平成 27 年 4 月 8 日 市政記者クラブ 様 環境局地域環境対策部大気環境対策課 小出、川瀨(972-2678) 大気汚染防止法に基づく特定粉じん排出等作業に係る作業基準適合 命令等について 大気汚染防止法第 18 条の 19 の規定に基づき、特定粉じん排出等作業について、 作業基準に従うべきこと及び作業の一時停止を命じましたので、お知らせします。 1 処分対象者 日東工営株式会社 2 処分対象の特定工事の場所 名古屋市中区丸の内一丁目 15 番 26 号 3 処分の内容 (1)大気汚染防止法第 18 条の 14 に規定する作業基準に適合させること (2)作業基準に適合すると認められるまでの間、特定粉じん排出等作業を一時 停止すること ※「作業基準」とは、アスベストの種類及びアスベストの除去等に係る作業の種類ごとに、 作業の方法に関する基準として環境省令で定められたものです。 ※「特定粉じん排出等作業」とは、アスベストが使用されている建築物等を解体、改造等す る作業です。 4 処分の理由 北西部公害対策担当(西保健所)が、平成 27 年 4 月 7 日に実施した立入検査 の結果、当該作業が作業基準を遵守していないと認められたため。 5 経緯 4 月 3 日に提出された特定粉じん排出等作業実施届出書では、4 月 18 日から作 業開始となっていましたが、4 月 7 日に、アスベストが使用されている場所の解 体工事が行われていることが判明したため、北西部公害対策担当(西保健所)が 立入検査を行った結果、当該作業が作業基準を遵守していないと認められたもの です。 なお、同日、周辺の大気中のアスベスト繊維数濃度を測定したところ、アスベ ストの飛散は確認されませんでした。 また、処分対象者により、アスベスト飛散防止のための応急措置が取られてい ます。 6 大気中のアスベスト繊維数濃度測定結果 試料採取日 平成 27 年 4月7日 採取場所 アスベスト繊維数濃度 東側敷地境界 検出下限値未満 西側敷地境界 検出下限値未満 分析機関 名古屋市環境科学 調査センター ※検出下限値:0.5 本/L 【参考】環境省平成 25 年度アスベスト大気濃度調査結果(抜粋) ○WHO 環境保健クライテリア(EHC 53) 「都市における大気中の石綿濃度は、一般に1本以下~10 本/Lであり、それを上回 る場合もある。」「一般環境においては、一般住民への石綿曝露による中皮腫及び肺がん のリスクは、検出できないほど低い。すなわち、実質的には、石綿のリスクはない。」
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