金融政策決定会合 政策金利据え置きも、緩和姿勢を維持

2015 Apr
08
インド:金融政策決定会合
7日に開催されたRBI(インド準備銀行)の金融政策決定会合にお
政策金利据え置きも、緩和姿勢を維持
自動車販売の推移
政策金利・物価指数の推移
(%)
(%)
(100万台)
(%)
いて、主要政策金利(レポ金利)を7.5%で据え置くことが決定され
ました。この背景には、同金利は今年に入って2回の利下げ(合計
0.5%)を実施しているものの、これまでの緩和効果が十分に浸透し
ていないことなどがあるとしています。
同国の消費者物価指数は国際的な資源価格の下落などから一
時に比べ低位にあるなか、ローンでの購入が多いために金利の影
響を比較的受けやすい自動車販売台数は伸び悩んでいます。この
状況を踏まえ、RBIは主要政策金利引き下げに伴う国内商業銀行
などの貸出金利の動向を注視するとみられます。RBIは今後のイン
フレ率の見通しを2015年末で5.8%とし、緩やかに回復するとの予
測を立てているものの、卸売物価指数は依然として低下傾向にあ
ることなどからインフレ率には一段の低下余地もみられ、景気浮揚
のためのさらなる金融緩和も想定されます。このため、インド株式市
(年/月)
・消費者物価指数および卸売物価指数は2015年2月までのデータ
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成
主なイベント・経済指標発表予定(結果)
曜日
況では目先ボラティリティ(価格の変動性)が高まるとみられるもの
の、その後は緩和効果の浸透とともに緩やかに上昇するとみていま
4月
す。
(年/月)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成
日本
米国
 日銀金融政策決定会合(~8日)
 特にございません。
 2月 経常収支
 特にございません。
火
7日
4月
グローバル・マーケット・ストラテジー・チーム
水
 3月 景気ウォッチャー調査
先行き判断DI
8日
アシスタントストラテジスト
清水 翔
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