JFPUG Open Seminar 未来を作る新たなテクノロジーと ファンクション・ポイントの挑戦 ク ポ 挑戦 2014年2月24日 日本アイ・ビー・エム(株) 榊原 彰 (http://about.me/akirasakakibara) © 2013 IBM Corporation テクノロジ のトレンド テクノロジーのトレンド クラウド、ソーシャル、ビッグデータ Webベース クライアント・サーバー ホスト集中 60’s 80’s 90’s © 2013 IBM Corporation ビッグデ タを核とするITトレンド ビッグデータを核とするITトレンド クラウド モバイル ソ シャル ソーシャル モノのインターネット ノのインタ ネ ト © 2013 IBM Corporation ファンクション ポイントの適用に 考が必要か? ファンクション・ポイントの適用に一考が必要か? トランザクション ファンクション 入力(EI) 力( ) ユーザー データ ファンクション 出力(EO) 照会(EQ) 計測対象ソフトウ ア 計測対象ソフトウェア 200 7/2/ © 2013 IBM Corporation Systems of Engagement 4 © 2013 IBM Corporation ITは記録のためのシステムから協働型のシステムへ シフト (包括) トランザクション Systems of Record (SoR) 5 トランザクション Systems of Engagement (SoE) © 2013 IBM Corporation モバイル ファ ストとクラウドがIT提供の形態を変えます モバイル・ファーストとクラウドがIT提供の形態を変えます 旧来の3ティアモデル HTTP Web ブラウザ DB Applサーバー データ同期 スケーラブルな IT提供インフラ CRM HR レガシー DB ERP Systems of Record クライアント エクスペリエンス 6 エンゲージメント基盤 ソーシャルとコラボレーション クロスエンドポイント パーソナライゼーション コンテキスト化 スケーラブルなITインフラ バックエンド・アクティビティ・モニタリング ビ グ データ同期 サービス構築 メタデ タ リポジトリ メタデータ・リポジトリ セキュリティ © 2013 IBM Corporation Webの進化はモバイルデバイスの進化により再加速された 1990年代から2000年の始めにかけてはとても緩やかな進化 : PCを中心としたコモディティの世界 Mosaic (04/22/1993) 7 Netscape (12/15/1994) (出典)Google, “Webの進化 Opera (04/01/1995) Internet Explorer (08/16/1995) , http://evolutionofweb.appspot.com/ © 2013 IBM Corporation Webの進化はモバイルデバイスの進化により再加速された 携帯端末の進化とともに新たなUIの標準化 : JavaScriptのパフォーマンスが1990年代とくらべて100倍 Safari (06/30/2003 8 Firefox (11/09/2004) (出典)Google, “Webの進化 Chrome (12/11/2008) Chrome OS (08/10/2011) , http://evolutionofweb.appspot.com/ © 2013 IBM Corporation Responsive Enterprise Design : 動的なコンテンツ・アジャストによる効果的UX提供 • Media queries • Fluid grid • Flexible media • Content C t t reduction d ti Media queries [1] Fluid grid [2] Flexible media [3] (出典) [1] Frameworks CSS with Responsive fluid grid layout for mobile devices, http://www drupaldeveloper es/en/frameworks-css-with-responsive-fluid-grid-layout-for-mobile-devices http://www.drupaldeveloper.es/en/frameworks css with responsive fluid grid layout for mobile devices [2] Media Queries in Adobe Dreamweaver CS5, http://swcta.net/teachers/changcl/dwProject1112/LaOFernandez_queriesWebStorage/index.html 9 [3] Learning Web Design, http://www.scoop.it/t/learning-web-design © 2013 IBM Corporation 市場におけるWebAPIのインパクト February 6th, 6th 2012 – “We We now list 5,000 5 000 APIs, APIs just a short four months since passing 4000. 4000 ” 5,000 APIs: Facebook, Google and Twitter Are Changing the Web – Adam DuVander, Feb, 62012 10 http://blog.programmableweb.com/2012/02/06/5000-apis-facebook-google-and-twitter-are-changing-the-web/ © 2013 IBM Corporation ビジネスの連携方法が変化しています Web APIは新しく、 急成長している ビジネス・チャネル ビジネス 手段の発展 店舗 電話 Webサイト 企業 ノウハウ 企業データ Web API “Externalize the Enterprise” 「企業活動の外面化」 11 © 2013 IBM Corporation Web APIの増殖は権利関係の複雑化のリスクを抱えます 12 © 2013 IBM Corporation Web APIの連携は連動リスクも伴います 2013年10月21日 Facebookで世界的大規模障害発生 https://developers.facebook.com/status/ 13 © 2013 IBM Corporation ファンクション ポイントの適用に 考が必要か? ファンクション・ポイントの適用に一考が必要か? トランザクション ファンクション 入力(EI) 力( ) ユーザー データ ファンクション 出力(EO) 照会(EQ) 計測対象ソフトウ ア 計測対象ソフトウェア 200 7/2/ © 2013 IBM Corporation Big Data Analytics & Cognitive Computing 15 © 2013 IBM Corporation モノのインターネット モノのインタ ネ ト (Internet モノのインターネット (I t t off Things) Thi ) 今日、世界には数兆 ものスマートデバイス、 センサーが存在する これらのデバイスの相互接続 によって、ITシステムの中枢 神経系を作ることが可能 16 © 2013 IBM Corporation 地球上をITが覆っていきます この20年間で、 年間 、 広帯域のネットワークがグローバルに 広 り、 広がり、 20億人のインターネットユーザーを生 み出しました。 。 携帯電話ユーザーは60億人に達し、 何十億というセンサ 何十億というセンサーやカメラが私たち やカメラが私たち を取り巻く環境に社会インフラの一部と して設置されています。 設置 す。 そして私たちはグローバルに連携する 社会の中で生活しています。 社会 中 活 す。 17 © 2013 IBM Corporation ビッグデ タの4つのV ビッグデータの4つのV Veracity Velocity データの量 データの速度 データの形態 データの信頼度 蓄積している データ 流動するデータ 多様なデータ 不確かなデータ ストリーミングデータを ミリ秒から秒単位で 処理 構造化・非構造化 データ、テキスト、 マルチメディア テラバイトから エクサバイト級の データを処理 18 Variety Volume データの非一貫性・ デ タの非 貫性 不完全性、曖昧性、 レイテンシ、モデルの 近似による生じる 不確かなデータ © 2013 IBM Corporation 多くのデータソースから不確かさが生じます プロセスの不確かさ データの不確かさ モデルの不確かさ 現実のプロセスは偶発的です 入力デ タに曖昧性が存在します 入力データに曖昧性が存在します モデルは近似を内包します 意図した スペル 実際の スペル 文章入力 ? ? ? データの曲線回帰 GPS の精度 移動時間 不確かさ 移動時間の不確かさ ? ? ? {パリ空港} 証拠画像 曖昧さ 半導体の歩留まり 汚染? 噂 {ジョン・スミス, ダラス} {ジョン・スミス, カンザス} データの衝突 ハリケーン予測 (www noaa gov) (www.noaa.gov) © 2013 IBM Corporation 1 まだ始ま たばかり まだ始まったばかり 9000 容量︵エクサバイト︶ 不確かな データ 8000 7000 センサー& デバイス 6000 5000 4000 イマココ 3000 ソ シャル ソーシャル メディア V IP VoIP 企業データ 2010 20 2020 © 2013 IBM Corporation 蓄積されたデ タと流動するデ タの解析 蓄積されたデータと流動するデータの解析 ホームランド・セキュリティー Exa 60万通信レコード/秒, 通信 ド 秒 500億/日 億 1判断につき1-2ms 10,000倍 大きく 320TBの解析データ Tera Giga 通信会社における販売促進 10万通話記録レコード/秒, 10万通話記録レコ ド/秒 60億/日 1判断につき10ms 270TBの解析データ 蓄積して ているデータ タ Data Sca D ale デー ータ・スケール ル Peta DeepQA 100GBの解析データ 1判断につき3秒 伝統的なデータ・ウェアハウスと ビジネス・インテリジェンス Mega 10 000倍速く 10,000倍速く 流動するデータ スマートな交通システム 25万GPSデータ/秒 Kilo yyr mo 時折 wk day y hr 頻繁 min sec … 常時 ms µs µ 63万道路状況データ/秒 1判断につき2ms(4 000台解析時) 1判断につき2ms(4,000台解析時) 判断の頻度 21 © 2013 IBM Corporation 大規模並列処理システム Hadoop / MapReduce 入力データ 入力デ タ (ディスク上) =計算ノード Jaql, Java 蓄積しているデータ*: 大規模データ 多様なデータ 低速度データ 大規模スケールアウト処理による ディープ・アナリティクス Mappers Reducers 出力データ ((*事前に分割済み) 事前に分割済み) ストリーミング SPL,, C, Ja S Java a 流動するデータ: 高速度データ 多様なデ タ 多様なデータ 大規模データ* (*時間的に変化) 22 シミュレーション C/C++, Fortran, MPI, OpenMP 長時間実行 入力データ量:少 入力デ タ量:少 出力データ量:巨大 高速デ タストリ ム処理による 高速データストリーム処理による リアクティブ・アナリティクス 生成モデルを用いた 大規模科学技術シミューレション 22 © 2013 IBM Corporation ビッグデ タの上 面だけ? ビッグデータの上っ面だけ? DATA + ANALYSIS → INFORMATION データ 分析 情報 INFORMATION + CONTEXT → INSIGHT 情報 コンテキスト 知見 INSIGHT + ACTION → PREDICTION & PREVENTION 知見 23 予測と予防 アクション MODEL SIMULATION FEED BACK モデル デ シミ レ シ ン シミュレーション フィ ドバック フィードバック © 2013 IBM Corporation 5感の認知 Touch Sight g Hearing Taste Smell 24 © 2013 IBM Corporation 「考えるマシン 認知マシン」の進化 「考えるマシン・認知マシン」の進化 Cognitive S t Systems 計算機の知性 SyNAPSE Watson (2010) Brain Wall Deep Blue (1997) System/360 (1964) 算盤 (Circa 3500 BC) アンティキティラの 歯車 (ca 87 BC) ネイピアの 計算棒 (Circa 1600) ホレリス 計算機 (Circa 1820) ENIAC (Circa 1945) 時間 25 25 © 2013 IBM Corporation コグニティブ・コンピューティングにおけるシステム構造 グ ブ ピ グ おけるシ ム構造 Learning System ・IF-THENのようなプログラミ ングをしない ・人と対話し、そこから目的、仮説を設定できる ・学習する(教えて育てる) ・ビッグデータから根拠と確信度で答える Big Dataの整備と解釈 ・非構造化データ、センサー、五感等の リアルタイムデータを扱える ・コンテキストの把握ができる ・大量、高速、低コストでの構築が必要 新コンピューター・アーキテクチャ ・データ中心コンピューター ・データをプロセッサーに移動するのではなく、 逆にプロセスをデ タへ移動 逆にプロセスをデータへ移動 センサーや身体性の感覚器官 ・五感や身体性を感じることができる ナノテクによる次世代素子の開発 ・分子、原子レベルの技術 ・大量のデータを低コストで保持(原子メモリー) ・大量のデータを超省電力で超高速処理 大量 デ タを超省電 超高速処 (ニューロ、量子コンピューター素子) 26 出典: SMART MACHINES by IBM Senior VP Research, John Kelly Ⅲ © 2013 IBM Corporation ビッグデ タはコグニティブ コンピ ビッグデータはコグニティブ・コンピューティングで新次元に ティングで新次元に 取り扱える認知データの増加 (人間の5感:視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)等 INSIGHT + ACTION → PREDICTION & PREVENTION 知見 MODEL モデル 予測と予防 アクション SIMULATION シミュレーション FEED BACK フィードバック 学習 27 © 2013 IBM Corporation ファンクション ポイントの適用に 考が必要か? ファンクション・ポイントの適用に一考が必要か? トランザクション ファンクション 入力(EI) 力( ) ユーザー データ ファンクション 出力(EO) 照会(EQ) 計測対象ソフトウ ア 計測対象ソフトウェア 200 7/2/ © 2013 IBM Corporation DevOps & Software Defined Env. 29 © 2013 IBM Corporation 非常に速いスピ ドで新サ ビスを提供し続けている企業 非常に速いスピードで新サービスを提供し続けている企業 ¾ Facebook Flickrは通常でも1日10回はリリースしていると話題に ¾ eBay ¾ Netflix ¾ Flickr ¾ Etsy ¾ Taobao ¾ ・・・・ http://www.slideshare.net/jallspaw/10 http://www slideshare net/jallspaw/10-deploys-per-day-dev-anddeploys per day dev and ops-cooperation-at-flickr © 2013 IBM Corporation 従来の開発と運用の相対的コスト(工数)消費状況 リリース 作業工数 新規 システム開発 プロジェクト 機能追加 システム老朽化 に伴う刷新 プロジェクト (機能追加では 対応しきれな い) 経過時間 開発作業工数 運用・保守作業工数 © 2013 IBM Corporation DevOpsによって目指す開発と運用のコスト(工数)の平準化 作業工数 リリース 新規 開発 継続的デリバリー 経過時間 開発作業工数 運用・保守作業工数 © 2013 IBM Corporation D O DevOps: 開発とオペレ シ ンのコラボレ シ ン 開発とオペレーションのコラボレーション 運用サイドの考慮点やプロセスを開発のライ フサイクルの早い 段階に反映 開発の初期段階から 開発の初期段階から、運用も積極的に考慮す 運用も積極的に考慮す る技術的取組み DevOps 開発チーム ビルド 再使用可能な開発テスト環境パターン作成の 再使用可能な開発テスト環境パタ ン作成の ための協業 設計 アプリケーションやインフラの変更に関する ア リケ シ イ ラ 変更 関する 計画やトラッキング、レポーティングのため の共通ツール 運用管理チーム Dev 修正 リリース テスト Ops 運用 管理 継続的なフィードバック 継続的なフィ ドバック 効果 •展開配備までの流れを最適化することより、 全体的な計画性とスピードの向上 全体的な計画性とスピ ドの向上 人 •数週間/数か月から数分/数時間に大幅な短縮 プロセス •アプリケーション・ポートフォリオ全体のリ スクの低減、コスト削減、品質の向上 減 削減 向 情報 © 2013 IBM Corporation De Opsの主要構成要素 DevOpsの主要構成要素 開発技術 運用技術 アジャイル開発 Infrastructure as Code 動的資源配分 継続的インテグレーション DevOps 仮想化 継続的デリバリー 統合運用監視ツ ル 統合運用監視ツール ライフサイクル管理 自動化 資源構成管理 クラウド © 2013 IBM Corporation D O に欠かせない継続的なデリバリ DevOpsに欠かせない継続的なデリバリー 開発者 Continuous Delivery 構成管理 クラウド環境 継続的なビルド 継続的なテスト 継続的なデプロイ ビルド テスト環境の配置 自動テスト実行 プロビジョニング 環境設定 ユニット・テスト ライブラリー 環境構築用のアーティファクトの登録、再利用、検索 © 2013 IBM Corporation ITインフラをプログラムで正確に記述することが可能に IT インフラをプログラムで正確に記述することが可能に #!/usr/ bin/env ruby class D evopsDeployer def i nitialize(build_u rl, build_id) @lo g = Logger.new(LO G_FILE) @l g.level @lo l l = LOG LOG_LEV LEV EL @ia as_gateway = Iaas Gateway.new(HsltPr ovider.new(), LOG_FIL E, LOG_LEVEL) @se rver_instance = n il .jsp .html rtc _build_system_pro build system pro vider = RtcBuildSy stemProvider.new( stemProvider new( RTC_REP OSITORY_URL, RTC_ USER_ID, RTC_PASSW ORD_FILE) @bu ild = rtc_build_s ystem_provider.res olve_build( build_u rl, ENV['buildRes ultUUID'], build_i d) @bu ild_system_gatewa y = BuildSystemGat eway.new( rtc_bui ld_system_provide r, LOG_FILE, LOG_L EVEL) end .java def a dd_build_stamp tem plate_file = WEB_ APP_ROOT + "/app/t emplates/pages/pa ge.html" @lo g.info "Adding bu ild ID stamp #{@bu ild.id} to \ #{templ ate_file}" .sh Infrastructure as Code as Code chef contentsrecipes as a str ing, # R ead in the file's replace # t he build_id, then overwrite the ori ginal contents # o f the file tex t = File.read(tem plate_file) new _text = text.gsub (/\{\{ build_id \} \}/, <a hre f=\"#{@build f \ #{@build.uri} uri} \ \">#{@build >#{@build.id}</a id}</a >") > ) "<a Fil e.open(template_f ile, "w") { ¦file¦ f ile.puts new_text } end 構成管理 # ... 36 © 2013 IBM Corporation ファンクション ポイントの適用に 考が必要か? ファンクション・ポイントの適用に一考が必要か? トランザクション ファンクション 入力(EI) 力( ) ユーザー データ ファンクション 出力(EO) 照会(EQ) 計測対象ソフトウ ア 計測対象ソフトウェア 200 7/2/ © 2013 IBM Corporation Wrap Up 38 © 2013 IBM Corporation まとめ • 協働型のシステム(SoE)により、人間の行動センシングが主役に • ITはより一層ユビキタス化し、データ爆発がますます進む はより 層 キタ 化し、デ タ爆発 ますます進む • ビッグデータのセンス・収集・解析・シミュレーションのサイクルが鍵 • DevOpsとSDEにより、インフラのプログラム化が進む • FPは計測単位や導出される見積り方法に再考が必要となるかも 39 © 2013 IBM Corporation Let’s build a smarter planet. l New perspectives. New ways of working. New solutions. 40 © 2013 IBM Corporation
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