slides

修士課程 2014年度入学
千葉 瑛記

卒業論文
~ ふんわりとした内容説明 理論モデルと結果を添えて ~

そこからの発展
~ 卒業論文における3種の課題とその対策 ~
賃金が、居住地・従業地の選択に与える影響
 賃金 → 居住地での昼間の滞在意思決定
 帰宅困難者の問題から
 居住地と従業地の決定要因とは?

理論モデル : 家計内生産モデルの応用
 データ : 都道府県別の3年分パネルデータ
 推定方法 : DID推定法




効用 𝑈𝑈 : 家計内生産財 𝑄𝑄 により決定
𝑄𝑄
: 家計内生産労働時間・市場財により決定
制約 : 居住地・就業状態・従業地・婚姻状態に応じて異なる
U UU U
U UU U U
U UU U U U
U
U
U
U
U U U U
U U U
異なる制約の下で
最大化された𝑈𝑈
最大のU を選び出す
𝑈𝑈
田園調布に住んで・・・
六本木で働いて・・・
結婚する!
という意思決定の組み合わせ (一例)

女性の賃金 → 昼間の居住地滞在確率に正の効果
女性の賃金上昇
→居住地に昼間滞在する消費者が増加

男性賃金の効果は有意ではない

課題 : 都道府県別のデータを使用

対策 : “慶應義塾家計パネル調査”の利用

課題 : 従業地と居住地の非同時決定問題

対策 : 新たな理論モデルの設定

課題 : 昼間滞在の2つの意味の混合
1 働かない選択
2 自宅付近での労働供給

対策 : “慶應義塾家計パネル調査”の利用