算数教育の基本的課題;pdf

平成27年度 教員免許状更新講習シラバス【選択領域】
講習の区分
教科指導・生徒指導その他教育内容の充実に関する事項(選択)
講 習 名
算数教育の基本的課題
(同じ内容で平成27年8月21日(金)、24日(月)、26日(水)の3回開講)
開 設 日
平成27年
8月21日(金)、24日(月)、26日(水)
時 間 数
6時間
開 設 場 所
宮崎大学 木花キャンパス
教育文化学部
受 講 定 員
40人
履 修 認 定
対 象 職 種
教諭
主な
受講対象者
小学校教諭
担 当 講 師
添田 佳伸、 木根 主税
授 業 形 態
講義及び演習
講 習 内 容
(午前:問題解決)多くの算数の授業において、問題を提示し、個人解決、集団解決という流れの問
題解決型の授業が行われている。しかし、この問題解決型の授業は、本当に有効なのだろうか。留意
点とともに、その目的、内容、方法、評価等について再検討する。(担当:添田)
(午後:概念形成)算数の学習において理解がよく話題となる。この理解の問題を概念形成と捉え、
算数学習における様々な概念(数概念、図形概念等)の定義と概念形成に関わる内容について、数学
的背景と教授学の立場から講義・演習する。(担当:木根)
※前年度「算数教育の基本的課題」を受講された方は、同一内容のため重複受講できません。
授業の
到 達 目 標
授業の
計画・内容
1.数学的概念の形成過程を具体的な内容を通して理解し、授業に生かしていく視点を獲得する。
2.問題解決型授業に対する批判的見解を踏まえながら、より望ましい授業形態を考察し具体化する
ことができる。
時 間
内 容
9:00 ~ 12:15
講義及び
履修認定試験
(途中15分休憩)
(午前:問題解決)
現在、多くの算数・数学の授業において問題解決型の授業が行われている。
問題を提示し、個人解決、集団解決と進むこの授業の流れはよく考えられて
いる。しかし、広く一般に用いられている問題解決型の授業は、本当に有効
なのだろうか。留意点とともに、その目的、内容、方法、評価等について再
検討する。(担当:添田)
12:15 ~ 13:15
(昼食休憩)
13:15 ~ 16:30
講義及び
履修認定試験
(途中15分休憩)
(午後:概念形成)
算数・数学の学習においては、理解ということがよく話題となる。実際、授
業レベルにおいても教師から子どもたちに「わかりましたか」と発すること
が多い。本講習では、この理解の問題を概念形成と捉え、算数・数学学習に
おける様々な概念(数概念、計算概念、図形概念、関数概念等)の定義と概
念形成に関わる内容について、数学的背景と教授学の立場から講義・演習す
る。(担当:木根)
16:30 ~ 17:00
事後評価アンケート
評 価 基 準
履修認定試験(100点満点)の60点以上を認定、59点以下を不認定とします。
試 験 方 法
筆記試験
参 考 文 献
キース・デブリン:「数学:パターンの科学」、日経サイエンス社、1995
S・マックレーン:「数学-その形式と機能」、森北出版社、1992
正田實監修:「算数・数学教育の理論と実践」、現代教育社、2003
九州算数教育研究会:「改訂 算数科教育の研究と実践」、日本教育研究センター、2009
各 自 準 備
す る も の
筆記用具、定規、コンパス、受講票
講師からの
事 前 連 絡
特になし
試験時の
資料持ち込み
資料等の持ち込み可