マクロ経済分析 第 12 回 講義ノート 1/ 6 12 AS-AD 分析 今回のアウトライン 12.0 A. AS-AD 分析と IS/MP 分析の関係を理解する B. 様々なショックによる物価水準と産出量の決定過程を理解する AS-AD 分析 12.1 A. IS/MP 分析は実質利子率と総産出量の検討 B. 物価水準と総産出量はどう対応関係しているのか 1. 総需要曲線:IS 曲線と MP 曲線の組み合わせ 2. 総供給曲線:フィリップス曲線の再解釈 C. 総需要曲線:総需要を決定する IS 曲線と MP 曲線 { } 1 1. IS 曲線:Y˜ = 1−¯ a ¯ − ¯b(Rt − r¯) x 2. MP 曲線 (インフレ率を考慮した金融政策):Rt = r¯ + m(π ¯ t−π ¯) イ ン フ レ 率 短期変動 Ver. 1.0 Masumi Kawade, 2014 マクロ経済分析 第 12 回 講義ノート 2/ 6 D. 総供給曲線:生産量で変動する物価水準を表すフィリップス曲線 1. フィリップス曲線:πt = πt−1 + v¯Y˜t + o¯ 2. ショックがなく、短期産出量 Y˜t = 0 の時、πt = πt−1 πt = πt−1 + v¯Y˜t + o¯ (12.1) イ ン フ レ 率 短期変動 E. 総需要曲線と総供給曲線の交点 イ ン フ レ 率 短期変動 Ver. 1.0 Masumi Kawade, 2014 マクロ経済分析 12.2 第 12 回 講義ノート 3/ 6 労働市場の需給関係 A. インフレショック o¯ > 0 当初 イ ン フ レ 率 短期変動 B. インフレショック、その後 イ ン フ レ 率 短期変動 Ver. 1.0 Masumi Kawade, 2014 マクロ経済分析 第 12 回 講義ノート 4/ 6 C. ディスインフレ π ¯>π ¯ d 当初 イ ン フ レ 率 短期変動 D. ディスインフレ、その後 (AS 曲線の改訂) イ ン フ レ 率 短期変動 Ver. 1.0 Masumi Kawade, 2014 マクロ経済分析 第 12 回 講義ノート 5/ 6 E. 総需要の一時的ショック a ¯>a ¯s イ ン フ レ 率 短期変動 F. 総需要の一時的ショックの終了 イ ン フ レ 率 短期変動 Ver. 1.0 Masumi Kawade, 2014 マクロ経済分析 12.3 第 12 回 講義ノート 6/ 6 期待 A. 金融政策におけるルールと裁量:時間的整合性問題 B. 期待をその時点で手に入る情報をすべて使う合理的期待 πte πt = πte + v¯Y˜t + o¯ (12.2) C. 合理的期待におけるディスインフレ π ¯>π ¯d イ ン フ レ 率 短期変動 D. インフレ・ターゲティングの目的と期待形成 12.4 次の課題について検討しなさい A. シンプルな金融政策 Rt = r¯ の時、AS-AD 分析はどう変わるか考えなさい B. 金融政策がテイラールールによる時、AS-AD 分析はどう変わるか考えなさい Ver. 1.0 Masumi Kawade, 2014
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