この1年ありがとうございました

2月27日の全校朝礼では,残り1ヶ月,次の学年に向かって,できることは精一杯し
て,力をつけて進んでほしいという願いを込めて,次のような話をしました。
昨 日 の「 6 年 生 を送 る 会 」 は ,1 年 か ら 6年 ま で , 工夫
あり,協力あり,本気さいっぱいのすばらしい集会でした。
感 動 し まし た 。 そ して , こ の 1 年の 成 長 を とて も う れ しく
思 い ま した 。 こ の 他に も 皆 さ ん の成 長 を う れし く 思 う こと
が あ っ たの で 紹 介 しま す 。 生 け 花ク ラ ブ の 講師 の 先 生 が,
ク ラ ブ が終 わ っ て 帰ろ う と し て いる と き に ,4 年 生 の 女子
の 一 人 が, と て も 丁寧 に 「 こ の 一年 お 世 話 にな り ま し た。
あ り が と う ご ざ い ま し た 。」 と お 礼 を 言 っ た そ う で す 。 講
師の先生は,すばらしいふるまいだと感激しておられました。5の1は,ハンセン病の
人たちを支援しておられる島根県藤楓協会の人たちに,カレンダーを作って送ったんで
すね。人のために役立つことや,人から感謝される行動を取っている人がたくさんいる
ことを知ってとてもうれしい気持ちになりました。
さて,今日は,3匹のカエルというお話をします。
3匹のカエルがミルクが入った大きな桶の中に落ちてしまいました。
1匹目のカエルは,「この桶から這い出ることはできないし,この深さでは足もつか
ない。何をしてもどうせだめだ。」と考えて,何もせずにおぼれ死にました。
2匹目のカエルは「これも運命。すべて神のお考えだ。何もしなくても結局うまくい
くだろう。」と考えて,何もしなかったので,おぼれ死にました。
3匹目のカエルは,「これはまずいことになった。どうすればよいかわからない。」と
言いながらも,自分にできることはもがくことだけだと考えて,ずっともがいていまし
た。
さぁ,このカエルはどうなったでしょうか。実は,カエルがミルクの中でもがいてい
るうちに,足元にバターができたのです。カエルは固まったバターの上に乗り,ひとっ
跳びして容器の外へ逃げ出すことができました。
皆さんは何かをめざして頑張ろうと思ったことを,あきらめずに続けていますか。ど
うせ自分にはできないとあきらめていたり,何とかなるだろうと考えて何もしなかった
りはしていませんか。やってみなくては何も変わりません。決めたことをあきらめずに
続けられるように,頑張りましょう。今月の言葉は,「最後まで あきらめず」 です。
あと,1ヶ月,次の学年に向かって,最後まであきらめずに,力をつけていきましょう。
この1年ありがとうございました
「元気に登校 なかよく学び 笑顔で下校」を合い言葉に,学校教育目標「豊かな心
と活力に満ちた子どもの育成」の達成をめざして取り組んできました。具体的には,
【徳】
【 知 】【 体 】 そ れ ぞ れ に 重 点 目 標 を 設 定 し 具 体 的 方 策 を 講 じ て き ま し た。 そ の 評 価結 果
や今後の改善策等は,塩冶小学校地域学校運営理事会だよりに掲載しましたので,ご覧
ください。皆様方のご支援・ご協力に深く感謝いたします。この一年本当にありがとう
ございました。
現在の学習指導要領(学校教育の目標・内容を示したもの)のキーワードは,
「生きる力」
で す。そ して,「生き る力」 とは, 知 「 確 か な 学 力 」・徳 「 豊 か な 心 」・体 「 健 や か な 体 」 の
バ ラ ン ス のと れ た 力 の こと で ,「 基礎 的 な 知 識・ 技 能 を 習得 し , そ れ らを 活 用 し て, 自ら
考え判断し,表現することにより,様々な問題に積極的に対応し解決する力」や「自らを
律し,他人とともに協調し,他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性」や「た
くましく生きるための健康や体力」などを全教育活動を通じて育てることが大切です。決
して,学級の中で,教科書を使って行うことだけが教育ではありません。次の学年に進む
前の年度末には,次のような教育活動も展開しています。
2/26
6年生を送る会
「はばたけ6年 生 ありがとうの力で春にしよう」の
テーマの下,6年 生送る会を行いました。どの学年も,
工夫あり,協力あ り,本気さいっぱいで,今年度取り組
んできた「ありがとうの気持ちを伝えることができる子,
ありがとうが言える子,ありがとうが満ちあふれた学校」
の集大成のような 「ありがとう」の気持ちが大いに伝わ
る6年生を送る会 になりました。6年生はお返しに「ソ
ーラン」を披露しました。一人一人が精一杯取り組むとともに,みんなの気持ちをそろ
えた迫力満点の踊りで,5年生以下に新たなあこがれをもたせてくれるものでした。こ
の集会の企画・準備・運営の中心になった5年生が本当にがんばってやってくれまし
た。来年度のリーダーとなる5年生に頼もしさを感じました。
3/2~
卒業前奉仕活動
卒業を前に,6年生は,6年間お世話になった塩冶小学校に
感謝の気持ちを込めて,「あいさつ運動」「倉庫の片付け」「校庭
・砂場周辺の整地(穴埋め)」「スペースライブラリーの本の整頓
・確認」「図書館のブックエンドボックスづくり」などの奉仕活
動をしました。
3/2,3
ストーリーテリング
数年前から宇田祥子先生(松江市在住)をお迎えし,ストー
リーテリングを実施しています。ストーリーテリングは,本
の挿絵などを見せながら行う読み聞かせとは違って,物語を
言葉だけで伝え,子どもが自由に想像しながらお話の世界に
浸っていけるところが特徴です。卒業前の6年生には、毎年,
「白鳥(アンデルセン作)」を語ってもらっています。この日
の白鳥の話が,いつまでも心に残ることを願っています。
3/7
ふるさとの先輩の話を聞く会
今年で6回目となる「ふるさとの先輩の話を聞く会」は,
3年連続で塩冶小学校の卒業生をお迎えして行うことがで
きました。この講演会は,卒業を前に,塩冶小学校卒業生
の話を聞くことによって,夢や希望を持って将来を切り開
いていこうとする 気持ちを育むことを目的に,如水会(歴代
PTA会長有志の 会)の後援をいただき行っています。今年
度は,「クロコーチ」等の作品を手がけておられる漫画家コ
ウ ノ コ ウ ジ (高 野 貢 司 )さ ん を お 招 き し て 行 い ま し た 。 夢 を
追い続けること,あきらめないことの大切さを学ぶことができました。