指導を考える 講習日: 平成27年7月31日(金) 講師: 水野 武(キャリア教育推進室講師) 講習記号: 10 概要: 生徒を将来「自活できる大人」に育てるためのキャリア教育の方法を考えます。 講座では ●社会に求められる自律について ●学びと社会の繋がり ●消費主体から生産主体への転換 ●情報発信力を磨いて自分の言葉で話す ●カウンセリングマインドについて ●未来の働き方を考えてみよう ●中等教育でのキャリア教育の事例紹介 ●グループで就業力育成企画を考える などを扱います。 グループワーク・プレゼンテーションを交えながら進行していきます。 到達目標: 進路指導・キャリア支援の手法やねらいを考えられるようになる 受講対象: 小学校・中学校・高等学校教諭 時間数: 6時間 募集定員: 50名 受講料: 6,000円 備考: 筆記用具をご用意ください。 ※ 本学が開設する講習の中から、希望する講習を選択して受講することができます。 なお、各講習に「受講対象」を記載しております。記載されている対象以外の方も受講することは可能ですが、 教科指導、生徒指導に活かせる講座を受講いただくことをお勧めします。 ※ 免許状の更新方法や認定手続き等については、文部科学省のHP (http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/index.htm)で必ず確認してください。
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