ビル用煙突 社/〒103-0023 東 京 都 中 央 区 日 本 橋 本 町 3 丁 目 8 番 3 号 東硝ビル7 階 TEL. 03- 5847- 1298 FAX. 03- 5847- 1271 大 阪 支 店/〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島3丁目7-13 NLCサクセスビルイースト7F TEL. 06- 6304- 9376(代) FAX. 06 - 6305- 5633 本 建 築 業 許 可 ●国土交通大臣許可(特-23)第15514号 ・建築工事業 ・大工工事業 ・屋根工事業 ・タイル、レンガ、ブロック工事業 ・鋼構造物工事業 ●国土交通大臣許可(般-23)第15514号 ・とび・土木工事業 TAIHEI Co., Ltd. 熱源機器の変化に対応した ビル用煙突「 」 とは? 煙突の温度分布と空気層の効果について 煙突の周囲が流動空気層の場合 「 」とは太平産業株式会社が製作する煙突の総称で工法としては主に3つのタイプが あります。 ●不定形耐火物内ライニング煙突 煙突底部から空気層に 流入した空気は、煙突よ り熱量を奪い上昇気流 を生み、上昇した空気は 頂部の排出口より外部 へ流出します。よって空 上 流入口 気層内の空気温度は、 方ほど高くなります。そ の温度は、煙突高さ、区 画 材 の 断 熱 性 、控 床 の 実質開口面積によって 異なり、周囲への断熱性 能に影響をあたえます ので必要です。 自家用発電機・コジェネ等の排気ガス用煙突として優れた品質を備えています。 鋼製煙突ライニング材の煙突では欧米はもとより日本でも実績があり特に米国では石油系燃焼煙突 ライニング材 で実績があります。 ●二層式煙突 日本では古くから採用実績があり内側金属筒外断熱(金属二重管)として実績があります。 ●けい酸カルシウム成形板煙突 近年、採用される事が多くなったゾノトライト系けい酸カルシウム成形板煙突でありユニット工法 として実績があります。 点検口 可能であれば50mを 超える物件では30∼ 40m程度を目安とした 定期点検用としての 点検口設置の御検討を 推奨致します。 以上に加え形状性能等に対応した煙突を数多くご提案致しております。 角型煙突 丸型煙突 密閉空気層の場合 鋼板 区画材の断熱性、区画寸法 によって温度分布は異なり ますが、 図のような場合には、 区画内空気の温度がきわ めて高くなります。そのた めに、煙突の鋼板温度も高 くなり、熱膨張等の悪影響 をおよぼします。また、隔 壁の温度も高くなります。 別途工事 自立煙突及び外部露出の場合 ガラリ (空気導入口) 耐水モルタル等 排水管 ●その他変形煙突も ご相談下さい。 1 2 不定型耐火物内ライニング煙突 ■不定型耐火物ライニングの特徴 ■テクニカルデータ ●優れた耐高熱性能 TOCAST L−10,T10(標準仕様品)は耐火材として1,000℃に耐える製品で、ガスタービン 断熱不定型耐火物 項目 発電機の排気ガスにも十分余裕のある性能です。 製品名 ●優れた強度、耐火性能 不定型耐火物はアルミナセメントを主成分とし緻密で丈夫な物質ですので高速ガスに対して 他の追従を許さない耐磨耗性が有ります。通常使用であれば内速40m/s程度までは問題あり ません。また、不定型耐火物内部に補強メッシュを配筋、外側鋼板と一体化しています。その為、 従来必要であった内部機器・接続部や曲部のSUS等の耐磨耗脱落対策は必要ありません。 線変化率(%) 最高 標準添加 化学成分(wt%) 施工 使用温度 所要量 施工方法 水量 110℃ 900℃ Al203 (℃) (kg/m3) (wt%) SiO2 24Hr 3Hr 曲げ強さ(MPa) 熱膨張率 熱伝導率(W/m・K)* (%) 乾燥比重 900℃ at 350℃ 1000℃ 3Hr 1000℃ 圧縮強さ(MPa) 110℃ 24Hr 900℃ 3Hr 110℃ 24Hr TOCAST L−10 1000 900 流し込み 45∼50 50 28 −0.1 −1 0.7 1 2 2.9 0.1 0.19 0.26 0.85 TOCAST L−T10 1000 950 こて塗り 52∼54 57 26 0 −1.1 1.3 1.2 4.3 4.6 0.1 0.19 0.26 0.90 *熱伝導率算出式{0.1431+ (0.769×E − 4) ×t} ×1.163 (W/m・K) E:1/10000 t:温度℃ ●その他、特殊な煙突の要求性能には、多種の不定型耐火物の内から、最適な製品をお選びいただけます。 ●外面全面亜鉛めっき鋼板、内面不定型耐火物の基本構成です。 ●外面全面鋼板により耐久性に優れ、 地震時の外力に対しても煙突の機能を保持することができます。 ●亜鉛めっき鋼板「HDZ-55」相当の耐食性により、屋外では永い耐久性を有します。 断熱ボード 項 目 単 位 JIS A 9510:2001 密 度 kg/m3 170以下 曲 げ 強 さ N/cm2 20以上 圧 縮 強 さ N/cm2 30以上 線 収 縮 % 2.0以下(650℃-3hr) ●優れた遮音性能、鋼板と不定型耐火物の組み合わせによる高い面密度によって音の透過損失が 大きくなります。 率 ■構造図 熱 断面例 構造(一般) 伝 導 100℃ 0.058以下 200℃ 0.070以下 300℃ 0.088以下 400℃ 率 500℃ 0.113以下 W/(m・k) 0.146以下 JIS A 9501の算出参考式 補強メッシュ 不定型耐火物 補強メッシュ 不定形耐火物 鋼 板 スタット 0.0465+0.000116・θ (0℃≦θ≦200℃) 参 考 断熱ボード -6 -7 2 0.0570−9.36×10 ・θ+3.74×10 ・θ (200℃<θ≦600℃) は っ 水 度 % 98以上 使 ℃ 650以下 用 温 度 断熱ボード 鋼 板 3 内 部 外 部 4 二層式煙突 ■二層式煙突の特徴 ■テクニカルデータ ●サビにくい素材を使用 二層式煙突は、0∼200℃位の結露する可能性がある煙突用として開発をいたしました。 内側には、新日鐵住金(株)製高耐食性めっき鋼板「スーパーダイマ」を使用しています。 「スーパー ダイマ」は、赤サビが発生しても周辺部のめっき層成分が溶け出し、赤サビ部に被膜を形成し錆の 進行を食い止めることができます。そのため、赤サビに強いという特長があります。 自家用発電機に対応させる場合、内管をSUS304等へ変更する事により耐熱温度が700℃ まで対応させる事が出来ます。 ❷ めっき層 鉄 水分 めっき層成分 めっき層 めっき層成分 流出 赤 錆 補修部 めっき層 鉄 鉄 めっき層成分 鉄 ❸ ❹ めっき層成分 流出 鉄 水分 めっき層 めっき層成分 水分 めっき層 項目 製品名 セラミックブランケット 密 度 (kg/m3) #100 100 #130 130 #160 160 使 用 温 度* (℃) 1260 標 準 寸 法(mm) 厚 さ 6, 12.5, 25, 50 幅 長 さ 600 1200, 3600, 7200 備 考 ニードル加工品 25 めっき層成分 補修部 めっき層成分 まわりこみ めっき層成分 まわりこみ 鉄 保護被膜 めっき層 犠牲防食効果 鉄 赤 錆 鉄 セラミック繊維製品 *使用温度は使用条件によって異なります。 ●「スーパーダイマ」の防食メカニズム ❶ 繊維断熱材 水分 鉄 鉄 保護被膜 鉄 鉄 ■構造図 断面例 構造(一般) 高耐食性 めっき鋼板 (スーパーダイマ) またはSUS材 高耐食性 めっき鋼板 (スーパーダイマ) またはSUS材 繊維断熱材 鋼板 5 繊維 断熱材 鋼板 ボルト 内 部 外 部 6 けい酸カルシウム成形板煙突 ■テクニカルデータ ■けい酸カルシウム成形板煙突の特長 ●ゾノトライト結晶を圧縮成形したけい酸カルシウム成形板を使用 ゾノトライト断熱材 ●軽量で加工性が良く、 ハンドリング性に優れるため施工が容易です。 ●熱伝導率が小さく、最高使用温度650℃以下で安定した性能を発揮します。 ●施工方法は直接工法とユニット工法の2通りです。 ●自家用発電機や給湯・暖房用ボイラー等の熱源用機器角型煙突用ライニング材として適します。 ●自家用発電機に対応させる場合、 SUS304等を内貼り施工致します。 項 目 単 位 代 表 値 a) 密 度 kg/m 330 曲げ強さ N/cm 140 引張強さ N/cm 40 線収縮率(750℃-3hr) % 熱伝導率 W/(m・k) 最高使用温度 ■構造図 3 2 2 * 0.4 -4 -8 2 0.0423+1.08×10 ・θ+1.19×10 ・θ θ:温度(℃) ℃ 650 注 a)測定値の一例で保証値ではありません。 *収縮率2%以下且つ割れ・反りを生じない温度を最高使用温度と定義しております。 詳細は、JIS A 9501 保温保冷工事施工標準をご参照ください。 熱源用機器の場合 構造(一般) 断面例 けい酸 カルシウム 成形板 けい酸カルシウム 成形板 鋼板 ボルト 鋼板 自家用発電機の場合 断面例 構造(一般) SUS材 けい酸カルシウム 成形板 SUS材 内 部 けい酸 カルシウム 成形板 ボルト 鋼板 外 部 鋼板 7 8 煙突の製作・施工フローチャート ビル用煙突設計フローチャート 熱 源 煙 突 構 造 冷温水発生器、非常用発電機、 常用発電機、 コ・ジェネ 使用燃料 灯油、 A重油、都市ガス6C、 都市ガス6B、都市ガス13A 排気ガス 温度、 排気量、酸性ガス種類、含有量 仮定断面 煙突内径寸法、煙突構造体寸法、見掛け寸法 (突出部、 屋外) 、断面詳細煙突高さ(煙道接続口∼頂部) 、煙道部抵抗値、 通風力 煙突周辺 外部露出、 周辺空気層 (密閉、流動) 、 壁素材、壁厚 支 持 支持位置、 支持種類(固定、ピン、ローラー) ジョイント 荷 重 ライニング材選定 長期荷重、 短期荷重(地震、風) OK 決 定 ●状態に基き、重量・内部仕様・鋼板の厚さ・支持方法や形状等 型抜き・定規・けがき ライニング変更 原案を作成致します。 ●施工打ち合わせを重ねながら、 製作図を作成し決定いたします。 切 断 NO 製 作 断面、 高さ変更 製作図を基に、各ユニット・支持鋼材を工場にて製作いたします。 開先加工・曲げ NO ジョイント、支持変更 NO 建て込み 矯正・歪み取り 煙突鋼板変更、 補強追加 支持間隔変更 社内検査 内径変更 OK 温度計算 内部ガスの条件と周囲立地などの状態をお知らせください。 (仕様検討) OK 構造計算 ●排気ガスの温度成分・流速・含水量や結露凝縮出水量などの 材料手配 OK 熱膨張計算 どをもとに、煙突断面積すなわち煙突内径を決めてください。 (容量対応) OK 通風力計算 ●排気ガス量・燃焼機の押し込み圧力・排気経路の流れ抵抗な 工 作 図 製 作 要 領 書 位置、 種類 (剛接、パッキング接合、 エキスパンション) NO 設 計 製作系統図 機器種類 NO YES NO 断熱層、空気層変更 (密閉、流動) ライニング施工 重量変更、 外径変更の場合 建築基準法施行令第115条 修 正 手 直 し 形状・支持方法等が異なりますので、 詳細は現場にてお打ち合せ ください。 ●建築工程などにより、施工時期、搬入時期・方法を決めてくだ さい。 (クレーンなど揚重については、原則として、客先にて ご手配・操作願います。) ●製作図に従い、取り付け位置の墨出しをしてください。 ●支持鋼材を控床にセットします。下部のユニットよりの高さ 耐熱塗装 ●煙突の屋上突出部は、屋上面から垂直距離を60cm以上とする。 ●煙突の高さは、 その先端から水平距離1m以内に建築物がある場合、 建築物の軒から60cm以上高くすること。 寸法・支持鋼材の水平度に注意し、必要に応じて支持鋼材の 製品確認 ●豪雪地域では陣笠を設けてください。自家発電用煙突については、排気の妨げにならないよう、 陣笠の大きさ・ 形状等に考慮してください。 (煙突閉塞防止の為) NO YES 発 送 製作・施工例 以下は、標準タイプの取り付けについてです。各煙突にて、煙突 取り付け高さ・水平を調整します。 修 正 手 直 し ●接合フランジなどジョイント部の処理をします。 ●煙突1ユニットを揚重し、所定位置・高さにセットします。 ●セットしたユニットと支持鋼材とを、ボルトや溶接にて接合 します。 ●セットしたユニットと下部ユニットとのジョイントをボルトに て接合します。 各部の取合 不定型耐火物内ライニング煙突 以上を、全ユニットについて繰り返します。 ●頂部にステンレス笠木の取り付け。 ●寒冷積雪地域では必ず陣笠の設置を行う。 ●空気層の頂部に水切り鋼板を取り付け、空気の排出開口を設 ける、 もしくは空気層の頂部に空気の排出ガラリを取り付ける。 ●横引き煙道と煙突の取合部の処理(基本的に差し込み接合・ ●空気の流れを考慮すると空気層幅はx=150mm以上必要になります。 設備業者対応) 1. 鋼板加工 2. スタッド取付 3. 断熱ボード取付 4. 補強メッシュ 5. 不定形耐火物塗布 6. 施工 ●点検口周囲の納りと点検扉の取り付け。 ●煙突下部区画壁に空気層の空気導入用の開口を設ける。 外周区画壁 (ロックウール充填) ブラケット 補強板 接合フランジ 鋼 板 アンカー ボルト x 9 2. ピン打ち 3. 断熱材取付 4. 内管固定 7. 完成 発電設備系 パッキン ボード 空気層 ベント管 1. 鋼板加工 ユニット接合 フランジ 接合 ボルト 鋼 板 横引 煙道管 ロックウール断熱材 ライニング材 鋼 板 パイプを中心に水勾配を付ける。 接合フランジ 鋼 板 ボルト接合 ●底部をモルタルなどで表面を仕上げる。 (建築対応)水抜き 二層式煙突・けい酸カルシウム成型板煙突 ブラケット 熱源設備系 水平断面図 煙突断面図 10
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