平成26年度 こんにちは町会です 第23号(PDF:1219KB)

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ひがし
勝どき東町会
かち 第 号
23
こんにちは 町会です
中央区
世代を超えてふれあう
明るく楽しい町会・自治会活動
ぎん ざ さん ちょう め ひがし
銀座三丁目東
町会
ほん ごく ちょう
本石町町会
町 会・自 治 会 活 動 に 参 加 して
世 代 を 超 え た ふ れ あい を !
中央区の定住人口は、わずか十七年で最
少 時 の 二 倍 に 迫 る 増 加 で 、今 や﹁ 十 四 万 人
都市﹂
が目前となっています。
将来にわたり住み続けたくなる﹁快適な
都 心 居 住 ﹂の ま ち 中 央 区 を 実 現 す る に は 、
あ ら ゆ る 世 代 の 方 た ち が 、毎 日 安 全・安 心
に暮らせるよう、地域の人々同士の理解と
信頼関係の構築が重要となります。
地域において、その中心的役割を担って
いる住民組織が町会や自治会です。
ま さ に 、地 域 コ ミ ュ ニ テ ィ の 核 と し て 、
防 災・防 犯 活 動 や 高 齢 者 へ の 声 か け な ど 、
日々の暮らしに密着した幅広い自主活動
に取り組んでいただいています。
特 に 、防 災 活 動 で は 、防 災 訓 練 の 実 施 や
災害用備蓄品の一層の充実を図るなど、よ
り安全で安心なまちづくりに大きな役割
を果されています。
さ ら に 、四 季 折 々 の 、盆 踊 り や も ち つ き
などの伝統行事も盛んです。子どもから大
人まで幅広い年代の方たちがふれあえる
地域イベントは魅力いっぱいです。
こ の﹃ こ ん に ち は 町 会 で す ﹄は 、主 に 町
会・自治会に未加入の方に、町会・自治会の
さまざまな活動を知っていただくことで、
加入・参加のきっかけとなることを目的に
発行しています。
さ あ 、皆 さ ん も 本 紙 を 参 考 に 町 会・自 治
会の活動に積極的に加わり、快適な地域社
会と活力あるコミュニティをともにつく
っていきましょう!
【お問合せ先】[京橋地域]区民部地域振興課 電話:03-3546-5336 [日本橋地域]日本橋特別出張所 電話:03-3666-4251 [月島地域]月島特別出張所 電話:03-3531-1151
京橋
ほう じゅ
い な り
会長
銀座三丁目東町会
今年の五月には、三年に一度の鐵
砲洲稲荷神社の本祭りが行われる
た め 、一 月 末 か ら 準 備 を 始 め ま す 。
本 祭 り が な い 年 は 、町 会 主 催 の﹁ 納
涼盆踊り大会﹂を開催します。
﹁ 四 十 年 以 上 続 く 盆 踊 り で 、以 前
は宝珠稲荷神社の前で行っていまし
た が 、参 加 者 の 増 加 に 伴 い 、今 は 首
都高速道路上の祝橋公園に移りま
し た 。太 鼓 の 音 が 響 き 渡 る 中 、や ぐ
らの周りを大勢の老若男女が踊り
ます。焼きそばやフランクフルト、か
若手会員や新規会員の
積極的参加を期待したい
﹁ 十 二 月 の﹃ 町 会 主 催 も ち つ き 大
会 ﹄も 神 社 の 前 で 開 催 し 、二 つ の 臼
で百キロのもちをつきます。婦人部
の皆さんを中心に手際よく丸められ
たもちを、
あんこやきなこ、
大根おろ
しなどで味つけするほか、雑煮やい
そべ巻きも用
意 し 、三 百 人
ほどにふるま
います。﹂と平
石 会 長 。も ち
は全町会員に
配 る た め 、皆
さんに大変喜
ばれています。
平石 勇夫 さん
ひ ら い し い さ お
宝珠稲荷神社の恩恵を受け
継承される数々の伝統行事
地域
銀座三丁目東町会の一年は、宝珠
稲 荷 神 社 の﹁ 元 旦 祭 ﹂か ら 始 ま り ま
す。新年を迎えた午前0時に平石会
長が太鼓を叩き始めると、それを合
図に町内外から参拝客が次々と訪
れます。その一人ひとりに町会員が
さかき
神前に捧げる榊を手渡し、参拝を終
えた人にお神酒をふるまい、みかん
を 配 り ま す 。毎 年 五 十 人 ほ ど が﹁ 元
旦 祭 ﹂に 参 加 し 、互 い に 新 年 の 挨 拶
を交わします。
﹁江戸時代創建の宝珠稲荷神社は
文字通りまちの〝宝〟であり、数々の
町会行事がここで行われます。ほと
んど好天に恵まれるのは、鎮守様に
守 ら れ て い る か ら で し ょ う 。﹂と 語
るのは、十代目会長の平石さん。
に の う ま さい
毎 年 二 月 に 行 わ れ る﹁ 二 之 午 祭 ﹂
も町会独自の行事で、江戸情緒あふ
あん
れる素朴な絵と文字が書かれた行
どん
灯が、二週間にわたって宝珠稲荷神
社の前に飾られます。
﹁町会員の皆さんが協力して五十
ほどの行灯を張り、夜には灯りをと
てっ ぽ う ず い な り
もします。最終日には鐵砲洲稲荷神
社の宮司さんによる祝詞奏上が行
われ、それが終わると行灯を撤去し
て新年会を行います。﹂と平石会長。
新年会には毎年五十人ほどが参加
し、結束を深めます。
き氷、生ビール
などの模擬店
はすべて町会
が運営。子ども
には無料でお
菓子の詰め合
わせを配りま
す 。﹂と 平 石 会
長。二日間で約
千人が訪れる
人気のイベン
トとなっています。
そ し て 、秋 の﹁ バ ス ハ イ ク ﹂や﹁ 防
災 訓 練 ﹂な ど の 行 事 を 経 て 、一 年 の
最 後 と な る 町 会 行 事 が﹁ 歳 末 警 戒 ﹂
で す 。十 二 月 二 十 九 日 か ら 三 日 間 、
拍子木を叩きながら夜間パトロー
ル を 実 施 。大 晦 日 は 夜 警 終 了 後 、そ
の ま ま﹁ 元 旦 祭 ﹂を 迎 え る の で 大 忙
しの夜となります。
﹁先輩方から受け継いだまちの伝
統を守り、次の世代につなげたいと
の使命感から、皆さん頑張って活動
してくださいます。町会活動は奉仕
の精神がないとできないので、あり
がたいですね。今後は若い方や新規
会員の方、法人会員の方にももっと
積極的に町会活動に参加していただ
けるよう、呼びかけ
ていきたいです。
﹂
と
平 石 会 長 。ま ち を
愛する町会員の皆
さんの精力的な活
動 に よ り 、今 後 も
伝統ある行事は確
実に引き継がれて
いくことでしょう。
お問合せ先
区民部地域振興課自治振興係 03−3546−5337
※中央区の
ホームページからも
リンクがありますので、
ご利用ください。
検索
中央区 町会・自治会ネット
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こんにちは 町会です
左から副会長の日向野さん、
会長の平石さん、総務部長の小川さん
∼町会・自治会の情報サイト
「中央区町会・自治会ネット」をご利用ください∼
中央区では、町会・自治会への新規会員の加入促進および町会・自治会同士の情報交換等
の連携支援を目的とした「中央区町会・自治会ネット」を開設しています。
このホームページでは、町会・自治会に関する情報について、団体検索や情報検索機能により、
①各町会・自治会のプロフィール、
②イベント案内、
③活動報告、
④名所名店情報、
⑤加入のご案内
などが閲覧できます。そのほかにも、町会・自治会同士の連絡手段としての掲示板(会員のみ
利用可能)や、地域に密着した行政情報などを掲載しています。
まちの魅力を共有する一手段として、
「中央区町会・自治会ネット」を積極的にご活用ください。
【お問合せ先】[京橋地域]区民部地域振興課 電話:03-3546-5336 [日本橋地域]日本橋特別出張所 電話:03-3666-4251 [月島地域]月島特別出張所 電話:03-3531-1151
こんにちは 町会です
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地域
と き わ
しら はた い な り
﹁ 町 会 の 役 割 は 、犯 罪 の な い 安 全
高齢者に優しいまちを目指し
コミュニティを強化したい
の﹁ラジオ体操﹂が校庭で開催され、
多くの子どもが参加します。
一 方 、白 旗 稲 荷 神 社 は 、源 義 家 が
奥州征伐に赴く際、白旗を社殿前に
立てて祈祷したことが社名の由来
とされています。江戸時代には幕府
から富くじの興行が許され、多くの
人で賑わいました。
﹁町会では毎年二月に住民の健康
や 子 ど も た ち の 成 長 を 祈 願 し 、﹃ 初
午 祭 ﹄を 執 り 行 い ま す 。神 田 明 神
から宮司さんが来られ、お祓いをし
ていただくので、町内の子どもたち
は毎年と
ても楽し
みにして
い ま す。
﹂
と岡田会
長 。白 旗
稲荷神社
はまちの
人たちの
心の拠り
所になっ
ているよ
うです。
岡田 親幸 さん
お か だ ち か ゆ き
常盤小学校と白旗稲荷神社が培った
文 化の薫 る 地 域 を 守っていきたい
本石町町会
会長
本石町は日本橋地域の最も西部
に位置し、千代田区との境界に接し
ています。
﹁江戸時代は商人や職人のまちと
して栄えました。中でも穀物商が多
く集まっていたことから石町︵こく
ち ょ う ︶と 呼 ば れ て い た よ う で す 。
また金貨の鋳造を行う金座が置か
れ 、時 を 告 げ る 鐘 も あ っ て 、賑 や か
な と こ ろ だ っ た よ う で す 。﹂と 語 る
のは、町会活動を続けておよそ三十
年という岡田会長です。
明治期に江戸金座跡に日本銀行
が移転して以降、本石町は金融のま
ちとして発展。町内の常盤橋公園に
は、近代日本経済の基礎を築いた渋
沢栄一氏の像が立っています。
﹁ 町 会 活 動 の 核 に な っ て い る の
は 、常 盤 小 学 校 と 白 旗 稲 荷 神 社 で
す 。常 盤 小 学 校 は 明 治 六 年 創 立 で 、
都内最古の公立小学校の一つです。
統廃合が続く中存続していますの
で、卒業生としては嬉しいですね。﹂
と岡田会長。その校舎は東京都選定
歴史的建造物に指定されています。
常盤小学校は町会の防災拠点に
もなっており、非常時には避難場所
と な り ま す 。実 際 、東 日 本 大 震 災 の
折には大勢の帰宅困難の方を受け
入 れ ま し た 。ま た 、夏 に は 町 会 主 催
な ま ち を 目 指 し 、環 境 保 全 に 努 め 、
住民同士の親睦を深めることだと
思っています。残念ながら住民は減
少傾向で多くが高齢者ですが、だか
らこそ住民が手を取り合い、情報交
換を行い、関係を密にして高齢者に
優 し い ま ち に し て い き た い 。﹂と 岡
田会長。町会員は約百世帯と小規模
ですが、さまざまな行事を企画して
います。
中でも二
年に一度開
催される
﹁神田明神
神 田 祭 ﹂は
大きなイベ
ン ト で 、揃
いの法被を
着て大勢の
見物客が見守る中、街中を練り歩き
ま す 。ま た 、秋 の﹁ バ ス ハ イ ク ﹂は 親
睦を深めるいい機会となっており、
毎 年 三 、四 十 名 が 参 加 。昨 年 は 箱 根
に 行 き ま し た 。こ の ほ か 、区 主 催 の
﹁ ク リ ー ン デ ー ﹂や﹁ 防 災 訓 練 ﹂、﹁ 日
本橋橋洗い﹂などの行事にも積極的
に参加しています。
﹁ 本 石 町 に は 、古 い 町 で あ る が ゆ
えの品格や豊かさがあり、それらは
小学校や神社を中心に培われてき
ました。その文化を背景に町会活動
を円滑に進めていきたいですし、今
後もその精神を守っていくことが
町 会 の 責 務 だ と 感 じ て い ま す 。﹂と
話す岡田会長の言葉には、歴史ある
まちの住民としての誇りと気概に
あふれていました。
町会では法人企業会員の方も募集しています
∼中央区の企業の皆様へ∼
日本橋
現在、
「中央区」には、3万7千余りの事業所があり、72万人の従業員が働いています。
4年前の「東日本大震災」では、多くの帰宅困難者が発生した中、中央区においては町会のご協
力のもと、2千人を超える人々を19の防災拠点において受け入れました。
町会は、日頃から地域の活性化とともに、行政と連携して防災・防犯活動などに取り組み、安
全・安心に暮らせるまちづくりにも貢献されています。
法人企業においても、いざという時のため、日ごろから町会との連携を深め、地域内での協力
体制を築いておくことが大切です。また、盆踊りやもちつきなど、町会が主催するさまざまなイベント
に協力することで、地域の方とコミュニケーションを図ることもできます。さらに、町会に加入する
ことで区の商工業融資を利用した場合、借受人負担利率を優遇する制度もご利用いただけます。
ぜひ、町会未加入の企業の方は、これを機会に加入しましょう! 皆さんの事業所がどこの町会エリアに属しているかな
ど、町会に関する詳しい情報は、2面下段の「町会・自治会ネット」でもご覧いただけます。
【お問合せ先】[京橋地域]区民部地域振興課 電話:03-3546-5336 [日本橋地域]日本橋特別出張所 電話:03-3666-4251 [月島地域]月島特別出張所 電話:03-3531-1151
月島
勝どき東町会
会長
まちは常に明るくしておきたいの
です。役員の方にはご苦労かけます
が 、﹃ 小 さ な 犯 罪 も 起 こ さ せ な い よ
う、パトロールは一生懸命やりまし
ょう﹄と呼びかけています。﹂と藤枝
会長。そんな皆さんの地道な活動が、
犯罪や火災発生の大きな抑止力に
なっていると言えるでしょう。
また、防災訓練にも積極的に参加
し、日ごろから意識を高めています。
﹁ 特 に 区 か
ら支給された
スタンドパイ
プ は 、優 れ た
防災用品とし
て着目してい
ま す 。消 火 栓
に結合させて
ホースにつな
げば直接水を
出せるので、火災の初期消火に役立
ち ま す 。ま た 、震 災 時 に 断 水 し た 場
合もこれを使えば水を出せるので、
本 当 に 便 利 で す 。現 在 、町 会 の 代 表
者が使用法を学んでいますが、今後
は誰もが使えるように訓練に参加
していた だきたいと思っています。
﹂
と藤枝会長。消防車輌が入れない住
宅密集地でも消火活動ができるス
藤枝 精治 さん
ふ じ え だ せ い じ
地 道 な 防 災・防 犯 運 動 で
安心して暮らせるまちに
地域
勝どき東町会は、勝どき二丁目と
四丁目から構成されています。町会
員は約四百世帯で、半数がマンショ
ンなど集合住宅の住民です。
﹁ こ の 地 域 は 戦 災 を 免 れ た た め 、
二軒長屋など木造の古い建物や細
い 路 地 が ま だ 残 っ て い ま す 。ま た 、
築地市場に勤める人が多く、鉄工所
などの工場が建ち並んでいたこと
も特徴です。﹂と語るのは、会長を務
めて四年目という藤枝さんです。
町会で特に力を入れているのは
防犯・防災活動で、﹁防犯パトロール
のほか、﹁火災予防運動パトロール﹂
を実施しています。
防犯パトロールでは、﹁警察の協力
を得ながら町会全域を十数名で回
ります。
その
際 、街 灯 も
チェックし、
電球切れを
見つけたら
すぐに連絡
してつけ換
え ま す 。夜
道が暗いと
犯罪が起き
やすくなり
ますから、
タ ン ド パ イ プ は 、普 段 、児 童 公 園 の
町会防災倉庫に保管しています。
最大の関心事は再開発問題
新旧住民が交流できる町会に
こ の ほ か 、三 年 に 一 度 の﹁ 住 吉 神
社 例 大 祭 ﹂も 大 き な 町 会 活 動 で 、勝
どき・豊海連合町会としてみこしや
山車を繰り出します。
ま た 、九 月 の﹁ 敬 老 の 日 ﹂に は 、七
十歳以上の町会員全員に記念品を
贈呈するのが恒例です。毎年三百か
ら四百個ほどの菓子折りを用意し、
役員総出で自宅まで届けます。
十月の﹁バスハイク﹂には、毎年約
七十人が参加。昨年はバス二台で千
葉方面に行きました。区のイベント
助 成 金 を 活 用 し 、一 人 四 千 円︵ 子 ど
もは二千円︶ほどの参加費で楽しめ
るので毎回好評です。
﹁今、
住民が最も関心を寄せている
のは、勝どき東地区再開発の問題で
す。町会の二十パーセントを占める
地域が再開発地区に該当している
ため、このまちの姿は今後大きく変
わることでしょう。高層マンションが
三棟建ち、約三千世帯が入居すると
も聞いています。既存の町会員と新
住民がうまく融合するためには、ど
のような町会活動を行えばいいのか、
現在模索しているところであり、こ
れが今後の課題です。﹂
と藤枝会長。
変わりゆくまちに対応しながら、
勝どき東町会は、将来を見据えた町
会運営を目指して、今後も意欲的に
活動を続けていきます。
区民部地域振興課区民施設係 03−3546−5623
お問合せ先
[場 所]
中央区内公衆浴場
(銭湯)
※ただし、敬老入浴証持参者
[入浴料金]
一人100円 および小学生以下は無料
[時 間] 各浴場営業時間 [対 象 者] 中央区内在住・在勤者
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こんにちは 町会です
コ ミュ ニ ティふ れ あ い 銭 湯
中央区内の公衆浴場では、
「コミュニティふれあい銭湯」として毎月第2・第4金曜日に一人100円(敬老入浴
証持参者および小学生以下は無料)で銭湯をお楽しみいただけます。
みなさんのご利用をお待ちしています。
平成27年度の前期の日程は次のとおりです。
[開 設 日] 4月10日(金)
・24日(金)
5月8日
(金)
・22日
(金)
6月12日
(金)
・26日
(金)
7月10日(金)
・24日(金)
8月14日
(金)
・28日
(金)
9月11日
(金)
・25日
(金)
※第2金曜日は、季節にちなんだ草花の湯の趣向を楽しめます。
こんにちは町会です 第23号 平成27年3月発行 刊行物登録番号26-112 《企画・発行》中央区区民部地域振興課 中央区築地一丁目1番1号 03-3546-5336 《編集・デザイン》株式会社 久栄社