Lバンドライナック 停止機器チェックリスト (2004年7月版) (1/2) Lバンドライナック停止時に下記の機器を停止しながらチェックしてください。 単の項目に*がついているところは単バンチモードの時にのみ使用します。 制御卓(B2F) 番号 SD-S01A SD-S01B SD-S02 SD-S03 SD-S04 SD-S05 SD-S06 SD-S07 SD-S08 機器名 種別 L BAND POWER AMP POWER SUPPLY KEITHLY 6514 ELECTROMETER YOKOGAWA 3025 XY recorder LeCroy LT264 Tektronix TDS3054B Tektronix TDS684B FORA RS-V1608 femto TV monitor 1300MHzアンプ 上記電源 電流計 XYレコーダ オシロスコープ オシロスコープ オシロスコープ ビデオ切替機 テレビモニター 設定 単 注 OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF Check box * 本体室(B2F) 番号 SD-H01 SD-H02 SD-H03 SD-H04 SD-H05 SD-H06 SD-H07 SD-H08 SD-H09 SD-H10 SD-H11 SD-H12 SD-H13 SD-H14 SD-H15A SD-H15B 機器名 種別 電子銃高圧電源 電子銃付属電源 SHPB1用RF源 SHPB2用RF源 SHPB3用RF源 Helmholtz電源 ステアリング電源 ステアリング電源 QM電源 QM電源 BM電源 BM電源 BM電源 Behlman BL1350 Takasago ARH500 SHPB1-PS SHPB2-PS SHPB3-PS PSLack-L1(高砂電源) PSLack-L2(IDX電源) PSLack-L3(IDX電源) PSLack-L4(高砂電源) PSLackL5(高砂電源) BM-PS-1 BM-PS-2またはBM-PS-予備 BM-PS-3 室内灯 空調機 操作盤#1 空調機 操作盤#2 設定 単 注 OFF OFF ブレーカー1箇所 OFF * ブレーカー1箇所 OFF * ブレーカー1箇所 OFF * ラック下ブレーカー OFF ラック下ブレーカー OFF ラック下ブレーカー OFF ラック下ブレーカー OFF ラック下ブレーカー OFF ブレーカー1箇所 OFF ブレーカー1箇所 OFF ブレーカー1箇所 OFF 5箇所OFF OFF OFF Check box 1 クライストロン室(B1F) 番号 SD-K01A SD-K01B SD-K01C SD-K02A SD-K03 SD-K04 SD-K05A SD-K05B SD-K06 機器名 クライストロン電源 LB-300(投入順序3) クライストロン電源 LB-300(投入順序2) クライストロン電源 LB-300(投入順序1) 冷却水装置(ターンスイッチ) 空調機 #1 空調機 #2 実験室盤-M1 実験室盤-M1 室内灯 種別 HV用電源 LV用電源 制御用電源 Helmholtz電源1 台 Helmholtz電源3 台 冷却水装置室(B1F) 設定 ブレーカー1箇所 ブレーカー1箇所 ブレーカー1箇所 OFF 押しボタン OFF 押しボタン OFF ブレーカー1箇所 ブレーカー1箇所 OFF 単 注 OFF OFF OFF 3 * OFF OFF 1 Check box Lバンドライナック 停止機器チェックリスト (2004年7月版) 番号 機器名 SD-R01A 冷却水装置(タッチパネル) SD-R03 室内灯 (2/2) 設定 停止ボタン OFF 単 注 2,3 1 Check box 設定 単 注 1 1 Check box 単 注 Check box 種別 設定 単 注 本体用電源 ブレーカー1箇所 OFF 制御用電源 ブレーカー1箇所 OFF CDP-3Aまたは3B OFF 3Aの時断、連動時不要 Check box 種別 運転パネル その他 番号 SD-X01 SD-X02 SD-X03 機器名 搬入口室(B2F) 室内灯 制御室(B2F) 室内灯 階段 照明灯 種別 OFF OFF OFF 注1)消灯前に各部屋の電気系統・水系統・圧空系統の異常の有無も確認してください。 注2)この機器の停止は制御卓または本体室のタッチパネルからでも可能です。 注3)週末または連休前の冷却水装置の停止時には、下記の項目の停止も行ってください。 クライストロン室(B1F) 番号 機器名 SD-K02B 冷却水装置(扉内ブレーカーF3) SD-K02C 冷却水装置(扉内ブレーカーF1) 種別 設定 ブレーカー1箇所 OFF ブレーカー1箇所 OFF 冷却水装置室(B1F) 番号 SD-R01B SD-R01C SD-R02A SD-R02B 機器名 冷却水装置(扉内ブレーカーELB3) 冷却水装置(扉内ブレーカーELB1) クーリングタワー(冷却水ポンプ) クーリングタワーFAN (冷却塔ファン) その他(1F) 番号 SD-X04 機器名 山菱電気AVR(扉内ブレーカー) 種別 設定 ブレーカー1箇所 OFF 単 注 Check box L バンドライナック利用簡易マニュアル 第0版 2014/06/23 川瀬 啓悟 本マニュアルは、L バンドライナック利用において必要なシャットダウンの手順と運転中にしばしば起こるト ラブルについての対処法をまとめています。 L バンドライナックシャットダウン手順 制御 PC ①モジュレータを停止する。 ②安全系パネルにおいて発生装置室を開にする。 ④ ③ ① ③シャットダウンする。 ④メニューよりプログラムを終了する。 ② シャットダウン後数分してから自動起動されるエクセルのログ ファイルに必要事項を入力し、保存、印刷する。印刷物はチュー ブファイルに保存する。 制御卓運転キーを SAFE にする。 周辺のオシロスコープを OFF にする。 (トランジェントでは TDS3054B(SD-S05)と TDS684B(SD-S06) の2台を使用。また現在エージング中の SHPB 半導体アンプ波形 測定用に Lecroy のオシロスコープを使用しているため、実験終了 時に電源 OFF して下さい。) Lecroy オシロ電源 200 W アンプのブレーカーを OFF にする。 このスイッチを切るときは、向かって左の バー(A)を落としてから右のバー(B) を落とす。 A B 発生装置室 電磁石電源を OFF にする。 南側 BM-1, BM-2, BM-3 QM 系電磁石電源ラック下ブレーカー2台 北側 ST 系電磁石電源ラック下ブレーカー2台 ヘルムホルツコイル系電源ラック下ブレーカー1台 シングル、ロングモードの場合、SHPB アンプ電源のブレーカー 3台を OFF にする。 (現在、SHB 用半導体アンプ1台をエージングのためにトランジ ェントモードにおいて起動しているので(手前のラック) 、実験終 了時にこのブレーカーを OFF にして下さい。) エージング中 半導体アンプブレーカー 現在、BM-F2 の電源が故障しており、制御用にダミーの電源を利 用している。この電源はラックブレーカーと連動していないので、 個別に OFF して下さい。 また FEL 実験では横に別の電源を仮設置し、BM-F2 に電流供給 しています。FEL 実験終了時はこの電源を必ず OFF して下さい。 BM-F2 電源 B1F クライストロン室 クライストロンモジュレータ制御ラック下のブレーカーを右から 順番に OFF にする。 モジュレータ裏の半導体スイッチ用の制御電源および扇風機が接 続されている OA タップの電源スイッチを OFF にする。 OA タップスイッチ 半導体スイッチの冷却ファン用スイッチを OFF にする。 ファンスイッチ 空調を OFF にする。 冷却水循環装置を停止する。 週末の場合は、その電源盤内のブレーカー2台を OFF にする。 シングル、ロングモードの場合、天井エアコンも使用しているの で、それも停止する。 ヘルムホルツコイル用電源のブレーカーを2箇所 OFF にする。 B1F 冷却装置室 循環冷却水装置をタッチパネル上で停止する。 CT-3 を停止する。ファンが連動していない場合はファンも停止す る。 B1F, B2F で照明の必要がない場合は、消灯する。 1F AVR 設置室 実験が週末の場合は、2台の AVR のブレーカーを OFF にする。 照明の必要がない場合は、階段を含めて消灯する。 運転時のトラブルシューティング SF6 ガスについて 通常運転時、SF6 ガスは 90 – 95 kPa 程度充填しています。L バ ンドライナックを長時間利用していると減少し、65 kPa を下回る こ の2 つの バル ブ を とインターロックでライナックが停止します。そのため、現在注 開けてガスを充填。 意警報として 73 ~ 74 kPa を下回った時に 15 秒ほど警報が鳴りま 充填後は閉栓する。 す。さらに数時間実験を継続する場合は、SF6 ガスを追加してく ださい。2つのバルブを開いて、デジタル圧力計を見ながら、必 要に応じて 95 kPa 程度まで充填してください。96 ~ 97 kPa を越 えると、警報が鳴ります。この警報はデジタル圧力計のブザー停 止ボタンを押さないと止まりませんので、SF6 ガスの充填を停止 して、警報を停止ボタンで停止してください。 EOL 電流オーバーによるインターロック クライストロンモジュレータにおいて、しばしば EOL 電流オー バーのインターロックにより装置が停止する場合があります。こ の場合、制御 PC 上のモジュレータ制御パネルのタブを選択し、 アラームを停止させてから、再度モジュレータを RUN して下さ い。もし、EOL 電流オーバーアラームが頻発する場合は、10 ~ 20 分ほど待って、再度 RUN させて下さい。 ヘルムホルツコイル電源の停止 たまにですが、ヘルムホルツコイルの電源が1台停止すること で、ビームの品質が著しく悪化している場合があります。この場 合、インターロックで装置が停止する訳ではないので、もしビー ム品質が急に悪化した場合はこれを疑って下さい。制御 PC 上の 電磁石パネルを開いて、ヘルムホルツコイルのどれかが赤字にな っていると、電源が停止しています。対処法としては、発生装置 室内のヘルムホルツ電源ラックのブレーカーを落として、10秒 ほど待ってから再投入して下さい。その後、制御 PC 上で電磁石 通信のリセット、装置系のリセットボタンを押して、停止してい たヘルムホルツコイル電源を見てください。リードバック値が設 定値に近いと復旧していることになります。これでも復旧しない 場合は、電源のパネルを開け、制御ノブをデジタルからアナログ に変更し、必要な電流値を手動で設定してください。これでも復 旧しない場合は、電源あるいは通信モジュールの故障で、電源本 体の交換が必要となります。
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