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「人と環境の調和」
を触媒技術で実現
INDEX
触媒とは
04
■
自動車用触媒
06
■
二輪車・マリーン・汎用触媒
08
■
環境ケミカル製品
10
で快適にしてくれる自動車。排ガスに含まれる有害物質を取り除くこと
12
品質
14
安全・環境
16
販売、
さらには次世代技術の研究開発を通じて、
環境問題を解決する
人材育成・福利厚生
18
ソリューションを提案。
地域・社会貢献
19
会社概要
20
拠点(日本・海外)
アクセスマップ
02
に制度を構築し、産業界もこれに応えています。例えば、暮らしを便利
研究開発
■
21
経営理念
環境問題が深刻化する中、国際社会は地球環境保全に向けて着実
働く人の満足
で、
本当の意味で環境負荷のない安全な製品に生まれ変わります。
キャタラーでは排ガス浄化触媒や環境ケミカル製品の開発・生産・
法令遵守
お客様の
満足
地域社会との
調和
「人と環境の調和」
をテーマに、
これまで蓄積したノウハウと技術力で
グローバルに躍進を続けています。
当社は、企業倫理遵守を根底に、社会への貢献を
事業活動の目的とし、
経営理念を定めています。
22
03
触媒とは…
さまざまな物質に「触」れることによって
化学反応の「媒」
をします
なかだち
触媒によって起こる基本的な化学反応のメカニズムをご紹介します。
有害成分
コート成分
触媒成分
(貴金属等)
Step 1
有害成分(排ガス中の一酸化炭素や
炭化水素など)が触媒に接触します。
触媒で有害成分を無害化
貴金属などの触媒成分により、
自動車の排ガスなどに含まれる有害成分を化学反応により、
無害な成分へ変換します。
化学反応
Step 2
有害成分が触媒に触れて
化学反応を起こします。
無害成分
Step 3
触媒成分は変化せず、
有害成分だけを無害化します。
キャタラー製品はこんなところで使われています
自動車用触媒
二輪車・マリーン・汎用触媒
環境ケミカル製品
排ガスに含まれる有害物質を効率的に低減さ
二輪車やマリーンなど、内燃機関が使用される多種
無限の可能性が広がる環境ケミカル製品が世界中で
せる、キャタラーが世界に誇る優れた自動車用
多様な製品に採用されています。
地球環境の保全に役立っています。
触媒製品です。
04
05
自動車用触媒
国内トップシェアを獲得し、
世界でも幅広く採用されています
排ガスに含まれる有害物質
(炭化水素、一酸化炭素、窒素酸化物など)
を効率的に低減できる、
キャタラーが世界に誇る優れた自動車用触媒を紹介します。
自動車用触媒の構造
ディーゼル車用触媒の構造
断面図
(ハニカム構造体)
無害成分
へ変換
スス等の
有害成分
断面図
貴金属
(Pt,Pd,Rh)
触媒コート層
触媒成分を塗布したフィルタ
セラミックや金属製のハニカム
(ハチの巣)構造体の穴の中へ
フィルタの開口部の先は行き止まりとなっており、排ガスが
触媒成分(貴金属など)
を含んだスラリー(泥状の液体)
を塗布
フィルタの壁内を通過する際にススを除去します。
して触媒コート層を形成します。
自動車用触媒
触媒製品ができるまで
ガソリン車用触媒
ディーゼル車用触媒
排ガス中の有害物質である炭
フィルタ状のハニカム(ハ
化水素や一酸化炭素、窒素酸
チの巣)構造体でディーゼ
貴金属、アルミナなど、触媒として
コート層が剥離しないようにスラ
ハニカム構造体に
加熱して触媒コート層を
ル車特有の粒子状物質
使用する材料と水を混合し、
スラ
リーをすりつぶして材料の粒の
スラリーをコートします。
形成(固定化)
します。
リー(泥状の液体)
をつくります。
大きさを整えます。
化物を、窒素や水や二酸化炭
素に変換させて無害化します。
06
(スス等)
も除去します。
Step 1
材料混合
Step 2
粉砕(粒径調整)
Step 3
コート
Step 4
乾燥・焼成
07
二輪車・マリン・汎用触媒
自動車で培った技術を活かし
内燃機関が働くあらゆるステージで使われています
自動車用の触媒技術は、
内燃機関が使用されるあらゆる場面で活かすことができます。当社ではメタルハニカム
メタルハニカム担体ができるまで
担体から触媒まで一貫生産し、現在二輪車をはじめ、水上オートバイ、
モーターボート、
コージェネレーション用
ガスエンジン、
さらに草刈機、
チェーンソー、
ゴルフカートなど、
さまざまな内燃機関に対応した排ガス浄化触媒
Step 1
を開発、提供しています。
波付け
金属箔を波形に成形します。
かん かい
Step 2
巻回
波付けした箔と平らな箔を
重ねて巻きハニカム形状に
します。
Step 3
組み付け
できあがったハニカム構造体を
金属製パイプと組み付けます。
触媒紹介
08
二輪車用メタルハニカム触媒・汎用エンジン用触媒
二輪車用パイプ状触媒
マリン用触媒
ガスエンジンコージェネ用触媒コンバーター
自社製メタルハニカム担体を活用し二輪用および汎用の触媒として
各種排ガス規制に応じて、パイプ形状の触媒もラインナップ
水上オートバイやモーターボートなどにも搭載されています。
大型のNOx処理及び脱臭用触媒にも対応しています。
幅広い用途に採用されています。
しています。
09
環境ケミカル製品
ひとの生活に密着した
あらゆるところに使われています
当社の環境ケミカル製品は、
自動車分野で培った触媒技術と活性炭の吸着技術を活かし、
触媒式脱臭技術
従来の活性炭では解決できなかった分野の環境浄化やロングライフを実現します。
活性炭+触媒で、さらに高い
浄化性能を実現しました。
酸化触媒と金属触媒を組み合わせたダブル触媒を採用し、さらに活性
炭の細孔を最適化することで、飛躍的に分解性能を向上させています
自動車環境
ので、硫黄系ガスを中心に6成分(※)
を効率よく浄化できます。
自然環境
車室内脱臭
VOC除去
下水脱臭
汚泥消化ガス処理(シロキサン)
高度処理廃オゾン分解
※6成分臭気=硫化水素、
メチルメルカプタン、硫化メチル、二硫化メチル、
アンモニア、
トリメチルアミン
下水臭
無臭化
活性炭が臭いを集め、
触媒で分解脱臭
家庭環境
触媒部分
分解
酸化触媒+金属触媒
工業生産環境
空気清浄
生ゴミ脱臭
シックハウス対策
(ホルムアルデヒド除去)
クリーンルームの空気浄化
滅菌排ガス除去(オゾン、
過酸化水素、
ホルムアルデヒド)
工場排水処理
触媒式脱臭剤『ケミックス』
イメージ
細孔の制御技術
用途に応じた細孔径の制御が可能です。
製品紹介
活性炭および触媒基材となる炭素材は、用途に応じて細孔径を最適化
することが重要です。当社では原材料および生産条件を調整すること
で細孔径のカスタマイズを可能にしています。
pore-size distribution at N2 adsorption
常温触媒
触媒フィルター
高機能活性炭
活性炭ハニカム
常温でCOやホルムアルデヒドなどを分解
高度処理で発生するオゾン、滅菌処理で発生
水中の過酸化水素をクロス形状で効率よく
従来の活性炭に新しい機能を
ハニカム
(ハチの巣)形状で効率よく
でき、
ガスマスクなどに応用されています。
する過酸化水素やホルムアルデヒドを臭気と
分解除去します。
付加することで、さまざまな
悪臭物質を除去します。
ともに除去します。
10
水処理触媒
ニーズに対応します。
dV/dLogD ml/g.Ac
2.50
用途に応じてミクロ孔から
2.00
メソ孔までの細孔制御技
1.50
術でカスタマイズします。
1.00
0.50
0.00
1
10
pore-diameter(nm)
100
11
研究開発
豊富な技術陣容で各種産業ニーズに対応
次世代を見据え、
新たな将来技術を研究開発
当社は大学・材料メーカー・各種研究機関と連携し、基礎研究から生産
当社は、次世代技術である燃料電池用電極触媒とキャパシタ用炭素材の
技術開発、製品化までを手がける一貫体制をとっています。
さらなる高性能化に向け、最先端の研究開発を進めています。
究極のエコカーに対応するために
電極触媒技術を研究
エネルギーの有効活用を目指す
炭素材研究
燃料電池用電極触媒
キャパシタ
(蓄電池)用 炭 素 材
キャパシタの特長
回生力
空気
電流
基礎技術の研究開発
生産技術の開発
試作・試験・製品化
製品に使用する材料などの基礎技術の開
独自のノウハウと開発・試作段階におけ
充分に検証して確立された生産技術
発から、実物を使っての評価試験まで、幅
る問題点の摘出と工程・装置検討を行い、
と製造現場での日々の改善により、
広い研究開発を行っています。そして性
高品質かつ低コストを実現するための生産
お客様に確かな品質を保証します。
能・コスト・品質の面でお客様のニーズに
技術を開発します。
燃料電池
水素タンク
水
酸素
研究開発を支える最新設備とスペシャリストで、
世界トップクラスの技術力を維持
12
可能です。そのため、エンジンの再
リチウム電池
始動・加速などの、瞬間的に大電力
の出し入れが必要な動作に、最適
です。
燃料電池の仕組み
回生システムの仕組み
水素と大気中の酸素を、電極触媒に
今まで捨てられていたブレーキ時に発生する熱エネルギーを、回生システ
よって化学反応させることにより、
ムで回転エネルギーから電気に変換し、キャパシタに蓄電後、再利用します。
電解質膜
自動車触媒モデルガス評価装置
利用する力)が強く、急速充放電が
鉛電池
ニッケル電池
電気が発生します。
最も合った仕様を検討します。
EPMA(電子線マイクロアナライザ) TPR(触媒表面特性評価装置)
回生力(エネルギーを回収して再
電力量
モーター
水素
キャパシタは、他の蓄電池に比べ
キャパシタ
FE-SEM(電界放出形走査電子顕微鏡)
回転エネルギー
電気
モーター
電極触媒
電極触媒
(アノード) (カソード)
蓄電
キャパシタ
再利用
当社は触媒と活性炭の研究開発で培った技術を
キャパシタは急速充放電が可能なため、今後は多
活かし、最先端の電極触媒を開発しています。
様な分野での使用が確実視されています。当社で
電極触媒の、究極のエコカーである燃料電池自動
は長年培ってきた活性炭製造技術を活かし、キャ
車の高性能化のために、日々、研究をしています。
パシタの蓄電容量の大型化などの研究課題に取り
組んでいます。
13
品質
自工程完結
妥協なき品質向上への取り組みにより、
顧客からの信頼を築き上げています
初期管理
ISO/TS16949、
ISO9001
品質向上 認証取得
独自の製造技術やハイテク技術を生産ラインに導入し、
開発段階から全社一丸となり高品質・低コストの製品づくり
製品・品質向上
QCサークル
を進めています。
また、
「ダントツ品質」活動など、全員参加
の改善活動でさらなる品質向上に努めています。
分析検査
トレーサビリティーの実現
材料受け入れから製品出荷に至るまで、重要品質特性の徹底した検査を行っています。 バーコードにより一つひとつの製品のトレーサビリティーを
確保しています。
自工程完結
不良ゼロ活動
ISO/TS16949、
ISO9001認証取得
自工程完結を全ての部署に展開するため
工程内不良ゼロを目標とした全社活動を
ISO/TSで品質管理体制を構築して
事例発表会を開催しています。
展開しています。
います。
全日本選抜QCサークル大会
目視による最終チェック体制
表彰
一つひとつ心を込めて品質を保証しています。
国内外のお客様から高い評価を頂いています。
「全日本選抜QCサークル大会」に東海支部代表で出場し、銀賞を
受賞しました。
グローバルQC大会
QCサークル活動の活性化と質向上を目指し、各海外拠点の
代表が集結し、交流を深めながら大会を開催しています。
14
15
安全・環境
豊かな21世紀
への貢献
労使協力による
労働災害の未然防止
事業活動を通し、
安全確保と環境保全のための
さまざまな取り組みを進めています
環境技術の
追求
安全衛生方針
安全衛生に係る
関係諸法および
社内規則の遵守
当社では、
「人と環境のベストなあり方」
をテーマに
安全衛生方針、環境方針のもと、
自然と人にやさしい
安全衛生マネジメント
システムの
継続的改善・向上
社会との
連携・協力
製品づくりを行っています。
リスクマップ活用による安全へのリスク管理
リスクアセスメント
(RA)推進パトロールを実施し、マップにて
■ 工場内リスクマップ
リスク・対策状況の見える化をし管理しています。
環境方針
自主的な
取り組み
環境教育の実施
分科会組織による環境管理体制
総合排水処理施設
環境汚染を防止するため、自主的な取り組みとして各分野
放流水質自動測定等の最新技術を備えており、処理水は設備の冷却や
ごとに組織横断型の分科会組織を設置し、中長期、年度目標
水洗トイレに使用し、水質源の有効利用も行っています。
を定め環境改善を実施しています。 評価ランク
色分け
評価レベル
直ちに作業方法の改善
2
優先的に改善が必要
3
計画的に改善が必要
4
許容できる
作業①
作業②
作業③
・環境保全分科会
・省エネ分科会
・資源有効利用分科会
・事務・研究分科会
・設計・調達分科会
作業⑤
作業④
作業⑥
作業⑦
︵発生量︶
1
CO2 低減効果予測
(年)
製造工程の削減や使用材料の低減、高効率な製造設備の開発により、
二酸化炭素の発生量を抑制する活動を継続的に実施しています。
安全・環境を考える会
ゴミの分別
ISO 14001国際規格への対応
危険予知トレーニングを実施し、危険防止への意識向上を図り、
定期的に会を開催し、仕入先の皆さんに、作業ルールの徹底の
分別容器の見える化により、廃棄物の低減に取り組んでいます。
環境保全への取り組みを強固にするために、
また透明性を確保し信頼性を
安全を確保しています。
お願いや安全教育の重要性などをご理解いただいています。
現地・現物のKY(危険予知)
16
高めるために、ISO 14001国際規格の認証を全拠点で取得しています。
17
人材育成・福利厚生
地域・社会貢献
社員の活力を引き出すため、
良き企業市民として社会との調和を図り、
さまざまな取り組みを進めています
愛され、
信頼される企業を目指しています
自律的に考え行動できる人材を育成すること、
当社は、
さまざまな活動を通じ、社員の社会貢献に対する
それが会社の成長につながります。
意識を高め、地域社会との共生を図っています。
当社は
「社員第一」
を常に考え、教育・福利厚生に力を入れ、
社員がいきいきと活躍できる場を提供しています。
人材育成
階層別教育
地域・社会貢献
しずおかアダプト・ロード・プログラム(道路愛護運動)
問題解決の手法を学ぶことを通じ、職位ごとに
必要な知識や能力を身につけます。
国際人材教育
英語と中国語を中心に、ネイティブスピーカーの
社員全員で清掃活動を実施しています。
講師を招き、丁寧にレッスンを行っています。語学
力だけではなく、異文化理解などについても会社
がサポートしています。
海岸林再生の植樹活動
地域とのふれあい納涼祭
掛川市へグランドピアノを寄贈
地域住民との津波避難施設の共有
福利厚生
寮・社宅
独身寮や社宅を完備し、業務に専念できる環境を
提供しています。
部活動・スポーツ大会
部 活 動やスポ ーツ大 会を通じ、部 間を越 えた
コミュニケーションづくりを図っています。
18
19
会社概要
CAC(本社)をはじめ、
海外に6カ所の生産拠点、
拠点(日本・海外)
= 生産拠点
2カ所の事務所を設置し、
グローバルに展開しています
会 社 名
株式会社キャタラー
設
1967年5月8日
立
資 本 金
5億5,120万円
主要株主
トヨタ自動車株式会社
Detroit Office
8
9
Europe Office
アイシン高丘株式会社
アイシン精機株式会社
5 CCC
4 CNA
1 CAC
アイシン化工株式会社
所 在 地
2 CTC
7 CIN
【本社】
静岡県掛川市千浜7800番地
TEL:0537-72-3131
6 CIC
【東京事務所】
東京都千代田区岩本町2丁目12番2号
第2早川ビル
3 CSA
TEL:03-5820-1990
主要製品
1
自動車・二輪車用触媒、環境ケミカル製品
CAC(日本)
2
CTC(タイ)
3
4
CNA(アメリカ)
CATALER(THAILAND)CO.,LTD.
CATALER SOUTH AFRICA(PTY)LTD.
CATALER NORTH AMERICA CORPORATION
ラヨン県
ダーバン近郊
ノースカロライナ州 シャーロット近郊
5
CCC(中国)
6
科特拉(無錫)汽車環保科技有限公司
江蘇省 無錫市
8
20
CSA(南アフリカ)
デトロイト事務所(アメリカ)
9
CIC(インドネシア)
7
CIN(インド)
PT.CATALER INDONESIA
CATALER INDIA AUTO PARTS PVT. LTD.
ブカシ県
カルナタカ州 バンガロール近郊
欧州事務所(ドイツ)
21
アクセスマップ
豊かな自然や人気の歴史・文化スポットなど、
当社の周りでは、
四季折々多彩な
「見どころ」
と出会えます
東海道新幹線
「 東 京 駅 ∼ 掛 川 駅 」1時間40分
「名古屋駅∼掛川駅」1時間
「新大阪駅∼掛川駅」2時間
「掛川駅」よりタクシーで約30分
東名高速道路
東京∼掛川ICまで約3時間
名古屋∼掛川ICまで約2時間
掛川ICより約30分
掛川城 1
大阪
名古屋
掛川
東京
東海道新幹線
JR掛川駅
菊川IC
掛川IC
←名古屋
N
東名高速道路
菊川市役所
つま恋
38
東京→
37
上
平
川
ミオス菊川
カントリーコース
3
69
247
←浜松
150
遠州灘
372
244
大東温泉
シートピア
2
御前崎
4
→
株式会社キャタラー
周辺スポット
1
掛川城
22
2
潮騒橋
3
三熊野神社大祭
静岡カントリー
浜岡コース
4
千浜海岸
ヤマハ発動機
浜岡テストコース