医療面接 2014年 2月25日作成

H25年後期 医療面接ポイント
Ref:KiC14B-iMS22-R01
実技
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チェック項目
導入
チェックポイント
例文 または ポイント
患者の確認
「お待たせしました」「○○○○さんですね」(フルネームで)
自己紹介
「本日担当させて頂きます○○○○です。よろしくお願い
します」(フルネームで)
流れの説明と了承
「それでは最初に○○さんからお話をお聞きして、それから
診察させていただきます。その後、治療に移りたいと思い
ますが、よろしいですか」
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5
6
7
主訴の理解
主訴の経過
憎悪緩解因子
患者の日常生活
患者の愁訴、既往等
東洋医学的所見
OQ で問う
「今日はどうされましたか」
患者の話を遮らない
できるだけ患者の話(情報)を聞く。
相づちをうつ(傾聴)
傾聴:最初の 1∼3 分間はなるべく患者の話を聞く、患者に話をさせる
いつから
「それはいつ頃からですか」「思い当たる原因はありますか」
初期∼現在までの経過
「それが現在までに、どのように変化しましたか」
憎悪因子
「どんなときに、どんなことで悪化しますか」
因子緩解
「どんなときに、どんなことで軽減しますか」
ADL
「日常生活で困ることはありますか」
CQ ができている
回答が YES/NO になる質問。例:「頭痛はありますか」
随伴症状
「この症状と関連する症状はありますか」
合併症
「この症状に関係して何かほかに病気はありますか」
既往歴
「今までに何か重い病気にかかったことがありますか」
寒熱・汗・頭身・胸脇
「○○さんを東洋医学的に診察させていただきます。東洋医学
腹・耳目・飲食・口渇
的診察とは、舌や脈、お腹や背中をみて○○さんの身体のバラ
睡眠・二便
ンスを診る方法です。症状とは関係ないことも聴いたりします
が、よろしいですか」
「暑がりですか、寒がりですか」
「動作後
*5項目以上質問する
に汗はたくさんかきますか」「頭痛やめまい、身体の痛みはあ
りますか」
「胸,脇,お腹に痛みはありますか」
「耳や目に何か
問題がありますか」
「食事はおいしく食べられていますか」
「口
が渇いたり、口の中が甘かったり苦かったりすることはありま
すか」
「睡眠はしっかりとれていますか」
「大便小便は毎日同じ
様にありますか」など質問
8
最終事項
要約
確認
言い忘れの有無
「お聞きしたことをまとめてみますと・・・ということですね、
何か間違っているところはありませんか」
「他に言い忘れた事はないですか、どんなことでもお話
下さい」
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10
行動
言語
視線
患者の方に顔を向け、視線を合わせながら柔和な表情で
姿勢
接する。少し微笑みがあってもよい。
言葉遣い
過不足のない敬語を使いこなす。
共感的支持的態度
患者が表現する主観的な感情に対して、ともに苦しみを分かち
教科書 P80
合うことを態度で示しながら聴くことです。共感には、あいづ
ち,繰り返し,明確化などの技法を用い、支持には、苦しんで
いる患者さんを少しでも楽にしてあげようとする働きかけを
して、勇気づけと自信を持たせる様にします。
<医療面接チェックポイント補足>
5.患者の日常生活
質問例
CQ:「食欲はありますか?」「朝方に痛みはありますか?」「正座はできますか?」など
7.東洋医学的所見
質問例
①寒熱 Q:「下肢の冷えはありますか?」「手足のほてりはありませんか?」
②汗
Q:「寝汗はかかれますか?」「普段からよく汗が出たりしませんか?」
③頭身 Q:身体の何処にどんな痛みがあるのか。また痛む時間はいつなのかを問うこと。
「頭痛やめまいはありますか?」「四肢の痛みはありますか?」
④胸脇 Q:「胸のムカつきはありませんか?」「動悸・息切れはありませんか?」
⑤腹
Q:「お腹が張った感じはありますか?」「腹痛やお腹の冷えはないですか?」
⑥耳目 Q:「耳鳴りまたは耳が聞こえにくいことはありますか?」
「目の疲れはありますか?」
⑦飲食 Q:「食欲はありますか?」「飲酒はされますか?」
⑧口渇 Q:「口は渇きませんか?」「口の中が苦いなど感じることはありますか?」
⑨睡眠 Q:「睡眠時間は1日何時間ぐらいですか?」「寝付きはよいですか?」
⑩二便 Q:「便通は問題ないですか?」「尿の色は濃く(薄く)ないですか?」