急性心不全患者に合併した心房細動に対しての

Prog. Med.
35(suppl. 1):388〜391, 2015
一般講演
12
急性心不全患者に合併した心房細動に対しての
アミオダロン経静脈的投与に関する検討
は
急性期心不全
全患者
あ
.こうし
多く,急性心不
合併す
電気的除細動
場合
ウ
有す
ネ
,十分量投与
製剤
,安静時心拍数
ギ
ほ
あ
,急性心不全
う
況
,十分
コン
心拍数
年齢,性差,血圧
コン
い場合
下させ
あ
交感神経
.
作用
賦活化し
ロー
状
いこ
心房細動
ン
イ
対し
イン
.し
イ
や,洞調律
い
ま
左房径
,SR群
服用し
3剤
有意差
い
い
124例中70例 56.5%
24時間以内
予後
報告
少
復帰しやすい患者
し
.虚血性心疾患
与え
帰
割合
影響
い.
,入院
投与さ
内死亡
し
ア
要す
高
ッ
ロン
,院
ロン
投与量
入院中
電気的除細動
,難治性心室頻拍
国内承認用量
行
準拠し
い
び心
.
,
除外し
.
ロン静注開始24時間以内
洞調律
復帰し
かinきか おeかがoおaがion SR 群,復帰し
non─SR群
し
群
復帰し
M. Abe, A. Mizきkami, M. Sきzきki
両群間
洞調律
症例
復帰
,洞調律復
3.76,p=0.002 .し
,両群間
有意差
多変量解析
院内
多変量解析
患者
死亡し
施行し
.そ
こ
院内死亡率
0.25,p=0.033 .ま
.
,洞調律
ッ
,血漿BNP値,
びARB
内訳
あ
比
グロビン値,
使用率
有意差
認
表3 .
こ
こ
*
同様
結果
除細動不成功
.
使用率
,SR群 5 例 7.1% ,non─SR群12例 22.2%
ACE阻害薬
患者
,
表2 .
124例中17例 13.7%
上述
対す
患者
,ア
.主要評価項目
.
室細動
ア
あ
比
あ
有無
3 .院内死亡に関
急性心不全
124例
既往歴
し,高血圧,糖尿病
対象と方法
.さ
表1 .
認
静注薬
,そ
推奨さ
復帰
.
,β遮断薬,ACE阻害薬,
比較し
認
あ
,ア
検討し
対象
縮小傾向
薬剤
.SR
対し,non─SR群
多変量解析
,洞調律
ほ
思わ
,SR群41.6±7.4 mm
45.0±低.0 mm
示し
多
2 .洞調律復帰に関
ロン静注薬
,両群
高い傾向
心拍数コ
し
,詳細
,SR群
発作性心房細動患者
伴う
間
対 し,non─SR
,薬理学的除細動ま
ロー
い
,SR 群139.6±27.6 bpm
群
入院ま
,急性心不全
non─SR群
.
心 拍 数
ARB
欧米
,SR群
.左室駆出率 LVEF
群126.6±27.低 bpm
多い1,2 .
近年
有意差
差
陰性変力作
心拍数
果
1 .患者背景
多い.
拮抗薬
,急性心不全患者
す
いう報告
難しく,洞調律
,維持困難
β遮断薬や
ロー
結
合併例
心房細動
症例
一度復帰し
用
めに
心房細動
20~35%
阿部 昌巳 水上 暁 鈴木 誠*
亀田総合病院循環器内科
──56(3低低)──
示さ
,ア
,院内死亡
ッ
比
ロン投与24時間以内
独立し
危険因子
4.0,95%CI
あ
1.12~12.5 .
第19回アミオダロン研究会講演集
表 1 患者背景
Non─SR gおoきp
SR gおoきp
n=54
n=70
77.低±11.0
76.1±12.1
0.431
26 4低.1
40 57.1
0.366
SBP mmHg
114.6±23.5
111.3±24.6
0.456
DBP mmHg
67.0±16.低
65.4±17.低
0.626
HR bpm
126.6±27.低
139.6±27.6
0.011
HT %
24 44.4
29 41.4
0.低55
DM %
10 1低.5
22 31.4
0.147
Iかchemic heaおが diかeaかe %
13 24.1
39 55.7
<0.001
Vaおiableか
Age yeaおか
Male gendeお %
p valきe
Comoおbidiがieか
LVEF %
47.00
4低.50
[35.00~62.50]
[39.00~59.75]
45.0±低.0
41.6±7.4
LAD mm
0.677
0.015
Medicaがion
β blockeお %
21 3低.9
22 31.4
0.44低
ACE─I. ARB %
21 3低.9
30 42.9
0.715
0
53 75.7
<0.001
11.9±2.11
949.05
11.36±2.06
5低0.70
0.154
Sinきか おeかがoおaがion wiがhin 12h %
Hb mg/dL
BNP pg/mL
In─hoかpiがal deaがh %
表 2 洞調律復帰に関
Vaおiableか
0.1低7
[473.35~1,437.低3] [325.低3~1,305.42]
12 22.2
5 7.1
多変量解析
Univaおiaがe
Mきlがivaおiaがe
OR
95% CI
p valきe
OR
95% CI
p valきe
DM
2.02
0.低6~4.73
0.107
1.44
0.56~3.74
0.452
Hb
0.低低
0.74~1.05
0.154
0.9
0.73~1.11
0.325
Iかchemic
3.97
1.低2~低.67
<0.001
3.76
1.57~低.97
0.002
LAD
0.94
0.低9~0.99
0.017
0.97
0.92~1.03
0.346
Log BNP
0.7
0.45~1.09
0.114
0.64
0.39~1.06
0.0低
HR
1.02
ル1.0~1.03
0.014
1.01
0.99~1.03
0.101
表 3 院内死亡に関
Vaおiableか
0.019
多変量解析
Univaおiaがe
Mきlがivaおiaがe
OR
95% CI
p valきe
OR
95% CI
p valきe
ACE─I,ARB
Cお
0.26
1.15
0.07~0.97
0.94~1.42
0.049
0.125
0.32
1.22
0.07~1.27
0.低9~1.65
0.105
0.202
Hb
0.7低
0.59~1.01
0.061
0.77
0.56~1.05
0.09低
Log BNP
2.39
1.16~4.95
0.019
1.19
0.低低~4.15
0.104
Reかがoおaがion がo かinきか おhyがhm
0.27
0.09~0.低2
0.021
0.25
0.06~0.低9
0.033
──57(3低9)──
Progress in Medicine Vol. 35 suppl. 1 2015
あ
考
多変量解析
例
冠動脈拡張作用
症治療
使用さ
復帰
寄与し
ま
,ア
不成功
割合
こ
い
こ
い
コン
ロー
い.し
知
あ
独立し
優位性
し,こうし
研究
あ
4
合併し
患者予後
多く
対象
改善
寄与す
観察研究
ロー
群
い
い
,ア
検討
規定因子
得
い
入院ま
検討し
い
,ア
1
ま
2
.そ
け
洞調
示さ
あ
.
3
,コン
ロン
い.洞調律
除細
重要
心房細動
持続期間
投与量
び投与期間
4
い.
ロン静注薬
判断
こ
可能性
向
動効果そ
.心
対す
い
委
い
有無
除細動不成功
こ
慢性心不全患者
し
後
設定し
.
示唆さ
に
洞調律復帰
規定さ
院内死亡
,ま
独立し
成否
,虚
,24時間以内
危険因子
あ
.
除細動
あ
急性心不全患者
し,本研究
担当医師
い .
研究
ま
し
3
ロン静注薬
血性心疾患
.
急性心不全患者
,心房細動
い
狭心
洞調律
ロー
示さ
ア
作用
危険因子
おわ
症
ロン
,
,そ
,心拍数コン
し
律復帰
あ
ロン投与開始後24時間以内
不全患者
本研究
既往歴
.ア
可能性
,院内死亡
対象
高
有す
い
い
察
結果,虚血性心疾患
,洞調律復帰
結果
,患者
──58(390)──
文
献
Kおきm H, Gilbeおが RE Demogおaphicか and concomiがanが
diかoおdeおか in heaおが failきおe. Lanceが 2003 362 147─
15低.
Kanji S, Sがewaおが R, Feおgきかかon DA, eが al Tおeaがmenが
of new─onかeが aがおial fibおillaがion in noncaおdiac inがenかive
caおe きniが paがienがか a かyかがemaがic おeview of おandomized
conがおolled がおialか. Cおiが Caおe Med 200低 36 1620 ─
1624.
Cヘがé P, Boきおaかかa MG, Delaye J, eが al Effecがか of
amiodaおone on caおdiac and coおonaおy hemodynamicか
and on myocaおdial meがaboliかm in paがienがか wiがh
coおonaおy aおがeおy diかeaかe. Ciおcきlaがion 1979 59
1165─1172.
Roy D, Talajic M, Naががel S, eが al Rhyがhm conがおol
veおかきか おaがe conがおol foお aがおial fibおillaがion and heaおが
failきおe. N Engl J Med 200低 358 2667─2677.
第19回アミオダロン研究会講演集
質疑応答
座長/青沼 和隆 筑波大学医学医療系循環器内科学教授 池田 隆徳
東邦大学医学部内科学講座循環器内科学分野教授
演者/阿部 昌巳 亀田総合病院循環器内科 青沼 座長 あ
ませ
う
いま
.
質問
い
あ
青沼 心房細動そ
.
い
加藤 国際医療福祉大学三田病院 虚血性心疾患
既往歴
得
あ
患者
やすい
,アミオ
いう
す
ロン
,そ
除細動
う
急性心筋
う
.
梗塞 AMI 患者
い
阿部 演者 本検討
,急性心不全
者
対象
いませ
受け
い
.患者全体
う
数例
加藤 そうす
,心機能
解釈
い
阿部 そ
う
青沼 心房細動自体
い
いう結論
化
い
先生
.
,す
心房細動
悪い
,生命予後
,そ
う
点
大
く影響
心房細動
治療
考え
す
悪
い
問題
思います
,
青沼 今回
デー
復帰
群
得
いう数値
何
状態
悪く
,入院
長期化
多く認
ま
背景
因子
く
注目すべ
い
患者
善効果
高い
いう
い
う
──59(391)──
い
,心拍数
頻脈
.
,洞調律
有意
あ
高
.
あ
,改
考え
心拍数
高い理由
多い
頻脈例
,今後
点
.
ます
,
.
患者
ロン
,入院
す
ロン
オ
細分化
出
心房細動
,死因
い
アミオ
いませ
,虚血性心疾患以外
いえます.
患者
す.
く
分析
せ
,非常
患者
阿部 そう
房細動
.
く
思います
死亡
,糖尿病,高血圧,虚血性心疾患
検討
,少
上昇
中
阿部 SR群
.
及
.
死亡
阿部 本検討
い
悪影響
.
佐々木 心不全死
起
.
す
い
感染症
陳旧
生命予後
高い
直後
患者
ます
多変量解析
阿部 死亡例
血行再建術
急性心不全
う
あ
院内死亡率
う
.
下
急性期
患
,虚血性心疾患
性心筋梗塞
阿部 今回
含ま
,入院中
生命予後
いう可能性
佐々木 弘前大 院内死亡率22%
入院
,AMI
患者
心機能
思います.
考え
洞調律復帰
課題
せ
,発作性心
いま
寄与す
.アミ
い
う
ます.