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新工法
木材を利用した環境負荷軽減工法
環境パイル工法・環境パイル S 工法 とは?
環境パイル工法は AQ 認証(優良木質建材等認証)取得をしている工場で加圧注入木材保存処理をし
た木材を使用する住宅地盤基礎補強の新工法です。経験や勘ではなく地盤調査を実施し、必要な地盤
補強材長や本数を決定します。木材を利用した地盤補強工法として(財)日本建築総合試験所の建築
技術性能証明書を地盤業界で初めて取得しました。
1 CO2 の大幅な削減
例えば
1棟
あたり
約 11tの CO2 を削減
木材の成長過程において、約 3tの
CO2 が吸収されます。
CO2
約8t発生分の
削減量
3t分の
吸収量
3 t
吸収
+
3
1 棟あたり 4m の木材(カラマツ)を使用した場合
木材
一般的な地盤改良の材料である鋼材・
コンクリートの製造過程において、約8t
の CO2 が発生します(鋼材4t/棟・セメ
ント10t/棟を使用と仮定した場合)。
使用しなければ約8tの削減になりま
1)2)
す。
鋼材
セメント系
環境パイル工法は 1 棟あたり、セメント・鉄を使用しないことによって二酸化炭素を8t削減、木材の成長過程(光
合成)で3tを吸収。合計11tの二酸化炭素を削減します。国産材を使った木材を使用し、持続可能な森林経営に
寄与するほか、補強材の製造過程で CO の排出量が少ない環境配慮型の工法として CSR にも貢献します。
2
間伐材の有効利用になり、国内の林業の活性化につながります。
1)(社)セメント協会 LCS プロジェクトより引用
2)文部科学省 科学技術政策研究所 科学技術動向研究センター:科学技術動向 2009 年 5 月号より引用
2 腐食しない耐久性
■専用釜で加圧注入木材保存処理
長期にわたる耐久性を確保するためには、加圧注入木材保存処理が万全でなくてはなりませ
ん。環境パイル工法に使用する木材は専用の釜で確実な加圧注入木材保存処理を施し、従
来に比べ耐久性を格段に向上させています。この処理を施すことで、JAS が規定する保存処
理性能区分で K3 相当(屋内や地面に接しない用途向けの性能)の防腐・防蟻を実現しました。
■白アリも怖くない
腐朽や白アリを防ぐ独自の薬剤処理をすることで、長い年数を経てもその品質は持続します。
エコと耐久性を併せ持つ地盤改良が可能となりました。
■土壌汚染の心配がない
木材は通常、空気等があると白アリや腐朽菌が発生するため使用が水場に限られていまし
た。しかし本工法は腐朽防止加工されているため木材の使用が水場に限定されません。もち
ろん加工された木材からの薬剤流出もないため土壌を汚染しません。
地盤補強材の特徴
本製品は、JAS で規定する、腐れにくい D1 樹種を使用しており、劣化しにくい部分に更に安全を見て、防腐・防蟻処理を施
しているので更に耐久性の向上が見込まれております。また、環境パイル工法の地盤補強材は保存処理製材の性能区分
で『JAS 性能区分では K3 処理』、『AQ 性能区分では 2 種』となっております。
保証済
確実な品質と性能を証明する保証
業界初取得
AQ 認証取得
第三者認証取得工法
(財)日本建築総合試験所
性能証明第 09-07 号 改 3
性能証明第 11-29 号 改
(優良木質建材等認証)取得
環境パイル工法は、専用の重機で地
盤に無回転で圧入する地盤補強工法
として、財団法人・日本建築総合試
験所から第三者性能証明を取得しま
した。木材を利用した地盤補強工法
としての性能証明は業界で初めてで
す。確実な品質と性能で安定供給で
きる体制も整っています。
環境パイル工法に用いる部材は、JAS
認定もしくは AQ 認証を取得してい
る工場にて加圧注入木材保存処理を
施します。処理が施された部材は
JAS が規定する保存処理性能区分で
K3 相当(屋内や
地面に接しない用
途向けの性能)の
防腐・防蟻を実現
しました。
全国に認証を受けた工場が多数あります。
エコマーク取得
ご利用上の注意点
品質と性能を発揮するには適用範囲があります。
1.地上三階以下(共通)
2.高さ 13m 以下(共通)
3.軒高 10m 以下(共通)
2
4.延べ面積 2,500m 以下(共通)
5.2m 以下の擁壁(S 工法は不可)
6.基礎構造物が布基礎あるいはべた基礎(S 工法のみ)
2
7.長期設置圧 50kN/m 以下(S 工法のみ)
3 安心できる強い支持力
■強力な周面摩擦力
環境パイル工法は、他の補強工法と比べ、特に周面摩擦力で大きい支持力を発揮します。また本工法は
専用の機械を用いて円柱状に成形させた部材から支持力係数を明確に設定し、テーパー状タイプでも同
様の支持力を確認しました。
■先端地盤を乱さない
環境パイル工法に使用する部材は先端部分を尖らせずに、フラット状に加工しています。そのため先端地
盤を乱すことなく、大きな先端支持力が得られます。
管理装置
■12t以上もの圧入力
圧入には 12t以上の力で圧入が可能な専用重機を用います。また本施工機は、
施工時の圧入力をその都度計測することができるので、タイムリーで確実な施
工管理が可能です。
4 長期許容鉛直支持力の算定(φ140mm の場合)
補強地盤の鉛直支持力算定の妥当性
環境パイル工法による補強地盤の鉛
直支持力は、右記のような一覧表から
決定します。
①+②+③で最大 50kN/本(約 5t)の
支持力になります。
①先端地盤より上下1D の平均換算 N 値
②平均周面摩擦
③摩擦長
単位:kN
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本
社
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