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取扱い絵表示の改正について
2015.04.02
改正スケジュール
・ 2 0 1 4 年 1 0 月 2 0 日 に 新 JI S が 公 示 ( 図 柄 ・ 家 庭 洗 濯 方 法 ・ 商 業 用 クリ ーニ ン グ 方 法 )
・ 2015 年 3 月 31 日 家 庭 用 品 品 質 表 示 法 に基 づく繊 維 製 品 品 質 表 示 規 定 が改 正 されました
・ 2 0 1 6 年 1 2 月 1 日 家 庭 用 品 品 質 表 示 法 の 改 正 が 施 行 さ れ ます
改定表示規定の施行後は、新規定に従った表示を行います。
施行日前に現行JISの表示を行った製品は、施行日以降も現行JISの表示で差し支えありません。
表示記号の改正
・ 表 示 記 号 が全 て変 わります。
・ 表 示 記 号 の種 類 と数 が「6分 類 22種 類 」から「7分 類 41種 類 」へ拡 大 されます。
・ 「絞 り方 」の表 示 記 号 が無 くなります。
注)表示記号7分類:洗い方・漂白・タンブル乾燥・自然乾燥・アイロン・商業ドライクリーニング・ウェットクリーニングに拡大されますが、
「タンブル乾燥と自然乾燥」及び「商業ドライクリーニングとウェットクリーニング」をそれぞれ1分類とする5分類と言われる事もあります。
整合化へのポイント
≫ 今回の改正は以前よりも製品に対して厳しい処理、上限表示(回復不可能な損傷を
起こすことのない最も厳しい条件)が明文化されました。
≫ 試験方法の一部が変更されます。洗濯処理は従来の2層式洗濯機でしたが、縦型全
自動洗濯機での処理が主体となるので、従来のデータと差が出る事もあります。
≫ 表示記号が追加されます。
酸素系漂白剤
ウエットクリーニング
干 し 方
漂白
濡れ干し乾燥(ドリップドライ)
タンブル乾燥
≫ 表示順序が変わります。
現 状
改 正
中性洗剤使用
洗濯ネット使用
あて布使用
飾り部分アイロン禁止
・ 図柄の省略は可能ですが、省略した図柄の一番厳しい処理が可能であることが条件です。
現 行 JIS と改 正 JIS絵 表 示 の図 柄 (平 成 28年 12月 1日 以 降 に表 示 する記 号 )
分類
現行JIS
改正JIS
改正ポイント
7図柄→14図柄に拡大
洗い方
・洗濯機が桶の図柄に変更さ
れています。
・ヨコ棒1本は、弱い操作を、
ヨコ棒2本は、非常に弱い操作
を示しています。
漂白
・酸素系漂白図柄(中 央 )が
追加されています。
アイロン
・ドットの数により、アイロン温
度を示しています。
は、上限温度200℃
は、上限温度150℃
は、上限温度110℃
商業ドライ
クリーニング
3図柄→5図柄に拡大
・「P」はパークロロエチレン及び石油
系溶剤を、「F」は石油系溶剤
を使用した処理が可能です。
・ヨコ棒1本は、弱い操作を示し
ています。
絞り
方
JISL001では絞り方は乾燥方法に含まれます。
自然乾燥(
干し方)
4図柄→8図柄に拡大
・タテ棒は、吊り干しです。
2本の場合は、吊りの濡れ干し
を示しています。
・ヨコ棒は、平干しです。
2本の場合は、平の濡れ干し
を示しています。
・斜線は、陰干しを示しています。
タンブル
乾燥
・ドットの数により、乾燥機の排
気温度を示しています。
は、80℃
は、60℃
ウエット
クリーニング
・業者によるウエットクリーニング
処理が可能です。
・ヨコ棒1本は、弱い操作を、
ヨコ棒2本は、非常に弱い操作
を示しています。
※現行のJIS図柄と改正JISの図柄は、試験機種や処理条件が異なるため、同一とは言えません。