PAC - 浅田化学工業株式会社

ポリ塩化アルミニウム
P
A
C
み ら い
きれ い な水 と 美し い 自然 を 永遠 に・・・
PACについて
分子式
[ Al 2 (OH) n ・ Cl 6 - n ] m
但 し 1≦ n≦ 5 ,m ≦ 10
官報公示整理番号
化 審 法 (1 )- 1 2 、 (1 )- 1 7
CAS No.
1327-41-9
化学物質排出把握管理促進法
非該当
労 働 安 全 衛 生 法 第 57 条 の 2
通 知 対 象 物 ア ル ミ ニ ウ ム 水 溶 性 塩 5.29~ 5.82% (Al と し て )
指定物質
水質汚濁防止法.
アルミニウム及びその化合物
毒物及び劇物取締法
非該当
消 防 法
非該当
JIS K-1475
JWWA K-154
有害液体物質
(Z 類 )
引火性・爆発性:なし
腐 食 性 : あ り (C l - に よ る 弱 酸 性 )
関係規格
海洋汚染及び海上災害
の防止に関する法律
危険性
製品規格
規格項目
単位
普通品
PAC#100P
外
観
高塩基品
PAC#100
PAC#100W
無色~黄味がかった
無色~黄味がかった
薄い褐色の透明な液体
薄い褐色の透明な液体
酸化アルミニウム
wt %
10.0~ 11.0
10.0~ 11.0
塩基度
wt %
45~ 65
58~ 65
硫酸イオン
wt %
3.5 以 下
2.8~ 3.5
比重
wt %
1.19 以 上
1.19 以 上
p H (20g/ ㍑ 溶 液 )
-
3.5~ 5 .0
3.5~ 5 .0
アンモニア性窒素
wt ppm
100
以下
100
ひ
wt ppm
1.0
以下
鉄
wt ppm
100
以下
マンガン
wt ppm
15
以下
15
以下
カドミウム
wt ppm
1.0
以下
1.0
以下
鉛
wt ppm
3
銀
wt ppm
0.1
クロム
wt ppm
5
水
素
以下
以下
以下
以下
1.0 以 下
100
3
0.1
5
以下
以下
以下
以下
外
観
凝集のしくみ
一般に水中に濁質として存在している微細粒子の表面はマイナスの電荷を帯びており、
お互いに反発し有って安定な状態を保っています。そこにPACを添加すると水中のアルカリ
分と反応しプラスの電荷を帯びた水酸化アルミニウム〔 Al(H 2 O)χ (OH) 6 - χ 〕 + (χ - 3) を生成し、
濁質中の微細粒子表面のマイナス電荷を中和する事で凝集が起こり、フロックを形成します。
このフロックは微粒の濁質も吸着し大きく重くなり沈降します。この性質が上下水道、工 業
用水、産業廃水等の凝集剤として用いられる理由です。しかし、PACの添加率が適正で
ないと電気的中和が不完全となり良好な凝集が起こらず円滑な処理は行えません。
特
徴
・フロックの形成が早く、吸着活性度が非常に高いので短時間で強力な凝集性能を発揮します。
・ 適 正 p H と 注 入 率 の 許 容 範 囲 が 広 い の で (特 に 高 塩 基 品 )、 急 激 な 水 質 の 変 動 に 対 応 出 来 ま す 。
(通 常 最 適 p H は 5 ~ 9 で す 。 )
・ P A C は (特 に 高 塩 基 品 )は 除 濁 効 果 に 優 れ 、 特 に 高 濁 度 の 場 合 、 優 れ た 効 果 を 発 揮 し ま す 。
・P ACは アルカ リ消費量 が少な いため 、硫酸ア ルミニ ウムと 比較して アルカ リ剤を 大幅 に
減少させることが出来ます。
・ P A C は (特 に 高 塩 基 品 )は 冬 季 の 低 水 温 や 低 ア ル カ リ 度 水 で も 、 硫 酸 ア ル ミ ニ ウ ム 使 用 時
に比べ、凝集効果は著しく低下しません。
・上水道、産業用排水に着色等の問題を残しません。
主な用途
①上水道用凝集剤
②下水道用凝集剤
③し尿処理用凝集剤
④産業排水用凝集剤
製品荷姿
タンクローリー
コンテナ
ご使用方法
凝集剤としてPACをご使用の際には、原水にPACを適量添加し、添加直後は分散させ
る為、できるだけ急速な撹拌を行って下さい。この時点で、pHが低い場合は水酸化
ナトリウム、水酸化カルシウム等で又pHが高い場合は硫酸、塩酸等でpH7付近
に調整して下さい。分散後は凝集・定着を促進させる為、緩速な撹拌を行って下さい。
中和剤
高分子凝集剤
PAC
原水
沈殿、浮上等の処理
急速撹拌
緩速撹拌
予備試験
凝集剤としてPACをご使用の際には、原水の種類、濃度、pHなどにより薬品の最適
注入率が異なりますのでジャーテスト等を行い最適添加量の調査を行って下さい。
処理効果(例)
左側-薬品無添加
右側-PAC添加
静置10分後
撹拌を停止し静置
参考資料
カオリンを分散した模擬濁水での評価結果
※模擬濁水の分析値:pH7.1、濁度100度、アルカリ度40 mg/l、液温25度
原水pHと上澄み濁度の関係
(凝集剤添加率25mg/l)
100
60
80
濁度(度)
濁度(度)
PAC添加率と上澄み濁度の関係
80
40
20
60
40
20
0
0
5
15
PAC#100
25
添加率(mg/l)
PAC#100W
35
5
PAC#100
液体硫酸アルミニウム
原水の水温と上澄み濁度の関係
(凝集剤添加率25mg/l)
7
pH
PAC#100W
8
9
液体硫酸アルミニウム
添加率とpHの関係
60
7
40
6
pH
濁度(度)
6
20
5
0
4
5
PAC#100
15
25
原水温度(℃)
PAC#100W
35
50
100
150
200
250
添加率(mg/l)
液体硫酸アルミニウム
PAC#100、PAC#100W
液体硫酸アルミニウム
注意事項
ご使用前に安全データシート(SDS)を必ずお読み下さい 。
応急処置
眼に入った場合:水で数分間注意深く洗って下さい。次にコンタクトレンズを着用していて
容易に外せる場合は外し、その後も洗浄を続けて下さい。
眼の刺激が続く場合は、医師の診断/手当を受けて下さい。
飲み込んだ場合:水で口の中を洗浄し、コップ 1~2 杯の水または牛乳を飲ませて下さい。
直ちに医師の診断/手当を受けて下さい。
使用上の注意
・作 業 者 は 接 触 、 吸 入 防 止 の 為 保 護 眼 鏡 、 ゴ ム 手 袋 、 ゴ ム 長 靴 等 の 保 護 具 を 着 用 し て 下 さ い 。
・他の薬品を混合しないで下さい。
①硫 酸 ア ル ミ ニ ウ ム 等 の 薬 品 と 混 合 す る と 白 色 沈 殿 物 を 析 出 し 配 管 バ ル ブ 等 を 閉 鎖 さ せ る
恐れがありますので硫酸アルミニウム等の注入装置、貯蔵タンクをPACに転用する場合
は十分水洗し使用して下さい。
②アルカリ添加により pH を上げると白濁し沈殿物を生じます。
③次 亜 塩 素 酸 塩 類 (次 亜 塩 素 酸 ソーダ等 )と 混 合 ・ 接 触 し ま す と 有 害 な 塩 素 ガ ス を 発 生 し ま す 。
貯蔵上の注意
・P A C は 原 液 の ま ま 保 管 し て く だ さ い 。 希 釈 す る と 加 水 分 解 を 起 こ し 性 能 が 低 下 し ま す 。
・P A C は 酸 性 を 呈 す る 為 、 鉄 及 び 低 グ レ ー ド の ス テ ン レ ス 材 質 に 対 し 腐 食 性 が 有 り ま す 。
保 管 す る 場 合 は SUS316 グ レ ー ド 以 上 の ス テ ン レ ス 、 塩 化 ビ ニ ー ル 、 ポ リ エ チ レ ン 、
ゴムライニング゙、FRP 等必要な強度を持った 耐酸性の容器に保管して下さい。
・ PACは、不純物の混入、温度変化、雨水混入、水分蒸発による濃度変化等により沈殿物を
生成することがあります。貯槽(タンク)・配管等を定期的(3~4 年に 1 回)に清掃するように
して下さい 。
浅田化学工業株式会社
TEL
TEL
TEL
TEL
TEL
TEL
672- 8055
0 7 9 )2 3 5 - 1 9 1 1
541- 0056
0 6 )6 2 6 2 - 3 9 1 4
101- 0038
0 3 )3 2 5 6 - 4 9 3 1
538- 0052
0 6 )6 9 1 2 - 5 4 3 8
739- 0443
0 8 2 9 )3 0 - 6 9 6 9
300- 2521
0 2 9 7 )2 4 - 1 1 0 0
F A X (0 7 9 )2 3 5 - 1 9 1 5
F A X (0 6 )6 2 6 2 - 3 9 0 0
F A X (0 3 )3 2 5 2 - 0 1 6 8
F A X (0 6 )6 9 1 1 - 4 1 6 2
F A X (0 8 2 9 )3 0 - 8 3 8 3
F A X (0 2 9 7 )2 4 - 1 1 0 1
2014年 4月 1日 作 成