Press Release 2014 年 8 月 20 日 東京女子大学 東京都杉並区善福寺 2-6-1 東京女子大学の教養教育の学修成果を可視化する取組みが、文部科学省 平成 26 年度「大学教育再生加速プログラム」(AP)に採択されました。 「大学教育再生加速プログラム」(Acceleration Program for University Education Rebuilding :AP) は、国として進めるべき大学教育改革を一層推進するために、教育再生実行会議等で示された新たな方 向性に合致した先進的な取組をする大学を支援することを目的に、平成 26 年度より実施されます。 東京女子大学は、テーマⅡ「学修成果の可視化」で、採択されました。 概要 採択プログラム「リベラル・アーツ教育のアセスメント・モデル構築による学修成果の向上と可視化」 東京女子大学の教養教育は 100 年近くの伝統を持っています。今回、教養教育の成果を客観的に捉える ことで、現代社会における教養教育の意義を改めて明確にしたいと考えました。 本学では、1918 年の創立以来、女性の自己確立を目指し、 「専門性をもつ教養人」を育成する教養教育 を行ってきました。今回の事業「リベラル・アーツ教育のアセスメント・モデル構築による学修成果の 向上と可視化」の目的は、第一は、リベラル・アーツ教育の成果を測定するこれまでにないアセスメン ト・モデルを開発すること、第二に、それによりリベラル・アーツ教育の学修成果を可視化すること、 第三に、その結果に基づく説得力ある説明により教育改革を的確かつ迅速に行うこと、です。今回の事 業の新しい点は、リベラル・アーツ教育により培われる能力を①専門知識、②汎用的能力、③態度・志 向という3つの評価軸として定め、それぞれについて、特に②汎用的能力、③態度・志向について、独 自の指標を開発することです。これにより、本学の特色である「キリスト教主義に基づく女子高等教育」 の成果も明らかにし、 「専門性をもつ教養人」としての女性の育成をさらに充実させます。 本学は、これまで、国の大学改革の方向性に沿って種々のプロジェクトを展開してきた大学です。1学 部のコンパクトな女子大学の強みを生かし、他大学に先駆け、学長を中心として教職協働で全学的、機 動的に取組む体制を強化し、改革を加速します。本事業により、本学の長所をさらに伸ばす教育改革の 方向を明確にして、教育のさらなる質向上を図ります。新たな指標を用いた学修結果の分析・効果測定 をリベラル・アーツ教育の改善に繋げ、PDCA サイクルをレベル・アップします。 本事業は大学における教育改革のモデルとして、日本における教養教育の先導役となるものと考えます。 本学の建学の精神に基づく人材育成を、本事業の成果に基づいて、明確な形で社会に明らかにしてまい る所存です。 【本件に関するお問い合わせ先】 東京女子大学 教育研究支援課 TEL 03-5382-6451 FAX 03-5382-6479 E-mail [email protected]
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